説明

医用画像管理装置、医用画像システム及びプログラム

【課題】医用画像のデータ量を低減させる。
【解決手段】画像サーバ30は、医用画像の画像データと当該画像データに関する付帯情報とを含むDICOMファイルをモダリティ10から受信し、受信したDICOMファイルを画像データのファイル(汎用画像ファイル)と付帯情報のファイル(DICOMヘッダファイル)とに分割し、対応付けて記憶部に保存する。画像サーバ30は、一又は複数の特定の外部記録媒体に所定の条件で医用画像の画像データを出力した際に、この画像データのファイル(汎用画像ファイル)を圧縮する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、医用画像管理装置、医用画像システム及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、多くの医療機関において情報の電子化が図られている。例えば、CR(Computed Radiography)装置、CT(Computed Tomography)装置、MRI(Magnetic Resonance Imaging)装置等の画像生成装置(モダリティ)は、撮影により得られた画像データにDICOM(Digital Imaging and Communications in Medicine)規格に則った付帯情報を付帯させたDICOMファイルを生成する。画像サーバでは、DICOMファイルを保存・管理し、DICOM対応の画像ビューワ端末からDICOMファイルの要求があった場合にDICOMファイルを提供する。画像ビューワ端末では、DICOMファイルに基づいて、高精細モニタ上に医用画像を表示する。
【0003】
例えば、モダリティ、画像ビューワ端末、医用画像記憶装置等を有した医用画像システムにおいて、モダリティにより生成されたDICOMファイルを医用画像記憶装置に一年間記憶させると共に、別の医用画像記憶装置に10年間記憶させ、10年経過後又は医用画像記憶装置の記憶容量が不足した際に、可搬記録媒体にDICOMファイルを記憶させる技術が提案されている(特許文献1参照)。
【0004】
また、電子カルテの作成や診察結果の閲覧を行う際に用いる電子カルテ端末においても、患者に対する説明や診断のために画像を参照したい場合がある。電子カルテ端末は、DICOMファイルを直接処理する機能や高度な画像処理機能等を備えていないのが一般的である。そのため、画像サーバにおいて、予めDICOMファイル中の画像データのみをJPEG(Joint Photographic Experts Group)やPDF(Portable Document Format)等の形式に変換した汎用画像ファイルを生成しておき、画像サーバにWebサーバ機能を搭載することにより、電子カルテ端末からの要求に応じて汎用画像ファイルを提供することが行われている。
【特許文献1】特開2002−352216号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、画像サーバにおいて、DICOMファイルの他に、電子カルテ端末等からの要求に対応可能な汎用画像ファイルを保存する場合には、同一の医用画像についてファイルを複数持つことになり、記憶容量の増大を招いていた。また、電子カルテ端末等からの参照の有無にかかわらず汎用画像ファイルを生成するので、参照されない場合には汎用画像ファイルを生成する処理が無駄になっていた。
【0006】
また、医用画像は、利用目的に応じて要求される画質が異なる。例えば、読影医が画像診断を行う際には、画像中から病変等の異常を発見することを目的としているため、画質の劣化があってはならない。また、読影医が作成した報告書に基づいて診断を行う参照医は、患者への説明やカルテへの添付用、患者の再診時に画像を用いるため、読影医の場合に要求されるほど高画質である必要はないが、あるレベル以上の画質が要求される。また、研修医等の教育用に画像を用いる場合には、診断に使うわけではないので、必要に応じた画質であればよい。また、撮影技師は、再撮影のための撮影条件を参照したいだけで、画像は必要としないので、画質は問わない。したがって、高画質の画像が要求されない場合においてまで、未圧縮の状態で画像ファイルを保存しておく必要はない。
【0007】
本発明は、上記の従来技術における問題に鑑みてなされたものであって、医用画像のデータ量を低減させることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の医用画像管理装置は、
医用画像の画像データ及び当該画像データに関する付帯情報を含むDICOMファイルを受信する受信手段と、
記憶手段と、
前記受信手段により受信したDICOMファイルを、画像データのファイルと付帯情報のファイルとに分割し、当該画像データのファイルと当該付帯情報のファイルとを対応付けて前記記憶手段に記憶させる記憶制御手段と、
前記記憶手段に記憶されている画像データを外部記録媒体に出力する出力手段と、
