説明

冷媒圧縮機

【課題】R600a冷媒下において、ゴム材料の部品を使用しても信頼性が高い冷媒圧縮機を提供する。
【解決手段】密閉容器102内に設けた圧縮要素110を構成する吸入マフラー123の吸入口124に、ゴム材料からなるカバー125を設け、カバー125のゴム材料を、結合アクリロニトリル含有量が40〜51重量%のニトリルゴムとしたもので、R600a冷媒下においても、ブリスター等の材料欠陥の発生を防止することができ、信頼性を向上することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、冷蔵庫、エアーコンディショナー等に使用される冷媒圧縮機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の冷媒圧縮機としては、地球環境保護の観点から化石燃料の使用を少なくする高効率の冷媒圧縮機の開発が進められており、その中で吸入時の冷媒の温度を低減することで冷凍能力の向上が図られている。また、その際にゴム製の部品が使用されている(例えば特許文献1、2参照)。
【0003】
以下、図面を参照しながら上記従来の回転式圧縮機について説明する。
【0004】
図4は、従来技術の密閉型電動冷媒圧縮機の平面断面図である。図5は、従来技術における吸入管軸心方向からの縦断面図である。
【0005】
図4、図5において、密閉容器2は、底部に潤滑油12を貯留すると共に、固定子4と回転子6で構成される電動要素8と、この電動要素8により回転駆動される圧縮要素10とを収納しており、密閉容器2の内外を連通する吸入管21を備えている。
【0006】
圧縮要素10は、電動要素8と一体に組み立てられており、円筒状の圧縮室30を形成するシリンダーブロック32と、圧縮室30内を往復運動するピストン36と、圧縮室30に連通する消音空間22を形成する吸入マフラー23を備えている。
【0007】
吸入マフラー23は、消音空間22と密閉容器2内空間とを連通し、吸入管21の軸心方向から見た投影図において、吸入管21と重合しないように配置された吸入口24を形成するとともに、ゴム材料により形成され、吸入管21と対向するように吸入マフラー23に固定されたガイド25を備えている。このガイド25は、吸入マフラー23の吸入口24へ冷媒を導くように、吸入口25から延出している。
【0008】
以上のように構成された密閉型圧縮機について、以下その動作を説明する。
【0009】
外部電源(図示せず)より電動要素8に通電がされると、回転子6が回転し、これに伴ってピストン36が圧縮室30内で往復運動を行い、圧縮要素10が所定の圧縮運動を行う。
【0010】
吸入工程時に、圧縮室30の圧力が低下することで密閉容器2内の圧力が低下し、外部冷凍システム(図示せず)から吸入管21を通ってR134a冷媒(図示せず)が一旦密閉容器2内に導かれて開放される。その結果、多くのR134a冷媒は、密閉容器2内を飛散している潤滑油12とともに、吸入管21と対向しているガイド24に衝突し、圧力の低い吸入口24へと導かれ、吸入マフラー23の消音空間22を通って圧縮室30に吸入される。
【0011】
圧縮室30に導かれたR134a冷媒は、ピストン36の往復運動により圧縮室30内で圧縮され後、再び冷却システムへと吐き出される。この時に、ガイド25と吸入管21とが近接対向しているため、R134a冷媒の温度が比較的低いまま吸入マフラー23内に吸入され、圧縮室30内で圧縮される。その結果、R134a冷媒の単位時間内の吸入質量(冷媒循環量)は大きくなり、冷凍能力が増えることから圧縮機の効率が向上する。
また、ゴム製のガイド24は、水素添加ニトリルゴムが使用される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0012】
【特許文献1】特開2008−223605号公報
【特許文献2】特開平5−65369号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0013】
しかしながら、従来の水素添加ニトリルゴムにおいては、R600a等の炭化水素系冷媒雰囲気下において、水素添加ニトリルゴム内に冷媒が浸透すると表面にブリスターが発生し、機械的性質が低下していた。したがって、ゴム製の部品が破損して機能低下を起こす可能性が高くなると言った問題があった。
【0014】
本発明は、従来の問題を解決するもので、圧縮機に使用するゴム製の部材を、結合アクリロニトリル含有量が40〜51重量%のニトリルゴムとすることで、R600a等の炭化水素系冷媒を使用しても信頼性が高い冷媒圧縮機が得られることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0015】
