説明

光学部品及び光源装置

【課題】紫外光に対して透過率及び耐光性が高く、変形し難く、耐熱衝撃性及び生産性に優れた光学部品、及び該光学部品を備えた光源装置の提供。
【解決手段】球面ガラスレンズ111と、球面ガラスレンズ111の表面に形成されたシリコーンエラストマーからなる非球面樹脂層112とを備えた光学部品11;光源12と、光源12からの光120を集光する光学部品11とを備えた光源装置1。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、樹脂層がガラス基材の表面に形成されてなる光学部品、及び該光学部品を備えた光源装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年の窒化ガリウム系ワイドギャップ半導体の技術革新により、紫外線域の光源として、半導体発光ダイオード(LED)や半導体レーザダイオード(LD)の小型光源が製造できるようになった。
これらLEDやLDを備えた光源装置では、集光性能を高めるために、あるいは所望の照明領域を得るために、光源の上面にレンズや拡散板などの光学部品を設けることがある。
【0003】
一方、LEDを備えた光学部品としては、LEDチップを封止する封止材料の一部の面をレンズ形状にしたものが例示できる。この時の封止材料としては、エポキシ樹脂が最も汎用されており、シリコーン樹脂が用いられる場合もある。このレンズ形状は、成形技術により形成されるので、球面のみならず非球面レンズなどの複雑な形状とすることもできる。また、表面を散乱面にすることもできる。また、単に平面形状にして封止する場合もある。
【0004】
LEDを備えた光学部品としては、その他にも、LEDと所定の空間を隔てて、レンズや拡散板を配置したものが例示できる。
従来のこれら光学部品におけるレンズは、ポリメタクリル酸メチル(PMMA)、ポリカーボネート(PC)、ポリスチレン(PS)、シリコーンなどの各種樹脂や、ガラスを材質とするものである。そして、そのレンズ形状も、材質が樹脂である場合には、成形技術により非球面レンズなどの複雑な形状とすることができる(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2003−8068号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、従来の光学部品は、紫外光を利用する場合には以下の問題点があった。
すなわち、樹脂は、紫外光の透過率が低いか、紫外光に対して耐光性を有していないものが多く、紫外光の利用を目的とした光学部品のレンズの材質として、このような樹脂を適用した場合には、不具合が生じてしまう。例えば、シリコーン樹脂を例に挙げると、その一種であるジメチルシリコーンやフェニルシリコーンは、紫外光の透過率が高いものの、紫外光の照射により劣化を生じる。また、シリコーン樹脂の中には、硬度が低くて変形し易いゲル状又はエラストマー状のものがあり、具体的にはジメチルシリコーンエラストマーが例示できるが、このような樹脂は変形し易いことに加え、成形が困難であるため、精密光学部品への適用には不向きである。また、耐熱衝撃性については、硬度が低いシリコーンエラストマーでは優れているが、硬度が高いシリコーンレジンでは、内部応力が生じ易いので劣っており、異種材料と接合する場合には、クラック、剥離等が生じ易い。そして、これらの問題点は、シリコーン樹脂以外の樹脂の場合にも同様に見られる。
これに対して、レンズの材質としてガラスを適用した場合には、樹脂よりも高い耐光性及び機械的強度が得られる。しかし、非球面状の形状とするためには、樹脂の場合よりも成形が難しく、成形時間が長くなり、生産性が悪いという問題点があった。
このように従来は、紫外光に対して透過率及び耐光性が高く、変形し難く、耐熱衝撃性及び生産性に優れるというすべての条件を備えた光学部品がないのが実状である。
【0007】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、紫外光に対して透過率及び耐光性が高く、変形し難く、耐熱衝撃性及び生産性に優れた光学部品、及び該光学部品を備えた光源装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するため、
