説明

制振装置

【課題】放水管等の構造体の振動を好適に抑制することが可能な制振装置を提供する。
【解決手段】放水管5の振動を抑制する制振装置10において、接続部材16を介して放水管5に取り付けられると共に、水中に没して設けられた多孔板15を備え、多孔板15は、用水路1に沿って流れる用水Wに没して設けられ、多孔板15の板面は、放水管5の振動方向に対し、直交するように配設されると共に、多孔板15に形成された複数の貫通孔15aは、放水管5の振動方向に貫通形成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、構造体の振動を抑制する制振装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、このような制振装置として、構造物から索体により構造物下方の水面に接して吊り下げられた抵抗板と、抵抗板から水中に吊り下げられた重錘と、を備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。この制振装置は、構造物の上下動に伴って、抵抗板が水中と水面上との間を移動する構造になっている。これにより、制振装置は、抵抗板が水面を上下動する際に水面から受ける抵抗力を制振力として得ることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平10−141432号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の制振装置によれば、抵抗板は水面上に配設されているため、振動の大きさによっては、抵抗板は離水する虞があり、構造物の振動を抑制することが難しい場合がある。また、抵抗板は平板で構成されているため、平板周りにおいて発生する水の乱れが少ないため、構造物の振動を好適に抑制することが難しい。
【0005】
そこで、本発明は、構造体の振動を好適に抑制することが可能な制振装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の制振装置は、構造体の振動を抑制する制振装置において、接続部材を介して構造体に取り付けられると共に、水中に没して設けられた多孔板を備え、多孔板の板面は、構造体の振動方向に対し、直交するように配設されると共に、多孔板に形成された複数の貫通孔は、構造体の振動方向に貫通形成されていることを特徴とする。
【0007】
この構成によれば、構造体が振動することで多孔板も振動するが、多孔板は水中に没していることから、多孔板に形成された各貫通孔内では、水が行き来する。各貫通孔内において水が行き来すると、各貫通孔周りの水流が乱れることにより、多孔板周りに渦流が発生する。そして、多孔板周りに発生した渦流は、多孔板の振動を減衰させ、これにより、多孔板は、接続部材を介して構造体の振動を減衰させる。これにより、本発明の制振装置は、構造体の振動を好適に抑制することができるため、構造体の振動による劣化や、構造体の振動により発せられる振動音を好適に抑制することができる。
【0008】
この場合、構造体は、配水管であることが、好ましい。
【0009】
この構成によれば、例えば、プラント等に配設される配水管の振動を好適に抑制することができる。
【0010】
この場合、多孔板は、複数設けられると共に、複数の多孔板に応じて、接続部材も、複数設けられ、複数の接続部材は、配水管に接続される複数の配水管側接続部分が、配水管の周方向において、等間隔となるように配設されていることが、好ましい。
【0011】
この構成によれば、配水管の周方向において、複数の配水管側接続部分が等間隔となっているため、配水管の振動をバランスよく抑制することができる。
【0012】
この場合、多孔板は、用水路に沿って流れる用水に没して設けられていることが、好ましい。
【0013】
この構成によれば、例えば、プラント内にある既設の用水路を利用することができるため、制振装置の構成を簡易なものとすることができ、製造コストの抑制を図ることができる。
【発明の効果】
【0014】
本発明の制振装置によれば、構造体が振動することで、振動する多孔板周りに渦流が発生し、発生した渦流により、振動を好適に減衰することができ、構造体の振動の抑制を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】図1は、放水管が軸方向へ振動した場合における実施例1の制振装置を径方向から見たときの概略構成図である。
【図2】図2は、放水管が軸方向へ振動した場合における実施例1の制振装置を軸方向から見たときの概略構成図である。
【図3】図3は、放水管が水平方向へ振動した場合における実施例1の制振装置を径方向から見たときの概略構成図である。
【図4】図4は、放水管が水平方向へ振動した場合における実施例1の制振装置を軸方向から見たときの概略構成図である。
【図5】図5は、放水管が鉛直方向へ振動した場合における実施例1の制振装置を径方向から見たときの概略構成図である。
【図6】図6は、放水管が鉛直方向へ振動した場合における実施例1の制振装置を軸方向から見たときの概略構成図である。
