説明

半導体装置およびワイヤボンディング方法

【課題】基板に固定された半導体素子の第2電極に対してステッチボンディングをする場合に、半導体素子の電極を大きくする必要がない手段を提供する。
【解決手段】基板11の表面に形成された第1電極9に、キャピラリによりワイヤ6をボールボンディングした後、キャピラリからワイヤ6を繰り出しつつ、キャピラリを基板11の表面に固定された半導体素子12の表面に形成された矩形の第2電極10に移動させ、第2電極10にワイヤ6をステッチボンディングするワイヤボンディング方法において、基板11の厚さ方向から見たときに、キャピラリは、ステッチボンディングの際に基板11の表面に形成された第1電極9に付いたキャピラリの跡4の略中心5と、第2電極10の1つの角17を結んだ直線18上を移動するようにした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、基板に形成された第1電極および基板上の半導体素子に形成された第2電極をワイヤボンディングした半導体装置並びにワイヤボンディング方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、基板の電極と、半導体素子の電極とを金、銅等で形成された直径10μm〜150μmのワイヤで相互に接続するワイヤボンディング方法が行われている。
【0003】
ここで、ワイヤボンディング方法とは、移動可能なキャピラリの中心に形成された貫通孔を通ってキャピラリの先端から突出したワイヤを一方の電極に超音波併用熱圧着方式で接続した後、貫通孔からワイヤを繰り出しながらキャピラリを他方の電極まで移動させ、この他方の電極にワイヤおよびキャピラリを押し付けて超音波併用熱圧着方式によりワイヤを電極に接続すると同時に切断する方法をいう(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
かかるワイヤボンディング方法として、基板の一方の電極にキャピラリを用いてワイヤをボールボンディングした後、キャピラリからワイヤを繰り出しつつ、キャピラリを半導体素子の他方の電極に移動させ、この他方の電極にワイヤをステッチボンディングする方法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開平10−125707号公報
【特許文献2】特開2004−111677号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、半導体素子の電極に対してステッチボンディングをする場合は、半導体素子の電極を大きくする必要があるため、半導体素子自体の大きさが大きくなり、1枚のウェハーから取れる半導体素子の数が少なくなるという問題があった。
【0007】
なぜなら、半導体素子の電極が小さいと、ステッチボンディングはワイヤおよびキャピラリを半導体素子の電極に押し付けるため、半導体素子の電極が変形して突出し、ワイヤと半導体素子が短絡(ショート)するからである。また、半導体素子の電極が小さいと、キャピラリが半導体素子の表面に衝突して半導体素子を傷つける可能性も大きくなる。
【0008】
本発明は、かかる問題を解決するためになされたものであり、基板の厚さ方向から見たときに、半導体素子の電極に付いたキャピラリの跡の略中心と、半導体素子の電極の1つの角を結んだ直線上にワイヤを位置させるという簡単な構成により、半導体素子の電極の大きさを小さくし、半導体素子自体の大きさを小さくした半導体装置等を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
(第1発明)
第1発明は、表面に第1電極を備えた基板と、この基板の表面に裏面が固定され、表面に矩形の第2電極を備えた半導体素子と、キャピラリにより、一端を第1電極にボールボンディングし、他端を第2電極にステッチボンディングしたワイヤとを備えた半導体装置に関するものである。
【0010】
そして、基板の厚さ方向から見たときに、ワイヤは、ボールボンディングの際に第1電極に形成された接続部の略中心と、第2電極における4つの角の内、接続部との間に第2電極が位置する角とを結んだ直線上に位置したことを特徴とする。
【0011】
ここで、ボールボンディングとは、キャピラリに保持されたワイヤの下端部を放電電極によって溶融し、溶融形成されたボールを電極に固着するボンディング方法をいう。ボールボンディングについてさらに詳述すると、キャピラリの先端から突出したワイヤの下端部は、放電電極(トーチ)との間に電圧が印加されるとスパークが生じ、その熱でワイヤが溶融し、ボールとなる。そして、このボールは、キャピラリによって電極に押し付けられ、電極にワイヤが接続(超音波&熱圧着)する。
【0012】
また、ステッチボンディングとは、キャピラリの先端周縁の一部をワイヤに圧接することでワイヤを電極に固着するボンディング方法をいう。ステッチボンディングについてさらに詳述すると、キャピラリの先端から出たワイヤをキャピラリによって電極に押し付け、電極にワイヤを接続(超音波&熱圧着)すると同時に、ワイヤを切断する。
【0013】
