説明

列車運行情報配信装置、IPマルチキャスト配信方法、及び列車運行情報配信方法

【課題】少ない伝送容量で画像等の大容量の情報を無線端末に効率的に配信しうる低コストな列車運行情報配信装置、IPマルチキャスト配信方法、及び列車運行情報配信方法を提供する。
【解決手段】列車運行情報配信装置1は、運行データS0〜S2を含む運行情報Uを生成し、IP−VPN(仮想プライベートネットワーク)L4を介し、IPマルチキャスト通信により、公衆の移動体通信サービスに供する無線通信基地局7を中継して複数の無線端末8に運行情報Uを配信する。IPマルチキャスト通信の特質によって、他の加入者の携帯電話9には運行情報Uのパケットが配信されないようにすることができるだけでなく、運行情報配信装置1からルーター6に至までの運行情報Uの占有帯域が大幅に削減されるという効果が得られる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、列車運行情報配信装置、IPマルチキャスト配信方法、及び列車運行情報配信方法に関する。
【背景技術】
【0002】
事故や列車遅延などの発生時、運転指令所と運転士や駅員などは、鉄道無線を利用して互いに連絡を取り合っている。この鉄道無線では音声による情報伝送しかできないため、近年の鉄道事業の高度化・複雑化に伴って、静止画像データや動画像データなどの情報伝送を望む声が高まりを見せている。また、業務効率の向上のため、このような情報を、無線伝送によりPDA(Personal Digital Assistance)などの携帯可能な無線端末で受信可能とする技術も望まれている。
【0003】
しかし、これを実現するにあたって、線区ごとに無線情報通信設備を設けるために莫大なコストがかかるだけでなく、使用する無線周波数帯域を総務省に申請して許可を得るまでに多大な負担が発生してしまう。
【0004】
これに対して、例えば特許文献1には、公衆通信回線であるインターネットを利用して、列車の運行情報を携帯電話にメール配信する技術が開示されている。
【0005】
これによると、既存の公衆通信回線を利用するために、通信設備のコストを低減することができるように思えるが、静止画像データや動画像データなどの情報量の多いデータを多数の無線端末に配信するには、大きな伝送容量を必要とするため、公衆通信回線の通信帯域を圧迫してしまうという問題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2002−308100号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の課題は、少ない伝送容量で画像等の大容量の情報を無線端末に効率的に配信しうる低コストな列車運行情報配信装置、IPマルチキャスト配信方法、及び列車運行情報配信方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述した課題を解決するため、本発明に係る列車運行情報配信装置は、運行管理装置から運行情報を取得して、公衆通信網を介し、IPマルチキャスト通信により、公衆の移動体通信サービスに供する無線通信基地局を中継して複数の無線端末に前記運行情報を配信する。
【0009】
本発明に係る列車運行情報配信装置は、運行管理装置から運行情報を取得するから適時に正確な情報を得ることができる。そして、公衆通信網を介し、公衆の移動体通信サービスに供する無線通信基地局を中継して複数の無線端末に運行情報を配信するため、通信設備のコストを低減することができるとともに、運転士や駅員などは、携帯可能な無線端末により、その居場所に関わりなく運行情報を受信することができる。
【0010】
さらに、本発明の特徴的部分として、列車運行情報配信装置は、IPマルチキャスト通信により運行情報を配信するから、IPマルチキャスト機能を有するルータに1回だけ運行情報を送信するだけで、これを同一グループに属する全ての無線端末に配信することができる。したがって、この配信により公衆通信網の通信帯域を圧迫することはないから、少ない伝送容量で画像等の大容量の情報を無線端末に効率的に配信しうる。しかも、最も汎用的なプロトコルであるIPを使用するから、PDAやネットブックパソコンなどの汎用の無線端末で情報を受信することができ、設備コストを低減することができる。
【0011】
このとき、公衆通信網としてIP−VPNを採用すれば、一般公衆に開放されたインターネットとは異なり、専用線のような通信網を構築でき、特有のラベル技術や暗号化技術によってセキュリティ性を向上させることができるし、また、帯域保証技術によって通信品質を向上させることもできる。
【0012】
また、本発明に係るIPマルチキャスト配信方法は、鉄道事業者ごとに、上述した列車運行情報配信装置を用いて前記複数の無線端末に前記列車運行情報を配信する方法であって、鉄道事業者ごとに、前記複数の無線端末に共通のグループアドレスを割り当てるものである。
【0013】