【図7】図7は、試験装置の概略構成図である。
【図8】図8は、多孔板の開孔率によって変化する固有振動数のグラフである。
【図9】図9は、多孔板の開孔率によって変化する減衰比のグラフである。
【図10】図10は、放水管が軸方向へ振動した場合における実施例2の制振装置を軸方向から見たときの概略構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、添付した図面を参照して、本発明に係る制振装置について説明する。なお、以下の実施例によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施例における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、或いは実質的に同一のものが含まれる。
【実施例1】
【0017】
実施例1に係る制振装置は、構造体の振動を抑制するものであり、構造体としては、例えば、各種プラントに配設された放水管等の配水管や、海上や湖上に架け渡された橋梁等がある。以下では、構造体として、プラントに配設された放水管を例に、実施例1の制振装置を説明する。先ず、制振装置の説明に先立ち、放水管周りのプラント構造について説明する。
【0018】
図1に示すように、プラントには、冷却水や排水等の用水が流れる用水路1が配設されており、用水路1は、例えば、底面と両側面(両側壁)とからなる三面水路で構成されている。この用水路1内には、用水Wが流れており、この用水路1の両側壁には、放水管5が架け渡されている。放水管5は、その一方の端部(図示左側端部)に放水口5aが形成されており、放水口5aは下方を向いて設けられている。そして、放水管5の内部にも、用水が流れており、放水管5内を流れる用水は、他方側(図示右側)から放水口5aへ向けて流れ、放水口5aから放出される。
【0019】
ここで、用水が放水管5の内部を流れると、放水管5は、その内部における用水の流動により振動する。このため、放水管5には、制振装置10が設けられており、制振装置10は、放水管5の振動を抑制する。なお、放水管5の振動方向は、設置の仕方や、放水管5内を流れる流体の種類等によって変化することから、この制振装置10は、放水管5の振動方向によって異なった構成となっている。このため、放水管5が軸方向に振動する場合と、放水管5が水平方向に振動する場合と、放水管5が鉛直方向に振動する場合とに分けて、制振装置10をそれぞれ説明する。
【0020】
先ず、図1および図2を参照して、放水管5が軸方向に振動する場合における実施例1に係る制振装置10について説明する。制振装置10は、用水路1の両側壁間の放水管5に、換言すれば、用水路1の上方に配設された放水管5に、取り付けられており、用水路1内に水没させて配設された多孔板15と、多孔板15と放水管5とを接続する接続部材16と、を備えている。
【0021】
多孔板15は、方形板状に形成されており、多孔板15の板面は、放水管5の軸方向に直交するように配設され、多孔板15の板厚方向は、放水管5の軸方向と同方向となっている。そして、この多孔板15には、複数の貫通孔15aが形成されており、各貫通孔15aは、多孔板15の板厚方向、すなわち、放水管5の軸方向(振動方向)に貫通形成されている。
【0022】
接続部材16は、放水管5と多孔板15とを固定可能に接続しており、放水管5と多孔板15とを一体に連結している。このため、放水管5が振動すると、接続部材16は、放水管5の振動を多孔板15に伝達する。一方、詳細は後述するが、水没した多孔板15が振動すると、接続部材16は、多孔板15に加わる制振力を放水管5に伝達する。
【0023】
従って、放水管5内において用水が流れることで、放水管5が軸方向に振動すると、接続部材16を介して多孔板15が軸方向に振動する。このとき、多孔板15の各貫通孔15aにおいて、用水路1内の用水Wが各貫通孔15aを行き来する。すると、各貫通孔15a周りにおいて水流に乱れが生じ、これによって、多孔板15周りには複数の渦流が発生する。そして、この渦流が多孔板15の抵抗となることにより、多孔板15の振動は抑制され、これに伴い、放水管5の軸方向への振動も抑制される。
【0024】
次に、図3および図4を参照して、放水管5が水平方向に振動する場合における実施例1に係る制振装置10について説明する。なお、重複した記載を避けるため、異なる部分についてのみ説明する。この制振装置10では、多孔板15の板面は、放水管5の水平方向に直交するように配設され、多孔板15の板厚方向は、放水管5の水平方向と同方向となっている。このため、多孔板15に形成された各貫通孔15aは、放水管5の水平方向(振動方向)に貫通形成されている。なお、接続部材16は、多孔板15の設置姿勢に応じて適宜配設される。
【0025】
従って、放水管5が水平方向に振動すると、接続部材16を介して多孔板15が水平方向に振動する。このとき、多孔板15周りには複数の渦流が発生し、この渦流が多孔板15の抵抗となることにより、放水管5の水平方向への振動は抑制される。
【0026】
