説明

包装用樹脂袋、およびその製造方法

【課題】多品種・少量生産の小ロット毎に、内容の異なるラベルを効率的且つ低廉に製造可能とする上、商品の効率的包装工程を阻害することなく、衛生および美感に秀れた、高品質なラベルの装着を可能とする新たな包装技術を提供する。
【解決手段】小ロット、多品種印刷されただけの、接着剤層は有せず、対象包装袋用となし得る紙製表示ラベル4に、透明接着層52をもつラベル外装用透明フィルム5を組み合わせてなる貼着用表示ラベル3を、対象包装袋本体6の外周面61適所に対し、該ラベル3輪郭外に露出状としたラベル外装用透明フィルム5透明接着層52によって貼着し、当該包装袋本体6表面61とラベル外装用透明フィルム5との間に当該紙製表示ラベル4を積層、一体化して密封してしまい、紙製表示ラベル4による耐水性表示面2を形成し、該紙製表示ラベル4の表示内容のみを変えるだけで、多品種、少量生産に対応可能としてなる包装用樹脂袋1である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、合成樹脂フィルム製包装用品の製造技術に関連するものであり、特に、多品種小ロット生産に効率的に対応可能なラベルを装着した包装用樹脂品を製造、提供する分野は勿論のこと、輸送、保管、組み立ておよび設置に必要となる設備、器具類を提供、販売する分野から、それら資材や機械装置、部品類に必要となる素材、例えば、木材、石材、各種繊維類、プラスチック、各種金属材料等を提供する分野、それらに組み込まれる電子部品やそれらを集積した制御関連機器の分野、各種計測器の分野、当該設備、器具を動かす動力機械の分野、そのエネルギーとなる電力やエネルギー源である電気、オイルの分野といった一般的に産業機械と総称されている分野、更には、それら設備、器具類を試験、研究したり、それらの展示、販売、輸出入に係わる分野、将又、それらの使用の結果やそれを造るための設備、器具類の運転に伴って発生するゴミ屑の回収、運搬等に係わる分野、それらゴミ屑を効率的に再利用するリサイクル分野などの外、現時点で想定できない新たな分野までと、関連しない技術分野はない程である。
【背景技術】
【0002】
(着目点)
各種食品包装用プラスチックフィルムを利用した密閉包装食品類は、包装表面に商標や広告などを印刷表示可能であり、しかも機械化して自動的且つ衛生的に包装することが可能になるなど、食品類の大量生産に適しているという理由から、幅広い商品に採用されているが、近年では、消費者ニーズの多様化に伴う、多品種・少量生産への要求が高まるにつれ、内容の異なる個別商品毎に異なる内容の印刷・表示のものを製造しなければならず、従来どおりのオフセット印刷を用いたラベルを貼着する包装袋などでは、製造工数を増大させて納期の遅れを招くばかりでなく、商品毎に異なる包装袋の在庫管理や出荷、輸送管理などについても工数も増加させてしまい、国内経済の低迷で製造コストの削減が求められているにも拘らず、反ってコストアップしてしまうことが懸念される事態となっている。
【0003】
(従来の技術)
こうした状況を反映し、その打開策となるような提案も、これまでに散見されない訳ではない。
例えば、下記の特許文献1(1)に提案されているものに代表されるように、パソコンとその上で作図のできるソフトウェアとを使用し、表示プレート本体には、パソコンで作製した表示プレートを印刷した紙を市販のラミネート用シートを使用してラミネートし、個別表示プレートに切り離した後、接着剤または両面テープで貼合し得るものとしてなるものや、同特許文献1(2)に見られるような、紙からなる基材層の少なくとも一方の面に紙剥け防止層、感熱接着層を積層した積層材料からなり、基材層の紙の層間強度A、紙剥け防止層の材料の引張強さD、感熱接着層の材料の凝集剥離強度B、感熱接着層の材料の被着体への接着強度Cとすると、該紙剥け防止層がD>A、B、Cを満たす材料からなり、該感熱接着層がB>Cを満たす材料からなる紙ラベルとし、被着体に貼りつけられた後、保管時や輸送段階で紙ラベルが剥がれ落ちることがなく、引き剥がす時は紙剥けしないで容易に引き剥がしできるようにしてなるものなどが散見される。
【0004】
しかし、前者特許文献1(1)に示されているようなパソコンおよびプリンターを利用した印刷により、所望する表示内容の表示プレートを造った上、これに市販のラミネート用シートを用いてラミネート加工してなるものは、会社や学校などの建築物屋内の表示プレートを製造するのが目的であり、主としてパソコンの文字フォントによる文字表示のみからなるものであり、印刷にも汎用のレザープリンターやインクジェットプリンターなどを用いるものであって、商品用のデザインを付与することや、オフセット印刷と同等の品質を安定して得ることができないという致命的欠点を有するものであり、後者特許文献1(2)に示したものなどは、ラベルの基材層に紙を利用しているから、水滴や汚れなどの付着や浸透に弱く、衛生的な保管、輸送、陳列および販売が求められる食品類用の包装袋などには不向きであるという欠点があった。