本発明に係るIPマルチキャスト配信方法によると、鉄道事業者ごとに、複数の無線端末に共通のグループアドレスを割り当てるから、列車運行情報の宛先を、このグループアドレスに従って区別して、鉄道事業者ごとに列車運行情報を複数の無線端末に配信することができる。したがって、ある鉄道事業者に属する無線端末に、他の鉄道事業者の列車運行情報が誤配信されることはない。本発明に係るIPマルチキャスト配信方法は、とりわけ、複数の鉄道事業者の路線が集中する都市部の駅に適用する場合に有効である。
【0014】
一方、本発明に係る列車運行情報配信方法は、列車運行情報配信装置が運行管理装置から運行情報を取得するステップと、前記列車運行情報配信装置が、公衆通信網を介し、IPマルチキャスト通信により、公衆の移動体通信サービスに供する無線通信基地局を中継して複数の無線端末に前記運行情報を配信するステップとを含む。ここで、前記公衆通信網はIP−VPNであると好ましい。
【0015】
本発明に係る列車運行情報配信方法及びIPマルチキャスト配信方法によると、上述した列車運行情報配信装置と同一の発明特定事項を有するため、同様の作用効果が得られる。
【発明の効果】
【0016】
以上述べたように、本発明によれば、少ない伝送容量で画像等の大容量の情報を無線端末に効率的に配信しうる低コストな列車運行情報配信装置、IPマルチキャスト配信方法、及び列車運行情報配信方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明に係る列車運行情報配信装置を含むネットワーク構成図である。
【図2】本発明に係るIPマルチキャスト配信方法を実現するネットワーク構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
図1は、本発明に係る列車運行情報配信装置を含むネットワーク構成図である。列車運行管理システムNは、運行情報配信装置1と、列車運行管理装置2と、運行情報管理装置3と、運行情報管理卓4とを構成に含む。ここで、列車運行管理装置2は、カメラ装置20と、PRC装置21と、CTC中央装置22とを備える。
【0019】
これらの装置などは、LANにより相互に通信可能に接続されている。このうち、第1及び第2制御用回線L1,L2には、運行情報配信装置1と、PRC装置21と、CTC中央装置22と、運行情報管理装置3と、運行情報管理卓4とが接続されている。また、ダイヤ用回線L3には、PRC装置21と、運行情報管理装置3とが接続されている。第1及び第2制御用回線L1,L2は、常に同一のデータが流れる冗長な構成であり、何れか一方が故障しても他方によって通信を継続できるようになっている。さらに、運行情報配信装置1は、別のLANを介して運行情報管理装置3に接続されている。
【0020】
もっとも、これらの通信回線として採用しうるのはメタル回線(金属ケーブルの回線)を使用したLANに限られず、無線通信回線や光回線であってもよく、更に言えば、ATM(Asyncronus Transfer Mode)回線やフレームリレー回線などのLAN以外の専用回線を採用することでもできる。
【0021】
このように、列車運行管理を実行する装置等は、通信ネットワークを構築して、装置間通信により互いに協働して列車の運行管理を実行する。以下に各装置等の作用効果を説明する。
【0022】
カメラ装置20は、駅ホームなどに設置され、鉄道運行の現場の状況を撮影する。そして、撮像して得た動画像データなどを、運行データS0として運行情報管理装置3に送信する。
【0023】
PRC装置21は、各軌道回路から入力される列車検知信号に従って列車位置を追跡し、その追跡情報と、ダイヤ作成装置(図示せず)から受信した運行ダイヤ情報とに基づいて、列車の進路を適切に制御する。また、PRC装置21は、列車位置の追跡情報と進路制御情報などを含めた運行データS1を、運行情報配信装置1と運行情報管理装置3とに送信する。
【0024】
CTC中央装置22は、PRC装置21の進路制御に従い、信号機や転轍機などの制御信号を各CTC駅装置(図示せず)に送信する。そして、CTC駅装置は、制御信号に基づき、連動装置を介して信号機や転轍機などを制御する。また、CTC中央装置22は、信号機や転轍機に関する表示情報などを含めた運行データS2を、運行情報配信装置1と運行情報管理装置3とに送信する。
【0025】
運行情報管理装置3は、ダイヤ作成装置から受信した運行ダイヤ情報Dに基づいて、運行データS0〜S2の整理を行い、状況に応じた適切な配信を行うため、運行データS0とともに、運行情報配信装置1に配信指示信号S4を送信する。
【0026】
運行情報管理卓4は、運行情報管理装置3の操作端末であり、パソコンなどで構成される。
【0027】
運行情報配信装置1は、配信指示信号S4に基づいて、運行データS0〜S2を含む運行情報Uを生成し、配信するサーバーである。運行情報配信装置1は、ルーター5を介して、公衆通信網であるIP−VPN(仮想プライベートネットワーク)L4に通信可能に接続されている。
【0028】
この列車運行情報配信装置1は、IP−VPN(仮想プライベートネットワーク)L4を介し、IPマルチキャスト通信により、公衆の移動体通信サービスに供する無線通信基地局7を中継して複数の無線端末8に運行情報Uを配信する。
