説明

光ファイバ温度測定装置

【課題】温度測定対象部位の表面温度を低下させることなく、ケーシング内の光ファイバ及び受光部を確実に冷却し、該測定対象部位の表面温度を正確且つ安定的に測定でき、且つ、熱対策が容易で、メンテナンス性に優れた光ファイバ温度測定装置を得る。
【解決手段】ケーシング1の先端側に、該ケーシング1の軸方向に延びる耐熱用保護筒3を、ケーシング先端から突出するように連結し、該保護筒3におけるケーシング先端から突出した部分の筒壁に、該ケーシング先端の開口1aから保護筒3内に流入した冷却用の気体を保護筒3外に排出するための排出孔を貫設する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、光ファイバを用いた温度測定装置に関するものであり、さらに詳しくは、電気炉等の炉内のロールの表面温度など測定するのに適した光ファイバ温度測定装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
電気炉等の炉内のロールなど、高温の被熱物の表面温度を測定するに際しては、従来より広く用いられていた熱電対を被熱物に押しつけて温度を測定する温度測定装置に変えて、近年では、短い測定時間で安定的且つ正確な温度を測定する光ファイバを用いた温度測定装置が一般化してきている。
この光ファイバを用いたタイプの温度測定装置は、炉壁に設けられた通孔(覗き穴)から、筒状のケーシング内に光ファイバ及び該光ファイバの先端に設けられた放射熱検出用の受光部を備えたプローブを炉内に挿入し、ケーシングの先端のみを被熱物に接触させる一方で、受光部は非接触とした状態で該被熱物の表面温度を測定するようになっている。
ここで、このタイプの温度測定装置においては、上記炉内温度は約1200℃程度の高温に達しているのに対し、上記受光部や光ファイバは耐熱温度が比較的低い(受光部の耐熱温度は約100℃程度)ことから、例えば特許文献1に示すように、受光部及び光ファイバを冷却するために、ケーシング内部における基端側から先端側に向けて冷却用のエアを供給し、ケーシングの先端の測定用開口から該冷却用のエアを排出するように構成するのが一般的となっている。
【0003】
しかしながら、上記冷却用のエアは全てケーシング先端の開口から排出されることから、ケーシングの先端を接触させて温度の測定する際には、このエアが被熱体の表面の温度測定対象部位まで冷却してしまい、被熱体の正確な表面温度を計測することができないという大きな問題が生じていた。一方で、被熱体の温度測定対象部位の表面温度の低下を防ぐために冷却用のエアの供給量を減らすと受光部及び光ファイバの冷却が十分に行われない場合が考えられるため、受光部及び光ファイバの冷却を十分に行いながらも、被熱体の温度測定対象部位の温度を下げることなく安定的且つ確実に測定できるようにすることが望まれていた。
また、上述のように炉内の温度は非常に高温であることから、熱に対する対策が不可避であるが、熱対策を容易化すると共にメンテナンス性の確保の観点から、受光部及び光ファイバの冷却と被熱体の温度低下の防止の両方を実現するに際しては、できるだけ部品点数を少なくし、且つ全体の構造を簡単にすることが重要である。
【0004】
【特許文献1】特開平6−109547号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の技術的課題は、温度測定対象部位の表面温度を低下させることなく、ケーシング内の光ファイバ及び受光部を確実に冷却し、該測定対象部位の表面温度を正確且つ安定的に測定することができる光ファイバ温度測定装置を提供することにある。