続いて、図5および図6を参照して、放水管5が鉛直方向に振動する場合における実施例1に係る制振装置10について説明する。なお、この場合も、重複した記載を避けるため、異なる部分についてのみ説明する。この制振装置10では、多孔板15の板面は、放水管5の上下方向(鉛直方向)に直交するように配設され、多孔板15の板厚方向は、放水管5の上下方向と同方向となっている。このため、多孔板15に形成された各貫通孔(図示省略)は、放水管5の上下方向(振動方向)に貫通形成されている。なお、この場合も、接続部材16は、多孔板15の設置姿勢に応じて適宜配設される。
【0027】
従って、放水管5が鉛直方向に振動すると、接続部材16を介して多孔板15が鉛直方向に振動する。このとき、多孔板15周りには複数の渦流が発生し、この渦流が多孔板15の抵抗となることにより、放水管5の鉛直方向への振動は抑制される。
【0028】
続いて、図7ないし図9を参照して、制振装置10の性能を評価する試験装置20および評価試験の結果について簡単に説明する。図7に示すように、試験装置20としては、鉛直方向に振動する加振機21と、加振機21上に配設した水槽22と、水槽22内に水没させた上記の多孔板15と、多孔板15を保持する保持部23と、保持部23を支える支持部24と、を備えている。このとき、多孔板15は、その板面が鉛直方向(振動方向)に対し直交するように配設されている。
【0029】
従って、試験装置20において、加振機21が水槽22を鉛直方向に振動させると、保持部23によって固定された多孔板15の各貫通孔15a内では、水槽22内の水が行き来する。これにより、多孔板15周りでは、水の乱れにより渦流が発生し、これが抵抗となることで、加振機21の振動が抑制される。なお、評価試験に用いた多孔板15は、貫通孔15aの開孔率に応じて2種類用意されており、評価試験では、開孔率の大きなものと、開孔率の小さなものとを用いて、性能の違いを評価すると共に、多孔板15を保持部23に取り付けなかった場合の性能も合わせて評価している。
【0030】
図8を参照して、多孔板15の開孔率によって変化する固有振動数のグラフについて説明する。このグラフは、上記の試験装置20を用いた評価試験の結果を示すグラフであり、その横軸が、多孔板15の開孔率となっており、その縦軸が、加振機21の固有振動数となっている。多孔板15の開孔率が100%の場合、すなわち、多孔板15を保持部23に取り付けなかった場合、その固有振動数は、略17.5Hzとなっている。また、多孔板15の開孔率が略39%の場合、すなわち、多孔板15の開孔率が大きい場合、その固有振動数は、略13.8Hzとなっている。さらに、多孔板15の開孔率が略23%の場合、すなわち、多孔板15の開孔率が小さい場合、その固有振動数は、略13.2Hzとなっている。以上から検証するに、開孔率の小さい多孔板15を用いた場合、多孔板15を設けない場合に比して、固有振動数は略24%低減する。以上から、多孔板15の開孔率が小さくなるに連れて、加振機21の固有振動数が低減することから、制振装置10によって、放水管5の振動数を低減する場合には、制振装置10の多孔板15の開孔率を小さくすればよいことが分かる。
【0031】
ここで、固有振動数yは、「y=(π/δ)×(F/k)」で求められ、「k=mω」を代入することで、「y=(π/δ)×(F/mω)」となる。そして、上記の試験結果と上記の式とから検証するに、固有振動数は、質量mが増加すれば低減することから、多孔板15の開孔率を小さくすることにより、水から受ける付加を増大させることで、固有振動数を低減できることが分かる。
【0032】
続いて、図9を参照して、多孔板15の開孔率によって変化する減衰比のグラフについて説明する。このグラフも、上記の試験装置20を用いた評価試験の結果を示すグラフであり、その横軸が、多孔板15の開孔率となっており、その縦軸が、加振機21の減衰比となっている。多孔板15の開孔率が100%の場合、その減衰比は、略0.059となっている。また、多孔板15の開孔率が略39%の場合、その減衰比は、略0.069となっている。さらに、多孔板15の開孔率が略23%の場合、その減衰比は、略0.081となっている。以上から検証するに、開孔率の小さい多孔板15を用いた場合、多孔板15を設けない場合に比して、減衰比は略37%増大する。以上から、多孔板15の開孔率が小さくなるに連れて、加振機21の減衰比が増大することから、制振装置10によって、放水管5の振幅を低減する場合には、制振装置10の多孔板15の開孔率を小さくすればよいことが分かる。
【0033】
以上の構成によれば、放水管5が振動することで多孔板15も振動するが、多孔板15は水中に没していることから、多孔板15周りに渦流が発生する。そして、多孔板15周りに発生した渦流は、多孔板15の振動を減衰させることができ、これにより、多孔板15は、接続部材16を介して放水管5の振動を減衰させることができる。よって、制振装置10は、放水管5の振動を好適に抑制することができるため、放水管5の振動による劣化や、放水管5の振動により発せられる振動音を好適に抑制することができる。
【0034】
