説明

再生装置、再生方法及びコンピュータプログラム

【課題】コンテンツの再生順が連続して合致するプレイリストを検索することで嗜好に合ったプレイリストの取得が可能な再生装置を提供する。
【解決手段】コンテンツを再生するコンテンツ再生部と、前記再生部が、プレイリストに基づいてコンテンツを再生している際に、前記プレイリストにおけるコンテンツの再生順序が少なくとも2つ連続して一致している外部プレイリストを外部から少なくとも1つ取得するプレイリスト取得部と、前記プレイリストと前記プレイリスト取得部が取得した前記外部プレイリストとを、連続して一致しているコンテンツ同士で結合して表示させるプレイリスト表示部と、を備える、再生装置が提供される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、再生装置、再生方法及びコンピュータプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
音声、静止画、動画などのコンテンツを、ユーザが自由に組み合わせてプレイリストを作成して、そのプレイリストに従ってコンテンツを再生するコンテンツ再生装置が一般に広く知られている。このプレイリストは、ユーザがコンテンツを組み合わせることで作成されるものであり、ユーザの嗜好が反映されているものと言える。
【0003】
近年は、ネットワークを通じてユーザが作成したプレイリストを公開することで、他のユーザとの間でプレイリストを共有する仕組みも作られている。従って、プレイリストを作成するだけではなく、他人が作成したプレイリストに基づいてコンテンツを再生するといった楽しみ方もユーザに提供されている。
【0004】
ネットワークを通じて公開された他人のプレイリストは膨大な量に上るため、ユーザが、自らの嗜好に合うプレイリストを探し出すのは困難を極める。従って、自らの嗜好に合うプレイリストを容易に取得することができる技術が開示されている(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特許第4577438号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記特許文献1の技術は、単一のコンテンツのコンテンツ属性と一致するコンテンツ属性を有するコンテンツが含まれるプレイリストを取得することで、自らの嗜好に合うプレイリストを容易に探し出すものである。しかし、上記技術は単一のコンテンツのコンテンツ属性のみをキーとしてプレイリストを検索するものであり、そのように探し出されたプレイリストは、必ずしも自らの嗜好に合うプレイリストでは無い。
【0007】
プレイリストは、単にコンテンツを組み合わせるだけでなく、コンテンツの再生順序も重要な要素の一つである。従って、単にコンテンツが一致しているだけでなく、コンテンツの再生順序が一致しているものを探し出すことで、自分の嗜好により近いプレイリストを見つけ出すことができる。
【0008】
そこで、本開示は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本開示の目的とするところは、コンテンツの再生順が連続して合致するプレイリストを検索することで嗜好に合ったプレイリストの取得が可能な、新規かつ改良された再生装置、再生方法及びコンピュータプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示によれば、コンテンツを再生するコンテンツ再生部と、前記再生部が、プレイリストに基づいてコンテンツを再生している際に、前記プレイリストにおけるコンテンツと少なくとも2つ共通するコンテンツを有し、かつ、該コンテンツの再生順序が少なくとも2つ連続して一致している外部プレイリストを外部から少なくとも1つ取得するプレイリスト取得部と、前記プレイリストと前記プレイリスト取得部が取得した前記外部プレイリストとを、連続して一致しているコンテンツ同士で結合して表示させるプレイリスト表示部と、を備える、再生装置が提供される。
【0010】
本開示によれば、コンテンツ再生部はコンテンツを再生し、プレイリスト取得部は、再生部がプレイリストに基づいてコンテンツを再生している際に、プレイリストにおけるコンテンツと少なくとも2つ共通するコンテンツを有し、かつ、該コンテンツの再生順序が少なくとも2つ連続して一致している外部プレイリストを外部から少なくとも1つ取得する。そして、プレイリスト表示部は、上記プレイリストと、プレイリスト取得部が取得した外部プレイリストとを、連続して一致しているコンテンツ同士で結合して表示させる。
【0011】
また本開示によれば、コンテンツを再生するコンテンツ再生ステップと、前記再生ステップが、プレイリストに基づいてコンテンツを再生している際に、前記プレイリストにおけるコンテンツの再生順序が少なくとも2つ連続して一致している外部プレイリストを外部から少なくとも1つ取得するプレイリスト取得ステップと、前記プレイリストと前記プレイリスト取得ステップが取得した前記外部プレイリストとを、連続して一致しているコンテンツ同士で結合して表示させるプレイリスト表示ステップと、を備える、再生方法が提供される。
【0012】
また本開示によれば、コンピュータに、コンテンツを再生するコンテンツ再生ステップと、前記再生ステップが、プレイリストに基づいてコンテンツを再生している際に、前記プレイリストにおけるコンテンツの再生順序が少なくとも2つ連続して一致している外部プレイリストを外部から少なくとも1つ取得するプレイリスト取得ステップと、前記プレイリストと前記プレイリスト取得ステップが取得した前記外部プレイリストとを、連続して一致しているコンテンツ同士で結合して表示させるプレイリスト表示ステップと、を実行させる、コンピュータプログラムが提供される。
【発明の効果】
【0013】