【特許文献1】(1)特開2001−187427号公報 (2)特開20007−140118号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
(問題意識)
上述したとおり、従前までに提案のある各種表示プレートは、パソコンおよび汎用プリンターを利用するもので、商品用のラベルを安定して小ロット生産するのには向かず、また充分な印刷品質も得られないという欠点があり、しかも、その製造作業性と耐久性とを高めるため、高価なラミネート用シートを採用するなど機能性素材を利用することから製造コストの高騰まで招く虞があり、また、視覚的質感の向上を狙って紙製のラベル基材層を利用するものにあっては、樹脂製ラベルに比較して防水性や防汚性に劣るといった問題が付きまとってきていたため、これまで永年に亘って様々な利用者向けに包装用品の開発、提供に携わってきた者の一人として、時代ニーズ呼応した多品種・少量生産商品用となるラベルの開発、提供の必要性を痛感するに至ったものである。
【0006】
(発明の目的)
そこで、この発明は、多品種・少量生産の小ロット毎に、内容の異なるラベルを効率的且つ低廉に製造可能とする上、商品の効率的包装工程を阻害することなく、衛生および美感に秀れた、高品質なラベルの装着を可能とする新たな包装技術の開発はできないものかとの判断から、逸速くその開発、研究に着手し、長期に渡る試行錯誤と幾多の試作、実験とを繰り返してきた結果、今回、遂に新規な構造の包装用樹脂袋、およびその新規な製造方法を実現化することに成功したものであり、以下では、図面に示すこの発明を代表する実施例と共に、その構成を詳述することとする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
(発明の構成)
図面に示すこの発明を代表する実施例からも明確に理解されるように、この発明の包装用樹脂袋は、基本的に次のような構成から成り立っている。
即ち、小ロット、多品種印刷されただけの、接着剤層は有せず、対象包装袋用となし得る紙製表示ラベル個々に対し、その表面側から、対象包装袋本体の外周面と同じか、または、それよりも小さな面積に設定した透明合成樹脂フィルム製であって、該フィルム裏面全面には一様な透明接着層が設けられたラベル外装用透明フィルムを、それら表示ラベル個々の輪郭外に所定巾の透明接着層が食み出し状となるようにした配置具合で被覆・貼着して小ロット生産製の貼着用表示ラベルとした上、対象包装袋本体の外周面適所に対し、該貼着用表示ラベルを、同ラベル輪郭外に露出状としたラベル外装用透明フィルム透明接着層によって貼着し、当該包装袋本体表面とラベル外装用透明フィルムとの間に当該紙製表示ラベルを積層、一体化して密封してしまい、紙製表示ラベルによる耐水性表示面を形成してなるものとした構成を要旨とする包装用樹脂袋である。
【0008】
この基本的な構成で示す包装用樹脂袋は、その表現を変えて示すならば、小ロット、多品種印刷されただけの、接着剤層は有せず、対象包装袋用となし得る紙製表示ラベル個々に対し、その表面側から、対象包装袋本体の外周面と同じか、または、それよりも小さな面積に設定した透明合成樹脂フィルム製であって、該フィルム裏面全面には一様な透明接着層が設けられたラベル外装用透明フィルムを、それら表示ラベル個々の輪郭外に所定巾の透明接着層が食み出し状となるようにした配置具合で被覆・貼着して小ロット生産製の貼着用表示ラベルとした上、対象包装袋本体の外周面適所に対し、該貼着用表示ラベルを、同ラベル輪郭外に露出状としたラベル外装用透明フィルム透明接着層によって貼着し、当該包装袋本体表面とラベル外装用透明フィルムとの間に当該紙製表示ラベルを積層、一体化して密封してしまい、紙製表示ラベルによる耐水性表示面を形成し、該耐水性表示面紙製表示ラベルの表示内容のみを変えるだけで、多品種、少量生産に対応可能としてなるものとした構成からなる包装用樹脂袋となる。
【0009】
(関連する発明)
上記した包装用樹脂袋に関連し、この発明には、その製造方法も包含している。
