説明

印刷システム、これに用いる情報管理装置、印刷装置、プログラム及び印刷方法

【課題】会議などの管理されるスケジュールに対応して、そのスケジュールに必要とされる印刷物を適切な内容や印刷形式でスケジュールに間に合うように印刷するのを支援する印刷システムを提供する。
【解決手段】端末から入力されたスケジュール情報を管理し、前記スケジュール情報により指定されるスケジュールに合わせて印刷されるべき印刷物の印刷ジョブについての印刷ジョブ情報を取得し、前記スケジュール情報により指定されるスケジュールに合わせて実行する前記印刷ジョブのスケジュールを設定し、印刷スケジュールを監視し、印刷スケジュールの到来に先立って印刷ジョブを確定させる情報管理サーバ90と、スケジュールが到来し確定された印刷ジョブを実行するプリンタ20と、クライアントコンピュータ80a、80bとをネットワークを介して印刷システム10を構成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、印刷システム、これに用いる情報管理装置、印刷装置、プログラム及び印刷方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、印刷物をその作成予定日に印刷するようスケジュールする技術として、帳票を作成すべき日別に作成予定の帳票をグループ化してスケジュールする帳票の自動仕分け印刷システムが知られている(特許文献1)。
【特許文献1】特公平7−31583号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、印刷物は、会議や打ち合わせなどにおいて必要な資料として作成されることも多い。会議や外出など各種のスケジュールを記憶し管理するスケジューリングを行うシステムは存在し、このようなシステムによってスケジュールを管理することはできるが、会議などに必要な書類を準備は人的な管理に委ねられているのが現状である。したがって、これらの書類を予定に間に合うように印刷するのにあたり、書類の量や種類によっては、予定に合わせて必要な全書類を印刷することは必ずしも容易でない。また、このような書類の内容や印刷形式等は予定の直前で変更される場合があり、このような変更に対応して適切な内容や印刷形式による書類を確実に調達するのも容易でない。
【0004】
そこで、本発明では、会議などの管理されるスケジュールに対応して、そのスケジュールに必要とされる印刷物を適切な内容や印刷形式でスケジュールに間に合うように印刷するのを支援する印刷システム、情報管理装置、印刷装置、プログラム及び印刷方法を提供することをその目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明によれば、上記した課題の少なくとも一つを解決するものとして、以下の手段が提供される。
【0006】
本発明の印刷システムは、端末から入力されたスケジュール情報を管理するスケジュール管理手段と、前記スケジュール情報により指定されるスケジュールに合わせて実行する印刷ジョブについての印刷ジョブ情報を取得する印刷ジョブ取得手段と、前記スケジュール情報により指定されるスケジュールに合わせて実行する前記印刷ジョブのスケジュールを設定する印刷スケジュール設定手段と、前記印刷ジョブのスケジュールを監視する印刷スケジュール監視手段と、前記印刷ジョブのスケジュールの到来に先立って、前記印刷ジョブの内容を確定させる印刷ジョブ確定手段と、スケジュールが到来し確定された前記印刷ジョブを実行する印刷手段と、を備えることを要旨とする。
【0007】
この印刷システムによれば、スケジュール情報に合わせて印刷されるべき印刷物についての印刷ジョブ情報が取得され、印刷ジョブのスケジュールが設定され、この印刷ジョブのスケジュールが監視されて、スケジュールの到来に先立って印刷ジョブが確定され、スケジュールが到来し確定され印刷ジョブが実行されるようになっている。このため、スケジュールに合わせて容易に適切な印刷物を得ることができる。これにより、スケジュールに合わせて円滑かつ確実に適切な印刷物を調達するのを支援する印刷システムが提供される。
【0008】
この印刷システムにおいては、前記印刷ジョブ確定手段は、前記印刷ジョブの内容の確認を要請する印刷ジョブ確認要請情報を前記端末に出力する手段とすることができる。こうすることで、端末のユーザに対しスケジュールの到来に先立って印刷ジョブ内容を最終確認させたうえ、適切な内容の印刷ジョブを実行することができる。
【0009】
また、これらの印刷システムにおいては、前記印刷ジョブ確定手段は、前記端末から印刷ジョブ確認情報が入力されないときには、前記印刷ジョブの確認要請情報の出力時の印刷ジョブを確定した印刷ジョブとすることができる。こうすることで、端末からの確認情報がなくても印刷ジョブを実行できるとともに、既に印刷ジョブが確定されている場合には印刷ジョブ確定情報を入力しなくても印刷ジョブを確定させることができる。
【0010】
