説明

加熱調理器

【課題】意匠性の低下を防止するとともに、冷却効率の低下を防止する加熱調理器を提供する。
【解決手段】加熱コイルを冷却するための風路は、ロースターの両脇にほぼ水平に設けられている。また、一端が天板の後方に開口する吸気口3を形成する方形管で構成された吸気ダクト12本体の後部にほぼ鉛直に設けられている。冷却ファン11の吹出口は風路の一端と連通し、冷却ファン11の吸入口は吸気ダクト12の他端と連通している。また、吸気ダクト12(方形管)を構成する4つの側壁F、M、B、Mの内、風路と反対側の側壁Bの上部を方形状の開口部を形成するように所定の長さHだけ切り欠いた。この吸気ダクト12は、長手方向の所定位置において、この長手方向に垂直な断面の形状がほぼコの字状の側壁を2組嵌合させて構成され、嵌合部に厚みB1を持たせた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、加熱調理器に関するものであり、特に吸気部の構造改善に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の加熱調理器は、加熱器本体の設置スペース、調理スペースを確保する必要性から排気口が吸気口の近辺に設けられている。また、ロースター内で発生した油煙により、本体外の気圧よりもロースター庫内の気圧の方が若干高いため、油煙は自然対流で排出される。従って、排気口からの油煙の勢いは弱い。これに対して、吸気口に連通する風路には吸引用ファンが設けられており外気を強制吸気するため、勢いが強い。これにより、ロースターからの高温の排気の一部が、加熱器本体の外部の空気と共に吸気口に入り込んでしまい、加熱器本体内の冷却効果が減少したり、油煙が本体内の各部品に付着して性能劣化を招いたり、室内に油煙が拡散したりするという問題がある。
そこで、この問題を解決する従来例として、ロースター庫内から外部に通じる通気路に排気用ファンを設け、ロースターからの油煙を本体外へ勢いよく強制排気することで、油煙の吸気口への回り込みを防止するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、ロースターからの排気の一部が、吸排気カバーの内部でショートされることで吸気口に入り込んでしまうことを防止するために、吸気口を形成する吸気ダクトの吸気側端縁を吸排気カバーの板部に接触させることで、回り込みを遮断するものが知られている(例えば、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2001−208359号公報
【特許文献2】特開2001−336760号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1および上記特許文献2に記載された従来の加熱調理器において、本体の後方に設けられ、一端にほぼ矩形の吸気口を持つ吸気ダクトの断面形状は略矩形であり、図13に示すように、右吸気ダクト71Rと右ファンケース72Rを一体化したものと、左吸気ダクト71Lと左ファンケース72Lを一体化したものでファンモーター73を挟持し、さらに左方向からシロッコファン72cを組み付けた後、複数のネジでネジ止めすることにより構成される。
この吸気ダクト71と冷却ファン72は一体で構成されており、吸気ダクト71の風路と反対側の側壁は冷却ファン72のファンケースの後部の少なくとも一部を構成する。
しかしながら、左吸気ダクト71Lおよび右吸気ダクト71Rのコの字を構成する3つの側壁F(前面壁)、M(中間壁)、B(背面壁)の内、ニの字に対応する2つの前面壁F、背面壁Bは一端が開いていて支持されることがなく、しかも樹脂製の鉛直方向に長い板面で構成されているため、強度が弱い。反りの方向については、側壁の角部において側壁の外側よりも内側の方が側面を構成する樹脂間の距離が近く、従って、樹脂の分子間引力がより強いため、図14に示すように内側に反り易い。また、側壁の上方の部位ほど重力により倒れ易い。従って、このダクトの上方における水平断面は図14に示すように、嵌合前からコの字の内側へ反りが発生する傾向がある。
また、反りは、重力の影響で側壁の鉛直方向の長さが長いほど大きくなる。図14において、前面壁Fは、吸気口の上面から屈曲点FPまでの距離が短いため(平面部が少ないため)反りが発生しにくい。逆に背面壁Bは、吸気口の上面から屈曲点BPまでの距離が長いため(平面部が長いため)内側へ反りが発生しやすい。このように側壁Bが内側へ反ると、吸気面積を減少させてしまい、冷却効率を低下させてしまうという問題があった。
また、左吸気ダクト71Lの反りと、右吸気ダクト71Rの反りが一致することは殆どない。従って、左吸気ダクト71Lと右吸気ダクト71Rを嵌合させる場合に、この反りが嵌合作業の煩雑さを助長するという問題があった。
また、吸気口は、吸排気カバーによって覆われているが、この吸排気カバーを外したとき、加熱調理器を調理している調理者から見えるため、吸気口の反りは意匠性を低下させるという問題もあった。
【0005】