以上説明したように本開示によれば、コンテンツの再生順が連続して合致するプレイリストを検索することで嗜好に合ったプレイリストの取得が可能な、新規かつ改良された再生装置、再生方法及びコンピュータプログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本開示の一実施形態にかかるコンテンツ再生システム1の全体構成を示す説明図である。
【図2】本開示の一実施形態にかかる携帯端末100の機能構成を示す説明図である。
【図3】本開示の一実施形態にかかる制御部140の機能構成を示す説明図である。
【図4】本開示の一実施形態にかかるコンテンツサーバ20の機能構成を示す説明図である。
【図5】本開示の一実施形態にかかる携帯端末100の動作を示す流れ図である。
【図6】コンテンツサーバ20に記録されているプレイリストの検索処理を示す流れ図である。
【図7】携帯端末100が画像表示部120に表示するプレイリストの表示例を示す説明図である。
【図8】携帯端末100が画像表示部120に表示するプレイリストの表示例を示す説明図である。
【図9】携帯端末100が画像表示部120に表示するプレイリストの表示例を示す説明図である。
【図10】携帯端末100が画像表示部120に表示するプレイリストの表示例を示す説明図である。
【図11】携帯端末100が画像表示部120に表示するプレイリストの表示例を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
【0016】
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
<1.本開示の一実施形態>
[1−1.コンテンツ再生システムの全体構成]
[1−2.携帯端末の機能構成]
[1−3.コンテンツサーバの機能構成]
[1−4.携帯端末の動作]
[1−5.プレイリストの表示]
<2.まとめ>
【0017】
<1.本開示の一実施形態>
[1−1.コンテンツ再生システムの全体構成]
まず、本開示の一実施形態にかかるコンテンツ再生システムの全体構成について説明する。図1は、本開示の一実施形態にかかるコンテンツ再生システム1の全体構成を示す説明図である。以下、図1を用いて本開示の一実施形態にかかるコンテンツ再生システム1の全体構成について説明する。
【0018】
図1に示したように、図1を用いて本開示の一実施形態にかかるコンテンツ再生システム1は、携帯端末100、200と、コンテンツサーバ20と、がネットワーク10を介して相互に接続される形態を有する。
【0019】
コンテンツサーバ20は、携帯端末100、200で再生されるコンテンツに関するデータを格納する。コンテンツサーバ20が格納する、携帯端末100、200で再生されるコンテンツに関するデータとしては、携帯端末100、200で再生されるコンテンツそのもの、携帯端末100、200で再生されるコンテンツの再生順序を定義したプレイリストのデータ等がある。ここで、携帯端末100、200で再生されるコンテンツの再生順序を定義したプレイリストのデータは、携帯端末100、200のユーザによって作成されたものであり、ネットワーク10を通じてコンテンツサーバ20にアップロードされたものである。
【0020】
携帯端末100、200は、それぞれ、音声、静止画、動画などのコンテンツを再生する機能を有する。そして、携帯端末100、200は、それぞれ、プレイリストに従ってコンテンツを再生する機能を有する。プレイリストの編集は、携帯端末100、200が実行するようにしてもよく、携帯端末100、200とは異なる別の情報処理装置(図示せず)で実行してもよい。携帯端末100、200とは異なる別の情報処理装置でプレイリストが編集された場合は、当該情報処理装置からプレイリストを携帯端末100、200に転送することで、携帯端末100、200によるプレイリストに基づいたコンテンツの再生が可能となる。
【0021】
携帯端末100、200は、それぞれ、ユーザによって作成されたプレイリストを、ネットワーク10を通じてコンテンツサーバ20にアップロードする機能を有する。
【0022】
なお、図1では、2つの携帯端末100、200を図示したが、本開示では、携帯端末の数はかかる例に限定されないことは言うまでもない。
【0023】
以上、図1を用いて本開示の一実施形態にかかるコンテンツ再生システム1の全体構成について説明した。次に、図1を用いて本開示の一実施形態にかかる携帯端末の機能構成について説明する。
【0024】
[1−2.携帯端末の機能構成]
図2は、本開示の一実施形態にかかる携帯端末100の機能構成を示す説明図である。以下、図2を用いて、本開示の一実施形態にかかる携帯端末100の機能構成について説明する。
【0025】
図2に示したように、本開示の一実施形態にかかる携帯端末100は、通信部110と、画像表示部120と、音声出力部130と、制御部140と、操作部150と、記憶部160と、を含んで構成される。
【0026】
通信部110は、ネットワーク10を通じて他の装置との間の通信を実行する。本実施形態では、通信部110は、ネットワーク10を通じてコンテンツサーバ20にアクセスし、コンテンツサーバ20に記録されているプレイリストや、携帯端末100が保持していないコンテンツを取得する。
【0027】
画像表示部120は、画像を表示する。画像表示部120は、例えば液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ等で構成され、所定の画像信号に基づいた画像を表示するよう構成される。
【0028】
本実施形態では、制御部140によってコンテンツの再生が実行されている際に、画像表示部120は、その再生されるコンテンツについての情報を表示する。再生されるコンテンツについての情報としては、例えばコンテンツのタイトル、コンテンツのアーティスト名、コンテンツの再生時間や残り時間等が含まれる。また、制御部140によって再生されるコンテンツが動画である場合には、画像表示部120はその動画も表示する。
【0029】