即ち、小ロット、多品種印刷されただけの、接着剤層は有せず、対象包装袋用となし得る紙製表示ラベル個々に対し、その表面側から、対象包装袋本体の外周面と同じか、または、それよりも小さな面積に設定した透明合成樹脂フィルム製であって、該フィルム裏面全面には一様な透明接着層が設けられたラベル外装用透明フィルムを、それら表示ラベル個々の輪郭外に所定巾の透明接着層が食み出し状となるようにした配置具合で被覆・貼着して小ロット生産製の貼着用表示ラベルとした上、合成樹脂フィルムを連続的に裁断・接着または接着・裁断し、対象包装袋本体を製造する工程中か、または、対象包装袋本体製造後かの何れか一方の適宜段階にて、対象包装袋本体の外周面適所に対し、該貼着用表示ラベルを、同ラベル輪郭外に露出状としたラベル外装用透明フィルム透明接着層によって貼着し、当該包装袋本体表面とラベル外装用透明フィルムとの間に当該紙製表示ラベルを積層、一体化して密封してしまい、紙製表示ラベルによる耐水性表示面を形成するようにしてなるものとした、この発明の基本をなす前記何れかに記載の包装用樹脂袋の製造方法である。
【0010】
この製造方法を、より具体的なものとして示すと、オンデマンド印刷機を用いて小ロット、多品種印刷されただけの、接着剤層は有せず、対象包装袋用となし得る紙製表示ラベル個々に対し、その表面側から、対象包装袋本体の外周面と同じか、または、それよりも小さな幅とした帯状フィルム裏面全面に一様な透明接着層を設け、ロール状としてなる合成樹脂フィルムから展開、供給しながら、対象包装袋本体の外周面と同じか、または、それよりも小さな長さに連続的に裁断して形成した透明合成樹脂フィルム製のラベル外装用透明フィルムを、それら表示ラベル個々の輪郭外に所定巾の透明接着層が食み出し状となるようにした配置具合で被覆・貼着して小ロット生産製の貼着用表示ラベルとした上、合成樹脂フィルムを連続的に裁断・接着または接着・裁断し、対象包装袋本体を製造する工程中か、または、対象包装袋本体製造後かの何れか一方の適宜段階にて、対象包装袋本体の外周面適所に対し、該貼着用表示ラベルを、同ラベル輪郭外に露出状としたラベル外装用透明フィルム透明接着層によって貼着し、当該包装袋本体表面とラベル外装用透明フィルムとの間に当該紙製表示ラベルを積層、一体化して密封してしまい、紙製表示ラベルによる耐水性表示面を形成し、包装製品内容の異なる小ロット毎に応じてその都度、オンデマンド印刷機にて当該紙製表示ラベルの表示内容を自在に変えて印刷、利用可能とするようにしてなるものとした、この発明の基本をなす前記何れかに記載の包装用樹脂袋の製造方法となる。
【0011】
この製造方法を、表現を変えて示すと、オフセット印刷機と同等の印刷品質が得られる高品質オンデマンド印刷機を用いて小ロット、多品種印刷されただけの、接着剤層は有せず、対象包装袋用となし得る紙製表示ラベル個々に対し、その表面側から、対象包装袋本体の外周面と同じか、または、それよりも小さな幅とした帯状フィルム裏面全面に一様な透明接着層を設け、ロール状としてなる合成樹脂フィルムから展開、供給しながら、対象包装袋本体の外周面と同じか、または、それよりも小さな長さに連続的に裁断して形成した透明合成樹脂フィルム製のラベル外装用透明フィルムを、それら表示ラベル個々の輪郭外に所定巾の透明接着層が食み出し状となるようにした配置具合で被覆・貼着して小ロット生産製の貼着用表示ラベルとした上、合成樹脂フィルムを連続的に裁断・接着または接着・裁断し、対象包装袋本体を製造する工程中か、または、対象包装袋本体製造後かの何れか一方の適宜段階にて、対象包装袋本体の外周面適所に対し、該貼着用表示ラベルを、同ラベル輪郭外に露出状としたラベル外装用透明フィルム透明接着層によって貼着し、当該包装袋本体表面とラベル外装用透明フィルムとの間に当該紙製表示ラベルを積層、一体化して密封してしまい、紙製表示ラベルによる耐水性表示面を形成し、包装製品内容の異なる小ロット毎に応じてその都度、オンデマンド印刷機にて当該紙製表示ラベルの表示内容を自在に変えて印刷、利用可能とするようにしてなるものとした、この発明の基本をなす前記何れかに記載の包装用樹脂袋の製造方法ということができる。
【発明の効果】
【0012】
