説明

光ディスク装置

【課題】 光ディスク搬送時の光ディスクの通り道を確保しつつ、光ディスクの再生もしくは記録時に光ディスクの記録面(光ディスクデータ面)が損傷を受けることを抑止可能なスロットイン型の光ディスク装置を、提供する。
【解決手段】 この発明の実施の形態によれば、スロットイン型の光ディスク装置1において、光ディスクが再生可能状態に他の光ディスクの誤挿入を防止するシャッター部材153を用いて、再生及び記録動作中等、光ディスクがターンテーブルに装着された状態での外乱による光ディスクの振れから、光ディスクデータ面(情報記録面)を容易に保護できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、円盤状の記録媒体、例えば光ディスクに記録されている情報を読み出し、あるいは同ディスクに情報を記録する光ディスク装置に関する。
【背景技術】
【0002】
記録されている情報をレーザ光により再生し、あるいはレーザ光により情報が記録可能な光ディスク装置が実用化されて久しい。
【0003】
光ディスク装置は、光ディスクの情報記録面に沿ってその半径方向に移動され、光ディスクに記録されている情報を読み出し、あるいは光ディスクに情報を記録するピックアップ(光学ヘッド)装置と、光ディスクを装置内部の所定の位置に引き込み、また確実に排出するためのディスクローディング機構と、光ディスクを回転させるディスクモータと、情報の記録及び再生に関する一連の動作を司る制御回路部等を含む。
【0004】
なお、光ディスク装置において、光ディスクを装置内部の所定の位置に引き込み、また確実に排出するためのディスクローディング機構としては、光ディスクあるいは光ディスクが収容されているカートリッジが載置されるトレイを有し、トレイが装置内部から突出されることで、光ディスク(またはカートリッジ)が搭載可能となるトレイタイプと、光ディスクを装置内部に引き込むスロットイン型に大別される。
【0005】
また、スロットイン型は、光ディスク装置の厚さを低減可能で、しかも自動車等に搭載されるオーディオ・ビデオシステムや携帯型パーソナルコンピュータ等に代表される組み込み式の光ディスク装置に、広く採用されている。
【0006】
なお、特許文献1には、ターンテーブルに装着されたディスクと対向する駆動部上に、ディスク装置が過大な衝撃を受けてディスクに撓みが生じた場合にディスクの縁部が接触するよう、ディスクの縁部と直交する方向もしくは所定の角度に延びた複数の衝突規制部を設けたディスク装置が、示されている。
【0007】
また、特許文献2には、スロットイン型の光ディスクドライブ装置において、クランパに向けて光ディスクを搬送するガイドピンの先端部に、テーパを設けて円錐台形状とし、装填された光ディスクが大きく振れた場合でも光ディスクの外周面端部が底部シャーシの端部に当たるよりも先に接触することを利用して、光ディスクの信号記録面を保護するものが、示されている。
【特許文献1】特開2000−40350
【特許文献2】特開2002−93143
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
上述の特許文献1に記載されたディスク装置における衝突規制部(保護部材)は、筐体或いはメカベース等に形成されており、特にディスク挿入口近傍の保護部材については、ディスク通過時のクリアランスの確保の面からディスクのエッジに十分近接させることが困難であるため、振れが大きくなり易い挿入口及びその近傍において、光ディスクの信号記録面を十分に保護できない虞がある。
【0009】
特許文献2に記載された光ディスクドライブ装置におけるガイドピンは、光ディスクを搬送・位置決めする部品に一体に設けられていることにより、光ディスクの揺れ(振れ)が大きくなり易く、しかも振れを規制する部材としての効果が最も期待できる挿入口中央への配置は困難である。
【0010】
この発明の目的は、光ディスク搬送時の光ディスクの通り道を確保しつつ、光ディスクの再生もしくは記録時等に光ディスクの記録面(光ディスクデータ面)が損傷を受けることを抑止可能なスロットイン型の光ディスク装置を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
この発明は、上記問題点に基づきなされたもので、円盤状の記録媒体を保持するターンテーブルを回転軸に備え、前記ターンテーブルが保持した記録媒体を、記録媒体の面に平行に所定の速度で回転させるディスクモータと、前記ディスクモータの前記ターンテーブルに向けて記録媒体を案内する搬送機構と、前記搬送機構を動作させるための駆動力を発生するモータと、前記搬送機構に前記モータからの駆動力を伝達する往復動機構と、前記往復動機構により、所定の回転軸を回転中心とした回転が提供されることで、前記搬送機構により前記ターンテーブルに案内された記録媒体の記録面を保護するガイド部材と、を有することを特徴とする光ディスク装置、を提供するものである。
