説明

再送信システム

【課題】 受信装置が備える無停電電源装置の異常を簡単な構成で遠隔地から知る。
【解決手段】 受信装置2がテレビジョン放送信号を受信し、受信したテレビジョン放送信号を送信装置4に光連絡線設備5を介して供給し、送信装置4は供給されたテレビジョン放送信号を再送信する。受信装置2は、受信側電源部18と、受信側電源部18のバッテリー24に異常があるとき検出信号を送信装置4に光連絡線設備5を介して供給する充放電監視回路52とを、有している。送信装置4は、送信側異常検出信号に基づいて異常を出力するLED84と、送信側異常検出信号を再送信するアンテナ82を有している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、再送信システムに関し、特に、その受信装置が無停電電源装置を備えたものに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、共同受信システムには、停電時の対策として、特許文献1に開示されているように無停電電源装置をセンター装置に装備したものがある。特許文献1の無停電電源装置は、バッテリーを備えたものである。特許文献2には、停電が生じて無停電電源装置のバッテリーから中継増幅器に動作電力が供給されると、無停電電源装置が備える監視装置が、この無停電電源装置の近くの加入者宅まで共同受信システムとは別個に敷設した通信線を介して加入者宅の受信機に警報信号を伝送する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平7−123063号公報
【特許文献2】特開2003−230231号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の無停電電源装置はバッテリーを備えたものであり、保守点検を行う必要がある。この無停電電源装置を再送信システムの受信装置に実施することも考えられる。しかし、再送信システムの受信装置は、例えば山の頂等の頻繁に保守点検に行きにくい場所に設置されることが多い。そのため、受信装置から遠隔地において無停電電源装置の状況を知ることが望ましい。特許文献2の技術を適用すれば、遠隔地において無停電電源装置の状況を知ることはできるが、別途通信線を加入者宅まで敷設しなければならず、その構成が複雑になる。
【0005】
本発明は、受信装置が備える無停電電源装置の異常を簡単な構成で遠隔地から知ることができる再送信システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様の再送信システムは、受信装置がテレビジョン放送信号を受信し、受信したテレビジョン放送信号を離れた位置にある送信装置に連絡線設備を介して供給し、該送信装置が供給されたテレビジョン放送信号を再送信するものである。受信装置は、受信側無停電電源装置と、該受信側無停電電源装置に異常があるとき受信側異常検出信号を前記送信装置に供給する送信側異常検出手段とを、有している。送信装置は、伝送された受信側異常検出信号に基づいて異常を出力する異常出力手段を有する。
【0007】
このように構成された再送信システムでは、受信側無停電電源装置に異常が生じた場合、その受信側異常検出信号が送信装置に連絡線設備を介して伝送され、送信装置において出力される。従って、受信装置とは離れた位置にある送信装置において、受信装置の受信側無停電電源装置に異常が生じていることを知ることができる。
【0008】
受信装置は、地上デジタルテレビジョン放送信号を受信する受信アンテナと、前記地上デジタルテレビジョン放送信号のうち1波の地上デジタルテレビジョン放送信号を処理し、前記共同受信システムに供給する受信側単チャンネル処理ユニットとを、有し、前記受信側無停電電源装置は、商用電源の非供給時には前記受信側単チャンネル処理ユニットにバッテリーから動作電力を供給するように構成されているものとすることができる。
【0009】
この形態では、単チャンネル処理ユニットが、災害などの発生によって停電している場合でも、動作可能とするために受信側無停電電源装置が設けられている。従って、この受信側無停電電源装置に異常がある場合、早急にそのことが報知されて処置が行われ、前記1波の地上デジタルテレビジョン放送を常に行えるようにすることに、非常に意義がある。
【0010】