以上のとおり、この発明の包装用樹脂袋によれば、従前までのものとは違い、上記したとおりの固有の特徴ある構成から、従前までのオフセット印刷による場合には、ラベルのデザインデータから版を造る工程を必須とし、それ故に短納期化が困難である上、少量生産では高コストとにってしまって商品価格を高騰させてしまうという課題を解消することができないでいたものが、小ロット、多品種印刷されただけの、接着剤層は有せず、対象包装袋用とするための、例えばコピー用紙などといった普通紙(ラベル用に特殊に加工したものでなくても良いという意味だけでの普通紙)などを適宜紙製表示ラベルに採用して、こうした課題を一掃し、高品質で短納期且つ低コストにて高効率に少量・多品種生産することが可能となり、しかも、包装袋本体表面とラベル外装用透明フィルムとの間に紙製表示ラベルを積層、一体化して密封してしまい、該紙製表示ラベルによる耐水性表示面を形成してなるものとしたから、紙製表示ラベルの汚損し易いという欠点を解決し、紙の質感を活かすと共に、樹脂製ラベルと同等の耐久性を確保可能とし、必要最小数の紙製表示ラベルの生産に留めることができ、従来型のような大量印刷や大量廃棄を解消し得て資源を無駄にするようなこともなく、格段に環境に優しい包装技術を提供可能とすることができるという秀れた特徴が得られるものである。
【0013】
加えて、、小ロット、多品種印刷されただけの、接着剤層は有せず、対象包装袋用となし得る紙製表示ラベルを採用した当該包装用樹脂袋は、パソコンなどの端末にて紙製表示ラベルの表示内容のみを変えるだけで、即座に必要数量分を印刷し、包装用樹脂袋の生産に取り掛かることが可能となり、商品開発から製造・出荷までの期間を大幅に短縮して、市場ニーズに即応可能なものとすることができる上、市場に本格的に導入する前の商品について、幾つかのパターンを印刷した紙製表示ラベルを少量ずつ製作し、包装用樹脂袋への顧客の反応を調査するなどのテストマーケティングも、経済的に短期間で行うことができるようになり、生産性の向上に留まらずに幅広い波及効果を得ることができる。
【0014】
この発明の包装用樹脂袋の製造方法によれば、合成樹脂フィルムを連続的に裁断・接着または接着・裁断し、対象包装袋本体を製造する工程中か、または、対象包装袋本体製造後かの何れか一方の適宜段階にて、対象包装袋本体の外周面適所に対し、該貼着用表示ラベルを貼着するようにし、容量やパッケージ形状の異なる多様な対象包装袋本体にもそのまま装着することができる上、包装製品内容の異なる小ロット毎に応じて、その都度、パソコンなどのコンピューター端末で加工・修正や変更を加えたデザインデータをオンデマンド印刷機に送信して紙製表示ラベルの表示内容を自在に変えて即座に印刷、利用可能することができるから、格段に低コスト且つ短納期で包装用樹脂袋を小ロット生産することができ、さらに、オフセット印刷機と同等の印刷品質が得られる高品質オンデマンド印刷機を用いると、従前までのオフセット印刷によるラベルを採用する場合に比較して一段と経済的で、迅速且つ低価格にてオフセット印刷と同等の高品質の紙製表示ラベルを効率的に印刷し、小ロットから簡便に包装用樹脂袋を生産できるという大きな効果を奏することになる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
上記したとおりの構成からなるこの発明の実施に際し、その最良もしくは望ましい形態について説明を加えることにする。
対象包装袋本体は、包装対象の商品類をそれらの商品価値を維持可能とするよう適宜包装可能とする機能を担い、少なくとも貼着用表示ラベルの貼着範囲に相当する範囲の外周面を耐水性を有し、ラベル外装用透明フィルム透明接着層と密着可能な程度に平滑な表面を形成してなるものとしなければならず、例えば、ボトムシール袋、サイドシール袋、三方シール袋、ピロー袋、ガゼット袋、角底袋、スタンディングパウチ、チャック袋、真空成形袋、円形シール袋などの合成樹脂製のものとすることができ、換言すると、各種ポリエチレン、各種ポリプロピレン、エチレン・酢酸ビニル共重合フィルム、PE系シーラントフィルム、ポリ塩化ビニリデンコートOPP、PVAコートOPP、各種ポリエステル、Kコートポリエステル、延伸ナイロン、Kコートナイロン、無延伸ナイロン、ポリビニルアルコール、ポリ塩化ビニル、PT、MST、Kセロ、ポリアクリロニトリル、PAN、ポリスチレン、スチロール、アルミ蒸着フィルム、透明蒸着フィルム、各種共押出しフィルム、そのたの合成樹脂製か、または、それらの複合素材製のものとすることができる外、紙製、布製、革製、ゴム製などの各種袋や包装用フィルムまたはシートなどとすることができ、さらにまた、各種合成樹脂製、各種ガラス製、各種金属製の瓶、カップ、缶詰めなどの容器類、ブリスターパック類など様々な包装体に置き換えることが可能であり、それら既存の材質の外、現在および今後に開発される素材製のものを採用することが可能である。
【0016】
