説明

原料ホッパーの底部開口を開閉するための装置および方法、ならびに前記装置を有する溶鉱炉

【課題】ホッパの底部開口におけるシール用システムの早期摩耗を回避するホッパの底部開口の開閉装置および開閉方法の提供。
【解決課題】駆動可能なフラップ板(12)を有する、炉口の上に配置された原料ホッパー(11)の底部開口(10)を開閉する装置であって、フラップ板(12)が、開口を何もない状態にする開放位置と開口をふさぐ閉鎖位置とに移動可能であり、その逆にも移動可能であり、フラップ板(12)が開口領域において開口面にほぼ垂直に直線移動し、開口から遠ざかった位置では揺動移動する装置。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、請求項1のプリアンブルに係る装置と請求項12のプリアンブルに係る方法に関する。この種の装置と方法は、例えば、本出願人が案出したDE10327276A1によって既知である。
【背景技術】
【0002】
既知の装置は、コークスと原料(burden material)の溶鉱炉への投入を制御するために使用する遮断用のフラップ弁または炉口フラップ弁を包含する。前記装置は、前記目的の達成のために、炉口の上方に配置された原料ホッパーの底部開口を開閉するために開放位置と閉鎖位置とに移動可能なフラップ板を有する。フラップ板を所望の位置に移動させるために、通常は駆動機構がフラップ縁に連結接続されており、これによって、フラップ板が開放位置にあると、流れ口をほぼ完全に何もない状態にすることができる。しかし前記プロセスでは、フラップ板は開口から比較的離れたところまで揺動するため、これに応じて、フラップ板がばらばらの原料(loose material)と衝突しないように炉口の寸法を決めなければならない。
【0003】
DE10327276A1(特許文献1)に係る炉口フラップ弁の場合、フラップ板を、互いに平行に延びる揺動軸を中心に揺動できるように取り付けられた2本の揺動アームと連結接続させることで、この欠点を回避している。前記炉口フラップにおいては、フラップ板が閉鎖位置から開放位置へ、またその逆へ移動するときに、フラップ板の縁領域が互いに逆方向に向いた弓状経路に沿って移動することが保証されている。この手段によって得られるフラップ板の多数の重ね合わされた傾斜/並進移動によって、フラップ板が底部開口に近い軌跡で移動することができ、その結果炉口を全体的によりコンパクトな構造にすることができる。
【0004】
フラップ板を弓状経路に沿ってガイドすることによって、開口領域では、フラップ板の縁領域とフラップ板のために底部開口に設けられたシール用シートとの相対移動が生じる。フラップ板のシール領域が底部開口のシール用シートと接触しているときは特に、開口面に平行な相対移動は損傷を与え、シール手段の早期摩耗をもたらす可能性がある。
【特許文献1】DE10327276A1明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の課題は、簡単な手段で低メンテナンスの動作が可能になるように、冒頭で述べた種類の装置を改良することであり、本発明は特にシール用システムの早期摩耗を回避しようとするものである。さらに本発明の課題は、このような装置を有する溶鉱炉と、開口、特に炉口の上方に配置された原料ホッパーの底部開口を開閉するための方法とを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明によると、装置に関する課題は請求項1の主題によって解決される。溶鉱炉に関する課題は請求項11の主題によって解決され、方法に関する課題は請求項12の主題によって解決される。
【0007】
本発明は、開口、特に溶鉱炉の炉口の上方に配置され、駆動可能なフラップ板を有する原料ホッパーであって、前記フラップ板が前記原料ホッパーの底部開口を何もない状態にする開放位置と開口をふさぐ閉鎖位置へ、またその逆に移動可能であるものの底部開口を開閉するための装置を提供するというアイデアに基いている。このフラップ板は、開口領域では開口面にほぼ垂直に直線移動し、開口から遠ざかった位置では揺動移動するように、リンク機構に接続されている。
【0008】