さらにまた、これらの印刷システムにおいては、前記印刷ジョブの実行が終了したとき、印刷終了情報を前記端末に出力する印刷終了通知手段を備えることができる。こうすることで、印刷物を速やかに印刷手段から回収してスケジュールに合わせて印刷物を容易に調達できるようになる。なお、印刷終了情報には、印刷が終了したとの告知のほか、終了した印刷ジョブについてのスケジュール情報(スケジュールの内容、ユーザ氏名等)、印刷終了日時、使用した印刷手段、カラー;モノクロ;印刷部数;表裏印刷;ページ印刷等の印刷形式のうちいずれかあるいは2種以上の情報を含めることができる。
【0011】
これらの印刷システムにおいては、前記端末と、少なくとも前記印刷手段を備える印刷装置と、少なくとも前記スケジュール管理手段を備える情報管理装置とをネットワークを介して接続されたネットワーク印刷システムとすることができる。こうすることで、印刷手段を効率的に使用しつつスケジュールに合わせて印刷物を容易に調達できる。この場合において、前記情報管理装置は、印刷ジョブ取得手段と、印刷スケジュール設定手段と、印刷スケジュール監視手段と、前記印刷ジョブ確定手段とを備えることができる。
【0012】
これらの印刷システムにおいては、前記端末は携帯端末を含むものとすることができる。端末として携帯端末を用いることで、いつでもどこからでも、スケジュール情報や印刷ジョブを供給して印刷システムにおける印刷ジョブのスケジュールを設定させ、印刷ジョブの内容を確定させて印刷ジョブを実行させることでできる。
【0013】
本発明の印刷システムに用いられる情報管理装置は、端末から入力されたスケジュール情報を管理するスケジュール管理手段と、前記スケジュール情報により指定されるスケジュールに合わせて実行する印刷ジョブについての印刷ジョブ情報を取得する印刷ジョブ取得手段と、取得した印刷ジョブ情報を記憶する印刷ジョブ記憶手段と、前記スケジュール情報により指定されるスケジュールに合わせて実行する前記印刷ジョブのスケジュールを設定する印刷スケジュール設定手段と、前記印刷ジョブのスケジュールを監視する印刷スケジュール監視手段と、前記印刷ジョブのスケジュールの到来に先立って、前記印刷ジョブの内容を確定させる印刷ジョブ確定手段と、を備えることを要旨とする。
【0014】
この情報管理装置によれば、スケジュールを管理するとともに、そのスケジュールに合わせて印刷されるべき印刷物の印刷ジョブのスケジュールも設定し、印刷スケジュールを監視し、スケジュールの到来に先立って印刷ジョブ内容を確定させるため、スケジュールに合わせて適切な印刷物を容易に調達できる。
【0015】
本発明の印刷システムに用いられる印刷装置は、前記印刷システムにおいて、端末から入力されたスケジュール情報を管理するスケジュール管理手段と、前記スケジュール情報により指定されるスケジュールに合わせて実行する印刷ジョブについての印刷ジョブ情報を取得する印刷ジョブ取得手段と、取得した印刷ジョブ情報を記憶する印刷ジョブ記憶手段と、前記スケジュール情報により指定されるスケジュールに合わせて実行する前記印刷ジョブのスケジュールを設定する印刷スケジュール設定手段と、を備え、前記印刷装置は、少なくとも前記印刷ジョブのスケジュールを監視する印刷スケジュール監視手段と、前記印刷ジョブのスケジュールの到来に先立って、前記印刷ジョブの内容を確定させる印刷ジョブ確定手段と、スケジュールが到来し確定された前記印刷ジョブを実行する印刷手段と、を備えることを要旨とする。
【0016】
この印刷装置によれば、前記印刷システムにおいて、スケジュールに合わせて容易に適切な印刷物を調達できる。
【0017】
本発明のプログラムは、管理されるスケジュール情報により指定されるスケジュールに合わせて実行する印刷ジョブについての印刷ジョブ情報を取得するステップと、前記スケジュール情報により指定されるスケジュールに合わせて実行する前記印刷ジョブのスケジュールを設定するステップと、前記印刷ジョブのスケジュールを監視するステップと、前記印刷ジョブのスケジュールの到来に先立って印刷ジョブを確定させるステップと、スケジュールが到来し確定された前記印刷ジョブを実行するステップと、を実行することを要旨とする。このプログラムによれば、スケジュールに合わせて容易に適切な印刷物を調達できる。
【0018】
本発明の印刷方法は、管理されるスケジュール情報により指定されるスケジュールに合わせて実行する印刷ジョブについての印刷ジョブ情報を取得し、前記スケジュール情報により指定されるスケジュールに合わせて実行する前記印刷ジョブのスケジュールを設定し、前記印刷ジョブのスケジュールを監視し、前記印刷ジョブのスケジュールの到来に先立って印刷ジョブを確定させ、スケジュールが到来し確定された前記印刷ジョブを実行することを要旨とする。この印刷方法によれば、スケジュールに合わせて容易に適切な印刷物を得ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
次に、本発明の実施の形態について実施例を挙げて説明する。
【実施例】
【0020】
図1は、本発明の実施例である印刷システムの構成の概略を示す図であり、図2は、カラーレーザプリンタ20の構成の概略を示す図であり、図3はカラーレーザプリンタ20のコントローラ60における制御信号の入出力を示すブロック図である。実施例の印刷システム10は、図1に示すように、LAN(Local Area Network)12に接続される、印刷手段として機能するカラーレーザプリンタ20、クライアントコンピュータ(以下、単にクライアントという)80a、80bと、情報管理サーバ90とを備えている。