本発明の第一の態様は、ガラス基材と、該ガラス基材の表面に形成されたシリコーンエラストマーからなる樹脂層とを備えたことを特徴とする光学部品である。
本発明の第二の態様は、光源と、該光源からの光束を制御する光学部品とを備え、前記光学部品が前記第一の態様の光学部品であることを特徴とする光源装置である。
【発明の効果】
【0009】
本発明の態様によれば、紫外光に対して透過率及び耐光性が高く、変形し難く、耐熱衝撃性及び生産性に優れた光学部品、及び該光学部品を備えた光源装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】光源装置の一実施形態を示す模式図である。
【図2】光源装置の他の実施形態を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
図1は、本実施形態に係る光源装置を示す模式図である。
ここに示す光源装置1は、光学部品11と光源12とを備える。
光学部品11は、ガラス基材である球面ガラスレンズ111と、その表面に形成された非球面樹脂層112とを備える。光学部品11においては、球面ガラスレンズ111及び非球面樹脂層112が非球面レンズを構成している。
【0012】
光源12は、少なくとも紫又は紫外線域の波長を有する光を発するものであれば、特に限定されない。好ましいものとして具体的には、半導体発光ダイオード等の発光ダイオード、半導体レーザダイオード等の小型光源が例示でき、より具体的には、紫発光ダイオード、紫外線発光ダイオード、紫半導体レーザダイオード、紫外線半導体レーザダイオード等が例示できる。例えば、半導体発光ダイオードであれば、波長365nmの紫外光を発するものが好適である。
光源12は、ベアチップ品でも良いし、パッケージ品でも良い。
【0013】
光学部品11は、光源12からの光120を集光するものである。
そのうち、球面ガラスレンズ111は、両面が凸状である。球面ガラスレンズ111の材質は、ガラスであれば特に限定されず、有機ガラス及び無機ガラスのいずれでも良い。
前記有機ガラスとしては、アクリル樹脂であるポリメタクリル酸メチル(PMMA)、ポリカーボネートであるポリジエチレングリコールビスアリルカーボネート(PEDC)が例示できる。また、無機ガラスとしては、石英ガラス、光学用多成分系ガラスが例示できる。
【0014】
非球面樹脂層112は、シリコーンエラストマーからなる。代表的なシリコーンエラストマーとしては、シリコーンゴムが例示できる。
前記シリコーンエラストマーは、紫外光に対して透過率及び耐光性が高いものである。
例えば、非球面樹脂層112において、紫外光の透過率は90%以上であることが好ましい。
また、非球面樹脂層112の紫外光に対する耐光性は、目的に応じて異なり一概には言えないが、実用性の観点から通常は、照度0.4〜3W/cmで10000時間照射後の紫外光の透過率で規定した場合、紫外光照射後の前記透過率が初めて紫外光を照射した時の透過率に対して70%以上であることが好ましい。
非球面樹脂層112に求められる耐光性は、例えば、球面ガラスレンズ111のレンズ径、光源12の光出力値、球面ガラスレンズ111の光源12からの距離等に応じて変化する。具体例を挙げると、以下のようになる。市販の高出力紫外線LEDである日亜化学社製NCSU033B(波長365nm)の光出力のティピカル値は325mWである。そして、LED直上に設置する小径レンズは、通常直径4mm程度であることが好ましく、このようなレンズに平均的に光が照射されたとすると、その照度は約3W/cmとなる。一方、LEDは、水銀ランプや他の光源よりも長寿命であることが期待され、未使用の状態から10000時間以上光を照射した後の照射光強度が、使用開始時の照射光強度の70%以上であることが求められる。したがって、このような耐久性に鑑み、照度3W/cmで10000時間照射後の紫外光の透過率は、初めて紫外光を照射した時の透過率に対して70%以上であることが好ましい。また、別の実施形態の光源装置1では、球面ガラスレンズ111が、光源12であるLEDから数ミリメートルの距離を置いて設置されることがある。この場合の小径レンズは、通常直径10mm程度であることが好ましく、上記と同様に、このようなレンズに平均的に光が照射されたとすると、その照度は約0.4W/cmとなる。したがって、LEDが期待される前記耐久性に鑑み、照度0.4W/cmで10000時間照射後の紫外光の透過率は、初めて紫外光を照射した時の透過率に対して70%以上であることが好ましい。
