説明

加熱調理器

【課題】美観を損なうことなく結露水を確実に回収することができる加熱調理器を提供する。
【解決手段】本実施形態における加熱調理器1は、前面に開口を有し被加熱物を収容する加熱室を有する本体10と、本体10の前面に設けられ、本体10下方を軸に回動し開口を開閉する扉11と、扉11の前面下端部から下方に延長された扉側水滴案内部31と、扉11の後方下端部から下方に延長され、扉11後面側の表面の延長線が扉側水滴案内部31に交差する扉カバー側水滴案内部33と、扉側水滴案内部31に導かれる水滴を貯水する水受け40aを備えた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、加熱室内に被加熱物を収容して加熱調理する加熱調理器に関する。
【背景技術】
【0002】
電子レンジなどの加熱室に被加熱物を収容して調理を行う加熱調理器(以下、電子レンジという。)は、マイクロ波、ヒータ、過熱水蒸気などにより被加熱物を加熱する。これら加熱手段による加熱調理時には蒸気が発生し、蒸気は扉が開放されるまで加熱室内に収容され、蒸気の多くは加熱室の内壁や扉に付着して結露する。
【0003】
特に、扉に付着した結露水は、重力により扉を伝って加熱調理器の下方に滴下する。従来、特許文献1において、扉の庫内側に生じた結露水の漏れによる汚れを防止する蒸気調理器が開示されている。この蒸気調理器は、扉の下側の加熱室側などにリブを設け、扉から滴下する水滴を本体ケーシング側に導くための構造を有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2006−23008号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載された蒸気調理器をはじめとする従来の技術は、結露水の漏れによる加熱調理器の設置面の汚れを防止するためにリブなどを設けるものであった。しかし、設置面の汚れを防止するためのリブなどが使用者の目に触れる箇所に取り付けられており、加熱調理器の美観を損ねるという課題があった。
【0006】
本発明はこのような事情を考慮してなされたもので、美観を損なうことなく結露水を確実に回収することができる加熱調理器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る加熱調理器は、上述した課題を解決するために、前面に開口を有し被加熱物を収容する加熱室を有する本体と、前記本体の前面に設けられ、前記本体下方を軸に回動し前記開口を開閉する扉と、前記扉の前面下端部から下方に延長された扉前面側水滴案内部と、前記扉の後方下端部から下方に延長され、扉後面側の表面の延長線が前記扉前面側水滴案内部に交差する扉後面側水滴案内部と、前記扉前面側水滴案内部に導かれる水滴を貯水する水受けを備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明に係る加熱調理器においては、美観を損なうことなく結露水を確実に回収することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明に係る加熱調理器の第1実施形態である電子レンジの正面図。
【図2】図1の電子レンジの扉を開いた状態の斜視図。
【図3】図1のIII−III線に沿う縦断面図。
【図4】図3の領域IVの拡大図。
【図5】図4の扉が開いた状態の拡大図。
【図6】図5に示す電子レンジの比較例としての電子レンジを示す拡大図。
【図7】扉側水滴案内部を設けない場合のキャビネットの下端部を点線で示す電子レンジの断面図であり、図3に対応する図。
【図8】第2実施形態としての電子レンジを示す図。
【図9】第3実施形態としての電子レンジを示す図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明に係る加熱調理器の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
【0011】
図1は、本発明に係る加熱調理器の第1実施形態である電子レンジ1の正面図である。
【0012】
図2は、図1の電子レンジ1の扉11を開いた状態の斜視図である。
【0013】
図3は、図1のIII−III線に沿う縦断面図である。
【0014】
図4は、図3の領域IVの拡大図である。
【0015】
図5は、図4の扉11が開いた状態の拡大図である。
【0016】
以下の説明においては、図1の手前側を電子レンジの前側、奥側を後側、図示左右をそれぞれ左側、右側と定義する。
【0017】
図1および図2に示すように、電子レンジ1は、本体10および扉11を有する。本体10は矩形箱状を有する。本体10は、本体10の上面、側面および背面を形成するキャビネット10aと、底面を形成する底板10bとを有する。本体10は、前面が扉11で覆われる。扉11の下部には、操作部15および表示部16が設けられる。