本発明は、このような問題点を解決するために為されたものであり、主な目的は意匠性の低下を防止するとともに、冷却効率の低下を防止する加熱調理器を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る加熱調理器は、天板と、天板の下方に設けられた本体と、を備え、本体は、天板に載置された被加熱物を加熱する加熱コイルと、後部にほぼ鉛直に設けられ、一端に天板の後方に開口する吸気口を形成した方形管と、一端が方形管の他端と連通し、吸気口から空気を吸引して加熱コイルを冷却するための冷却風を吹出す冷却ファンと、ほぼ水平に配置され、冷却ファンから吹出された冷却風が通過する風路と、を備え、方形管を構成する4つの側壁の内、風路と反対側の側壁は冷却ファンを収容するファンケースの後部の少なくとも一部を構成し、この側壁の上部を切り欠いたものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、方形管を構成する4つの側壁の内、風路と反対側の側壁の上部を切り欠いたので、吸気ダクトを構成する4つの側壁の内、背面壁は、吸気口の上面から屈曲点までの距離が短くなるため(平面部が短いため)内側へ反りが発生しにくくなり、吸気面積の減少が抑制されるため冷却効率の低下を防止することができる。また、風路と反対側の側壁の上部を所定の長さ切り欠いたので、吸排気カバーを外しても吸気口の反りが調理者から見えなくなるため意匠性が向上し、可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】誘導加熱調理器全体を一部分解して示す斜視図である。
【図2】誘導加熱調理器の天板部を取り外した状態での本体部全体を示す斜視図である。
【図3】本体部全体の平面図である。
【図4】上下仕切り板などの主要な構成部品を取り外した状態の斜視図である。
【図5】図1のV−V線縦断面図である。
【図6】図1のVI−VI線縦断面図である。
【図7】部品ケースと冷却ダクトの一部を破断して示す主要部斜視図である。
【図8】本発明の実施の形態1における誘導加熱調理器の吸気口および吸引ファンの構成を示す斜視図である。
【図9】本発明の実施の形態1における誘導加熱調理器の吸気口および吸引ファンの分解組立斜視図である。
【図10】図3の右吸気ダクト9aと左吸気ダクト9bの嵌合によって構成された吸気ダクト9の平面図である。
【図11】本発明の実施の形態1における誘導加熱調理器の吸気口および吸引ファンの別の構成を示す斜視図である。
【図12】本発明の実施の形態1における誘導加熱調理器の吸気口および吸引ファンの更に別の構成を示す斜視図である。
【図13】従来の誘導加熱調理器の吸気口および吸引ファンの分解組立斜視図である。
【図14】従来の誘導加熱調理器の吸気口で発生する反りの様子を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
実施の形態1.
ここでは、一例として加熱口が3個の3口型誘導加熱調理器を挙げて説明する。
図1〜図14は、本発明の実施の形態1に係る誘導加熱調理器を示すものであって、ビルトイン(組込)型の誘導加熱調理器の例を示している。
図1は誘導加熱調理器全体を一部分解して示す斜視図である。
図2は誘導加熱調理器の天板部を取り外した状態での本体部全体を示す斜視図である。
図3は本体部全体の平面図である。
図4は上下仕切り板などの主要な構成部品を取り外した状態の斜視図である。
図5は図1のV−V線縦断面図である。
図6は図1のVI−VI線縦断面図である。
図7は部品ケースと冷却ダクトの一部を破断して示す主要部斜視図である。
図8は本発明の実施の形態1における誘導加熱調理器の吸気口および吸引ファンの構成を示す斜視図である。図8(a)は吸気口と冷却ファンを前方右上から見た斜視図であり、図8(b)は、後方左上から見た斜視図である。
図9は本発明の実施の形態1における誘導加熱調理器の吸気口および吸引ファンの分解組立斜視図である。
図10は図3の右吸気ダクト9aと左吸気ダクト9bの嵌合によって構成された吸気ダクト9の平面図である。
図11は本発明の実施の形態1における誘導加熱調理器の吸気口および吸引ファンの別の構成を示す斜視図である。
図12は本発明の実施の形態1における誘導加熱調理器の吸気口および吸引ファンの更に別の構成を示す斜視図である。
図13は従来の誘導加熱調理器の吸気口および吸引ファンの分解組立斜視図である。
図14は従来の誘導加熱調理器の吸気口で発生する反りの様子を示す説明図である。
【0010】
図1に示すように誘導加熱調理器100は本体10と本体10の上に載置され、耐熱性セラミックを含むトッププレート20から構成されている。本体10の正面(図1〜2においては下側)には、火力の設定や各種調理の開始指令の操作等を行う操作部1が設けられており、図3に示すようにトッププレート20の周囲の前側(図3において、前側は紙面の下側)にも操作部2が設けられている。また、図1〜2に示すように本体10の後方の上枠30には、本体10の外部から空気を吸気する吸気口3が左右に1つずつ設けられ、さらに2つの吸気口3の間のほぼ中央にロースター4からの排気を排出する排気口5と、この排気口5と左右の吸気口3の間に加熱コイル等を冷却する排気口6が設けられている。この吸気口3、排気口5、6は吸排気カバー40によって覆われている。本体10の中間部(上下方向の中間部であり、トッププレート20の下方に位置する)には、図2に示すように、前方の左右に1台ずつ加熱コイル7L、7Rが設けられており、左右方向のほぼ中央且つ後方にはラジエントヒーター7Cが設けられている。
