印刷スクリーンを支持するフレームアセンブリ、それを支持するフレーム支持機構、及びスクリーン印刷機に印刷スクリーンを取り付ける方法
【解決手段】印刷スクリーンを支持するフレームアセンブリであって、印刷スクリーンを使用中に支持するフレームユニットと、印刷スクリーンをフレームユニットに取り付け、及び印刷スクリーンをフレームユニットから取り外しを行うスクリーン取り付け機構とを含み、スクリーン取り付け機構は、印刷スクリーンをスクリーン取り付け部材に取り付け、又は取り外すことができるスクリーン受け取り位置と、印刷スクリーンがフレームユニットへ取り付けられる取り付け位置との間を移動可能にフレームユニットに結合されたスクリーン取り付け部材と、スクリーン取り付け部材に結合され、スクリーン取り付け部材を、スクリーン受け取り位置と取り付け位置との間で移動させるべく作動可能な少なくとも1つのアクチュエータ要素とを含むフレームアセンブリである。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、スクリーン印刷機に用いられ、しばしばステンシルもしくはホイルと別称される取り外し可能な印刷スクリーンを支持するフレームアセンブリ、それを支持するフレーム支持機構、及びスクリーン印刷機に印刷スクリーンを取り付ける方法に関する。
【背景技術】
【0002】
金属又はプラスチックから形成されるスクリーンシートを典型的に含む印刷スクリーンには印刷されるパターンを規定する開口があり、スクリーンは印刷対象物の上方に位置付けられ、印刷媒体が開口を押し出され、求められる印刷が提供される。
【0003】
取り外し可能な印刷スクリーンは、接着されたスクリーンに比べて、ますます支持を集めている。主な利点としては、使用が容易であること、交換コストがより低額であること、印刷スクリーンの交換品を要求する際にフレームを返還する必要がないので運送手配が改善すること、及び1つのフレーム内で多数の印刷スクリーンを使用することができるため、必要とされるフレーム数を少なくできることが挙げられる。DEK INTERNATIONAL GMBH(チューリヒ、スイス)により提供され、国際公開公報第WO−A−2003/093012号(特許文献1)に開示されるVECTORGUARD(RTM)フレームシステムを含む多様な競合システムが用いられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】国際公開公報第WO−A−2003/093012号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
液体印刷媒体を平面状の基板に印刷する現在のフレームシステムでは、取り付け/取り外しジグを用いてスクリーン印刷機の外部からフレームに取り付けられ引っ張られる印刷スクリーンが必要である。スクリーン印刷機からフレームを取り外すことが必要な場合は、典型的にはスキージ機構である印刷ヘッドをフレームから外して持ち上げねばらず、また残留した印刷媒体を印刷スクリーンから取り除かなければならない。フレームの大きさや重量、及び付属のホイルのためにこの作業は厄介なものとなり、残留印刷媒体を取り除かなければならないため処理は特に時間がかかるものとなり得る。
【0006】
本発明の目的は、本来の位置での印刷スクリーンの交換を可能にする、改良型フレームアセンブリ及びフレーム支持機構を提供することである。印刷スクリーンは大きさが支持フレームよりもわずかに小さいだけであるが、大幅に軽量であり扱い易い。
【課題を解決するための手段】
【0007】
1つの観点においては、本発明は、印刷スクリーンを引っ張るフレームアセンブリであって、フレームアセンブリは、印刷スクリーンを使用中に引っ張るフレームユニットと、印刷スクリーンをフレームユニットに取り付け、及び印刷スクリーンをフレームユニットから取り外しを行うスクリーン取り付け機構とを含み、スクリーン取り付け機構は、スクリーン取り付け部材と、少なくとも1つのアクチュエータ要素とを備え、スクリーン取り付け部材は、印刷スクリーンをスクリーン取り付け部材に取り付け、又は取り外すことができるスクリーン受け取り位置と、印刷スクリーンがフレームユニットへ取り付けられる取り付け位置との間を移動可能にフレームユニットに結合され、アクチュエータ要素は、スクリーン取り付け部材に結合され、スクリーン取り付け部材を、スクリーン受け取り位置と取り付け位置との間で移動させるべく作動可能であることを特徴とするフレームアセンブリを提供する。
【0008】
本発明は、上記のフレームアセンブリが組み込まれたスクリーン印刷機へも拡張される。
【0009】
別の観点においては、本発明は、印刷スクリーンを使用中に引っ張るフレームユニットと、印刷スクリーンをフレームユニットに取り付け、及び印刷スクリーンをフレームユニットから取り外しを行うスクリーン取り付け機構とを含むスクリーン印刷機であって、スクリーン取り付け機構は、スクリーン取り付け部材と、少なくとも1つのアクチュエータ要素とを備え、スクリーン取り付け部材は、印刷スクリーンをスクリーン取り付け部材に取り付け、又は取り外すことができるスクリーン受け取り位置と、印刷スクリーンがフレームユニットへ取り付けられる取り付け位置との間を移動可能にフレームユニットに結合され、アクチュエータ要素は、スクリーン取り付け部材に結合され、スクリーン取り付け部材を、スクリーン受け取り位置と取り付け位置との間で移動させるべく作動可能であることを特徴とするスクリーン印刷機を提供する。
【0010】
さらなる観点においては、本発明は、取り外し可能な印刷スクリーンを含むフレームアセンブリを支持するフレーム支持機構であって、フレーム支持機構は、フレーム支持部材と、アクチュエータ機構とを備え、フレーム支持部材には、フレームアセンブリが使用中に取り付けられ、フレームアセンブリは、スクリーン取り付け部材と、少なくとも1つのアクチュエータ要素とを備え、スクリーン取り付け部材は、印刷スクリーンをスクリーン取り付け部材に取り付け、又は取り外すことができるスクリーン受け取り位置と、印刷スクリーンがフレームアセンブリにおける動作位置に取り付けられる取り付け位置との間を移動可能であり、アクチュエータ要素は、スクリーン取り付け部材に結合され、スクリーン取り付け部材を、スクリーン受け取り位置と取り付け位置との間で移動させるべく作動可能であり、アクチュエータ機構は、フレームアセンブリのスクリーン取り付け部材を、スクリーン受け取り位置と取り付け位置との間で移動させるべくフレームアセンブリの少なくとも1つのアクチュエータ要素を作動させるよう動作可能であることを特徴とするフレーム支持機構を提供する。
【0011】
本発明は、上記のフレーム支持機構が組み込まれたスクリーン印刷機へも拡張される。
【0012】
またさらなる観点においては、本発明は、フレーム支持部材と、アクチュエータ機構とを備えたスクリーン印刷機であって、フレーム支持部材には、フレームアセンブリが使用中に取り付けられ、フレームアセンブリは、スクリーン取り付け部材と、少なくとも1つのアクチュエータ要素とを備え、スクリーン取り付け部材は、印刷スクリーンをスクリーン取り付け部材に取り付け、又は取り外すことができるスクリーン受け取り位置と、印刷スクリーンがフレームアセンブリにおける動作位置に取り付けられる取り付け位置との間を移動可能であり、アクチュエータ要素は、スクリーン取り付け部材に結合され、スクリーン取り付け部材を、スクリーン受け取り位置と取り付け位置との間で移動させるべく作動可能であり、アクチュエータ機構は、フレームアセンブリのスクリーン取り付け部材を、スクリーン受け取り位置と取り付け位置との間で移動させるべくフレームアセンブリの少なくとも1つのアクチュエータ要素を作動させるよう動作可能であることを特徴とするスクリーン印刷機を提供する。
【0013】
依然としてさらなる観点においては、本発明は、印刷スクリーンを引っ張るフレームアセンブリであって、フレームアセンブリは、印刷スクリーンを使用中に引っ張るフレームユニットを含み、フレームユニットは、フレームユニットから印刷スクリーンを分離する前に印刷スクリーンから印刷ヘッド及び付随する印刷媒体を除去することを可能にするべく、フレームユニットから印刷スクリーンを分離する前に印刷ヘッドを上に留めておくことができる支持ステーションを、フレームユニットの内側縁部に隣接させて含むことを特徴とするフレームアセンブリを提供する。
【0014】
本発明は、上記のフレームアセンブリが組み込まれたスクリーン印刷機へも拡張される。
【0015】
また依然としてさらなる観点においては、本発明は、スクリーン印刷機であって、スクリーン印刷機は、印刷スクリーンが取り付けられるフレームユニットと、フレーム支持部材から印刷スクリーンを分離する前に印刷スクリーンから印刷ヘッド及び付随する印刷媒体を除去することを可能にするべく、フレーム支持部材から印刷スクリーンを分離する前に印刷ヘッドを上に留めておくことができる支持ステーションとを含むことを特徴とするスクリーン印刷機を提供する。
【0016】
また別の観点においては、本発明は、スクリーン印刷機に印刷スクリーンを取り付ける方法であって、印刷スクリーンが取り付けられるフレームユニットを提供する工程と、印刷スクリーンをフレームユニットへと取り付け、印刷スクリーンをフレームユニットから取り外すスクリーン取り付け機構を提供する工程とを含み、スクリーン取り付け機構は、スクリーン取り付け部材を備え、スクリーン取り付け部材は、印刷スクリーンをスクリーン取り付け部材に取り付け、又は取り外すことができるスクリーン受け取り位置と、印刷スクリーンがフレームユニットへ取り付けられる取り付け位置との間を移動可能にフレームユニットに結合され、スクリーン取り付け部材をスクリーン受け取り位置へと移動させる工程と、スクリーン受け取り位置に位置するときにスクリーン取り付け部材へと印刷スクリーンを取り付ける工程と、印刷スクリーンがフレームユニットへと取り付けられる取り付け位置へとスクリーン取り付け部材を移動させる工程とを含むことを特徴とする方法を提供する。
【0017】
さらにまた別の観点においては、本発明は、スクリーン印刷機に印刷スクリーンを取り付ける方法であって、印刷スクリーンが取り付けられるフレームユニットを提供する工程と、フレームユニットから印刷スクリーンを分離する前に、印刷ヘッドを上に留めておくことができる支持ステーションを、フレームユニットの内側縁部に隣接させて提供する工程と、フレームユニットから印刷スクリーンを分離する前に印刷スクリーンから印刷ヘッド及び付随する印刷媒体を除去することを可能にするべく、フレームユニットから印刷スクリーンを取り外す前に、支持ステーションに印刷ヘッドを留める工程とを含むことを特徴とする方法を提供する。
【0018】
添付の図面を参照して、本発明の好適な実施の形態を例示目的のみにおいて以下に記載する。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】本発明の好適な実施の形態に係る、印刷スクリーンを引っ張るフレームアセンブリを下から見た斜視図を示す。
【図2】図1のフレームアセンブリを上から見た斜視図を示す。
【図3】図1のフレームアセンブリの1つのコーナーを下から見た部分斜視図(図1の領域A)を拡大して示す。
【図4】本発明の好適な実施の形態に係るフレーム支持機構に取り付けられた状態の、図1のフレームアセンブリの(図1の断面I−Iに沿った)第1の垂直断面図を示す。
【図5】図1のフレームアセンブリのフレーム部材の1つの(図1の断面II−IIに沿った)第2の垂直断面図を示す。
【図6(a)−(e)】印刷スクリーンを取り付けるときの図1のフレームアセンブリの動作を示す。
【図7(a)−(b)】印刷スクリーンを取り外すときの図1のフレームアセンブリの動作における工程を示す。
【発明を実施するための形態】
【0020】
図1〜5は、本発明の好適な実施の形態に係る印刷スクリーン101を引っ張るためのフレームアセンブリ100を示す。
【0021】
本実施の形態においては、図4に示すように、スクリーン101は、典型的には金属もしくはプラスチックから形成されるスクリーンシート102と、スクリーン101を引っ張る、スクリーンシート102の各縁部における係合部材103とを含む。スクリーンシート102は開口パターンを含み、そこを通って印刷媒体が印刷される。国際公開公報第WO−A−2003/093012号には、このような印刷スクリーンの例が開示されている。
【0022】
フレームアセンブリ100は、スクリーン101に張力をかけるフレームユニット104と、スクリーン101をフレームユニット104内へと取り付ける取り付け機構105とを含む。
【0023】
フレームユニット104は、スクリーン101の各縁部に係合する本実施の形態においては細長い部材である第1、第2、第3、及び第4のフレーム部材106a〜dと、フレーム部材106a〜dの各端部を接続する第1、第2、第3、及び第4のコーナー片107a〜dとを含む。本実施の形態においては、フレーム部材106a〜dはネジによりコーナー片107a〜dに接続されているが、別の実施の形態においては、フレーム部材106a〜d及びコーナー片107a〜dは圧入接続された構成であってよい。
【0024】
フレーム部材106a〜dは、フレーム要素109と、複数の係合要素111と、複数の付勢要素117とをそれぞれ含む。フレーム要素109は、本実施の形態においてはネジにより、コーナー片107a〜dにそれぞれ接続され、剛性のフレームを形成する。複数の係合要素111は、スクリーン101の対応する縁部に、本実施の形態においてはスクリーン101の当該縁部の係合部材103を介して係合する。係合要素111は、スクリーン101を一方で引っ張る引っ張り方向、他方でスクリーン101の嵌め込み及び取り外しを可能にする反対方向へと回動可能となるようフレーム要素109に回動可能に結合される。複数の付勢要素117は、係合要素111にそれぞれ付勢力を加え、その付勢力の作用によって係合要素111は付勢されて引っ張り方向に回動し、スクリーン101の対応する縁部に張力を与える。本実施の形態においては、スクリーン101の各縁部に係合する複数の係合要素111を設けることによって、スクリーン101の各縁部の全長にわたって制御された張力を加えることができる。さらに、スクリーン101の各縁部に係合する複数の係合要素111を設けることによって、スクリーン101の各縁部を所定の張力プロファイルで、たとえば各端部における張力が強くなるよう引っ張ることが可能となる。
【0025】
各フレーム要素109は、中心部の細長いキャビティ119と、本実施の形態においては部分的に円形状のビードであるピボットビード121とを含む。キャビティ119の内部には、その長さに沿って係合要素111がそれぞれ配置される。ピボットビード121はキャビティ119の長さに沿って延伸し、各係合要素111はキャビティ119に回動可能にヒンジ止めされている。以下により詳細に記載する。本実施の形態においては、各フレーム部材106a〜dの係合要素111は、端から端まで並置される。別の実施の形態においては、各フレーム部材106a〜dの係合要素111を離間して配置してもよい。
【0026】
各フレーム要素109は、下部の取り付け面における細長いスクリーン収納部123と、内側の縁部におけるガイド125とをさらに含む。スクリーン収納部123は、スクリーン101の対応する縁部における係合部材103を受け止める。各係合要素111は係合部材103と係合するべくスクリーン収納部123の内部へと延伸する。スクリーン101のスクリーンシート102は、ガイド125越しに引っ張られる。
【0027】
本実施の形態においては、フレーム要素109は押出し成形により、ここではアルミニウム押出しにより、要求される長さで押出しを区切ることにより製造される。
【0028】
各係合要素111は、本実施の形態では部分的に円形状の収納部であるピボット収納部129を含む本体127を有する。ピボット収納部129は、本体127の長さに沿って延伸し、その内部には対応するフレーム要素109のピボットビード121が係留される。これにより、係合要素111は、各フレーム要素109に係留されて回動可能となる。