耐水性表示面は、包装袋本体表面適所に紙製表示ラベルを耐水性をもって貼着・表示可能とする機能を担うものであり、有色か無色かを問わず、紙製表示ラベルの表示を充分に透かし見ることができる程度に透明および/または半透明の耐水性合成樹脂製フィルム製であって、色模様やグラデーションが施されたものなどとすることができ、対象包装袋本体の外周面と同じか、または、それよりも小さな面積に設定した該フィルム裏面全面には、一様な透明接着層を設けてなるラベル外装用透明フィルムを有するものとしなければならず、該ラベル外装用透明フィルムは、前述の対象包装袋本体用の素材と同様に、各種ポリエチレン、各種ポリプロピレン、エチレン・酢酸ビニル共重合フィルム、PE系シーラントフィルム、ポリ塩化ビニリデンコートOPP、PVAコートOPP、各種ポリエステル、Kコートポリエステル、延伸ナイロン、Kコートナイロン、無延伸ナイロン、ポリビニルアルコール、ポリ塩化ビニル、PT、MST、Kセロ、ポリアクリロニトリル、PAN、ポリスチレン、スチロール、アルミ蒸着フィルム、透明蒸着フィルム、各種共押出しフィルム、そのたの合成樹脂製か、または、それらの複合素材製のものなどとすることができ、それらを含めた既存の透明フィルム、および現在および今後開発される透明フィルムを採用することができる。
【0017】
ラベル外装用透明フィルム裏面の透明接着層は、紙製表示ラベルを該フィルム裏面の中央付近であって、表示ラベル個々の輪郭外に所定巾の透明接着層が食み出し状となるようにした配置具合で被覆・貼着可能とすると共に、紙製表示ラベルそれ自体を、包装袋本体表面適所に貼着・一体化可能とする機能を担い、例えば、溶液系、二液系、熱可塑性樹脂系、水分散系、または、それら何れかを利用してなる両面粘着テープなどからなるものとすることが可能であり、それらを含めた既存の接着剤の外、現在および今後開発される透明接着層に成り得るものを適宜採用することができる。
【0018】
紙製表示ラベルは、その表示内容をラベル外装用透明フィルムを透して、外がわから見ることができるよう表示可能とすると共に、紙種毎の質感も表現可能とする機能を担うものであり、接着剤層を持たず、小ロット、多品種印刷されただけの、対象包装袋用となし得るものとしなければならず、オンデマンド印刷機器を用いて印刷したものとすべきであり、オフセット印刷機と同等の印刷品質が得られる高品質オンデマンド印刷機器を用いて印刷したものとするのが望ましく、ラベル外装用透明フィルムよりも小さな面積に設定し、該ラベル外装用透明フィルム中央付近に貼着した場合に、同ラベル外装用透明フィルム透明接着層が貼着用表示ラベル輪郭外に露出状となるよう寸法、形状を設定してなるものとしなければならず、例えば、一般コピー用紙として流通する普通紙をはじめとし、上質紙、色上質紙、コート紙、アートコート紙、マットコート紙、ケント紙、ミラーケント紙、和紙、ミラーコート紙、フォト光沢紙、ヴァンヌーボFナチュラル、ヴァンヌーボVGスノーホワイト、アラベール、ミスタービー、マシュマロCoC、両ザラクラフト、オリンパスクラフト、FGSニューユボ(何れも商品名)、その他の多様な紙種から自由に選択することが可能であり、必要に応じ、銀ネーマー、金ネーマー、透明PET、白PET、塩ビフィルム、ユボ合成紙(何れも商品名)、その他などのポリエステルやPPベースなど様々な合成樹脂製シートや合成紙など、接着剤層を持たない各種シートやフィルムなどからなるものとすることが可能であって、従前までにオフセット印刷に使用されてきた、様々な用紙類は勿論、現在および今後開発される新たな紙種などを適宜採用することができる。
【0019】
包装用樹脂袋の製造方法は、対象包装袋本体の外周面適所に貼着用表示ラベルを貼着してなるこの発明の包装用樹脂袋を生産可能な方法としなければならず、例えば、予め製作しておいた貼着用表示ラベルを、製造後の対象包装袋本体の外周面適所に貼着するようにしてなるもの、予め製作しておいた貼着用表示ラベルを、製造途中の対象包装袋本体の外周面適所に貼着するようにしてなるもの、予め印刷しておいた紙製表示ラベルにラベル外装用透明フィルムを貼着する貼着用表示ラベルの製作工程を行いながら、製造後の対象包装袋本体の外周面適所に貼着するようにしてなるもの、または、後述する実施例に示すように、予め印刷しておいた紙製表示ラベルにラベル外装用透明フィルムを貼着する貼着用表示ラベルの製作工程を同時並行して行いながら、製造途中段階の対象包装袋本体の外周面適所に貼着して行くようにしてなるものなどとすることが可能であり、包装対象製品の性質や作業環境などの各種条件に応じて最も安全且つ効率的な製造方法を選択することができる。
【0020】
以下では、図面に示すこの発明を代表する実施例と共に、その構造について詳述することとする。
【図面の簡単な説明】
【0021】
図面は、この発明の包装用樹脂袋、およびその製造方法の技術的思想を具現化した代表的な一実施例を示すものである。
【図1】包装用樹脂袋を示す正面図である。