本発明は、フラップ板が直線移動する結果、フラップ板が流れの方向を横切る相対移動、すなわち開口面における相対移動をするのを実際上避けることができるという利点を持つ。その結果、フラップ板の着座や持ち上げの際に生じる摩擦が小さくなることによってシール手段の摩耗が少なくなるため、メンテナンスの要求が少なくなる。同時に、フラップ板は開口から遠ざかった位置では揺動移動するため、開口または対応するハウジングの近くをガイドされるので、炉口の構造をコンパクトにすることができる。
【0009】
好ましくは、少なくともフラップ板と開口とが重なり合う領域では、フラップ板の揺動移動は、開口面に平行な並進移動であって回転移動が重ね合わされたものを包含する。その結果、ばらばらの原料との衝突を避けるためにフラップ板を流れの方向に沿って開口から十分に離さなくても、開口領域から確実に移動させることができる。
【0010】
リンク機構は、フラップ板を駆動部に結合する四棒リンクを含む。この種のリンク機構によって、開口領域におけるフラップ板の直線移動と開口から遠ざかった位置における揺動移動を構造上簡単且つ頑強な方法で実現できる。
【0011】
リンク機構は、作動レバーとプレートレバーであって定位置に配置され、互いに離間した回転軸を有するものを含んでよい。この場合、作動レバーとプレートレバーを第1の回転継手によって連結できる。プレートレバーはフラップ板に強固に接続された第1のアームと、回転軸の一方に回転可能に取り付けられた第2のアームとを有していてよい。第1のアームと第2のアームは、第2の回転継手によって連結される。この種のリンク機構によってコンパクトな構造がもたらされ、それによってフラップ板を、ほとんど摩擦を生じることなく開口のシール用シート上に押圧したりシートから持ち上げたりすることができる。さらに、比較的高い作動圧力と低駆動モーメントとを同時に実現でき、その結果装置のシーリングが向上する。
【0012】
リンク機構の上述の特徴は、それ自体個別的にも組み合わせでも開示され、クレームされている。
【0013】
好適な実施形態では、第1および第2の回転継手は閉鎖位置では共通の垂直軸上に配置されている。その結果、もっぱら開口面に垂直なフラップ板の並進移動と、これに関連するフラップ板の開口面に平行な持ち上げと着座を簡単な手段で実現できる。
【0014】
定位置にある回転軸は、垂直軸に対してオフセットして配置できる。この場合、プレートレバーの回転軸のほうを作動レバーの回転軸よりも開口の中心軸近くに配置できる。回転軸をオフセットして配置することによって、2つのレバーの旋回半径が異なるため、開口または原料ホッパーのハウジングに近いフラップ板の最適な移動経路を簡単な手段でもたらすことができる。
【0015】
第1および第2の回転継手は異なる揺動経路で移動可能であり、開放位置では閉鎖位置よりも互いにより離間している。このことによっても、確実に、開口から遠ざかった位置ではフラップ板は開口のハウジング近くをガイドされる移動をし、開口近傍または開口領域ではフラップ板の直線移動が達成される。
【0016】
溶鉱炉に関連するこの装置と、開口、特に溶鉱炉の炉口の上方方に配置された原料ホッパーの底部開口を開閉するための方法も請求されている。
【0017】
より詳細な実施形態の一例を用い、図式の添付図面を参照して、本発明を以下により詳細に説明する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
図1〜4は、溶鉱炉の炉口の上方に配置された原料ホッパー11の底部開口10の開閉を目的とした、フラップ板12を有する炉口フラップ弁を示す。フラップ板12を開けると、ばらばらの原料、特に鉱石や装入物が底部開口10を通って炉口へと導かれる(図2)。閉鎖位置では、底部開口10はフラップ板12によって気密に閉鎖されている(図1)。
【0019】
底部開口10は漏斗23の下に配置されているが、漏斗23は原料ホッパー11に接続されている。底部開口10を気密に閉鎖するために、開口の縁にシール要素を有するシール用シート24が設けられている。図2から分かるように、フラップ板12のフラップ縁には対応する周状のシール面25が設けられており、これはフラップ板12の閉鎖位置においてシール用シート24と協働してシーリングを行う。
【0020】
フラップ板12は、閉鎖位置(図1)と開放位置(図2)とに移動可能であり、開放位置のフラップ板12は、漏斗23と炉口のハウジング26との間の空間、つまり流体の流れの外側に配置される。