前記受信側異常検出手段は、前記受信側異常検出信号に基づいて前記受信装置の前記受信側無停電電源装置の異常を目視できるように表示する表示手段とすることができる。このように構成すると、受信装置の無停電電源装置に異常があることを、離れた位置にある送信装置において目視で確認することができる。
【0011】
前記受信側異常検出手段は、前記受信側異常検出信号として前記受信したテレビジョン放送信号と非重複の周波数の受信側高周波信号を前記送信装置に連絡線設備を介して伝送することができるものとすることができる。この場合、前記送信装置は、伝送された前記高周波信号を再送信する。高周波信号としては、受信手段によって受信可能な周波数帯、例えばFM放送の周波数帯とすることが望ましい。このように構成すると、異常が検出されたとき、高周波信号が送信装置に伝送され、再送信されるので、送信装置の近傍にいない人でも、受信手段によって、受信側無停電電源装置に異常があることを送信装置の近傍以外の場所でも知ることができる。
【0012】
さらに、前記送信装置は、送信側無停電電源装置と、該送信側無停電電源装置に異常があるとき送信側検出信号を出力する送信側異常検出手段とを、有するものとできる。該送信側異常検出信号は、前記受信したテレビジョン放送信号及び受信側高周波信号と非重複で前記受信手段によって受信可能な周波数の送信側高周波信号であり、該送信側高周波信号を前記送信装置が送信する。このように構成すると、送信側無停電電源装置に異常が発生したとき、送信側高周波信号が送信装置から送信されるので、送信装置の近傍にいない人でも、受信手段によって、送信側無停電電源装置に異常があることを送信装置の近傍以外の場所でも知ることができる。
【発明の効果】
【0013】
以上のように、本発明によれば、再送信システムで使用している無停電電源装置の異常を簡単な構成で遠隔地から知ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の1実施形態の再送信システムのブロック図である。
【図2】図1の再送信システムの受信装置と送信装置との配置を示す略図である。
【図3】図1の再送信システムで使用している受信装置の電源部のブロック図である。
【図4】図1の再送信システムで使用している送信装置の電源部のブロック図である。
【図5】図1の再送信システムで使用している送信装置の外観の略図である。
【図6】図3のバッテリーの監視に関連する回路の別の例を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
本発明の1実施形態の再送信システムは、いわゆるギャプフィラーシステムであり、図1に示すように、受信装置2と送信装置4と、これらを接続する連絡線設備、例えば光連絡線設備5を有している。受信装置2には、光連絡線設備5の光送信機14、16が一体構成されている。送信装置4には、光連絡線設備5カプラ40、フィルタ43、50、光受信機46、52が一体構成されている。
【0016】
受信装置2は、例えば図2に示すように例えば難視聴地域の近傍にあって良好にテレビジョン放送信号を受信できる位置、例えば山の頂上に設置されている。ここで受信したテレビジョン放送信号を送信装置4に伝送する。図2に示すように送信装置4は複数設置されており、受信装置2と各送信装置4とは、かなり離れた位置にある。
【0017】
図1に示すように受信装置2は、UHF帯の地上デジタルテレビジョン放送信号の受信用アンテナ6を有しており、この受信用アンテナ6で受信された複数チャンネルの地上デジタルテレビジョン放送信号が、ヘッドアンプ10に供給される。
【0018】
ヘッドアンプ10は、各チャンネルの地上デジタルテレビジョン放送信号をそれぞれ個別に増幅する複数の受信側単チャンネル処理ユニット12−1乃至12−nを有している。これら複数の受信側単チャンネル処理ユニット12−1乃至12−nのうち特定のチャンネルの地上デジタルテレビジョン放送信号を増幅している受信側単チャンネル処理ユニット12−1での出力信号が、光送信機14に供給され、特定の波長の光信号に変換される。また、残りの受信側単チャンネル処理ユニット12−2乃至12−nによってそれぞれ増幅された残りの複数チャンネルの地上デジタルテレビジョン放送信号は、合成されて光送信機16に供給され、ここで光送信機14とは異なる波長の光信号に変換される。
【0019】