【図2】包装用樹脂袋の分解状態を示す正面図である。
【図3】製造過程にある包装用樹脂袋を示す斜視図である。
【実施例1】
【0022】
図1ないし図3に示す事例は、小ロット、多品種印刷されただけの、接着剤層は有せず、対象包装袋用となし得る紙製表示ラベル4に透明接着層52をもつラベル外装用透明フィルム5を組み合わせてなる貼着用表示ラベル3を、対象包装袋本体6の外周面61適所に対し、該ラベル3輪郭外に露出状としたラベル外装用透明フィルム5透明接着層52によって貼着し、当該包装袋本体6表面61とラベル外装用透明フィルム5との間に当該紙製表示ラベル4を積層、一体化して密封してしまい、紙製表示ラベル4による耐水性表示面2を形成し、該紙製表示ラベル4の表示内容のみを変えるだけで、多品種、少量生産に対応可能としてなるものとした、この発明の包装用樹脂袋における代表的な一実施例を示すものである。
以下では、この発明の包装用樹脂袋の製造方法の一例に従い順次、包装用樹脂袋1の構造を示して行くこととする。
【0023】
それら各図からも明確に把握できるとおり、この発明の包装用樹脂袋1は、三方シール製袋機(図示せず)に、ロール状の包装用透明ポリエチレン(熱可塑性樹脂)製フィルム60を連続供給して縦長に2等分割状に裁断し、図3に示してあるように、それら縦長に分割した各2枚のフィルム60,60同士を、重ね合わせて包装袋本体6の先頭縁62に相当する位置であって、各フィルム60,60の縦方向に包装袋本体6の縦方向長さ寸法分となる位置毎に、夫々横向き横断方向、所定縦幅帯状範囲に渡り、ヒートシールにて熔着してから冷却し、続いて各フィルム60,60の左右側縁63,63に沿う縦方向所定横幅の帯状範囲を夫々ヒートシールにて熔着するのと同時に、先頭縁61近傍となる左右側縁63,63の少なくとも何れか一方にノッチ65を形成して冷却し、図ないし図3に示すように、包装袋本体6の底縁部64に相当する部位を左右間横断状に切断、分離して底辺部分64のみ開放した状態の三方シール袋6である対象包装袋本体6を連続的に製造する。
加えて、当該対象包装袋本体6を連続製造する過程にあっては、該三方シール袋6の3辺の熔着および冷却段階にある包装袋本体6の外周面61中央寄りの適所に対し、後述するよう貼着用表示ラベル3を貼着するものである。
【0024】
当該貼着用表示ラベル3は予め、上質紙または和紙などの紙表面がわに、オフセット印刷機と同等の印刷品質が得られる高品質オンデマンド印刷機(図示せず)を用い、コンピューター端末から直接送信したデザイン情報(ラベル画像情報)によって小ロット、多品種カラー印刷し、印刷前か印刷後か、印刷途中かの何れかの段階で対象包装袋本体6の外周面61よりも小さな面積とするよう裁断して紙製表示ラベル4を製作して置き、対象包装袋本体6の外周面61よりも小さく、しかも紙製表示ラベル4の幅寸法よりも広い横幅寸法に設定した帯状透明ポリエチレン製フィルム50の裏面全面51に一様な透明接着層52を設けてなるロール状フィルム50から展開、供給し、該帯状フィルム50縦方向端部寄りとなる左右幅中央付近の透明接着層52に、紙製表示ラベル4の表面側40を、同紙製表示ラベル4の輪郭外にラベル外装用透明フィルム50透明接着層52を露出状とする配置関係とするよう貼着し、該貼着した紙製表示ラベル4の端部より、透明接着層52が僅かに露出する縦方向基端位置53(図3中に破線で示す)で裁断、分離して小ロット生産製の貼着用表示ラベル3を連続的に生産する。
【0025】
図1ないし図3に示すように、同時並行状に製造する貼着用表示ラベル3は、順位裁断する直前の包装袋本体6の外周面61中央寄りの適所に連続的に供給・貼着し、当該包装袋本体6表面外周面61とラベル外装用透明フィルム5フィルム裏面51および透明接着層52との間に当該紙製表示ラベル4を積層、一体化して密封してしまい、紙製表示ラベル4による耐水性表示面2を形成するようにし、その後、前述したように、各対象包装袋本体6の底縁部64相当箇所を横断状に裁断して、当該包装用樹脂袋1を製造するものとなる。
【0026】
当該包装用樹脂袋1は、その底縁部64の開口部64を通じて、例えば、食品類などの包装対象商品(図示せず)を収容してから、該底縁部64に沿って左右間に渡る帯状範囲をヒートシールして熔着・密閉し、四方シール包装商品(図示せず)を完成することとなる。
【0027】
(実施例1の作用・効果)