【0021】
フラップ板12を開放位置から閉鎖位置へ、またその逆に移動させるために、このフラップ板はリンク機構13に接続している。このリンク機構13は、フラップ板12が底部開口10の領域では開口面にほぼ垂直に直線移動し、底部開口10から遠ざかった位置では揺動移動するようにここでは構成されている。この揺動移動は、特に図3に見られる。
【0022】
底部開口10の領域におけるフラップ板12の直線移動は、フラップ板12が少なくとも底部開口10、具体的に言うとシール用シート24と接触している間は線形に移動することを意味する。この移動の際、開口面、すなわち流れの方向Sを横切る方向における一切の相対移動は、両者によって生じる摩擦摩耗のため危険である。本発明によって可能となるフラップ板12の直線移動の結果、これを回避できる。このことは、シール用シート24上またはこれに対するフラップ板12の着座や押圧、また作動圧力の解放やシール用シート24からのフラップ板12の持ち上げが、もっぱら開口面に垂直な並進移動のみによって実現できることを意味する。つまりフラップ板12は開口面、すなわち底部開口10を通過する平面に平行な平面で移動する。すなわち、フラップ板12とシール用シート24が接触しておらず、流れの方向Sを横切る一切の相対移動が危険でなくなったときに、ようやくフラップ板12は側部へと回動し、漏斗23と炉口ハウジング26との間の中間空間へと移動する。
【0023】
このようなフラップ板12の移動に適合するリンク機構13は、図1〜4に示す実施形態の例にしたがって次のように構成されている。底部開口10の領域ではフラップ板12の直線移動を可能にし、底部開口10から遠ざかった位置では揺動移動に関係する他のリンク機構も実行可能である。
【0024】
一般的に言うと、リンク機構13は四棒リンク、すなわち4つの部材からなる回転継手による連結(four-member rotation joint linkage)を含む。これによって、リンク機構を特にコンパクト且つ頑強に構成することができる。
【0025】
具体的に言うと、リンク機構13は2つのレバー、特に作動レバー15、すなわち一般的な用語では駆動レバーと、プレートレバー16、すなわち一般的な用語では舵取りレバーとを含む。
【0026】
作動レバー15は、クランク構造で2つのL字型部分を有する。このL字型部分は漏斗23と底部開口10との両側縁に配置されている(図4)。作動レバー15の2つのL字型部分は、図1と4で分かるように作動レバー15が全体としてU字とL字を組み合わせた形状になるように、互いに接続される。作動レバー15は閉鎖位置にあるフラップ板12の下側を通り、作動レバー15の2つのL字型部分の間にある接続部は、フラップ板12の中心から外れて配置されている(図1)。
【0027】
プレートレバー16はU字型構造で、フラップ板12の下側を通っている。プレートレバー16は、フラップ板12に強固に接続されて剛体ユニットを形成している。この構造では、プレートレバー16はフラップ板12の中心でこれと係合しており、その結果、作動力が中心でフラップ板12に加えられるため、均一な作動圧力を実現できる。
【0028】
図1〜3に見られるように、作動レバー15とプレートレバー16は、いずれの場合にも定位置に配置された回転軸17、18に回転可能に取り付けられている。回転軸17、18は互いに離間して配置されており、プレートレバー16の回転軸18は作動レバー15の回転軸17の下に設けられている。さらに2本の回転軸17、18は互いにオフセットされて配置されている。垂直軸に関してより具体的に言うと、プレートレバー16の回転軸18のほうが作動レバー15の回転軸17よりも底部開口10の中心線Mの近くに配置されている。
【0029】
作動レバー15は第1の回転継手19を有し、これは閉鎖位置では作動レバー15の回転軸17と同じ高さに配置されている。このような構成では、回転継手19と回転軸17はいずれの場合も作動レバー15のL字型部分のより短い脚の領域に配置されている。閉鎖位置では、回転継手19は漏斗23と底部開口10の中心線M上に配置されている。
【0030】