【0029】
各係合要素111は、対応するフレーム要素109のスクリーン収納部123へと延伸して、スクリーン101の対応する縁部における係合部材103と係合する第1の係合アーム131をさらに含む。本実施の形態においては、係合アーム131は、対応するフレーム要素109の下部の取り付け面に対して実質的に直交して延伸する。本実施の形態においては、係合アーム131は連続したバーを含むが、別の実施の形態においては、いかなる所望の形態、たとえば、スクリーン101の対応する縁部における係合部材103に与えられたスロットに係合するくし型構造としての形態を有してもよい。
【0030】
各係合要素111は、さらに第2の付勢アーム133を含む。付勢アーム133は、張力をかけるように回動するよう係合要素111を付勢すべく各付勢要素117、本実施の形態においては一対の付勢要素117によって係合される。これによって、係合アーム131の遠位端が対応するフレーム要素109の内側縁部から外側方向へと付勢されてスクリーン101の対応する縁部を引っ張る。本実施の形態においては、付勢アーム133は、対応するフレーム要素109の下部の取り付け面に実質的に平行に、対応するフレーム要素109の外側縁部へ向かう方向へと延伸する。本実施の形態においては、付勢要素117は、対応するフレーム要素109の下部の取り付け面に実質的に直交する方向に、付勢アーム133に付勢力を加えるよう構成される。
【0031】
各係合要素111は、以下により詳細に記載するように、スクリーン101の嵌め込みが可能となるように係合要素111が動作するのを可能にする第3の動作アーム135をさらに含む。本実施の形態においては、動作アーム135は、対応するフレーム要素109の下部の取り付け面に実質的に平行に、対応するフレーム要素109の内側縁部に向かう方向へと延伸する。
【0032】
本実施の形態においては、係合要素111は押出し成形により、ここではアルミニウム押出しにより、要求される長さで押出しを区切ることにより製造される。
【0033】
フレームユニット104は、各係合要素111の動作アーム135に係合して動作アーム135に反対付勢力を加え、係合要素111を反対付勢して付勢要素117による通常の付勢力を克服させ、係合要素111にスクリーン101を係合要素111との係合から解放させる姿勢をとらせて、スクリーン101の嵌め込み又は取り外しが可能となるように、本実施の形態においては共通に動作可能な反対付勢要素141をさらに含む。本実施の形態においては、反対付勢要素141は、係合要素111の動作アーム135に隣接するフレーム要素109の中心部キャビティ119内を通され、及び図3に示すようにコーナー片107a〜d内を通された、ここでは空気袋である単一の細長い膨張袋143と、別個のアクチュエータ(不図示)によって袋143を膨張及び収縮させるべく袋143の一端に接続される、ここでは、即席挿入型(quick−fit)の空気コネクタである流体コネクタ145とを含む。袋143の他端は閉じられている。本実施の形態においては、流体コネクタ145は、コーナー片107a〜dの1つ、ここでは第1のコーナー片107aに取り付けられる。本実施の形態においては、反対付勢要素141は、各フレーム要素109の下部の取り付け面に実質的に直交する方向に動作アーム135に反対付勢力を加えるよう構成される。
【0034】
図5に示すように、フレームユニット104は、フレーム部材106a〜dの1つ、本実施の形態においては第1のフレーム部材106a、のフレーム要素109の内側縁部に隣接して位置する支持ステーション147をさらに含む。支持ステーション147にはたとえばスキージ機構である印刷ヘッドPHを留めておくことができ、それによって印刷ヘッドPHの動作対象である印刷媒体PMを支持することができ、そうでなければ必要とされる印刷ヘッドPH及び特に印刷媒体PMに関する何らの特別な動作(典型的にはスクリーン101の表面から印刷媒体PMを除去すること)を必要とせずに、スクリーン101を交換可能とする。
【0035】
本実施の形態においては、支持ステーション147は、フレーム要素109の下面から内側に広がり、その上に印刷ヘッドPHを受け取るべく十分な幅を有する平面状のシート要素149を含む。本実施の形態においては、シート要素149は、そこへの印刷ヘッドPHの移動を容易にするべくテーパ形状の前縁部151を有する。
【0036】
スクリーン取り付け機構105は、取り付け部材153と、少なくとも1つのアクチュエータ要素154、本実施の形態においては複数のアクチュエータ要素154a〜dとを含む。取り付け部材153は、スクリーン101を取り付け部材153へと取り付けるのを可能にするべく取り付け部材153がフレームユニット104から離間している、図6(c)に示すスクリーン受け取り位置と、スクリーン101の引っ張りが可能な位置においてスクリーン101がフレームユニット104に位置する、図6(d)に示す取り付け位置との間を移動可能にフレームユニット104に結合される。複数のアクチュエータ要素154a〜dは、作動すると、スクリーン受け取り位置と取り付け位置との間で取り付け部材153を移動させるよう取り付け部材153に結合される。
【0037】
本実施の形態においては、取り付け部材153は、各フレーム部材106a〜dのフレーム要素109に移動可能に結合された複数の支持要素155を含む。本実施の形態では、第1、第2、第3の支持要素155は、第2、第3、第4のフレーム部材106b、c、dのフレーム要素109に移動可能に結合されている。第1、第2、第3の支持要素155は、上から見たときにU型の部分を共に形成し、それによりスクリーン101を滑り込ませて係留して受け止めることを可能にする。
【0038】
本実施の形態においては、支持要素155a〜cは、対応するフレーム要素109の長さに沿って延伸する細長い要素を含む。
【0039】
支持要素155a〜cは、それぞれ、スクリーン101を上に支持する支持面159と、スクリーン101をフレームユニット104へと取り付けるために、必要とされる位置へとスクリーン101を案内するべく作用するガイド面161とを形成する。本実施の形態においては、支持要素155a、b、cは、内面が支持及びガイド面159、161を規定するL型バーを含む。この構成では、本実施の形態においては第2、第4のフレーム部材106b、dのフレーム要素109における対向する支持要素155a、cは、スクリーン101が取り付け部材153へと滑り載せられるとき側方ガイドとして作用し、その他の後方支持要素155bは後方ガイドとして作用し、後方ガイドはスクリーン101の挿入できる限度となるストッパを形成する。
【0040】
本実施の形態においては、アクチュエータ要素154a〜dは、支持要素155a〜cの端部にそれぞれ結合される。第3、第4のアクチュエータ要素154c、dは、それぞれ、第1、第2の支持要素155a、bの端部、及び第2、第3の支持要素155b、cの端部に共通に結合される。
【0041】
本実施の形態においては、アクチュエータ要素154a〜dは、それぞれコーナー片107a〜dから、ここでは対称的に、かつフレームアセンブリ100の各脇部において延伸する。有利なことに、この構成によって、フレームアセンブリ100がスクリーン印刷機に挿入される度合いに無関係にアクチュエータ要素154a〜dが作動し、それにより操作者が手動でフレームアセンブリ100を所望の位置に位置決めすることが可能となり、フレームアセンブリ100はアクチュエータ要素154a〜dにより規定される位置に制約されない。
【0042】
本実施の形態においては、図4に示すように、アクチュエータ要素154a〜dは、アクチュエータピン171と付勢要素173とを備える。アクチュエータピン171は、支持部材153が設置されるフレームユニット104の他方側の面つまり上面から突出する。付勢要素173は、ここでは、圧縮バネ等の弾性要素である。付勢要素173は、図6(a)に図示されるように、アクチュエータピン171を延伸した静止した位置(支持部材153は取り付け位置)へと通常は付勢するべく動作する。この構成では、アクチュエータピン171を、延伸した静止位置から、図6(b)に示す押下作動位置へと移動させることができる。押下作動位置では、アクチュエータピン171は押し下げられており、支持部材153は、そこへとスクリーン101を取り付け、又はそこからスクリーン101を取り外すことを可能にするスクリーン受け取り位置へと移動している。
【0043】
図4は、本発明の好適な実施の形態に係るフレーム支持アセンブリ201を示す。本実施の形態では、フレーム支持アセンブリ201はスクリーン印刷機のものであり、フレームアセンブリ100を支持している。
【0044】
フレーム支持アセンブリ201は、第1、第2のフレーム支持部材203a、bを含む。第1、第2のフレーム支持部材は、本実施の形態では細長い部材である。第1、第2のフレーム支持部材は、フレームアセンブリ100の互いに反対側のフレーム部材106d、bを受け止めるべく対向して配置される。
【0045】
本実施の形態においては、フレーム支持部材203a、bは、それぞれ、フレームアセンブリ100のフレーム部材106d、bを支持する支持面207を規定する、ここでは棚状の、支持要素205を含む。
【0046】
本実施の形態においては、フレーム支持アセンブリ201は、フレームアセンブリ100をフレーム支持アセンブリ201へとクランプするフレームクランプ機構209をさらに含む。
【0047】
本実施の形態においては、フレームクランプ機構209は、第1、第2のフレーム支持部材203a、bにそれぞれ連結され、フレームアセンブリ100をフレーム支持アセンブリ201へとクランプするべく動作する第1、第2のクランプユニット211a、bを含む。
【0048】
本実施の形態においては、第1、第2のクランプユニット211a、bは、少なくとも1つのピストン要素213をそれぞれ含む。ピストン要素213は、ここでは、ピストン215と、ピストンロッド217とを含む。ピストンロッド217は、ピストン215により作動させられてフレームアセンブリ100を、フレーム支持アセンブリ201のフレーム支持部材203a、bへとクランプする。
【0049】
別の実施の形態においては、フレームアセンブリ100を取り外し不可能にスクリーン印刷機に取り付けてもよいが、しかしこのように取り外し不可能に取り付けると、印刷域に対してフレームアセンブリ100を「大まか」に手動で位置決めすることが不可能となる。
【0050】
別の実施の形態においては、フレームアセンブリ100のフレーム要素109は、スクリーン印刷機の一体的一部として形成することができ、1つの実施の形態においては、スクリーン印刷機の筐体もしくは支持フレームの一部を形成する。有利なことに、この構成では、比較的大きいフレームアセンブリ100を支持するべく必然的に嵩高な構造となるフレーム支持アセンブリ201が別個に必要でなくなるので、スクリーン印刷機の複雑さ及び重量が軽減する。
【0051】
フレーム支持アセンブリ201は、フレームアセンブリ100の取り付け機構105のアクチュエータ要素154a〜dを作動させるアクチュエータ機構221をさらに含む。
【0052】
本実施の形態においては、アクチュエータ機構221は、第1、第2のアクチュエータユニット223a、bを含む。第1、第2のアクチュエータユニット223a、bは、第1、第2のフレーム支持部材203a、bにそれぞれ連結され、そして、フレームアセンブリ100の取り付け機構105のアクチュエータ要素154a〜dを作動させるべく動作する。
【0053】
本実施の形態においては、アクチュエータユニット223a、bは、本実施の形態ではフレーム部材106d、bの長さに対応する長さにわたり延伸する細長いプレートであるアクチュエータ要素225と、少なくとも1つのピストン要素227、本実施の形態では複数のピストン要素227とをそれぞれが含む。各ピストン要素227は、ここでは、ピストン235と、ピストンロッド237とを含む。ピストンロッド237は、ピストン235により作動させられて、フレームアセンブリ100の取り付け機構105のアクチュエータ要素154a〜dを作動させるべくアクチュエータ要素225を駆動する。
【0054】
フレームアセンブリ100及びフレーム支持アセンブリ201の動作を以下に記載する。
【0055】
図6(a)〜(e)を参照して印刷スクリーン101のフレームアセンブリ100への嵌め込みを以下に記載する。
【0056】
図6(a)は、フレームアセンブリ100の通常の静止した構成を示す。
【0057】
第1の動作では、反対付勢要素141を、係合要素111の動作アーム135に反対付勢力を加えるよう本実施の形態では袋143を膨張させることにより作動させて、付勢要素117による通常の付勢力を克服するように係合要素111を反対付勢する。これにより、係合要素111はスクリーン101を受け取るスクリーン受け取り位置を取る。そして、アクチュエータ要素154a〜dを、ここではそのアクチュエータピン171をフレーム支持アセンブリ201のアクチュエータユニット223a、bにより押し下げることにより作動させる。それにより図6(b)に示すように、本実施の形態ではフレームユニット104のフレーム部材106a〜dに対して離間し下降した位置にあるスクリーン受け取り位置へとスクリーン支持部材153を移動させる。
【0058】
図6(c)に示すように、次に、本実施の形態ではスクリーン101を搭載位置へと支持部材153の中へ滑り込ませることにより、スクリーン101はスクリーン支持部材153上の定位置に配置される。
【0059】
スクリーン101をスクリーン支持部材153へと載せた後、本実施の形態では、フレーム支持アセンブリ201のアクチュエータユニット223a、bを作動させることにより、アクチュエータ要素154a〜dを第1の静止位置へと戻して、そのアクチュエータピン171から付勢力を解除する。それにより、スクリーン支持部材153を図6(d)に示す取り付け位置へと移動させる。ここでは、スクリーン101の縁部の係合要素103は、各フレーム部材106a〜dのフレーム要素109のスクリーン収納部123内に位置する。
【0060】
スクリーン101をフレームユニット104に取り付けた後、本実施の形態では袋143を収縮させることによって、反対付勢要素141を停止させる。この停止により、係合要素111が、付勢要素117の付勢力によって引っ張り方向に回動し、図6(e)に示すようにスクリーン101の各縁部が引っ張られる。
【0061】
印刷スクリーン101のフレームユニット104からの取り外しは、反対順序の動作を行うことにより達成されるが、しかし、図7(a)、(b)に示すように、スクリーン101をフレームユニット104から分離する前に、本実施の形態では一対の対向する羽根(blade)を含むスキージ機構である印刷ヘッドPHを支持ステーション147に留める工程を追加する。それにより印刷ヘッドPHの動作対象である印刷媒体PMを支持することができ、そうでなければ必要とされる、印刷ヘッドPH及び特に印刷媒体PMに関する何らの特別な動作(典型的にはスクリーン101の表面から印刷媒体PMを除去すること)を必要とせずにスクリーン101を交換することを可能にする。
【0062】
最後に、本発明をその好適な実施の形態において記載したが、添付の特許請求の範囲に定義する発明の範囲から逸脱することなく多くの点において本発明を変更することが可能であることは理解されよう。
【0063】
1つの代替的な実施の形態においては、フレーム部材106a〜dは、単一の細長い係合要素111をそれぞれ含んでもよい。
【0064】
別の代替的な実施の形態においては、引っ張り式であろうと圧縮式であろうと、いかなる種類の弾性要素によっても付勢要素117を提供してよい。
【0065】
さらに別の代替的な実施の形態においては、たとえば反対付勢要素141に関して実施した膨張袋等の、作動式(actuatable)要素により付勢要素117を提供してよい。