前記出力手段により一又は複数の特定の外部記録媒体に前記画像データが出力された場合、前記画像データのファイルを圧縮する圧縮手段と、
を備える。
【0009】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、
前記圧縮手段は、前記出力手段により一又は複数の特定の外部記録媒体に、予め定められた圧縮率以上の前記画像データが出力された場合、前記画像データのファイルを圧縮する。
【0010】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、
外部記録媒体への画像データ出力の指示操作を行うための操作手段を更に備え、
前記出力手段は、前記操作手段による指示操作に基づいて前記記憶手段に記憶されている画像データを外部記録媒体に出力する。
【0011】
請求項4に記載の発明は、
医用画像管理装置と、一又は複数の記録媒体出力装置とから成る医用画像システムにおいて、
前記医用画像管理装置は、
医用画像の画像データ及び当該画像データに関する付帯情報を含むDICOMファイルを受信する受信手段と、
記憶手段と、
前記受信手段により受信したDICOMファイルを、画像データのファイルと付帯情報のファイルとに分割し、当該画像データのファイルと当該付帯情報のファイルとを対応付けて前記記憶手段に記憶させる記憶制御手段と、
前記記憶手段に記憶されている画像データを前記記録媒体出力装置に送信する送信手段と、
を備え、
前記記録媒体出力装置は、
前記医用画像管理装置から受信した画像データを記録媒体に出力する出力手段と、
前記出力手段により前記画像データが記録媒体に出力されたことを前記医用画像管理装置に通知する通知手段と、
を備え、
前記医用画像管理装置は、
前記送信手段により一又は複数の特定の記録媒体出力装置に前記画像データが送信され、且つ、前記一又は複数の特定の記録媒体出力装置から前記通知手段による通知を受信した場合、前記画像データのファイルを圧縮する圧縮手段、
を更に備える。
【0012】
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、
前記圧縮手段は、前記送信手段により一又は複数の特定の記録媒体出力装置に、予め定められた圧縮率以上の前記画像データが送信され、且つ、前記一又は複数の特定の記録媒体出力装置から前記通知手段による通知を受信した場合、前記画像データのファイルを圧縮する。
【0013】
請求項6に記載の発明は、請求項4又は5に記載の発明において、
前記医用画像管理装置は、
外部記録媒体への画像データ出力の指示操作を行うための操作手段を更に備え、
前記送信手段は、前記操作手段による指示操作に基づいて前記記憶手段に記憶されている画像データを前記記録媒体出力装置に送信する。
【0014】
請求項7に記載のプログラムは、
コンピュータを、
医用画像の画像データ及び当該画像データに関する付帯情報を含むDICOMファイルを受信する受信手段、
記憶手段、
前記受信手段により受信したDICOMファイルを、画像データのファイルと付帯情報のファイルとに分割し、当該画像データのファイルと当該付帯情報のファイルとを対応付けて前記記憶手段に記憶させる記憶制御手段、
前記記憶手段に記憶されている画像データを外部記録媒体に出力する出力手段、
前記出力手段により一又は複数の特定の外部記録媒体に前記画像データが出力された場合、前記画像データのファイルを圧縮する圧縮手段、
として機能させる。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、一又は複数の特定の外部記録媒体に医用画像の画像データが出力された際に、この画像データのファイルを圧縮する。そのため、画像データが出力されるまでは画質を保持することができ、画像データの出力完了後には医用画像のデータ量を低減させることができる。また、DICOMファイルを画像データのファイルと付帯情報のファイルとに分割することにより、画像データのファイルのみを圧縮することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、図面を参照して、本発明に係る医用画像管理装置の一実施形態について説明する。
【0017】
[医用画像システムのシステム構成]
図1に医用画像システム100のシステム構成を示す。図1に示すように、医用画像システム100は、モダリティ10と、RIS(Radiological Information System:放射線情報システム)20と、画像サーバ30と、可搬媒体出力装置40と、電子カルテ端末50と、イメージャ60と、第2画像サーバ70とから構成されており、各装置は通信ネットワークNを介して、データ通信可能に接続されている。
【0018】
RIS20は、制御部、記憶部、操作部、表示部、通信部等を有するコンピュータにより構成され、放射線科部門内における診療予約、診断結果のレポート、実績管理、材料在庫管理等の情報管理を行う。RIS20は、電子カルテ端末40により入力された検査オーダの登録を受け付け、その登録された検査オーダに基づいて検査オーダ情報を生成し、モダリティ10に送信する。検査オーダ情報とは、撮影や診断の検査オーダの内容を示すデータである。また、RIS20は、後述するDICOMヘッダファイルを取得するための取得要求を画像サーバ30に送信する。