本第1発明は、前記した構成により、矩形の第2電極の一辺の大きさが小さくても、矩形の第2電極の斜め方向にステッチボンディングするため、ステッチボンディングに必要な電極の長さを確保することができる。つまり、第2電極が一辺の長さがLの正方形である場合、一辺に対して45度の角度でステッチボンディングすると、ステッチボンディングで使用できる電極の長さが約1.4倍(1.4×L)となる。
【0014】
このため、前記した半導体素子の電極の変形突出による短絡(ショート)および半導体素子の表面の損傷を防止することができ、ウェハー1枚当たりの半導体素子の採り数を増やすことができる。
【0015】
(第2発明)
第2発明は、基板の表面に形成された第1電極に、キャピラリによりワイヤをボールボンディングした後、キャピラリからワイヤを繰り出しつつ、キャピラリを基板の表面に固定された半導体素子の表面に形成された矩形の第2電極に移動させ、この第2電極にワイヤをステッチボンディングするワイヤボンディング方法に関するものである。
【0016】
そして、基板の厚さ方向から見たときに、ワイヤがボールボンディングの際に第1電極に形成された接続部の略中心と、第2電極における4つの角の内、接続部との間に第2電極が位置する角とを結んだ直線上に位置するように、キャピラリを移動させることを特徴とする。
【0017】
かかる構成により、矩形の第2電極の一辺(半導体素子の短手方向)の大きさが小さくても、斜め方向にステッチボンディングするため、ステッチボンディングに必要な電極の長さを確保することができる。このため、前記した半導体素子の電極の変形突出による短絡(ショート)および半導体素子の表面の損傷を防止することができ、ウェハー1枚当たりの半導体素子の採り数を増やすことができる。
【発明の効果】
【0018】
本発明により、半導体素子の表面に形成された矩形のパッド(第2電極)の大きさを小さくできるので、半導体素子の大きさを小さくできる。このため、1枚のウェハー当たりの半導体素子の採り数を多くでき、半導体素子のコストを安価にできる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】キャピラリの側部断面図である(実施例1)
【図2】キャピラリの側面図である(実施例1)
【図3】キャピラリの側面図である(実施例1)
【図4】キャピラリの側面図である(実施例1)
【図5】ワイヤボンディング方法を説明するための側面図である(実施例1)
【図6】図1を基板の厚さ方向(上方)から見た図である(実施例1)
【図7】ワイヤボンディング方法を説明するための側面図である(実施例1)
【図8】ワイヤボンディング方法を説明するための側面図である(実施例1)
【図9】図8を基板の厚さ方向(上方)から見た図である(実施例1)
【図10】ワイヤボンディング方法を説明するための側面図である(実施例1)
【図11】図10を基板の厚さ方向(上方)から見た図である(実施例1)
【図12】ワイヤボンディング方法を説明するための側面図である(実施例1)
【図13】ワイヤボンディング方法を説明するための側面図である(実施例1)
【図14】図13を基板の厚さ方向(上方)から見た図である(実施例1)
【図15】半導体装置の平面図である(実施例1)
【図16】図15の半導体装置の端部Wを拡大した斜視図である(実施例1)
【図17】キャピラリの側面図である(実施例2)
【図18】キャピラリ先端の拡大図である(実施例2)
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下に実施例を用いて、本発明を詳細に説明する。
【実施例1】
【0021】
本発明に係る第1実施例を、図1〜15を用いて説明する。
尚、本実施例1で用いたワイヤ6は、直径20μmの金線であるが、説明を分かりやすくするため各図においてワイヤ6を太く図示している。また、キャピラリは3軸(X軸、Y軸、Z軸)方向に移動可能な3軸ロボットを備えた一般に市販されているワイヤボンディング装置の一部品であるが、説明を簡単にするため、図4〜15においてキャピラリのみ図示している。
【0022】
(キャピラリ)
図1および図2に示すように、本発明において用いられるキャピラリ1は、先端3の直径が80ミクロンであり、中心部に直径20ミクロンのワイヤ6を供給するための直径30ミクロンの貫通孔2が形成されている。キャピラリ1の材質は、金属、セラミック、ルビー、酸化ジルコニウム等を用いることができる。
【0023】
(ワイヤボンディング方法)
このキャピラリ1の先端3から所定長さのワイヤ6が供給される(図2)。そして、ワイヤボンディング装置の一部を構成するトーチ7が、キャピラリ1の先端3から突出したワイヤ6の近傍に位置決めされ、ワイヤ6とトーチ7間に電圧が印加される(図3)。その結果生じたスパークによって、キャピラリ1の先端3から突出したワイヤ6が溶融し、ボール8が形成される(図4)。
【0024】