そして本実施形態では、プレイリストに基づいて制御部140によってコンテンツの再生が実行されている際には、画像表示部120は、その再生されるコンテンツについての情報と共に、そのコンテンツが属するプレイリストも表示する。詳細については後述するが、本実施形態では、プレイリストは円で表示し、その円周上にコンテンツを意味する記号やマークを配置する。
【0030】
音声出力部130は、音声を出力する。音声出力部130は、例えばスピーカやイヤホン等で構成され、所定の音声信号に基づいた音声を表示するよう構成される。
【0031】
本実施形態では、制御部140によってコンテンツの再生が実行されている際に、音声出力部130は、その再生されるコンテンツに音声が含まれていれば、その音声を出力する。
【0032】
制御部140は、携帯端末100の動作を制御する。具体的には、制御部140は、通信部110の通信、画像表示部120の画像表示、音声出力部130の音声出力等を制御する。制御部140は、例えばCPU(Central Processing Unit)等で構成される。
【0033】
操作部150は、携帯端末100のユーザによる操作を受け付ける。操作部150は、携帯端末100の動作のための各種ボタンやセンサを備えていても良く、また、画像表示部120と一体となったタッチパネルを備えていても良い。制御部140は、操作部150に対するユーザ操作に基づいて携帯端末100の動作を制御する。
【0034】
記憶部160は、例えばフラッシュメモリのような不揮発性メモリ等で構成され、携帯端末100を動作させるためのコンピュータプログラムや、制御部140によって再生されるコンテンツ、またコンテンツの再生順序を指定したプレイリストを記憶する。記憶部160に記憶される携帯端末100を動作させるためのコンピュータプログラムは、制御部140によって読み出され、順次実行される。また、記憶部160に記憶されるコンテンツは、制御部140によって読み出されて再生処理が行われる。コンテンツが再生される際に、プレイリストに基づくコンテンツの再生がユーザによって指定された場合は、記憶部160に記憶されるプレイリストが制御部140によって読み出されて、制御部140によってプレイリストに基づくコンテンツの再生処理が行われる。
【0035】
図3は、本開示の一実施形態にかかる制御部140の機能構成を示す説明図である。図3に示したように、本開示の一実施形態にかかる制御部140は、プレイリスト取得部141と、プレイリスト表示部142と、コンテンツ再生部143と、コンテンツ取得部144と、を含んで構成される。
【0036】
プレイリスト取得部141は、ネットワーク10を通じてコンテンツサーバ20にアクセスし、所定の条件に合致する、コンテンツサーバ20に記録されているプレイリストを取得するものである。ここで、本実施形態での所定の条件とは、制御部140によってプレイリストに基づくコンテンツの再生処理が行われる際に、当該プレイリストで指定されたコンテンツの並び順が少なくとも2つ一致するものである。このようなプレイリストをコンテンツサーバ20から取得することで、ユーザの嗜好に合う、他のユーザが作成したプレイリストを探し出すことができる。
【0037】
プレイリスト表示部142は、プレイリストを画像表示部120に表示させる。上述したように、本実施形態では、プレイリストは円で表示し、その円周上にコンテンツを意味する記号やマークを配置する。そして、プレイリスト取得部141が、上記の条件に合致したプレイリストを取得した場合は、一致しているコンテンツで交差するようにプレイリストを円で表示する。プレイリスト表示部142による具体的なプレイリストの画像表示部120への表示手法については、後に詳述する。
【0038】
このように、プレイリスト表示部142は、プレイリストを画像表示部120に複数表示させることができる。ここで、ユーザによって指定されているプレイリストを分かりやすくするために、プレイリスト表示部142は、ユーザによって指定されているプレイリストと、そうでないプレイリストとで表示を変えるようにしても良い。また、プレイリストがプレイリスト表示部142によって画像表示部120に複数表示されている場合は、操作部150によってプレイリストをユーザに選択させることができる。
【0039】
コンテンツ再生部143は、記憶部160に記憶されているコンテンツを再生する。コンテンツが再生される際に、プレイリストに基づくコンテンツの再生がユーザによって指定された場合は、コンテンツ再生部143は、当該プレイリストで指定された順序で記憶部160に記憶されているコンテンツを再生する。
【0040】
プレイリスト取得部141がコンテンツサーバ20から取得したプレイリストで指定されたコンテンツの中には、記憶部160に記憶されていないコンテンツが含まれている場合が考えられる。ユーザが、コンテンツサーバ20から取得したプレイリストに基づくコンテンツの再生を選択すると、記憶部160に記憶されていないコンテンツを再生することもある。そのときは、後述のコンテンツ取得部144が、そのコンテンツをコンテンツサーバ20から取得し、コンテンツサーバ20から取得したコンテンツをコンテンツ再生部143が再生する。
【0041】
コンテンツ取得部144は、コンテンツサーバ20からコンテンツを取得する。特に、コンテンツサーバ20から取得したプレイリストに、記憶部160に記憶されていないコンテンツが含まれている場合に、コンテンツ取得部144はコンテンツサーバ20からコンテンツを取得する。コンテンツ取得部144が取得したコンテンツはコンテンツ再生部143により再生される。
【0042】
制御部140は、例えば、記憶部160が記憶しているコンピュータプログラムを読み出して、読み出したコンピュータプログラムを実行することで、図3に示したような機能構成を有することができる。
【0043】
以上、本開示の一実施形態にかかる携帯端末100の機能構成について説明した。次に、本開示の一実施形態にかかるコンテンツサーバ20の機能構成について説明する。
【0044】
[1−3.コンテンツサーバの機能構成]
