説明

包装材料を製造するプラントから充填機械に情報を伝達する方法、包装材料に情報を与える方法、並びに包装材料及びその用法

この公報では、包装材料を製造するプラントから充填機械に情報を伝達する方法が記述されており、方法は、包装材料の巻取り紙を製造する段階であって、巻取り紙の製造で充填機械において第1の容器を形成するための部分である第1の部分の所与の大きさを測定し、巻取り紙の製造で充填機械において第2の容器を形成するための第2の部分に前記測定された大きさについての情報を与える段階と、充填機械で前記情報を読み取る段階と、前記情報に基づいて充填機械で第2の所与の大きさを制御する段階とを含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、添付請求項1の前提部による包装材料、並びに添付の請求項7による特定パターンの使用に関する。本発明はさらに、添付の請求項9による包装材料を製造するプラントから充填機械に情報を伝達する方法、並びに添付の請求項10による包装材料を製造するプラントから、包装材料に情報を与える方法に関する。最後に、本発明は添付の請求項14のプレアンブルによる、巻取り紙状の包装材料に関する。
【背景技術】
【0002】
今日では、ジュース及び牛乳の大部分が、紙ベースの包装積層材からなる容器に充填されている。容器の最も一般的な種類は登録商標Tetra Brick(登録商標)でTetra Pak社によりとりわけ販売されるブリック(レンガ)形状の容器、及び登録商標Tetra Rex(登録商標)でTetra Pak社によりとりわけ販売される、いわゆる切妻頂部(gable top)容器である。
【0003】
包装産業は、機械及び材料供給者が充填機械及び印刷済みの包装積層材を乳製品工場(dairy)に配送し、乳製品工場が、自己のプラント内で飲料を調整して仕上げ、その後に充填機械を使用して容器に充填するように、基本的に構成されている。次いで乳製品工場は、小売店に直接又は卸売り販売代理店を通して充填された飲料を販売する。最後に、消費者が小売販売店から飲料を購入する。
【0004】
この価値連鎖(value chain)において、生産性、品質、消費者サービスなどの向上のため、1つの輪(link)から他の輪へ情報を伝達することを試みてきた数多くの利害関係者が存在する。
【0005】
今日、例えば、包装積層材の印刷から充填機械に情報が伝達される。印刷では、バーコードなどの形態のガイドマークが印刷され、それが充填機械を作動させ制御するのに使用される。このガイドマークは、仕上げられた各包装材にガイドマークが存在するように、通常、包装積層材上に印刷される。例えば、このガイドマークは、必要な、任意の考え得る穴が正しい位置に穴あけされるように、任意の考え得る開口部配列が正しい位置に配置されるように、そして容器が正しい位置で折り曲げられるように、充填機械の進行を制御するために使用することができる。そのようなガイドマーク及びガイドマークから情報を読み、使用する方法は欧州特許第131241号明細書及び米国特許出願公開第6021950号明細書に開示されている。
【0006】
容器が正しい位置で折り曲げられることを確実にする後述の例は、加工工程から充填機械に情報を伝達する一例である。このガイドマークは、加工工程において同様に積層材上に形成される折り線パターンに対して所与の位置で、積層材に印刷される。充填機械は、例えば、光電セルによってガイドマークを検出し、充填機械を正しく調整することによって、充填機械が折り線パターン内に準備された折り線に沿って包装積層材を容器に常に確実に折り曲げることができる。この方法は、ガイドマークが折り線パターンに対してある許容差内に常に配置されることを要する。さらに、充填機械が実行する折り曲げが、充填機械がガイドマークを認識する包装積層材の位置に関してある許容差内で行われることを要する。
【0007】
国際公開第01/80146号パンフレット、国際公開第01/79988号パンフレット、米国特許出願公開第6107920号明細書、国際公開第96/41296号パンフレット、国際公開第00/16289号パンフレット、及び国際公開第00/41148号パンフレットは全て、情報伝達の別の種類の技術を開示している。いわゆるRFIDラベル(高周波識別(radio frequency identification))を用いて、印刷産業内で紙製品を追跡し案内することが可能であること、そして商標、ブランド名、製造者、製品番号、包装当りの量などについての情報を伝達することが可能であることが開示されている。しかしながら、これらのRFIDラベルの使用を今まで制限してきた多くの因子が存在する。先ず、最新技術を使用する比較的高価な技術的解決法であることであり、結果として経済的に実行可能にすることが困難である。さらに、包装材が金属を含む場合はこの技術には困難性があり得ることが判明している。今日、(冷蔵せずに流通可能である)いわゆる無菌包装のほとんどは、アルミニウム箔の薄い層を含み、それがRFIDラベルの使用に対し破壊的な効果を有することがあり得る。
【0008】