【発明の効果】
【0012】
この発明の実施の形態によれば、スロットイン型の光ディスク装置において、光ディスクが再生可能状態に他の光ディスクの誤挿入を防止するシャッター部材を用い、再生及び記録動作中等、光ディスクがターンテーブルに装着された状態での外乱による光ディスクの振れから、光ディスクデータ面(情報記録面)を保護することが、専用の追加部品を必要とすることなく容易に、実現できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、図面を参照して、この発明の実施の形態の一例を説明する。
【0014】
図1は、この発明の実施の一形態が適用可能な光ディスク装置の一例を示す。なお、図1に示す光ディスク装置は、情報の記録時及び再生時に光ディスクが装置内部に収容されるスロットイン型と呼ばれる光ディスク装置であって、例えば携帯可能なパーソナルコンピュータ(ノートPC)等に組み込まれて利用される。また、図1では、一部のカバー類を取り外した状態を、示している。
【0015】
図1に示す光ディスク装置1は、ボトムカバー、すなわちメカベースシャーシ11とメカベースシャーシ11の概ね中央に位置されたディスクモータ13とを有する。ディスクモータ13の中心軸(符号なし)には、光ディスクを積置するターンテーブル15が設けられている。
【0016】
ターンテーブル15が一体に設けられたディスクモータ13の近傍には、メカベースシャーシ11の所定の位置に定義された支点17を回動中心として旋回(回動)するローディングアーム19が設けられている。
【0017】
メカベースシャーシ11の広がり方向(面方向)の外周側の所定の位置には、ローディングアーム19と協働して、挿入方向Aから挿入される光ディスクを支持してローディングアーム19に向けて案内する第1のディスクガイド23(挿入方向Aから見て、ターンテーブル15の右側に位置される)及び第2のディスクガイド25(挿入方向Aから見て、ターンテーブル15の左側に位置される)が設けられている。すなわち、第1及び第2のディスクガイド23,25は、ターンテーブル15を平面方向(ターンテーブル15を支持するディスクモータ13の中心軸と平行な方向)から見た状態で、ターンテーブル15がそれぞれのガイド23,25の内側に位置されるよう、ターンテーブル15を挟んで両側に位置されている。
【0018】
第1のディスクガイド23の近傍には、図1では見えないが、ローディングアーム19と協働して挿入方向Aから挿入される光ディスクをローディングアーム19に向けて押し付けるディスクホールドレバーが、設けられている。
【0019】
なお、ローディングアーム19とディスクホールドレバーは、カムスライダ31の矢印A方向に平行な方向すなわち奥行き方向の往復動が図面では見えないコネクティングカムにより旋回運動に変換されることで、図3及び図4により後段に説明するが、挿入された光ディスクを挟み込みながら、ディスクモータ13に一体に設けられたターンテーブル15と光ディスクの中心穴が一致するよう、光ディスクを搬送する。
【0020】
カムスライダ31は、ギヤ列39を介して伝達されるローディングモータ41の正転、あるいは逆転により、図3及び図4に示すように、メカベースシャーシ11内を平行移動する。
【0021】
また、光ディスク装置1のディスク挿入側には、図2にその部分を拡大して示すが、カムスライダ31の往復動に連動して動作するディスクガードリブ51が設けられている。
【0022】
図1を用いて既に説明した通り、光ディスク装置1は、スロットイン型であるから、装置内部に光ディスクを搬送するためのローディング動作、及び装置内部から光ディスクを排出するためのイジェクティング動作を伴う。多くの場合、ディスクモータ13は、光ディスクがローディングされ、所定の位置(クランピング位置)に案内されるまでの間、光ディスクが移動する軌道から退避される。光ディスクがイジェクティングされる間も同様である。
【0023】
このため、詳述しないが、ディスクモータ13は、ハウジング(モータケース)及び光ディスク装置1のメカベースシャーシ11を好適に加工することにより、回転軸を回転中心として回転(旋回)可能に形成され、例えばメカベースシャーシ11に対して近接する方向に変位されて、光ディスクが移動する軌道(ディスクの通り道)から退避する。
【0024】
次に、図3及び図4を用いて、ローディングアームとディスクホールドレバーにより光ディスクが搬送される際のカムスライダの往復動について説明する。
【0025】