ヘッドアンプ10は、受信側電源部18を有している。図3に示すように、この受信側電源部18は、複数波動作用電源回路20を有している。これは、図1に示す交流電源部22から供給された30乃至60Vの交流電圧を直流電圧に変換し、これを受信側単チャンネル処理ユニット12−1、12−2乃至12−n及び光送信機14、16に供給して、これらを動作させるものである。交流電源部22は、商用電源から上記交流電圧を発生しており、商用電源が作動している通常状態では、複数波動作用電源回路20は、受信側単チャンネル信号処理ユニット12−1、12−2乃至12−n及び光送信機14、16に動作電力を供給しているが、災害等によって商用電源が非供給(停電)のときには、12−1、12−2乃至12−n及び光送信機14、16に動作電力を供給できない。
【0020】
受信側電源部18には内部バッテリー24が設けられ、受信側停電検出手段、例えば停電検出回路26が商用電源の停電を検出したとき、この内部バッテリー24の電圧が出力制御回路28によって制御されて、1波動作用電源回路30に供給され、ここで受信側単チャンネル処理ユニット12−1及び光送信機14のみを動作させるのに適切な電圧に調整されて、これらに供給される。従って、停電が生じても、受信側単チャンネル処理ユニット12−1及び光送信機14は、自動的に動作を継続する。なお、内部バッテリー24は、受信側異常検出手段、例えば充放電監視回路32によって充放電状態が監視されており、放電状態では、交流電源部22からの交流電圧に基づいて充電されている。また、充放電監視回路32は、内部バッテリー64の充放電が正常に行われていないとき、受信側異常検出信号を発生する。長時間にわたって1波の地上デジタルテレビジョン放送を継続する必要があるような場合に備えて、受信装置2の外部に外部バッテリー33も設け、これからも動作電力を受信側単チャンネル処理ユニット12−1、光送信機14に供給できるように構成してある。
【0021】
受信側単チャンネル処理ユニット12−1内には、図1に示すように、受信側高周波発生手段、例えばFM変調信号発生器13も設けられている。このFM変調信号発生器13は、図3の充放電監視回路32が異常を検出したときに動作し、FMラジオ受信機で受信可能な周波数のキャリアを適切な信号、例えば受信装置側のバッテリーが異常である旨の音声信号でFM変調した受信側FM変調信号を生成する。このFM変調信号も光送信機14に供給される。従って、光送信機14は、停電が生じたとき、受信側単チャンネル処理ユニット12−1の特定の1チャンネルの地上デジタルテレビジョン放送信号とFM変調信号とを光信号に変換する。
【0022】
図1に示すように、光送信機14、16からの光信号は光連絡線設備5の光合成器34において合成され、この合成された光信号は光連絡線設備5の光分配器36に供給され、光分配器36でさらに複数に分配され、光連絡設備5の光ファイバー37を介して各送信装置4に供給される。
【0023】
送信装置4では、光分配器36の1つの分配端子からの光信号をカプラ40が受けて、これを、送信側単チャンネル処理ユニット42と、送信側多チャンネル処理ユニット44とに供給する。
【0024】
送信側単チャンネル処理ユニット42では、カプラ40からの光信号から、フィルタ43によって光送信機14からの光信号を抽出し、光受信機46によって元の単チャンネルの地上デジタルテレビジョン放送信号に復元する。なお、FM変調信号発生器13のFM変調信号が光信号に含まれている場合には、これも復元する。復元された単チャンネルの地上デジタルテレビジョン放送信号は増幅器48によって電力増幅される。同様に送信側多チャンネル処理ユニット44では、カプラ40からの光信号から、フィルタ50によって光送信機16からの光信号を抽出し、光受信機52によって元の複数チャンネルの地上デジタルテレビジョン放送信号に復元し、これを増幅器54によって電力増幅する。これら増幅器48、54で増幅された各地上デジタルテレビジョン放送信号は、合成器56によって合成され、送信アンテナ58から送信される。
【0025】
FM変調信号が光送信機14の光信号に含まれている場合、復元されたFM変調信号は、光受信機46の出力から分岐され、1分岐器74を介してレベル検出器76に供給され、その検出信号に基づいて受信側異常出力手段、例えば表示手段、具体的にはLED78に供給され、これを点灯させる。また、復元されたFM変調信号は、1分岐器74、合成器80を介して再送信アンテナ82に供給され、再送信アンテナ82から再送信される。