欧州特許第929474号明細書は、目に見えない情報を備える容器を形成するための、折り線パターンを備える包装材料を開示している。赤外線又は紫外線光で見ることができる印刷インクの方式で目に見えない情報を使用することによって、目に見える装飾アートワークを設けることができる容器の表面積が削減されない。そのような手段によって容器に備えることができる情報には、例えば、制御数字、出荷番号、容器の横方向密閉(transverse sealing)及びそれに続く折りを制御するガイドマークがある。
【0009】
国際公開第95/00393号パンフレットは、包装積層材に関する情報を記憶するためのものである磁化できる表面を有する包装積層材を開示している。この情報は、容器の充填、密閉及び折りと関連して、充填機械を制御するためのものである。
【0010】
国際公開第01/48591号パンフレットは、比較的最近開発された技術を開示している。これによれば、ノートパッド(notepad)に印刷される特定のパターンが作り出され、ペンに配置したカメラによって読み取る。この刊行物は、特定のパターンは、その全範囲にユニークなパターンを有する想像上の表面が4600000平方キロメータの寸法、言い換えればヨーロッパの約半分の表面を有する程度まで変化させることができることを開示している。この想像上の表面の部分が紙に印刷され、イーメイル(e−mail)を送るなどのユニークな機能、又はコンピュータ又は他の電子装置に文章を入れるための純粋なテキスト認証のどちらとも連結される。例えば、ファックス通信文又はイーメイルを書くようになったノートパッドを印刷することが可能である。その場合は、ノートパッドは、各ページが文章を書き込まれるべき部分、イーメイル・アドレスを書き込まれるべき部分、そしてイーメイル通信文が伝送されるべき信号を与える記号を有するように設計される。ペンによって読み取られた情報は、例えば、移動電話ネットワークを介してサーバーに送られ、サーバーは想像上の表面の場所を読み取り、次いでこの特定の場所に対応する機能を実行する。この技術が意図したように機能するためには、したがって、特別に作り出された基板が、ユーザーが使用しようとする応用プログラムに適合されていることが必要である。
【0011】
上記の技術は、技術の価格レベル、積層材中の破壊的な金属層などの様々な因子に応じた動作問題に、ある程度関連している。さらに、この技術の一部分は、上記の価値連鎖のある部門に対して極めて制限される。例えば、RFIDラベルを末端の消費者に情報伝達するために利用することは困難である。商店の棚が、全ての合理性を考えると、RFIDラベルを読むことができる装置を備える最後の利害関係者である。すなわち、消費者への情報は商店内に表示するか、商品と共に紙コピーとして送られる。したがって、別の代替解決策が求められている。さらに、この技術が、価値連鎖中の様々な異なる利害関係者と接触する情報媒体として使用することができることが望ましい。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
本発明の目的は、どのようにしたら包装積層材を介して情報を伝達することができるかということに対し、別の解決策を実現することである。
【0013】
本発明の別の目的は、どのようにしたら包装積層材を介して制御情報を充填機械に伝達することができるかということに対し、解決策を実現することである。
【0014】
さらに本発明の別の目的は、どのようにしたら、加工工程(積層、折り目付け、印刷)、充填機械及び乳製品工場所有者、卸売り業者、小売店及び最終消費者などの、異なる利害関係者に、又は利害関係者から情報を伝達することができるかということに対し、解決策を実現することである。
【課題を解決するための手段】
【0015】
上記に概説した目的は、添付の請求項1から明らかな特徴を付与された、本文冒頭部に開示した種類の包装材料によって達成される。
【0016】
対称状に反復する基準ドット(dot)位置に対していくつかのドットが食い違い(オフセット)になったドット・パターンを含む多数の情報を包装材料に担持させることによって、一方では充填機械などに直接の通信文を伝送し、他方では、移動電話ネットワークなどを介してサービスを伝えることに使用することができる情報を印刷することが可能になる。代替として、このドットは、仮に存在するとした場合予定される基準位置に、及び/又は基準位置に対して食い違いになった位置にある、異なる形態、寸法を有する、下位情報量(subinformation quantity)を含むことができる。術語形態は、ここでは、様々な形状、同一の形状内の寸法、及び全体の欠如又は存在しないことを示すように行われる。
【0017】
包装材料から充填機械に直接の通信文を伝達する場合に、好ましい実施例によるとドット・パターンが、ブライユ点字に最も近似している可能性がある方法で使用される。しかしながら、情報を構成するドット・パターンは、相当多数のドットを含むことができるので、情報を有する1つの領域が、例えば、ブライユ点字よりずっと多くの情報を含むことができる。
【0018】