その後、ボール8が形成されたキャピラリ1を、図示しないワイヤボンディング装置の3軸(X軸、Y軸、Z軸)ロボットにより、基板11の第1電極としてのパッド9の真上に移動させる(図5、図6)。そして、ワイヤボンディング装置の3軸ロボットの内のZ軸ロボットを用いてキャピラリ1を下降させ、キャピラリ1により溶融したボール8をパッド9に押し付け、ワイヤ6とパッド9をボールボンディングで接続する(図7)。
【0025】
その後、ワイヤボンディング装置を用いてワイヤ6をキャピラリ1の先端3から繰り出しながら、接続先である半導体素子12の表面に形成された第2電極としての素子パッド10に向けて移動させる(図8、図9)。この際、XYの2方向に着目すれば(基板11の厚さ方向であるZ方向の上方から見ると)、素子パッド10の短手方向(X方向)の幅が小さいので、キャピラリ1をX方向のみに移動させたのでは短絡等の前記した問題が発生する。そこで、キャピラリ1を斜め(X方向とY方向同時)に移動させ、斜めからキャピラリ1を素子パッドに押し付けるように移動させる。
【0026】
より具体的には、キャピラリ1は、基板11の厚さ方向であるZ方向の上方から見ると、第1電極の接続部4の中心5と、当該第1電極とワイヤ6で電気的に接続する対象である素子パッド10における前記中心5から最も離れた角17とを結んだ直線18上を移動させる。別言すると、キャピラリ1は、第1電極の接続部4の中心5と、当該第1電極と電気的に接続すべき素子パッド10における4つの角の内、第1電極の接続部4との間に当該素子パッド10が位置する角17とを結んだ直線18上を移動させる。
【0027】
そうすると、半導体素子の短手方向(X方向)の幅がステッチボンデイングに必要な長さに達していなくても、キャピラリ1は第2電極の斜め方向にステッチボンディングするので、ステッチボンディングに必要な長さを確保することができる(図10〜図14)。
【0028】
図13および図14は、前記した一連の動作を終えた後の状態を示した図である。図14を見ると分かるように、ステッチボンディングの際には、キャピラリ1の先端3を素子パッド10に押し付けるので、素子パッド10にはキャピラリ1の先端3の跡15が残る。キャピラリ1は、XYの2方向については、素子パッド10の角17に向けて移動してきたので、跡15におけるキャピラリ1の先端3の跡の中心16と、角17を結んだ直線は、前記した直線18と同一となる。
【0029】
つまり、基板11の厚さ方向であるZ方向から見たときに、キャピラリ1は、ステッチボンディングの際に第2電極としての素子パッド10に付いたキャピラリ1の先端3の跡15の略中心16と、素子パッド10の1つの角17とを結んだ直線18上を移動しているともいえる。さらに別言すると、キャピラリ1は、パッド9にワイヤ6をボールボンディングした結果形成された接続部4の略中心5と、当該ワイヤ6を接続する半導体素子12の表面に形成された素子パッド10の1つの角17とを結んだ直線18上を移動しているといえる。
【0030】
(半導体装置)
かかるワイヤボンディング方法を実施する一例として、図15および図16の半導体装置14を示す。この半導体装置14として、例えば、画像形成装置のプリントヘッド等で用いられるLED基板装置14を挙げることができる。尚、図15および図16において基板11の表面に形成されたパッド9の図示を省略しているが、図13、図14等に図示したものと同一のパッド9が形成されている。
【0031】
図15及び図16に示したLED基板装置14は、表面に第1電極を備えた基板11と、基板11の表面に裏面が固定され、表面に矩形の第2電極としての素子パッド10を備えた半導体素子としての発光素子アレイ12と、キャピラリ1により、一端を第1電極としてのパッド9にボールボンディングし、他端を素子パッド10にステッチボンディングしたワイヤ6とを備えている。
【0032】
そして、基板11の厚さ方向(Z方向)から見たときに、ワイヤ6は、ボールボンディングの際にパッド9に形成された接続部4の略中心5と、素子パッド10における4つの角の内、接続部4との間に素子パッド10が位置する角17とを結んだ直線18上に位置したものである。
【0033】
発光素子アレイ12は、端部に素子パッド10が形成され、中央部に一直線状に発光点(LED)が複数(例えば128個)形成されたものである。そして、この発光素子アレイ12は、基板11の表面に形成されたベタパターン13の上に、接着剤を用いて複数(例えば20個)千鳥状に固定されている。
【0034】
図14に示した素子パッド10(紙面下から2つ目)の短手方向(X方向)の幅は80ミクロンであり、ステッチボンディングに必要な長さ(85ミクロン)以下である。しかし、半導体素子の短手方向(X方向)と直線18の成す角度を約45度にした本実施例1においては、ステッチボンディングに使える素子パッド10の長さを100ミクロン以上確保することができる。
【0035】
すなわち、本発明は、以下のように把握することもできる。
