説明

原稿読取装置

【課題】 意図しない印刷が実行されるのを抑制することができる原稿読取装置を提供する。
【解決手段】 ユーザ操作に基づいて、通常印刷モードと、通常印刷モードよりも印刷用紙の消費量が少ない印刷設定からなる節約印刷モードとのいずれかを印刷モードとして選択する印刷モード選択部と、原稿を収容するための原稿収容部と、原稿収容部内の原稿を読み取り、読取画像を生成する原稿読取部と、原稿収容部内の原稿を検出する原稿検出部と、原稿検出部の検出結果に基づいて、モード変更ボタンを含む確認画面を表示する確認画面表示部と、印刷モードに基づいて、読取画像から出力画像を形成する画像形成部により構成される。確認画面表示部は、印刷モードに基づいて、確認画面を表示するか否かを決定し、印刷モード選択部は、モード変更ボタンの操作に基づいて、通常印刷モードを選択する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、原稿読取装置に係り、さらに詳しくは、通常印刷モードと、通常印刷モードよりも印刷用紙の消費量が少ない印刷設定からなる節約印刷モードとのいずれかを印刷モードとして選択可能であり、印刷モードに基づいて読取画像から出力画像を形成する原稿読取装置の改良に関する。
【背景技術】
【0002】
通常、複写機は、複数の原稿から読み取った読取画像を1枚の記録紙にまとめて印刷する集約印刷機能と、2ページ分の読取画像を1枚の記録紙の表裏にそれぞれ印刷する両面印刷機能を有し、これらの機能を選択的に実行させることができる。
【0003】
集約印刷及び両面印刷は、複数ページ分の読取画像を1ページごとに記録紙を変えながら1枚の記録紙の片面に順次に印刷する通常印刷に比べ、印刷によって消費される記録紙を節約することができる。近年、記録紙節約の観点から、集約印刷、両面印刷などの印刷設定を自動選択して印刷を行う節約印刷モードを有するプリンタが提案されている(例えば、特許文献1及び2)。しかしながら、この様なプリンタでは、通常印刷したい場合に、ユーザが節約印刷モードであることに気付かず、また、気付いたとしても節約印刷モードを解除し忘れれば、意図するものとは異なる印刷が実行され、記録紙を無駄に消費してしまうという問題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2004−246283号公報
【特許文献2】特開2005−24881号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、意図しない印刷が実行されるのを抑制し、印刷用紙の消費量を節約することができる原稿読取装置を提供することを目的とする。特に、節約印刷モード中であることに気付かないまま、読取画像から出力画像が形成されるのを抑制することができる原稿読取装置を提供することを目的とする。また、節約印刷モード中であることに気付いた際に印刷設定を容易に変更することができる原稿読取装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の本発明による原稿読取装置は、ユーザ操作に基づいて、所定の印刷設定からなる通常印刷モードと、上記通常印刷モードよりも印刷用紙の消費量が少ない印刷設定からなる節約印刷モードとのいずれかを印刷モードとして選択する印刷モード選択部と、2以上の原稿を収容するための原稿収容部と、上記原稿収容部内の原稿を読み取り、読取画像を生成する原稿読取部と、上記原稿収容部内の原稿を検出する原稿検出部と、上記原稿検出部の検出結果に基づいて、モード変更ボタンを含む確認画面を表示する確認画面表示部と、上記印刷モードに基づいて、上記読取画像から出力画像を形成する画像形成部とを備え、上記確認画面表示部が、上記印刷モードに基づいて、上記確認画面を表示するか否かを決定し、上記印刷モード選択部が、上記モード変更ボタンの操作に基づいて、上記通常印刷モードを選択するように構成される。
【0007】