【0019】
モダリティ10は、患者を撮影し、医用画像の画像データを生成する画像生成装置である。モダリティ10は、撮影した医用画像の画像データに、DICOM規格に則った付帯情報を付帯させてDICOMファイルを生成し、画像サーバ30に送信する。DICOMファイルは、医用画像の画像データと当該画像データに関する付帯情報とを含む。付帯情報は、患者情報、検査情報、シリーズ情報等を含む。患者情報は、患者の氏名、患者ID、性別等の患者毎に設定されたデータである。検査情報は、検査を識別する検査ID、検査部位、撮影方向及び体位といった検査条件を示すデータである。シリーズ情報は、一つの検査の中で生成されるモダリティ10毎の一連の医用画像の単位(シリーズ)を示すシリーズIDやモダリティ10の種別を含むデータである。
【0020】
画像サーバ30は、医用画像の画像データと画像データに対応する付帯情報とを保存し、管理する医用画像管理装置である。画像サーバ30は、モダリティ10からDICOMファイルを受信する。そして、画像サーバ30は、図2に示すように、受信したDICOMファイルを、画像データのファイル(以下、汎用画像ファイルという。)と付帯情報のファイル(以下、DICOMヘッダファイルという。)とに分割し、保存する。
【0021】
画像サーバ30は、他装置から受信するファイルの取得要求に応じて、DICOMヘッダファイル、汎用画像ファイル、又はこれら2つのファイルを結合したDICOMファイルを当該他装置に送信する。ここで、取得要求には、取得するファイルを指定するためのファイル指定情報(患者情報、検査情報、シリーズ情報、SOPインスタンスUID、又はこれらの情報の組み合わせ等)が含まれる。ここで、SOPインスタンスUIDとは、画像を特定するIDである。
【0022】
画像サーバ30は、可搬媒体出力装置40に、DICOMファイルと当該DICOMファイルを可搬媒体に記録出力する旨の要求であるメディア出力要求信号とを送信する。また、画像サーバ30は可搬媒体出力装置40から記録出力が完了した旨の通知であるメディア記録完了信号を受信する。
【0023】
また、画像サーバ30は、イメージャ60に、画像データと当該画像データをフィルムにプリント出力(イメージャ出力)する旨の要求であるイメージャ出力要求信号とを送信する。また、画像サーバ30はイメージャ60からイメージャ出力が完了した旨の通知であるイメージャ出力完了信号を受信する。
【0024】
また、画像サーバ30は、第2画像サーバ70に、DICOMファイルと当該DICOMファイルを保存、管理する旨の要求である保存要求信号とを送信する。また、画像サーバ30は第2画像サーバ70からDICOMファイルを保存した旨の通知である保存完了信号を受信する。
【0025】
可搬媒体出力装置40は、CDメディア等の可搬媒体に各種データを記録出力(以下、メディア出力と称す)する装置である。可搬媒体出力装置40は、画像サーバ30からメディア出力要求信号とDICOMファイルを受信すると、受信したDICOMファイルを可搬媒体に記録出力する。そして、可搬媒体出力装置40は、DICOMファイルの可搬媒体への記録出力を終えたら、メディア記録完了信号を画像サーバ30に送信する。
【0026】
電子カルテ端末50は、電子カルテを作成する電子カルテ機能を有し、併せて参照医の診断に供するために、汎用画像ファイルに基づいて医用画像を表示する。電子カルテ端末50は、汎用画像ファイルを取得するための取得要求を画像サーバ30に送信する。
【0027】
イメージャ60は、画像データに基づいて、医用画像をフィルムにプリント出力(以下、イメージャ出力と称す)する装置である。イメージャ60は、画像サーバ30からイメージャ出力要求信号と画像データを受信すると、受信した画像データに基づいて、医用画像をイメージャ出力する。そして、イメージャ60は、イメージャ出力を終えたら、イメージャ出力完了信号を画像サーバ30に送信する。
【0028】
第2画像サーバ70は、医用画像の画像データと画像データに対応する付帯情報とを保存し、管理する医用画像管理装置である。第2画像サーバ70は、画像サーバ30から保存要求信号とDICOMファイルを受信すると、受信したDICOMファイルを保存し、管理する。また、第2画像サーバ70は、受信したDICOMファイルを保存すると、保存完了信号を画像サーバ30に送信する。
【0029】
また、第2画像サーバ70は、DICOMファイルを取得するための取得要求を画像サーバ30に送信する。そして、第2画像サーバ70は、画像サーバ30からDICOMファイルを受信し、受信したDICOMファイルを保存し、管理する。
【0030】
[画像サーバの機能的構成]
図3に、画像サーバ30の機能的構成を示す。図3に示すように、画像サーバ30は、制御部31、操作部32、表示部33、通信部34、ROM(Read Only Memory)35、記憶部36等を備え、各部はバス37により接続されている。
