説明

半導体メモリ装置及びその製造方法

【目的】 半導体装置及びその製造方法を提供すること。
【構成】 セルアレイ領域と周辺回路領域から構成される半導体メモリ装置において、前記セルアレイ領域と周辺回路領域の間の境界領域に、前記セルアレイ領域を囲む形でその上部が除去された形のトンネルが形成される。
【効果】 従来半導体メモリ装置で問題となったセルアレイ領域と周辺回路領域の間の段差による導電層の信頼度低下を防止できるだけではなく、周辺回路領域の表面平坦化を同時に達成できる。

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置及びその製造方法に関するもので、特にセルアレイ領域と周辺回路領域を含む半導体メモリ装置及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】DRAMメモリセルにおいて、セルキャパシタンスの増加はメモリセルの読み出し能力を向上させソフトエラー率を減少させる役割をすることによりセルのメモリ特性を向上させるのに大きく寄与する。メモリセルの集積度が増加するにしたがって1つのチップで単位セルが示す面積は減り、これは結果的にセルキャパシタ領域減少をもたらす。したがって集積度が増加することにより、単位面積当たりの静電容量が増加しなければならない。
【0003】最近は、セルキャパシタンスを増加させるため多くの研究報告が提出されてきたが、これらの大部分はセルキャパシタを構成するストリッジ電極のスタック形構造に関するものである。このような例には、富士通社のフィン構造電極(3-DIMENSIONAL STACKD CAPACITOR CELL FOR 16M AND 64M DRAMS,by T.Ema et al.,IEDM 1988,pp.592〜595 )、東芝社のボックス構造電極(A New Stacked Capacitor Cell With Thin Box Structured Storage Node by S.Inoue et al.,SSDM,1989,PP.141 〜144 )とSSC 構造電極(A SPREAD STACKED CAPACITOR(SSC)CELL FOR64MBIT DRAMS by S.INOUE et al.,IEDM 1989,pp31 〜 34 )及び三菱社の円筒構造電極(NOVEL STACKD CAPACITOR CELL FOR 64Mb DRAM by W.Wakamiya et al.,VLSI technology symposium,1989,PP.69 〜70)等がある。このようにDRAMを構成するキャパシタをスタック形で製造する技術は簡単な工程,アルバ粒子に対する抵抗性,及びキャパシタンス増加の容易性などのいろいろな長所があるが、セル段差(1つのセルが完成されたとき半導体基板表面からその上に形成された最終層までの高さの差)を増加させるという致命的な短所がある。セル段差の増加は後続工程で進行させる金属化工程を難しくするが、そのうち特にセルアレイ領域と周辺回路領域の間の境界領域での金属化を難しくする。
【0004】図1は従来の半導体メモリ装置の断面図で、セルアレイ領域,周辺回路領域及びセルアレイ領域と周辺回路領域の間の境界領域を図示したものである。セルアレイ領域には、ソース領域14,ドレイン領域16及びゲート電極18から構成されたトランジスタ,前記ゲート電極18を他の導電層から隔離させるための絶縁層20,平坦化層26,トランジスタの前記各ドレイン領域16と接触するビットライン24,及びトランジスタの前記各ソース領域とその一部が接触し、ストリッジ電極100,誘電体膜110及びプレート電極120から構成されるキャパシタC1,C2及びC3が形成されており、周辺回路領域には多数のセンスアンプや周辺回路を構成する素子,例えばソース領域14,ドレイン領域16及びゲート電極18から構成される1つのMOSトランジスタが形成されている。前記したセルキャパシタンスを容易に増加させられる方法で円筒型キャパシタを形成する方法が主に使用されている。前記円筒型キャパシタでは円筒の内面及び外面までセルキャパシタンス増加のための有効キャパシタ領域で利用される。したがって、単位面積当たり確保できるキャパシタンスを増加させるためには円筒の高さが増加される。しかしながら、前記図1に図示された断面図を参照したとき、大きなセルキャパシタンス確保のため円筒(ストリッジ電極100を構成している)の高さを増加させるほど、セルアレイ領域と周辺回路領域の間の段差はさらに増加することが分かる。