また、トッププレート20の表面には、左右の加熱コイル7L、7Rとラジエントヒーター7Cのそれぞれの位置を示すマーク7LM、7RM、7CMが印刷されている。また、トッププレート20の表面の前方には、表示部21が設けられている。
【0011】
本体10の中間部の下方には、左右方向のほぼ中央にロースター4が配置されており、引き出し自在に設けられており、魚などの焼き物料理等の調理が可能となっている。また、ロースター4の左右の両脇の空きスペースには、図4に示すように後方から前方にかけてほぼ水平に風路8が設けられており、この風路8内には、図7に示すように加熱コイル7およびラジエントヒーター7C等を制御する多くの電子部品(例えば、マイコン、インバーター回路、温度検知用センサ等)を備えた制御基板9が収納されており、風路8内を流れる冷却風によって制御基板9から発生した熱を効率良く冷却するように構成されている。また、制御基板9に搭載された部品の内、インバーター回路用のIGBTなどの発熱が多い部品については放熱フィンを取付けることで、冷却効率をさらに高めている。また、風路8の後方の一端は冷却ファン11の吹出口と連通している。また、方形管で構成された吸気ダクト12が本体10の後部にほぼ鉛直に設けられており、図8に示すように、吸気ダクト12の一端には天板20の後方に開口する吸気口3が形成されており、他端は冷却ファン11の吸入口と連通している。また、風路8の前方は閉塞されており、上方に穴が形成されて空気流が上昇するように構成されている。また、風路8の上部の穴と加熱コイル7との間には天面に多数の噴出孔82が穿設された冷却ダクト81が設けられている。
【0012】
次に冷却風の流れについて説明する。図2、図5および図7における実線の矢印と図3における一点鎖線の矢印は冷却風の流れを示す。
冷却ファン11が回転すると、本体10外の比較的冷たい空気は冷却ファン11の吸引力によって、左右の吸気口3から吸引されて下降し、冷却風となって吸気ダクト12、冷却ファン11を順次通過した後、風路8に入る。冷却風はここで水平方向に折り曲げられて前方へ前進する。冷却風が前方へ前進する過程で風路8の上流にある制御基板9を冷却した後、左右の加熱コイル7L、7Rの真下から上方へ方向を変える。この後、冷却風は上昇して風路8の上部の穴を通過して冷却ダクト81に入り、冷却ダクト81の天面に形成された多数の噴出孔から噴出して左右の加熱コイル7L、7Rbにほぼ均等に当たることで左右の加熱コイル7L、7Rを効率良く冷却する。左右の加熱コイル7L、7Rを冷却した冷却風はその後、前方から後方へ進みながら、左右のほぼ中央へ集まり、ラジエントヒーター7Cを冷却した後、ロースター4の排気口5に隣接した2つの排気口6から本体10の外部へ排出される。
なお、参考までにロースター4とその排気流の流れを示す。図6に示すようにロースター4で発生した油煙は後方に設けられたファンによって強制排気される筐体内の空気の流れに引き込まれて後方の排気口41から排気ダクト42を通って排気口5から外部へ排出される。
【0013】
この吸気ダクト12と冷却ファン11は一体で構成されており、吸気ダクト12の風路8と反対側の側壁Bは冷却ファン11のファンケースの後部の少なくとも一部を構成する。また、図9に示すように、右吸気ダクト12Lと右ファンケース11Lを一体化したものと、左吸気ダクト12Lと左ファンケース11Lを一体化したものでファンモーター111を挟持し、さらに左方向からシロッコファン11cを組み付けた後、複数のネジでネジ止めすることにより構成される。この場合、吸気ダクト12の嵌合部に厚みを持たせている。これにより、嵌合された側壁の強度を増やすことができる。
図10はこうして構成された吸気ダクト12の平面図であり、図10(a)は吸気ダクト9そのもの、図10(b)は本体10に組み込んだ状態を示している。なお、図10(b)において、41は本体10の筐体側の板を示している。
【0014】
図8〜図10に示すように、方形管で構成された吸気ダクト12の4つの側壁F,M、B、Mの内、風路と反対側の背面壁Bの上部を所定の長さHだけ切り欠いてある。この切り欠きにより形成される開口部Kの形状はこの側壁の短手方向の中心軸に対してほぼ左右対称な略矩形状である。これにより、背面壁Bの平面部が少なくなり、背面壁Bの反りを抑制することができるため、吸気面積の減少を抑制し、その結果、冷却効率の低下を抑制することができる。
また、左吸気ダクト12L、右吸気ダクト12Rの背面壁Bの嵌合部が、吸気口3の下方向となり、仮に成形時のばらつき等で反りが発生したとしても、使用者から見えないまたは非常に見え難い位置であるため、意匠性の低下を防止できる。