以上のとおりの構成からなるこの発明の包装用樹脂袋1は、図1ないし図3に示すように、熱可塑性樹脂フィルム60製の三方シール袋1(6)としてあるから、包装対象商品(図示せず)を収容する前段階で、平面シート状の形態にある包装袋本体6の平面状の外周面61中央寄りの適所に、紙製表示ラベル4、ラベル外装用透明フィルム5からなる貼着用表示ラベル3を積層、一体化し、皺や気泡などを生じることなく密封して耐水性表示面2を形成し、より高品質の包装を実現化するものとなり、当該包装用樹脂袋1に包装対象商品(図示せず)を収容した後に、ヒートシールして熔着・密閉するものとしてあるから、包装袋本体6が膨満した場合にも、耐水性表示面2の紙製表示ラベル4を密閉する構造がそのまま維持され、高品質の包装を実現化することができる。
【0028】
加えて、帯状フィルム50裏面全面51に一様な透明接着層52を設け、ロール状としてなる合成樹脂フィルム50から展開、供給しながら裁断するラベル外装用透明フィルム5に、紙製表示ラベル4を貼着して貼着用表示ラベル3を連続的に形成すると共に、ロール状とした熱可塑性樹脂フィルム60から三方シール袋1(6)を製造する工程中の対象包装袋本体6の外周面61適所に効率的且つ自動的に貼着するようにしてあるから、品質にムラがなく、より高品質な包装を実現化することができる。
【0029】
(結 び)
叙述の如く、この発明の包装用樹脂袋1、およびその製造方法は、その新規な構成によって所期の目的を遍く達成可能とするものであり、しかも製造も容易で、従前からのオフセット印刷技術によるラベルを採用する場合に比較して小ロット生産の生産コストを大幅に削減することができ、ラベル生産に要する製造期間を格段に短縮し、商品開発に伴うパッケージデザインから印刷までの工程を即日行うことができるほどに迅速化することができ、多品種・少量生産を遥かに経済的なのとすることができる上、工場生産の作業性を大幅に改善し得るものとなることから、従前までは、商品開発から製造、販売までの期間が長く、流行や商機に遅れをとってしまい、タイミング良く売り上げに直結させることが非常に困難であり、品質に秀れた商材があったとしても、様々な理由で小規模な商品流通に留まることが予想される場合には、採算がとれないという理由で製造、出荷を断念せざるを得なかった製造業界および包装業界はもとより、個々人の要求にマッチするよう多様なニーズに対応した商品の提供を希望する一般家庭や流通業界などにおいても高く評価され、広範に渡って利用、普及していくものになると予想される。
【符号の説明】
【0030】
1 包装用樹脂袋
2 耐水性表示面
3 貼着用表示ラベル
4 紙製表示ラベル
40 同 表面側
5 ラベル外装用透明フィルム
50 同 透明合成樹脂フィルム
51 同 フィルム裏面
52 同 透明接着層
53 同 縦方向基端位置
6 対象包装袋本体(三方シール袋)
60 同 熱可塑性樹脂フィルム
61 同 外周面
62 同 先頭縁
63 同 左右側縁
64 同 底縁部(開口部)
65 同 ノッチ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
小ロット、多品種印刷されただけの、接着剤層は有せず、対象包装袋用となし得る紙製表示ラベル個々に対し、その表面側から、対象包装袋本体の外周面と同じか、または、それよりも小さな面積に設定した透明合成樹脂フィルム製であって、該フィルム裏面全面には一様な透明接着層が設けられたラベル外装用透明フィルムを、それら表示ラベル個々の輪郭外に所定巾の透明接着層が食み出し状となるようにした配置具合で被覆・貼着して小ロット生産製の貼着用表示ラベルとした上、対象包装袋本体の外周面適所に対し、該貼着用表示ラベルを、同ラベル輪郭外に露出状としたラベル外装用透明フィルム透明接着層によって貼着し、当該包装袋本体表面とラベル外装用透明フィルムとの間に当該紙製表示ラベルを積層、一体化して密封してしまい、紙製表示ラベルによる耐水性表示面を形成してなるものとしたことを特徴とする包装用樹脂袋。
【請求項2】
小ロット、多品種印刷されただけの、接着剤層は有せず、対象包装袋用となし得る紙製表示ラベル個々に対し、その表面側から、対象包装袋本体の外周面と同じか、または、それよりも小さな面積に設定した透明合成樹脂フィルム製であって、該フィルム裏面全面には一様な透明接着層が設けられたラベル外装用透明フィルムを、それら表示ラベル個々の輪郭外に所定巾の透明接着層が食み出し状となるようにした配置具合で被覆・貼着して小ロット生産製の貼着用表示ラベルとした上、対象包装袋本体の外周面適所に対し、該貼着用表示ラベルを、同ラベル輪郭外に露出状としたラベル外装用透明フィルム透明接着層によって貼着し、当該包装袋本体表面とラベル外装用透明フィルムとの間に当該紙製表示ラベルを積層、一体化して密封してしまい、紙製表示ラベルによる耐水性表示面を形成し、該耐水性表示面紙製表示ラベルの表示内容のみを変えるだけで、多品種、少量生産に対応可能としてなるものとしたことを特徴とする包装用樹脂袋。