図3(a)に示すように、光ディスクが挿入方向Aから光ディスク装置1に挿入される(押し込まれる)と、ディスクホールディングレバー27のディスクホールディングピン27aが光ディスクの外周の任意の位置が接することにより、光ディスクは、ローディングアーム19及びターンテーブル15側へ誘導され、ローディングアーム19の第1の位置決め突起19aに接触する。なお、ディスクホールディングレバー27とローディングアーム19は、互いにターンテーブル15側に向かうよう、ばね29により所定の張力が与えられていることにより、光ディスクは、ディスクホールディングレバー27とローディングアーム19とにより支えられて、ターンテーブル15側へ案内される。
【0026】
この状態でさらに光ディスクが押し込まれると、ローディングアーム19が支点17を回動中心としてターンテーブル15から離れる方向に、回動(旋回)する。なお、第1及び第2のディスクガイド23,25が、光ディスクが挿入される(ローディングアーム19が旋回する)につれて外側に次第に押し広げられ、光ディスクの不所望な動きが規制される。
【0027】
引き続き、光ディスクが押し込まれることで、第1及び第2のディスクガイド23,25の支点23a,25aが最も外側まで移動されて実質的に直線状となり、光ディスクの中心がターンテーブル15の近傍に位置するまで、ディスクホールディングレバー27とローディングアーム19とにより、光ディスクが搬送される。
【0028】
ディスクホールディングレバー27とローディングアーム19とにより挟持された光ディスクは、引き続く、ディスクホールディングレバー27とローディングアーム19の旋回により、図3(b)に示すように、ターンテーブル15と光ディスクの中心とが一致するディスククランプ位置まで搬送される。
【0029】
以下、カムスライダ31がさらにスライドし、コネクトレバー21の係合突起(CO)がLOカムPOS(LO)に入ると、ローディングアーム19すなわち第1及び第2の位置決め突起19a,19bが、ディスクモータ13に設けられたターンテーブル15の中央にディスクの中心(穴)が一致する位置まで進入可能に、移動される。同時に、ディスクホールドレバー27の係合突起(HO)がHOカムPOS(LO)に入り、ディスクホールドピン27aが、ターンテーブル15の中央にディスクの中心が一致する位置まで光ディスクを押し込み可能に、移動する。これにより、光ディスクは、ターンテーブル15上でクランプされる位置に、位置される。
【0030】
なお、光ディスクが回転される際には、図4に示すように、ディスクホールディングレバー27及びローディングアーム19のそれぞれは、図示しないばね圧解除機構によりターンテーブル15へ向かう方向の張力が解放され、光ディスクの外周部と接することが抑止されることはいうまでもない。
【0031】
以下、サブシャーシ33内を光ディスクの径方向に移動可能に、サブシャーシ33に組み込まれている図示しないPUH(ピックアップヘッド)を介して、光ディスクから情報が読み出され、もしくは光ディスクに情報が記録されるが、多くの実施の形態が既に報告されているので、ここでは、説明を省略する。
【0032】
また、光ディスクが排出される場合には、ローディングアーム19が逆方向に旋回することにより、容易に(取り出し可能な位置まで)排出可能である。
【0033】
ところで、図1乃至図4から明らかなように、カムスライダ31は、図1に示した待機状態では、ディスク挿入端側から離れた端部が、支点17よりもメカベースシャーシ11の奥に位置されている。一方、図2に示したように、光ディスクのローディングが終了した時点では、カムスライダ31は、メカベースシャーシ11の挿入側の端部11aの近傍まで移動されている(図3及び図4におけるローディングモータ41の位置と比較しても、移動が見て取れる)。
【0034】
以下、図5及び図6を用いて、上述したカムスライダの往復動とディスクガードリブの動作の関係を説明する。
【0035】
図1に示したように、スロットイン型の光ディスク装置1においては、挿入口近傍には、光ディスク搬送時の通り道(軌道)として十分なスペースが必要である。
【0036】
一方、多くのスロットイン型の光ディスク装置においては、動作時(ディスク挿入中)に、別の光ディスクが挿入されることを防止するために、ローディングの終了にリンクして、開口部(ディスク挿入口)を塞ぐための、例えばシャッター部品(以後シャッターレバーと称す)が設けられる。
【0037】
詳細には、図5に示すように、例えばディスクガードリブ51に、シャッターレバー153を一体に形成し、ディスク挿入時およびディスク排出時は、ディスクガードリブ51の回転中心(中心軸)51aを中心として矢印51bの方向に旋回させることで、通り道が確保でき、動作時(ディスク挿入中)は、図6に示すように、矢印51b方向と逆向きの矢印51c方向に旋回させることで、シャッターレバー153により、次の光ディスクが挿入されることを防止できる。なお、ディスクガードリブ51は、圧縮ばね152からの力により、待機状態(非ローディング時)には、矢印51b側に旋回されているため、光ディスクの挿入時(挿入開始時)に、特別な解除動作が求められることはない。