【0031】
制御部31は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)等から構成され、画像サーバ30の各部の処理動作を統括的に制御する。具体的には、CPUは、操作部32から入力される操作信号又は通信部34により受信される指示信号に応じて、ROM35に記憶されている各種処理プログラムを読み出し、RAM内に形成されたワークエリアに展開し、当該プログラムとの協働により各種処理を行う。
【0032】
操作部32は、カーソルキー、数字入力キー、及び各種機能キー等を備えたキーボードと、マウス等のポインティングデバイスを備えて構成され、キーボードに対するキー操作やマウス操作により入力された操作信号を制御部31に出力する。
【0033】
表示部33は、LCD(Liquid Crystal Display)により構成され、制御部31から入力される表示データに基づいて各種画面を表示する。
【0034】
通信部34は、LAN(Local Area Network)アダプタ、ルータ、TA(Terminal Adapter)等を備え、通信ネットワークNを介して接続されたモダリティ10、RIS20、可搬媒体出力装置40、電子カルテ端末50、イメージャ60、第2画像サーバ70等の外部機器との間でデータの送受信を行う。
【0035】
通信部34は、RIS20にDICOMヘッダファイルを送信する際、又は電子カルテ端末50に汎用画像ファイルを送信する際、イメージャ60に画像データを送信する際には、HTTP(HyperText Transfer Protocol)等の汎用のWeb通信用のプロトコルを採用する。また、通信部34は、可搬媒体出力装置40や第2画像サーバ70にDICOMファイルを送信する際、又はモダリティ10からDICOMファイルを受信する際には、DICOM対応のプロトコルを採用する。
【0036】
ROM35は、不揮発性の半導体メモリ等により構成され、制御プログラム、当該プログラムの実行に必要なパラメータやファイル等を記憶している。
【0037】
記憶部36は、ハードディスク等の記憶装置であり、汎用画像ファイル、DICOMヘッダファイル等のデータを記憶する。
【0038】
通信部34がモダリティ10からDICOMファイルを受信すると、制御部31は、図2に示すように、DICOMファイルを汎用画像ファイルとDICOMヘッダファイルとに分割する。そして、制御部31は、汎用画像ファイルとDICOMヘッダファイルとを対応付けて記憶部36に保存させる。例えば、汎用画像ファイルのファイル名に付帯情報に含まれるSOPインスタンスUIDを付することにより、汎用画像ファイルとDICOMヘッダファイルとを対応付ける。汎用画像ファイルは、ビットマップ、JPEG、JPEG2000等、いずれの画像形式であってもよいが、読影が完了するまでは、ビットマップ形式等、読影に適した画質の医用画像を提供可能な画像形式で汎用画像ファイルを保存することとする。
【0039】
また、制御部31は、通信部34により他装置から受信するファイルの取得要求に応じて、DICOMヘッダファイル、汎用画像ファイル又はDICOMファイルを通信部34を介して当該他装置に送信させる。
【0040】
具体的には、通信部34によりRIS20からDICOMヘッダファイルの取得要求を受信した場合には、制御部31は、取得要求に含まれるファイル指定情報により指定されたDICOMヘッダファイルを記憶部36から読み出して、当該DICOMヘッダファイルを通信部34を介してRIS20に送信させる。
【0041】
また、通信部34により電子カルテ端末50から汎用画像ファイルの取得要求を受信した場合には、制御部31は、取得要求に含まれるファイル指定情報により指定された汎用画像ファイルを記憶部36から読み出して、当該汎用画像ファイルを通信部34を介して電子カルテ端末50に送信させる。
【0042】
また、通信部34により第2画像サーバ70からDICOMファイルの取得要求を受信した場合には、制御部31は、取得要求に含まれるファイル指定情報により指定されたDICOMファイルに対応する汎用画像ファイル及びDICOMヘッダファイルを記憶部36から読み出し、これら2つのファイルを結合してDICOMファイルを生成し、生成したDICOMファイルを通信部34を介して第2画像サーバ70に送信させる。
【0043】
制御部31は、ユーザ操作による操作部32からのメディア出力をする旨の操作信号(メディア出力操作信号)に基づいて、DICOMファイルとメディア出力要求信号とを通信部34を介して可搬媒体出力装置40に送信させる。
【0044】
具体的に、制御部31は、操作信号が入力されると、操作信号により指定されたDICOMファイルに対応する汎用画像ファイル及びDICOMヘッダファイルを記憶部36から読み出し、これら2つのファイルを結合してDICOMファイルを生成し、生成したDICOMファイルを通信部34を介して可搬媒体出力装置40に、メディア出力要求信号と共に送信させる。
【0045】