【0066】
また、記載した実施の形態では、反対付勢要素141の膨張袋143を空気圧により動作させたが、別の実施の形態では油圧により動作させてよい。
【技術分野】
【0001】
本発明は、スクリーン印刷機に用いられ、しばしばステンシルもしくはホイルと別称される取り外し可能な印刷スクリーンを支持するフレームアセンブリ、それを支持するフレーム支持機構、及びスクリーン印刷機に印刷スクリーンを取り付ける方法に関する。
【背景技術】
【0002】
金属又はプラスチックから形成されるスクリーンシートを典型的に含む印刷スクリーンには印刷されるパターンを規定する開口があり、スクリーンは印刷対象物の上方に位置付けられ、印刷媒体が開口を押し出され、求められる印刷が提供される。
【0003】
取り外し可能な印刷スクリーンは、接着されたスクリーンに比べて、ますます支持を集めている。主な利点としては、使用が容易であること、交換コストがより低額であること、印刷スクリーンの交換品を要求する際にフレームを返還する必要がないので運送手配が改善すること、及び1つのフレーム内で多数の印刷スクリーンを使用することができるため、必要とされるフレーム数を少なくできることが挙げられる。DEK INTERNATIONAL GMBH(チューリヒ、スイス)により提供され、国際公開公報第WO−A−2003/093012号(特許文献1)に開示されるVECTORGUARD(RTM)フレームシステムを含む多様な競合システムが用いられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】国際公開公報第WO−A−2003/093012号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
液体印刷媒体を平面状の基板に印刷する現在のフレームシステムでは、取り付け/取り外しジグを用いてスクリーン印刷機の外部からフレームに取り付けられ引っ張られる印刷スクリーンが必要である。スクリーン印刷機からフレームを取り外すことが必要な場合は、典型的にはスキージ機構である印刷ヘッドをフレームから外して持ち上げねばらず、また残留した印刷媒体を印刷スクリーンから取り除かなければならない。フレームの大きさや重量、及び付属のホイルのためにこの作業は厄介なものとなり、残留印刷媒体を取り除かなければならないため処理は特に時間がかかるものとなり得る。
【0006】
本発明の目的は、本来の位置での印刷スクリーンの交換を可能にする、改良型フレームアセンブリ及びフレーム支持機構を提供することである。印刷スクリーンは大きさが支持フレームよりもわずかに小さいだけであるが、大幅に軽量であり扱い易い。
【課題を解決するための手段】
【0007】
1つの観点においては、本発明は、印刷スクリーンを引っ張るフレームアセンブリであって、フレームアセンブリは、印刷スクリーンを使用中に引っ張るフレームユニットと、印刷スクリーンをフレームユニットに取り付け、及び印刷スクリーンをフレームユニットから取り外しを行うスクリーン取り付け機構とを含み、スクリーン取り付け機構は、スクリーン取り付け部材と、少なくとも1つのアクチュエータ要素とを備え、スクリーン取り付け部材は、印刷スクリーンをスクリーン取り付け部材に取り付け、又は取り外すことができるスクリーン受け取り位置と、印刷スクリーンがフレームユニットへ取り付けられる取り付け位置との間を移動可能にフレームユニットに結合され、アクチュエータ要素は、スクリーン取り付け部材に結合され、スクリーン取り付け部材を、スクリーン受け取り位置と取り付け位置との間で移動させるべく作動可能であることを特徴とするフレームアセンブリを提供する。
【0008】
本発明は、上記のフレームアセンブリが組み込まれたスクリーン印刷機へも拡張される。
【0009】
別の観点においては、本発明は、印刷スクリーンを使用中に引っ張るフレームユニットと、印刷スクリーンをフレームユニットに取り付け、及び印刷スクリーンをフレームユニットから取り外しを行うスクリーン取り付け機構とを含むスクリーン印刷機であって、スクリーン取り付け機構は、スクリーン取り付け部材と、少なくとも1つのアクチュエータ要素とを備え、スクリーン取り付け部材は、印刷スクリーンをスクリーン取り付け部材に取り付け、又は取り外すことができるスクリーン受け取り位置と、印刷スクリーンがフレームユニットへ取り付けられる取り付け位置との間を移動可能にフレームユニットに結合され、アクチュエータ要素は、スクリーン取り付け部材に結合され、スクリーン取り付け部材を、スクリーン受け取り位置と取り付け位置との間で移動させるべく作動可能であることを特徴とするスクリーン印刷機を提供する。
【0010】
さらなる観点においては、本発明は、取り外し可能な印刷スクリーンを含むフレームアセンブリを支持するフレーム支持機構であって、フレーム支持機構は、フレーム支持部材と、アクチュエータ機構とを備え、フレーム支持部材には、フレームアセンブリが使用中に取り付けられ、フレームアセンブリは、スクリーン取り付け部材と、少なくとも1つのアクチュエータ要素とを備え、スクリーン取り付け部材は、印刷スクリーンをスクリーン取り付け部材に取り付け、又は取り外すことができるスクリーン受け取り位置と、印刷スクリーンがフレームアセンブリにおける動作位置に取り付けられる取り付け位置との間を移動可能であり、アクチュエータ要素は、スクリーン取り付け部材に結合され、スクリーン取り付け部材を、スクリーン受け取り位置と取り付け位置との間で移動させるべく作動可能であり、アクチュエータ機構は、フレームアセンブリのスクリーン取り付け部材を、スクリーン受け取り位置と取り付け位置との間で移動させるべくフレームアセンブリの少なくとも1つのアクチュエータ要素を作動させるよう動作可能であることを特徴とするフレーム支持機構を提供する。
【0011】
本発明は、上記のフレーム支持機構が組み込まれたスクリーン印刷機へも拡張される。
【0012】
またさらなる観点においては、本発明は、フレーム支持部材と、アクチュエータ機構とを備えたスクリーン印刷機であって、フレーム支持部材には、フレームアセンブリが使用中に取り付けられ、フレームアセンブリは、スクリーン取り付け部材と、少なくとも1つのアクチュエータ要素とを備え、スクリーン取り付け部材は、印刷スクリーンをスクリーン取り付け部材に取り付け、又は取り外すことができるスクリーン受け取り位置と、印刷スクリーンがフレームアセンブリにおける動作位置に取り付けられる取り付け位置との間を移動可能であり、アクチュエータ要素は、スクリーン取り付け部材に結合され、スクリーン取り付け部材を、スクリーン受け取り位置と取り付け位置との間で移動させるべく作動可能であり、アクチュエータ機構は、フレームアセンブリのスクリーン取り付け部材を、スクリーン受け取り位置と取り付け位置との間で移動させるべくフレームアセンブリの少なくとも1つのアクチュエータ要素を作動させるよう動作可能であることを特徴とするスクリーン印刷機を提供する。
【0013】
依然としてさらなる観点においては、本発明は、印刷スクリーンを引っ張るフレームアセンブリであって、フレームアセンブリは、印刷スクリーンを使用中に引っ張るフレームユニットを含み、フレームユニットは、フレームユニットから印刷スクリーンを分離する前に印刷スクリーンから印刷ヘッド及び付随する印刷媒体を除去することを可能にするべく、フレームユニットから印刷スクリーンを分離する前に印刷ヘッドを上に留めておくことができる支持ステーションを、フレームユニットの内側縁部に隣接させて含むことを特徴とするフレームアセンブリを提供する。
【0014】
本発明は、上記のフレームアセンブリが組み込まれたスクリーン印刷機へも拡張される。
【0015】
また依然としてさらなる観点においては、本発明は、スクリーン印刷機であって、スクリーン印刷機は、印刷スクリーンが取り付けられるフレームユニットと、フレーム支持部材から印刷スクリーンを分離する前に印刷スクリーンから印刷ヘッド及び付随する印刷媒体を除去することを可能にするべく、フレーム支持部材から印刷スクリーンを分離する前に印刷ヘッドを上に留めておくことができる支持ステーションとを含むことを特徴とするスクリーン印刷機を提供する。
【0016】
また別の観点においては、本発明は、スクリーン印刷機に印刷スクリーンを取り付ける方法であって、印刷スクリーンが取り付けられるフレームユニットを提供する工程と、印刷スクリーンをフレームユニットへと取り付け、印刷スクリーンをフレームユニットから取り外すスクリーン取り付け機構を提供する工程とを含み、スクリーン取り付け機構は、スクリーン取り付け部材を備え、スクリーン取り付け部材は、印刷スクリーンをスクリーン取り付け部材に取り付け、又は取り外すことができるスクリーン受け取り位置と、印刷スクリーンがフレームユニットへ取り付けられる取り付け位置との間を移動可能にフレームユニットに結合され、スクリーン取り付け部材をスクリーン受け取り位置へと移動させる工程と、スクリーン受け取り位置に位置するときにスクリーン取り付け部材へと印刷スクリーンを取り付ける工程と、印刷スクリーンがフレームユニットへと取り付けられる取り付け位置へとスクリーン取り付け部材を移動させる工程とを含むことを特徴とする方法を提供する。
【0017】
さらにまた別の観点においては、本発明は、スクリーン印刷機に印刷スクリーンを取り付ける方法であって、印刷スクリーンが取り付けられるフレームユニットを提供する工程と、フレームユニットから印刷スクリーンを分離する前に、印刷ヘッドを上に留めておくことができる支持ステーションを、フレームユニットの内側縁部に隣接させて提供する工程と、フレームユニットから印刷スクリーンを分離する前に印刷スクリーンから印刷ヘッド及び付随する印刷媒体を除去することを可能にするべく、フレームユニットから印刷スクリーンを取り外す前に、支持ステーションに印刷ヘッドを留める工程とを含むことを特徴とする方法を提供する。
【0018】
添付の図面を参照して、本発明の好適な実施の形態を例示目的のみにおいて以下に記載する。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】本発明の好適な実施の形態に係る、印刷スクリーンを引っ張るフレームアセンブリを下から見た斜視図を示す。
【図2】図1のフレームアセンブリを上から見た斜視図を示す。
【図3】図1のフレームアセンブリの1つのコーナーを下から見た部分斜視図(図1の領域A)を拡大して示す。
【図4】本発明の好適な実施の形態に係るフレーム支持機構に取り付けられた状態の、図1のフレームアセンブリの(図1の断面I−Iに沿った)第1の垂直断面図を示す。
【図5】図1のフレームアセンブリのフレーム部材の1つの(図1の断面II−IIに沿った)第2の垂直断面図を示す。
【図6(a)−(e)】印刷スクリーンを取り付けるときの図1のフレームアセンブリの動作を示す。
【図7(a)−(b)】印刷スクリーンを取り外すときの図1のフレームアセンブリの動作における工程を示す。
【発明を実施するための形態】
【0020】
図1〜5は、本発明の好適な実施の形態に係る印刷スクリーン101を引っ張るためのフレームアセンブリ100を示す。
【0021】
本実施の形態においては、図4に示すように、スクリーン101は、典型的には金属もしくはプラスチックから形成されるスクリーンシート102と、スクリーン101を引っ張る、スクリーンシート102の各縁部における係合部材103とを含む。スクリーンシート102は開口パターンを含み、そこを通って印刷媒体が印刷される。国際公開公報第WO−A−2003/093012号には、このような印刷スクリーンの例が開示されている。
【0022】
フレームアセンブリ100は、スクリーン101に張力をかけるフレームユニット104と、スクリーン101をフレームユニット104内へと取り付ける取り付け機構105とを含む。
【0023】
フレームユニット104は、スクリーン101の各縁部に係合する本実施の形態においては細長い部材である第1、第2、第3、及び第4のフレーム部材106a〜dと、フレーム部材106a〜dの各端部を接続する第1、第2、第3、及び第4のコーナー片107a〜dとを含む。本実施の形態においては、フレーム部材106a〜dはネジによりコーナー片107a〜dに接続されているが、別の実施の形態においては、フレーム部材106a〜d及びコーナー片107a〜dは圧入接続された構成であってよい。
【0024】
フレーム部材106a〜dは、フレーム要素109と、複数の係合要素111と、複数の付勢要素117とをそれぞれ含む。フレーム要素109は、本実施の形態においてはネジにより、コーナー片107a〜dにそれぞれ接続され、剛性のフレームを形成する。複数の係合要素111は、スクリーン101の対応する縁部に、本実施の形態においてはスクリーン101の当該縁部の係合部材103を介して係合する。係合要素111は、スクリーン101を一方で引っ張る引っ張り方向、他方でスクリーン101の嵌め込み及び取り外しを可能にする反対方向へと回動可能となるようフレーム要素109に回動可能に結合される。複数の付勢要素117は、係合要素111にそれぞれ付勢力を加え、その付勢力の作用によって係合要素111は付勢されて引っ張り方向に回動し、スクリーン101の対応する縁部に張力を与える。本実施の形態においては、スクリーン101の各縁部に係合する複数の係合要素111を設けることによって、スクリーン101の各縁部の全長にわたって制御された張力を加えることができる。さらに、スクリーン101の各縁部に係合する複数の係合要素111を設けることによって、スクリーン101の各縁部を所定の張力プロファイルで、たとえば各端部における張力が強くなるよう引っ張ることが可能となる。
【0025】
各フレーム要素109は、中心部の細長いキャビティ119と、本実施の形態においては部分的に円形状のビードであるピボットビード121とを含む。キャビティ119の内部には、その長さに沿って係合要素111がそれぞれ配置される。ピボットビード121はキャビティ119の長さに沿って延伸し、各係合要素111はキャビティ119に回動可能にヒンジ止めされている。以下により詳細に記載する。本実施の形態においては、各フレーム部材106a〜dの係合要素111は、端から端まで並置される。別の実施の形態においては、各フレーム部材106a〜dの係合要素111を離間して配置してもよい。
【0026】
各フレーム要素109は、下部の取り付け面における細長いスクリーン収納部123と、内側の縁部におけるガイド125とをさらに含む。スクリーン収納部123は、スクリーン101の対応する縁部における係合部材103を受け止める。各係合要素111は係合部材103と係合するべくスクリーン収納部123の内部へと延伸する。スクリーン101のスクリーンシート102は、ガイド125越しに引っ張られる。
【0027】
本実施の形態においては、フレーム要素109は押出し成形により、ここではアルミニウム押出しにより、要求される長さで押出しを区切ることにより製造される。
【0028】
各係合要素111は、本実施の形態では部分的に円形状の収納部であるピボット収納部129を含む本体127を有する。ピボット収納部129は、本体127の長さに沿って延伸し、その内部には対応するフレーム要素109のピボットビード121が係留される。これにより、係合要素111は、各フレーム要素109に係留されて回動可能となる。
【0029】
各係合要素111は、対応するフレーム要素109のスクリーン収納部123へと延伸して、スクリーン101の対応する縁部における係合部材103と係合する第1の係合アーム131をさらに含む。本実施の形態においては、係合アーム131は、対応するフレーム要素109の下部の取り付け面に対して実質的に直交して延伸する。本実施の形態においては、係合アーム131は連続したバーを含むが、別の実施の形態においては、いかなる所望の形態、たとえば、スクリーン101の対応する縁部における係合部材103に与えられたスロットに係合するくし型構造としての形態を有してもよい。
【0030】