図4は、本開示の一実施形態にかかるコンテンツサーバ20の機能構成を示す説明図である。以下、図4を用いて本開示の一実施形態にかかるコンテンツサーバ20の機能構成について説明する。
【0045】
図4に示したように、図4を用いて本開示の一実施形態にかかるコンテンツサーバ20は、通信部21と、プレイリスト記録部22と、プレイリスト検索部23と、コンテンツ記録部24と、含んで構成される。
【0046】
通信部21は、ネットワーク10を通じて他の装置との通信を行う。本実施形態では、通信部21は、例えば携帯端末100の通信部110との間で通信を行い、携帯端末100の通信部110に対して、ネットワーク10を通じて、コンテンツサーバ20が保持するプレイリストやコンテンツを伝送する。
【0047】
プレイリスト記録部22は、プレイリストを保持する。プレイリスト記録部22が保持するプレイリストは、携帯端末100、200のユーザが作成したものであり、ネットワーク10を通じて携帯端末100、200から送信されてきたものである。
【0048】
プレイリスト検索部23は、プレイリスト記録部22に記録されているプレイリストを検索する。本実施形態では、プレイリスト検索部23は、携帯端末100からの求めに応じ、携帯端末100で再生に用いられているプレイリストで指定されたコンテンツの並び順が少なくとも2つ一致するプレイリストを、プレイリスト記録部22の中から検索する。そしてプレイリスト検索部23は、条件に合致したプレイリストがプレイリスト記録部22に存在すると、そのプレイリストを、通信部21からネットワーク10を通じて携帯端末100に送信する。
【0049】
コンテンツ記録部24は、コンテンツを保持する。本実施形態では、携帯端末100がプレイリストに従ってコンテンツを再生する際に、携帯端末100が保持していないコンテンツを再生する場合は、携帯端末100からの求めに応じて、コンテンツ記録部24に記録されているコンテンツが、通信部21からネットワーク10を通じて携帯端末100に送信される。これにより、携帯端末100が保持していないコンテンツであっても、携帯端末100は、そのコンテンツをコンテンツサーバ20から取得して再生することができる。
【0050】
以上、図4を用いて本開示の一実施形態にかかるコンテンツサーバ20の機能構成について説明した。なお、図4では、プレイリスト記録部22とコンテンツ記録部24とが同一のコンテンツサーバ20に設けられている構成を示したが、本開示はかかる例に限られないことは言うまでもない。次に、本開示の一実施形態にかかる携帯端末100の動作について説明する。
【0051】
[1−4.携帯端末の動作]
図5は、本開示の一実施形態にかかる携帯端末100の動作を示す流れ図である。図5に示した流れ図は、プレイリストに基づいてコンテンツを再生する際の動作を示したものである。以下、図5を用いて本開示の一実施形態にかかる携帯端末100の動作について説明する。
【0052】
携帯端末100がプレイリストに基づいてコンテンツを再生するために、まず携帯端末100のユーザによって、記憶部160に記憶されているプレイリストが選択される(ステップS101)。プレイリストの選択は、携帯端末100のユーザが操作部150を操作することによって行われる。上記ステップS101で選択されたプレイリストの、画像表示部120への表示方法については後述する。
【0053】
記憶部160に記憶されているプレイリストが選択されると、携帯端末100では、当該プレイリストで指定されたコンテンツの並び順が少なくとも2つ一致するプレイリストをコンテンツサーバ20に記録されたプレイリストの中から選び出してコンテンツサーバ20からダウンロードする処理が行われる。プレイリスト取得部141は、コンテンツサーバ20からプレイリストを取得するために変数Nの値を1に設定する(ステップS102)。
【0054】
続いてプレイリスト取得部141は、変数Nの値が、選択されているプレイリストに含まれるコンテンツの数を上回っているかどうかを判断する(ステップS103)。ステップS102の判断の結果、変数Nの値が、選択されているプレイリストに含まれるコンテンツの数を上回っていれば処理は終了される。一方、ステップS102の判断の結果、変数Nの値が、選択されているプレイリストに含まれるコンテンツの数以下であれば、コンテンツ再生部143はプレイリストのN番目のコンテンツを再生し(ステップS104)、プレイリスト取得部141は、コンテンツの並びが一部一致するプレイリストをコンテンツサーバ20から検索する(ステップS105)。
【0055】
プレイリスト取得部141が、コンテンツの並びが一部一致するプレイリストをコンテンツサーバ20から取得すると、プレイリスト表示部142は、プレイリスト取得部141が取得したプレイリストを、上記ステップS101で選択されているプレイリストと合わせて画像表示部120へ提示する(ステップS106)。上記ステップS101で選択されたプレイリストと、上記ステップS105で取得したプレイリストとを合わせた、画像表示部120への表示方法については後述する。
【0056】
上記ステップS106で、プレイリスト取得部141が取得したプレイリストと、上記ステップS101で選択されているプレイリストとが合わせて画像表示部120に表示されると、続いて、コンテンツ再生部143は、上記ステップS106でプレイリスト取得部141が取得したプレイリストがユーザに選択されたかどうかを判断する(ステップS107)。
【0057】
上記ステップS107の判断の結果、プレイリスト取得部141が取得したプレイリストがユーザに選択されたと判断されたならば、上記ステップS102に戻り、プレイリスト取得部141は、コンテンツサーバ20からプレイリストを取得するために変数Nの値を1に設定する。
【0058】
一方、上記ステップS107の判断の結果、プレイリスト取得部141が取得したプレイリストがユーザに選択されなかったと判断されたならば、プレイリスト取得部141は、変数Nの値を1増加させて(ステップS108)、上記ステップS103の判断に戻る。
【0059】