制御部31は、ユーザ操作による操作部32からのイメージャ出力をする旨の操作信号(イメージャ出力操作信号)に基づいて、画像データとイメージャ出力要求信号とを通信部34を介してイメージャ60に送信させる。
【0046】
具体的に、制御部31は、操作信号が入力されると、操作信号により指定された画像データを記憶部36から読み出し、当該画像データを通信部34を介してイメージャ60に、イメージャ出力要求信号と共に送信させる。
【0047】
制御部31は、ユーザ操作による操作部32からの他画像サーバに保存する旨の操作信号(他画像サーバ出力操作信号)に基づいて、DICOMファイルと保存要求信号とを通信部34を介して第2画像サーバ70に送信させる。
【0048】
具体的に、制御部31は、操作信号が入力されると、操作信号により指定されたDICOMファイルに対応する汎用画像ファイル及びDICOMヘッダファイルを記憶部36から読み出し、これら2つのファイルを結合してDICOMファイルを生成し、生成したDICOMファイルを通信部34を介して第2画像サーバ70に、保存要求信号と共に送信させる。
【0049】
また、記憶部36は、画像データの出力の履歴を表す出力履歴テーブル361を記憶する。ここでいう画像データの出力とは、制御部31が、記憶部36に記憶されている画像データを外部記録媒体(CDメディア、フィルム、第2画像サーバ70の記憶部等)に出力することをいう。本実施の形態においては、画像サーバ30がDICOMファイルを可搬媒体出力装置40に送信し、可搬媒体出力装置40がメディア出力すること、画像サーバ30が画像データをイメージャ60に送信し、イメージャ60がイメージャ出力すること、画像サーバ30がDICOMファイルを第2画像サーバ70に送信し、第2画像サーバ70がDICOMファイルを記憶部に保存することをいう。
【0050】
図4に、出力履歴テーブル361のデータ構成を示す。図4に示すように、出力履歴テーブル361は、「NO」「出力種類」、「出力先」、「操作者」、「SOPインスタンスUID」、「日時」、「圧縮率」のフィールドから成る一又は複数のレコードから構成されている。ここで、「NO」とは、レコードナンバーである。「出力種類」とは、DICOMファイルの外部出力の種類を示すフィールドである。具体的に、「出力種類」の値として、可搬媒体出力装置40を介してCDメディアに出力する「メディア出力」、イメージャ60を介してフィルムに出力をする「イメージャ出力」、第2画像サーバ70に出力する「他画像サーバ出力」がある。
【0051】
また、「出力先」とは、画像データの外部出力の出力先を示すフィールドである。具体的に、「出力先」の値は、可搬媒体出力装置40、イメージャ60、第2画像サーバ70のマシン名となる。
【0052】
また、「操作者」は、操作部32において、メディア出力操作信号、イメージャ出力操作信号、他画像サーバ出力操作信号を出力する旨のユーザ操作を行ったユーザの名前を示すフィールドである。「SOPインスタンスUID」は、外部出力する画像データのSOPインスタンスUIDを示すフィールドである。「日時」は、画像データが外部出力された日時を示すフィールドである。「圧縮率」は、外部出力された際の画像データの圧縮率を示すフィールドである。ここでいう圧縮率とは、画像データに対して行われる圧縮処理による圧縮の度合いである。また、この圧縮率とは、最初の状態からの圧縮率であり、段階的に圧縮を行う場合の前段階からの圧縮率を指すものではない。また、「圧縮率が高い」とは「圧縮の程度が小さい」ということであり、「圧縮率が低い」とは「圧縮の程度が大きい」ということである。つまり圧縮率が高い程データ量が多くなり、圧縮率が低い程データ量は少なくなる。尚、汎用画像ファイルの圧縮処理は、制御部31により行われる。詳しくは後述する。
【0053】
制御部31は、通信部34が可搬媒体出力端末40からメディア記録完了信号を、イメージャ60からイメージャ出力完了信号を、第2画像サーバ70から保存完了信号を受信すると、各フィールドの値を設定して出力履歴テーブル361のレコードを追加する。
【0054】
ここで、メディア記録完了信号、イメージャ出力完了信号、保存完了信号を受信した場合、追加するレコードの「出力種類」の値はそれぞれ「メディア出力」、「イメージャ出力」、「他画像サーバ出力」となる。また、「SOPインスタンスUID」、「圧縮率」の値は、送信する画像データの付帯情報から取得する。
【0055】
図5に、付帯情報のデータ構成を示す。図5に示すように、付帯情報は、患者情報、検査情報、シリーズ情報及び画像情報により構成される。また、画像情報は、「SOPインスタンスUID」、「画像番号」、「オリジナル保存先」、「圧縮率」、「画像種別」、「更新日時」等の項目により構成される。
【0056】
ここで、「オリジナル保存先」とは、圧縮処理が行われていない元となる画像データを保存している記録媒体(CDメディア、フィルム、他装置の記憶部)を示す項目である。
【0057】
また、「画像種別」とは、画像データの圧縮状態の種類である。例えば、「画像種別」の値として、「無圧縮」、「可逆圧縮」、「非可逆圧縮」等がある。また、「更新日時」とは、付帯情報に対応する画像データの圧縮処理を行った日時である。