各係合要素111は、さらに第2の付勢アーム133を含む。付勢アーム133は、張力をかけるように回動するよう係合要素111を付勢すべく各付勢要素117、本実施の形態においては一対の付勢要素117によって係合される。これによって、係合アーム131の遠位端が対応するフレーム要素109の内側縁部から外側方向へと付勢されてスクリーン101の対応する縁部を引っ張る。本実施の形態においては、付勢アーム133は、対応するフレーム要素109の下部の取り付け面に実質的に平行に、対応するフレーム要素109の外側縁部へ向かう方向へと延伸する。本実施の形態においては、付勢要素117は、対応するフレーム要素109の下部の取り付け面に実質的に直交する方向に、付勢アーム133に付勢力を加えるよう構成される。
【0031】
各係合要素111は、以下により詳細に記載するように、スクリーン101の嵌め込みが可能となるように係合要素111が動作するのを可能にする第3の動作アーム135をさらに含む。本実施の形態においては、動作アーム135は、対応するフレーム要素109の下部の取り付け面に実質的に平行に、対応するフレーム要素109の内側縁部に向かう方向へと延伸する。
【0032】
本実施の形態においては、係合要素111は押出し成形により、ここではアルミニウム押出しにより、要求される長さで押出しを区切ることにより製造される。
【0033】
フレームユニット104は、各係合要素111の動作アーム135に係合して動作アーム135に反対付勢力を加え、係合要素111を反対付勢して付勢要素117による通常の付勢力を克服させ、係合要素111にスクリーン101を係合要素111との係合から解放させる姿勢をとらせて、スクリーン101の嵌め込み又は取り外しが可能となるように、本実施の形態においては共通に動作可能な反対付勢要素141をさらに含む。本実施の形態においては、反対付勢要素141は、係合要素111の動作アーム135に隣接するフレーム要素109の中心部キャビティ119内を通され、及び図3に示すようにコーナー片107a〜d内を通された、ここでは空気袋である単一の細長い膨張袋143と、別個のアクチュエータ(不図示)によって袋143を膨張及び収縮させるべく袋143の一端に接続される、ここでは、即席挿入型(quick−fit)の空気コネクタである流体コネクタ145とを含む。袋143の他端は閉じられている。本実施の形態においては、流体コネクタ145は、コーナー片107a〜dの1つ、ここでは第1のコーナー片107aに取り付けられる。本実施の形態においては、反対付勢要素141は、各フレーム要素109の下部の取り付け面に実質的に直交する方向に動作アーム135に反対付勢力を加えるよう構成される。
【0034】
図5に示すように、フレームユニット104は、フレーム部材106a〜dの1つ、本実施の形態においては第1のフレーム部材106a、のフレーム要素109の内側縁部に隣接して位置する支持ステーション147をさらに含む。支持ステーション147にはたとえばスキージ機構である印刷ヘッドPHを留めておくことができ、それによって印刷ヘッドPHの動作対象である印刷媒体PMを支持することができ、そうでなければ必要とされる印刷ヘッドPH及び特に印刷媒体PMに関する何らの特別な動作(典型的にはスクリーン101の表面から印刷媒体PMを除去すること)を必要とせずに、スクリーン101を交換可能とする。
【0035】
本実施の形態においては、支持ステーション147は、フレーム要素109の下面から内側に広がり、その上に印刷ヘッドPHを受け取るべく十分な幅を有する平面状のシート要素149を含む。本実施の形態においては、シート要素149は、そこへの印刷ヘッドPHの移動を容易にするべくテーパ形状の前縁部151を有する。
【0036】
スクリーン取り付け機構105は、取り付け部材153と、少なくとも1つのアクチュエータ要素154、本実施の形態においては複数のアクチュエータ要素154a〜dとを含む。取り付け部材153は、スクリーン101を取り付け部材153へと取り付けるのを可能にするべく取り付け部材153がフレームユニット104から離間している、図6(c)に示すスクリーン受け取り位置と、スクリーン101の引っ張りが可能な位置においてスクリーン101がフレームユニット104に位置する、図6(d)に示す取り付け位置との間を移動可能にフレームユニット104に結合される。複数のアクチュエータ要素154a〜dは、作動すると、スクリーン受け取り位置と取り付け位置との間で取り付け部材153を移動させるよう取り付け部材153に結合される。
【0037】
本実施の形態においては、取り付け部材153は、各フレーム部材106a〜dのフレーム要素109に移動可能に結合された複数の支持要素155を含む。本実施の形態では、第1、第2、第3の支持要素155は、第2、第3、第4のフレーム部材106b、c、dのフレーム要素109に移動可能に結合されている。第1、第2、第3の支持要素155は、上から見たときにU型の部分を共に形成し、それによりスクリーン101を滑り込ませて係留して受け止めることを可能にする。
【0038】
本実施の形態においては、支持要素155a〜cは、対応するフレーム要素109の長さに沿って延伸する細長い要素を含む。
【0039】
支持要素155a〜cは、それぞれ、スクリーン101を上に支持する支持面159と、スクリーン101をフレームユニット104へと取り付けるために、必要とされる位置へとスクリーン101を案内するべく作用するガイド面161とを形成する。本実施の形態においては、支持要素155a、b、cは、内面が支持及びガイド面159、161を規定するL型バーを含む。この構成では、本実施の形態においては第2、第4のフレーム部材106b、dのフレーム要素109における対向する支持要素155a、cは、スクリーン101が取り付け部材153へと滑り載せられるとき側方ガイドとして作用し、その他の後方支持要素155bは後方ガイドとして作用し、後方ガイドはスクリーン101の挿入できる限度となるストッパを形成する。
【0040】
本実施の形態においては、アクチュエータ要素154a〜dは、支持要素155a〜cの端部にそれぞれ結合される。第3、第4のアクチュエータ要素154c、dは、それぞれ、第1、第2の支持要素155a、bの端部、及び第2、第3の支持要素155b、cの端部に共通に結合される。
【0041】
本実施の形態においては、アクチュエータ要素154a〜dは、それぞれコーナー片107a〜dから、ここでは対称的に、かつフレームアセンブリ100の各脇部において延伸する。有利なことに、この構成によって、フレームアセンブリ100がスクリーン印刷機に挿入される度合いに無関係にアクチュエータ要素154a〜dが作動し、それにより操作者が手動でフレームアセンブリ100を所望の位置に位置決めすることが可能となり、フレームアセンブリ100はアクチュエータ要素154a〜dにより規定される位置に制約されない。
【0042】
本実施の形態においては、図4に示すように、アクチュエータ要素154a〜dは、アクチュエータピン171と付勢要素173とを備える。アクチュエータピン171は、支持部材153が設置されるフレームユニット104の他方側の面つまり上面から突出する。付勢要素173は、ここでは、圧縮バネ等の弾性要素である。付勢要素173は、図6(a)に図示されるように、アクチュエータピン171を延伸した静止した位置(支持部材153は取り付け位置)へと通常は付勢するべく動作する。この構成では、アクチュエータピン171を、延伸した静止位置から、図6(b)に示す押下作動位置へと移動させることができる。押下作動位置では、アクチュエータピン171は押し下げられており、支持部材153は、そこへとスクリーン101を取り付け、又はそこからスクリーン101を取り外すことを可能にするスクリーン受け取り位置へと移動している。
【0043】
図4は、本発明の好適な実施の形態に係るフレーム支持アセンブリ201を示す。本実施の形態では、フレーム支持アセンブリ201はスクリーン印刷機のものであり、フレームアセンブリ100を支持している。
【0044】
フレーム支持アセンブリ201は、第1、第2のフレーム支持部材203a、bを含む。第1、第2のフレーム支持部材は、本実施の形態では細長い部材である。第1、第2のフレーム支持部材は、フレームアセンブリ100の互いに反対側のフレーム部材106d、bを受け止めるべく対向して配置される。
【0045】
本実施の形態においては、フレーム支持部材203a、bは、それぞれ、フレームアセンブリ100のフレーム部材106d、bを支持する支持面207を規定する、ここでは棚状の、支持要素205を含む。
【0046】
本実施の形態においては、フレーム支持アセンブリ201は、フレームアセンブリ100をフレーム支持アセンブリ201へとクランプするフレームクランプ機構209をさらに含む。
【0047】
本実施の形態においては、フレームクランプ機構209は、第1、第2のフレーム支持部材203a、bにそれぞれ連結され、フレームアセンブリ100をフレーム支持アセンブリ201へとクランプするべく動作する第1、第2のクランプユニット211a、bを含む。
【0048】
本実施の形態においては、第1、第2のクランプユニット211a、bは、少なくとも1つのピストン要素213をそれぞれ含む。ピストン要素213は、ここでは、ピストン215と、ピストンロッド217とを含む。ピストンロッド217は、ピストン215により作動させられてフレームアセンブリ100を、フレーム支持アセンブリ201のフレーム支持部材203a、bへとクランプする。
【0049】
別の実施の形態においては、フレームアセンブリ100を取り外し不可能にスクリーン印刷機に取り付けてもよいが、しかしこのように取り外し不可能に取り付けると、印刷域に対してフレームアセンブリ100を「大まか」に手動で位置決めすることが不可能となる。
【0050】
別の実施の形態においては、フレームアセンブリ100のフレーム要素109は、スクリーン印刷機の一体的一部として形成することができ、1つの実施の形態においては、スクリーン印刷機の筐体もしくは支持フレームの一部を形成する。有利なことに、この構成では、比較的大きいフレームアセンブリ100を支持するべく必然的に嵩高な構造となるフレーム支持アセンブリ201が別個に必要でなくなるので、スクリーン印刷機の複雑さ及び重量が軽減する。
【0051】
フレーム支持アセンブリ201は、フレームアセンブリ100の取り付け機構105のアクチュエータ要素154a〜dを作動させるアクチュエータ機構221をさらに含む。
【0052】
本実施の形態においては、アクチュエータ機構221は、第1、第2のアクチュエータユニット223a、bを含む。第1、第2のアクチュエータユニット223a、bは、第1、第2のフレーム支持部材203a、bにそれぞれ連結され、そして、フレームアセンブリ100の取り付け機構105のアクチュエータ要素154a〜dを作動させるべく動作する。
【0053】
本実施の形態においては、アクチュエータユニット223a、bは、本実施の形態ではフレーム部材106d、bの長さに対応する長さにわたり延伸する細長いプレートであるアクチュエータ要素225と、少なくとも1つのピストン要素227、本実施の形態では複数のピストン要素227とをそれぞれが含む。各ピストン要素227は、ここでは、ピストン235と、ピストンロッド237とを含む。ピストンロッド237は、ピストン235により作動させられて、フレームアセンブリ100の取り付け機構105のアクチュエータ要素154a〜dを作動させるべくアクチュエータ要素225を駆動する。
【0054】
フレームアセンブリ100及びフレーム支持アセンブリ201の動作を以下に記載する。
【0055】
図6(a)〜(e)を参照して印刷スクリーン101のフレームアセンブリ100への嵌め込みを以下に記載する。
【0056】
図6(a)は、フレームアセンブリ100の通常の静止した構成を示す。
【0057】
第1の動作では、反対付勢要素141を、係合要素111の動作アーム135に反対付勢力を加えるよう本実施の形態では袋143を膨張させることにより作動させて、付勢要素117による通常の付勢力を克服するように係合要素111を反対付勢する。これにより、係合要素111はスクリーン101を受け取るスクリーン受け取り位置を取る。そして、アクチュエータ要素154a〜dを、ここではそのアクチュエータピン171をフレーム支持アセンブリ201のアクチュエータユニット223a、bにより押し下げることにより作動させる。それにより図6(b)に示すように、本実施の形態ではフレームユニット104のフレーム部材106a〜dに対して離間し下降した位置にあるスクリーン受け取り位置へとスクリーン支持部材153を移動させる。
【0058】
図6(c)に示すように、次に、本実施の形態ではスクリーン101を搭載位置へと支持部材153の中へ滑り込ませることにより、スクリーン101はスクリーン支持部材153上の定位置に配置される。
【0059】
スクリーン101をスクリーン支持部材153へと載せた後、本実施の形態では、フレーム支持アセンブリ201のアクチュエータユニット223a、bを作動させることにより、アクチュエータ要素154a〜dを第1の静止位置へと戻して、そのアクチュエータピン171から付勢力を解除する。それにより、スクリーン支持部材153を図6(d)に示す取り付け位置へと移動させる。ここでは、スクリーン101の縁部の係合要素103は、各フレーム部材106a〜dのフレーム要素109のスクリーン収納部123内に位置する。
【0060】
スクリーン101をフレームユニット104に取り付けた後、本実施の形態では袋143を収縮させることによって、反対付勢要素141を停止させる。この停止により、係合要素111が、付勢要素117の付勢力によって引っ張り方向に回動し、図6(e)に示すようにスクリーン101の各縁部が引っ張られる。
【0061】
印刷スクリーン101のフレームユニット104からの取り外しは、反対順序の動作を行うことにより達成されるが、しかし、図7(a)、(b)に示すように、スクリーン101をフレームユニット104から分離する前に、本実施の形態では一対の対向する羽根(blade)を含むスキージ機構である印刷ヘッドPHを支持ステーション147に留める工程を追加する。それにより印刷ヘッドPHの動作対象である印刷媒体PMを支持することができ、そうでなければ必要とされる、印刷ヘッドPH及び特に印刷媒体PMに関する何らの特別な動作(典型的にはスクリーン101の表面から印刷媒体PMを除去すること)を必要とせずにスクリーン101を交換することを可能にする。
【0062】
最後に、本発明をその好適な実施の形態において記載したが、添付の特許請求の範囲に定義する発明の範囲から逸脱することなく多くの点において本発明を変更することが可能であることは理解されよう。
【0063】
1つの代替的な実施の形態においては、フレーム部材106a〜dは、単一の細長い係合要素111をそれぞれ含んでもよい。
【0064】
別の代替的な実施の形態においては、引っ張り式であろうと圧縮式であろうと、いかなる種類の弾性要素によっても付勢要素117を提供してよい。
【0065】
さらに別の代替的な実施の形態においては、たとえば反対付勢要素141に関して実施した膨張袋等の、作動式(actuatable)要素により付勢要素117を提供してよい。
【0066】
また、記載した実施の形態では、反対付勢要素141の膨張袋143を空気圧により動作させたが、別の実施の形態では油圧により動作させてよい。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
印刷スクリーンを支持するフレームアセンブリであって、
印刷スクリーンを使用中に支持するフレームユニットと、
印刷スクリーンを前記フレームユニットに取り付け、及び印刷スクリーンを前記フレームユニットから取り外しを行うスクリーン取り付け機構と
を含み、
前記スクリーン取り付け機構は、スクリーン取り付け部材と、少なくとも1つのアクチュエータ要素とを備え、