このように、コンテンツ再生部143が、記憶部160に記憶されたプレイリストに従ってコンテンツを再生している際に、プレイリスト取得部141は、選択中のプレイリストにおけるコンテンツの並びが少なくとも一部一致するプレイリストをコンテンツサーバ20から取得する。このように、コンテンツの並びが少なくとも一部一致するプレイリストをコンテンツサーバ20から取得することで、携帯端末100は、ユーザの嗜好に合うと思われるプレイリストをユーザに提示することができる。
【0060】
ここで、上記ステップS105における、コンテンツサーバ20に記録されているプレイリストの検索処理について、詳細に説明する。図6は、コンテンツサーバ20に記録されているプレイリストの検索処理を示す流れ図である。また、図6に示した処理は、コンテンツサーバ20のプレイリスト検索部23が実行するものとして説明する。以下、図6を用いてコンテンツサーバ20に記録されているプレイリストの検索処理について詳細に説明する。
【0061】
携帯端末100の求めに応じて、プレイリスト検索部23がプレイリスト記録部22に記録されているプレイリストを検索する際には、プレイリスト検索部23は、まず変数Mの値を、図5における変数Nの値に設定する(ステップS111)。プレイリスト検索部23は、変数Mの値を、図5における変数Nの値に設定すると、続いて、Mが0より大きいかどうかを判断する(ステップS112)。
【0062】
上記ステップS112の判断の結果、Mが0より大きい場合には、プレイリスト検索部23は、携帯端末100における過去M個分の再生履歴と一致するプレイリストをプレイリスト記録部22から検索する(ステップS113)。ここで、再生履歴が一致するかどうかは、例えば、コンテンツのタイトルが一致するかどうかで判断されるようにしてもよく、コンテンツのタイトル及び作者のいずれもが一致するかどうかで判断されるようにしてもよい。一方、上記ステップS112の判断の結果、Mが0以下、すなわちM=0の場合には、プレイリスト検索部23はプレイリストを携帯端末100に提示せずに検索処理を終了する。
【0063】
そして、プレイリスト検索部23は、上記ステップS113の検索条件に合致するプレイリストが存在するかどうかを判断する(ステップS114)。ステップS114の判断の結果、上記ステップS113の検索条件に合致するプレイリストが存在していた場合には、プレイリスト検索部23は、条件に合致するプレイリストを携帯端末100に提示し(ステップS115)、検索処理を終了する。一方、ステップS114の判断の結果、上記ステップS113の検索条件に合致するプレイリストが存在しなかった場合には、プレイリスト検索部23は、変数Mの内容を1つ減算し(ステップS116)、上記ステップS112に戻る。
【0064】
上記ステップS114の判断の結果、上記ステップS113の検索条件に合致するプレイリストが複数存在する場合は、所定のルールに基づいて1つのプレイリストのみを選択して、携帯端末100に提示するようにしても良い。例えば、上記ステップS114の判断の結果、上記ステップS113の検索条件に合致するプレイリストが複数存在する場合は、再生回数が最も多い外部プレイリストのみを選択して、携帯端末100に提示するようにしても良い。この再生回数の情報は、携帯端末100、200から、プレイリストに基づくコンテンツの再生の際に適宜送信されるものを集計してもよい。
【0065】
また例えば、上記ステップS114の判断の結果、上記ステップS113の検索条件に合致するプレイリストが複数存在する場合は、コンテンツ再生部143で再生されているコンテンツが属するプレイリストに含まれているコンテンツと類似するコンテンツが最も少なく含まれているか、または全く含まれていない外部プレイリストのみを選択して、携帯端末100に提示するようにしても良い。
【0066】
また例えば、上記ステップS114の判断の結果、上記ステップS113の検索条件に合致するプレイリストが複数存在する場合は、コンテンツ再生部143で再生されているコンテンツが属するプレイリストに含まれているコンテンツと類似するコンテンツが最も多く含まれている外部プレイリストのみを選択して、携帯端末100に提示するようにしても良い。
【0067】
ここで、コンテンツの類似度は、例えば、コンテンツが楽曲である場合には、コンテンツ解析処理により、楽曲のジャンルが一致または近似しているか、楽曲のテンポや曲調が一致しているか、アーティストが一致しているか、等の要素を用いて高低が判断されるようにしてもよい。
【0068】
以上、上記ステップS105における、コンテンツサーバ20に記録されているプレイリストの検索処理について説明した。次に、具体的なプレイリストの表示について例を挙げて説明する。
【0069】
[1−5.プレイリストの表示]
上述したように、本実施形態においては、プレイリストは円で表示される。図7は、本開示の一実施形態にかかる携帯端末100が画像表示部120に表示するプレイリストの表示例を示す説明図である。
【0070】
図7には、プレイリスト表示部142によって、記憶部160に記憶されているプレイリスト170が画像表示部120に円で表示されている様子が示されている。そして、プレイリスト170の円周上には、そのプレイリスト170に属する、AからEの5つのコンテンツが白抜きの丸(○)または中黒の丸(●)で表示される。本実施形態では、再生中のコンテンツは中黒の丸(●)で、再生されていないコンテンツは白抜きの丸(○)で示されている。図7では、コンテンツAが携帯端末100で再生中であることを示している。もちろん、コンテンツの表示形態はかかる例に限定されないことは言うまでもない。また、画像表示部120には、プレイリスト170に基づいたコンテンツの再生が行われる際に、再生中のコンテンツの情報も同時に表示されていてもよい。
【0071】
図8は、本開示の一実施形態にかかる携帯端末100が画像表示部120に表示するプレイリストの表示例を示す説明図である。
【0072】