【0058】
制御部31は、記憶部36に記憶されている画像データを、一又は複数の特定の外部記録媒体に所定の条件で出力した場合、当該画像データ(記憶部36に記憶されている汎用画像ファイル)を圧縮する。
【0059】
ここで、圧縮とは、未圧縮の状態のファイルを圧縮すること、及び、既に圧縮されているファイルの圧縮率を上げることの両方を含む。圧縮方式としては、JPEG、JPEG2000等、何を用いてもよい。
【0060】
制御部31は、出力履歴テーブル361のレコードを追加した際、当該出力履歴テーブル361を参照し、予め定められた圧縮実行条件(以下、設定圧縮実行条件と称す)を満たしているか否かを確認する。設定圧縮実行条件は、ユーザ操作によって操作部32から設定される。設定圧縮実行条件は、制御部31が画像データに対して圧縮処理を行う契機となる条件のことである。また、設定圧縮実行条件の設定は、出力履歴テーブル361のフィールドの値に関して行われる。例えば、「ある画像データが圧縮率100%で2種類の出力種類で出力されている」や「ある画像データが圧縮率80%以上で3種類の出力先に出力されている」、「ある画像データが9:00〜12:00の間に圧縮率90パーセント以上で2種類の出力先に出力されている」等となる。
【0061】
具体的に、設定圧縮実行条件が、「SOPインスタンスUIDが「1.2.392.4509」の画像データが圧縮率100%で2種類の出力種類で出力されている」と設定されており、図4の出力履歴テーブル361のように外部出力が行われていたとする。レコードナンバー「1」、「2」のSOPインスタンスUIDは、共に、「1.2.392.4509」であり、圧縮率も共に「100%」である。そして、レコードナンバー「1」、「2」の出力種類は、それぞれ「イメージャ出力」、「メディア出力」であり、2種類の出力種類で画像データが出力されている。そのため、レコードナンバー「2」に対応する外部出力が行われた際に、外部出力された記憶部36に記憶されている画像データ(SOPインスタンスUIDが「1.2.392.4509」の画像データ)に対して圧縮処理が行われたことになる。
【0062】
また、制御部31は、記憶部36に記憶されているDICOMヘッダファイルに格納されている付帯情報の画像情報の「オリジナル保存先」と「圧縮率」と「画像種別」と「更新日時」を更新する。
【0063】
制御部31は、DICOMファイルをイメージャ60に送信した場合、イメージャ60からイメージャ出力完了信号を受信した際に、「オリジナル保存先」をイメージャ60のマシン名に更新する。尚、制御部31が、DICOMファイルとイメージャ出力要求信号を送信した際に、「オリジナル保存先」をイメージャ60のマシン名に更新することとしてもよい。
【0064】
また、制御部31は、DICOMファイルを第2画像サーバ70に送信した場合、第2画像サーバ70から保存完了信号を受信した際に、「オリジナル保存先」を画像サーバ70のマシン名に更新する。尚、DICOM規格の「保存委託」のプロトコル等を使用して、画像サーバ30から第2画像サーバ70に問い合わせをして、元となるDICOMファイルを保持していることを確認した後、「オリジナル保存先」を第2画像サーバ70のマシン名に更新することとしてもよい。
【0065】
また、制御部31は、DICOMファイルを可搬媒体出力装置40に送信した場合、可搬媒体出力装置40からメディア記録完了信号を受信した際に、「オリジナル保存先」を可搬媒体出力装置40のマシン名に更新する。尚、PDI(Portable Data for Imaging)等により、可搬媒体を介して、DICOMファイルを他の画像サーバ等に保存した場合、画像サーバ30が、保存した画像サーバから保存した旨の通知等を受信した際に「オリジナル保存先」を保存した画像サーバのマシン名に更新することとしてもよい。
【0066】
制御部31は、記憶部36に記憶されている汎用画像ファイルを圧縮した際、「圧縮率」と「画像種別」と「更新日時」を更新する。
【0067】
[画像サーバの具体的な動作]
次に、画像サーバ30における動作について説明する。図6は、画像サーバ30において実行される処理を示すフローチャートである。本フローチャートは、説明の便宜上、一つのDICOMファイルに着目した処理となっている。
【0068】
図6に示すように、通信部34により、モダリティ10からDICOMファイルが受信される(ステップS1)。
【0069】
そして、制御部31により、DICOMファイルはDICOMヘッダファイルと汎用画像ファイルとに分割され、記憶部36に保存される(ステップS2)。このとき、制御部31により、DICOMヘッダファイルと汎用画像ファイルとが関連付けられる。そして、制御部31により、DICOMヘッダファイルと汎用画像ファイルとが記憶部36に記憶される。
【0070】
そして、ユーザ操作による操作部32からの画像データを外部出力する旨の操作信号が制御部31に入力される(ステップS3)。