【0029】
IP−VPN(仮想プライベートネットワーク)L4は、ISP(Internet Service Provider)が提供するIP網であって、MLPS(Multi-Protocol Label Switching)を実装したルーターを利用し、複数のユーザーで帯域を共有させ、異なるLAN間を接続するものである。
【0030】
このIP−VPNによれば、一般公衆に開放されたインターネットとは異なり、専用線のような通信網を構築でき、特有のラベル技術や暗号化技術によってセキュリティ性を向上させることができるし、また、帯域保証技術によって通信品質を向上させることもできるという利点が得られる。
【0031】
もっとも、公衆通信網として採用しうるのはIP−VPNに限られず、インターネット上に自前でVPNを構築してなるインターネットVPNなど、他のIP網を利用することもできる。
【0032】
また、無線通信基地局7は、このIP−VPN(仮想プライベートネットワーク)L4とルーター6を介して通信可能に接続されている。無線通信基地局7は、公衆の移動体通信サービス、すなわち携帯電話のサービスを業務とする通信事業者の所有する通信設備であって、多地点に設置されたアンテナ装置などを含む公衆無線通信網L5を介して、通常、サービス加入者の所有する携帯電話9と通信を行うものである。
【0033】
本発明の特徴的部分は、この既設の無線通信基地局7を利用し、IPマルチキャスト機能を有するルーター6により複数の無線端末8にIPマルチキャスト配信を行うところにある。
【0034】
ルーター6には、RFC1112などに規定されるIGMP(Internet Group Management Protocol)が実装されている。具体的には、ルーター6は、クエリーやメンバーシップレポートなどのメッセージの送受信によって、ホストとなる無線端末8のマルチキャストグループGへの参加及び脱退を処理し、マルチキャストグループGの管理テーブルを作成する。そして、ルーター6は、運行情報配信装置1から送信されたマルチキャストグループG宛の運行情報Uのパケットを受信したとき、管理テーブルに従って、マルチキャストグループGに属する全無線端末8分のパケットをコピー生成し、無線通信基地局7及び公衆無線通信網L5を介して、各無線端末8に送信する。
【0035】
ここで、マルチキャストグループG宛の運行情報Uのパケットの識別は、受信したパケットの宛先アドレス(DA:Destination Address)の先頭3(Byte)が01−00−5E(h)であるマルチキャストパケットであることを認識した上で、宛先のIPアドレスに含まれるグループアドレスによって行われる。このとき、マルチキャストグループGに属する全無線端末8には、共通のグループアドレスが設定されている。
【0036】
このIPマルチキャスト通信の特質によって、他の加入者の携帯電話9には運行情報Uのパケットが配信されないようにすることができるだけでなく、運行情報配信装置1からルーター6に至までの運行情報Uの占有帯域が大幅に削減されるという効果が得られる。とりわけ、カメラ装置20から送信される動画像データは大容量であるため、IPマルチキャスト通信を利用するメリットは大きい。しかも、運転士や駅員などは、従来の鉄道無線では音声のみでしか得られなかった運行情報を、動画像の情報によってリアルタイムに得ることができ、現場の状況を視覚を通じて確認することで業務効率を大幅に向上することができる。
【0037】
本発明に係る列車運行情報配信装置1は、運行管理装置2から運行情報Uを取得するから適時に正確な情報を得ることができる。そして、公衆通信網L4を介し、公衆の移動体通信サービスに供する無線通信基地局7を中継して複数の無線端末8に運行情報Uを配信するため、通信設備のコストを低減することができるとともに、運転士や駅員などは、携帯可能な無線端末8により、その居場所に関わりなく運行情報Uを受信することができる。
【0038】
さらに、本発明の特徴的部分として、列車運行情報配信装置1は、IPマルチキャスト通信により運行情報Uを配信するから、IPマルチキャスト機能を有するルータ6に1回だけ運行情報Uを送信するだけで、これを同一グループGに属する全ての無線端末8に配信することができる。したがって、この配信により公衆通信網L4の通信帯域を圧迫することはないから、少ない伝送容量で画像等の大容量の情報を無線端末8に効率的に配信しうる。しかも、最も汎用的なプロトコルであるIPを使用するから、PDAやネットブックパソコンなどの汎用の無線端末8で情報を受信することができ、設備コストを低減することができる。
【0039】
次に、本発明に係るIPマルチキャスト配信方法を説明する。図2は、本発明に係るIPマルチキャスト配信方法を実現するネットワーク構成図である。ここで、先に示した図1と説明が重複する部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
【0040】