図8には、プレイリスト表示部142によって、記憶部160に記憶されているプレイリスト170と、プレイリスト取得部141がコンテンツサーバ20から取得したプレイリスト180とが、画像表示部120にそれぞれ円で表示されている様子が示されている。プレイリスト180は、コンテンツA、B、F、G、Hの5つのコンテンツからなるものである。そして、プレイリスト170とプレイリスト180とは、共通するコンテンツA及びコンテンツBで交差するように、プレイリスト表示部142によって画像表示部120に表示される。
【0073】
なお、図8では、説明の便宜上、コンテンツサーバ20から取得したプレイリスト180を破線で図示しているが、もちろん本開示はかかる例に限定されないことは言うまでもない。例えば、記憶部160に記憶されているプレイリスト170と、プレイリスト取得部141がコンテンツサーバ20から取得したプレイリスト180とで、色を変えて表示することで、プレイリストを区別しても良く、同じような色で表示する場合であっても、色の濃淡を変えることでプレイリストを区別しても良い。
【0074】
このようにプレイリスト表示部142がプレイリスト170とプレイリスト180とを画像表示部120へ表示することによって、ユーザは、ユーザ自身が作成したプレイリストのどのコンテンツの再生順序が、コンテンツサーバ20から取得したプレイリストのコンテンツ再生順序と一致しているかを把握することができる。
【0075】
図8のように画像表示部120にそれぞれ円で表示されているプレイリスト170及びプレイリスト180は、ユーザの選択が受け付けられる状態となっている。ユーザが操作部150を操作して、いずれか一方のプレイリストを選択すると、コンテンツ再生部143は、ユーザによって選択されたプレイリストに基づいた再生を実行する。コンテンツ再生部143が、ユーザによって選択されたプレイリストに基づいた再生を実行する際には、プレイリスト表示部142は、どのプレイリストがユーザによって選択されたプレイリストであるかを明示的に示しても良い。
【0076】
図9は、本開示の一実施形態にかかる携帯端末100が画像表示部120に表示するプレイリストの表示例を示す説明図である。図9には、ユーザがプレイリスト180を選択した場合の表示例が図示されている。このように、ユーザによって選択されたプレイリスト180を濃い色で表示する等して、どのプレイリストがユーザによって選択されたプレイリストであるかを明示的に示すことで、ユーザに対し、現在はどのプレイリストに基づいた再生がされているかを分かりやすく提示することができる。
【0077】
コンテンツサーバ20から取得したプレイリスト180には、記憶部160に記憶されていないコンテンツが含まれている場合がある。この場合は、記憶部160に記憶されていないコンテンツをコンテンツ取得部144がコンテンツサーバ20から取得する。コンテンツ取得部144が取得したコンテンツはコンテンツ再生部143により再生される。
【0078】
図8及び図9では、コンテンツの再生順序が2つ一致している場合の、プレイリスト表示部142によるプレイリストの画像表示部120への表示について示した。しかし、コンテンツの再生順序が3つ以上一致している場合は、2つの円を3点以上で交差させることは出来ないので、プレイリスト表示部142は、プレイリストの表示に際し、プレイリストや、プレイリスト上のコンテンツの表示形態を変形させても良い。
【0079】
図10は、本開示の一実施形態にかかる携帯端末100が画像表示部120に表示するプレイリストの表示例を示す説明図である。図10には、プレイリスト表示部142によって、記憶部160に記憶されているプレイリスト170と、プレイリスト取得部141がコンテンツサーバ20から取得したプレイリスト180とが、画像表示部120にそれぞれ円で表示されている様子が示されている。ここで、プレイリスト170とプレイリスト180とは、コンテンツの再生順序が3つ一致しているものとする。
【0080】
プレイリスト170とプレイリスト180とで、コンテンツの再生順序が3つ一致している場合には、プレイリスト表示部142は、プレイリスト上のコンテンツの表示形態を変形して画像表示部120に表示させる。このようにプレイリスト表示部142がプレイリスト170とプレイリスト180とを画像表示部120へ表示し、また、プレイリスト上のコンテンツの表示形態を変形して画像表示部120へ表示することによって、ユーザは、ユーザ自身が作成したプレイリストのどのコンテンツの再生順序が、コンテンツサーバ20から取得したプレイリストのコンテンツ再生順序と一致しているかを把握することができる。
【0081】
図11は、本開示の一実施形態にかかる携帯端末100が画像表示部120に表示するプレイリストの表示例を示す説明図である。図11には、プレイリスト表示部142によって、記憶部160に記憶されているプレイリスト170と、プレイリスト取得部141がコンテンツサーバ20から取得したプレイリスト180とが、画像表示部120にそれぞれ円で表示されている様子が示されている。ここで、プレイリスト170とプレイリスト180とは、コンテンツの再生順序が3つ一致しているものとする。
【0082】
プレイリスト170とプレイリスト180とで、コンテンツの再生順序が3つ一致している場合には、プレイリスト表示部142は、プレイリストの表示形態を変形して画像表示部120に表示させる。このようにプレイリスト表示部142がプレイリスト170とプレイリスト180とを画像表示部120へ表示し、また、プレイリストの表示形態を変形して画像表示部120へ表示することによって、ユーザは、ユーザ自身が作成したプレイリストのどのコンテンツの再生順序が、コンテンツサーバ20から取得したプレイリストのコンテンツ再生順序と一致しているかを把握することができる。
【0083】
<2.まとめ>