【0018】
操作部15は、調理メニューの手動または自動運転の選択、決定、加熱条件、自動調理メニューの種類の選択などを受け付ける。表示部16は、操作部15を介して使用者により行われた調理メニューの選択および設定や電子レンジ1の運転状態などを表示する。
【0019】
図2に示すように、本体10は、内部に内箱12を収容する。内箱12は、被加熱物を収容する加熱室17を形成する。内箱12は、電子レンジ1の前面に、加熱室17に被加熱物を出し入れする開口を有する。フラット皿18(固定皿)は、加熱室17の底面に配置され、フラット皿18上には被加熱物が配置される。
【0020】
本体10内部であって内箱12の左側面には、スチーム調理を行うスチームユニット20が設けられる。スチームユニット20は、ポンプで供給される貯水容器21(図1)に貯水された水を過熱し、発生した過熱蒸気を蒸気供給孔12aより加熱室17に供給する。
【0021】
電子レンジ1は、スチームユニット20の他にも、加熱室17にマイクロ波を供給しレンジ調理するマグネトロンや、ヒータ加熱によりオーブン調理するヒータを有する。
【0022】
扉11は、前面上部に扉11を開閉する際に使用されるハンドル22を有する。扉11は、本体10とアーム23で連結されており、本体10および扉11の前面下部に設けられたヒンジ機構によって本体10下方を軸に回動する。扉11は、外部から加熱室17内を視認するためのガラス板からなる窓部11aを有する。図4に示すように、扉11の下端部とキャビネット10aの下端部とは、電子レンジ1の設置面からほぼ同じ高さとなっている。
【0023】
図3および図4に示すように、扉11の下端部には、扉11の下端部からさらに下方向に延長した扉側水滴案内部31(扉前面側水滴案内部)が左右に亘って設けられる。すなわち、扉側水滴案内部31は、キャビネット10aの下端部よりも下方に下端部が位置する。扉側水滴案内部31は、本体10の左右側面に水滴が落下しないよう、左右側面端部にも設けてもよい。
【0024】
扉11の後面であって本体10と対向する面には、扉カバー32が設けられる。扉カバー32は、複数層からなる扉11の後面を覆うカバーとして設けられる。扉カバー32は、扉11の下端部よりも下方向に延長された扉カバー側水滴案内部33(扉後面側水滴案内部)を左右に亘って有する。扉カバー側水滴案内部33は、本体10の左右側面に水滴が落下しないよう、左右側面端部にも設けてもよい。
【0025】
図4に示すように、扉カバー側水滴案内部33は、扉11の下表面まで回り込んで形成される。扉カバー側水滴案内部33は、本体10側(後側)から扉11前側(前側)に向かって曲率を有する曲面33aを有する。扉カバー側水滴案内部33は、曲面33aの延長線が扉側水滴案内部31に交差する寸法を有する。
【0026】
なお、扉カバー側水滴案内部33の本体10側の表面は、曲面に限らず、本体10側から扉11前側に傾斜する直線で形成されてもよい。この場合、直線の延長線は、扉側水滴案内部31に交差するように設定される。
【0027】
扉側水滴案内部31の端部は、扉11が閉じた状態においては、扉カバー側水滴案内部33の端部よりも下方に長く形成される。すなわち、扉側水滴案内部31の端部は、扉11が開いた状態においては、扉カバー側水滴案内部33の端部よりも本体10側に長く形成される(図5参照)。
【0028】
図1に示すように、本体10の前面下部には、ケース40が設けられる。ケース40は、本体10の図示しない脚や本体10の下方(底板10b)を隠し、本体10の外観的な意匠効果を有する。ケース40の中央部には、貯水容器21が設けられる。貯水容器21は、後述するスチームユニット20が過熱蒸気を発生するために使用される水を貯水する。貯水容器21は、ケース40に設けられるガイド40bに囲われ、このガイド40bに沿って前後方向に挿抜可能となっている。
【0029】
図4に示すように、ケース40は、断面コ字状の水受け40aを形成する。水受け40aは、調理時および調理後において加熱室17および扉11から滴下する結露水を貯水する。水受け40aは、扉11が閉じた状態における扉11(扉カバー32)と本体10および内箱12との間隙の下方、かつ扉11が開いた状態における扉側水滴案内部31端部の下方(図5参照)に配置される。
【0030】
ケース40は、本体10の所定位置に取り外し可能に設けられる排水タンクに水受け40aに溜った水を導く排水口を有してもよいし、ケース40を取り外し可能に構成してもよい。
【0031】
次に、本実施形態における電子レンジ1の作用について図4および図5を用いて説明する。
【0032】