前記スクリーン取り付け部材は、印刷スクリーンを該スクリーン取り付け部材に取り付け、又は取り外すことができるスクリーン受け取り位置と、該印刷スクリーンが前記フレームユニットへ取り付けられる取り付け位置との間を移動可能に前記フレームユニットに結合され、
前記アクチュエータ要素は、前記スクリーン取り付け部材に結合され、該スクリーン取り付け部材を、前記スクリーン受け取り位置と取り付け位置との間で移動させるべく作動可能である
ことを特徴とするフレームアセンブリ。
【請求項2】
前記スクリーン取り付け機構が、複数のアクチュエータ要素を含む
ことを特徴とする請求項1に記載のフレームアセンブリ。
【請求項3】
前記アクチュエータ要素が、該フレームアセンブリを2以上の位置でスクリーン印刷機へと取り付けることを可能にするべく配置される
ことを特徴とする請求項2に記載のフレームアセンブリ。
【請求項4】
前記フレームユニットが、複数のフレーム部材を含み、
前記スクリーン取り付け部材が、移動可能に前記フレーム部材にそれぞれ結合される複数の支持要素を含む
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のフレームアセンブリ。
【請求項5】
前記スクリーン取り付け部材が、印刷スクリーンを滑り込ませて受け取るべく対向して配置された少なくとも2つの支持要素を含む
ことを特徴とする請求項4に記載のフレームアセンブリ。
【請求項6】
前記スクリーン取り付け部材が、上から見たときにU型の形状を共に形成する3つの支持要素を含み、
該スクリーン支持要素の第1及び第2が、それらの一方側である近位端から印刷スクリーンを滑り込ませて受け取るべく対向して配置されており、その他の第3のスクリーン支持要素が、それらの他方側である後方端の間を延伸する
ことを特徴とする請求項5に記載のフレームアセンブリ。
【請求項7】
前記フレーム部材が細長い部材を含み、
前記スクリーン支持要素が、前記それぞれのフレーム部材の長さに沿って延伸する細長い要素を含む
ことを特徴とする請求項4〜6のいずれかに記載のフレームアセンブリ。
【請求項8】
前記アクチュエータ要素が、前記スクリーン支持要素の端部へとそれぞれ結合される
ことを特徴とする請求項2に従属する場合の請求項7に記載のフレームアセンブリ。
【請求項9】
前記少なくとも1つのアクチュエータ要素は、移動体を含み、
前記移動体は、前記スクリーン取り付け部材が前記取り付け位置に存する第1の位置と、前記スクリーン取り付け部材が前記スクリーン受け取り位置に存する第2の位置との間を移動させられるべく外部アクチュエータにより作動可能となるように、前記スクリーン支持部材に結合されて前記フレームユニットから延伸している
ことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載のフレームアセンブリ。
【請求項10】
前記少なくとも1つのアクチュエータ要素が、さらに付勢要素を含み、
前記付勢要素は、前記移動体を前記第1の位置へ通常付勢し、
前記移動体が、前記付勢要素の付勢に対抗して前記第2の位置へと移動させられる
ことを特徴とする請求項9に記載のフレームアセンブリ。
【請求項11】
前記第1の位置が、前記移動体が前記フレームユニットから延伸した延伸位置であり、前記第2の位置が、前記移動体が前記フレームユニットへと押し下げられた押下位置である
ことを特徴とする請求項9又は10に記載のフレームアセンブリ。
【請求項12】
前記フレームユニットが、該フレームユニットから前記印刷スクリーンを分離する前に該印刷スクリーンから印刷ヘッド及び付随する印刷媒体を除去することを可能にするべく、前記フレームユニットから前記印刷スクリーンを分離する前に前記印刷ヘッドを上に留めておくことができる支持ステーションを、前記フレームユニットの内側縁部に隣接させて含む
ことを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載のフレームアセンブリ。
【請求項13】
前記支持ステーションが、その上へと前記印刷ヘッドが摺動移動するのを可能にするべく、前記フレームユニットの各縁部の下面から内側に広がるプラットホームを含む
ことを特徴とする請求項12に記載のフレームアセンブリ。
【請求項14】
前記プラットホームが、シート要素を含む
ことを特徴とする請求項13に記載のフレームアセンブリ。
【請求項15】
請求項1〜14のいずれかに記載のフレームアセンブリを組み込んだスクリーン印刷機。
【請求項16】
前記フレームユニットが、少なくとも部分的に、該スクリーン印刷機の筐体もしくは支持フレームにより提供される
ことを特徴とする請求項1〜15のいずれかに記載のスクリーン印刷機。
【請求項17】
前記フレームユニットが、該スクリーン印刷機の筐体もしくは支持フレームにより提供される
ことを特徴とする請求項16に記載のスクリーン印刷機。
【請求項18】
前記フレームユニットが、該スクリーン印刷機の一体的一部である
ことを特徴とする請求項16又は17に記載のスクリーン印刷機。
【請求項19】
印刷スクリーンを使用中に支持するフレームユニットと、
印刷スクリーンを前記フレームユニットに取り付け、及び印刷スクリーンを前記フレームユニットから取り外しを行うスクリーン取り付け機構と
を含み、
前記スクリーン取り付け機構は、スクリーン取り付け部材と、少なくとも1つのアクチュエータ要素とを備え、
前記スクリーン取り付け部材は、印刷スクリーンを該スクリーン取り付け部材に取り付け、又は取り外すことができるスクリーン受け取り位置と、該印刷スクリーンが前記フレームユニットへ取り付けられる取り付け位置との間を移動可能に前記フレームユニットに結合され、
前記アクチュエータ要素は、前記スクリーン取り付け部材に結合され、該スクリーン取り付け部材を、前記スクリーン受け取り位置と取り付け位置との間で移動させるべく作動可能である
ことを特徴とするスクリーン印刷機。
【請求項20】
前記少なくとも1つのアクチュエータ要素は、移動体を含み、
前記移動体は、前記スクリーン取り付け部材が前記取り付け位置に存する第1の位置と、前記スクリーン取り付け部材が前記スクリーン受け取り位置に存する第2の位置との間を移動させられるべく外部アクチュエータにより作動可能となるように、前記スクリーン支持部材に結合されて前記フレームユニットから延伸している
ことを特徴とする請求項19に記載のスクリーン印刷機。
【請求項21】
前記少なくとも1つのアクチュエータ要素が、さらに付勢要素を含み、
前記付勢要素は、前記移動体を前記第1の位置へ通常付勢し、
前記移動体が、前記付勢要素の付勢に対抗して前記第2の位置へと移動させられる
ことを特徴とする請求項20に記載のスクリーン印刷機。
【請求項22】
前記第1の位置が、前記移動体が前記フレームユニットから延伸した延伸位置であり、前記第2の位置が、前記移動体が前記フレームユニットへと押し下げられた押下位置である
ことを特徴とする請求項20又は21に記載のスクリーン印刷機。
【請求項23】
前記スクリーン取り付け機構が、複数のアクチュエータ要素を含む
ことを特徴とする請求項19〜22のいずれかに記載のスクリーン印刷機。
【請求項24】
前記フレームユニットが、複数のフレーム部材を含み、
前記スクリーン取り付け部材が、移動可能に前記フレーム部材にそれぞれ結合される複数の支持要素を含む
ことを特徴とする請求項19〜23のいずれかに記載のスクリーン印刷機。
【請求項25】
前記スクリーン取り付け部材が、印刷スクリーンを滑り込ませて受け取るべく対向して配置された少なくとも2つの支持要素を含む
ことを特徴とする請求項24に記載のスクリーン印刷機。
【請求項26】
前記スクリーン取り付け部材が、上から見たときにU型の形状を共に形成する3つの支持要素を含み、
該スクリーン支持要素の第1及び第2が、それらの一方側である近位端から印刷スクリーンを滑り込ませて受け取るべく対向して配置されており、その他の第3のスクリーン支持要素が、それらの他方側である後方端の間を延伸する
ことを特徴とする請求項25に記載のスクリーン印刷機。
【請求項27】
前記フレーム部材が細長い部材を含み、
前記スクリーン支持要素が、前記それぞれのフレーム部材の長さに沿って延伸する細長い要素を含む
ことを特徴とする請求項24〜26のいずれかに記載のスクリーン印刷機。
【請求項28】
前記アクチュエータ要素が、前記スクリーン支持要素の端部へとそれぞれ結合される
ことを特徴とする請求項23に従属する場合の請求項27に記載のスクリーン印刷機。
【請求項29】
前記少なくとも1つのアクチュエータ要素は、移動体を含み、
前記移動体は、前記スクリーン取り付け部材が前記取り付け位置に存する第1の位置と、前記スクリーン取り付け部材が前記スクリーン受け取り位置に存する第2の位置との間を移動させられるべく外部アクチュエータにより作動可能となるように、前記スクリーン支持部材に結合されて前記フレームユニットから延伸している
ことを特徴とする請求項19〜28のいずれかに記載のスクリーン印刷機。
【請求項30】
前記少なくとも1つのアクチュエータ要素が、さらに付勢要素を含み、
前記付勢要素は、前記移動体を前記第1の位置へ通常付勢し、
前記移動体が、前記付勢要素の付勢に対抗して前記第2の位置へと移動させられる
ことを特徴とする請求項29に記載のスクリーン印刷機。
【請求項31】
前記第1の位置が、前記移動体が前記フレームユニットから延伸した延伸位置であり、前記第2の位置が、前記移動体が前記フレームユニットへと押し下げられた押下位置である
ことを特徴とする請求項29又は30に記載のスクリーン印刷機。
【請求項32】
前記フレームユニットから前記印刷スクリーンを分離する前に該印刷スクリーンから印刷ヘッド及び付随する印刷媒体を除去することを可能にするべく、前記フレームユニットから前記印刷スクリーンを分離する前に前記印刷ヘッドを上に留めておくことができる支持ステーションを、内側縁部に隣接させて、さらに含む
ことを特徴とする請求項19〜31のいずれかに記載のスクリーン印刷機。
【請求項33】
前記支持ステーションが、その上へと前記印刷ヘッドが摺動移動するのを可能にするべく、前記フレームユニットの各縁部の下面から内側に広がるプラットホームを含む
ことを特徴とする請求項32に記載のスクリーン印刷機。
【請求項34】
前記プラットホームが、シート要素を含む
ことを特徴とする請求項33に記載のスクリーン印刷機。
【請求項35】
前記フレームユニットが、少なくとも部分的に、該スクリーン印刷機の筐体もしくは支持フレームにより提供される
ことを特徴とする請求項19〜34のいずれかに記載のスクリーン印刷機。
【請求項36】
前記フレームユニットが、該スクリーン印刷機の筐体もしくは支持フレームにより提供される
ことを特徴とする請求項35に記載のスクリーン印刷機。
【請求項37】
前記フレームユニットが、該スクリーン印刷機の一体的一部である
ことを特徴とする請求項35又は36に記載のスクリーン印刷機。
【請求項38】
取り外し可能な印刷スクリーンを含むフレームアセンブリを支持するフレーム支持機構であって、
前記フレーム支持機構は、フレーム支持部材と、アクチュエータ機構とを備え、
前記フレーム支持部材は、フレームアセンブリを使用中に支持し、
前記フレームアセンブリは、スクリーン取り付け部材と、少なくとも1つのアクチュエータ要素とを備え、
前記スクリーン取り付け部材は、印刷スクリーンを該スクリーン取り付け部材に取り付け、又は取り外すことができるスクリーン受け取り位置と、該印刷スクリーンが前記フレームアセンブリにおける動作位置に取り付けられる取り付け位置との間を移動可能であり、
前記アクチュエータ要素は、前記スクリーン取り付け部材に結合され、該スクリーン取り付け部材を、前記スクリーン受け取り位置と取り付け位置との間で移動させるべく作動可能であり、
前記アクチュエータ機構は、前記フレームアセンブリの前記スクリーン取り付け部材を、前記スクリーン受け取り位置と取り付け位置との間で移動させるべく前記フレームアセンブリの前記少なくとも1つのアクチュエータ要素を作動させるよう動作可能である
ことを特徴とするフレーム支持機構。
【請求項39】
前記フレームアセンブリが、その対向し合う縁部に配置された複数のアクチュエータ要素を含み、
前記フレーム支持部材が、前記フレームアセンブリの前記対向し合う縁部をそれぞれ支持するべく対向して配置された第1及び第2のフレーム支持要素を含み、
前記アクチュエータ機構が、前記フレームアセンブリの前記縁部における前記アクチュエータ要素をそれぞれ作動させるべく動作する第1及び第2のアクチュエータユニットを含む
ことを特徴とする請求項38に記載のフレーム支持機構。
【請求項40】
前記アクチュエータユニットが、それぞれ、
前記フレームアセンブリの対応する前記縁部における前記アクチュエータ要素に係合する係合要素と、
前記フレームアセンブリの対応する前記縁部における前記アクチュエータ要素を作動させるよう前記係合要素を駆動するべく動作可能な少なくとも1つの駆動要素と
を含む
ことを特徴とする請求項39に記載のフレーム支持機構。
【請求項41】
前記少なくとも1つの駆動要素が、ピストン要素を含む
ことを特徴とする請求項40に記載のフレーム支持機構。
【請求項42】
前記フレームアセンブリが、前記スクリーン支持部材が移動可能に結合されるフレームユニットを含む
ことを特徴とする請求項38〜41のいずれかに記載のフレーム支持機構。
【請求項43】
前記フレームユニットが、複数のフレーム部材を含み、
前記スクリーン取り付け部材が、移動可能に前記フレーム部材にそれぞれ結合される複数のスクリーン支持要素を含む
ことを特徴とする請求項42に記載のフレーム支持機構。
【請求項44】
前記フレーム部材が、細長い部材を含み、
前記スクリーン支持要素が、前記それぞれのフレーム部材の長さに沿って延伸する細長い要素を含む
ことを特徴とする請求項43に記載のフレーム支持機構。
【請求項45】
前記アクチュエータ要素が、前記スクリーン支持要素の端部へとそれぞれ結合される
ことを特徴とする請求項39に従属する場合の請求44に記載のフレーム支持機構。
【請求項46】
前記スクリーン取り付け部材が、印刷スクリーンを滑り込ませて受け取るべく対向して配置された少なくとも2つのスクリーン支持要素を含む
ことを特徴とする請求項43〜45のいずれかに記載のフレーム支持機構。
【請求項47】
前記スクリーン取り付け部材が、上から見たときにU型の形状を共に形成する3つのスクリーン支持要素を含み、
該スクリーン支持要素の第1及び第2が、それらの一方側である近位端から印刷スクリーンを滑り込ませて受け取るべく対向して配置されており、その他の第3のスクリーン支持要素が、それらの他方側である後方端の間を延伸する
ことを特徴とする請求項46に記載のフレーム支持機構。
【請求項48】
前記フレームユニットから前記印刷スクリーンを取り外す前に該印刷スクリーンから印刷ヘッド及び付随する印刷媒体を除去することを可能にするべく、前記フレームユニットから前記印刷スクリーンを取り外す前に前記印刷ヘッドを上に留めておくことができる支持ステーションをさらに含む
ことを特徴とする請求項38〜47のいずれかに記載のフレーム支持機構。
【請求項49】
前記支持ステーションが、前記フレームユニットの内側縁部に隣接して位置している
ことを特徴とする請求項48に記載のフレーム支持機構。
【請求項50】
前記支持ステーションが、その上へと前記印刷ヘッドが摺動移動するのを可能にするべく、前記フレームユニットの各縁部の下面から内側に広がるプラットホームを含む
ことを特徴とする請求項49に記載のフレーム支持機構。
【請求項51】
前記プラットホームが、シート要素を含む
ことを特徴とする請求項50に記載のフレーム支持機構。
【請求項52】
請求項38〜51のいずれかに記載のフレーム支持機構が組み込まれたスクリーン印刷機。
【請求項53】
前記フレーム支持部材が、少なくとも部分的に、スクリーン印刷機の筐体もしくは支持フレームにより提供される
ことを特徴とする請求項52に記載のスクリーン印刷機。
【請求項54】