また本発明の他の技術的課題は、熱対策が容易で、且つメンテナンス性に優れた光ファイバ温度測定装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、本発明の光ファイバ温度測定装置は、先端に開口を有する筒状のケーシングと、該ケーシング内に設けられ、基端側が温度測定器に接続されると共に、先端側に放射熱検出用の受光部が取付けられた光ファイバと、上記ケーシング内に冷却用の気体を供給して該ケーシング先端の開口から排出させる構成の光ファイバ温度測定装置において、上記ケーシングの先端側に、該ケーシングの軸方向に延びる耐熱用保護筒が、ケーシング先端から突出するように連結されていて、該保護筒におけるケーシング先端から突出した部分の筒壁に、該ケーシング先端の開口から保護筒内に流入した冷却用の気体を保護筒外に排出するための排出孔が貫設されていることを特徴とするものである。
【0007】
本発明においては、上記保護筒は、該保護筒内の基端側に上記ケーシングの先端側が嵌入された状態で該ケーシングに連結されているものとすることができる。
この場合、上記保護筒は、該保護筒及びケーシングをこれらの保護筒及びケーシングの軸方向と直交する方向に貫通する複数の固定用ボルトによって該ケーシングに抜脱不能に連結されていると共に、上記光ファイバは、これらの固定用ボルトにおけるねじ杆の各先端部によって挟まれることによりケーシング内に保持されていることが好ましい。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、光ファイバ及び受光部を内蔵したケーシングの先端に、耐熱用保護筒を該ケーシングの先端から突出するように連結すると共に、該保護筒におけるケーシング先端から突出した部分の筒壁に排出孔を設けて、該排出孔からケーシング先端の開口から保護筒内に流入した冷却用の気体を保護筒外に排出する構成であるため、ケーシング内の光ファイバ及び受光部は冷却用の気体により確実に冷却される一方、ケーシング先端から保護筒内に流入した冷却用の気体のほとんどは、被熱体の温度測定対象部位に接触する前に上記排出孔から保護筒外に排出されるため、温度測定対象部位の表面温度を低下させることなく、該部位の表面温度を正確且つ安定的に測定することができる。
また、ケーシング先端に上記排出孔を設けた耐熱用保護筒を連結するだけのきわめて簡単な構成であり、また部品点数も非常に少ないため、熱対策がきわめて容易であり、且つメンテナンス性にも優れる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
図1から図3は、本発明の光ファイバ温度測定装置の一実施の形態を示すもので、この実施の形態の温度測定装置は、先端に温度測定に供する開口1aを有する筒状のケーシング1と、該ケーシング1内に設けられ、先端側に放射熱検出用の受光部2aが取付けられた光ファイバ2と、上記ケーシング1の先端に連結された耐熱用保護筒3とを有している。
【0010】
上記ケーシング1は、軸方向に長い略円筒状に形成されていて、先端側には上記開口1aが設けられ、基端側には、上記光ファイバ2の基端側を気密に導出する導出孔4を有する光ファイバ用の閉塞部材4が取付けられている。
また、このケーシング1の基端近傍には、ケーシング1内に冷却用のエアを供給するためのエア供給用管部5が、ケーシング1の基端側方向に傾いた状態で一体に連結されている、このエア供給用管部5の管内とケーシング1の筒内の空間とは気密に連通した状態となっていて、温度測定時や測定終了直後等には、エアがケーシング1内の基端側から先端側に向けて常時供給される構成となっている。なお、このエア供給用管部5の先端側(ケーシング1との連結部分とは反対側の端部)には、エアを供給するための図示しないチューブの先端をエア供給用管部5内に気密に導入する導入口6aを備えたチューブ用の閉塞部材6が取付けられている。
【0011】
上記光ファイバ2は、先端側に、被熱体からの放射光を集光するレンズを備えた上記受光部2aを備える一方、基端側は光ファイバ2から送られてきた放射光に基づき温度を測定・表示する温度測定器(図示せず)に接続されている。