【0026】
これら送信側単チャンネル処理ユニット42及び送信側多チャンネル処理ユニット44は、無停電電源装置、例えば送信側電源部60からの動作電力によって動作している。送信側電源部60は、図4に示すように、複数波動作用電源回路62を有している。この複数波動作用電源回路62は、商用電源から供給された100Vの交流電圧を直流電圧に変換し、これを送信側単チャンネル処理ユニット42及び送信側多チャンネル処理ユニット44に供給して、これらを動作させる。この複数波動作用電源回路62は、災害等によって商用電源が非供給(停電)のときには、送信側単チャンネル処理ユニット42及び送信側多チャンネル処理ユニット44に動作電力を供給できない。
【0027】
送信側電源部60には内部バッテリー64が設けられ、送信側停電検出手段、例えば停電検出回路66が商用電源の停電を検出したとき、この内部バッテリー64の電圧が出力制御回路68によって制御されて、1波動作用電源回路70に供給され、ここで送信側単チャンネル処理ユニット42のみを動作させるのに適切な電圧に調整されて、送信側単チャンネル処理ユニット42に供給される。従って、停電が生じても、送信側単チャンネル処理ユニット42は、動作を自動的に継続する。なお、内部バッテリー64は、充放電監視回路72によって充放電状態が監視され、内部バッテリー64の出力に異常が生じているとき、送信側異常検出信号を発生する。
【0028】
この送信側異常検出信号に基づいて、図1に示すように受信側異常出力手段、例えば表示手段、具体的にはLED84に供給され、LED84が点灯する。また、この送信側異常検出信号に基づいて受信側高周波発生手段、例えばFM変調信号発生器86が動作する。FM変調信号発生器86は、FM変調信号発生器13のキャリアとは異なる周波数でFM受信機で受信可能な周波数のキャリアを、適切な信号、例えば送信装置側のバッテリーが異常である旨の音声信号で変調した送信側FM変調信号を発生する。この送信側FM変調信号は、合成器80を介して再送信アンテナ82に供給される。
【0029】
なお、LED78、84は、図5に示すように、送信装置4の筐体の外面に設けられ、これらが点灯していることが容易に確認できるように配置されている。
【0030】
このように構成された再送信システムでは、停電が生じていない場合、受信装置2の受信側単チャンネル処理ユニット12−1、12−2乃至12−n及び光送信機14、16は、受信側電源部18の複数波動作用電源回路20からの動作電力によって動作し、送信装置4の送信側単チャンネル処理ユニット42、送信側多チャンネル処理ユニット44は、送信側電源部60の複数波用電源回路62からの動作電力によって動作している。従って、受信アンテナ6で受信された各地上デジタルテレビジョン放送信号は、光信号に変換されて、送信装置4に伝送され、送信側単チャンネル処理ユニット42及び送信側多チャンネル処理ユニット44で元の各地上デジタルテレビジョン放送信号に変換されて、送信アンテナ58から再送信される。
【0031】
受信装置2側で停電が生じた場合、受信側電源部18の複数波動作用電源回路20からの動作電力の供給は停止されるが、自動的に1波動作用電源回路30が動作する。その結果、受信側単チャンネル処理ユニット12−2乃至12−nと光送信機16とは動作を停止するが、受信側単チャンネル処理ユニット12−1と光送信機14とは、動作を継続する。従って、特定の1波の地上デジタルテレビジョン放送信号を変換した光信号の送信装置4への伝送は、停電が生じても、継続される。
【0032】
このように停電が生じていない状態でも、停電が生じた状態でも、受信側単チャンネル処理ユニット12−1、光送信機14、送信側単チャンネル処理ユニット42は、常に動作を継続しているので、受信側電源部18の内部バッテリー24に異常が生じたことを、たとえ停電が生じても報知することができる。また、この異常が生じたことは、再送信されているので、送信装置4の近辺にいない人にも報知することができる。
【0033】
上記の実施形態では、受信装置や連絡線設備及び送信装置に、例えば光共同受信システムや同軸ケーブル使用の共同受信システムに併設して当該システムを構成することができる。上記の実施形態では受信装置や専用の連絡線設備を使用したが、共同受信システムに併設した場合、連絡線設備はこれら共同受信システムとの共用を図ることができるので、経済的な再送信システムを提供することができる。