移動電話ネットワークなどを介して情報を伝達することで、包装材料から充填機械に、又は卸売り業者、小売店、消費者などの価値連鎖内の他の利害関係者に様々な情報を伝達することが可能になる。システムのこの利用法では、情報を価値連鎖内で逆方向に伝達できることも考え得る。例えば、消費者がカメラ付きのペンを使用して、特定のサービスを作動させるために容器の選択された部分に目印をつける。このサービスは、調理法、他の情報材料又は他のサービスを注文することである可能性がある。包装積層材に印刷される事項は乳製品工場所有者が決めることができ、その結果、乳製品工場所有者自身が、選択した容器、特定の製品種類についての、又は所与の期間内の選択したサービスに接続することができる。
【0019】
この種の情報を有する包装材料は、何よりも消費者の段階で同じ様に実行することが困難であった、異なる要因によって以前制限されてきた異なる目的及び応用分野に対して技術的な解決策を提供する。
【0020】
本発明の好ましい実施例は、添付の従属請求項からさらに明らかになる。
【0021】
有利なことに、ドットは、容器の装飾的なパターンが印刷される色とは異なった波長領域内の色を表示して形成されてきた。そのような手段によって、ドットは、乳製品工場所有者によって選択されたパターン(模様印刷されるアートワーク)がドット・パターンの読み取りを混乱させることなく、波長限定センサによって観測することができる。したがって、これによって、消費者にアピールするためのものである装飾的なアートワーク・パターンを印刷するために容器の全面を利用することが可能であると同時に、ドット・パターンの形態で情報を伝達するために、容器の全面を使用することができるようになる。
【0022】
好ましい実施例によれば、上記のドットは、それぞれ、2進法情報数の0及び1を示す少なくとも2つの異なる寸法を有している。これによって、この技術は、2進数数学によって広汎に構築されてきた電子世界内で、信頼性高く情報を伝達するために特に良く適合するようになる。
【0023】
別の好ましい実施例によれば、上記のドットは充填機械を制御するガイドマークを示す。充填機械を制御するためにこの情報を使用することによって、材料仕様、仕様からのずれ、ガイドマークに対する種々の折り線及び印刷の位置に関する測定された大きさなどの情報を、製造工程から伝達することが可能になる。ガイドマークはそれ自体、以前はバーコードなどによって示されてきたより多くの伝統的な起動信号(starting signal)も含むことができる。
【0024】
上記のドットが、折り線パターンに対する及び/又は折り線パターンに対するその基準位置に対するガイドマークの位置決めに関して測定された大きさを示すことが有利である。そのような手段によって、折り線パターンの実際の位置に従って容器を形成するように、充填機械又は他の加工装置を制御することができる。
【0025】
上記のドットが、包装材料上の模様印刷されるアートワークに対する及び/又は模様印刷されるアートワークに対するその基準位置に対するガイドマークの位置決めに関して測定された大きさを示すことが好ましい。そのような手段によって、容器が模様印刷されるアートワークの実際の位置に従って形成されるように、充填機械又は他の加工装置を制御することができる。
【0026】
上記の目的は、情報記憶のための包装材料上で、対称状に反復する基準ドット位置に対していくつかのドットが食い違ったドット・パターンを使用することによっても保持される。包装材料に上記で定義したドット・パターンを使用することによって、同じ技術を使用して消費者又は上記の充填機械に永続的な又は変動する情報を伝達することができると同時に、充填機械などに直接永続的な情報を伝達することが可能になる。
【0027】
上記の目的は、a)包装材料の巻取り紙(web)を製造する、b)巻取り紙の製造中に、充填機械で第1の容器を形成するために用いる巻取り紙の第1の部分の所定の大きさを測定する。c)巻取り紙の製造中に、充填機械で第2の容器を形成するために用いる第2の部分に、上記測定した大きさに関する情報を与える、d)充填機械で前記情報を読み取る、e)前記情報に基づいて、充填機械で第2の所定の大きさを制御する段階を含む、包装材料を製造するプラントから充填機械に情報を伝達する方法により、そして、a)包装材料の巻取り紙を製造中に、b)巻取り紙の製造中に、充填機械で第1の容器を形成するために用いる巻取り紙の第1の部分の所定の大きさを測定する。c)巻取り紙の製造中に、充填機械で第2の容器を形成するために用いる第2の部分に、前記測定した大きさに関する情報を与える段階を含む、包装材料を製造するプラントから包装材料に情報を与える方法によって達成される。
【0028】