【0021】
カラーレーザプリンタ20は、単一感光体方式と中間転写方式とを採用したフルカラーの電子写真方式の印刷装置として構成されており、図2に例示するように、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の4色に色分解された各色毎の画像を帯電された感光体21上にレーザを照射して静電潜像として形成する露光器22と、装着された各色のトナーカートリッジ32C、32M、32Y、32Kから供給される各色のトナーを用いて感光体21上に形成された静電潜像をトナー像として現像する現像器23と、感光体21上に現像された各色のトナー像を転写ベルト24に重ねて転写してカラートナー像を形成する一次転写ユニット25と、用紙カセット26から用紙を搬送する搬送ユニット27と、搬送された用紙に転写ベルト24に形成されたカラートナー像を転写する二次転写ユニット28と、転写されたカラートナー像を用紙に融着定着させて排紙する定着ユニット29と、現像器23の回転に伴ってトナーカートリッジ32C,32M,32Y,32Kに取り付けられた記憶素子33C,33M,33Y,33Kに接続してカートリッジのトナーの色に関する情報などを読み込む可動接続部30と、カラーレーザプリンタ20全体の動作を制御するコントローラ60とを備える。なお、実施例では、単一感光体方式と中間転写方式を採用した印刷装置について説明したが、各色毎に感光体,現像器を持つタンデム方式等の他の構成であってもよい。
【0022】
コントローラ60は、図3に示すように、CPU61やRAM62,ROM63、EEPROM74等を中心としたマイクロプロセッサとして構成されており、各種センサ(例えば、温度センサなど)による検出値やその他の入力信号(例えば、ユーザによるプリント指示信号など)が信号ラインを介して入力され、これらの入力信号に基づいて露光器駆動制御部64や現像器駆動制御部65,一次転写ユニット駆動制御部66,二次転写ユニット駆動制御部67,定着ユニット駆動制御部68,搬送ユニット駆動制御部69,可動接続部駆動制御部70などを介して露光器22や現像器23,一次転写ユニット25,二次転写ユニット28,定着ユニット29,搬送ユニット27,可動接続部30などのカラーレーザプリンタ60の各部動作を制御する。EEPROM74には、プリンタ20が会議スケジュール等のスケジュールに合わせて印刷ジョブを実行するための印刷実行プログラムが格納されている。
【0023】
クライアント80a、80bは、LAN12を介してカラーレーザプリンタ20に対して印刷ジョブの実行指示が可能に接続されているとともに、後述する情報管理サーバ90上のスケジュール管理システムにアクセスしてクライアント80a、80bのユーザの会議、打ち合わせ、出張などのスケジュールを入力ができるとともに、入力したスケジュール情報を閲覧できるようになっている。また、クライアント80a、80bでは、情報管理サーバ90において管理されているスケジュールについての各種通知を受け取ることができるようになっている。
【0024】
情報管理サーバ90は、図1に示すように、LAN12に接続されたサーバとして機能し、図示しないコントローラには、プリンタ20から取得したスケジュール情報を管理するスケジュール情報管理システムを備えている。また、情報管理サーバ90は、プリンタ20にクライアントコ80a等から入力されたスケジュール情報で指定された日時に間に合うように印刷されるべき会議資料、打ち合わせ資料などの印刷物をその日時に間に合うように印刷スケジュールを設定し、この印刷スケジュールに合わせて印刷物を印刷することを支援する印刷支援スケジュールを設定するプログラムを実行可能に備えている。さらに、情報管理サーバ90は、印刷スケジュールや印刷支援スケジュールを管理するための印刷スケジュール等管理用データベース92と、スケジュールに合わせて実行する印刷ジョブデータを記憶する印刷ジョブデータベース94とを備え、これを監視して印刷スケジュールや印刷支援スケジュールで指定された時期の到来を監視する印刷スケジュール等監視プログラムも備えている。
【0025】
次に、こうして構成された実施例の印刷システム10の動作について図4〜図14に基づいて説明する。図4は、実施例の印刷システム10を構成するカラーレーザプリンタ20、クライアント80a及び情報管理サーバ90における各処理と機器間でのやりとりの一例をシーケンシャル的に示す説明図であり、図5、図8〜図10,図12、図13は、各機器における処理の一例を示すフローである。以下、LAN12を介してクライアント80aにおいて作成した印刷用ファイルを会議スケジュールに合わせて印刷する際の動作を具体例として用いて説明する。
【0026】
まず、印刷予定を伴う会議・印刷スケジュール受け付け処理(図4のステップS110)について説明する。会議・印刷スケジュール受付処理のフローの一例を図5に示す。図4に示すように、サーバ90における会議・印刷スケジュール受付処理は、クライアント80aがサーバ90のスケジュール管理システムにアクセスし、予定されている会議のスケジュールを入力する(ステップS100)ことにより開始される。クライアント80aにおける会議スケジュールの入力は、例えば、スケジュール管理システムに対して、会議の日時、会議の場所(部屋番号など)、出席者氏名及び出席者数など、スケジュールに合わせて印刷する印刷予定の有無を入力することによって行う。