この原稿読取装置では、原稿収容部内の原稿の検出結果に基づいて、確認画面が表示される。この確認画面は、選択された印刷モードに基づいて表示するか否かが決定されるので、原稿を原稿収容部内に収容させた際に、節約印刷モード中であるか否かを確認画面の表示によって識別することができる。従って、節約印刷モード中であることに気付かないまま、読取画像から出力画像が形成されるのを抑制することができる。また、確認画面に含まれるモード変更ボタンの操作に基づいて、通常印刷モードを選択するので、節約印刷モード中であることに気付いた際に印刷モードを容易に変更することもできる。
【0008】
第2の本発明による原稿読取装置は、上記構成に加え、上記確認画面表示部が、上記印刷モードが上記通常印刷モードであれば、上記原稿検出部により原稿が検出されても上記確認画面を表示しないように構成される。
【0009】
第3の本発明による原稿読取装置は、上記構成に加え、メニュー画面内に設けられた項目を選択する項目選択操作に基づいて、印刷設定を変更するための印刷設定変更画面を表示する印刷設定変更画面表示部と、上記印刷設定変更画面の表示履歴を保持する表示履歴記憶部とを備え、上記確認画面表示部が、上記原稿検出部により原稿が検出された際に、原稿の検出時点までの上記表示履歴に基づいて、上記確認画面を表示するか否かを決定するように構成される。
【0010】
この様な構成によれば、項目選択操作に基づいて表示される印刷設定変更画面の表示履歴に基づいて確認画面を表示するので、原稿の検出時点までの表示履歴に応じて、確認画面を表示するか否かを決定させることができる。
【0011】
第4の本発明による原稿読取装置は、ユーザ操作に基づいて、所定の印刷設定からなる通常印刷モードと、上記通常印刷モードよりも印刷用紙の消費量が少ない印刷設定からなる節約印刷モードとのいずれかを印刷モードとして選択する印刷モード選択部と、2以上の原稿を収容するための原稿収容部と、上記原稿収容部内の原稿を読み取り、読取画像を生成する原稿読取部と、上記原稿読取部に原稿読み取りを開始させるための第1の読取開始操作に基づいて、モード変更ボタンを含む確認画面を表示する確認画面表示部と、上記印刷モードに基づいて、上記読取画像から出力画像を形成する画像形成部とを備え、上記確認画面表示部が、上記印刷モードに基づいて、上記確認画面を表示するか否かを決定し、上記原稿読取部が、上記印刷モードが上記通常印刷モードである場合に、第1の読取開始操作に基づいて原稿読み取りを開始し、上記節約印刷モードである場合に、上記確認画面の表示中における第2の読取開始操作に基づいて原稿読み取りを開始し、上記印刷モード選択部が、上記モード変更ボタンの操作に基づいて、上記通常印刷モードを選択するように構成される。
【0012】
この原稿読取装置では、印刷モードが通常印刷モードであれば、第1の読取開始操作に基づいて原稿読み取りが開始され、節約印刷モードである場合には、確認画面の表示中における第2の読取開始操作に基づいて原稿読み取りが開始される。上記確認画面は、選択された印刷モードに基づいて表示するか否かが決定されるので、第1の読取開始操作を行った際に、節約印刷モード中であるか否かを確認画面の表示によって識別することができる。従って、節約印刷モード中であることに気付かないまま、読取画像から出力画像が形成されるのを抑制することができる。また、確認画面に含まれるモード変更ボタンの操作に基づいて、通常印刷モードを選択するので、節約印刷モード中であることに気付いた際に印刷モードを容易に変更することもできる。
【0013】
第5の本発明による原稿読取装置は、上記構成に加え、上記確認画面表示部が、上記印刷モードが上記通常印刷モードであれば、第1の読取開始操作が行われても上記確認画面を表示しないように構成される。この様な構成によれば、通常印刷モード時に無駄な操作が生じるのを抑制することができる。
【0014】
第6の本発明による原稿読取装置は、上記構成に加え、メニュー画面内に設けられた項目を選択する項目選択操作に基づいて、印刷設定を変更するための印刷設定変更画面を表示する印刷設定変更画面表示部と、上記印刷設定変更画面の表示履歴を保持する表示履歴記憶部とを備え、上記確認画面表示部が、第1の読取開始操作が行われた際に、第1の読取開始操作時点までの上記表示履歴に基づいて、上記確認画面を表示するか否かを決定するように構成される。