セルアレイ領域と周辺回路領域の間の段差増加は、後続工程で進行される導電層60形成のための金属化工程時、いろいろな問題を起こすが、ノッチング現象による導電層パターンの壊れ、段差縁部で発生するストリンガー及び導電層での断線(前記図1ではA部分)がその代表的な問題である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題及びその課題を解決するための手段】本発明の目的は、セルアレイ領域と周辺回路領域の間の段差を最小化し、信頼性ある金属化を可能にする半導体メモリ装置を提供することにある。
【0006】本発明の他の目的は、前記半導体メモリ装置を製造するにあたって、適合なその製造方法を提供することにある。
【0007】本発明の前記目的は、セルアレイ領域と周辺回路領域から構成される半導体メモリ装置において、前記セルアレイ領域と周辺回路領域の間の境界領域に、前記セルアレイ領域を囲む形でチャネルが形成されてあることを特徴とする半導体メモリ装置により達成される。
【0008】本発明の前記又は他の目的は、セルアレイ領域,周辺回路領域及びセルアレイ領域と周辺回路領域の間の境界領域を含む半導体メモリ装置の製造方法において、半導体ウェーハの全面に絶縁物質層を形成する工程と、前記境界領域の絶縁物質層に前記セル領域を囲む溝を形成する工程と、前記溝の内面上に第1物質でチャネルを形成する工程と、前記境界領域の絶縁物質層を除去する工程を含む半導体メモリ装置の製造方法により達成される。
【0009】前記第1物質は導電性又は非導電性でもありえる。セルアレイ領域のキャパシタのストリッジ電極と前記チャネルを同時に形成する場合には前記第1物質は導電性物質であることが望ましい。このような導電性物質としては、例えば不純物が注入されたポリシリコンである。
【0010】前記チャネルは前記溝が形成された絶縁物質層全面に第1物質を塗布し第1物質層が形成された溝内部を第2物質で埋め立て、第2物質を蝕刻マスクとして用いて前記第1物質層を異方性蝕刻し前記溝の内面以外の部分の第1物質層を除去し、前記第2物質及び前記絶縁物質層を除去して形成することができる。
【0011】この場合、前記第2物質としては任意の異方性及び等方性蝕刻に対して前記第2物質と蝕刻率が異なる物質ならいかなるものでも使用できる。例えば第1物質が不純物が注入されたポリシリコンの場合、第2物質にはレジストを使用することができる。
【0012】前記第2物質としてレジストを使用し前記溝内部を埋め立てる工程は前記第1物質層上に前記レジストを前記溝の深さより厚く塗布した後、前記溝の内面部位以外の第1物質層の最上部位が露出されるまでエッチバックして遂行する。
【0013】前記絶縁物質層は、前記チャネルを形成した後、前記境界領域以外の部位にレジスト層を形成した後、前記レジスト層をエッチングマスクとして用いて蝕刻工程を遂行し除去することができる。
【0014】又、本発明の前記又他の目的は、セルアレイ領域,周辺回路領域及びセルアレイ領域と周辺回路領域の間の境界領域から構成される半導体メモリ装置を製造するにおいて、半導体基板全面に絶縁物質層を形成する工程と、前記絶縁物質層を部分的に除去することにより、前記セルアレイ領域には各セルを構成するトランジスタのソース領域上にソース領域を含み、ソース領域より広い凹部を形成し、前記境界領域で前記セルアレイ領域を囲む溝を形成する工程と、結果物全面にストリッジ電極の形成のための第1物質層を形成する工程と、前記凹部及び溝の第1物質上に第2物質を埋め立てる工程と、前記第2物質を蝕刻マスクにし、前記第1物質層を蝕刻対象物にした異方性蝕刻を結果物全面に行ない凹部及び溝の内面上に形成された部分以外の全ての第1物質層全てを除去する工程と、前記第2物質を除去する工程と、及び前記セルアレイ領域及び境界領域の絶縁物質層を除去する工程からなることを特徴とする半導体メモリ装置の製造方法により達成させられることもある。
【0015】前記セルアレイ領域及び境界領域の絶縁物層は、前記第2物質を除去した後結果物の全面に第3物質層を形成した後,前記セルアレイ領域の全部と前記境界領域の一部が露出されるように前記第3物質層を部分的に除去し第3物質層パターンを形成し、前記第3物質層パターンを蝕刻マスクとして用いてセルアレイ及び境界領域の絶縁物質層を除去する。前記絶縁物質層を除去した後第3物質層パタ−ンを除去する。前記第3物質は前記絶縁物質と蝕刻率が異なる感光性物質が望ましく,この例にはレジストがある。