前記シリコーンエラストマーは、その組成を調節することで、必要とされる耐光性を付与できる。
【0015】
前記シリコーンエラストマーは、ジメチルシリコーン又はフェニルシリコーンの構造を含むものが好ましい。ここで、ジメチルシリコーンとは、式「−Si(−CH−O−」で表される構成単位が繰り返された構造を有するものである。また、フェニルシリコーンとは、シリコーンの少なくとも一部のケイ素原子にフェニル基(−C)が結合しているものであり、好ましいものとしては、式「−Si(−CH)(−C)−O−」で表される構成単位が繰り返された構造を有するメチルフェニルシリコーンが例示できる。そして、シリコーンエラストマーがジメチルシリコーン又はフェニルシリコーンの構造を含むとは、シリコーンエラストマーが、ジメチルシリコーン又はフェニルシリコーンの前記繰り返し単位のみからなるか、又は前記繰り返し単位とそれ以外の構成単位を含むことを指す。ジメチルシリコーン又はフェニルシリコーンの前記繰り返し単位とそれ以外の構成単位を含むシリコーンエラストマーとしては、ジメチルシリコーン又はフェニルシリコーンとその他の構成単位もしくは樹脂との共重合体が例示できる。
【0016】
前記シリコーンエラストマーは、いずれもその分子構造において直鎖部が長いので、柔軟性に富み、非球面樹脂層112は硬度が低い。ここで、「硬度が低い」とは、より具体的には、弾性率が低いことを示す。
非球面樹脂層112の弾性率(ヤング率)は、1〜100MPaであることが好ましい。
一方、シリコーンエラストマーに該当しないシリコーン樹脂は、分子構造において直鎖部が短く、多数の分岐部を有するので、柔軟性に乏しく、樹脂層として本発明の効果を奏するものではない。
【0017】
ジメチルシリコーンエラストマー、フェニルシリコーンエラストマー及びエポキシ樹脂について、例えば、初期状態と、波長365nmの紫外光を19mW/cmの照度で4時間照射後とで、分光透過率を比較した場合、初期状態では、ジメチルシリコーンエラストマー及びフェニルシリコーンエラストマーは、300nm以下に吸収端があり、300〜400nmの紫外光を透過させる。一方、エポキシ樹脂は、300nmと400nmとの間に吸収端がある。そして、ジメチルシリコーンエラストマー及びフェニルシリコーンエラストマーは、エポキシ樹脂よりも、紫外線域での透過率が高い。
また、紫外光照射後では、エポキシ樹脂は紫外光をほとんど透過させないのに対し、ジメチルシリコーンエラストマー及びフェニルシリコーンエラストマーは、いずれも透過率の減少が僅かであり、紫外光に対する耐光性が高い。
【0018】
非球面樹脂層112の厚さは、球面ガラスレンズ111の大きさを考慮し、目的に応じて適宜設定すれば良く、特に限定されない。光学部品11では、ガラス基材として球面ガラスレンズ111を使用しており、この場合、例えば、非球面樹脂層112の厚さは、光学部品11を非球面レンズとするのに必要な値であれば良く、薄いほど好ましい。そして、製造時や使用時の適性を考慮すると、通常は、10〜100μmであることが好ましい。この時、球面ガラスレンズ111の厚さは、1〜10mmであることが好ましい。
【0019】
光学部品11は、例えば、以下に示す公知の方法で製造できる。すなわち、組み立て時に、球面ガラスレンズ111よりも僅かに大きいキャビティを形成すると共に、球面ガラスレンズ111の非球面樹脂層112の形成面とは内表面が非接触となるような割り型(図示略)を用意する。そして、球面ガラスレンズ111の非球面樹脂層112の形成面に該樹脂層112を形成するための組成物が接触するようにして、球面ガラスレンズ111を前記割り型内にセットし、割り型の内表面で前記組成物を押圧することにより、前記組成物で前記非球面樹脂層112の形成面全面を被覆する。そして、該組成物を硬化させて、非球面樹脂層112を形成することで、光学部品11が得られる。割り型の内表面と、球面ガラスレンズ111の非球面樹脂層112の形成面との隙間の形状及び距離は、所望の形状及び厚さの非球面樹脂層112を形成できるように、適宜調節すれば良い。