【0015】
この様な構成によれば、項目選択操作に基づいて表示される印刷設定変更画面の表示履歴に基づいて確認画面を表示するので、第1の読取開始操作時点までの表示履歴に応じて、確認画面を表示するか否かを決定させることができる。
【0016】
第7の本発明による原稿読取装置は、上記構成に加え、上記確認画面表示部が、上記印刷モードが上記節約印刷モードであることを示すメッセージを含む上記確認画面を表示するように構成される。この様な構成によれば、確認画面の表示によって、節約印刷モード中であることをユーザに気付かせることができる。
【発明の効果】
【0017】
本発明による原稿読取装置によれば、原稿を原稿収容部内に収容させた際に、節約印刷モード中であるか否かを確認画面の表示によって識別することができる。また、第1の読取開始操作を行った際に、節約印刷モード中であるか否かを確認画面の表示によって識別することができる。従って、節約印刷モード中であることに気付かないまま、読取画像から出力画像が形成されるのを抑制することができ、意図しない印刷が実行されるのを抑制し、印刷用紙の消費量を節約することができる。また、確認画面に含まれるモード変更ボタンの操作に基づいて、通常印刷モードを選択するので、節約印刷モード中であることに気付いた際に印刷モードを容易に変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明の実施の形態1による原稿読取装置の一構成例を示した図であり、原稿読取装置の一例としてMFP100が示されている。
【図2】従来のMFPにおける複写時の動作を模式的に示した説明図である。
【図3】図1のMFP100における複写時の動作の一例を模式的に示した説明図であり、印刷モードに応じて印刷処理が実行される様子が示されている。
【図4】図1のMFP100における複写時の動作の一例を示した図であり、印刷設定時におけるディスプレイ14上の画面表示の様子が示されている。
【図5】図1のMFP100における節約印刷モード時の複写処理の一例を示した図であり、メニュー画面21の表示時に原稿がセットされた場合が示されている。
【図6】図1のMFP100における節約印刷モード時のメール送信処理の一例を示した図である。
【図7】図1のMFP100における節約印刷モード時のFAX送信処理の一例を示した図である。
【図8】図1のMFP100の一構成例を示したブロック図であり、MFP100内の機能構成の一例が示されている。
【図9】図1のMFP100における印刷時の動作の一例を示した図であり、確認画面25が表示されるか否かの出現パターンが示されている。
【図10】図8のMFP100における通常印刷モード時の複写処理の一例を示したフローチャートである。
【図11】図8のMFP100における節約印刷モード時の複写処理の一例を示したフローチャートである。
【図12】本発明の実施の形態2による原稿読取装置の一構成例を示したブロック図であり、MFP100の他の構成例が示されている。
【図13】図12のMFP100における印刷時の動作の一例を示した図であり、確認画面25が表示されるか否かの出現パターンが示されている。
【図14】図12のMFP100における節約印刷モード時の複写処理の一例を示したフローチャートである。
【図15】本発明の実施の形態3による原稿読取装置の一構成例を示したブロック図であり、MFP100の他の構成例が示されている。
【図16】図15のMFP100における印刷時の動作の一例を示した図であり、確認画面25が表示されるか否かの出現パターンが示されている。
【図17】図15のMFP100における節約印刷モード時の複写処理の一例を示したフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0019】
実施の形態1.