【0071】
この操作信号が他画像サーバ出力操作信号の場合(ステップS4;他画像サーバ出力操作信号)、制御部31によりDICOMファイルが生成され、当該DICOMファイルと保存要求信号が第2画像サーバ70に送信される(ステップS5)。そして、第2画像サーバ70において、DICOMファイルが保存管理される。そして通信部34により第2画像サーバ70から保存完了信号が受信されると(ステップS6)、制御部31により出力履歴テーブル361が更新される(ステップS11)。具体的には、出力履歴テーブル361にレコードが追加される。
【0072】
また、ステップS3における操作信号がメディア出力操作信号の場合(ステップS4;メディア出力操作信号)、制御部31によりDICOMファイルが生成され、当該DICOMファイルとメディア出力要求信号が可搬媒体出力装置40に送信される(ステップS7)。そして、可搬媒体出力装置40においてメディア出力される。そして通信部34により可搬媒体出力装置40からメディア記録完了信号が受信されると(ステップS8)、制御部31により出力履歴テーブル361が更新される(ステップS11)。
【0073】
ステップS3における操作信号がイメージャ出力操作信号の場合(ステップS4;イメージャ出力操作信号)、画像データとイメージャ出力要求信号がイメージャ60に送信される(ステップS9)。そして、イメージャ60においてイメージャ出力される。そして通信部34によりイメージャ60からイメージャ出力完了信号が受信されると(ステップ10)、制御部31により出力履歴テーブル361が更新される(ステップS11)。
【0074】
ステップS11において、出力履歴テーブル361が更新された後、出力履歴テーブル361を参照し、画像データ(汎用画像ファイル)が設定圧縮実行条件を満たしているか否かを判定する(ステップS12)。
【0075】
画像データが設定圧縮実行条件を満たしている場合(ステップS12;Yes)、制御部31により、当該画像データ(汎用画像ファイル)は圧縮される(ステップS13)。
【0076】
一方、画像データが設定圧縮実行条件を満たしていない場合(ステップS12;No)、再び出力履歴テーブル361の更新を待ち(ステップS3〜ステップS11)、画像データ(汎用画像ファイル)が設定圧縮実行条件を満たしているか否かを判定する(ステップS12)。
【0077】
以上、本実施の形態によると、画像サーバ30は、一又は複数の特定の外部記録媒体に所定の条件で医用画像の画像データを出力した場合に、この画像データのファイル(汎用画像ファイル)を圧縮する。そのため、画像データが出力されるまでは画質を保持することができ、画像データの出力完了後には医用画像のデータ量を低減させることができる。また、DICOMファイルを画像データのファイルと付帯情報のファイルとに分割することにより、画像データのファイルのみを圧縮することが可能となる。DICOMファイルのうち、データ量のほとんどを占めているのは画像データ部分であるため、効果的に圧縮を行うことができる。このため、より多くの患者や検査の画像を保存することができる。
【0078】
また、画像サーバ30では、あらゆる装置からの要求に対応可能な汎用画像ファイルを保存しているため、DICOMファイルに対応した専用ビューワ端末からでなくても医用画像を参照することができる。また、DICOMファイルと汎用画像ファイルの両方を保存する場合と比較して、データ量を低減させることができる。汎用画像ファイルは、DICOMファイルを要求された場合にも用いるので、予め生成しておいても無駄になることはない。また、汎用画像ファイルが低速高容量のライブラリ装置に移された後も、ネットワーク接続された電子カルテ端末等のWebブラウザを用いて画像を参照することができる。
【0079】
また、汎用画像ファイルとDICOMヘッダファイルとに分割された状態で保存されているので、付帯情報のみを利用する場合にはDICOMヘッダファイルのみを読み出せばよい。DICOMヘッダファイルには画像部分が含まれないため、高速に処理を行うことができる。
【0080】
また、画像サーバ30は、画像データの外部出力を行うまでは、画像データの圧縮を行わないため、外部記録媒体に高画質で画像データを出力することができる。
【0081】
また、画像サーバ30は、外部記録媒体に画像データを出力したとしても、圧縮した汎用画像ファイルを保持している。そのため、画像データの外部出力後も、他装置から画像サーバ30にアクセスし画像データを参照することができる。また、外部記録媒体に格納されている画像データを参照することにより、高画質の医用画像を参照することもできる。更に、外部記憶媒体から高画質の医用画像を画像サーバ30に再取り込みすることもできる。
【0082】
尚、上記実施の形態における記述は、本発明に係る医用画像管理装置の例であり、これに限定されるものではない。装置を構成する各部の細部構成及び細部動作に関しても本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
【図面の簡単な説明】
【0083】
