説明

写真シール印刷装置

【課題】 利用者の好みに合う写真シールのレイアウトを、容易かつ短時間に選択することができる写真シール印刷装置を提供すること。
【解決手段】 合成された画像を印刷出力するレイアウトを選択するレイアウト選択手段を備え、レイアウト選択手段は表示手段に、任意の場所が入力手段によって選択可能なレイアウト選択領域をもつレイアウト選択画像を表示するとともに、入力手段の操作によりレイアウト選択領域の或る場所が選択されたことに応じて、この或る場所から演算処理によって求められるレイアウトもしくは或る場所で特定される予め設定されたレイアウトを決定して、決定したレイアウトを表示手段にレイアウト見本画像として表示し、レイアウト選択処理を終了すべき条件に達したときにレイアウト見本画像として表示されているレイアウトを、印刷出力するレイアウトとして決定する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、人物等の被写体の画像(被写体画像)と、落書き画像(落書き線描画像)や各種スタンプ画像などといった編集用画像との合成画像を、シール紙に印刷して出力する写真シール印刷装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年ゲームセンターでは、10代の女性を中心にゲーム性を備えた写真シール印刷装置が人気を集めている。この種の写真シール印刷装置では、利用者は、カーテン等で囲われた撮影空間において、他人の目を気にすることなく自由なポーズで撮影を行い、撮影終了後は、タッチパネル付きディスプレイに撮影画像を表示し、タッチペンやスタンプ画像等を使用して撮影画像に好みの編集を施した後、編集済みの画像を10〜20枚程度の小画像に縮め、1枚のシール紙上にレイアウトして印刷するというのが、一般的な利用形態である。
【0003】
利用者は、出来上がったシールを自分自身のコレクションとして保存したり、切り分けて仲のよい友人同士で交換するなどして楽しむことができる。また、複数の利用者が一緒に撮影を行い、出来上がった写真シールを等分に切り分けるといった楽しみ方も、一般的である。
【0004】
シールを切り分けたり、切り取ってコレクションブックに貼り付けたりして使用するためには、シールに印刷される画像の枚数やサイズ、あるいは画像の配置を、使用目的に応じて選択できると便利である。
【0005】
例えば3人で等分に分割したいのであれば、同じサイズの画像が3の倍数枚ずつ印刷されることが望ましいし、切り取りやすいように3段組にレイアウトされればいっそう便利である。さらに、例えば複数枚の撮影画像のうちから気に入った4枚を印刷したい場合、それぞれを同じ枚数ずつ印刷するのか、それとも特別に気に入った画像の印刷枚数を増やすのかといった指定ができることが好ましい。
【0006】
このように、切り分けるという使用方法だけをとっても、切り分ける人数に応じたレイアウトがあり、これに画像のサイズや枚数等のバリエーションを組み合わせれば、無数のレイアウトが可能になる。
【0007】
利用者は自分の好みに合ったレイアウトでシールを印刷したいという気持ちが強く、また、利用者の好みは千差万別であるため、それぞれの利用者の要望に応じたレイアウトを容易に選択するためのさまざまな工夫が行われている。
【0008】
例えば、下記の特許文献1に示されるように、写真シールの印刷領域を多数の基本領域(最小単位領域)に分割し、隣接する基本領域を利用者が自由に組み合わせることで、利用者が好みのレイアウトを設定できるようにした写真シール印刷装置が知られており(特許文献1参照)、また、シールのレイアウトを予め分類しておき、利用者が大分類から小分類へと順次レイアウトを選択していくような写真シール印刷装置が知られている(特許文献2参照)。
【特許文献1】特許第3472770号公報
【特許文献2】特開2004−32213号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、前記特許文献1に開示された従来技術にあっては、レイアウトの自由度は高いが、それ故に利用者の選択の自由度が大きく、レイアウト設定に複雑な操作が必要となり、従って時間もかかるという問題がある。そのため、レイアウトを選択する時間を無制限にすると、利用者の回転率低下により収益が減少し、逆にレイアウトを選択する時間を一定時間に制限すると、満足いくレイアウトが選択できないという利用者の不満感につながる。
【0010】
また、前記特許文献2に開示された従来技術にあっては、利用者のレイアウト選択操作自体は簡単である。しかしながら、利用者の多様な好みを満足させるためには、予め多数のレイアウトを用意する必要がある。一方、レイアウトの数が増えると、これを次々に表示して満足するものを見つけ出すために時間を要するという問題がある。
【0011】
本発明の目的は、利用者の好みに合う写真シールのレイアウトを、容易かつ短時間に選択することができる写真シール印刷装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明は上記した目的を達成するために、被写体を撮影する撮影手段と、撮影した被写体画像を表示する表示手段と、表示された被写体画像に対する落書き画像などの編集画像を入力する入力手段と、該入力手段により入力された編集画像と前記被写体画像とを合成する画像処理手段と、合成された画像を印刷出力する写真シール印刷装置において、