本発明の冷媒圧縮機は、密閉容器内に、粘度がVG3〜VG22の潤滑油を貯留するとともに、電動要素と、前記電動要素によって駆動され、かつ冷媒を圧縮する圧縮要素を収容し、前記電動要素ならびに前記圧縮要素を構成する少なくとも一つの部材を、ニトリルゴム材料からなるものとし、さらに、前記ニトリルゴム材料に含まれる結合アクリロニトリル含有量を40〜51重量%としたものである。
【0016】
かかることにより、R600a等の炭化水素系冷媒を使用しても、ゴム内に冷媒が浸透し、表面にブリスターを発生させることが防止でき、信頼性の向上を図ることができる。
【発明の効果】
【0017】
本発明の冷媒圧縮機は、電動要素ならびに圧縮要素を構成する少なくとも一つの部材に、ニトリルゴム材料をさいようした、さらに、前記ニトリルゴム材料に含まれる結合アクリロニトリル含有量を、40〜51重量%としたもので、R600a等の炭化水素系冷媒を使用しても、ゴム内に冷媒が浸透して表面にブリスターを発生するといったことが防止でき、信頼性の高い冷媒圧縮機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明の実施の形態1における冷媒圧縮機の平面断面図
【図2】同実施の形態1における冷媒圧縮機の吸入管軸心方向からの縦断面図
【図3】結合アクリロニトリル含有量とガラス転移温度との関係を示した図
【図4】従来の冷媒圧縮機の平面断面図
【図5】従来の冷媒圧縮機における吸入管軸心方向からの縦断面図
【発明を実施するための形態】
【0019】
請求項1に記載の発明は、密閉容器内に、粘度がVG3〜VG22の潤滑油を貯留するとともに、電動要素と、前記電動要素によって駆動され、かつ冷媒を圧縮する圧縮要素を収容し、前記電動要素ならびに前記圧縮要素を構成する少なくとも一つの部材に、ニトリルゴム材料を採用し、さらに、前記ニトリルゴム材料に含まれる結合アクリロニトリル含有量を、40〜51重量%としたものである。
【0020】
かかることにより、耐油、耐薬品性が向上し、R600a等の炭化水素系冷媒を使用し
ても、ゴム内に冷媒が浸透して表面にブリスターを発生するといったことが防止でき、信頼性を向上することができる。
【0021】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記結合アクリロニトリル含有量のムーニー粘度ML1+4(100℃)を50〜150、硬度を55°〜80°とするゴム材料の部材としたものである。
【0022】
前記ニトリルゴム材料に含まれる結合アクリロニトリル含有量を40〜51重量%とすることにより、耐油、耐薬品性が向上するとともに機械的性質も向上し、R600a等の炭化水素系冷媒を使用しても、ゴム内に冷媒が浸透して表面へのブリスターの発生を防止し、信頼性を向上することができる。
【0023】
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載または請求項2に記載の発明において、前記結合アクリロニトリル含有量を40〜51重量%としたニトリルゴム材料に、ポリ塩化ビニルを添加したものである。
【0024】
このように、極性樹脂で耐薬品性の高いポリ塩化ビニルを添加することにより、さらに耐油、耐薬品性が向上し、R600a等の炭化水素系冷媒を使用してもゴム内に冷媒が浸透して表面へのブリスターの発生を防止し、信頼性が向上する。
【0025】
請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の発明において、前記電動要素ならびに前記圧縮要素を構成する少なくとも一つの部材を、表面が結合アクリロニトリル含有量を40〜51重量%のニトリルゴム材料であり、内部が結合アクリロニトリル含有量を40%未満のニトリルゴム材料もしくは水素添加ニトリルゴム材料である多層構造としたものである。
【0026】
したがって、前記部材表面の表面ニトリルゴム材料に含まれる結合アクリロニトリル含有量を40〜51重量%とすることにより、耐油、耐薬品性が向上し、R600a等の炭化水素系冷媒を使用しても、ゴム内に冷媒が浸透して表面へのブリスターの発生を防止し、信頼性が向上する。
【0027】
請求項5に記載の発明は、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の発明において、前記冷媒をR600a、R290のいずれか一つ、またはこれらを含む混合物とし、前記潤滑油を、鉱油、エステル油またはアルキルベンゼン油、ポリビニルエーテル、ポリアルキレングリコールのいずれか一つ、またはこれらの混合物としたものである。
【0028】
かかることにより、耐油、耐薬品性が向上し、R600a、R290のいずれか一つ、またはこれらを含む混合物の冷媒を使用しても、ゴム内に冷媒が浸透して表面へのブリスターの発生を防止し、信頼性を向上する。
【0029】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態よってこの発明が限定されるものではない。