【0034】
上記の実施形態では、受信側FM変調信号発生器13は、受信側単チャンネル処理ユニット12−1内に内蔵したが、図6に示すように、FM変調信号発生器13を独立して設け、このFM変調信号を光信号に変換する光送信機300を別個に設けることも可能である。この場合、光送信機300の光信号の波長は、他の光送信機の光信号の波長と異なるものである。また、FM変調信号発生器13及び光送信機30は、受信側電源部18の複数波動作用電源回路20と1波動作用電源回路20とから動作電力の供給を受ける。また、FM変調信号発生器13からの受信側FM変調信号を、送信側単チャンネル処理ユニット42で処理したが、受信側FM変調信号専用の処理ユニットを設けることもできる。その処理ユニットの構成は、フィルタ43が選択する光信号の波長が異なる以外送信側単チャンネル処理ユニット42と同一の構成であり、この処理手段の出力信号が1分岐器74に供給される。この処理ユニットも、送信側電源部60の複数波動作用電源回路62と1波動作用電源回路70とから動作電力の供給を受ける。
【符号の説明】
【0035】
2 受信装置
4 送信装置
6 受信アンテナ
12−1乃至12−n 受信側単チャンネル放送用信号処理ユニット
18 受信側電源部(無停電電源装置)
78 LED(出力手段)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
受信装置がテレビジョン放送信号を受信し、受信したテレビジョン放送信号を離れた位置にある送信装置に連絡線設備を介して供給し、該送信装置は供給されたテレビジョン放送信号を再送信する再送信システムにおいて、
前記受信装置は、受信側無停電電源装置と、該受信側無停電電源装置に異常があるとき受信側異常検出信号を前記連絡線設備に供給する受信側異常検出手段とを、有し、
前記送信装置は、前記連絡線設備を介して供給された前記受信側異常検出信号に基づいて異常を出力する受信側異常出力手段を有する
再送信システム。
【請求項2】
請求項1記載の再送信システムにおいて、
前記受信装置は、
地上デジタルテレビジョン放送信号を受信する受信アンテナと、前記地上デジタルテレビジョン放送信号のうち1波の地上デジタルテレビジョン放送信号を処理し、前記送信装置に前記連絡線設備を介して伝送する受信側単チャンネル処理ユニットとを、有し、前記無停電電源装置は、商用電源の非供給時には前記受信側単チャンネル処理ユニットにバッテリーから動作電力を供給するように構成されている
再送信システム。
【請求項3】
請求項1記載の再送信システムにおいて、前記受信側異常出力手段は、前記受信側検出信号に基づいて前記受信装置の前記無停電電源装置の異常を目視できるように表示する受信側表示手段である再送信システム。
【請求項4】
請求項1記載の再送信システムにおいて、前記受信側異常検出手段は、前記受信側異常検出信号として、前記受信したテレビジョン放送信号と非重複で受信手段によって受信可能な周波数の受信側高周波信号を前記連絡線設備を介して前記送信装置に伝送し、前記送信装置は、伝送された前記受信側高周波信号を再送信する再送信システム。
【請求項5】
請求項4記載の再送信システムにおいて、前記送信装置は、送信側無停電電源装置と、該送信側無停電電源装置に異常があるとき送信側検出信号を出力する送信側異常検出手段とを、有し、該送信側異常検出信号は、前記受信したテレビジョン放送信号及び受信側高周波信号と非重複で前記受信手段によって受信可能な周波数の送信側高周波信号であり、該送信側高周波信号を前記送信装置が送信する再送信システム。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2010−263335(P2010−263335A)
【公開日】平成22年11月18日(2010.11.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−111598(P2009−111598)
【出願日】平成21年4月30日(2009.4.30)
【出願人】(591053926)財団法人エヌエイチケイエンジニアリングサービス (169)
【出願人】(591164613)株式会社エヌエイチケイアイテック (39)
【出願人】(000109668)DXアンテナ株式会社 (394)
【Fターム(参考)】