【0038】
シャッターレバー153(ディスクガードリブ51)は、上述したカムスライダ31の加圧端131と係合可能に形成された受圧端151を有し、図3及び図4により説明したローディング動作におけるローディング終了時(ローディングEND)において、カムスライダ31がディスク挿入口11a側に移動されることにより、カムスライダ31の加圧端131により受圧端151が矢印51c方向の力を受けることで旋回し、図6に示した動作時の位置に位置される。
【0039】
なお、シャッターレバー153すなわちディスクガードリブ51のディスクモータ13側の面には、図7及び図8に概略的に示すように、ターンテーブル15にクランプされて回転される光ディスクの端面(外周部)と接触可能に形成されたディスク保護面154が一体に形成されている。
【0040】
すなわち、シャッターレバー153すなわちシャッター部品の先端部に、光ディスクの外周の近傍との間で適切な距離が与えられ、ディスクが振れた場合であってもその振れを規制できる位置決め突起、すなわち傾斜面を有する突起状のディスク保護面154を設けたことにより、外乱によるディスクの面振れ等が生じた場合であっても、光ディスクの外周のエッジをディスク保護面154でガイドすることができ、光ディスクの情報記録面の損傷を防ぐことができる。
【0041】
なお、カムスライダ31は、ローディングモータ41が正転あるいは逆転されることによるギヤ列39の回転により往復動されることは、いうまでもない。
【0042】
以上説明したように、この発明の実施の形態の一例を採用することで、光ディスク搬送時の光ディスクの通り道を確保しつつ、光ディスクの再生もしくは記録時等に光ディスクの記録面(光ディスクデータ面)が損傷を受けることを抑止可能なスロットイン型の光ディスク装置が得られる。
【0043】
また、スロットイン型の光ディスク装置において、光ディスクが再生可能状態に他の光ディスクの誤挿入を防止するシャッター部材を用い、再生及び記録動作中、或いは外乱による光ディスクの振れから光ディスクデータ面(情報記録面)を保護することが、専用の追加部品を必要とすることなく容易に、実現できる。
【0044】
また、シャッター部材は、光ディスクを光ディスク装置内部にローディング、あるいは光ディスクを外部にイジェクトするために利用される往復動機構を用いて、動作位置及び待機位置を移動されることから、新たな動力(駆動)源も必要なく、低コストで信頼性の高い光ディスク装置が得られる。
【0045】
なお、この発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、その実施の段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々な変形もしくは変更が可能である。また、個々の実施の形態は、可能な限り適宜組み合わせて実施されてもよく、その場合、組み合わせによる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【0046】
【図1】この発明の実施の一形態が適用される光ディスク装置の一例を説明する概略図。
【図2】図1に示した光ディスク装置のディスク挿入側の端部の構成を説明する概略図。
【図3】図1に示した光ディスク装置における光ディスクの挿入過程とカムスライダの位置を説明する概略図。
【図4】図3に示したディスクが回転可能な位置にローディングされたローディング終了状態(ローディングアーム及びディスクホールディングレバー退避)を説明する概略図。
【図5】図1及び図2に示した光ディスク装置において、図3及び図4に示したディスクローディング時のディスクガードリブの動作(非ローディング状態)を説明する概略図。
【図6】図1及び図2に示した光ディスク装置において、図3及び図4に示したディスクローディング時のディスクガードリブの動作(動作状態)を説明する概略図。
【図7】図1及び図2に示した光ディスク装置において、図3及び図4に示したディスクローディング時のディスクガードリブの動作(非ローディング状態)を説明する概略図。
【図8】図1及び図2に示した光ディスク装置において、図3及び図4に示したディスクローディング時のディスクガードリブの動作(動作状態)を説明する概略図。
【符号の説明】
【0047】