【0027】
図5に示すように、サーバ90では、会議スケジュールが入力されたことを検出すると(ステップS120)、入力された会議スケジュールを設定し、その内容をサーバ90が保有するスケジュール管理用データベースに記憶したうえ(ステップS130)、スケジュール管理システムのスケジュール監視下におくとともにクライアント80aから閲覧可能なスケジュールテーブル上に出力する(ステップS140)。さらに、受け付けた会議スケジュール中に印刷予定の有無を判定し(ステップS150)、印刷予定がない場合には、そのまま会議スケジュール受付処理を終了する。
【0028】
会議スケジュール中に印刷予定が含まれている場合には、入力した会議スケジュールに関連付けられた印刷ジョブ識別番号(以下、ジョブIDという。)を設定するとともに(ステップS160)、ジョブIDをクライアント80aに出力して、会議スケジュールに合わせて印刷する印刷物のファイル名のほか、印刷部数、カラーあるいはモノクロ、ページレイアウトなどの印刷形式などの印刷条件を含む印刷ジョブ情報の入力要請を行う(ステップS170)。
【0029】
この印刷ジョブ入力要請を受けたクライアント80aでは、印刷すべきファイル名や印刷形式などの印刷条件などを含む印刷ジョブ情報をサーバ90に入力する(図4のステップS180)。こうすることで、サーバ90は、設定したジョブIDに対応する印刷ジョブ情報をクライアント80aから取得する(ステップS190)。
【0030】
こうしてサーバ90が、印刷ジョブ情報を取得すると、会議スケジュールに合うように印刷ジョブを実行するためのスケジュール(以下、印刷スケジュールという。)及びこの印刷スケジュールを支援する印刷支援スケジュールを設定する(ステップS200)。
【0031】
印刷スケジュールには、会議スケジュールを考慮した印刷ジョブの実行時期(開始日時)を含んでいる。印刷スケジュールは、取得した印刷ジョブ情報に含まれる印刷条件を解析してこの印刷条件を充足するように設定することもできる。印刷条件を解析して印刷条件を充足し印刷ジョブを実行する印刷スケジュールを設定するとは、会議スケジュール、一件書類の印刷枚数、印刷部数、表裏印刷、ページレイアウト、カラーあるいはモノクロ印刷などの印刷条件および/または他の印刷スケジュールを考慮して会議スケジュールに間に合うように印刷開始時刻を設定し、あるいはプリンタを指定することを含んでいる。したがって、印刷スケジュールは、印刷ジョブを実行する時期を少なくとも含み、さらに印刷ジョブを実行するプリンタの指定を含むことができる。
【0032】
なお、LAN12に接続されたプリンタの能力が十分な場合には、印刷スケジュールは、会議スケジュールの開始時刻の一定時間前に画一的に設定することも可能である。また、ここでは、LAN12に接続されている唯一のプリンタとしてプリンタ20を選択したが、複数のプリンタがLAN12に接続されている場合、会議の開催場所に近いプリンタを印刷ジョブ実行用プリンタとして選択し設定することができる。また、印刷条件において高解像度のカラー印刷が選択されている場合は、そのようなカラー印刷が可能なプリンタを印刷ジョブ実行用プリンタとして選択し設定することができる。また、例えば、一件書類の印刷枚数が多数枚に及ぶとともに印刷部数も多数である場合には、印刷あるいは印刷時にソートが必要になり印刷に要する時間がかかるため、それを考慮して印刷開始時刻を設定する。
【0033】
さらに、こうした印刷スケジュールとともに、印刷ジョブ実行時期を設定する印刷スケジュールを支援するスケジュールを設定する。印刷スケジュール及び印刷支援スケジュールの内容とその印刷スケジュールに含まれる各種の時期についてのタイムテーブルを図6及び図7に示す。印刷支援スケジュールとしては、印刷ジョブ実行時期に先立って印刷ジョブ確定時期と印刷ジョブ確定時期に先立つ印刷ジョブ確認要請時期とを設定する。印刷ジョブ確定時期とは、印刷ジョブの実行に先立って印刷ジョブ内容を確定する時期であり、印刷ジョブ確認要請時期とは、印刷ジョブの内容を確定させるためにユーザに最終確認を行わせる確認要請をクライアント80aに対して出力する時期である。これらの時期の設定により、印刷ジョブ確定時期に先立つ一定期間(印刷ジョブ確認要請時期〜印刷ジョブ確定時期)を印刷ジョブ確定待機期間とすることができる。
【0034】
図7に示すように、印刷ジョブ実行時期は、会議スケジュールに間に合うように会議スケジュールに先立つとともに、印刷ジョブを完了するのに十分であり、かつ印刷物の回収と調達のための時間を確保して設定されている。印刷ジョブ確定時期は、印刷開始時刻に先立つとともに、サーバ90とプリンタ20との情報のやり取りの期間や他の印刷ジョブとの関係を考慮した時期に設定されている。さらに、印刷ジョブ確認要請時期は、取得した印刷ジョブが適切な印刷ファイル名や印刷形式などを指定しているか否かの最終確認をユーザに促すことができる期間であって、印刷ジョブ確定時期までの期間(確定待機期間)が、最終修正が可能な一定期間となるように設定されている。本実施例では、印刷スケジュールの10分前を印刷ジョブ確定時期とし、その60分前を印刷ジョブ確定要請時期として設定とし、ジョブ確定待機時間を60分間としている。