以上説明したように本開示の一実施形態によれば、携帯端末100は、プレイリストに基づいてコンテンツを再生する際に、プレイリストを円で画面に表示する。そして、プレイリストに基づいてコンテンツを再生する際に、携帯端末100は、コンテンツの再生順序が2つ以上一致するプレイリストが存在するかどうかコンテンツサーバを検索する。コンテンツの再生順序が2つ以上一致するプレイリストがコンテンツサーバに存在していれば、携帯端末100はそのプレイリストをコンテンツサーバから取得し、再生順序が一致しているコンテンツで交わるように複数のプレイリストを表示する。
【0084】
このように、コンテンツの再生順序が2つ以上一致するプレイリストを取得することで、本開示の一実施形態にかかる携帯端末100は、携帯端末100のユーザの嗜好に合うと思われるプレイリストを、ユーザに対して提示することができる。
【0085】
なお、上述した本開示の一実施形態においては、プレイリストに基づいてコンテンツを再生する装置として携帯端末100を挙げて説明したが、本技術はかかる例に限定されないことは言うまでもない。すなわち、ネットワークに接続する機能を有し、プレイリストに基づいてコンテンツを再生することができる機器について、同様に本技術に適用可能であることは言うまでもない。
【0086】
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本開示はかかる例に限定されない。本開示の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
【0087】
例えば、上記実施形態では、携帯端末100で再生中のプレイリストにおけるコンテンツの再生順序が2つ以上一致しているものを、コンテンツサーバ20からプレイリストを取得するための条件としたが、本開示はかかる例に限定されない。例えば、プレイリストでのコンテンツの再生順序が2つ以上一致しているものがコンテンツサーバ20に存在していなければ、プレイリストにおけるコンテンツの再生順序が少なくとも逆順で2つ連続して一致しているプレイリストを取得してもよい。再生順序が一致していなくても、逆順で2つ一致していれば、そのプレイリストは、携帯端末100で再生中のプレイリストと嗜好が似ていると判断することができるからである。
【0088】
なお、本技術は以下のような構成も取ることができる。
(1)
コンテンツを再生するコンテンツ再生部と、
前記再生部が、プレイリストに基づいてコンテンツを再生している際に、前記プレイリストにおけるコンテンツと少なくとも2つ共通するコンテンツを有し、かつ、該コンテンツの再生順序が少なくとも2つ連続して一致している外部プレイリストを外部から少なくとも1つ取得するプレイリスト取得部と、
前記プレイリストと前記プレイリスト取得部が取得した前記外部プレイリストとを、連続して一致しているコンテンツ同士で結合して表示させるプレイリスト表示部と、
を備える、再生装置。
(2)
前記コンテンツ再生部は、前記プレイリスト表示部が前記プレイリストと前記外部プレイリストとを結合して表示させている際に前記外部プレイリストが選択されると、選択された前記外部プレイリストに従ってコンテンツを再生する、請求項1に記載の再生装置。
(3)
前記コンテンツ再生部が前記選択された前記外部プレイリストに従ってコンテンツを再生する場合に、前記外部プレイリストに含まれるコンテンツが前記再生装置に存在しないときはネットワークを介して該コンテンツを取得するコンテンツ取得部をさらに備える、前記(2)に記載の再生装置。
(4)
前記プレイリスト取得部は、前記第1のプレイリストにおけるコンテンツの再生順序が少なくとも2つ連続して一致している前記外部プレイリストが取得出来ない場合は、前記第1のプレイリストにおけるコンテンツの再生順序が少なくとも逆順で2つ連続して一致している前記外部プレイリストを取得する、前記(1)から(3)のいずれかに記載の再生装置。
(5)
前記プレイリスト表示部は、コンテンツを円周上に配置させることでプレイリストを円状に表示させる、前記(1)から(4)のいずれかにに記載の再生装置。
(6)
前記再生部が再生するコンテンツが属するプレイリストと前記プレイリスト取得部が取得した前記外部プレイリストとで、連続して一致するコンテンツが3つ以上存在している場合は、前記プレイリスト表示部はプレイリストを変形して表示させる、前記(5)に記載の再生装置。
(7)
前記プレイリスト取得部は、コンテンツの再生順序が少なくとも2つ連続して一致している外部プレイリストが複数存在する場合は、再生回数が最も多い外部プレイリストのみを取得する、前記(1)から(6)のいずれかに記載の再生装置。
(8)
前記プレイリスト取得部は、コンテンツの再生順序が少なくとも2つ連続して一致している外部プレイリストが複数存在する場合は、前記再生部で再生されているコンテンツが属するプレイリストに含まれているコンテンツと類似するコンテンツが最も少なく含まれている、または全く含まれていない外部プレイリストのみを取得する、前記(1)から(7)のいずれかにに記載の再生装置。
(9)
前記プレイリスト取得部は、コンテンツの再生順序が少なくとも2つ連続して一致している外部プレイリストが複数存在する場合は、前記再生部で再生されているコンテンツが属するプレイリストに含まれているコンテンツと類似するコンテンツが最も多く含まれている外部プレイリストのみを取得する、前記(1)から(8)のいずれかに記載の再生装置。
(10)
前記プレイリスト取得部は、コンテンツのタイトルが一致することによってコンテンツの共通性を判断する、前記(1)から(9)のいずれかに記載の再生装置。
(11)
コンテンツを再生するコンテンツ再生ステップと、
前記再生ステップが、プレイリストに基づいてコンテンツを再生している際に、前記プレイリストにおけるコンテンツの再生順序が少なくとも2つ連続して一致している外部プレイリストを外部から少なくとも1つ取得するプレイリスト取得ステップと、
前記プレイリストと前記プレイリスト取得ステップが取得した前記外部プレイリストとを、連続して一致しているコンテンツ同士で結合して表示させるプレイリスト表示ステップと、
を備える、再生方法。
(12)
コンピュータに、