回転継手19によって、作動レバー15とプレートレバー16との間の連接接続が形成される。2本のレバーのこのような構成、すなわち連接接続のためには、L字型クランク状の作動レバー15の短い方の脚で十分である。しかし両側からリンク機構13へと揺動モーメントを導入するためには、作動レバー15の2つのL字型部分を底部開口10の両側で接続することでU字とL字を組み合わせた形状の作動レバー15とすることが有利になる。その結果、図4に示すように、駆動部14をリンク機構13の片側だけに設ければよくなる。一般には、片側からリンク機構13にモーメントを導入する代わりに、2つの位置決めモータを底部開口10の両側に設け、モータを両方とも作動レバーの回転軸17に接続することも実行可能であろう。この場合、モータを同期するように制御しなければならない。この場合、横方向の作動レバー15を接続する必要はない。
【0031】
プレートレバー16は、第1のアーム20と第2のアーム21を有する。第1のアーム20はフラップ板12に強固に接続されている。第1のアーム20は図4に示すようにU字型構造で、底部開口10の両側で第2の回転継手22によって第2のアーム21に連接接続されている。定位置に配置された回転軸18によって、第2のアームはハウジングに回転可能に装着され、接続されている。
【0032】
閉鎖位置では、2本のアーム20、21を接続するプレートレバー16の第2の回転継手22は中心線M上に配置されているため、作動レバー15の第1の回転継手19と同じ垂直線に配置されている。
【0033】
図1に示すリンク機構13によって、定位置にある回転軸18に取り付けられた、リンク機構に対向するプレートレバー16の第2のアーム21のほうが、作動レバー15のL字型部分の短い脚(図1の閉鎖位置では第2のアームに平行に配置されている)よりも短くなる、という結果になる。
【0034】
2つの回転継手19、22は、底部開口10に対する相対位置が変化するように配置されている。
【0035】
リンク機構13は、底部開口10の両側においてほぼ同じ構造である。
【0036】
炉口フラップ弁の動作モードを、図3を参照して説明する。図3は、フラップ板12とこれに関連するレバー機構の一連の空間内の動作を個別のステップで示し、動作の終点の一方はフラップ板12の閉鎖位置(図1)であり、他方は開放位置(図2)である。
【0037】
図1の閉鎖位置において中心線M上に2つの回転継手19、21が配置されていることによって、フラップ板12を持ち上げるときには、まず中心線M、すなわち流れの方向Sに沿ったフラップ板12の直線移動、すなわち並進移動のみが行われる。作動レバー15とプレートレバー16の2本の回転軸17、18が離間して配置されている結果、ばらばらの原料との衝突を避けるために、フラップ板12の元々は直線移動だったものが、底部開口10に沿いこれに近接して行われる揺動移動に変換される。このプロセスにおいて、作動レバー15、すなわち作動レバー15のL字型部分の長い脚は、最初は揺動方向においてプレートレバー16の背後に配置されている、つまり作動レバー15はプレートレバー16の背後において揺動する。フラップ板12が底部開口10とオーバーラップする領域に位置している間において、作動レバー15が揺動移動の約半分を実行するまでに、作動レバー15はプレートレバー16を追い越す。そして終点位置、すなわちフラップ板12の開放位置に到達するまでに、プレートレバー16が作動レバー15を追い越す。図2の開放位置では、作動レバー15とプレートレバー16は再び互いに元の配置となる。その配置では、作動レバー15が揺動方向において(閉鎖位置から開放位置まで)プレートレバー16の背後に配置されている。
【0038】
底部開口10を閉じるには、上述の一連の動作を逆の順序で実行する。これに関しては、図1の閉鎖位置では中心線M上に2つの回転継手19、22が配置されていることで、開口面に垂直に作用する作動力が作動レバー15からプレートレバー16に伝達され、そしてフラップ板12へと伝達されるため、フラップ板12と底部開口10のシール用シート24との相対移動の大部分を回避できることを言及しておく。
【0039】
本出願書類に開示された全ての特徴は、それ自体でも組み合わせても先行技術に比べて新規性がある限り、本発明にとって重要であると主張している。
【図面の簡単な説明】
【0040】
【図1】図1は、本発明の実施形態の一例に係る装置であって閉鎖位置にあるフラップ板を有するものの断面図である。
【図2】図2は、フラップ板が開放位置にある図1の装置を示す。