工程をこのように設計することによって、単一のステーションで単一の機会に簡単に、材料仕様、ずれなどに関する情報を含む、さらに折り線パターン、模様印刷されるアートワークなどに対する実際の位置決めなどの、ガイドマークそれ自体に関する情報を含むガイドマークを印刷することができる。紙、プラスチックあるいはおそらくアルミニウムを一緒に積層する、模様印刷されるアートワークを印刷する、材料に折り線パターンをつけるためのものである、工業的に稼動している加工プラントは、その本来的な慣性力の故に比較的安定している。これは、工程が基準の(所望の)状態から、異なる小さなずれの間を行きつ戻りつ遅い速度で変化するであろうことを意味する。したがって、例えば、ガイドマークに対する折り線の位置決めは、互いに近接して位置する包装材料の2つの部分の間では、目に見えるほどの程度には決して変化しないであろう。例えば、巻取り紙状の包装材料の第1の部分上の折り線に対するガイドマークの位置決めを測定し、その後で、包装材料の第2の部分に、それに続くガイドマークを同時に印刷することによって、さらには、それ自体第2のガイドマークに対して全体的に正しいも同然な前記の測定情報に関する挿入情報が入力される。例えば、次いで充填機械がずれに関するこの情報に従って調整された場合は、全体工程に対してこの許容画像(tolerance picture)を修正することができる。印刷及び加工工程が本来的な慣性力を有するので、これらの工程に対しより広汎な許容差を許容することができ、したがって、ずれに関する情報を充填機械などの次の加工ステーションに伝達することができる。利用される特性は、許容差がより広くされた場合でも、工程は極端の間を行きつ戻りつ一足飛びに動くことはなく、一度に少し変化することが知られている。
【0029】
上記に概説した本発明による目的は、その長手方向に沿って、長手方向に次から次に配置され、それらの各々が容器に形成されるために用いる部分が実質的に反復するパターンを含む巻取り紙状の包装材料によっても達成される。前記材料は、前記部分のうちの第1のものが、該第1部分から分離しかつ別個の第2の部分の測定された大きさに関する情報を備えるということを特徴とする。上述したように、そのような手段によって、印刷及び積層工程の慣性の利点が利用され、したがって、ガイドマーク及びガイドマークに関する情報を同じ段階で同時に印刷を行うことが可能であると同時に、包装材料の各それぞれの部分に各それぞれの部分自体に関連する情報を与えると同時に、これらの工程の許容差をより広くすることができる。
【0030】
好ましい実施例によれば、第1及び第2の部分は巻取り紙に沿ってすぐ次から次へ続く。そのような手段によって、第1の部分で測定され第2の部分に印刷された大きさと、次の部分に印刷するために第2の部分で測定された大きさの間の相違点。
【0031】
別の好ましい実施例によれば、第1の部分及び第2の部分は、各1つが容器に形成するために用いる多くの部分によって、互いに分離されている。そのような手段によって、第1の部分に関する情報を直ぐ次の部分に伝達し印刷する時間が必要ないのでより単純な装置を使用することができる。
【0032】
前記の情報は、対称状に反復する基準ドット位置に対して、多数のドットが食い違ったドット・パターンを含むことが有利である。情報を伝達するこの方法は、迅速に操作可能な異なる形式のマイクロ・インクジェット・ノズルを使用することができるので、高速印刷によく適している。さらに、この技術は、情報をパターンを介して直接に伝達するために、かつそれ以上に、移動電話サービスなどを介して異なる情報を伝達するために使用することができる。
【0033】
容器の表面を最大に利用することができるように、前記のドットは、容器の装飾的なアートワーク・パターンが印刷される色とは異なる波長範囲内の色を有する。そのような手段によって、このドットは波長規定センサによって観測することができる、すなわち、このドット・パターンの上に乳製品工場所有者によって選択される模様を印刷したアートワークを重ね合わせることができる。
【0034】
本発明を以下に添付の概略図を参照してより詳細に説明する。図は、例示の目的で本発明の現在の好ましい実施例をその様々な態様に従って示す。
【実施例】
【0035】
図1から明らかなように、巻取り紙1が加工及び印刷プラント内をローラ2及びガイド・ローラ3の間を進む。図1は、巻取り紙がデザイナー印刷のアートワーク4及び折り線パターン5を与えられている部分を示す。
【0036】
デザイナー印刷のアートワーク4は、1対のローラ6、7で塗布され、それは容器全体を覆う印刷されたアートワークであり、消費者が製品、商標、商品名、供給者などを識別することができるようになされている。この印刷されたアートワーク4の形成は、通常乳製品工場所有者又は小売店チェインによって決められる。図1は、1つのローラ対6、7しか示していないが、従来のプラントでは、しばしば4から6の間の異なるローラ対6、7があり、各それぞれのローラ対のところで基本的な色の1つが塗布される。その上、最も一般的には、基本的な色を互いに混ぜる代わりに完全に黒い表面をもっぱら印刷するローラ対があり、かつ最後に時には前もって混合された特別な色に印刷するための特別なローラ対がある。乳製品工場所有者又は小売店チェインが、常に全く正しい色彩を有さなければならない、その上容器の大部分を覆わなければならない、特に商標又は商品名とリンクする色を有している場合に、この最後のローラ対が何をおいても使用される。
【0037】