本発明に係るIPマルチキャスト配信方法は、鉄道事業者ごとに、上述した列車運行情報配信装置1を用いて複数の無線端末8に列車運行情報Uを配信する方法である。ここでは、例として鉄道事業者であるA社、B社、及びC社の所有する列車運行情報配信装置11〜13が、ルーター51〜53を介して、同一のIP−VPN(仮想プライベートネットワーク)L4に接続され、それぞれ、自社の無線端末81〜83に各運行情報U1〜U3を配信する場合を例に挙げている。
【0041】
このネットワークでは、無線端末81〜83には、鉄道事業者ごとに共通のグループアドレスが割り当てられ、それぞれの無線端末81〜83はマルチキャストグループG1〜G3に属している。
【0042】
例えば、無線端末81に172.16.XXX.XXX(Xは、端末固有のアドレス部である。以下同様。)なるアドレスを、無線端末82に172.17.XXX.XXXなるアドレスを、無線端末83に172.18.XXX.XXXなるアドレスを割り当てるとする。この場合、ルーター6は、宛先のグループアドレスが172.17であるマルチキャストパケットを受信すると、これをグループG2宛ての各運行情報U2であるものと認識し、グループG2の全無線端末82に送信する。このとき、他のグループG1,G3に属する全無線端末81,83と、一般の携帯電話9は、運行情報U2のパケットを受信しない。このため、このネットワークでは、複数の鉄道事業者が、公衆通信回線L4,L5を共有して、好適に運行情報U1〜U3を配信することができる。
【0043】
本発明に係るIPマルチキャスト配信方法によると、鉄道事業者ごとに、複数の無線端末81〜83に共通のグループアドレスを割り当てるから、列車運行情報U1〜U3の宛先を、このグループアドレスに従って区別して、鉄道事業者ごとに列車運行情報U1〜U3を複数の無線端末81〜83に配信することができる。したがって、ある鉄道事業者に属する無線端末81〜83に、他の鉄道事業者の列車運行情報U1〜U3が誤配信されることはない。本発明に係るIPマルチキャスト配信方法は、とりわけ、複数の鉄道事業者の路線が集中する都市部の駅に適用する場合に有効である。
【0044】
最後に、本発明に係る列車運行情報配信方法を説明する。本発明に係る列車運行情報配
信方法は、列車運行情報配信装置1が運行管理装置2から運行情報Uを取得するステップと、列車運行情報配信装置1が、公衆通信網L4を介し、IPマルチキャスト通信により、公衆の移動体通信サービスに供する無線通信基地局7を中継して複数の無線端末8に運行情報Uを配信するステップとを含む。ここで、公衆通信網L4はIP−VPNであると好ましい。
【0045】
本発明に係る列車運行情報配信方法及びIPマルチキャスト配信方法によると、上述した列車運行情報配信装置1と同一の発明特定事項を有するため、同様の作用効果が得られる。
【0046】
なお、これまで述べてきた列車運行情報配信装置1のIPマルチキャスト配信は、対象を無線端末に限るものではなく、有線の公衆回線を介して、デスクトップパソコンなどの有線端末を対象とすることもできるのは言うまでもない。
【0047】
以上、好ましい実施例を参照して本発明の内容を具体的に説明したが、本発明の基本的技術思想及び教示に基づいて、当業者であれば、種々の変形態様を採り得ることは自明である。
【符号の説明】
【0048】
1,11〜13 列車運行情報配信装置
2 運行管理装置
7 無線通信基地局
8,81〜83 無線端末
U,U1〜U3 運行情報

【特許請求の範囲】
【請求項1】
運行管理装置から運行情報を取得して、
公衆通信網を介し、IPマルチキャスト通信により、公衆の移動体通信サービスに供する無線通信基地局を中継して複数の無線端末に前記運行情報を配信する、
列車運行情報配信装置。
【請求項2】
請求項1に記載された列車運行情報配信装置であって、
前記公衆通信網はIP−VPNである、
列車運行情報配信装置。
【請求項3】
鉄道事業者ごとに、請求項1又は2に記載された列車運行情報配信装置を用いて前記複数の無線端末に前記列車運行情報を配信するIPマルチキャスト配信方法であって、
鉄道事業者ごとに、前記複数の無線端末に共通のグループアドレスを割り当てる、
IPマルチキャスト配信方法。
【請求項4】
列車運行情報配信装置が運行管理装置から運行情報を取得するステップと、
前記列車運行情報配信装置が、公衆通信網を介し、IPマルチキャスト通信により、公衆の移動体通信サービスに供する無線通信基地局を中継して複数の無線端末に前記運行情報を配信するステップとを含む、
列車運行情報配信方法。
【請求項5】
請求項4に記載された列車運行情報配信方法であって、
前記公衆通信網はIP−VPNである、
列車運行情報配信方法。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2011−49986(P2011−49986A)
【公開日】平成23年3月10日(2011.3.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−198630(P2009−198630)
【出願日】平成21年8月28日(2009.8.28)
【出願人】(000004651)日本信号株式会社 (720)
【Fターム(参考)】