【0035】
こうして設定した印刷スケジュール及び印刷支援スケジュールをそれぞれジョブIDで関連付けしてサーバ90の印刷スケジュール等管理用データベース92に記憶し(ステップS210)、取得した印刷ジョブ情報をジョブIDで関連付けして印刷ジョブデータベース94に記憶して(ステップS220)、会議スケジュール受付処理を終了する。
【0036】
サーバ90は、常時、印刷スケジュール等管理用データベース92に記憶されている印刷支援スケジュールについて確認要請時期が到来しているかを監視する処理を行っている。印刷支援スケジュールの監視処理のフローの一例を図8に示す。この処理は、一定期毎に繰り返し実施されている。この処理では、確認要請時期の到来の有無を検出し(ステップS230)、確認要請時期が到来しているときには、その印刷支援スケジュールのジョブIDを伴って印刷ジョブ確定処理の実行を指示して(ステップS240)、この処理を終了する。確認要請時期が到来していない場合には、そのままこの処理を終了する。
【0037】
印刷スケジュール監視処理において印刷ジョブの確定処理の実行が指示されると、サーバ90は、印刷ジョブ確定処理を開始する(図4、ステップS260)。この処理のフローの一例を図9に示す。この処理では、サーバ90は指示されたジョブIDを用いて印刷ジョブデータベース94から印刷ジョブ情報を取得し(ステップS270)、その印刷ジョブ内容とともにそれについての確認要請信号をクライアント80aに出力し(ステップS280)、確認情報の待機時間(60分)のタイマーをオンとする(ステップS290)。クライアント80aから印刷ジョブについての確認情報の検出の有無を監視し(ステップS300)、確認情報が取得された場合には、取得した内容でデータベース内の印刷ジョブを更新して(ステップS310)、この処理を終了する。クライアント80aから確認情報が取得されないときには、待機残存時間の有無を判定し(ステップS320)残存時間がある場合には、再び確認情報を待機し(ステップS300)、残存時間がなくなった場合には、クライアント80aに最終更新時の印刷ジョブの内容で印刷するとの確定処理終了信号をクライアント80aに出力して(ステップS330)、この処理を終了する。
【0038】
一方、クライアント80aでは、サーバ90からの印刷ジョブ確認要請信号と確定処理終了信号とに基づいて、印刷ジョブ確認処理を実行する(図4、ステップS340)。この処理のフローの一例を図10に示す。クライアント80aがサーバ90からの印刷ジョブ確認要請信号を受け付けると、印刷ジョブ確認処理が開始される。この処理では、サーバ90から受け付けた確認すべき印刷ジョブ内容をクライアント80aのモニターに表示する(ステップS350)。ユーザはジョブ内容を確認して必要に応じて修正を行う(ステップS360)。印刷ファイル内容の修正も可能である。次いで、確認し必要に応じて変更したジョブ内容を確認情報としてサーバ90に出力して(ステップS370)、この処理を終了する。
【0039】
なお、クライアント80aがサーバ90からの確定処理終了信号を受け付けると、印刷ジョブ確認処理を終了する。このため、サーバ90における確定待機時間が経過するまでの間に、ユーザにより確認情報が入力されなかった場合には、クライアント80aは、印刷ジョブ確認処理を強制終了し、図11に示すように、最終更新時(日時を表示)でのジョブ内容で出力するとの表示をモニターに表示する。なお、待機時間切れによる印刷ジョブ確認処理の終了は、クライアント80a側で行い、この印刷ジョブ確認処理にあたって取得した印刷ジョブ内容をそのまま確認する内容の確認情報をサーバ90に出力することもできる。
【0040】
こうして、印刷ジョブ確定処理により、クライアント80aから確認情報があった場合には、その確認情報の内容に基づいて印刷ジョブが確定され、クライアント80aからの確認情報がない場合には、最終更新時の内容に基づいて印刷ジョブが確定される。こうして、図7に示すように、印刷ジョブ実行時期の10分前)には、最終的に確定された印刷ジョブがデータベース94に格納された状態となる。
【0041】
サーバ90は、図12に示すように、印刷スケジュールを監視する処理も行っている。この処理のフローの一例を示す。この処理では、印刷ジョブ実行時期の到来を監視し(ステップS380)、時期が到来したときには、検出した印刷スケジュールをデータベース92から取得し、この印刷スケジュールに付けられたジョブIDを用いて印刷ジョブデータベース94から印刷ジョブ情報を取得し(ステップS390)、これらの情報とともに印刷ジョブの実行信号をプリンタ20に出力して(ステップS400)、この処理を終了する。
【0042】