この光ファイバ2は、後述する一対の固定用ボルト9,9のねじ杆9a,9a先端部に挟持されることにより、上記ケーシング1内のほぼ中央に保持され、光ファイバ2や受光部2aがケーシング1の筒壁に接触しないように構成されている。これにより、ケーシング1内における光ファイバ2及び受光部2aの外周に上記冷却用のエアをスムーズに流通させると共に、被熱体や炉内雰囲気からケーシング1に伝わる熱が、できるだけ光ファイバ2や受光部2aに伝わらないようにしている。
なお、光ファイバを用いた温度測定の技術自体は周知のものであるため、測定原理等の詳細な説明は省略する。
【0012】
上記耐熱用保護筒3は、セラミック等の耐熱性に優れた素材により形成されて上記ケーシング1の軸方向に延びる円筒状のもので、上記ケーシング1と共に電気炉等の炉内に挿入されるプローブ7を構成している。
この保護筒1は、上記ケーシングとは別体に形成されていて、該ケーシング1の外径とほぼ同じ内径を有し、ケーシング1の先端部分が保護筒3に基端側から筒内に嵌入された状態で連結されており、熱の影響等で劣化した場合等に保護筒を交換する際にケーシングを保護筒から抜き差しすることにより該保護筒を簡単に取外し・装着が行えるようになっている。
さらに、この保護筒3は、ケーシング1に連結された状態において、先端側が上記ケーシング1の先端よりも突出しており、この突出した部分の筒壁には、ケーシング1内を冷却した後に該ケーシング先端の開口1aから保護筒3内に流入した冷却用のエアを保護筒外に排出するための排出孔8が貫設されている。
【0013】
上記排出孔8は、図1及び図2に示すように、図中の保護筒3の上部及び下部、並びに左側、右側に位置する四方の筒壁にそれぞれ複数個(この実施の形態の場合、3個)ずつ等間隔に配設されていて、各排出孔8は、保護筒3の軸線と直交する向きにそれぞれ穿設されている。
また、これらの排出孔8は、図1に示すように、全体として保護筒3の突出部分における基端側(先端から離れる方向)寄りに配設されていて、保護筒3内に流入したエアをできるだけ被熱体から離れた位置で外部に排出する構成とし、エアが被熱体に与える影響を可及的に抑えるようにしている。
【0014】
上記保護筒3及び排出孔8については、具体的に、上記ケーシングの軸方向長さが約1450mm程度とした場合に、上記保護筒3のケーシング1からの突出部分は約100mm程度とすることが望ましく、上記排出孔8は、最先端に位置するものを保護筒3の先端から30mm程度離れた位置に設け、以降30mm間隔で設けることが望ましい。なお、上記排出孔8は、直径が約2mm程度のものを、保護筒の筒壁の上下左右の各列に直線的に配置することが好ましい。
【0015】
ところで、上記保護筒3とケーシング1とは、図1に示すように、該保護筒3の内部にケーシング1の先端側を保護筒3の基端側から嵌入した状態において、これら保護筒3及びケーシング1の軸方向と直交する方向に貫通する複数の固定用ボルトによって、保護筒3が該ケーシング1から抜脱不能なるように相互に固定されている。そして、これらの固定ボルトにおけるねじ杆の先端部で上記光ファイバ2を挟み込むことにより、光ファイバ2をケーシング1の筒壁に接触しない状態で常時保持している。したがって、上記固定用ボルトは、保護筒3のケーシング1への確実な固定と、該ケーシング1内での光ファイバ2の保持との両方の機能を有することになり、これにより、全体構成の簡単化すると共に、部品点数を少なくすることができ、メンテナンス性の一層の向上が図られ、また製造コストもより抑えることができる。
【0016】
この実施の形態においては、図1及び図3に示すように、図中の保護筒3の上部及び下部の2か所に、固定用ボルト9,9をそれぞれ着脱可能に螺挿するようになっており、これらの2本の固定用ボルト9,9の各ねじ杆9a,9aの先端部によって上記光ファイバ2を上下から挟む構成となっている。また、上記保護筒3及びケーシング1の上部及び下部には、これら保護筒3及びケーシング1の各筒壁を上下方向に貫通するボルト孔3a,1bがそれぞれ設けられていて、上記固定用ボルト9が保護筒3及びケーシング1の各筒壁を貫くように着脱可能に螺挿される構成となっている。