さらに、合成された画像を印刷出力するレイアウトを選択するレイアウト選択手段を備え、
前記レイアウト選択手段は、前記表示手段に、任意の場所が前記入力手段によって選択可能なレイアウト選択領域をもつレイアウト選択画像を表示するとともに、前記入力手段の操作により前記レイアウト選択領域の或る場所が選択されたことに応じて、前記或る場所から演算処理によって求められるレイアウトもしくは前記或る場所で特定される予め設定されたレイアウトを決定して、決定したレイアウトを前記表示手段にレイアウト見本画像として表示し、レイアウト選択処理を終了すべき条件に達したときに前記レイアウト見本画像として表示されているレイアウトを、印刷出力するレイアウトとして決定することを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、利用者が、自分の好みに合う写真シールのレイアウトを、容易かつ短時間に選択することが可能になる。その結果、利用者の満足度が向上し、このような特徴を持った写真シール印刷機の利用者数が増加することが期待できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、本発明の実施の形態を、図面を用いて説明する。図1は、本発明の一実施形態(以下、本実施形態と記す)に係る写真シール印刷装置の機能構成を示すブロック図である。
【0015】
本実施形態の写真シール印刷装置は、図1に示すように、撮影室内の被写体画像を撮影するカメラ1と、カメラ1が撮影している被写体の動画像を表示する撮影用モニタ2と、被写体に対して所定の明るさの照明を与える照明装置3と、被写体に対して所望の背景画像を与える背景機構4と、ガイダンス画像を表示したり、カメラ1で撮影した被写体画像を表示し、その表示された被写体画像に対し所望の落書き画像などをタッチペン操作で入力する、等々の表示や操作を受け付けるための編集用モニタ(タッチパネル付きディスプレイ)5と、落書き画像等の編集用画像を入力するためなどの複数のタッチペン6a,6bと、被写体画像に対し落書きなどの編集用画像が合成された合成画像を、指示されたレイアウトに従って写真シールとして印刷出力するプリンタ7と、被写体である利用者に各種の案内メッセージを音声で通知するスピーカ8と、写真シール印刷装置のシステム全体を制御する制御装置9を、含んで構成されている。
【0016】
図1に示す構成要素は、写真シール印刷装置の筐体の内部に配置される。図2は、本実施形態の写真シール印刷装置における、筐体の内部を側面から見た図、図3は、筐体の内部を上側から見た図であり、図2、図3において、20は写真シール印刷装置の筐体、21は撮影室、22は装置本体、23は編集用モニタ5とプリンタ7を収容した台、24は利用者(被写体)、25、26は出入口である。
【0017】
図4は、図2、図3に示した装置本体22の斜視図である。図4に示すように、カメラ1は装置本体22のほぼ中央位置に取り付けられている。また、照明装置3は、撮影室21内の被写体(利用者)24に対して、正面、左右から所定の明るさの照明光を与えるように設置されている。また撮影用モニタ2は、カメラ1に隣接して設置され、カメラ1に向かって任意の撮影ポーズをとった場合の被写体の動画像を、被写体24の位置から確認可能なようになっている。
【0018】
図1に示すように、被写体24の左右および斜め上方に設置される照明装置3は、それぞれ、面光源31とストロボ32を内蔵し、撮影ポーズを確認する場合には、面光源31によって所定の明るさの照明光を被写体24の方向に照射している。そして、撮影ポーズの確認が終わり、被写体24の静止画を撮影するタイミングになったならば、ストロボ32が発光し、被写体24に対して、面光源31からの照明光に加えストロボ光を被写体24に照射するようになっている。
【0019】
背景機構4は、被写体24の背景となる画像を与えるためのものであり、被写体(利用者)24が、編集用モニタ5での案内メッセージに従って、予め用意された複数の背景画像のうち任意の背景画像を選択可能なように構成されている。本実施形態で示す背景機構4は、複数枚のカーテンに各種の背景画像を印刷した電動式カーテンで構成され、例えば「夕焼け」の背景画像を利用者24が選択した場合には、「夕焼け」の風景を印刷したカーテンが被写体24の背景になるように、電動制御によって自動的にカーテンが切り替え駆動されるようになっている。
【0020】