<MFP>
図1(a)及び(b)は、本発明の実施の形態1による原稿読取装置の一構成例を示した図であり、原稿読取装置の一例としてMFP100が示されている。図中の(a)には、MFP100の全体が示され、(b)には、コントロールパネル13が示されている。
【0020】
MFP(Multifunction Peripheral:複合機)100は、スキャナ機能、プリンタ機能、FAX(ファクシミリ)機能、複写機能、電子メールの送受信機能を有し、これらの機能を選択的に実行させることができる画像処理装置である。このMFP100は、ADF部10、コントロールパネル13、手差しトレイ1、記録紙収容部2,3及び記録紙用の排紙トレイ4を備え、原稿から読み取った読取画像を所定の印刷設定に基づいて記録紙に印刷することができる。記録紙は、読取画像を印刷するための印刷用紙である。
【0021】
ADF部10は、ADF(Automatic Document Feeder:自動原稿給送装置)及びプラテンカバーからなり、プラテンカバー上に原稿用の給紙トレイ11及び排紙トレイ12が設けられている。ADF部10では、給紙トレイ11内に収容された原稿を1枚ずつ連続して読取部に搬送し、読み取り後の原稿を排紙トレイ12内に排出する動作が行われる。
【0022】
給紙トレイ11は、複数の原稿を収容するための原稿収容部であり、読み取り前の原稿が収容される。一方、排紙トレイ12は、読み取り後の原稿を収容するための収容部であり、給紙トレイ11の下側に配置されている。
【0023】
プラテンカバーは、透明ガラスからなる原稿載置台の上にセットされた原稿を押えるためのカバーである。手差しトレイ1、記録紙収容部2,3は、印刷前の記録紙を収容するための収容部であり、排紙トレイ4は、印刷後の記録紙を収容するための収容部である。
【0024】
コントロールパネル13には、ディスプレイ14、スタートキー15、ストップキー16、数字キー17、電源スイッチ18、機能選択キー19及び節約モード選択キー20などが設けられている。
【0025】
ディスプレイ14は、メニュー画面などを表示するための表示手段であり、動作状態、処理内容などが表示面上に表示される。このディスプレイ14の表示面には、表示面に対する操作を検出するタッチパネルが設けられており、操作位置を検出することにより、操作位置に応じた入力処理が行われる。スタートキー15は、原稿送りなどの処理を開始させるための操作キーであり、ストップキー16は、処理を中断させるための操作キーである。
【0026】
機能選択キー19は、実行対象とする機能を選択するための操作キーであり、この例では、コピーキー、スキャンキー、FAX送信キー、プリントキーが機能選択キー19として配置されている。節約モード選択キー20は、通常印刷モード又は節約印刷モードのいずれかを印刷モードとして選択するための操作キーであり、例えば、押下するごとに印刷モードを変更することができる。
【0027】
通常印刷モードが、所定の印刷設定からなる印刷モードであるのに対し、節約印刷モードは、通常印刷モードよりも記録紙の消費量が少ない印刷設定からなる印刷モードである。節約印刷としては、集約印刷、両面印刷、集約かつ両面印刷などがある。
【0028】
複写機能が選択されている場合(コピーモード)における原稿読取には、ADFを用いて読み取るADF読取と、原稿載置台を用いてFBS(フラットベッドスキャナ)読取がある。ADF読取は、原稿を搬送しながら読み取りが行われるのに対し、FBS読取は、読取装置を移動させることにより、原稿載置台上に載置された原稿が静止状態で読み取られる。
【0029】
<従来例との比較>
図2は、従来のMFPにおける複写時の動作を模式的に示した説明図であり、原稿から読み取った2ページ分の読取画像を1枚の記録紙にまとめて印刷する集約印刷の様子が示されている。原稿「1」、「2」、「3」、「4」、・・・を給紙トレイ内に収容させ、スタートキーを操作することにより、これらの原稿が順次に読み取られる。そして、読取画像が記録紙に印刷され、印刷後の記録紙が排紙トレイ内に排出される。
【0030】
この例では、原稿「1」及び「2」からそれぞれ読み取った2ページ分の読取画像が第1の記録紙に印刷され、原稿「3」及び「4」からそれぞれ読み取った2ページ分の読取画像が第2の記録紙に印刷されている。