また、この実施の形態においては、図1に示すよう、上記固定用ボルト9,9とは別に、保護筒の基端側近傍において、ねじ杆が保護筒及びケーシングを貫通し且つ上記光ファイバに接触しない程度の長さに成形された2本の補助ボルト10,10を、保護筒及びケーシングの上下からそれぞれ螺挿する構成とし、保護筒のケーシングへの固定をより確実に行うことができるようにしている。なお、この実施の形態の場合、すべての固定用ボルト9,9及び補助ボルト10,10を取り除くことにより上記保護筒3をケーシング1から取外すことができる。
【0017】
上記構成を有する光ファイバ温度測定装置は、例えば電気炉等の炉壁に設けられた覗き穴から、プローブ7を炉内に挿入し、保護筒3の先端をロール等の被熱物に接触させ、上記受光部2aによって該被熱物からの光を受光して、光ファイバ2を通じて送られてきた放射光に基づいて温度測定器で温度を算出し、その温度を表示する。測定に際しては、ケーシング1内には冷却用のエアが常時供給され、図1中の矢印で示すように、該エアはケーシング1内を流通して光ファイバ2及び受光部2aを冷却した後、ケーシング先端の開口1aから排出される。
このとき、上記ケーシング1の先端に、耐熱用保護筒3を該ケーシング1の先端から突出するように連結すると共に、該保護筒3におけるケーシング先端から突出した部分の筒壁に複数の排出孔8を設けて、これらの排出孔8から開口上記1aから保護筒3内に流入した冷却用のエアを保護筒3外に排出するように構成されているため、ケーシング先端から排出されたエアは保護筒3内に流入する一方で、そのエアは被熱体の温度測定対象部位に接触する前に上記排出孔8から保護筒3外に排出される。
したがって、ケーシング1内の光ファイバ2及び受光部2aは冷却用のエアによって確実に冷却することができるだけでなく、温度測定対象部位の表面温度を低下させることないため、該部位の表面温度を正確且つ安定的に測定することができる。
【0018】
さらに、上記光ファイバ温度測定装置は、ケーシング1の先端に上記排出孔8を設けた耐熱用保護筒3を連結するだけのきわめて簡単な構成であるため、各種構成部品、特に最も熱の影響を受ける保護筒3のチェック、あるいは交換等を簡単に行うことができるため、メンテナンス性にも優れる。また、部品点数も非常に少ないため、各部品ごとの熱対策が比較的容易に行うことができるため、装置全体としての熱対策がきわめて容易であり、製造コストも抑えることができる。
【0019】
上記実施の形態では、電気炉の炉内のロールの表面温度を測定する例を挙げて説明したが、これに限らず、圧延等に使用される各種ロールの表面温度を測定する場合など、適当な被熱体の表面温度の測定に用いることができる。
【0020】
上記実施の形態においては、上記排出孔8を保護筒3の上下左右の各列に3個ずつ直線的に配置し、全部で12個設けた構成としているが、この排出孔は、保護筒に対する熱の影響を考慮した上で、保護筒の十分な剛性の確保や、冷却用気体供給量に応じた確実な排出等が可能な範囲内であれば何個設けてもよく、また、排出孔の配列や径も適宜に設定することができる。
【0021】
また、上記排出孔8は、上記実施の形態では、保護筒の軸線と直交する向きにそれぞれ穿設したものとしているが、排出孔の穿設方向は、保護筒の基端側に傾いた方向にすることができ、この場合には、排出孔からのエアが被熱物から遠ざかる方向に排出されるため、エアが被熱体に接触することを防止することができ、被熱体に与えるエアの影響をより確実に排除することが可能である。
【0022】
上記実施の形態においては、2本(一対)の固定用ボルト9,9を保護筒及びケーシング1の上下からそれぞれ螺挿して、1個所で保護筒3のケーシング1への固定と光ファイバの挟持とを同時に行うようにしているが、複数対の固定用ボルトを用いて複数個所で保護筒のケーシングへの固定と光ファイバの挟持とを同時に行う構成としてもよい。