プリンタ20は、サーバ90から印刷ジョブ実行信号とともに取得した印刷スケジュールと印刷ジョブ情報とに基づいて、印刷ジョブを実行する(図4、ステップS410)。この処理の一例を図13に示す。この処理では、サーバ90から取得した印刷スケジュールと印刷ジョブ情報に基づいて印刷ジョブを実行し(ステップS420)、印刷ジョブの実行を終了するとジョブIDとともに印刷終了信号をサーバ90に対して出力し(ステップS430)、この処理を終了する。
【0043】
プリンタ20からジョブIDを伴う印刷終了信号が入力されたサーバ90は、印刷スケジュール等管理用データベース92においてこのジョブIDについての印刷スケジュール及び印刷支援スケジュールを削除するとともに印刷ジョブデータベース94からこのジョブIDにより関連付けられた印刷ジョブ情報を削除する(ステップS440)。この後、サーバ90は、印刷した印刷ファイル名など印刷ジョブ内容の一部とともに、ジョブIDにより特定された会議スケジュール内容(ユーザ名、会議開催日時、場所等)と、印刷ジョブの実行に用いたプリンタ20の識別情報などの情報とともに印刷ジョブ終了信号をクライアント80aに出力する(ステップS450)。
【0044】
サーバ90から印刷ジョブ終了信号の入力があったクライアント80aでは、印刷ジョブ終了信号を受けて、図14に示すように、クライアント80aのモニターなどの表示部に印刷ジョブ終了信号とともに入力された各種情報を表示する(ステップS460)。
【0045】
こうして、サーバ90が受け付けした会議スケジュールに合わせた印刷物の出力までの一連の処理を終了する。こうした処理は、新たな会議スケジュールとそれに合わせて印刷されるべき印刷物についての印刷ジョブ情報を取得する毎に実施されることになる。
【0046】
以上説明した印刷システム10によれば、会議に必要な印刷物を会議スケジュールに合わせて印刷スケジュールを設定して印刷することにより、会議スケジュールの直前の印刷作業を確実に行ってかつ会議スケジュールに間に合うように調達できる。また、この印刷システム10によれば、印刷スケジュールの到来前に、印刷ジョブ内容をユーザが確認できるため、確実に適切な内容の印刷物を調達することができる。
【0047】
ここで、実施例1の印刷システム10では、サーバ90において実行される会議スケジュール受付処理(図4の110、図5のステップS120及びS130)により実行される処理がスケジュール管理手段に相当し、図5のステップS150〜S190等により実行される処理が印刷ジョブ取得手段に相当し、ステップS150〜S200等により実行される処理が印刷スケジュール設定手段に相当し、サーバ90において実行される印刷スケジュール監視処理(図8、ステップS230〜S240)及び印刷支援スケジュール監視処理(図12、ステップS380〜S400)が、印刷スケジュール監視手段に相当し、サーバ90において実行される印刷ジョブ確定処理(図4のステップS260、図9のステップS270〜S330)が印刷ジョブ確定手段に相当し、印刷ジョブデータベース94が印刷ジョブ記憶手段に相当し、印刷ジョブ終了信号出力処理(図4のステップS450)が印刷終了通知手段に相当し、プリンタ20が印刷手段に相当し、クライアント80a等が端末に相当する。
【0048】
以上説明した本実施例の印刷システム10においては、サーバ90が印刷スケジュール等管理用データベース92において印刷スケジュールにより指定した日時(印刷ジョブ実行時期、印刷ジョブ確認要請時期)の到来を監視するようにしたが、プリンタ20が、印刷等スケジュールデータベース92を監視して印刷ジョブ確定時期が到来したとき、印刷ジョブ確定処理を実行するものとしてもよい。
【0049】
また、プリンタ20やサーバ90において、印刷スケジュールを監視して、クライアント80aに印刷ジョブの確認と実行とを要請する情報を出力する処理を実行するようにしてもよい。こうすることで、サーバ90による自動的な印刷ジョブの実行を中断させ、会議スケジュールの到来直前まで印刷ジョブ内容を確認し更新することができる。
【0050】
本実施例の印刷システム10においては、印刷支援スケジュールとして、印刷ジョブ確認要請時期、印刷ジョブ確定時期を設定するものとしたが、これらは、印刷スケジュールの印刷ジョブ実行時期に付随するものとして印刷スケジュールのデータの一部に含めてもよい。また、本実施例の印刷システム10においては、印刷ジョブ確認要請時期をサーバ90にて設定するものとしたが、ユーザが自ら設定しあるいは変更するようにすることもできる。こうすることで、確実にユーザが印刷ジョブを確認できるようになる。
【0051】
また、本実施例の印刷システム10では、特に会議スケジュールが変更について記載しないが、会議スケジュールを変更し、その変更内容に応じて印刷スケジュール及び印刷支援スケジュールを変更するよう構成することもできる。
【0052】
また、本実施例の印刷システム10では、会議スケジュールの受け付け処理において、会議スケジュールに付随される印刷予定についての印刷ジョブ情報を取得するものとしたが(ステップS200)、印刷ジョブ情報の取得は、スケジュールの到来前であればよい。また、印刷ジョブ情報は、必ずしも全部同時に取得される必要はなく、印刷ジョブ情報の一部のみ(例えば、印刷部数やカラーやモノクロ指定)を取得しておき、印刷対象ファイルはスケジュール到来前の印刷ジョブ確定処理時において取得するようにしてもよい。