【0031】
従来のMFPでは、複数の原稿を給紙トレイ内に収容させてスタートキーを操作することにより、原稿の読み取りが開始され、集約印刷が実行される。このため、集約機能が選択されていることに気付かないまま、スタートキーを操作すれば、意図しない印刷が実行され、記録紙を無駄に消費してしまう場合があった。
【0032】
図3は、図1のMFP100における複写時の動作の一例を模式的に示した説明図であり、印刷モードに応じて印刷処理が実行される様子が示されている。印刷モードが通常印刷モードである場合、複数の原稿を給紙トレイ11内に収容させてスタートキー15を操作することにより、原稿の読み取りが開始され、通常印刷が実行される。
【0033】
これに対し、印刷モードが節約印刷モードである場合には、給紙トレイ11内に収容された原稿を検出し、ユーザに注意を喚起するための確認画面がディスプレイ14上に表示される。そして、確認画面の表示中に、スタートキー15を操作することにより、節約印刷が実行される。
【0034】
つまり、通常印刷モード中であれば、原稿を収容させた後、スタートキー15を押下することにより、原稿の読み取り及び記録紙への印刷処理が開始されるのに対し、節約印刷モード中であれば、原稿を収容させることによって、確認画面が表示される。そして、確認画面の表示中におけるスタートキー15を押下することにより、原稿の読み取り及び記録紙への印刷処理が開始される。
【0035】
確認画面は、選択された印刷モードに基づいて表示するか否かが決定されるので、原稿を給紙トレイ11内に収容させた際に、節約印刷モード中であるか否かを確認画面の表示によって識別することができる。従って、節約印刷モード中であることに気付かないまま、読取画像が記録紙に印刷されるのを抑制することができる。
【0036】
<印刷設定>
図4は、図1のMFP100における複写時の動作の一例を示した図であり、印刷設定時におけるディスプレイ14上の画面表示の様子が示されている。このMFP100では、機能選択キー19を操作して選択した機能に応じたメニュー画面が初期画面又は待機画面としてディスプレイ14上に表示される。
【0037】
複写機能が選択されている場合に表示されるメニュー画面21には、応用機能ボタン31、画質ボタン32、濃度ボタン33、用紙ボタン34及び拡大縮小ボタン35が設けられている。これらのボタン31〜35は、印刷設定に関するメニュー項目を選択するための項目選択ボタンである。
【0038】
応用機能ボタン31は、応用機能として予め定められた印刷設定を変更するための操作アイコンであり、この応用機能ボタン31を操作することにより、サブメニュー画面22が表示される。画質ボタン32は、印刷時の画質を変更するための操作アイコンであり、濃度ボタン33は、濃度を変更するための操作アイコンである。また、用紙ボタン34は、印刷用紙のサイズ、印刷方向などの用紙設定を変更するための操作アイコンであり、拡大縮小ボタン35は、印刷時の倍率を変更するための操作アイコンである。
【0039】
ボタン32〜35には、現在の設定内容が文字列で表示されている。例えば、画質ボタン32には、画質を読取画像に応じて自動的に決定する印刷設定が選択されていることを示す文字列「自動」が表示されている。
【0040】
サブメニュー画面22は、印刷設定を変更するための印刷設定変更画面であり、応用機能ボタン31の操作に基づいて、ディスプレイ14上に表示される。このサブメニュー画面22には、閉じるボタン36、複数の項目選択ボタン37が設けられている。閉じるボタン36は、印刷設定の変更処理を終了して元のメニュー画面21に復帰させるための操作アイコンである。
【0041】
項目選択ボタン37は、複写時の印刷設定項目を選択するための操作アイコンであり、項目選択ボタン37を操作することにより、印刷設定を変更することができる。選択可能な印刷設定項目としては、「集約」、「リピート」、「ページ分解」、「とじしろ」、「枠消去」、「センター消去」及び「両面」がある。
【0042】
「リピート」は、1ページ分の読取画像を繰返し用いて複数の記録紙に印刷するリピート印刷に関する設定項目であり、「ページ分解」は、1ページ分の読取画像を複数ページに分割して記録紙にそれぞれ印刷するページ分解印刷に関する印刷設定である。また、「とじしろ」は、印刷時の綴じしろを変更するための設定項目であり、「枠消去」は、印刷時に外枠を消去するための設定項目である。また、「センター消去」は、印刷時に中央部分を消去するための設定項目である。