折り線パターン5は、折り線ローラ8及び対応するローラ(図示せず)によって包装巻取り紙1に加えられる。折り線ローラ8は、その円周表面に、円周周りに繰り返す隆起9又はくぼみの形態での折り線パターンを有する。対応ローラはゴムなどの弾性可縮性の表面を有する平滑なローラであるか、又は折り線ローラの隆起が対応ローラのくぼみに収容させ得るように、折り線ローラのそれらに対応するくぼみ又は隆起を有して設計することができる。折り線ローラ8の隆起9と対応ローラの間に締め付けられた巻取り紙1のこれらの部分は、巻取り紙1がこれらの部分に巻取り紙1の残りの部分より少ない剛性を有するように、圧縮され変形される。このようにして、容器を形成するに際しそれに沿って曲げるのが好ましいパターンが、巻取り紙1に形成される。
【0038】
図1から明らかなように、加工及び印刷プラントは通常、横に並んだ関係の多数の巻取り紙10a−cを含む、巻取り紙1を取り扱う。図2は、そのような巻取り紙10aが、多数の容器を形成するように、どのように充填機械を通るかを示す。図1は、3つの包装巻取り紙10a−cからなる巻取り紙1を概略的に示すが、横に並んだ関係の包装巻取り紙10a−cの数は、勿論必要性と機械の容量に従って変えることができる。加工及び印刷工程の後で、巻取り紙1は個々の包装巻取り紙10a、10b、10cに切断され、(図2の巻き取られた包装巻取り紙10aのように)別のリールに巻き取られる。
【0039】
図1からさらに明らかなように、折り線パターン5は、機械の張力及び巻取り紙に存在する自由度のレベルの許容範囲に従って、模様印刷されるアートワーク4の位置との関係で包装巻取り紙1上に配置される。次の段階で、部分的に充填機械の特定の処置を作動させる/案内するために使用するための、かつそれ以上に、ガイドマーク自体に関する情報を運ぶためのガイドマーク11が、書き込まれる/印刷される。検出器12が、折り線パターン5cとガイドマーク11cの間の距離、並びにおそらくガイドマーク11cと模様印刷されたアートワーク4cの距離も読み取る。勿論、模様印刷されたアートワーク4と折り線パターン5の間の距離を測ることも考えられる。実際には、容器の外観に重要なものは後者であるが、充填機械の案内を取り扱うために、充填機械が読むのがより容易なガイドマーク11が、上記で述べたように、記入される。術語距離は、ガイドマーク11上の特定の位置と折り線パターン5上の特定の位置の間の絶対距離、及び/又は、例えば、検出器12と関連する基準位置に対するずれの大きさのある形態を示すために使用される。ガイドマーク11及び/又は折り線パターン5の位置は、図1に示すように二つの検出器12a−bによって同時に測定することができるが、1つの検出器によって、次々に続けて測定することもできる。測定が続けて行われる場合は、巻取り紙の速度及び張力は正確に知られていなければならない。その結果、許容範囲を与えなければならない新しい自由度が導入される。記載時においては、ガイドマーク11c及び折り線5cの位置を同時に測定する2つの検出器12a−bを使用することが最も簡単かつ信頼性が高いものと思われる。
【0040】
検出器12から伝送される信号は、ガイドマーク11を巻取り紙1に施す印刷機13に処理され還流される14。ガイドマーク11は、印刷機13などによって印刷され、書き込まれ、又は他の方法で施される。ガイドマーク11は、ドット23のパターン、リング24などによって記述された一定量の情報を含んでいる。いくつかのこれらのドットは、基準ドット位置25に対して食い違っている。ドットのこの食い違いは、所与のドットの数が検出され、それらの基準位置に対して位置的に決定された場合は、次いで得られるその情報が特定の距離などに翻訳することができることを伴う特定のシステムに従って作られている。情報の量もかなり大きな想像上の地図上の特定の位置に翻訳され、そこではどの位置も位置的が食い違ったドットの独自のセットを有している。検出された独自の位置は、この独自の位置とリンクする情報を含んだ応答を返す情報処理ユニットに伝送することができる。通常のドット位置は、対称状に反復する位置(図3a参照)であることが有利である。例えば、各それぞれのドットに対する基準位置を、直線25が均一に間隔を空けた関係にある幾何学的な直角の格子ネットワークの交点に配置することができる。代替として、従来のバーコードにおけるような、直線が互いに異なる間隔にある(図3b参照)バーコードのある種の形態を使用することも考えられ、ドットのパターンは、このバーコードの基準位置に対して食い違いにされる。さらに別の代替によれば、パターンを形成する2つの異なる外観(ドット及び輪)(図3c参照)が使用され、図3dにこれらの異なる代替物をどのように組み合わせるかが示されている。図3dは、特定のドットが完全にない場合に、どのように情報が発生するかも示す。
【0041】
ガイドマーク11、及びガイドマーク11を備えるべき部分15aの直ぐ近くに位置する、既に処理された包装巻取り紙1の一部分15c上の折り線パターン5及び模様印刷されたアートワーク4の位置を測定することによって、ガイドマーク11それ自体の位置決めに関する情報を含んだ情報をガイドマークに伝達することが可能である。これは、加工及び印刷プラントでは、このシステム本来の大きな慣性質量のために変化は極めてゆっくり起きるという知識の中で効果を発揮させることができる。したがって、部分15aは、前に処理された、近接する部分15cで測定されたことに関する実際の事実の情報を含む。図1は、前記の情報的に相互連結された部分15a、15cの間に、部分15bがどのように存在するかを略図的に示す。勿論、必要又は要請によって、それらの間にどの部分もないこと、又はそれらの間に追加の部分があることも考えられる。距離が短いと、検出器12及び印刷機13の情報処理速度に高い要求が課され、一方距離が長いとそれなりに処理の不良切換が増加することがあり得る。