【0053】
また、本実施例の印刷システム10では、クライアント80aに印刷ジョブ終了信号を出力するものとしたが、ユーザの指定により他のユーザのクライアント80bに出力するようにしてもよい。
【0054】
また、本実施例の印刷システム10は、ネットワークとしてLAN12を介するものとしたがこれに限定するものではなく、端末とプリンタのみからなる印刷システムの他、インターネット網、電話回線網、専用回線網などのいずれかあるいはこれらを組み合わせて構成されるネットワークに適用するものとすることもできる。
【0055】
本実施例の印刷システム10においては、端末80aはLAN12に接続されたコンピュータとしたが、携帯端末とし、携帯端末は、無線LAN、各種電話回線、インターネット、専用回線等を介してサーバ90等に接続可能とすることができる。こうすることで、常時、様々な場所から会議スケジュールに合わせた印刷スケジュールの設定等が可能となる。なお、携帯端末としては、上記各種のネットワークを利用可能な携帯電話、PDA、コンピュータ等とすることができる。
【0056】
さらに、本実施例の印刷システム10では、スケジュール管理手段と印刷ジョブ取得手段と印刷スケジュール設定手段と印刷スケジュール監視手段と印刷ジョブ確定手段とをサーバ90に備えるものとして、印刷手段をプリンタ20に備えるものとしたが、これに限定されるものではない。スケジュール管理手段、印刷ジョブ取得手段、印刷スケジュール設定手段、印刷スケジュール監視手段、及び印刷ジョブ確定手段は、端末80a、サーバ90、プリンタ20あるいはこれを管理するプリンタサーバ等に適切な組み合わせにより備えるようにすることができる。例えば、スケジュール管理手段と、印刷ジョブ取得手段と、印刷スケジュール設定手段と、印刷スケジュール監視手段と、印刷ジョブ確定手段とをプリンタ20あるいはプリンタサーバに備えることとしてもよい。
【0057】
本実施例の印刷システム10では、印刷装置として、カラーレーザプリンタ20に適用するものとしたが、モノクロレーザカラーレーザプリンタやインクジェットカラーレーザプリンタなどの各種のプリンタに適用してもよく、複写機などのプリンタ以外の印刷装置や複合機に適用してもよい。これらの場合、印刷種別等を印刷装置に応じたものとすればよい。
【0058】
上記実施例では、本発明を印刷システム10の形態として説明したが、こうした実施例の印刷システム10に用いることができるカラーレーザプリンタ20などの印刷装置の形態としたり、実施例の印刷システム10に用いることができるクライアント80aなどの端末の形態としたり、実施例の印刷システム10に用いることのできるサーバ90などの情報管理装置の形態としてもよい。また、実施例の印刷システム10を、印刷方法の形態としてもよいし、プリンタドライバなど印刷方法を実行するプログラムあるいはこのプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体の形態としてもよい。
【0059】
以上、本発明の実施の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【0060】
【図1】印刷システム10の構成の概略を示す構成図。
【図2】カラーレーザプリンタ20の構成の概略を示す構成図。
【図3】コントローラ50における制御信号の入出力を示すブロック図。
【図4】プリンタ、サーバ、クライアント間でのやりとりの一例を示す図。
【図5】会議・印刷スケジュール受付処理のフローの一例を示す図。
【図6】印刷スケジュール及び印刷支援スケジュールの内容を示す図。
【図7】印刷スケジュールと印刷支援スケジュールに含まれる各種の時期についてのタイムテーブルを示す図。
【図8】印刷支援スケジュールの監視処理のフローの一例を示す図。
【図9】印刷ジョブ確定処理のフローの一例を示す図。
【図10】印刷ジョブ確認処理のフローの一例を示す図。
【図11】印刷ジョブ確認処理の強制終了時のモニター表示の一例を示す図。
【図12】印刷スケジュール監視処理のフローの一例を示す図。
【図13】印刷ジョブ実行処理のフローの一例を示す図。
【図14】印刷ジョブ終了時のモニター表示の一例を示す図。
【符号の説明】
【0061】
10 印刷システム、12 LAN、20 カラーレーザプリンタ、21 感光体、22 露光器、23 現像器、24 転写ベルト、25 一次転写ユニット、26 用紙カセット、27 搬送ユニット、28 二次転写ユニット、29 定着ユニット、30 可動接続部、32C,32M,32Y,32K トナーカートリッジ、33C,33M,33Y,33K 記憶素子、60 コントローラ、61 CPU、62 RAM、63 ROM、64 露光器駆動制御部、65 現像器駆動制御部、66 一次転写ユニット駆動制御部、67 二次転写ユニット駆動制御部、68 定着ユニット駆動制御部、69 搬送ユニット駆動制御部、70 可動接続部駆動制御部、71 情報伝達制御部、72 電源回路、74 EEPROM、80a、80b クライアントコンピュータ、90 情報管理サーバ、92 印刷スケジュール等管理用データベース、94 印刷ジョブデータベース。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