制御装置9は、メモリ92に格納されたプログラムによってシステム全体(写真シール印刷装置全体)を制御するCPU91と、カメラ1で撮影された画像(動画像、静止画)を入力する画像入力部93と、撮影用モニタ2に被写体24の動画像を表示させるための画像出力部94と、スピーカ8に各種の案内メッセージの音声信号を出力する音声出力部95と、落書きに使用する線描パターンや太さ、画像合成用に予め用意された各種のスタンプ画像、印刷レイアウトの見本、各種の案内メッセージ(音声及び文字情報)などを記憶しているパターンメモリ96と、被写体画像と落書き画像などの編集用画像との合成画像をCPU91と協働して作成する画像処理部97と、正規の利用料金が投入されたことを検出するコイン制御部98と、照明制御部99と、背景機構制御部100と、被写体の静止画を撮影する時のシャッタタイミングを与えるタイマ101と、被写体24が撮影室21内に入室したかどうかを赤外線等で検知するセンサ102と、編集用モニタ5に被写体画像を編集対象用の画像として表示させる、合成画像を表示させる、各種のガイダンス画像を表示させる、等々の各種の画像出力処理を行う画像出力部103と、プリンタ制御部104とを、含んで構成されている。
【0021】
図5は、以上のように構成された写真シール印刷装置の動作の概要を示すフローチャートである。
【0022】
まず、利用者である被写体24が撮影室21内に入室したことを、センサ102によって検出したならば、CPU91は、利用の仕方、利用料金などの案内メッセージをスピーカ8から音声により出力すると共に、編集用モニタ5に初期画面を表示させる(ステップS101,S102)。
【0023】
これに対して、正規の利用料金が投入されたことをコイン制御部98が検出したならば、編集用モニタ5に撮影フレームの種類(ワイド(横長)、アップ、スリム(縦長))を表示し、タッチペン6aまたは6bを用いて何れかのフレームの種類を被写体24に選択させる(ステップS103,S104)。例えば、複数の被写体が漏れなく写るワイドを選択させる。
【0024】
次に、編集用モニタ5に背景画像の種類を表示し、タッチペン6aまたは6bを用いて何れかの背景画像を選択させる(ステップS105)。例えば、夕焼け風景の背景画像を選択させる。なお、ステップS104でのフレーム選択結果が、背景にも反映される。
【0025】
CPU91は、選択されたフレームの種類に応じてカメラ1のズーム倍率を制御し、また、選択された背景画像が被写体24の背景になるように背景機構4を電動制御する。
【0026】
この後、カメラ1で撮影している被写体24について、背景画像を含む動画像を撮影用モニタ2に表示する(ステップS106)。
【0027】
被写体24は、撮影用モニタ2に映し出されている自身の映像を見ながら、撮影ポーズを決める。背景画像の選択後、所定時間経過すると、タイマ101で定められた時間間隔で、被写体24の撮影が開始される(ステップS107)。CPU91は、被写体の静止画が撮影される毎に、その静止画をメモリ92に記憶させる(ステップS108)。そして、予め決められたN枚の撮影が終了したならば(ステップS109でYESになると)、撮影したN枚の撮影画像のサムネイル画像を、編集用モニタ5に表示させる(ステップS116)。
【0028】
次に、被写体24である利用者は、表示されたサムネイル画像の中から所望のショットの複数枚の撮影画像を選択する(ステップS117)。
【0029】
選択操作が終わったならば、CPU91は、被写体24が選択した複数ショットの撮影画像(被写体画像)に対し、落書き、色変更などの編集操作(レタッチ)を、タッチペン6a,6bで行わせる(ステップS118)。
【0030】
編集操作が終了したならば、落書きなどの編集用画像とメモリ92に記憶させておいた撮影画像(被写体画像)とを合成する。そして、プリント形式、例えば1枚のシートに撮影画像をどのような配置形式で配置して印刷するかを(すなわち、印刷出力のレイアウトを)選択させる(ステップS119)。
【0031】
プリント形式(レイアウト)が指定されたならば、プリンタ7から、例えば落書きなどの編集用画像425が合成された被写体画像の写真シール426を、印刷出力させる(ステップS120)。
【0032】
以上が、図1に示した構成をとる写真シール印刷装置の動作の概要である。
【0033】
図3は、被写体24が編集用モニタ5で落書きなどを行っている様子を、筐体20の上方から見た説明図である。本実施形態の写真シール印刷装置では、編集用モニタ5が2つのタッチパネル付きディスプレイ5a,5bで構成され、それぞれのディスプレイ5a,5bの画面が、ほぼ水平になるように設置されている。
【0034】
ディスプレイ5a,5bには、落書きなどの画像編集を利用者(被写体)24が行う場合、例えば、図7に示すような編集操作用画像(編集操作用画面)が表示される。すなわち、図3に示すように、複数の利用者が互いに対面した状態でタッチペン6a,6bを用いて落書きなどの編集を行えるような編集操作用画像50a,50bが、ディスプレイ5a,5bにそれぞれ表示される。
【0035】
図7において、51は、図5のステップS116で表示された複数ショットの被写体画像のサムネイル画像であり、52は、サムネイル画像51の中から利用者(被写体)24が選択した1つのショットの編集対象画像(被写体画像)である。また、53は、編集に使用するスタンプ画像である。なお、種々の編集操作を行うために、スタンプ画像以外に、図示していないが、落書き線描の線の種類、パレットなどが設けられている。
【0036】