【0042】
所与の色スペクトルに従って光を反射する色によって、包装巻取り紙1上にガイドマーク11を施すことができる。模様印刷されるアートワーク4用に選択される色に対して、このガイドマークの色を適切に選択することによって、これらのパターンの両方を消費者がガイドマーク11のドット・パターンに気付くことなく互いに印刷することが可能である。それにもかかわらず、波長感受性のある検出器12を使用して、検出器12が模様印刷されたアートワーク4によって妨害されることなくドット・パターン11を検出することが可能である。そのような手段によって、原理的には容器の表面積全体を情報媒体として機能するように使用することが可能である。
【0043】
印刷プラントは、各包装巻取り紙10a−cに対して1セットあるように、多数の検出器12及び印刷機13を備える。分かり易くするために、装置は包装巻取り紙10aに対して示し、印刷、折り線及びガイドマークについての参照は包装巻取り紙10cについて行ってきた。しかしながら、意図する所は、包装巻取り紙10a、10b、10cの各一は、個々に取り扱われるべきであることである。しかしながら、誤差測定に対する信頼性を向上させるために、包装巻取り紙10a−cの各々に対する装置12、13、14の間のなんらかの形態の相互接続を考えることは可能である。そのような手段によって、例えば、許容範囲内にあると思われるが、他の包装巻取り紙の対応する測定値から大きく逸れている測定値を特別に取り扱うことによって信頼性を向上させることができる。
【0044】
国際公開第01/48591号パンフレットは、比較的最近開発された変形形態を開示している。それによれば、紙に印刷されペンに配置したカメラによって読み取られる、特定のパターンが作り出されている。この公報は、パターンは、想像上の表面積が4600000平方キロメートル、オーダーで言えばヨーロッパの約半分の広さの寸法を有する程度まで変化することができることを記載している。この想像上の表面の部分が紙に印刷され、ユニークな機能又は純粋なテキスト認証と連結される。例えば、ファックス通信文又はイーメイル通信文を書くようになされたノートパッドに印刷することが可能である。その場合は、ノートパッドは、各ページをテキストを書き込むべき部分、イーメイル・アドレスを書き込むべき部分、そしてイーメイル通信文が伝送されるべき信号を与える記号を有するように設計される。ペンによって読み取られた情報は、例えば、移動電話ネットワークを介してサーバーに送られ、サーバーは想像上の表面のその場所を読み取り、次いでこの特定の場所に対応する機能を実行する。したがって、この技術が意図するように機能するためには、特別に作り出された基板が、ユーザーが使用しようとする応用プログラムに適合していることが必要である。ドット・パターンを形成し、読むための技術に関する技術的な説明については、当分野の技術者が国際公開第01/48591号パンフレットに引用されている。どのように情報がペンからサーバーに、そしてそこからさらに、例えば、消費者に特別なサービスを提供する乳製品工場所有者に伝送するように意図されているかについての深い理解のための当分野の技術者もこの公報に引用されている。そのようなサービスの一例は、競争に加わること、又は容器内に充填された製品に関するより多くの情報を受け取ることである可能性がある。
【0045】
図2は、容器をどのように1巻の包装材料から製造することができるかを概略的に示す。先ず、巻取り紙はリールから巻き戻され、材料緩衝ステーション18内の多数のローラの間に往復動可能に引っ張られる。ローラが互いに向かって、かつ互いから離れて移動することによって、巻取り紙がこのステーションに収容される大きさを調整することが可能であり、それによって、機械が完全に一様に動作しない場合でも、巻取り紙を一様な速度で巻き戻すように調整することができる。図2に示す機械は、次いで材料巻取り紙10aの部分16に沿って3つの穴を開け、その後で3つの開口部分の配列17a−cは、巻取り紙の別の部分17のところで、前記3つの穴の直接上で射出成形される。巻取り紙10a上で、開口部配列が射出成形された後で、これは、巻取り紙10aを無菌化するための無菌システムを通して引っ張ることができる。どのような任意選択の無菌化システムも使用することができる。最も一般的なものは、過酸化水素無菌化であり、巻取り紙10aは下へ導かれ過酸化水素浴中を通る。その後で、平面の巻取り紙10aが筒に形成され始め、部分19下の長手方向縁部が巻取り紙の移動方向に、互いに向かって持ってこられ最後に互いに融着され、そこで外側のプラスチック層が、例えば、熱風又は誘導加熱20によって一時的に加熱される。筒は上方から、牛乳、ジュースなどの容器のための製品によって満たされる。細長い筒は次いで、個々の容器に分割され、細長い筒は横方向シール21で互いにシールされ、そのシールに沿って個々の容器を形成するように筒は切断される。個々の容器は最後に、隅の折り返し(flap)部がブリック(レンガ)の両側に向かって折り込まれ、レンガ状の容器22に形成される。