また、必ずしも固定用ボルト2本で保護筒のケーシングへの固定と光ファイバの挟持を行う必要はなく、固定用ボルトを3本以上用いてもよい。
なお、光ファイバをケーシング内において他の金具等の適当な手段を用いて保持する場合、あるいは保持する必要がない場合は、必ずしも上記固定用ボルトによって光ファイバを挟持させる必要はない。
【0023】
さらに、上記実施の形態においては、固定用ボルト9,9とは別に、保護筒3の基端側で2本の補助ボルト10,10を保護筒及びケーシング1の上下から螺挿する構成としているが、この補助ボルトは、保護筒をケーシングに確実に固定できれば適当な位置に1本あるいは3本以上配設することができる。なお、この補助ボルト自体は必ずしも設ける必要はなく、省略することも可能である。
【0024】
また、上記実施の形態では、保護筒3の基端側の内部にケーシング1の先端側を嵌入させることにより、保護筒3をケーシング1に連結する構成としているが、これに限らず、保護筒の基端側をケーシング先端の開口から該ケーシングの内部に嵌入することにより、これら保護筒とケーシングとを相互に連結する構成としてもよい。
なお、保護筒の交換が不要な場合には、保護筒の基端側とケーシングの先端側とを溶接等によって相互に固定するようにしてもよく、この場合には、上記固定用ボルトを省略することができる。
【0025】
さらに、上記実施の形態では、冷却用の気体としてエアを用いているが、その他の不活性ガス等を用いることもでき、適当な気体を選択することができる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】本発明に係る光ファイバ温度測定装置の一実施の形態を示す断面図である。ただし、温度測定器は省略してある。
【図2】図1のA−A拡大断面図である。
【図3】図1のB−B拡大断面図である。
【符号の説明】
【0027】
1 ケーシング
1a 開口
2 光ファイバ
2 受光部
3 耐熱用保護筒
8 排出孔
9 固定用ボルト
9a ねじ杆

【特許請求の範囲】
【請求項1】
先端に開口を有する筒状のケーシングと、該ケーシング内に設けられ、基端側が温度測定器に接続されると共に、先端側に放射熱検出用の受光部が取付けられた光ファイバと、上記ケーシング内に冷却用の気体を供給して該ケーシング先端の開口から排出させる構成の光ファイバ温度測定装置において、
上記ケーシングの先端側に、該ケーシングの軸方向に延びる耐熱用保護筒が、ケーシング先端から突出するように連結されていて、該保護筒におけるケーシング先端から突出した部分の筒壁に、該ケーシング先端の開口から保護筒内に流入した冷却用の気体を保護筒外に排出するための排出孔が貫設されていることを特徴とする光ファイバ温度測定装置。
【請求項2】
上記保護筒は、該保護筒内の基端側に上記ケーシングの先端側が嵌入された状態で該ケーシングに連結されていることを特徴とする請求項1に記載の光ファイバ温度測定装置。
【請求項3】
上記保護筒は、該保護筒及びケーシングをこれらの保護筒及びケーシングの軸方向と直交する方向に貫通する複数の固定用ボルトによって該ケーシングに抜脱不能に連結されていると共に、上記光ファイバは、これらの固定用ボルトにおけるねじ杆の各先端部によって挟まれることによりケーシング内に保持されていることを特徴とする請求項2に記載の光ファイバ温度測定装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2010−91288(P2010−91288A)
【公開日】平成22年4月22日(2010.4.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−258729(P2008−258729)
【出願日】平成20年10月3日(2008.10.3)
【出願人】(591138599)ニッテツ北海道制御システム株式会社 (21)
【出願人】(502227767)日鉄住金ロールズ株式会社 (7)
【Fターム(参考)】