このように、複数の利用者が対面した状態で落書きなどの編集操作を行えるように、編集用モニタ5を2つのディスプレイ5a,5bで構成することにより、タッチペン6a,6bを使用する際に、利用者同士の手や腕、体が接触することはなくなり、落書きなどの編集操作を容易に行うことが可能になる。
【0037】
なお、編集用モニタ5は、ほぼ水平に配置してもよいし、ディスプレイ5a,5bのそれぞれを、利用者に対して垂直または垂直に近い勾配で傾斜するように配置してもよい。ほぼ水平に配置した場合には、利用者同士がお互いの選択したショットや編集状況を参考にしながら、自分の編集操作を行うことができる。一方、垂直または垂直に近い勾配で傾斜するように配置した場合には、楽な姿勢で編集操作を行うことができる。
【0038】
また、ディスプレイ5a,5bを向かい合わせにせず、横に並べることもできる。この場合、利用者同士の手や腕、体が接触するという不都合を避けるためには、ディスプレイ5a,5bの配置間隔を長めに設定する必要がある。ディスプレイ5a,5bを横に並べることにより、利用者同士で、お互いの選択したショット(被写体画像)や編集状況を参考にすることが容易になる。
【0039】
なおまた、利用者が一人の場合には、タッチペン6a,6bのいずれかを使用して、それぞれ編集操作用画像50a,50bのいずれかに対して、落書きなどの編集操作を行うことが可能である。
【0040】
図8は、落書きなどの編集操作が終了した後、ディスプレイ5a,5bに表示されるレイアウト選択操作用画像501a,501bを示している。
【0041】
レイアウト選択操作用画像501a,501bには、メモリ92に記憶させておいた撮影画像(被写体画像)に落書きなどの編集用画像を合成した結果画像であるサムネイル画像54、レイアウト例示選択画像55、および選択されたレイアウト見本画像58が表示される。なお、メモリ92に記憶させておいた撮影画像の中に、落書きなどの編集を行わなかった画像が存在する場合、サムネイル画像54には、その画像も含めて表示してもよい。
【0042】
レイアウト例示選択画像55として、例えば、図9に示すような画像が表示される。図9に示すように、レイアウト例示選択画像55のレイアウト例示部552には、パターンメモリ96に記録されている印刷レイアウトの見本のうちの代表的なものが縮小表示される。この例では、左端にシール全体を使用して1枚の画像を印刷するレイアウトを、右端にシールを32等分して画像を32枚印刷するレイアウトを表示し、その間に2等分、4等分、8等分、16等分のレイアウトを表示している。
【0043】
レイアウト例示選択画像55のレイアウト選択部551は、この例では4つのエリアに区分され、それぞれのエリアには「占い」、「メモ」、「日記風」、「シール」といったタイトル554とともに、そのタイトルに応じて画像がどのようにシール印刷されるかを示す見本555が表示される。例えば「占い」の見本としては、撮影画像のほか星座のマークと運勢が印刷されることを表示している。
【0044】
このレイアウト選択部551の全領域中の任意の位置(場所)を、利用者がタッチペン6a,6bによりタッチ(選択)することで(このタッチ位置はカーソルなどで表示される)、タッチされた任意の場所に応じたレイアウトを、CPU91が自動的に決定するようになっており、決定したレイアウトは、レイアウト見本画像58として直ちに表示される。つまり、階層的な印刷レイアウトの選択操作ではなく、利用者はレイアウト選択部551の任意の位置をタッチペン6a,6bでタッチすることにより、その位置で決定される印刷レイアウトを選択する。以下、利用者が印刷レイアウトを選択する手順を説明する。
【0045】
いま例えば、図9に示すように、利用者がレイアウト選択部551のうち、×印で示した場所553をタッチペン6aでタッチすると、印刷レイアウトとして、図10の(a)のレイアウト見本画像58を表示する。つまり、場所553の横方向の位置が、4等分のレイアウト見本(5522)と8等分のレイアウト見本(5521)の間であり、かつ8等分のレイアウト例示(5521)の方に近く、場所553の縦方向の位置が「日記風」と表示されたエリアの中であるため、8等分を基調にして4等分も加味し、かつ「日記風」に加工した画像が含まれたレイアウトが選択され、これがレイアウト見本画像58として表示されるのである。このように、本発明では、レイアウト選択部551上の選択された場所に応じて、レイアウトの分割画像の個数とサイズとを決定するとともに、「占い」、「メモ」、「日記風」といった装飾を施された画像を含めるかどうかを判断して、装飾を施された画像を含める場合には、その装飾の種類とどの分割画像に装飾を施すかを決定する。
【0046】
このようなレイアウトの選択とレイアウト見本画像58の表示を実現するためには、例えば、レイアウト選択部551のピクセル位置ごとに、選択・表示すべきレイアウトを予め対応付けておき、対応付けの情報をパターンメモリ96に格納しておけばよい。この場合、全てのピクセル位置に対してそれぞれ異なったレイアウトを対応させようとすると、膨大な数のレイアウトが必要であり、実用上困難だと思われる。従って、ある一定の範囲のピクセル位置に対して、それぞれ異なったレイアウトを対応させるのが現実的である。
【0047】