なお、実施例1の制振装置10では、多孔板15の板面が、放水管5の振動方向に対し直交するように、多孔板15を配設したが、これに限らず、多孔板15の板面が、放水管5の軸方向、水平方向および鉛直方向に対し直交するように、3つの多孔板15を配設してもよい。この構成によれば、放水管5が3次元方向に振動したとしても、放水管5の振動を好適に減衰することができる。また、制振装置10は、予め放水管5の振動方向を確認し、確認した振動方向に応じて、制振装置10を設置すれば、最小限の構成とすることができる。さらに、実施例1の制振装置10では、放水管5に多孔板15を振動方向に1つ配設したが、多孔板15を振動方向に複数配設してもよい。
【実施例2】
【0035】
次に、図10を参照して、実施例2に係る制振装置30について説明する。なお、重複した記載を避けるべく、異なる部分についてのみ説明する。実施例1に係る制振装置10は、1つの放水管5に1つの多孔板15を配設したが、実施例2に係る制振装置30では、1つの放水管5に複数の多孔板31を配設しており、各多孔板31には複数の貫通孔31aが形成されている。
【0036】
具体的に、放水管5の周りには、例えば、複数の用水路1(実施例2では、例えば3つ)が配設されており、1つの用水路1は放水管5の下方に配設され、2つの用水路1は放水管5を挟んで両側に配設されている。そして、制振装置30には、3つの用水路1のそれぞれに多孔板31が配設されている。このとき、制振装置30は、3つの多孔板31と放水管5とを2つの接続部材32で接続している。つまり、制振装置30は、放水管5の下方の用水路1に配設された多孔板31と放水管5とを接続する下方側の接続部材32と、放水管5の両側の用水路1に配設された多孔板31と放水管5と接続する上方側の接続部材32と、を備えている。
【0037】
下方側の接続部材32は、実施例1と同様の構成となっており、放水管5の下方側と下方の多孔板31とを一体に連結している。上方側の接続部材32は、放水管5の両側の用水路1に配設された2つの多孔板31を連結すると共に、連結した2つの多孔板31と放水管5の上方側とを連結している。つまり、2つの接続部材32は、放水管5に接続される2つの放水管側接続部分32aが、放水管5の周方向において、等間隔となるように配設されている。換言すれば、2つの接続部材32は、放水管5に接続される2つの放水管側接続部分32aが、放水管5の軸心を挟んで対向するように配設されている。
【0038】
以上の構成によれば、放水管5に対し、複数の多孔板31を配設することで、放水管5の振動を更に抑制することができ、また、放水管5の周方向において、2つの放水管側接続部分32aが等間隔となっているため、放水管5の振動をバランスよく抑制することができる。
【0039】
なお、上記したように、実施例1および2では、構造体として、放水管5を例に説明したが、この制振装置10,30を、海上や湖上に架け渡された橋梁等に適用してもよい。
【産業上の利用可能性】
【0040】
以上のように、本発明に係る制振装置は、プラントの構造物の振動を抑制する場合において有用であり、特に、放水管等の配水管の振動を抑制する場合に適している。
【符号の説明】
【0041】
1 用水路
5 放水管
5a 放水口
10 制振装置
15 多孔板
15a 貫通孔
16 接続部材
20 試験装置
21 加振機
22 水槽
23 保持部
24 支持部
30 制振装置(実施例2)
31 多孔板(実施例2)
31a 貫通孔(実施例2)
32 接続部材(実施例2)
32a 放水管側接続部分
W 用水

【特許請求の範囲】
【請求項1】
構造体の振動を抑制する制振装置において、
接続部材を介して前記構造体に取り付けられると共に、水中に没して設けられた多孔板を備え、
前記多孔板の板面は、前記構造体の振動方向に対し、直交するように配設されると共に、前記多孔板に形成された複数の貫通孔は、前記構造体の振動方向に貫通形成されていることを特徴とする制振装置。
【請求項2】
前記構造体は、配水管であることを特徴とする請求項1に記載の制振装置。
【請求項3】
前記多孔板は、複数設けられると共に、前記複数の多孔板に応じて、前記接続部材も、複数設けられ、
前記複数の接続部材は、前記配水管に接続される複数の配水管側接続部分が、前記配水管の周方向において、等間隔となるように配設されていることを特徴とする請求項2に記載の制振装置。
【請求項4】
前記多孔板は、用水路に沿って流れる用水に没して設けられていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の制振装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2011−117559(P2011−117559A)
【公開日】平成23年6月16日(2011.6.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−276891(P2009−276891)
【出願日】平成21年12月4日(2009.12.4)
【出願人】(000006208)三菱重工業株式会社 (10,378)
【Fターム(参考)】