コンテンツを再生するコンテンツ再生ステップと、
前記再生ステップが、プレイリストに基づいてコンテンツを再生している際に、前記プレイリストにおけるコンテンツの再生順序が少なくとも2つ連続して一致している外部プレイリストを外部から少なくとも1つ取得するプレイリスト取得ステップと、
前記プレイリストと前記プレイリスト取得ステップが取得した前記外部プレイリストとを、連続して一致しているコンテンツ同士で結合して表示させるプレイリスト表示ステップと、
を実行させる、コンピュータプログラム。
【符号の説明】
【0089】
20 コンテンツサーバ
21 通信部
22 プレイリスト記録部
23 プレイリスト検索部
24 コンテンツ記録部
100 携帯端末
110 通信部
120 画像表示部
130 音声出力部
140 制御部
141 プレイリスト取得部
142 プレイリスト表示部
143 コンテンツ再生部
144 コンテンツ取得部
150 操作部
160 記憶部
170、180 プレイリスト
200 携帯端末


【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンテンツを再生するコンテンツ再生部と、
前記再生部が、プレイリストに基づいてコンテンツを再生している際に、前記プレイリストにおけるコンテンツと少なくとも2つ共通するコンテンツを有し、かつ、該コンテンツの再生順序が少なくとも2つ連続して一致している外部プレイリストを外部から少なくとも1つ取得するプレイリスト取得部と、
前記プレイリストと前記プレイリスト取得部が取得した前記外部プレイリストとを、連続して一致しているコンテンツ同士で結合して表示させるプレイリスト表示部と、
を備える、再生装置。
【請求項2】
前記コンテンツ再生部は、前記プレイリスト表示部が前記プレイリストと前記外部プレイリストとを結合して表示させている際に前記外部プレイリストが選択されると、選択された前記外部プレイリストに従ってコンテンツを再生する、請求項1に記載の再生装置。
【請求項3】
前記コンテンツ再生部が前記選択された前記外部プレイリストに従ってコンテンツを再生する場合に、前記外部プレイリストに含まれるコンテンツが前記再生装置に存在しないときはネットワークを介して該コンテンツを取得するコンテンツ取得部をさらに備える、請求項2に記載の再生装置。
【請求項4】
前記プレイリスト取得部は、前記第1のプレイリストにおけるコンテンツの再生順序が少なくとも2つ連続して一致している前記外部プレイリストが取得出来ない場合は、前記第1のプレイリストにおけるコンテンツの再生順序が少なくとも逆順で2つ連続して一致している前記外部プレイリストを取得する、請求項1に記載の再生装置。
【請求項5】
前記プレイリスト表示部は、コンテンツを円周上に配置させることでプレイリストを円状に表示させる、請求項1に記載の再生装置。
【請求項6】
前記再生部が再生するコンテンツが属するプレイリストと前記プレイリスト取得部が取得した前記外部プレイリストとで、連続して一致するコンテンツが3つ以上存在している場合は、前記プレイリスト表示部はプレイリストを変形して表示させる、請求項5に記載の再生装置。
【請求項7】
前記プレイリスト取得部は、コンテンツの再生順序が少なくとも2つ連続して一致している外部プレイリストが複数存在する場合は、再生回数が最も多い外部プレイリストのみを取得する、請求項1に記載の再生装置。
【請求項8】
前記プレイリスト取得部は、コンテンツの再生順序が少なくとも2つ連続して一致している外部プレイリストが複数存在する場合は、前記再生部で再生されているコンテンツが属するプレイリストに含まれているコンテンツと類似するコンテンツが最も少なく含まれている、または全く含まれていない外部プレイリストのみを取得する、請求項1に記載の再生装置。
【請求項9】
前記プレイリスト取得部は、コンテンツの再生順序が少なくとも2つ連続して一致している外部プレイリストが複数存在する場合は、前記再生部で再生されているコンテンツが属するプレイリストに含まれているコンテンツと類似するコンテンツが最も多く含まれている外部プレイリストのみを取得する、請求項1に記載の再生装置。
【請求項10】
前記プレイリスト取得部は、コンテンツのタイトルが一致することによってコンテンツの共通性を判断する、請求項1に記載の再生装置。
【請求項11】
コンテンツを再生するコンテンツ再生ステップと、
前記再生ステップが、プレイリストに基づいてコンテンツを再生している際に、前記プレイリストにおけるコンテンツの再生順序が少なくとも2つ連続して一致している外部プレイリストを外部から少なくとも1つ取得するプレイリスト取得ステップと、
前記プレイリストと前記プレイリスト取得ステップが取得した前記外部プレイリストとを、連続して一致しているコンテンツ同士で結合して表示させるプレイリスト表示ステップと、
を備える、再生方法。
【請求項12】
コンピュータに、
コンテンツを再生するコンテンツ再生ステップと、
前記再生ステップが、プレイリストに基づいてコンテンツを再生している際に、前記プレイリストにおけるコンテンツの再生順序が少なくとも2つ連続して一致している外部プレイリストを外部から少なくとも1つ取得するプレイリスト取得ステップと、
前記プレイリストと前記プレイリスト取得ステップが取得した前記外部プレイリストとを、連続して一致しているコンテンツ同士で結合して表示させるプレイリスト表示ステップと、
を実行させる、コンピュータプログラム。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2012−239058(P2012−239058A)
【公開日】平成24年12月6日(2012.12.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−107109(P2011−107109)
【出願日】平成23年5月12日(2011.5.12)
【出願人】(000002185)ソニー株式会社 (34,172)
【Fターム(参考)】