【0046】
図2は、矢印によって4つの異なる位置A,B,C,Dを示し、そこで包装材料上の情報を読み取り/利用することが可能である。位置Aでは、包装材料に穴を開ける正しい位置を検出するための情報を使用することができる。位置Bでは、開口部の配列を確実に正しく位置決めするために対応する情報を使用することができる。位置Cでは、長手方向に接続された任意の考え得るストリップに適用する無菌化浴の設定を正しくするため、並びに長手方向継手部の融着パラメータを設定するために、情報を使用することができる。位置Dでは、横方向シール及び切断動作のための正しい融着及び切断パラメータを設定するために、情報を使用することができる。包装巻取り紙に適用することができる情報の例には、個々の層の厚さ及び材料が含まれる。
【0047】
当分野の技術者は、本明細書で開示した本発明の実施例の多数の改変形態が、添付の特許請求の範囲に規定された、本発明の範囲から逸脱することなく可能であることは、容易に察知するであろう。
【0048】
例えば、上記の紙ベースの材料と異なる他の材料、例えば、異なる種類のプラスチック・ベースの材料などを考えることができる。さらに、例えば、アルミニウム、SiOx、EVOHなどの異なる種類の遮断層も使用することができる。
【0049】
プリンタは例えば、熱や光の処理によって特定の層のいくつかの点を活動化させ、又は材料の特性並びにその反射率を変化させるくぼみ等を作り出すレーザ等によって置き換えてもよい。
【0050】
さらに、上記の幾何学的形状/形体は、さらにそれ自身の向きが情報を格納することができる、棒、輪、四角形、ひし形などでもよい。
【0051】
術語波長範囲は、1つ又は同じ色内にあることができる狭い範囲を示すために使用される。換言すれば、ドット・パターンを青色で印刷し、模様印刷されたアートワークを別の青色で印刷することができる。その場合、消費者はドット・パターンに気付かず模様印刷されたアートワークのみを見、同時によく限定された波長範囲を有する特定のセンサのみがドット・パターンを認識することができるほど、これらの色が似ている場合がある。
【図面の簡単な説明】
【0052】
【図1】模様が印刷されるアートワークの加工及び印刷ための、かつ包装材料に情報を付加するための装置の概略図である。
【図2】巻取り紙の充填機械を通る方法、そして情報を伝達するための本発明による方法を有利に使用することができる異なるステーションの概略図である。
【図3a】ドットが情報を含むように配置できる方法の異なる変形形態を示す概略図である。
【図3b】ドットが情報を含むように配置できる方法の異なる変形形態を示す概略図である。
【図3c】ドットが情報を含むように配置できる方法の異なる変形形態を示す概略図である。
【図3d】ドットが情報を含むように配置できる方法の異なる変形形態を示す概略図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ドット(23)または同等物(24)のパターンを有する情報を担持する包装材料(1)において、
ドット(23、24)が、
a)いくつかの前記ドット(23、24)が基準ドット位置(25)に対して食い違っていて、かつ/又は
b)いくつかの前記ドットが第1の形態(23)であり、いくつかの前記ドットが第2の形態(24)であるか、又は存在しない、
部分情報量を含むことを特徴とする包装材料。
【請求項2】
前記ドット(23、24)を波長規定センサ(12)によって観測することができるように、これらドット(23、24)は、容器のパターン(4)が印刷される色と異なる波長範囲内の色を表示する、請求項1に記載の包装材料。
【請求項3】
前記ドット(23、24)が、それぞれ、2進法情報量のゼロ(24)及び1(23)を示す、少なくとも2つの寸法又は形態(23、24)を有する、請求項1又は2に記載の包装材料。
【請求項4】
前記ドット(23、24)が、充填機械を制御するためのガイドマーク(11)を示す、請求項1から3までのいずれか一項又は複数項に記載の包装材料。
【請求項5】
前記ドットが、折り線パターン(5)に対するガイドマーク(11)の位置決め、及び/又は折り線パターン(5)に対する基準位置に対するガイドマーク(11)の位置決めに関する測定された大きさ示す、請求項1から4までのいずれか一項又は複数項に記載の包装材料。
【請求項6】
前記ドット(23、24)が、包装材料(1)上の模様印刷されたアートワーク(4)に対するガイドマーク(11)の位置決め、及び/又は模様印刷されたアートワーク(4)に対する基準位置に対するガイドマーク(11)の位置決めに関する測定された大きさ示す、請求項1から5までのいずれか一項又は複数項に記載の包装材料。
【請求項7】
情報記憶のための包装材料におけるドット・パターンの用法であって、このドット・パターンが部分情報量を含むいくつかのドット(23)又は同等物(24)を有し、
a)いくつかの前記ドット(23、24)が基準ドット位置(25)に対して食い違っていて、かつ/又は