【0015】
なお、上記の例では、風路と反対側の背面壁Bの上部を所定の長さHだけ切り欠いて形成される開口部の形状はこの側壁の短手方向の中心軸に対してほぼ左右対称な略矩形状であったがこれに限る必要はない。例えば、図11に示すように背面壁Bの短手方向の中心軸に対してほぼ左右対称な略V字状でも良いし、図12に示すように背面壁Bの短手方向の中心軸に対してほぼ左右対称な略U字状でも良い。この場合には、背面壁Bの最上部は、隣接する側壁の最上部と連続的に接続されるので、上記の効果に加え、開口部の形状が略矩形状よりも強度が増える。
また、図2に示すように吸気ダクト12の背面壁Bの上端部に厚みB1を持たせる。これにより、背面壁Bの強度が増加する。
また、図11および図12に示すように、背面壁Bの外側の面にその長手方向と垂直な補強用リブ51を設ける。これにより、背面壁Bの強度が増加する。
また、上記の例では、誘導加熱調理器について説明したが、これに限る必要はなく、加熱調理器全般においても適用可能である。
【符号の説明】
【0016】
B 側壁(背面壁)、B1 厚み、F 側壁(前面壁)、K 開口部(切り欠きによる)、M 側壁(中間壁)、BP 屈曲点、1 操作部、2 操作部、3 吸気口、4 ロースター、5 排気口(ロースター用)、6 排気口(加熱コイル等用)、7 加熱コイル、7L 左加熱コイル、7R 、右加熱コイル、7C ラジエントヒーター、8 風路、9 制御基板、10 本体、11 冷却ファン、11C シロッコファン、11L 左ファンケース、11R 右ファンケース、12 吸気ダクト、12L 左吸気ダクト、12R 右吸気ダクト、20 トッププレート、21 表示部、30 上枠、40 吸排気カバー、41 排気口、42 排気ダクト、51 リブ、71 吸気ダクト、71L 左吸気ダクト、71R 右吸気ダクト、72 ファン、72C シロッコファン、72L 左ファンケース、72R 右ファンケース、73 ファンモーター、81 冷却ダクト、82 噴出孔、111 ファンモーター、100 誘導加熱調理器。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
天板と、この天板の下方に設けられた本体と、を備え、
前記本体は、前記天板に載置された被加熱物を加熱する加熱コイルと、
後部にほぼ鉛直に設けられ、一端に前記天板の後方に開口する吸気口を形成した方形管と、
一端が前記方形管の他端と連通し、前記吸気口から空気を吸引して前記加熱コイルを冷却するための冷却風を吹出す冷却ファンと、
ほぼ水平に配置され、前記冷却ファンから吹出された冷却風が通過する風路と、を備え
前記方形管を構成する4つの側壁の内、前記風路と反対側の側壁は前記冷却ファンを収容するファンケーシングの後部の少なくとも一部を構成し、この側壁の上部を切り欠いたことを特徴とする加熱調理器。
【請求項2】
前記方形管は、長手方向の所定位置において、この長手方向に垂直な断面の形状がほぼコの字状の側壁を2組嵌合させて構成され、嵌合部に厚みを持たせたことを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
【請求項3】
前記方形管の前記風路と反対側の側壁の上部を切り欠いて形成される開口部の形状はこの側壁の短手方向の中心軸に対してほぼ左右対称な略矩形状であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の加熱調理器。
【請求項4】
前記風路と反対側の側壁の上部を切り欠いて形成される開口部の形状はこの側壁の短手方向の中心軸に対してほぼ左右対称な略V字状であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の加熱調理器。
【請求項5】
前記風路と反対側の側壁の上部を切り欠いて形成される開口部の形状はこの側壁の短手方向の中心軸に対してほぼ左右対称な略U字状であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の加熱調理器。
【請求項6】
前記方形管の前記風路と反対側の側壁の最上部は、隣接する側壁の最上部と連続的に接続されることを特徴とする請求項4または請求項5に記載の加熱調理器。
【請求項7】
前記方形管の前記風路と反対側の側壁の上端部に厚みを持たせたことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の加熱調理器。
【請求項8】
前記方形管の前記風路と反対側の側壁の外側の面はその長手方向と垂直な補強用リブを備えたことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の加熱調理器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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