【図1】本発明の一実施形態における医用画像システムのシステム構成図である。
【図2】DICOMファイルの分割前後のデータ構成図である。
【図3】画像サーバのブロック図である。
【図4】出力履歴テーブルのデータ構成図である。
【図5】付帯情報のデータ構成図である。
【図6】画像サーバにおいて実行される処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0084】
10 モダリティ
20 RIS
30 画像サーバ
31 制御部
32 操作部
33 表示部
34 通信部
35 ROM
36 記憶部
37 バス
40 可搬媒体出力装置
50 電子カルテ端末
60 イメージャ
70 第2画像サーバ
100 医用画像システム
361 出力履歴テーブル
N 通信ネットワーク

【特許請求の範囲】
【請求項1】
医用画像の画像データ及び当該画像データに関する付帯情報を含むDICOMファイルを受信する受信手段と、
記憶手段と、
前記受信手段により受信したDICOMファイルを、画像データのファイルと付帯情報のファイルとに分割し、当該画像データのファイルと当該付帯情報のファイルとを対応付けて前記記憶手段に記憶させる記憶制御手段と、
前記記憶手段に記憶されている画像データを外部記録媒体に出力する出力手段と、
前記出力手段により一又は複数の特定の外部記録媒体に前記画像データが出力された場合、前記画像データのファイルを圧縮する圧縮手段と、
を備える医用画像管理装置。
【請求項2】
前記圧縮手段は、前記出力手段により一又は複数の特定の外部記録媒体に、予め定められた圧縮率以上の前記画像データが出力された場合、前記画像データのファイルを圧縮する、
請求項1に記載の医用画像管理装置。
【請求項3】
外部記録媒体への画像データ出力の指示操作を行うための操作手段を更に備え、
前記出力手段は、前記操作手段による指示操作に基づいて前記記憶手段に記憶されている画像データを外部記録媒体に出力する、
請求項1又は2に記載の医用画像管理装置。
【請求項4】
医用画像管理装置と、一又は複数の記録媒体出力装置とから成る医用画像システムにおいて、
前記医用画像管理装置は、
医用画像の画像データ及び当該画像データに関する付帯情報を含むDICOMファイルを受信する受信手段と、
記憶手段と、
前記受信手段により受信したDICOMファイルを、画像データのファイルと付帯情報のファイルとに分割し、当該画像データのファイルと当該付帯情報のファイルとを対応付けて前記記憶手段に記憶させる記憶制御手段と、
前記記憶手段に記憶されている画像データを前記記録媒体出力装置に送信する送信手段と、
を備え、
前記記録媒体出力装置は、
前記医用画像管理装置から受信した画像データを記録媒体に出力する出力手段と、
前記出力手段により前記画像データが記録媒体に出力されたことを前記医用画像管理装置に通知する通知手段と、
を備え、
前記医用画像管理装置は、
前記送信手段により一又は複数の特定の記録媒体出力装置に前記画像データが送信され、且つ、前記一又は複数の特定の記録媒体出力装置から前記通知手段による通知を受信した場合、前記画像データのファイルを圧縮する圧縮手段、
を更に備える医用画像システム。
【請求項5】
前記圧縮手段は、前記送信手段により一又は複数の特定の記録媒体出力装置に、予め定められた圧縮率以上の前記画像データが送信され、且つ、前記一又は複数の特定の記録媒体出力装置から前記通知手段による通知を受信した場合、前記画像データのファイルを圧縮する、
請求項4に記載の医用画像システム。
【請求項6】
前記医用画像管理装置は、
外部記録媒体への画像データ出力の指示操作を行うための操作手段を更に備え、
前記送信手段は、前記操作手段による指示操作に基づいて前記記憶手段に記憶されている画像データを前記記録媒体出力装置に送信する、
請求項4又は5に記載の医用画像システム。
【請求項7】
コンピュータを、
医用画像の画像データ及び当該画像データに関する付帯情報を含むDICOMファイルを受信する受信手段、
記憶手段、
前記受信手段により受信したDICOMファイルを、画像データのファイルと付帯情報のファイルとに分割し、当該画像データのファイルと当該付帯情報のファイルとを対応付けて前記記憶手段に記憶させる記憶制御手段、
前記記憶手段に記憶されている画像データを外部記録媒体に出力する出力手段、
前記出力手段により一又は複数の特定の外部記録媒体に前記画像データが出力された場合、前記画像データのファイルを圧縮する圧縮手段、
として機能させるためのプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2009−11651(P2009−11651A)
【公開日】平成21年1月22日(2009.1.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−178530(P2007−178530)
【出願日】平成19年7月6日(2007.7.6)
【出願人】(303000420)コニカミノルタエムジー株式会社 (2,950)
【Fターム(参考)】