前記フレーム支持部材が、該スクリーン印刷機の筐体もしくは支持フレームにより提供される
ことを特徴とする請求項53に記載のスクリーン印刷機。
【請求項55】
前記フレーム支持部材が、該スクリーン印刷機の一体的一部である
ことを特徴とする請求項53又は54に記載のスクリーン印刷機。
【請求項56】
フレーム支持部材と、アクチュエータ機構とを備えたスクリーン印刷機であって、
前記フレーム支持部材は、フレームアセンブリを使用中に支持し、
前記フレームアセンブリは、スクリーン取り付け部材と、少なくとも1つのアクチュエータ要素とを備え、
前記スクリーン取り付け部材は、印刷スクリーンを該スクリーン取り付け部材に取り付け、又は取り外すことができるスクリーン受け取り位置と、該印刷スクリーンが前記フレームアセンブリにおける動作位置に取り付けられる取り付け位置との間を移動可能であり、
前記アクチュエータ要素は、前記スクリーン取り付け部材に結合され、該スクリーン取り付け部材を、前記スクリーン受け取り位置と取り付け位置との間で移動させるべく作動可能であり、
前記アクチュエータ機構は、前記フレームアセンブリの前記スクリーン取り付け部材を、前記スクリーン受け取り位置と取り付け位置との間で移動させるべく前記フレームアセンブリの前記少なくとも1つのアクチュエータ要素を作動させるよう動作可能である
ことを特徴とするスクリーン印刷機。
【請求項57】
前記フレームアセンブリが、その対向し合う縁部に配置された複数のアクチュエータ要素を含み、
前記フレーム支持部材が、前記フレームアセンブリの前記対向し合う縁部をそれぞれ支持するべく対向して配置された第1及び第2のフレーム支持要素を含み、
前記アクチュエータ機構が、前記フレームアセンブリの前記それぞれの縁部における前記アクチュエータ要素を作動させるべく動作する第1及び第2のアクチュエータユニットを含む
ことを特徴とする請求項56に記載のスクリーン印刷機。
【請求項58】
前記アクチュエータユニットが、それぞれ、
前記フレームアセンブリの対応する前記縁部における前記アクチュエータ要素に係合する係合要素と、
前記フレームアセンブリの対応する前記縁部における前記アクチュエータ要素を作動させるよう前記係合要素を駆動するべく動作可能な少なくとも1つの駆動要素と
を含む
ことを特徴とする請求項57に記載のスクリーン印刷機。
【請求項59】
前記少なくとも1つの駆動要素が、ピストン要素を含む
ことを特徴とする請求項58に記載のスクリーン印刷機。
【請求項60】
前記フレームアセンブリが、前記スクリーン支持部材が移動可能に結合されるフレームユニットを含む
ことを特徴とする請求項56〜59のいずれかに記載のスクリーン印刷機。
【請求項61】
前記フレームユニットが、複数のフレーム部材を含み、
前記スクリーン取り付け部材が、移動可能に前記フレーム部材にそれぞれ結合される複数のスクリーン支持要素を含む
ことを特徴とする請求項60に記載のスクリーン印刷機。
【請求項62】
前記フレーム部材が、細長い部材を含み、
前記スクリーン支持要素が、前記それぞれのフレーム部材の長さに沿って延伸する細長い要素を含む
ことを特徴とする請求項61に記載のスクリーン印刷機。
【請求項63】
前記アクチュエータ要素が、前記スクリーン支持要素の端部へとそれぞれ結合される
ことを特徴とする請求項57に従属する場合の請求項62に記載のスクリーン印刷機。
【請求項64】
前記スクリーン取り付け部材が、印刷スクリーンを滑り込ませて受け取るべく対向して配置された少なくとも2つのスクリーン支持要素を含む
ことを特徴とする請求項61〜63のいずれかに記載のスクリーン印刷機。
【請求項65】
前記スクリーン取り付け部材が、上から見たときにU型の形状を共に形成する3つのスクリーン支持要素を含み、
該スクリーン支持要素の第1及び第2が、それらの一方側である近位端から印刷スクリーンを滑り込ませて受け取るべく対向して配置されており、その他の第3のスクリーン支持要素が、それらの他方側である後方端の間を延伸する
ことを特徴とする請求項64に記載のスクリーン印刷機。
【請求項66】
前記フレームユニットから前記印刷スクリーンを取り外す前に該印刷スクリーンから印刷ヘッド及び付随する印刷媒体を除去することを可能にするべく、前記フレームユニットから前記印刷スクリーンを取り外す前に前記印刷ヘッドを上に留めておくことができる支持ステーションをさらに含む
ことを特徴とする請求項56〜65のいずれかに記載のスクリーン印刷機。
【請求項67】
前記支持ステーションが、前記フレームユニットの内側縁部に隣接して位置している
ことを特徴とする請求項66に記載のスクリーン印刷機。
【請求項68】
前記支持ステーションが、その上へと前記印刷ヘッドが摺動移動するのを可能にするべく、前記フレームユニットの各縁部の下面から内側に広がるプラットホームを含む
ことを特徴とする請求項67に記載のスクリーン印刷機。
【請求項69】
前記プラットホームが、シート要素を含む
ことを特徴とする請求項68に記載のスクリーン印刷機。
【請求項70】
前記フレーム支持部材が、少なくとも部分的に、スクリーン印刷機の筐体もしくは支持フレームにより提供される
ことを特徴とする請求項56〜69のいずれかに記載のスクリーン印刷機。
【請求項71】
前記フレーム支持部材が、該スクリーン印刷機の筐体もしくは支持フレームにより提供される
ことを特徴とする請求項70に記載のスクリーン印刷機。
【請求項72】
前記フレーム支持部材が、該スクリーン印刷機の一体的一部である
ことを特徴とする請求項70又は71に記載のスクリーン印刷機。
【請求項73】
印刷スクリーンを支持するフレームアセンブリであって、
印刷スクリーンを使用中に支持するフレームユニットを含み、
前記フレームユニットが、該フレームユニットから前記印刷スクリーンを分離する前に該印刷スクリーンから印刷ヘッド及び付随する印刷媒体を除去することを可能にするべく、前記フレームユニットから前記印刷スクリーンを分離する前に前記印刷ヘッドを上に留めておくことができる支持ステーションを、前記フレームユニットの内側縁部に隣接させて含む
ことを特徴とするフレームアセンブリ。
【請求項74】
前記支持ステーションが、その上へと前記印刷ヘッドが摺動移動するのを可能にするべく、前記フレームユニットの各縁部の下面から内側に広がるプラットホームを含む
ことを特徴とする請求項73に記載のフレームアセンブリ。
【請求項75】
前記プラットホームが、シート要素を含む
ことを特徴とする請求項74に記載のフレームアセンブリ。
【請求項76】
請求項73〜75のいずれかに記載のフレームアセンブリが組み込まれたスクリーン印刷機。
【請求項77】
前記フレームユニットが、少なくとも部分的に、該スクリーン印刷機の筐体もしくは支持フレームにより提供される
ことを特徴とする請求項76に記載のスクリーン印刷機。
【請求項78】
前記フレームユニットが、該スクリーン印刷機の筐体もしくは支持フレームにより提供される
ことを特徴とする請求項78に記載のスクリーン印刷機。
【請求項79】
前記フレームユニットが、該スクリーン印刷機の一体的一部である
ことを特徴とする請求項77又は78に記載のスクリーン印刷機。
【請求項80】
印刷スクリーンを使用中に支持するフレームユニットと、
前記フレーム支持部材から前記印刷スクリーンを分離する前に該印刷スクリーンから印刷ヘッド及び付随する印刷媒体を除去することを可能にするべく、前記フレーム支持部材から前記印刷スクリーンを分離する前に前記印刷ヘッドを上に留めておくことができる支持ステーションと
を含む
ことを特徴とするスクリーン印刷機。
【請求項81】
前記支持ステーションが、その上へと前記印刷ヘッドが摺動移動するのを可能にするべく、前記フレームユニットの各縁部の下面から内側に広がるプラットホームを含む
ことを特徴とする請求項80に記載のスクリーン印刷機。
【請求項82】
前記プラットホームが、シート要素を含む
ことを特徴とする請求項81に記載のスクリーン印刷機。
【請求項83】
前記フレームユニットが、少なくとも部分的に、該スクリーン印刷機の筐体もしくは支持フレームにより提供される
ことを特徴とする請求項80〜82のいずれかに記載のスクリーン印刷機。
【請求項84】
前記フレームユニットが、該スクリーン印刷機の筐体もしくは支持フレームにより提供される
ことを特徴とする請求項83に記載のスクリーン印刷機。
【請求項85】
前記フレームユニットが、該スクリーン印刷機の一体的一部である
ことを特徴とする請求項83又は84に記載のスクリーン印刷機。
【請求項86】
スクリーン印刷機に印刷スクリーンを取り付ける方法であって、
印刷スクリーンを支持するフレームユニットを提供する工程、
印刷スクリーンを前記フレームユニットへと取り付け、印刷スクリーンを前記フレームユニットから取り外すスクリーン取り付け機構を提供する工程であって、
前記スクリーン取り付け機構は、スクリーン取り付け部材を備え、前記スクリーン取り付け部材は、印刷スクリーンを該スクリーン取り付け部材に取り付け、又は取り外すことができるスクリーン受け取り位置と、該印刷スクリーンが前記フレームユニットへと取り付けられる取り付け位置との間を移動可能に前記フレームユニットに結合されており、
前記スクリーン取り付け部材を前記スクリーン受け取り位置へと移動させる工程、
前記スクリーン受け取り位置に位置するときに前記スクリーン取り付け部材へと印刷スクリーンを取り付ける工程、及び
前記印刷スクリーンが前記フレームユニットへと取り付けられる前記取り付け位置へと前記スクリーン取り付け部材を移動させる工程
を含む
ことを特徴とする方法。
【請求項87】
前記スクリーン取り付け機構が、前記スクリーン取り付け部材に結合された少なくとも1つのアクチュエータ要素を含み、
前記スクリーン取り付け部材を移動させる前記工程が、前記少なくとも1つのアクチュエータ要素を作動させることにより実行される
ことを特徴とする請求項86に記載の方法。
【請求項88】
前記スクリーン取り付け機構が、前記スクリーン取り付け部材に結合された複数のアクチュエータ要素を含み、
前記スクリーン取り付け部材を移動させる前記工程が、前記アクチュエータ要素を作動させることにより実行される
ことを特徴とする請求項87に記載の方法。
【請求項89】
前記フレームユニット及び前記スクリーン取り付け機構が、取り外し可能なフレームアセンブリとして提供される
ことを特徴とする請求項86〜88のいずれかに記載の方法。
【請求項90】
前記アクチュエータ要素が、前記フレームアセンブリを2以上の位置でスクリーン印刷機へと取り付けることを可能にするべく配置される
ことを特徴とする請求項88に従属する場合の請求項89に記載の方法。
【請求項91】
前記フレームユニットが、複数のフレーム部材を含み、
前記スクリーン取り付け部材が、移動可能に前記フレーム部材にそれぞれ結合される複数の支持要素を含む
ことを特徴とする請求項86〜90のいずれかに記載の方法。
【請求項92】
前記スクリーン取り付け部材が、印刷スクリーンを滑り込ませて受け取るべく対向して配置された少なくとも2つの支持要素を含む
ことを特徴とする請求項91に記載の方法。
【請求項93】
前記スクリーン取り付け部材が、上から見たときにU型の形状を共に形成する3つの支持要素を含み、
該スクリーン支持要素の第1及び第2が、それらの一方側である近位端から印刷スクリーンを滑り込ませて受け取るべく対向して配置されており、その他の第3のスクリーン支持要素が、それらの他方側である後方端の間を延伸する
ことを特徴とする請求項92に記載の方法。
【請求項94】
前記フレーム部材が細長い部材を含み、
前記スクリーン支持要素が、前記それぞれのフレーム部材の長さに沿って延伸する細長い要素を含む
ことを特徴とする請求項91〜93のいずれかに記載の方法。
【請求項95】
前記アクチュエータ要素が、前記スクリーン支持要素の端部へとそれぞれ結合される
ことを特徴とする請求項88に従属する場合の請求項94に記載の方法。
【請求項96】
前記スクリーン取り付け部材が前記取り付け位置に来る第1の位置と、前記スクリーン取り付け部材が前記スクリーン受け取り位置に来る第2の位置との間を移動させられるべく外部アクチュエータにより作動可能となるよう、前記スクリーン支持部材に結合されて前記フレームユニットから延伸する移動体を前記少なくとも1つのアクチュエータ要素が含む
ことを特徴とする請求項86〜95のいずれかに記載の方法。
【請求項97】
前記少なくとも1つのアクチュエータ要素が、さらに付勢要素を含み、前記付勢要素は、前記移動体を前記第1の位置へ通常付勢し、
前記移動体が、前記付勢要素の付勢に対抗して前記第2の位置へと移動させられる
ことを特徴とする請求項96に記載の方法。
【請求項98】
前記第1の位置が、前記移動体が前記フレームユニットから延伸した延伸位置であり、前記第2の位置が、前記移動体が前記フレームユニットへと押し下げられた押下位置である
ことを特徴とする請求項96又は97に記載の方法。
【請求項99】
前記フレームユニットが、該フレームユニットから前記印刷スクリーンを分離する前に、印刷ヘッドを上に留めておくことができる支持ステーションを、該フレームユニットの内側縁部に隣接させて含み、
前記フレームユニットから前記印刷スクリーンを分離する前に該印刷スクリーンから前記印刷ヘッド及び付随する印刷媒体を除去することを可能にするべく、前記スクリーン受け取り位置へと前記印刷スクリーンを移動させる前記工程の前に、前記支持ステーションに印刷ヘッドを留める工程をさらに含む
ことを特徴とする請求項86〜98のいずれかに記載の方法。
【請求項100】
前記支持ステーションが、その上へと前記印刷ヘッドが摺動移動するのを可能にするべく、前記フレームユニットの各縁部の下面から内側に広がるプラットホームを含む
ことを特徴とする請求項99に記載の方法。
【請求項101】
前記プラットホームが、シート要素を含む
ことを特徴とする請求項100に記載の方法。
【請求項102】
スクリーン印刷機に印刷スクリーンを取り付ける方法であって、
印刷スクリーンを支持するフレームユニットを提供する工程と、
前記フレームユニットから前記印刷スクリーンを分離する前に、印刷ヘッドを上に留めておくことができる支持ステーションを、前記フレームユニットの内側縁部に隣接させて提供する工程と、
前記フレームユニットから前記印刷スクリーンを分離する前に該印刷スクリーンから前記印刷ヘッド及び付随する印刷媒体を除去することを可能にするべく、前記フレームユニットから前記印刷スクリーンを取り外す前に、前記支持ステーションに印刷ヘッドを留める工程と
を含む
ことを特徴とする方法。
【請求項103】
前記支持ステーションが、その上へと前記印刷ヘッドが摺動移動するのを可能にするべく、前記フレームユニットの各縁部の下面から内側に広がるプラットホームを含む
ことを特徴とする請求項102に記載の方法。
【請求項104】
前記プラットホームが、シート要素を含む
ことを特徴とする請求項103に記載の方法。
【請求項1】
印刷スクリーンを支持するフレームアセンブリであって、
印刷スクリーンを使用中に支持するフレームユニットと、
印刷スクリーンを前記フレームユニットに取り付け、及び印刷スクリーンを前記フレームユニットから取り外しを行うスクリーン取り付け機構と
を含み、
前記スクリーン取り付け機構は、スクリーン取り付け部材と、少なくとも1つのアクチュエータ要素とを備え、
前記スクリーン取り付け部材は、印刷スクリーンを該スクリーン取り付け部材に取り付け、又は取り外すことができるスクリーン受け取り位置と、該印刷スクリーンが前記フレームユニットへ取り付けられる取り付け位置との間を移動可能に前記フレームユニットに結合され、
前記アクチュエータ要素は、前記スクリーン取り付け部材に結合され、該スクリーン取り付け部材を、前記スクリーン受け取り位置と取り付け位置との間で移動させるべく作動可能である
ことを特徴とするフレームアセンブリ。
【請求項2】
前記スクリーン取り付け機構が、複数のアクチュエータ要素を含む
ことを特徴とする請求項1に記載のフレームアセンブリ。
【請求項3】