【0043】
これらの項目選択ボタン37には、現在の設定内容が文字列で表示されている。この例では、項目選択ボタン37に割り当てられた印刷設定が非選択であることを示す文字列「off」が各ボタン37に表示されている。
【0044】
集約設定画面23は、集約印刷の印刷設定を変更するための印刷設定変更画面であり、サブメニュー画面22内の「集約」ボタンを操作することにより、ディスプレイ14上に表示される。この集約設定画面23には、取消しボタン38、確定ボタン39、複数の項目選択ボタン40が設けられている。
【0045】
取消しボタン38は、集約設定画面23が表示されたときから取消しボタン38が操作されるまでの間における印刷設定の変更情報を無効化して元のサブメニュー画面22に復帰させるための操作アイコンである。確定ボタン39は、印刷設定を確定して元のサブメニュー画面22に復帰させるための操作アイコンである。
【0046】
項目選択ボタン40は、所定の印刷設定を選択するための操作アイコンである。集約設定画面23内には、選択可能な印刷設定として、非選択「off」、「2枚」、「4枚」及び「8枚」がある。項目選択ボタン40を操作することにより、1枚の記録紙にまとめる原稿の枚数を変更することができる。
【0047】
印刷設定「2枚」は、2ページ分の読取画像を1枚の記録紙の片面に印刷させる設定であり、「4枚」は、4ページ分の読取画像を記録紙の片面に印刷させる設定であり、「8枚」は、8ページ分の読取画像を記録紙の片面に印刷させる設定である。
【0048】
両面設定画面24は、両面印刷の印刷設定を変更するための印刷設定変更画面であり、サブメニュー画面22内の「両面」ボタンを操作することにより、ディスプレイ14上に表示される。この両面設定画面24には、取消しボタン38、確定ボタン39、複数の項目選択ボタン40が設けられている。
【0049】
この取消しボタン38は、両面設定画面24が表示されたときから取消しボタン38が操作されるまでの間における印刷設定の変更情報を無効化して元のサブメニュー画面22に復帰させるための操作アイコンである。
【0050】
両面設定画面24内には、選択可能な印刷設定として、非選択「off」、「片面から両面」、「両面から両面」及び「両面を片面」がある。項目選択ボタン40を操作することにより、複写方法を変更することができる。
【0051】
印刷設定「片面から両面」は、2枚の原稿の片面からそれぞれ読み取られた2ページ分の読取画像を1枚の記録紙の両面にそれぞれ印刷させる設定である。「両面から両面」は、1枚の原稿の両面から読み取られた2ページ分の読取画像を1枚の記録紙の両面にそれぞれ印刷させる設定である。「両面を片面」は、1枚の原稿の両面から読み取られた2ページ分の読取画像を2枚の記録紙の片面にそれぞれ印刷させる設定である。
【0052】
サブメニュー画面22内の項目選択ボタン37には、現在の設定内容が表示されているので、サブメニュー画面22を表示させることにより、節約印刷に関する印刷設定、例えば、集約印刷又は両面印刷の印刷設定が選択されているか否かを識別することができる。
【0053】
<節約モード時の複写処理>
図5は、図1のMFP100における節約モード時の複写処理の一例を示した図であり、メニュー画面21の表示時に原稿がセットされた場合が示されている。節約印刷モードが選択されている場合、メニュー画面21内には、節約印刷モード中であることを示すメッセージ41が表示される。このメッセージ41は、通常印刷モード時には表示されない。
【0054】
節約印刷モード中に原稿が給紙トレイ11内に収容されれば、給紙トレイ11内の原稿を検出して確認画面25がディスプレイ14上に表示される。この確認画面25は、節約印刷モード中であることをユーザに気付かせるための報知画面であり、原稿の検出結果に基づいて表示される。
【0055】
確認画面25には、項目選択ボタン42、戻るボタン43及び節約解除ボタン44が設けられ、節約印刷モード中であることを示すメッセージが表示されている。戻るボタン43は、確認画面25の表示を終了して元のメニュー画面21に復帰させるための操作アイコンである。節約解除ボタン44は、節約印刷モードを解除して通常印刷モードに切り替えるためのモード変更ボタンであり、節約解除ボタン44を操作することにより、節約印刷に関する印刷設定を解除することができる。