印刷システムであって、
端末から入力されたスケジュール情報を管理するスケジュール管理手段と、
前記スケジュール情報により指定されるスケジュールに合わせて実行する印刷ジョブについての印刷ジョブ情報を取得する印刷ジョブ取得手段と、
前記スケジュール情報により指定されるスケジュールに合わせて実行する前記印刷ジョブのスケジュールを設定する印刷スケジュール設定手段と、
前記印刷ジョブのスケジュールを監視する印刷スケジュール監視手段と、
前記印刷ジョブのスケジュールの到来に先立って、前記印刷ジョブの内容を確定させる印刷ジョブ確定手段と、
スケジュールが到来し確定された前記印刷ジョブを実行する印刷手段と、
を備える、印刷システム。
【請求項2】
前記印刷ジョブ確定手段は、前記印刷ジョブの内容の確定を要請する印刷ジョブ確定要請情報を前記端末に出力する手段である、請求項1に記載の印刷システム。
【請求項3】
前記印刷ジョブ確定手段は、前記端末から印刷ジョブ確定情報が入力されないときには、前記印刷ジョブの確定要請情報の出力時の印刷ジョブを確定した印刷ジョブとする、請求項2に記載の印刷システム。
【請求項4】
前記印刷ジョブの実行が終了したとき、印刷終了情報を前記端末に出力する印刷終了通知手段を備える、請求項1〜3のいずれかに記載の印刷システム。
【請求項5】
前記印刷システムは、前記端末と、少なくとも前記印刷手段を備える印刷装置と、少なくとも前記スケジュール管理手段を備える情報管理装置とをネットワークを介して接続されたネットワーク印刷システムである、請求項1〜4のいずれかに記載の印刷システム。
【請求項6】
前記情報管理装置は、印刷ジョブ取得手段と、印刷スケジュール設定手段と、印刷スケジュール監視手段と、前記印刷ジョブ確定手段とを備えている、請求項5に記載の印刷システム。
【請求項7】
前記端末は携帯端末を含む、請求項1〜6のいずれかに記載の印刷システム。
【請求項8】
印刷システムに用いられる情報管理装置であって、
端末から入力されたスケジュール情報を管理するスケジュール管理手段と、
前記スケジュール情報により指定されるスケジュールに合わせて実行する印刷ジョブについての印刷ジョブ情報を取得する印刷ジョブ取得手段と、
取得した印刷ジョブ情報を記憶する印刷ジョブ記憶手段と、
前記スケジュール情報により指定されるスケジュールに合わせて実行する前記印刷ジョブのスケジュールを設定する印刷スケジュール設定手段と、
前記印刷ジョブのスケジュールを監視する印刷スケジュール監視手段と、
前記印刷ジョブのスケジュールの到来に先立って、前記印刷ジョブの内容を確定させる印刷ジョブ確定手段と
を備える、情報管理装置。
【請求項9】
印刷システムに用いられる印刷装置であって、
前記印刷システムにおいて、
端末から入力されたスケジュール情報を管理するスケジュール管理手段と、
前記スケジュール情報により指定されるスケジュールに合わせて実行する印刷ジョブについての印刷ジョブ情報を取得する印刷ジョブ取得手段と、
取得した印刷ジョブ情報を記憶する印刷ジョブ記憶手段と、
前記スケジュール情報により指定されるスケジュールに合わせて実行する前記印刷ジョブのスケジュールを設定する印刷スケジュール設定手段と、
を備え、
前記印刷装置は、少なくとも
前記印刷ジョブのスケジュールを監視する印刷スケジュール監視手段と、
前記印刷ジョブのスケジュールの到来に先立って、前記印刷ジョブの内容を確定させる印刷ジョブ確定手段と、
スケジュールが到来し確定された前記印刷ジョブを実行する印刷手段と、
を備える、印刷装置。
【請求項10】
管理されるスケジュール情報により指定されるスケジュールに合わせて実行する印刷ジョブについての印刷ジョブ情報を取得するステップと、
前記スケジュール情報により指定されるスケジュールに合わせて実行する前記印刷ジョブのスケジュールを設定するステップと、
前記印刷ジョブのスケジュールを監視するステップと、
前記印刷ジョブのスケジュールの到来に先立って印刷ジョブを確定させるステップと、
スケジュールが到来し確定された前記印刷ジョブを実行するステップと、
を実行する、プログラム。
【請求項11】
管理されるスケジュール情報により指定されるスケジュールに合わせて実行する印刷ジョブについての印刷ジョブ情報を取得し、
前記スケジュール情報により指定されるスケジュールに合わせて実行する前記印刷ジョブのスケジュールを設定し、
前記印刷ジョブのスケジュールを監視し、
前記印刷ジョブのスケジュールの到来に先立って印刷ジョブを確定させ、
スケジュールが到来し確定された前記印刷ジョブを実行する、
印刷方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公開番号】特開2006−72471(P2006−72471A)
【公開日】平成18年3月16日(2006.3.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−252273(P2004−252273)
【出願日】平成16年8月31日(2004.8.31)
【出願人】(000002369)セイコーエプソン株式会社 (51,324)
【Fターム(参考)】