b)いくつかの前記ドットは第1の形態(23)であり、いくつかの前記ドットは第2の形態(24)であるか、又は存在しない、ドット・パターンの用法。
【請求項8】
前記ドット(23、24)は、前記ドットを波長規定センサ(12)によって観測することができるように、容器のパターン(4)が印刷される色と異なる波長範囲内の色を表示する、請求項7に記載のドット・パターンの用法。
【請求項9】
包装材料を製造するプラントから充填機械に情報を伝達する方法であって、
包装材料の巻取り紙(1)を製造する段階と、
巻取り紙(1)の製造で、充填機械で第1の容器を形成するために用いる、巻取り紙(1)の第1の部分(15c)の所定の大きさ(11)を測定する段階(12)と、
巻取り紙(1)の製造で、充填機械で第2の容器を形成するために用いる、第2の部分(15a)に上記の測定された大きさに関する情報(11)を与える段階と、
充填機械で前記情報(11)を読み取る段階と、
前記情報(11)に基づいて、充填機械で第2の所定の大きさを制御する段階とを含む方法。
【請求項10】
包装材料を製造するプラントから、包装材料に情報を与える方法であって、
包装材料の巻取り紙(1)を製造する段階と、
巻取り紙(1)の製造で、第1の容器を形成するために用いる、巻取り紙(1)の第1の部分(15c)の所定の大きさ(11)を測定する段階(12)と、
巻取り紙(1)の製造で、第2の容器を形成するために用いる、第2の部分(15a)に、前記測定された大きさに関する情報(11)を与える段階とを含む方法。
【請求項11】
いくつかのドット(23、24)が基準ドット位置(25)に対して食い違っていて、かつ/又はいくつかの前記ドットが第1の形態(23)であり、いくつかの前記ドットは第2の形態(24)であるか、又は存在しない、ドット(23、24)パターンを付加することによって、前記第2の部分(15a)に前記情報(11)を与える段階をさらに含む、請求項9又は10に記載の方法。
【請求項12】
前記ドット(23、24)を波長規定センサ(12)によって観測することができるように、容器のパターンが印刷される色と異なる波長範囲内の色を前記ドット(23、24)に付与する段階をさらに含む、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
それぞれ、2進法情報量のゼロ(24)及び1(23)を示す、少なくとも2つの異なる寸法/形態(23、24)を前記ドット(23、24)に付与する段階をさらに含む、請求項11又は12に記載の方法。
【請求項14】
巻取り紙状の包装材料であって、長手方向に次から次に配置され、各々が容器に形成されるために用いる部分(15a−c)の実質的に反復するパターン(4、5、11)を、その長手方向に沿って有する包装材料において、前記部分のうちの第1のもの(15a)が、該第1の部分(15a)から分離しかつ別個の、前記部分(15a、c)のうちの第2のもの(15c)の測定された大きさに関する情報を備えることを特徴とする、包装材料。
【請求項15】
前記第1の部分(15a)及び前記第2の部分(15c)が巻取り紙(1)に沿って直ぐに次から次に続く、請求項14に記載の包装材料。
【請求項16】
前記第1(15a)及び前記第2(15c)の部分が、容器に形成されるために用いるいくつかの部分(15b)によって互いに分離されている、請求項14に記載の包装材料。
【請求項17】
前記情報(11)は、いくつかのドット(23、24)が基準ドット位置(25)に対して食い違っていて、かつ/又はいくつかの前記ドットが第1の形態(23)であり、いくつかの前記ドットは第2の形態(24)であるか、又は存在しない、ドット(23、24)パターンを有する、請求項14から16までのいずれか一項又は複数項に記載の包装材料。
【請求項18】
前記ドット(23、24)は、前記ドットを波長規定センサ(12)によって観測することができるように、容器のパターン(4)が印刷される色と異なる波長範囲内の色を表示する、請求項14から17までのいずれか一項又は複数項に記載の包装材料。
【請求項19】
前記ドット(23、24)が、それぞれ、2進法情報量のゼロ(24)及び1(23)を示す、少なくとも2つの異なる寸法/形態(23、24)を有する、請求項14又は18に記載の包装材料。

【図1】
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【図2】
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【公表番号】特表2006−506285(P2006−506285A)
【公表日】平成18年2月23日(2006.2.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−553332(P2004−553332)
【出願日】平成15年10月3日(2003.10.3)
【国際出願番号】PCT/SE2003/001541
【国際公開番号】WO2004/045953
【国際公開日】平成16年6月3日(2004.6.3)
【出願人】(591007424)テトラ ラバル ホールデイングス エ フイナンス ソシエテ アノニム (190)
【Fターム(参考)】