また別の方法として、レイアウト例示部552に表示されるそれぞれのレイアウト見本の横方向の標準ピクセル位置をパターンメモリ96に格納しておき、場所553の横方向のピクセル位置とのピクセル距離を計算することによって、選択・表示すべきレイアウトの分割画像の個数とサイズとを演繹的に求めることも可能である。図9で場所553がタッチされた例で説明すれば、場所553の横方向のピクセル位置は、レイアウト例示(5522)とレイアウト例示(5521)間の略3対1の場所に該当する。そこで、レイアウト見本画像58として、8等分画像と4等分画像の各面積比率が略3対1となる、図10の(a)のレイアウト見本画像58を表示するわけである。また、場所553が、レイアウト選択部551の縦方向の4つのエリアのいずれに所属するかを特定することで、すなわち、この場合は「日記風」のエリアであることを特定して、「日記風」の装飾を施すことを決定するとともに、どの分割画像に「日記風」の装飾を施すかを適宜のアルゴリズム(例えば、サイズの最も大きい分割画像に装飾を施すなどの決定アルゴリズム)により決定し、図10の(a)に示すようなレイアウト見本画像58を表示するわけである。
【0048】
このようにレイアウトを演繹的に求める場合には、計算結果通りのレイアウトが存在しない場合もありえる。例えば、仮に、図9で8等分と4等分の各面積比率を略4対1にすべき位置をタッチされた場合、これを完全に満足するレイアウトは存在しない。この場合には、図10の(b)のようなレイアウトを一次的に生成し、画像が未確定の部分について、無作為抽出等の方法により画像サイズを決め、最終的に図10の(c)のようなレイアウトを求めて、これをレイアウト見本画像58として表示することができる。
【0049】
同様に、レイアウト全体にバリエーションを与えるために無作為抽出等の方法を使用することもできる。例えば、図10(a)のレイアウト見本画像58では、「日記風」の画像はシールの左右・上下のどの位置にあっても、面積比率の条件を満たすことができる。このような場合、「日記風」の画像を配置可能な4箇所のうちのどこにおくかについて、無作為抽出等の方法を使用することができる。
【0050】
さらに、一旦求めたレイアウトの一部を無作為抽出等の方法を使用して別のレイアウトに変更する等によって、変化にとんだレイアウトを得ることができる。
【0051】
このように、レイアウトを演繹的に求めることにより、パターンメモリ96に予めレイアウト見本を格納することなく、利用者が所望するレイアウトを表示することができる。
【0052】
以上、レイアウト選択部551をタッチペンでタッチすることでレイアウトを選択・表示する手順を説明したが、利用者がレイアウト見本画像58で表示された印刷レイアウトに満足した場合には、タッチペンをレイアウト選択部551から離せば、レイアウト見本画像58の表示はタッチしていたときと同じレイアウトが表示され続ける。
【0053】
逆に、利用者がレイアウト見本画像58に表示された印刷レイアウト(シールレイアウト)に満足しない場合には、利用者はレイアウト選択部551をタッチペンでタッチしたまま、タッチペンを移動すればよい。つまり、タッチペンのタッチ位置が移動するごとに、レイアウト見本画像58には、移動先のピクセル位置に対応するレイアウトのレイアウト見本画像58が次々に表示される。従って、利用者はタッチペンを自由に移動させ、気に入ったレイアウトが表示されたところで、レイアウト選択部551からタッチペンを離せばよい。このようにすることにより、利用者がレイアウトを選択しやすいだけでなく、利用者はタッチペンを動かして、レイアウト見本画像58が少しずつ変化する様子を楽しみながら、レイアウトを選択することができる。
【0054】
このとき、選択・表示すべきレイアウトを演繹的に求める場合には、タッチペンのわずかな動きでレイアウト58の表示が変わると、かえって気に入ったレイアウトを選択することが困難になる。従って、タッチペンが一定ピクセル移動した場合のみ、レイアウトを演繹的に求め直し、レイアウト見本画像58の表示を変更する方が好ましい。
【0055】
なお、レイアウト例示選択画像55のレイアウト見本画像58には、サムネイル画像54に表示される画像のうちのいずれかを表示してもよいし、画像を表示せず枠だけを表示してもよい。画像等を表示する場合、表示する画像等はサムネイル画像54に表示される画像から無作為に選ぶ方法や、印刷レイアウトの見本ごとに表示順位を定めておく方法などが可能である。
【0056】
レイアウト選択は、利用者が終了ボタン59を選択したとき、所定の時間に達したとき、またはその他レイアウト選択を終了すべき条件に達したときに終了し、CPU91は、レイアウト選択処理を終了すべき条件に達したときに、レイアウト見本画像58として表示されているレイアウトを、印刷出力するレイアウトとして決定する。
【0057】
なお、レイアウト選択部551において縦方向の分類は、上記の例に限るものではなく、例えば「一人用」、「二人用」、「多人数用」というように切り分ける人数に応じて設定し、それぞれの人数に応じた切り分けやすいレイアウトを表示するようにしても良い。
【0058】