1…光ディスク装置、11…ボトムカバー(メカベースシャーシ)、11a…ディスク挿入端、13…ディスクモータ、15…ターンテーブル、17…(ローディングアームの)回動支点、19…ローディングアーム、23…第1のディスクガイド、25…第2のディスクガイド、27…ディスクホールディングレバー、29…ばね部材、31…カムスライダ、33…サブシャーシ、51…ディスクガードリブ、51a…回転中心(中心軸)、51b…旋回方向(非ローディング時)、51c…旋回方向(動作時)、131…加圧端(カムスライダ)、151…受圧端、152…圧縮ばね、153…シャッターレバー、154…ディスク保護面。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
円盤状の記録媒体を保持するターンテーブルを回転軸に備え、前記ターンテーブルが保持した記録媒体を、記録媒体の面に平行に所定の速度で回転させるディスクモータと、
前記ディスクモータの前記ターンテーブルに向けて記録媒体を案内する搬送機構と、
前記搬送機構を動作させるための駆動力を発生するモータと、
前記搬送機構に前記モータからの駆動力を伝達する往復動機構と、
前記往復動機構により、所定の回転軸を回転中心とした回転が提供されることで、前記搬送機構により前記ターンテーブルに案内された記録媒体の記録面を保護するガイド部材と、
を有することを特徴とする光ディスク装置。
【請求項2】
前記ガイド部材は、前記搬送機構による記録媒体の装置内部への搬送が終了し、前記往復動機構が搬送終了位置に到達することで、別の記録媒体が挿入されることを抑止可能であることを特徴とする請求項1記載の光ディスク装置。
【請求項3】
前記ガイド部材は、前記搬送機構により装置内部へ搬送された記録媒体の振れを所定の大きさに制限する傾斜面を有することを特徴とする請求項1記載の光ディスク装置。
【請求項4】
前記ガイド部材は、前記搬送機構により装置内部へ搬送された記録媒体の振れを所定の大きさに制限する傾斜面を有することを特徴とする請求項3記載の光ディスク装置。
【請求項5】
所定の大きさを有する平面部を含むメインシャーシと、
前記メインシャーシの概ね中央に位置され、円盤状の記録媒体を、記録媒体の面方向と直交する回転軸の周りで回転させるディスクモータと、
前記メインシャーシの一端側に規定された挿入口に挿入された記録媒体に前記ディスクモータに向かう方向の力を与えるディスク保持機構と、
前記メインシャーシの一端側に規定された挿入口に挿入された記録媒体を前記ディスク保持機構との間に保持して前記ディスクモータに向けて搬送する搬送機構と、
前記ディスク保持機構及び前記搬送機構を動作させるための駆動力を発生するローディングモータと、
前記ディスク保持機構及び前記搬送機構に前記ローディングモータからの駆動力を伝達するスライド部材と、
前記スライド部材が所定の位置に達した際に所定の回転軸を回転中心とした回転が提供されることで、前記ディスク保持機構及び搬送機構により前記ディスクモータに向けて搬送された記録媒体の記録面を保護するとともに、引き続いて記録媒体が前記メインシャーシの挿入口に挿入されることを抑止するシャッター部材と、
を有することを特徴とする光ディスク装置。
【請求項6】
前記シャッター部材は、前記ディスクモータに向けて搬送された記録媒体の振れを所定の大きさに制限する傾斜面を前記メインシャーシの挿入口の内側に有することを特徴とする請求項5記載の光ディスク装置。
【請求項7】
前記シャッター部材は、前記メインシャーシの挿入口の内側に、前記ディスクモータに案内され、記録媒体の面に平行に所定の速度で回転される際に生じる記録媒体の振れを、記録媒体の外周の端部と接触することで、所定の大きさに制限する傾斜面を有することを特徴とする請求項5記載の光ディスク装置。
【請求項8】
所定の大きさの平面部を有するシャーシと、
前記シャーシの所定の位置に設けられ、円盤状媒体を保持して回転軸の周りで回転させるためのターンテーブルを回転軸に備えたモータと、
前記シャーシの一端部に設けられ、円盤状媒体が前記ターンテーブルに向けて挿入され、または円盤状媒体が排出される挿入口と、
前記挿入口の所定の位置に、円盤状媒体が案内される軌道に対して選択的に進入可能に設けられ、円盤状媒体が前記ターンテーブルにチャッキングされた時点で前記挿入口に進入されることで、別の円盤状媒体が前記挿入口に挿入されることを防止するとともに、回転される円盤状媒体の振れを制限するシャッター部材と、
を有することを特徴とする光ディスク装置。
【請求項9】
前記シャッター部材は、前記シャーシの平面部と直交する方向に規定された回転中心の周りを回転するもので、前記モータに向けて円盤状媒体を搬送する搬送機構の搬送動作により前記挿入口に進入されることを特徴とする光ディスク装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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