【0016】
【作用】本発明による半導体装置によると、従来半導体メモリ装置で問題となったセルアレイ領域と周辺回路領域の間の段差による導電層の信頼度低下を防止できるだけではなく、周辺回路領域の表面平坦化を同時に達成できる。
【0017】
【実施例】以下,本発明に係る実施例を添付図面に従って説明する。図面の符号が前記図1で参照した図面の符号と同じ場合は同一部分を意味する。
【0018】図2は本発明の方法により製造された半導体メモリ装置の製造方法を説明するための簡略な斜視図で、セルアレイ領域R1,周辺回路領域R3及びセルアレイ領域と周辺領域の間の境界領域R2が表示された図面である。同図で前記境界領域R2には前記セルアレイ領域R1を囲む形でチャンネルTが形成されたことが分かる。
【0019】図3A及び図3Bは本発明の方法により製造されるメモリ装置を説明するための半導体メモリ装置の斜視図である。
【0020】図3Aに示した半導体メモリ装置はセルアレイ領域,周辺回路領域及びその両者の間の境界領域に分けられる半導体基板10を含む。ここで、前記セルアレイ領域はソース領域14,ドレイン領域16及びゲート電極18から構成されたトランジスタと前記トランジスタのドレイン領域16と接触するビットライン24を含む。前記周辺回路領域には又,ソース領域14,ドレイン領域16及びゲート電極18から構成されたトランジスタが形成されている。前記境界領域には前記セルアレイ領域と周辺回路領域を隔離するフィールド酸化膜12が形成されている。前記半導体メモリ装置は又,平坦化層26,セルアレイ領域に形成された前記トランジスタのソース領域14と接触するように形成されストリッジ電極を構成することになる柱100a,前記柱100aが形成されている基板全面に積層され前記平坦化層26を部分的に露出させる蝕刻阻止層28(例えばシリコン室化膜)及び絶縁物質層30,前記蝕刻阻止層28及び絶縁物質層30に形成され前記柱100a及び平坦化層26を露出させセルアレイ領域だけに形成される凹部9,及び前記蝕刻阻止層及び絶縁物質層30に形成され前記セルアレイ領域を囲む形で前記平坦化層26を露出させる溝7を含む。前記半導体メモリ装置は、セルアレイ領域に形成されるキャパシター及び境界領域に形成されるチャネルを形成するための中間工程で製造される。
【0021】前記図3Bは、後続工程を進行した前記図3R>3Aで図示した半導体メモリ装置を図示した斜視図である。セルアレイ領域には前記凹部9を利用して形成された円筒型ストリッジ電極100が形成されており、境界領域には前記溝7を利用して形成されたチャネル200が形成されている。
【0022】図4Aないし図6Eは本発明による半導体メモリ装置の製造方法を説明するための断面図である。
【0023】まず、図4Aはストリッジ電極形成のための凹部9及びチャネル200形成のための溝7を形成する工程を図示したものである。下部構造物(セルアレイ領域では単位セルを構成するトランジスタを意味し、周辺回路領域では周辺回路を構成するいろいろな素子を意味する。)が形成されている半導体基板全面にBPSG層と同じ厚さ3000オングストローム〜7000オングストロームの絶縁物質層30を形成する。次いで、絶縁物質層を部分的に除去することによりセルアレイ領域では各セル単位に限定され、各セルを構成するトランジスタのソース領域上にソース領域より広い内径3000オングストローム〜5000オングストロームのシリンダー形凹部9を形成し、境界領域では前記セルアレイ領域を囲む幅3000オングストローム〜5000オングストロームの溝7を形成する。このとき前記溝7は一つ以上形成されることが望ましい。
【0024】図4Bを参照すると、第1物質層100bを形成する工程,及び前記凹部を第2物質70で埋める工程を図示したものである。前記凹部及び溝(図4Aの参照符号9及び7)が形成されている基板全面に第1物質としてストリッジ電極形成のための導電物質,例えば多結晶シリコンのような物資を蒸着し厚さ500オングストローム〜1500オングストロームの第1物質層100bを形成する。次いで、任意の異方性蝕刻または等方性(主に湿式)蝕刻に対して前記第1物質層100bを構成する物質とはその蝕刻率が異なる第2物質70,例えばフォトレジストを結果物全面に前記凹部と溝の深さ以上の厚さで塗布した後、前記第1物質層100bの最上部分面が現れるまで前記第2物質だけをエッチバックすることにより、前記凹部及び構内だけに第2物質が埋められるようにする。