次に、本実施形態の別の例を説明する。図6は、別の例での写真シール印刷装置の動作の概要を示すフローチャートである。ステップS109からステップS119までを除くと、既に説明した例と同じであるので、以下、ステップS109からステップS119までについて説明する。
【0059】
予め決められたM枚の撮影が終了したならば(ステップS109でYESになると)、撮影したM枚の撮影画像のサムネイル画像を編集用モニタ5に表示させる(ステップS110)。
【0060】
次に、被写体24である利用者は、表示されたサムネイル画像の中から所望のショットの複数枚の撮影画像を選択する(ステップS111)。
【0061】
選択操作が終わったならば、CPU91は、被写体24が選択した複数ショットまたは単数ショットの撮影画像(被写体画像)に対し、落書き、色変更などの編集操作(レタッチ)をタッチペン6a,6bで行わせる(ステップS112)。
【0062】
編集操作が終わったならば、被写体24は、再び、撮影用モニタ2に映し出されている自身の映像を見ながら撮影ポーズを決める。編集操作終了後、所定時間経過すると、タイマ101で定められた時間間隔で被写体24の撮影が開始される(ステップS113)。CPU91は、被写体の静止画が撮影される毎に、その静止画をメモリ92に記憶させる(ステップS114)。そして、予め決められたN枚の撮影が終了したならば(ステップS115でYESになると)、撮影したN枚の撮影画像のサムネイル画像を編集用モニタ5に表示させる(ステップS116)。
【0063】
被写体24である利用者は、表示されたサムネイルの中から所望のショットの複数枚の撮影画像を選択する(ステップS117)。
【0064】
選択操作が終わったならば、CPU91は、被写体24が選択した複数ショットの撮影画像に対し、落書き、色変更などの編集操作(レタッチ)をタッチペン6a,6bで行わせる(ステップS118)。
【0065】
編集操作が終了したならば、落書きなどの編集画像とメモリ92に記憶させておいた撮影画像とを合成する。そして、プリント形式、例えば1枚のシートに撮影画像をどのような形式で印刷するかを(すなわち、印刷出力のレイアウトを)選択させる(ステップS119)。
【0066】
この別の例については、上述したように、撮影、編集という1対の操作を2回繰り返して行うことを特徴とする。そして、これにより、次のような効果を得ることができる。
【0067】
すなわち、編集操作を利用者が満足するまで無制限に許すと、利用者の回転数が低下し、売上が減少するため、編集操作に制限時間を設けるのが一般的である。この場合、撮影、編集がそれぞれ1回しかできないと、例えば撮影画像の中から最大6枚を選択して編集する場合、最初の1〜2枚の編集に夢中になり時間をかけすぎて、残りの画像を編集する時間がなくなるという事態が発生し、利用者の不満足感につながる。
【0068】
そこで、例えば第1回目の編集では最大2枚を選択して編集し、第2回目の編集では最大4枚を選択して編集するようにすると、第1回目の編集操作により、編集に要する時間を感覚的に把握することができ、第2回目の編集時にはうまく時間配分することができる。写真シール印刷装置の利用者は複数人であることが通常であるので、例えば2人で利用する場合には、第1回目の編集では制限時間内に1人が1枚編集することになり、編集に要する時間を把握しやすい。
【0069】
この他、第1回目に編集した画像を第2回目の撮影時に背景画像として撮影用モニタ2に表示することもできる。こうすることにより、利用者の人数が多数で撮影室に同時には入りきれないような場合でも、第1回目の撮影で利用者の半数を撮影し、第2回目の撮影で撮影済み利用者の画像を背景にして残りの半数を撮影し、あたかも全員が揃って撮影したかのような画像を得ることができる。
【0070】
さらに、第1回目の編集では利用者の撮影画像に化粧を施したり、服装を変更するような特殊な編集を行い、第2回目の撮影時には、被写体である利用者の動きに合わせて、第1回目の編集で施された化粧や服装の変更を被写体に合成して撮影用モニタ2に表示することも考えられる。このようにすることで、利用者はファッションショーのモデルになったような気分で撮影を行うことができる。
【0071】
また、第1回目の編集は所定の制限時間範囲内で可変にし、余った時間を第2回目の編集にまわすことも可能である。こうすることによって、編集時間が不足しているという利用者の不満足感を低減することが可能である。
【0072】
この別の例においても、撮影、編集という1対の操作を2回繰り返して行った後、ディスプレイ5a,5bには、図8に示すようなレイアウト選択操作用画像501a,501bが表示される。
【0073】
そして、この別の例では、レイアウト例示選択画像55には、図11に示すような画像が表示される。レイアウト例示部552には、先の図9と同様に、パターンメモリ96に記録されている印刷レイアウトの見本のうちの代表的なものが表示される。この例では、左端にシール全体を使用して1枚の画像を印刷するパターンを、右端にシールを32等分して画像を32枚印刷するレイアウトを表示し、その間に2等分、4等分、8等分、16等分のレイアウトを表示している。
【0074】