表面に第1電極9を備えた基板11と、該基板11の表面に裏面が固定され、表面に矩形の第2電極10を備えた半導体素子12と、キャピラリ1により、一端を前記第1電極9にボールボンディングし、他端を前記第2電極12にステッチボンディングしたワイヤ6とを備えた半導体装置14において、前記第2電極10の一辺の長さは前記ステッチボンディングに必要な長さより短く、前記基板11の厚さ方向(Z方向)から見たときに、前記ワイヤ6は、前記ボールボンディングの際に前記第1電極9に形成された接続部4の略中心5と、前記第2電極10における4つの角の内、前記接続部4との間に前記第2電極10が位置する角17とを結んだ直線18上に位置したことを特徴とする半導体装置。
【0036】
かかる構成により、矩形の第2電極10の一辺の長さをステッチボンディングに必要な長さ(85ミクロン)よりも短く(80ミクロン)しても、第2電極に対するステッチボンディングに支障がないので、半導体素子12の一辺の長さを小さく(125ミクロン)することができ、1枚のウェハから採る半導体素子12の数を増やすことができる。
【実施例2】
【0037】
本発明の他の実施例を図17及び図18を用いて詳細に説明する。
図17はキャピラリの側面図であり、図18は図17に示したキャピラリを下方(B方向)から見たときの拡大図である。尚、実施例1と同一の部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
【0038】
本実施例2の実施例1との相違点は、キャピラリ19の先端部20にダイヤモンド状炭素硬質皮膜21を施した点のみである。ここで、ダイヤモンド状炭素硬質皮膜とは、DLC(ダイヤモンド ライク カーボン)、TAC(テトラヘデラル アモルファス カーボン)等の炭素を主成分とする表面被膜のことをいう。
【0039】
かかる皮膜をセラミックから構成されたキャピラリの先端部20の表面に施すことにより、キャピラリ19の寿命が長くなるだけではなく、キャピラリ19の先端3に金属カスが付着し難くなると共に、先端3に付着した金属カスの剥離性が向上する。
【0040】
前記した実施例は、説明のために例示したものであって、本発明としてはそれに限定されるものではなく、特許請求の範囲、発明の詳細な説明及び図面の記載から当業者が認識することができる本発明の技術的思想に反しない限り、変更、削除および付加が可能である。
【0041】
本発明に係るワイヤボンディング方法は、1つの半導体装置における全ての素子パッド10に対して実施しても良いが、素子パッドのX方向またはY方向の寸法がステッチボンディングに必要な寸法よりも小さい素子パッドについてのみ実施しても良い。
【0042】
例えば、図14等において紙面下から1番目の素子パッド10のワイヤボンディングを省略しているが、当該紙面下から1番目の素子パッド10についても実施例1で説明した本発明に係るワイヤボンディング方法を実施しても良いし、当該紙面下から1番目の素子パッド10の短手方向(X方向)の寸法が85ミクロン以上あれば、XY方向についてX方向にのみキャピラリ1を移動させて斜め方向ではなくX方向にワイヤ6を用いて電極同士を接続しても良い。
【0043】
また、実施例1においては素子パッド10としてX方向に短く、Y方向に長い長方形のものを示したが、これに限定するものではなく、正方形であっても良い。
【0044】
また、実施例1において、ステッチボンディングに必要な素子パッドの長さとして85ミクロンを示したが、この数字はワイヤの直径、キャピラリの先端形状等により決まるものである。
【産業上の利用可能性】
【0045】
本発明は、半導体素子が実装された半導体装置およびワイヤボンディング方法に適用される。
【符号の説明】
【0046】
1 キャピラリ
3 先端
6 ワイヤ
9 第1電極
10 第2電極
11 基板
12 半導体素子
15 キャピラリの跡
16 キャピラリの跡の中心
17 角

【特許請求の範囲】
【請求項1】
表面に第1電極を備えた基板と、
該基板の表面に裏面が固定され、表面に矩形の第2電極を備えた半導体素子と、
キャピラリにより、一端を前記第1電極にボールボンディングし、他端を第2電極にステッチボンディングしたワイヤとを備えた半導体装置であって、
前記基板の厚さ方向から見たときに、前記ワイヤは、前記ボールボンディングの際に前記第1電極に形成された接続部の略中心と、前記第2電極における4つの角の内、前記接続部との間に前記第2電極が位置する角とを結んだ直線上に位置したことを特徴とする半導体装置
【請求項2】
基板の表面に形成された第1電極に、キャピラリによりワイヤをボールボンディングした後、
前記キャピラリからワイヤを繰り出しつつ、前記キャピラリを前記基板の表面に裏面が固定された半導体素子の表面に形成された矩形の第2電極に移動させ、
該第2電極に前記ワイヤをステッチボンディングするワイヤボンディング方法において、
前記基板の厚さ方向から見たときに、前記ワイヤが前記ボールボンディングの際に前記第1電極に形成された接続部の略中心と、前記第2電極における4つの角の内、前記接続部との間に前記第2電極が位置する角とを結んだ直線上に位置するように、前記キャピラリを移動させることを特徴とするワイヤボンディング方法

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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