【図3】図3は、フラップ板とこれに関連するレバー機構の一連の移動が個別のステップで示されている図1の装置を示す。
【図4】図4は、図1の装置を、図1に示す断面に垂直な断面で示す。
【符号の説明】
【0041】
10 底部開口
11 原料ホッパー
12 フラップ板
13 リンク機構
14 駆動部
15 作動レバー
16 プレートレバー
17、18 回転軸
19 回転継手
20、21 アーム
22 回転継手
23 漏斗
24 シール用シート
25 シール面
26 ハウジング

【特許請求の範囲】
【請求項1】
開口、特に炉口の上に配置され、フラップ板(12)を有する原料ホッパー(11)であって開口を何もない状態にする開放位置と開口をふさぐ閉鎖位置へ、またその逆に移動可能な駆動可能のフラップ板(12)を有するものの底部開口(10)を開閉するための装置であって、
前記フラップ板(12)が、開口領域では開口の面にほぼ垂直に直線移動し、開口から遠ざかった位置では揺動移動するようにリンク機構(13)に接続されている
ことを特徴とする装置。
【請求項2】
前記フラップ板(12)の揺動移動は、少なくとも前記フラップ板(12)が前記開口に重なる領域では、前記開口面に平行な並進移動であって回転移動が重ね合わされたものを包含する請求項1記載の装置。
【請求項3】
前記リンク機構(13)は、前記フラップ板(12)を駆動部(14)に連結する四棒リンクを包含する請求項1または2に記載の装置。
【請求項4】
前記リンク機構(13)は、定位置に配置され、互いに離間している回転軸(17、18)を有する作動レバー(15)とプレートレバー(16)とを包含する請求項1〜3の何れか1項に記載の装置。
【請求項5】
前記作動レバー(15)と前記プレートレバー(16)とが第1の回転継手(19)によって連結されている請求項4に記載の装置。
【請求項6】
前記プレートレバー(16)は、前記フラップ板(12)に強固に接続されている第1のアーム(20)と、前記回転軸(17、18)の一方に回転可能に取り付けられた第2のアーム(21)とを有し、前記第1および第2のアーム(20、21)は第2の回転継手(22)によって連結されている請求項4または5に記載の装置。
【請求項7】
前記第1および第2の回転継手(19、22)は、閉鎖位置においては、共通の垂直軸、特に前記底部開口(10)の中心軸上に配置される請求項6に記載の装置。
【請求項8】
前記定位置にある回転軸(17、18)は、垂直軸に対してオフセットされて配置されている請求項4〜7の何れか1項に記載の装置。
【請求項9】
前記プレートレバー(16)の回転軸(18)は、前記作動レバー(15)の回転軸(17)よりも前記開口の中心軸近くに配置されている請求項8に記載の装置。
【請求項10】
前記第1および第2の回転継手(19、22)は、異なる揺動回路で移動可能であり、前記フラップ板(12)の開放位置では前記フラップ板(12)の閉鎖位置よりも互いにより離間している請求項6〜9の何れか1項に記載の装置。
【請求項11】
前記請求項1〜10の何れか1項に記載の装置を有する溶鉱炉。
【請求項12】
開口、特に炉口の上に配置された原料ホッパー(11)の底部開口(10)を開閉するための方法であって、フラップ板(12)が開口を何もない状態にする開放位置と開口をふさぐ閉鎖位置へ、またこの逆に移動する方法において、
前記フラップ板(12)が開口領域では開口面にほぼ垂直に直線移動し、開口から遠ざかった位置では揺動移動することを特徴とする方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2008−308338(P2008−308338A)
【公開日】平成20年12月25日(2008.12.25)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2008−150265(P2008−150265)
【出願日】平成20年6月9日(2008.6.9)
【出願人】(504231911)ツェット ウント ヨット テクノロジーズ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング (4)
【氏名又は名称原語表記】Z&J Technologies GmbH
【住所又は居所原語表記】Bahnstrasse 52 Duren D−52355 Germany
【Fターム(参考)】