【0020】
本実施形態に係る光源装置は、ここに示す光源装置1に限定されず、本発明の効果を妨げない範囲内において、一部構成が変更されていても良い。
ここでは、球面ガラスレンズとして両面が凸状であるものを示しているが、これに限定されず、例えば、片面が凸状であるものでも良い。また、ガラス基材として球面ガラスレンズ111を示しているが、非球面ガラスレンズであっても良い。ただし、成形が容易で簡便に作製できる観点から、ガラス基材をレンズとする場合には、球面ガラスレンズであることが好ましい。
【0021】
また、ここでは、シリコーンエラストマーからなる樹脂層として、非球面樹脂層112を示しているが、これに限定されず、球面状の樹脂層であっても良い。
そして、ここでは、光学部品11として、ガラス基材及び樹脂層が非球面レンズを構成するものを示しているが、球面レンズを構成するものであっても良い。
さらに、ここでは、光学部品としてガラス基材の片面に樹脂層が形成されたものを示しているが、ガラス基材の両面に樹脂層が形成されていても良い。
【0022】
本実施形態においては、ガラス基材及びシリコーンエラストマーからなる樹脂層の厚さは、目的に応じて適宜設定することができ、例えば、ガラス基材及び前記樹脂層の形状によらず、上述の非球面樹脂層112及び球面ガラスレンズ111と同様の厚さとすることができる。なかでも、前記樹脂層の厚さは、例えば、光学部品を所望の形状とするのに必要な値であれば良く、薄いほど好ましい。
【0023】
また、ここでは、光源12として、少なくとも紫又は紫外線域の波長を有する光を発するものを示しているが、その他の波長域の光を発するものでも良く、目的に応じて適宜選択すれば良い。例えば、単色光源だけでなく、短波長の可視光線を含む白色光源でも良い。
【0024】
光学部品11は、ガラス基材である球面ガラスレンズ111と、シリコーンエラストマーからなる非球面樹脂層112とから構成されているので、紫外光の透過率が高い。
また、光学部品11では、紫外光に対する非球面樹脂層112の耐光性が高いことに加え、劣化によって非球面樹脂層112の光の透過率が低下しても、球面ガラスレンズ111を併用しているので、樹脂層だけで構成した場合よりも透過率の低下幅が顕著に抑制され、光学部品11全体としての耐光性が極めて高い。
また、非球面樹脂層112は、硬度が低くて変形し易くても、基材である球面ガラスレンズ111で支持され、球面ガラスレンズ111は機械的強度が大きいので、光学部品11は全体として変形し難く、強度に優れる。さらに成形も容易なので生産性にも優れる。
また、非球面樹脂層112が、硬度が低いシリコーンエラストマーからなるので、光学部品11は、クラック、剥離等の発生が抑制されたものであり、耐熱衝撃性にも優れる。
【0025】
図2は、他の実施形態に係る光源装置を示す模式図である。ただし、図2では、光学部品以外の構成要素を断面表示している。なお、図2に示す各構成要素のうち、図1に示すものと同様のものには同じ符号を付し、その詳細な説明は省略する。
ここに示す光源装置2は、本発明の光学部品が光源と一体化されたものであり、光学部品21と光源12とを備え、これらが一体化されているものである。
【0026】
光学部品21は、ガラス基材である球面ガラスレンズ211と、その表面に形成された非球面樹脂層212とを備える。光学部品21においては、球面ガラスレンズ211及び非球面樹脂層212が非球面レンズを構成している。
光学部品21は、光源12からの光120を集光するものである。
【0027】
球面ガラスレンズ211は、片面が凸状であり、パッケージ22に固定され、これにより光学部品21が、パッケージ22に保持されている。パッケージ22は容器状で、その底面部の中心を通る中心軸に対して略平行な方向の断面形状が略コ字状であり、その開口部の内表面22b上で球面ガラスレンズ211の周縁部を固定している。球面ガラスレンズ211は、その凸状面が、パッケージ22の底面部とは反対側の方向を向くように配置されている。