前記アクチュエータ要素が、該フレームアセンブリを2以上の位置でスクリーン印刷機へと取り付けることを可能にするべく配置される
ことを特徴とする請求項2に記載のフレームアセンブリ。
【請求項4】
前記フレームユニットが、複数のフレーム部材を含み、
前記スクリーン取り付け部材が、移動可能に前記フレーム部材にそれぞれ結合される複数の支持要素を含む
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のフレームアセンブリ。
【請求項5】
前記スクリーン取り付け部材が、印刷スクリーンを滑り込ませて受け取るべく対向して配置された少なくとも2つの支持要素を含む
ことを特徴とする請求項4に記載のフレームアセンブリ。
【請求項6】
前記スクリーン取り付け部材が、上から見たときにU型の形状を共に形成する3つの支持要素を含み、
該スクリーン支持要素の第1及び第2が、それらの一方側である近位端から印刷スクリーンを滑り込ませて受け取るべく対向して配置されており、その他の第3のスクリーン支持要素が、それらの他方側である後方端の間を延伸する
ことを特徴とする請求項5に記載のフレームアセンブリ。
【請求項7】
前記フレーム部材が細長い部材を含み、
前記スクリーン支持要素が、前記それぞれのフレーム部材の長さに沿って延伸する細長い要素を含む
ことを特徴とする請求項4〜6のいずれかに記載のフレームアセンブリ。
【請求項8】
前記アクチュエータ要素が、前記スクリーン支持要素の端部へとそれぞれ結合される
ことを特徴とする請求項2に従属する場合の請求項7に記載のフレームアセンブリ。
【請求項9】
前記少なくとも1つのアクチュエータ要素は、移動体を含み、
前記移動体は、前記スクリーン取り付け部材が前記取り付け位置に存する第1の位置と、前記スクリーン取り付け部材が前記スクリーン受け取り位置に存する第2の位置との間を移動させられるべく外部アクチュエータにより作動可能となるように、前記スクリーン支持部材に結合されて前記フレームユニットから延伸している
ことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載のフレームアセンブリ。
【請求項10】
前記少なくとも1つのアクチュエータ要素が、さらに付勢要素を含み、
前記付勢要素は、前記移動体を前記第1の位置へ通常付勢し、
前記移動体が、前記付勢要素の付勢に対抗して前記第2の位置へと移動させられる
ことを特徴とする請求項9に記載のフレームアセンブリ。
【請求項11】
前記第1の位置が、前記移動体が前記フレームユニットから延伸した延伸位置であり、前記第2の位置が、前記移動体が前記フレームユニットへと押し下げられた押下位置である
ことを特徴とする請求項9又は10に記載のフレームアセンブリ。
【請求項12】
前記フレームユニットが、該フレームユニットから前記印刷スクリーンを分離する前に該印刷スクリーンから印刷ヘッド及び付随する印刷媒体を除去することを可能にするべく、前記フレームユニットから前記印刷スクリーンを分離する前に前記印刷ヘッドを上に留めておくことができる支持ステーションを、前記フレームユニットの内側縁部に隣接させて含む
ことを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載のフレームアセンブリ。
【請求項13】
前記支持ステーションが、その上へと前記印刷ヘッドが摺動移動するのを可能にするべく、前記フレームユニットの各縁部の下面から内側に広がるプラットホームを含む
ことを特徴とする請求項12に記載のフレームアセンブリ。
【請求項14】
前記プラットホームが、シート要素を含む
ことを特徴とする請求項13に記載のフレームアセンブリ。
【請求項15】
請求項1〜14のいずれかに記載のフレームアセンブリを組み込んだスクリーン印刷機。
【請求項16】
前記フレームユニットが、少なくとも部分的に、該スクリーン印刷機の筐体もしくは支持フレームにより提供される
ことを特徴とする請求項1〜15のいずれかに記載のスクリーン印刷機。
【請求項17】
前記フレームユニットが、該スクリーン印刷機の筐体もしくは支持フレームにより提供される
ことを特徴とする請求項16に記載のスクリーン印刷機。
【請求項18】
前記フレームユニットが、該スクリーン印刷機の一体的一部である
ことを特徴とする請求項16又は17に記載のスクリーン印刷機。
【請求項19】
印刷スクリーンを使用中に支持するフレームユニットと、
印刷スクリーンを前記フレームユニットに取り付け、及び印刷スクリーンを前記フレームユニットから取り外しを行うスクリーン取り付け機構と
を含み、
前記スクリーン取り付け機構は、スクリーン取り付け部材と、少なくとも1つのアクチュエータ要素とを備え、
前記スクリーン取り付け部材は、印刷スクリーンを該スクリーン取り付け部材に取り付け、又は取り外すことができるスクリーン受け取り位置と、該印刷スクリーンが前記フレームユニットへ取り付けられる取り付け位置との間を移動可能に前記フレームユニットに結合され、
前記アクチュエータ要素は、前記スクリーン取り付け部材に結合され、該スクリーン取り付け部材を、前記スクリーン受け取り位置と取り付け位置との間で移動させるべく作動可能である
ことを特徴とするスクリーン印刷機。
【請求項20】
前記少なくとも1つのアクチュエータ要素は、移動体を含み、
前記移動体は、前記スクリーン取り付け部材が前記取り付け位置に存する第1の位置と、前記スクリーン取り付け部材が前記スクリーン受け取り位置に存する第2の位置との間を移動させられるべく外部アクチュエータにより作動可能となるように、前記スクリーン支持部材に結合されて前記フレームユニットから延伸している
ことを特徴とする請求項19に記載のスクリーン印刷機。
【請求項21】
前記少なくとも1つのアクチュエータ要素が、さらに付勢要素を含み、
前記付勢要素は、前記移動体を前記第1の位置へ通常付勢し、
前記移動体が、前記付勢要素の付勢に対抗して前記第2の位置へと移動させられる
ことを特徴とする請求項20に記載のスクリーン印刷機。
【請求項22】
前記第1の位置が、前記移動体が前記フレームユニットから延伸した延伸位置であり、前記第2の位置が、前記移動体が前記フレームユニットへと押し下げられた押下位置である
ことを特徴とする請求項20又は21に記載のスクリーン印刷機。
【請求項23】
前記スクリーン取り付け機構が、複数のアクチュエータ要素を含む
ことを特徴とする請求項19〜22のいずれかに記載のスクリーン印刷機。
【請求項24】
前記フレームユニットが、複数のフレーム部材を含み、
前記スクリーン取り付け部材が、移動可能に前記フレーム部材にそれぞれ結合される複数の支持要素を含む
ことを特徴とする請求項19〜23のいずれかに記載のスクリーン印刷機。
【請求項25】
前記スクリーン取り付け部材が、印刷スクリーンを滑り込ませて受け取るべく対向して配置された少なくとも2つの支持要素を含む
ことを特徴とする請求項24に記載のスクリーン印刷機。
【請求項26】
前記スクリーン取り付け部材が、上から見たときにU型の形状を共に形成する3つの支持要素を含み、
該スクリーン支持要素の第1及び第2が、それらの一方側である近位端から印刷スクリーンを滑り込ませて受け取るべく対向して配置されており、その他の第3のスクリーン支持要素が、それらの他方側である後方端の間を延伸する
ことを特徴とする請求項25に記載のスクリーン印刷機。
【請求項27】
前記フレーム部材が細長い部材を含み、
前記スクリーン支持要素が、前記それぞれのフレーム部材の長さに沿って延伸する細長い要素を含む
ことを特徴とする請求項24〜26のいずれかに記載のスクリーン印刷機。
【請求項28】
前記アクチュエータ要素が、前記スクリーン支持要素の端部へとそれぞれ結合される
ことを特徴とする請求項23に従属する場合の請求項27に記載のスクリーン印刷機。
【請求項29】
前記少なくとも1つのアクチュエータ要素は、移動体を含み、
前記移動体は、前記スクリーン取り付け部材が前記取り付け位置に存する第1の位置と、前記スクリーン取り付け部材が前記スクリーン受け取り位置に存する第2の位置との間を移動させられるべく外部アクチュエータにより作動可能となるように、前記スクリーン支持部材に結合されて前記フレームユニットから延伸している
ことを特徴とする請求項19〜28のいずれかに記載のスクリーン印刷機。
【請求項30】
前記少なくとも1つのアクチュエータ要素が、さらに付勢要素を含み、
前記付勢要素は、前記移動体を前記第1の位置へ通常付勢し、
前記移動体が、前記付勢要素の付勢に対抗して前記第2の位置へと移動させられる
ことを特徴とする請求項29に記載のスクリーン印刷機。
【請求項31】
前記第1の位置が、前記移動体が前記フレームユニットから延伸した延伸位置であり、前記第2の位置が、前記移動体が前記フレームユニットへと押し下げられた押下位置である
ことを特徴とする請求項29又は30に記載のスクリーン印刷機。
【請求項32】
前記フレームユニットから前記印刷スクリーンを分離する前に該印刷スクリーンから印刷ヘッド及び付随する印刷媒体を除去することを可能にするべく、前記フレームユニットから前記印刷スクリーンを分離する前に前記印刷ヘッドを上に留めておくことができる支持ステーションを、内側縁部に隣接させて、さらに含む
ことを特徴とする請求項19〜31のいずれかに記載のスクリーン印刷機。
【請求項33】
前記支持ステーションが、その上へと前記印刷ヘッドが摺動移動するのを可能にするべく、前記フレームユニットの各縁部の下面から内側に広がるプラットホームを含む
ことを特徴とする請求項32に記載のスクリーン印刷機。
【請求項34】
前記プラットホームが、シート要素を含む
ことを特徴とする請求項33に記載のスクリーン印刷機。
【請求項35】
前記フレームユニットが、少なくとも部分的に、該スクリーン印刷機の筐体もしくは支持フレームにより提供される
ことを特徴とする請求項19〜34のいずれかに記載のスクリーン印刷機。
【請求項36】
前記フレームユニットが、該スクリーン印刷機の筐体もしくは支持フレームにより提供される
ことを特徴とする請求項35に記載のスクリーン印刷機。
【請求項37】
前記フレームユニットが、該スクリーン印刷機の一体的一部である
ことを特徴とする請求項35又は36に記載のスクリーン印刷機。
【請求項38】
取り外し可能な印刷スクリーンを含むフレームアセンブリを支持するフレーム支持機構であって、
前記フレーム支持機構は、フレーム支持部材と、アクチュエータ機構とを備え、
前記フレーム支持部材は、フレームアセンブリを使用中に支持し、
前記フレームアセンブリは、スクリーン取り付け部材と、少なくとも1つのアクチュエータ要素とを備え、
前記スクリーン取り付け部材は、印刷スクリーンを該スクリーン取り付け部材に取り付け、又は取り外すことができるスクリーン受け取り位置と、該印刷スクリーンが前記フレームアセンブリにおける動作位置に取り付けられる取り付け位置との間を移動可能であり、
前記アクチュエータ要素は、前記スクリーン取り付け部材に結合され、該スクリーン取り付け部材を、前記スクリーン受け取り位置と取り付け位置との間で移動させるべく作動可能であり、
前記アクチュエータ機構は、前記フレームアセンブリの前記スクリーン取り付け部材を、前記スクリーン受け取り位置と取り付け位置との間で移動させるべく前記フレームアセンブリの前記少なくとも1つのアクチュエータ要素を作動させるよう動作可能である
ことを特徴とするフレーム支持機構。
【請求項39】
前記フレームアセンブリが、その対向し合う縁部に配置された複数のアクチュエータ要素を含み、
前記フレーム支持部材が、前記フレームアセンブリの前記対向し合う縁部をそれぞれ支持するべく対向して配置された第1及び第2のフレーム支持要素を含み、
前記アクチュエータ機構が、前記フレームアセンブリの前記縁部における前記アクチュエータ要素をそれぞれ作動させるべく動作する第1及び第2のアクチュエータユニットを含む
ことを特徴とする請求項38に記載のフレーム支持機構。
【請求項40】
前記アクチュエータユニットが、それぞれ、
前記フレームアセンブリの対応する前記縁部における前記アクチュエータ要素に係合する係合要素と、
前記フレームアセンブリの対応する前記縁部における前記アクチュエータ要素を作動させるよう前記係合要素を駆動するべく動作可能な少なくとも1つの駆動要素と
を含む
ことを特徴とする請求項39に記載のフレーム支持機構。
【請求項41】
前記少なくとも1つの駆動要素が、ピストン要素を含む
ことを特徴とする請求項40に記載のフレーム支持機構。
【請求項42】
前記フレームアセンブリが、前記スクリーン支持部材が移動可能に結合されるフレームユニットを含む
ことを特徴とする請求項38〜41のいずれかに記載のフレーム支持機構。
【請求項43】
前記フレームユニットが、複数のフレーム部材を含み、
前記スクリーン取り付け部材が、移動可能に前記フレーム部材にそれぞれ結合される複数のスクリーン支持要素を含む
ことを特徴とする請求項42に記載のフレーム支持機構。
【請求項44】
前記フレーム部材が、細長い部材を含み、
前記スクリーン支持要素が、前記それぞれのフレーム部材の長さに沿って延伸する細長い要素を含む
ことを特徴とする請求項43に記載のフレーム支持機構。
【請求項45】
前記アクチュエータ要素が、前記スクリーン支持要素の端部へとそれぞれ結合される
ことを特徴とする請求項39に従属する場合の請求44に記載のフレーム支持機構。
【請求項46】
前記スクリーン取り付け部材が、印刷スクリーンを滑り込ませて受け取るべく対向して配置された少なくとも2つのスクリーン支持要素を含む
ことを特徴とする請求項43〜45のいずれかに記載のフレーム支持機構。
【請求項47】
前記スクリーン取り付け部材が、上から見たときにU型の形状を共に形成する3つのスクリーン支持要素を含み、
該スクリーン支持要素の第1及び第2が、それらの一方側である近位端から印刷スクリーンを滑り込ませて受け取るべく対向して配置されており、その他の第3のスクリーン支持要素が、それらの他方側である後方端の間を延伸する
ことを特徴とする請求項46に記載のフレーム支持機構。
【請求項48】
前記フレームユニットから前記印刷スクリーンを取り外す前に該印刷スクリーンから印刷ヘッド及び付随する印刷媒体を除去することを可能にするべく、前記フレームユニットから前記印刷スクリーンを取り外す前に前記印刷ヘッドを上に留めておくことができる支持ステーションをさらに含む
ことを特徴とする請求項38〜47のいずれかに記載のフレーム支持機構。
【請求項49】
前記支持ステーションが、前記フレームユニットの内側縁部に隣接して位置している
ことを特徴とする請求項48に記載のフレーム支持機構。
【請求項50】
前記支持ステーションが、その上へと前記印刷ヘッドが摺動移動するのを可能にするべく、前記フレームユニットの各縁部の下面から内側に広がるプラットホームを含む
ことを特徴とする請求項49に記載のフレーム支持機構。
【請求項51】
前記プラットホームが、シート要素を含む
ことを特徴とする請求項50に記載のフレーム支持機構。
【請求項52】
請求項38〜51のいずれかに記載のフレーム支持機構が組み込まれたスクリーン印刷機。
【請求項53】
前記フレーム支持部材が、少なくとも部分的に、スクリーン印刷機の筐体もしくは支持フレームにより提供される
ことを特徴とする請求項52に記載のスクリーン印刷機。
【請求項54】
前記フレーム支持部材が、該スクリーン印刷機の筐体もしくは支持フレームにより提供される
ことを特徴とする請求項53に記載のスクリーン印刷機。
【請求項55】
前記フレーム支持部材が、該スクリーン印刷機の一体的一部である
ことを特徴とする請求項53又は54に記載のスクリーン印刷機。
【請求項56】
フレーム支持部材と、アクチュエータ機構とを備えたスクリーン印刷機であって、
前記フレーム支持部材は、フレームアセンブリを使用中に支持し、
前記フレームアセンブリは、スクリーン取り付け部材と、少なくとも1つのアクチュエータ要素とを備え、