レイアウト選択部551には、この例では「1回目のらくがきだけ」、「1回目と2回目のらくがきを混ぜる」、「2回目のらくがきだけ」といった利用者に対する案内メッセージを表示している。
【0075】
利用者はレイアウト選択部551をタッチペン6a,6bでタッチすることにより、印刷レイアウトを選択する。以下、利用者が印刷レイアウトを選択する手順を説明する。
【0076】
利用者がレイアウト選択部551のうち、×印で示した場所553をタッチペン6aでタッチすると、レイアウト見本画像58として、図12のようなレイアウトを表示する。このレイアウトを選択・表示するための方式については既に説明したとおりであるが、本例においては、レイアウト見本画像58上の分割画像に表示する画像についても、タッチペン6aのタッチ位置によって決める。
【0077】
つまり、場所553の縦方向の位置が最上段付近であれば、第1回目の編集用に選択された画像だけを表示し、最下段付近であれば、第2回目の編集用に選択された画像だけを表示する。最上段と最下段の間であれば、縦方向の位置によって、表示する画像の比率を変える。例えば、最上段と最下段のちょうど中間であれば、第1の編集用に選択された画像と第2の編集用に選択された画像を半分ずつ表示する。半分ずつとは、画像数が半分ずつでも良いし、面積比で半分ずつでもよい。
【0078】
画像の選択比率のバリエーションは限られている。例えば、8枚の同じサイズの画像を印刷するようなレイアウトの場合、画像の選択比率が1:6であるとすると、これを満足する画像選択方法は存在しない。このような場合には、例えばそれぞれ1枚、6枚の画像を選択し、残りの1枚は無作為に選択する等の方法により、変化にとんだシールレイアウトを表示することができる。
【0079】
本例においても、利用者がレイアウト見本画像58で表示された印刷レイアウトおよび画像に満足した場合には、タッチペンをレイアウト選択部551から離せば、レイアウト見本画像58の表示はタッチしていたときと同じレイアウトおよび画像が表示され続ける。逆に、利用者がレイアウト見本画像58に表示されたシールレイアウトまたは画像に満足しない場合には、利用者はレイアウト選択部551をタッチペンでタッチしたまま、タッチペンを移動すればよい。つまり、タッチペンのタッチ位置が変更されるごとに、レイアウト見本画像58として、移動先のピクセル位置に対応するレイアウトおよび画像が次々に表示される。従って、利用者はタッチペンを自由に移動させ、気に入ったレイアウトおよび画像が表示されたところで、レイアウト選択部551からタッチペンを離せばよい。
【0080】
このとき、タッチペンの縦方向のわずかな動きでレイアウト見本画像58の表示内容が変わると、かえって気に入ったレイアウトを選択することが困難になる。従って、タッチペンが一定ピクセル移動した場合のみ表示すべき画像を選択し直し、レイアウト58の表示を変更する方が好ましい。
【0081】
以上のように、タッチペンのタッチ位置に応じたレイアウト見本画像58を表示することにより、利用者は満足できるレイアウトを容易に選択することができる。
【0082】
レイアウト選択は、利用者が終了ボタン59を選択したとき、所定の時間に達したとき、またはその他レイアウト選択を終了すべき条件に達したときに終了し、CPU91は、レイアウト選択処理を終了すべき条件に達したときに、レイアウト見本画像58として表示されているレイアウトを、印刷出力するレイアウトとして決定する。
【0083】
以上の実施形態によれば、利用者は短時間で直感的にシールレイアウトを選択することが可能になり、所定時間内に容易に、好みのレイアウトを選択することができる。その結果、利用者の満足度が向上し、このような特徴を持った写真シール印刷機の利用者数が増加することが期待できる。
【0084】
なお、以上説明した実施形態では、レイアウト選択操作の間、図8のディスプレイ5a,5bには、同じ画像を表示することができる。例えば、ディスプレイ5aを操作して選択したレイアウトは、ディスプレイ5a,5bの双方にレイアウト見本画像58として表示される。また、一人の利用者がディスプレイ5aのレイアウト選択部551をタッチペン6aでタッチした場所は、ディスプレイ5bのレイアウト選択部551にも、例えば×印で表示される。従って別の利用者は、ディスプレイ5bをタッチペン6bでタッチして、レイアウトを少し変更したり、レイアウト58に表示される画像を変更することも可能である。このようにすることにより、複数人の利用者が協力してレイアウトを選択することができる。
【0085】
また、ディスプレイ5aではレイアウトの左半分、ディスプレイ5bではレイアウトの右半分だけを選択する、というように、レイアウトを分割して選択することも可能である。こうすることにより、複数の利用者が各々独立に、自分の好みに合ったレイアウトを選択することができる。
【図面の簡単な説明】
【0086】
【図1】本発明の一実施形態に係る写真シール印刷装置の機能構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る写真シール印刷装置における、筐体の内部を側面から見た説明図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る写真シール印刷装置における、筐体の内部を上側から見た説明図である。