【0030】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における、冷媒圧縮機の平面断面図である。図2は、同実施の形態1における冷媒圧縮機の吸入管軸心方向からの縦断面図である。図3は、結合アクリロニトリル含有量とガラス転移温度との関係を示した図である。
【0031】
図1、図2において、密閉容器102の底部には、粘度がVG3〜VG22の潤滑油112が貯留され、また、内部には、固定子104と回転子106で構成される電動要素1
08と、この電動要素108によって回転駆動される圧縮要素110を収納し、さらに、密閉容器102には、該密閉容器102の内外を連通する吸入管121を備えている。
【0032】
圧縮要素110は、電動要素108と一体に組み立てられており、円筒状の圧縮室130を形成するシリンダーブロック132と、圧縮室130内を往復運動するピストン136と、圧縮室130に連通した消音空間122を形成する吸入マフラー123を備えている。
【0033】
この吸入マフラー123の消音空間122は、密閉容器102内空間とも連通しており、吸入管121の軸心方向から見た投影図において、吸入管121と重合しないように配置された吸入口124を具備している。また、吸入マフラー123の吸入口124には、結合アクリロニトリル含有量を40〜51重量%、ムーニー粘度ML1+4(100℃)を50〜150、硬度を55°〜80°のニトリルゴム材料により形成されたカバー125が吸入管121と対向するように固定されている。
【0034】
以上のように構成された密閉型圧縮機について、以下その動作を説明する。
【0035】
電動要素108に外部電源(図示せず)が給電されると、回転子106が回転し、これに伴ってピストン136は圧縮室130内で往復運動を行い、圧縮要素110が所定の圧縮運動を行う。
【0036】
吸入工程時に圧縮室130の圧力が低下することで密閉容器102内の圧力が低下し、外部冷凍システム(図示せず)から吸入管121を通ってR600a冷媒(図示せず)が一旦密閉容器102内に導かれて開放される。この時、多くのR600a冷媒は、密閉容器102内を飛散している潤滑油112とともに、もしくは液状のR600a冷媒が直接吸入管121と対向しているカバー125に衝突して圧力の低い吸入口124へと導かれ、吸入マフラー123の消音空間122を通って圧縮室130に吸入される。そして、圧縮室130に導かれたR600a冷媒は、ピストン136の往復運動により圧縮室130内で圧縮された後、再び冷却システムへと吐出される。
【0037】
この時、結合アクリロニトリル含有量を40〜51重量%、ムーニー粘度ML1+4(100℃)を50〜150、硬度を55°〜80°のニトリルゴム材料により形成されたカバー125は、R600a冷媒雰囲気下に暴露されることとなる。さらに、カバー125と吸入管121とが近接対向しているため、R600a冷媒が液体状態のままカバー125に衝突し、蒸発してカバー125の温度を低下させる場合もある。
【0038】
ここで、ニトリルゴム材料の結合アクリロニトリル含有量と耐R600a冷媒との関係について説明する。
【0039】
一般に、ニトリルゴム材料は、R600a用冷媒圧縮機内で使用すると、ニトリルゴム材料内にR600a冷媒が浸透してニトリルゴム材料自体を膨潤させる。また、ニトリルゴム材料が塑性変形できる限界を超えることによって変形してしまい、表面にブリスターを発生することがある。
【0040】
〔表1〕は、結合アクリロニトリル含有量を変化させたニトリルゴム材料並びに水素添加ニトリルゴムをR600a冷媒とともに密閉容器内に封入して125℃で2時間エージング処理行った後の表面観察結果である。
【0041】
【表1】

【0042】
〔表1〕に示すように、結合アクリロニトリル含有量が39.0重量%以下ではブリスターの発生が認められ、40.5重量%以上ではブリスターの発生が認められなかった。
【0043】
このことは、結合アクリロニトリル含有量が39.0重量%以下のニトリルゴム材料ならびに水素添加ニトリルゴムでは、R600a冷媒は、従来のR134a冷媒と比較して極性が低く、また、分子量も、R134a冷媒の102.0kg/kmolと比較してR600a冷媒では58.1kg/kmolと小さいことから、ニトリルゴム材料中にR600a冷媒が浸透したと考えられる。
【0044】
一方、結合アクリロニトリル含有量を増加することにより、アクリロニトリルのニトリル基(−CN)が多くなる。このニトリル基(−CN)は、極性を有していることからニトリルゴム材料としても極性が強くなる。このことが、従来のR134a冷媒と比較して極性が低く、分子量が小さいR600a冷媒に対してもニトリルゴム材料中への浸透を防止している。
【0045】
次に、図3を用いて結合アクリロニトリル含有量とガラス転移温度の関係について説明する。
【0046】