前記スクリーン取り付け部材は、印刷スクリーンを該スクリーン取り付け部材に取り付け、又は取り外すことができるスクリーン受け取り位置と、該印刷スクリーンが前記フレームアセンブリにおける動作位置に取り付けられる取り付け位置との間を移動可能であり、
前記アクチュエータ要素は、前記スクリーン取り付け部材に結合され、該スクリーン取り付け部材を、前記スクリーン受け取り位置と取り付け位置との間で移動させるべく作動可能であり、
前記アクチュエータ機構は、前記フレームアセンブリの前記スクリーン取り付け部材を、前記スクリーン受け取り位置と取り付け位置との間で移動させるべく前記フレームアセンブリの前記少なくとも1つのアクチュエータ要素を作動させるよう動作可能である
ことを特徴とするスクリーン印刷機。
【請求項57】
前記フレームアセンブリが、その対向し合う縁部に配置された複数のアクチュエータ要素を含み、
前記フレーム支持部材が、前記フレームアセンブリの前記対向し合う縁部をそれぞれ支持するべく対向して配置された第1及び第2のフレーム支持要素を含み、
前記アクチュエータ機構が、前記フレームアセンブリの前記それぞれの縁部における前記アクチュエータ要素を作動させるべく動作する第1及び第2のアクチュエータユニットを含む
ことを特徴とする請求項56に記載のスクリーン印刷機。
【請求項58】
前記アクチュエータユニットが、それぞれ、
前記フレームアセンブリの対応する前記縁部における前記アクチュエータ要素に係合する係合要素と、
前記フレームアセンブリの対応する前記縁部における前記アクチュエータ要素を作動させるよう前記係合要素を駆動するべく動作可能な少なくとも1つの駆動要素と
を含む
ことを特徴とする請求項57に記載のスクリーン印刷機。
【請求項59】
前記少なくとも1つの駆動要素が、ピストン要素を含む
ことを特徴とする請求項58に記載のスクリーン印刷機。
【請求項60】
前記フレームアセンブリが、前記スクリーン支持部材が移動可能に結合されるフレームユニットを含む
ことを特徴とする請求項56〜59のいずれかに記載のスクリーン印刷機。
【請求項61】
前記フレームユニットが、複数のフレーム部材を含み、
前記スクリーン取り付け部材が、移動可能に前記フレーム部材にそれぞれ結合される複数のスクリーン支持要素を含む
ことを特徴とする請求項60に記載のスクリーン印刷機。
【請求項62】
前記フレーム部材が、細長い部材を含み、
前記スクリーン支持要素が、前記それぞれのフレーム部材の長さに沿って延伸する細長い要素を含む
ことを特徴とする請求項61に記載のスクリーン印刷機。
【請求項63】
前記アクチュエータ要素が、前記スクリーン支持要素の端部へとそれぞれ結合される
ことを特徴とする請求項57に従属する場合の請求項62に記載のスクリーン印刷機。
【請求項64】
前記スクリーン取り付け部材が、印刷スクリーンを滑り込ませて受け取るべく対向して配置された少なくとも2つのスクリーン支持要素を含む
ことを特徴とする請求項61〜63のいずれかに記載のスクリーン印刷機。
【請求項65】
前記スクリーン取り付け部材が、上から見たときにU型の形状を共に形成する3つのスクリーン支持要素を含み、
該スクリーン支持要素の第1及び第2が、それらの一方側である近位端から印刷スクリーンを滑り込ませて受け取るべく対向して配置されており、その他の第3のスクリーン支持要素が、それらの他方側である後方端の間を延伸する
ことを特徴とする請求項64に記載のスクリーン印刷機。
【請求項66】
前記フレームユニットから前記印刷スクリーンを取り外す前に該印刷スクリーンから印刷ヘッド及び付随する印刷媒体を除去することを可能にするべく、前記フレームユニットから前記印刷スクリーンを取り外す前に前記印刷ヘッドを上に留めておくことができる支持ステーションをさらに含む
ことを特徴とする請求項56〜65のいずれかに記載のスクリーン印刷機。
【請求項67】
前記支持ステーションが、前記フレームユニットの内側縁部に隣接して位置している
ことを特徴とする請求項66に記載のスクリーン印刷機。
【請求項68】
前記支持ステーションが、その上へと前記印刷ヘッドが摺動移動するのを可能にするべく、前記フレームユニットの各縁部の下面から内側に広がるプラットホームを含む
ことを特徴とする請求項67に記載のスクリーン印刷機。
【請求項69】
前記プラットホームが、シート要素を含む
ことを特徴とする請求項68に記載のスクリーン印刷機。
【請求項70】
前記フレーム支持部材が、少なくとも部分的に、スクリーン印刷機の筐体もしくは支持フレームにより提供される
ことを特徴とする請求項56〜69のいずれかに記載のスクリーン印刷機。
【請求項71】
前記フレーム支持部材が、該スクリーン印刷機の筐体もしくは支持フレームにより提供される
ことを特徴とする請求項70に記載のスクリーン印刷機。
【請求項72】
前記フレーム支持部材が、該スクリーン印刷機の一体的一部である
ことを特徴とする請求項70又は71に記載のスクリーン印刷機。
【請求項73】
印刷スクリーンを支持するフレームアセンブリであって、
印刷スクリーンを使用中に支持するフレームユニットを含み、
前記フレームユニットが、該フレームユニットから前記印刷スクリーンを分離する前に該印刷スクリーンから印刷ヘッド及び付随する印刷媒体を除去することを可能にするべく、前記フレームユニットから前記印刷スクリーンを分離する前に前記印刷ヘッドを上に留めておくことができる支持ステーションを、前記フレームユニットの内側縁部に隣接させて含む
ことを特徴とするフレームアセンブリ。
【請求項74】
前記支持ステーションが、その上へと前記印刷ヘッドが摺動移動するのを可能にするべく、前記フレームユニットの各縁部の下面から内側に広がるプラットホームを含む
ことを特徴とする請求項73に記載のフレームアセンブリ。
【請求項75】
前記プラットホームが、シート要素を含む
ことを特徴とする請求項74に記載のフレームアセンブリ。
【請求項76】
請求項73〜75のいずれかに記載のフレームアセンブリが組み込まれたスクリーン印刷機。
【請求項77】
前記フレームユニットが、少なくとも部分的に、該スクリーン印刷機の筐体もしくは支持フレームにより提供される
ことを特徴とする請求項76に記載のスクリーン印刷機。
【請求項78】
前記フレームユニットが、該スクリーン印刷機の筐体もしくは支持フレームにより提供される
ことを特徴とする請求項78に記載のスクリーン印刷機。
【請求項79】
前記フレームユニットが、該スクリーン印刷機の一体的一部である
ことを特徴とする請求項77又は78に記載のスクリーン印刷機。
【請求項80】
印刷スクリーンを使用中に支持するフレームユニットと、
前記フレーム支持部材から前記印刷スクリーンを分離する前に該印刷スクリーンから印刷ヘッド及び付随する印刷媒体を除去することを可能にするべく、前記フレーム支持部材から前記印刷スクリーンを分離する前に前記印刷ヘッドを上に留めておくことができる支持ステーションと
を含む
ことを特徴とするスクリーン印刷機。
【請求項81】
前記支持ステーションが、その上へと前記印刷ヘッドが摺動移動するのを可能にするべく、前記フレームユニットの各縁部の下面から内側に広がるプラットホームを含む
ことを特徴とする請求項80に記載のスクリーン印刷機。
【請求項82】
前記プラットホームが、シート要素を含む
ことを特徴とする請求項81に記載のスクリーン印刷機。
【請求項83】
前記フレームユニットが、少なくとも部分的に、該スクリーン印刷機の筐体もしくは支持フレームにより提供される
ことを特徴とする請求項80〜82のいずれかに記載のスクリーン印刷機。
【請求項84】
前記フレームユニットが、該スクリーン印刷機の筐体もしくは支持フレームにより提供される
ことを特徴とする請求項83に記載のスクリーン印刷機。
【請求項85】
前記フレームユニットが、該スクリーン印刷機の一体的一部である
ことを特徴とする請求項83又は84に記載のスクリーン印刷機。
【請求項86】
スクリーン印刷機に印刷スクリーンを取り付ける方法であって、
印刷スクリーンを支持するフレームユニットを提供する工程、
印刷スクリーンを前記フレームユニットへと取り付け、印刷スクリーンを前記フレームユニットから取り外すスクリーン取り付け機構を提供する工程であって、
前記スクリーン取り付け機構は、スクリーン取り付け部材を備え、前記スクリーン取り付け部材は、印刷スクリーンを該スクリーン取り付け部材に取り付け、又は取り外すことができるスクリーン受け取り位置と、該印刷スクリーンが前記フレームユニットへと取り付けられる取り付け位置との間を移動可能に前記フレームユニットに結合されており、
前記スクリーン取り付け部材を前記スクリーン受け取り位置へと移動させる工程、
前記スクリーン受け取り位置に位置するときに前記スクリーン取り付け部材へと印刷スクリーンを取り付ける工程、及び
前記印刷スクリーンが前記フレームユニットへと取り付けられる前記取り付け位置へと前記スクリーン取り付け部材を移動させる工程
を含む
ことを特徴とする方法。
【請求項87】
前記スクリーン取り付け機構が、前記スクリーン取り付け部材に結合された少なくとも1つのアクチュエータ要素を含み、
前記スクリーン取り付け部材を移動させる前記工程が、前記少なくとも1つのアクチュエータ要素を作動させることにより実行される
ことを特徴とする請求項86に記載の方法。
【請求項88】
前記スクリーン取り付け機構が、前記スクリーン取り付け部材に結合された複数のアクチュエータ要素を含み、
前記スクリーン取り付け部材を移動させる前記工程が、前記アクチュエータ要素を作動させることにより実行される
ことを特徴とする請求項87に記載の方法。
【請求項89】
前記フレームユニット及び前記スクリーン取り付け機構が、取り外し可能なフレームアセンブリとして提供される
ことを特徴とする請求項86〜88のいずれかに記載の方法。
【請求項90】
前記アクチュエータ要素が、前記フレームアセンブリを2以上の位置でスクリーン印刷機へと取り付けることを可能にするべく配置される
ことを特徴とする請求項88に従属する場合の請求項89に記載の方法。
【請求項91】
前記フレームユニットが、複数のフレーム部材を含み、
前記スクリーン取り付け部材が、移動可能に前記フレーム部材にそれぞれ結合される複数の支持要素を含む
ことを特徴とする請求項86〜90のいずれかに記載の方法。
【請求項92】
前記スクリーン取り付け部材が、印刷スクリーンを滑り込ませて受け取るべく対向して配置された少なくとも2つの支持要素を含む
ことを特徴とする請求項91に記載の方法。
【請求項93】
前記スクリーン取り付け部材が、上から見たときにU型の形状を共に形成する3つの支持要素を含み、
該スクリーン支持要素の第1及び第2が、それらの一方側である近位端から印刷スクリーンを滑り込ませて受け取るべく対向して配置されており、その他の第3のスクリーン支持要素が、それらの他方側である後方端の間を延伸する
ことを特徴とする請求項92に記載の方法。
【請求項94】
前記フレーム部材が細長い部材を含み、
前記スクリーン支持要素が、前記それぞれのフレーム部材の長さに沿って延伸する細長い要素を含む
ことを特徴とする請求項91〜93のいずれかに記載の方法。
【請求項95】
前記アクチュエータ要素が、前記スクリーン支持要素の端部へとそれぞれ結合される
ことを特徴とする請求項88に従属する場合の請求項94に記載の方法。
【請求項96】
前記スクリーン取り付け部材が前記取り付け位置に来る第1の位置と、前記スクリーン取り付け部材が前記スクリーン受け取り位置に来る第2の位置との間を移動させられるべく外部アクチュエータにより作動可能となるよう、前記スクリーン支持部材に結合されて前記フレームユニットから延伸する移動体を前記少なくとも1つのアクチュエータ要素が含む
ことを特徴とする請求項86〜95のいずれかに記載の方法。
【請求項97】
前記少なくとも1つのアクチュエータ要素が、さらに付勢要素を含み、前記付勢要素は、前記移動体を前記第1の位置へ通常付勢し、
前記移動体が、前記付勢要素の付勢に対抗して前記第2の位置へと移動させられる
ことを特徴とする請求項96に記載の方法。
【請求項98】
前記第1の位置が、前記移動体が前記フレームユニットから延伸した延伸位置であり、前記第2の位置が、前記移動体が前記フレームユニットへと押し下げられた押下位置である
ことを特徴とする請求項96又は97に記載の方法。
【請求項99】
前記フレームユニットが、該フレームユニットから前記印刷スクリーンを分離する前に、印刷ヘッドを上に留めておくことができる支持ステーションを、該フレームユニットの内側縁部に隣接させて含み、
前記フレームユニットから前記印刷スクリーンを分離する前に該印刷スクリーンから前記印刷ヘッド及び付随する印刷媒体を除去することを可能にするべく、前記スクリーン受け取り位置へと前記印刷スクリーンを移動させる前記工程の前に、前記支持ステーションに印刷ヘッドを留める工程をさらに含む
ことを特徴とする請求項86〜98のいずれかに記載の方法。
【請求項100】
前記支持ステーションが、その上へと前記印刷ヘッドが摺動移動するのを可能にするべく、前記フレームユニットの各縁部の下面から内側に広がるプラットホームを含む
ことを特徴とする請求項99に記載の方法。
【請求項101】
前記プラットホームが、シート要素を含む
ことを特徴とする請求項100に記載の方法。
【請求項102】
スクリーン印刷機に印刷スクリーンを取り付ける方法であって、
印刷スクリーンを支持するフレームユニットを提供する工程と、
前記フレームユニットから前記印刷スクリーンを分離する前に、印刷ヘッドを上に留めておくことができる支持ステーションを、前記フレームユニットの内側縁部に隣接させて提供する工程と、
前記フレームユニットから前記印刷スクリーンを分離する前に該印刷スクリーンから前記印刷ヘッド及び付随する印刷媒体を除去することを可能にするべく、前記フレームユニットから前記印刷スクリーンを取り外す前に、前記支持ステーションに印刷ヘッドを留める工程と
を含む
ことを特徴とする方法。
【請求項103】
前記支持ステーションが、その上へと前記印刷ヘッドが摺動移動するのを可能にするべく、前記フレームユニットの各縁部の下面から内側に広がるプラットホームを含む
ことを特徴とする請求項102に記載の方法。
【請求項104】
前記プラットホームが、シート要素を含む
ことを特徴とする請求項103に記載の方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6(a)】
【図6(b)】
【図6(c)】
【図6(d)】
【図6(e)】
【図7(a)】
【図7(b)】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6(a)】
【図6(b)】
【図6(c)】
【図6(d)】
【図6(e)】
【図7(a)】
【図7(b)】
【公表番号】特表2012−505767(P2012−505767A)
【公表日】平成24年3月8日(2012.3.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−528330(P2010−528330)
【出願日】平成20年10月16日(2008.10.16)
【国際出願番号】PCT/EP2008/008769
【国際公開番号】WO2009/047012
【国際公開日】平成21年4月16日(2009.4.16)
【出願人】(505465036)ディーティージー インターナショナル ジーエムビーエイチ (10)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成24年3月8日(2012.3.8)
【国際特許分類】
【出願日】平成20年10月16日(2008.10.16)
【国際出願番号】PCT/EP2008/008769
【国際公開番号】WO2009/047012
【国際公開日】平成21年4月16日(2009.4.16)
【出願人】(505465036)ディーティージー インターナショナル ジーエムビーエイチ (10)
【Fターム(参考)】
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