【0025】図5Cを参照すると、円筒型ストリッジ電極100,チャネル200及び第3物質層パターン74を形成する工程を図示したもので、前記第2物質(図4Bの参照符号70)を蝕刻マスクとし前記第1物質層(図4Bの参照符号100b)を蝕刻対象物とした異方性蝕刻を結果物全面に行うことにより、セルアレイ領域では各セル単位に限定された形で前記ストリッジ電極100を形成し、境界領域では、前記セルアレイ領域を囲む形でチャネル200を形成する。このようにして収得した、そのチャネルの層の高さはストリッジ電極の層の高さと同じである。
【0026】又そのトンネルの厚さは前記ストリッジ電極の厚さと同じである。そして、周辺回路領域及び境界領域の一部に第3物質層74を形成するが通常前記第3物質層で光に感光する物質,例えばフォトレジストを使うことが望ましい。前記フォトレジストを塗布した後露光及び現状工程に第3物質層74であるレジストパターンが形成されるが、このとき、マスクのミスアライン(Misalign)等により願うパターンの形とは若干ずれて(L部分程度)形成されることも有り得る。
【0027】図5Dを参照すると、絶縁物質層30を除去する工程を図示したもので、前記第3物質層74を蝕刻マスクにし前記絶縁物質層30を蝕刻対象物とした等方性蝕刻(通常,湿式蝕刻)を結果物全面に行うことにより前記絶縁物質層30を除去する。このときレジストパターン形成のための露光時発生するかもしれないミスアラインにより、前記パターンが周辺回路領域方向に縮小された形で形成される場合、前記湿式蝕刻後除去されず残らなけらばならない周辺回路領域上の絶縁物質層まで除去されるので本発明の目的を達成できない場合が生じる。前記図4Aで前記溝7を一つ以上形成したものは、マスクパターンのミスアラインで発生する言及した問題点を防止するためである。
【0028】図6Eを参照すると、導電層60を形成する工程を図示したもので、前記ストリッジ電極100全面に固有導電物質,例えばTaやONO膜を塗布し誘電体膜110を形成し、結果物全面に不純物がドープされた多結晶シリコンのような導電物質を蒸着した後パターニングすることによりプレート電極120を形成した後,結果物全面に,例えばBPSG(Boro PhosphorousSilicate Glass)のような絶縁物質を塗布し層間絶縁層40を形成する。引き続き、導電層60を形成するが、これは通常の金属化工程による。
【0029】図7は本発明による半導体メモリ装置の製造方法の一適用例を説明するための断面図で、前記図4Aないし図6Eではその表面が平坦化層(参照符号26)を形成し、キャパシタを形成する前に表面を平坦化にした後チャネルを形成した場合を図示しているが、前記図7では平坦化工程なしにキャパシタを形成した場合でも前述した本発明の目的を達成できることを示している。
【0030】なお、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、本発明の精神を逸脱しない範囲で種々の改変をなし得ることは勿論である。
【0031】
【発明の効果】したがって本発明による半導体メモリ装置によると、セルアレイ領域と周辺回路領域の間の境界領域にセルアレイを形成するため使われる物質でチャネルを一つ以上形成し境界領域で発生する段差を最小化する。その結果、従来、半導体メモリ装置で問題となった,セルアレイ領域と周辺回路領域の間の段差による導電層の信頼度低下問題を防止できるだけではなく、周辺回路領域の表面平坦化を同時に達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は従来方法により製造された半導体メモリ装置の断面図。
【図2】図2は本発明の方法により製造された半導体メモリ装置を説明するための簡略な斜視図。
【図3】図3A及び図3Bは本発明の方法により製造される半導体メモリ装置を説明するための半導体メモリ装置の斜視図。
【図4】図4A及び図4Bは本発明による半導体メモリ装置の製造方法を説明するための断面図。
【図5】図5C及び図5Dは本発明による半導体メモリ装置の製造方法を説明するための断面図。
【図6】図6Eは本発明による半導体メモリ装置の製造方法を説明するための断面図。
【図7】図7は本発明による半導体メモリ装置の製造方法の一適用例を説明するための断面図。
【符号の説明】
7…溝
9…凹部
14,16,18..トランジスタ−