【請求項3】
小ロット、多品種印刷されただけの、接着剤層は有せず、対象包装袋用となし得る紙製表示ラベル個々に対し、その表面側から、対象包装袋本体の外周面と同じか、または、それよりも小さな面積に設定した透明合成樹脂フィルム製であって、該フィルム裏面全面には一様な透明接着層が設けられたラベル外装用透明フィルムを、それら表示ラベル個々の輪郭外に所定巾の透明接着層が食み出し状となるようにした配置具合で被覆・貼着して小ロット生産製の貼着用表示ラベルとした上、合成樹脂フィルムを連続的に裁断・接着または接着・裁断し、対象包装袋本体を製造する工程中か、または、対象包装袋本体製造後かの何れか一方の適宜段階にて、対象包装袋本体の外周面適所に対し、該貼着用表示ラベルを、同ラベル輪郭外に露出状としたラベル外装用透明フィルム透明接着層によって貼着し、当該包装袋本体表面とラベル外装用透明フィルムとの間に当該紙製表示ラベルを積層、一体化して密封してしまい、紙製表示ラベルによる耐水性表示面を形成するようにしてなるものとした、請求項1または2何れか一記載の包装用樹脂袋の製造方法。
【請求項4】
オンデマンド印刷機を用いて小ロット、多品種印刷されただけの、接着剤層は有せず、対象包装袋用となし得る紙製表示ラベル個々に対し、その表面側から、対象包装袋本体の外周面と同じか、または、それよりも小さな幅とした帯状フィルム裏面全面に一様な透明接着層を設け、ロール状としてなる合成樹脂フィルムから展開、供給しながら、対象包装袋本体の外周面と同じか、または、それよりも小さな長さに連続的に裁断して形成した透明合成樹脂フィルム製のラベル外装用透明フィルムを、それら表示ラベル個々の輪郭外に所定巾の透明接着層が食み出し状となるようにした配置具合で被覆・貼着して小ロット生産製の貼着用表示ラベルとした上、合成樹脂フィルムを連続的に裁断・接着または接着・裁断し、対象包装袋本体を製造する工程中か、または、対象包装袋本体製造後かの何れか一方の適宜段階にて、対象包装袋本体の外周面適所に対し、該貼着用表示ラベルを、同ラベル輪郭外に露出状としたラベル外装用透明フィルム透明接着層によって貼着し、当該包装袋本体表面とラベル外装用透明フィルムとの間に当該紙製表示ラベルを積層、一体化して密封してしまい、紙製表示ラベルによる耐水性表示面を形成し、包装製品内容の異なる小ロット毎に応じてその都度、オンデマンド印刷機にて当該紙製表示ラベルの表示内容を自在に変えて印刷、利用可能とするようにしてなるものとした、請求項1または2何れか一記載の包装用樹脂袋の製造方法。
【請求項5】
オフセット印刷機と同等の印刷品質が得られる高品質オンデマンド印刷機を用いて小ロット、多多品種印刷されただけの、接着剤層は有せず、対象包装袋用となし得る紙製表示ラベル個々に対し、その表面側から、対象包装袋本体の外周面と同じか、または、それよりも小さな幅とした帯状フィルム裏面全面に一様な透明接着層を設け、ロール状としてなる合成樹脂フィルムから展開、供給しながら、対象包装袋本体の外周面と同じか、または、それよりも小さな長さに連続的に裁断して形成した透明合成樹脂フィルム製のラベル外装用透明フィルムを、それら表示ラベル個々の輪郭外に所定巾の透明接着層が食み出し状となるようにした配置具合で被覆・貼着して小ロット生産製の貼着用表示ラベルとした上、合成樹脂フィルムを連続的に裁断・接着または接着・裁断し、対象包装袋本体を製造する工程中か、または、対象包装袋本体製造後かの何れか一方の適宜段階にて、対象包装袋本体の外周面適所に対し、該貼着用表示ラベルを、同ラベル輪郭外に露出状としたラベル外装用透明フィルム透明接着層によって貼着し、当該包装袋本体表面とラベル外装用透明フィルムとの間に当該紙製表示ラベルを積層、一体化して密封してしまい、紙製表示ラベルによる耐水性表示面を形成し、包装製品内容の異なる小ロット毎に応じてその都度、オンデマンド印刷機にて当該紙製表示ラベルの表示内容を自在に変えて印刷、利用可能とするようにしてなるものとした、請求項1または2何れか一記載の包装用樹脂袋の製造方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2013−82477(P2013−82477A)
【公開日】平成25年5月9日(2013.5.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−223498(P2011−223498)
【出願日】平成23年10月7日(2011.10.7)
【出願人】(503380238)
【Fターム(参考)】