図4は、扉11が閉じた状態の際の結露水の様子を示す。図5は、扉11が開いた状態の際にケース40の水受け40aに結露水が導かれる様子を示す。
【0033】
電子レンジ1がスチームユニットによるスチーム調理中の場合には、図4に示すように扉11は閉じた状態となる。このとき、発生する蒸気は扉11が開放されるまで加熱室17内に収容される。蒸気の多くは、加熱室17の内壁や扉11に付着して結露する。扉11に付着した結露水Wは、重力により扉11を伝って下方に滴下する。特に、扉11と本体10や内箱12との間隙に多く結露水Wが溜る。
【0034】
スチーム調理が終了すると使用者により扉11が開かれ、図5に示すように扉11は開いた状態となる。結露水Wは、扉11が開かれた衝撃により、さらに扉11の下端側に移動し、扉カバー側水滴案内部33に到達する。扉カバー側水滴案内部33は、本体10側から扉11側に向かう曲面33aを有し、さらに曲面33aの延長線は扉側水滴案内部31と交差するため、扉カバー側水滴案内部33を伝う結露水Wは、扉側水滴案内部31に落下する。
【0035】
結露水Wは、扉側水滴案内部31に落下した後、一部は扉側水滴案内部31に留まり、一部は扉側水滴案内部31を伝いケース40の水受け40aに落下する。結露水Wは、最終的に水受け40aまで導かれ、水受け40aに貯水される。
【0036】
ここで、図6は、図5に示す電子レンジ1の比較例としての電子レンジ50を示す拡大図である。
【0037】
図6に示す電子レンジ50は、本体10下部に水受け40aが設けられているものの、扉11と本体10を伝う結露水Wが水受け40aに導かれることなく、電子レンジ50の設置面に落下してしまう。この結果、使用者による設置面に落下した結露水の清掃を要することになる。これに対し、本実施形態における電子レンジ1は、加熱室17内で発生した蒸気による結露水Wを、簡素な構造で水受け40aまで好適に導くことができる。
【0038】
また、電子レンジ1は、扉11の前面をさらに下方に延長した扉側水滴案内部31を設けた。この扉側水滴案内部31は、扉11やキャビネット10aに代えて、正面視において扉11より低い位置にある本体10の底板10bを隠す機能を果たす。
【0039】
ここで、図7は、扉側水滴案内部31を設けない場合のキャビネットの下端部を点線で示す電子レンジの断面図であり、図3に対応する図である。扉側水滴案内部31を設けない場合、外観上の美的効果のために底板10bを隠すため、キャビネット10aの下端を点線に示すように下方に延長することが考えられる。キャビネット10aは、一般的には高価な塗装された鉄板であるため、電子レンジ1の製造コストを低減する観点から小型化されることが好ましい。
【0040】
これに対し、本実施形態における電子レンジ1は、上述したとおり扉側水滴案内部31が底板10bを隠すキャビネット10aの機能を果たす。このため、キャビネット10aを小型化でき、その結果電子レンジ1の製造コストを低減することができる。
【0041】
また、図5に示すように、電子レンジ1は、扉カバー側水滴案内部33を設けたことにより、本体10の前面10dと扉11の後面(扉カバー32)との距離を距離D2とすることができる。この結果、扉カバー側水滴案内部33を設けない場合には前面10dと扉11との距離はD1となるところ、前面10dと扉11との距離を(D1−D2)分だけ小さくすることができる。この結果、ケース40(水受け40a)に食品かすが落下しにくくなる。また、扉カバー側水滴案内部33は、使用者に対してはケース40を隠す作用を有するため、水受け40aに溜った結露水Wが目に触れることがない。
【0042】
なお、電子レンジ1の扉側水滴案内部31は、図8および図9に示す第2および第3の実施形態としての電子レンジ60、70のような構成であってもよい。第2および第3実施形態における電子レンジ60、70においては、第1実施形態と対応する構成および部分については同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
【0043】
図8は、第2実施形態としての電子レンジ60を示す図である。
【0044】
電子レンジ60は、扉11が開いた状態において水受けとして機能する扉側水滴案内部61を有する。この扉側水滴案内部61は、図4の扉側水滴案内部31の端部に直交する方向であって扉11の厚さ方向に向かってさらに延長された厚さ方向壁部62を有する。厚さ方向壁部62は、扉11が閉じた状態において、厚さ方向壁部62の端部から落下する結露水Wがケース40の水受け40aに導かれるように形成される。
【0045】
扉側水滴案内部61は厚さ方向壁部62を有することにより、扉11が開いた状態においては結露水Wを一時的に貯水する水受けとして機能する。また、扉側水滴案内部61は、扉11が閉じた状態においては一時的に貯水した結露水Wを水受け40aに落下させる。このような扉側水滴案内部61を有する電子レンジ60は、扉11が開いた状態および閉じた状態のいずれにおいても、結露水Wを水受け40aに確実に収集することができる。