【図4】本発明の一実施形態に係る写真シール印刷装置における、装置本体の斜視図である。
【図5】本発明の一実施形態に係る写真シール印刷装置における、第1例の全体動作の概要を示すフローチャートである。
【図6】本発明の一実施形態に係る写真シール印刷装置における、別の例の全体動作の概要を示すフローチャートである。
【図7】本発明の一実施形態に係る写真シール印刷装置における、編集用モニタ上の表示例を示す説明図である。
【図8】本発明の一実施形態に係る写真シール印刷装置における、編集用モニタ上の編集操作用画像の表示例を示す説明図である。
【図9】図8のレイアウト選択操作用画像中のレイアウト例示選択画像の表示例を示す説明図である。
【図10】図8のレイアウト選択操作用画像中のレイアウト見本画像の表示例を示す説明図である。
【図11】図8のレイアウト選択操作用画像中のレイアウト例示選択画像の他の表示例を示す説明図である。
【図12】図8のレイアウト選択操作用画像中のレイアウト見本画像の他の表示例を示す説明図である。
【符号の説明】
【0087】
1 カメラ
2 撮影用モニタ
3 照明装置
4 背景機構
5 編集用モニタ
5a,5b ディスプレイ
6a,6b タッチペン
7 プリンタ
9 制御装置
91 CPU
92 メモリ
93 画像入力部
94 画像出力部
95 音声出力部
96 パターンメモリ
97 画像処理部
98 コイン制御部
99 照明制御部
100 背景機構制御部
101 タイマ
102 センサ
103 画像出力部
104 プリンタ制御部
50a,50b 編集操作用画像
51 サムネイル画像
52 編集対象画像
53 スタンプ画像
501a,501b レイアウト選択操作用画像
54 サムネイル画像
55 レイアウト例示選択画像
551 レイアウト選択部
552 レイアウト例示部
553 タッチペンのタッチ位置
554 タイトル
555 タイトルに対応する見本
58 レイアウト見本画像

【特許請求の範囲】
【請求項1】
被写体を撮影する撮影手段と、撮影した被写体画像を表示する表示手段と、表示された被写体画像に対する落書き画像などの編集画像を入力する入力手段と、該入力手段により入力された編集画像と前記被写体画像とを合成する画像処理手段と、合成された画像を印刷出力する写真シール印刷装置において、
さらに、合成された画像を印刷出力するレイアウトを選択するレイアウト選択手段を備え、
前記レイアウト選択手段は、前記表示手段に、任意の場所が前記入力手段によって選択可能なレイアウト選択領域をもつレイアウト選択画像を表示するとともに、前記入力手段の操作により前記レイアウト選択領域の或る場所が選択されたことに応じて、前記或る場所から演算処理によって求められるレイアウトもしくは前記或る場所で特定される予め設定されたレイアウトを決定して、決定したレイアウトを前記表示手段にレイアウト見本画像として表示し、レイアウト選択処理を終了すべき条件に達したときに前記レイアウト見本画像として表示されているレイアウトを、印刷出力するレイアウトとして決定することを特徴とする写真シール印刷装置。
【請求項2】
請求項1記載の写真シール印刷装置において、
前記レイアウト選択手段は、前記レイアウト選択領域上の選択された場所に応じて、分割画像の個数とサイズとを決定して、前記レイアウト選択領域上の選択された場所によっては、サイズの異なる分割画像が混在した前記レイアウト見本画像を、前記表示手段に表示することを特徴とする写真シール印刷装置。
【請求項3】
請求項1記載の写真シール印刷装置において、
前記レイアウト選択手段は、前記レイアウト選択領域上の選択された場所によっては、前記した合成された画像に対して装飾を付加した画像を含む前記レイアウト見本画像を、前記表示手段に表示することを特徴とする写真シール印刷装置。
【請求項4】
請求項1乃至3の何れか1項に記載の写真シール印刷装置において、
所定の利用料金が投入されたことに対して許可される期間中に、被写体の撮影と、撮影した被写体画像に対する落書き画像などの編集画像の入力操作とを、2度行えるようにされ、
前記レイアウト選択手段は、1度目の編集画像の入力操作に基づく前記合成された画像のみ、または、2度目の編集画像の入力操作に基づく前記合成された画像のみ、または、1度目の編集画像の入力操作に基づく前記合成された画像と2度目の編集画像の入力操作に基づく前記合成された画像とが混在した画像が、選択可能な前記レイアウト選択領域をもつ前記レイアウト選択画像を、前記表示手段に表示することを特徴とする写真シール印刷装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate


【公開番号】特開2006−44002(P2006−44002A)
【公開日】平成18年2月16日(2006.2.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−226907(P2004−226907)
【出願日】平成16年8月3日(2004.8.3)
【出願人】(000233055)日立ソフトウエアエンジニアリング株式会社 (1,610)
【Fターム(参考)】