【0028】
また、パッケージ22の底面部の内表面22a上には、光源12が配置されている。これにより、光源12と光学部品21との間には、所定体積の空隙部が設けられており、この空隙部には樹脂が充填され、充填樹脂層23が形成されている。
【0029】
球面ガラスレンズ211は、片面が凸状である点以外は、図1における球面ガラスレンズ111と同様である。
非球面樹脂層212は、球面ガラスレンズ211の表面に形成されている点以外は、図1における非球面樹脂層112と同様である。
パッケージ22の材質としては、アルミナ等が例示できる。
充填樹脂層23は、非球面樹脂層212と同様の材質である。
光源12は、ベアチップ品及びパッケージ品のいずれでも良いが、光源装置2を簡便な構成にできることから、ここではベアチップ品が好ましい。
【0030】
図1及び2に示す光源装置は、いずれもガラス基材の曲面上にシリコーンエラストマーからなる樹脂層が形成され、光源からの光を集光する光学部品を備えたものであるが、本発明の光源装置において、光学部品はこれに限定されず、光源からの光束を制御するものであれば良い。
例えば、ガラス基材はプレート状であっても良く、この場合の具体的な光学部品として、ガラス基材の平面上に凸状のシリコーンエラストマーからなる樹脂層が複数個形成されたフライアレンズが例示できる。また、同様の手法により、回折光学素子とすることもできる。
【0031】
本発明の光学部品及び光源装置は、紫又は紫外線域の波長を有する光、特に紫外光の利用に好適なものであり、高パワー光を扱う各種光学機器への使用に特に好適なものである。
【産業上の利用可能性】
【0032】
本発明は、レンズ等の各種光学部品を備えた光学機器全般に利用可能である。
【符号の説明】
【0033】
1,2・・・光源装置1、11,21・・・光学部品、111,211・・・球面ガラスレンズ、112,212・・・非球面樹脂層、12・・・光源、120・・・光

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ガラス基材と、該ガラス基材の表面に形成されたシリコーンエラストマーからなる樹脂層とを備えたことを特徴とする光学部品。
【請求項2】
前記シリコーンエラストマーが、ジメチルシリコーン又はフェニルシリコーンの構造を含むことを特徴とする請求項1記載の光学部品。
【請求項3】
前記樹脂層が非球面状であり、前記ガラス基材及び樹脂層が非球面レンズを構成することを特徴とする請求項1又は2記載の光学部品。
【請求項4】
前記ガラス基材が球面レンズであり、前記ガラス基材及び樹脂層が非球面レンズを構成することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の光学部品。
【請求項5】
光源と、該光源からの光束を制御する光学部品とを備え、
前記光学部品が請求項1〜4のいずれか一項に記載の光学部品であることを特徴とする光源装置。
【請求項6】
前記光源が、紫外線発光ダイオード又は紫外線半導体レーザダイオードであることを特徴とする請求項5記載の光源装置。
【請求項7】
前記光源が、紫発光ダイオード又は紫半導体レーザダイオードであることを特徴とする請求項5記載の光源装置。
【請求項8】
前記光源が、少なくとも紫もしくは紫外線域の波長を有する光を発する発光ダイオード又は半導体レーザダイオードであることを特徴とする請求項5記載の光源装置。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2012−3186(P2012−3186A)
【公開日】平成24年1月5日(2012.1.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−140495(P2010−140495)
【出願日】平成22年6月21日(2010.6.21)
【出願人】(000004112)株式会社ニコン (12,601)
【Fターム(参考)】