【0046】
図9は、第3実施形態としての電子レンジ70を示す図である。なお、図9においては、ケース40の図示を省略する。
【0047】
電子レンジ70は、扉11が閉じた状態および開いた状態において水受けとして機能する扉側水滴案内部71を有する。この扉側水滴案内部71は、図8の扉側水滴案内部61における厚さ方向壁部62と同様に構成された厚さ方向壁部72に対して直交し、扉11表面方向であって、扉11方向に向かってさらに延長された面方向壁部73を有する。面方向壁部73は、扉カバー側水滴案内部33の曲面33aの延長線と直交しない程度の長さに形成される。なお、曲面33aの曲率や寸法を、面方向壁部73と交差しないように設定しもよい。
【0048】
扉側水滴案内部71は、扉11が開いた状態においては、扉側水滴案内部61と同様に、結露水Wを一時的に貯水する水受けとして機能する。このとき、扉11などに多少の衝撃が加えられた場合であっても、面方向壁部73が水受けの蓋として機能するため、電子レンジ70の設置面に流出することがない。扉側水滴案内部61は、扉11が閉じた状態においては、厚さ方向壁部62を底面、面方向壁部73を側面とする水受けとして機能する。
【0049】
このような扉側水滴案内部71を有する電子レンジ70は、扉11が開いた状態および閉じた状態のいずれにおいても、扉11から滴下した結露水Wは扉側水滴案内部71に貯水される。このため、ケース40は水受けを兼ねる必要がないため、ケース40の設計の自由度を増すことができる。
【0050】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【0051】
例えば、扉側水滴案内部31、61、71および扉カバー側水滴案内部33は、扉11の正面左右方向の一部に設けてもよい。ケース40の水受け40aは、本体10の正面左右に亘って設けても、一部に設けてもよい。ケース40は、貯水容器21を囲い案内するガイド40b上部に、扉側水滴案内部31より落下する結露水Wを水受け40aに導く樋を設けてもよい。
【符号の説明】
【0052】
1、50、60、70 電子レンジ
10 本体
10a キャビネット
10b 底板
11 扉
12 内箱
17 加熱室
20 スチームユニット
21 貯水容器
31、61、71 扉側水滴案内部
32 扉カバー
33 扉カバー側水滴案内部
33a 曲面
40 ケース
62、72 厚さ方向壁部
73 面方向壁部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
前面に開口を有し被加熱物を収容する加熱室を有する本体と、
前記本体の前面に設けられ、前記本体下方を軸に回動し前記開口を開閉する扉と、
前記扉の前面下端部から下方に延長された扉前面側水滴案内部と、
前記扉の後方下端部から下方に延長され、扉後面側の表面の延長線が前記扉前面側水滴案内部に交差する扉後面側水滴案内部と、
前記扉前面側水滴案内部に導かれる水滴を貯水する水受けを備えたことを特徴とする加熱調理器。
【請求項2】
前記扉前面側水滴案内部は、前記扉前面側水滴案内部の端部から直交する方向であって前記扉の厚さ方向に延長された厚さ方向壁部をさらに備える請求項1記載の加熱調理器。
【請求項3】
前記扉前面側水滴案内部は、前記厚さ方向壁部から直交する方向であって前記扉に向かって延長された面方向壁部をさらに備えた請求項2記載の加熱調理器。
【請求項4】
前記水受けは、少なくとも前記扉が開いた状態において前記扉前面側水滴案内部の下方に配置される請求項1〜3のいずれか一項記載の加熱調理器。
【請求項5】
前記水受けは、前記厚さ方向壁部および前記面方向壁部により形成される請求項3記載の加熱調理器。
【請求項6】
前記本体は、前記本体の上面、側面および背面を形成するキャビネット、および前記本体の底面を形成する底板を有し、
前記扉前面側水滴案内部は、前記扉が閉じた状態において前記扉および前記キャビネットより下方まで延長される請求項1〜5のいずれか一項記載の加熱調理器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2013−76473(P2013−76473A)
【公開日】平成25年4月25日(2013.4.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−214844(P2011−214844)
【出願日】平成23年9月29日(2011.9.29)
【出願人】(390010168)東芝ホームテクノ株式会社 (292)
【Fターム(参考)】