説明

印刷済み用紙未回収通知機能付きプリンタ

【課題】プリンタにて印刷後、回収されてない印刷済み用紙について、印刷元のユーザにその旨を通知する。
【解決手段】 ICタグが漉き込まれた用紙に印刷する際に、
印刷元ユーザのユーザID及び印刷時刻とその用紙に漉き込まれているICタグのIDを記録し、
印刷後に印刷済み用紙が置かれる用紙トレイなどにて印刷済み用紙のICタグのIDを読み取り、
先の記録と照合することにより、
印刷後に用紙トレイなどに置かれたままになっている用紙について、
その印刷元ユーザに対して、印刷済み用紙が未回収である旨を通知する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、印刷済み用紙の未回収を印刷元のユーザに通知する機能を持つプリンタに関するものである。
【背景技術】
【0002】
企業のオフィス等において複数の人がプリンタを共同利用する際に、印刷済み用紙を未回収のまま放置した場合など、印刷済み用紙の紛失、盗難などの事故が発生する懸念がある。
【0003】
従来のプリンタには、個別の印刷済み用紙について、その回収忘れを印刷元のユーザに通知する機能を持つものはない。
【0004】
ICタグは、複数個が重なっていても、その個々のIDを読み取ることができる。
【0005】
用紙にICタグを漉き込む技術及び用紙に漉き込まれたICタグをプリンタ内部で読み取る技術は存在する。
【特許文献1】特許公開2005−350823
【特許文献2】特許公開2000−296653
【特許文献3】特許公開2006−079276
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
プリンタにて印刷後、回収されてない印刷済み用紙について、印刷元のユーザに未回収である旨を通知する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、ICタグが漉き込まれた用紙に印刷する際に、
印刷元ユーザのユーザID及び印刷時刻とその用紙に漉き込まれているICタグのIDを記録し、
印刷後に印刷済み用紙が置かれる用紙トレイなどにて印刷済み用紙のICタグのIDを読み取り、
先の記録と照合することにより、
印刷後に用紙トレイなどに置かれたままになっている用紙について、
その印刷元ユーザに対して、印刷済み用紙が未回収である旨を通知する。
【産業上の利用可能性】
【0008】
印刷済み用紙の回収忘れの防止に有効であり、情報セキュリティ管理対策として用いられると考えられる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】印刷から印刷元ユーザへの通知までの流れを説明した図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
非接触型ICタグが漉き込まれた用紙に印刷する際に、
印刷元ユーザのユーザID及び印刷時刻とその用紙に漉き込まれているICタグのIDを記録し、
印刷後に印刷済み用紙が置かれる用紙トレイなどにて印刷済み用紙のICタグのIDを読み取り、
先の記録と照合することにより、
その印刷元ユーザに対して、印刷済み用紙が未回収である旨を通知する機能を持つプリンタ。

【図1】
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【公開番号】特開2007−313646(P2007−313646A)
【公開日】平成19年12月6日(2007.12.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−142188(P2006−142188)
【出願日】平成18年5月23日(2006.5.23)
【出願人】(706001178)
【Fターム(参考)】