説明

冠動脈心疾患に関連する遺伝的多型、その検出方法および使用

本発明は、冠動脈心疾患そして特に、狭窄およびMIに関連する遺伝的多型、ならびに薬物処置に対する応答の発見に基づく。特に、本発明は、多型を含む核酸分子、このような核酸分子によってコードされる改変体タンパク質、多型核酸分子およびタンパク質を検出するための試薬、ならびに核酸およびタンパク質を用いる方法、ならびにこれらの検出のための試薬の使用方法に関する。本発明は、新規のSNP、このようなSNPの固有の組み合わせ、ならびにCHDそして特に狭窄およびMIに関係するSNPのハプロタイプの同定に関する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
CHDを発症する危険性の変化を有する個体を同定するための方法であって、該方法は、該個体の核酸における配列番号1〜配列番号67および配列番号135〜配列番号504のヌクレオチド配列のいずれか1つにおいて一塩基多型(SNP)を検出する工程を包含し、該SNPが表1および表2にそれぞれ示されるとおりであり、該SNPの存在が、該個体におけるMIの危険性の変化と関連する、方法。
【請求項2】
前記危険性の変化が、上昇した危険性である、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記危険性の変化が、低下した危険性である、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
請求項1に記載の方法であって、対立遺伝子特異的プローブハイブリダイゼーション、対立遺伝子特異的プライマー伸長、対立遺伝子特異的増幅、配列決定、5’ヌクレアーゼ消化、分子ビーコンアッセイ、オリゴヌクレオチドライゲーションアッセイ、サイズ分析、および一本鎖立体配座多型からなる群より選択されるプロセスにより検出が実施される、方法。
【請求項5】
少なくとも8個の連続したヌクレオチドを含む単離された核酸分子であって、ここで、該ヌクレオチドの1つが、配列番号1〜配列番号67および配列番号135〜配列番号504のヌクレオチド配列のいずれか1つ、またはその相補体より選択される一塩基多型(SNP)であり、該SNPが表1および表2にそれぞれ示されるとおりである、核酸分子。
【請求項6】
配列番号68〜配列番号134におけるアミノ酸配列のいずれか1つをコードする、単離された核酸分子。
【請求項7】
配列番号68〜配列番号134からなるアミノ酸配列を含む、単離されたポリペプチド。
【請求項8】
請求項7に記載のポリペプチド、またはその抗原結合フラグメントに特異的に結合する、抗体。
【請求項9】
配列番号1〜配列番号67および配列番号135〜配列番号504のヌクレオチド配列のいずれか1つ、またはその相補体より選択される一塩基多型(SNP)を含む増幅されたポリヌクレオチドであって、該増幅されたポリヌクレオチドは、約16ヌクレオチドと約1,000ヌクレオチドとの間の長さである、増幅されたポリヌクレオチド。
【請求項10】
前記ヌクレオチド配列が、配列番号1〜配列番号67および配列番号135〜配列番号504のヌクレオチド配列のいずれか1つを含み、前記SNPが、表1および表2にそれぞれ示されるとおりである、請求項9に記載の増幅されたポリヌクレオチド。
【請求項11】
配列番号1〜配列番号67および配列番号135〜配列番号504のヌクレオチド配列のいずれか1つにおける一塩基多型(SNP)を含む核酸分子に特異的にハイブリダイズする単離されたポリヌクレオチドであって、該SNPが、表1および表2にそれぞれ示されるとおりである、ポリヌクレオチド。
【請求項12】
8ヌクレオチド〜70ヌクレオチドの長さである、請求項11に記載のポリヌクレオチド。
【請求項13】
対立遺伝子特異的プローブである、請求項11に記載のポリヌクレオチド。
【請求項14】
対立遺伝子特異的プライマーである、請求項11に記載のポリヌクレオチド。
【請求項15】
前記ポリヌクレオチドが、表3に示されるプライマー配列(配列番号505〜配列番号783)からなる群より選択されるヌクレオチド配列を含む、請求項11に記載のポリヌクレオチド。
【請求項16】
核酸中の一塩基多型(SNP)を検出するためのキットであって、該キットが、請求項11に記載のポリヌクレオチド、緩衝剤、および酵素を備える、キット。
【請求項17】
改変体ポリペプチドを検出する方法であって、該方法は、試薬を、試験サンプル中の配列番号1〜配列番号67および配列番号135〜配列番号504のヌクレオチド配列のいずれか1つにおける一塩基多型(SNP)を含むヌクレオチド配列によってコードされる改変体ポリペプチドと接触させる工程であって、該SNPが、表1および表2にそれぞれ示されるとおりである、工程、ならびに該試薬の該ポリペプチドに対する結合を検出する工程を包含する、方法。
【請求項18】
MIを治療的または予防的に処置するのに有用な因子を同定するための方法であって、該方法は、請求項7に記載のポリペプチドと候補因子とを、該ポリペプチドと該候補因子との間での結合複合体の形成を可能にする条件下で接触させる工程、および該結合複合体の形成を検出する工程を包含し、該複合体の存在が該因子を同定する、方法。
【請求項19】
MIの処置を受ける必要のある個体を同定するための方法であって、該方法は、該個体由来のサンプルにおいて配列番号1〜配列番号67および配列番号135〜配列番号504の核酸配列のいずれか1つにおける一塩基多型(SNP)を検出する工程であって、該SNPが表1および表2にそれぞれ示されるとおりである、工程、ならびに該個体を治療因子で処置する工程を包含する、方法。
【請求項20】
前記治療因子がスタチンである、請求項19に記載の方法。

【図1】
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【公表番号】特表2009−523405(P2009−523405A)
【公表日】平成21年6月25日(2009.6.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−501056(P2008−501056)
【出願日】平成18年3月13日(2006.3.13)
【国際出願番号】PCT/US2006/009016
【国際公開番号】WO2006/099365
【国際公開日】平成18年9月21日(2006.9.21)
【出願人】(503306478)アプレラ コーポレイション (4)
【Fターム(参考)】