図3は、示唆熱分析により結合アクリロニトリル含有量を変化させたニトリルゴム材料のガラス転移温度を計測した結果を示した図である。
【0047】
図3に示した結果より、結合アクリロニトリル含有量を増加することによってガラス転移温度の上昇することがわかる。基本的にガラス転移温度以下の温度域では、ゴム材料はゴム弾性を有さない。したがって、結合アクリロニトリル含有量を増加することで、使用できる温度の下限値が高くなる。
【0048】
一方、本発明においては使用する冷媒がR600aであり、上述したように液状のR600a冷媒が直接カバー125に衝突した場合、カバー125上でR600a冷媒が蒸発する場合がある。この時、R600a冷媒の蒸発温度が−11.67℃であることから、カバー125が使用できる温度の下限値は−12℃以下とする必要がある。ここで、図3に示すようにガラス転移温度が−12℃となる結合アクリロニトリル含有量は51.0重量%であることがわかる。したがって、R600a冷媒下で使用するニトリルゴム材料の結合アクリロニトリル含有量を40〜51重量%とすることは有効な手段である。
【0049】
また、ニトリルゴム材料のムーニー粘度ML1+4(100℃)を50〜150、硬度を55°〜80°とすることで、引張強度等の機械的性質が向上し、カバー125の製造並びに装着が容易となる。
【0050】
さらに、ポリ塩化ビニルを添加することにより、ポリ塩化ビニルが持つ良好な耐オゾン性等の効果も同時に有することとなり、品質が安定することは言うまでもない。
【0051】
また、本実施の形態1においては、結合アクリロニトリル含有量を40〜51重量%、ムーニー粘度ML1+4(100℃)を50〜150、硬度を55°〜80°のニトリルゴム材料により形成されたカバー125としたが、このニトリルゴム材料は、上述したように耐R600a冷媒がゴムの内部に浸透することを防止することから、内部を、結合アクリロニトリル含有量を40%未満のニトリルゴム材料、水素添加ニトリルゴム材料単体もしくはこれらを組み合わせた材料とし、表面に本ニトリルゴム材料を持つ他層構造とすることで同様の効果が得られる。
【0052】
さらに、本実施の形態1においては、冷媒をR600a冷媒としたが、同じ炭化水素系の冷媒であるR290のいずれか一つ、またはこれらを含む混合物を用いても同じ効果が得られる。
【0053】
なお、本実施の形態1においては、往復動式の冷媒圧縮機を例示して説明したが、回転式やスクロール式、振動式等、摺動部や吐出弁を有する他の圧縮機においても同様の効果が得られることは言うまでもない。
【産業上の利用可能性】
【0054】
以上のように、本発明にかかる冷媒圧縮機は、低粘度潤滑剤を用いながら信頼性が高い圧縮機を提供することが可能となるので、冷凍サイクルを用いた機器に幅広く適用できる。
【符号の説明】
【0055】
102 密閉容器
108 電動要素
110 圧縮要素
112 潤滑油
121 吸入管
122 消音空間
123 吸入マフラー
124 吸入口
125 カバー
130 圧縮室
132 シリンダーブロック
136 ピストン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
密閉容器内に、粘度がVG3〜VG22の潤滑油を貯留するとともに、電動要素と、前記電動要素によって駆動され、かつ冷媒を圧縮する圧縮要素を収容し、前記電動要素ならびに前記圧縮要素を構成する少なくとも一つの部材に、ニトリルゴム材料を採用し、さらに、前記ニトリルゴム材料に含まれる結合アクリロニトリル含有量を、40〜51重量%とした冷媒圧縮機。
【請求項2】
前記結合アクリロニトリル含有量のムーニー粘度ML1+4(100℃)を50〜150、硬度を55°〜80°とするゴム材料の部材とした請求項1に記載の冷媒圧縮機。
【請求項3】
前記結合アクリロニトリル含有量を40〜51重量%としたニトリルゴム材料に、ポリ塩化ビニルを添加した請求項1または2に記載の冷媒圧縮機。
【請求項4】
前記電動要素ならびに前記圧縮要素を構成する少なくとも一つの部材を、表面が結合アクリロニトリル含有量を40〜51重量%のニトリルゴム材料であり、内部が結合アクリロニトリル含有量を40%未満のニトリルゴム材料もしくは水素添加ニトリルゴム材料である多層構造とした請求項1から3のいずれか一項に記載の冷媒圧縮機。
【請求項5】
前記冷媒をR600a、R290のいずれか一つ、またはこれらを含む混合物とし、前記潤滑油を、鉱油、エステル油またはアルキルベンゼン油、ポリビニルエーテル、ポリアルキレングリコールのいずれか一つ、またはこれらの混合物とした請求項1から4のいずれか一項に記載の冷媒圧縮機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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