30…絶縁物質層
70…第2物質
74…第3物質層
100…ストリッジ電極
100b…第1物質層
200…チャネル

【特許請求の範囲】
【請求項1】セルアレイ領域,周辺回路領域及び前記セルアレイ領域と周辺回路領域の間の境界領域で構成される半導体メモリ装置において、前記境界領域に前記セルアレイ領域を囲む形でチャネルが形成されていることを特徴とする半導体メモリ装置。
【請求項2】前記セルアレイ領域に形成されたメモリセルは1つのキャパシタと1つのトランジスタで構成されるダイナミックランダムアクセスメモリセルであることを特徴とする請求項1記載の半導体メモリ装置。
【請求項3】前記キャパシタは円筒型ストリッジ電極で構成されることを特徴とする請求項2記載の半導体メモリ装置。
【請求項4】前記チャネルの最上部はセルアレイ領域に形成された前記ストリッジ電極の最上部と同じ高さで形成されることを特徴とする請求項3記載の半導体メモリ装置。
【請求項5】前記チャネルの厚さは前記円筒型ストリッジ電極の厚さと同一であることを特徴とする請求項3記載の半導体メモリ装置。
【請求項6】前記チャネルは1個以上形成されることを特徴とする請求項1記載の半導体メモリ装置。
【請求項7】セルアレイ領域,周辺回路領域及びセルアレイ領域と周辺回路領域の間の境界領域を含む半導体メモリ装置の製造方法において、半導体ウェーハの全面に絶縁物質層を形成する工程と、前記境界領域の絶縁物質層に前記セルアレイ領域を囲む溝を形成する工程と、前記溝の内面上に第1物質で構成された上部が除去されたトンネルを形成する工程と、前記境界領域の絶縁物質層を除去する工程とを含む半導体メモリ装置の製造方法。
【請求項8】前記チャネルは前記溝が形成された絶縁物質層の全面に第1物質を塗布して第1物質層を形成し、前記第1物質層が形成された溝内部を第2物質で埋め立て、前記第2物質を蝕刻マスクに用いて前記第1物質層を異方性蝕刻し前記溝内面以外の部分の第1物質層を除去し、前記第2物質及び前記絶縁物質層を除去して形成することを特徴とする請求項7記載の半導体メモリ装置の製造方法。
【請求項9】前記第1物質層上に前記レジストを前記溝の深さよりも厚く塗布した後、前記溝内面部位以外に形成された第1物質層の最上部が露出されるまでエッチバックし溝を埋め立てることを特徴とする請求項8記載の半導体メモリ装置の製造方法。
【請求項10】前記チャネルを形成した後、前記境界領域以外の部位にレジスト層を形成した後、前記レジスト層をエッチングマスクとして用いて前記絶縁物質層を蝕刻し除去することを特徴とする請求項7記載の半導体メモリ装置の製造方法。
【請求項11】セルアレイ領域,周辺回路領域及びセルアレイ領域と周辺回路領域の間の境界領域で構成される半導体メモリ装置を製造するにおいて、半導体基板全面に絶縁物質層を形成する工程と、前記絶縁物質層を部分的に除去することにより、前記セルアレイ領域には各セルを構成するトランジスタのソース領域上にソース領域を含み、ソース領域より広い凹部を形成し、前記境界領域で前記セルアレイ領域を囲む溝を形成する工程と、結果物全面にストリッジ電極の形成のための第1物質を形成する工程と、前記凹部及び溝の第1物質層上に第2物質を埋め立てる工程と、前記第2物質を蝕刻マスクにし、前記第1物質層を蝕刻対象物にした異方性蝕刻を結果物全面に行ない凹部及び溝の内面上に形成された部分以外の全ての第1物質層全てを除去する工程と、前記第2物質を除去する工程と、及び前記セルアレイ領域及び境界領域の絶縁物質層を除去する工程からなることを特徴とする半導体メモリ装置の製造方法。
【請求項12】前記セルアレイ領域及び境界領域の絶縁物質層を除去する工程は、前記第2物質を除去した後結果物の全面に第3物質層を形成した後、前記セルアレイ領域の全部と前記境界領域の一部が露出されるように前記第3物質を部分的に除去し第3物質層パターンを形成する工程と、前記第3物質層パターンを蝕刻マスクとして用いて前記セルアレイ領域及び境界領域の絶縁物質層を除去した後前記第3物質層パターンを除去する工程からなることを特徴とする請求項11記載の半導体メモリ装置の製造方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開平7−7084
【公開日】平成7年(1995)1月10日
【国際特許分類】
【出願番号】特願平4−187032
【出願日】平成4年(1992)7月14日
【出願人】(390019839)三星電子株式会社 (8,520)