【0056】
項目選択ボタン42は、節約印刷に関する印刷設定を変更するための操作アイコンであり、項目選択ボタン42を操作することにより、当該項目選択ボタンに割り当てられた印刷設定を変更することができる。節約印刷に関する設定項目としては、「両面」、「集約」及び「両面かつ集約」があり、いずれかを選択することができる。各項目選択ボタン42には、現在の設定内容が文字列により表示されている。
【0057】
この様な確認画面25の表示中に、スタートキー15を押下すれば、原稿の読み取り及び記録紙への印刷処理が開始される。一方、確認画面25内の「集約」ボタンを操作すれば、集約設定画面23が表示される。
【0058】
この集約設定画面23内の項目選択ボタン40を操作することにより、集約設定を変更することができる。また、取消しボタン38を操作することにより、集約設定画面23が表示されてから取消しボタン38が操作されるまでの間の印刷設定の変更情報を無効化して元の確認画面25に復帰させることができる。また、確定ボタン39を操作することにより、印刷設定を確定して元の確認画面25に復帰させることができる。
【0059】
確認画面25内の「両面」ボタンを操作した場合には、両面設定画面24が表示される。この両面設定画面24内の項目選択ボタン40を操作することにより、両面設定を変更することができる。また、取消しボタン38を操作することにより、両面設定画面24が表示されてから取消しボタン38が操作されるまでの間の印刷設定の変更情報を無効化して元の確認画面25に復帰させることができる。また、確定ボタン39を操作することにより、印刷設定を確定して元の確認画面25に復帰させることができる。
【0060】
「両面かつ集約」ボタンを操作した場合には、まず、集約設定画面23が表示され、集約設定の変更が可能な状態となる。そして、集約設定画面23内の確定ボタン39を操作することにより、両面設定画面24が表示され、両面設定の変更が可能な状態となる。
【0061】
確認画面25内の節約解除ボタン44を操作した場合には、節約印刷設定が解除され、メニュー画面21に復帰する。つまり、この場合には、集約印刷及び両面印刷設定を非選択とすることにより、印刷モードが通常印刷モードに変更される。メニュー画面21に復帰した後、スタートキー15を押下すれば、原稿の読み取り及び記録紙への印刷処理が開始される。
【0062】
確認画面25内の戻るボタン43を操作した場合には、元のメニュー画面21に復帰する。そして、メニュー画面21に復帰した後、スタートキー15を押下すれば、原稿の読み取り及び記録紙への印刷処理が開始される。
【0063】
<節約モード時のメール送信処理>
図6は、図1のMFP100における節約モード時のメール送信処理の一例を示した図である。メール送信機能が選択されている場合には、メニュー画面51がディスプレイ上14に表示される。このメニュー画面51には、応用機能ボタン61、画質ボタン62、濃度ボタン63及び解像度ボタン64が設けられ、また、電子メールの送信先を示すアドレス情報65などが表示されている。ボタン61〜64は、電子メールの送信設定に関するメニュー項目を選択するための項目選択ボタンである。
【0064】
節約印刷モード中に原稿が給紙トレイ11内に収容されれば、給紙トレイ11内の原稿を検出して確認画面52がディスプレイ14上に表示される。この確認画面52には、項目選択ボタン66、戻るボタン67及び節約解除ボタン68が設けられ、節約印刷モード中であることを示すメッセージが表示されている。
【0065】
項目選択ボタン66は、節約印刷に関する印刷設定を変更するための操作アイコンであり、項目選択ボタン66を操作することにより、当該項目選択ボタンに割り当てられた印刷設定を変更することができる。節約印刷に関する設定項目としては、「集約」があり、項目選択ボタン66には、現在の設定内容が文字列により表示されている。
【0066】
確認画面52の表示中に、スタートキー15を押下すれば、原稿の読み取り及び読取画像を電子メールとして送信する処理が開始される。一方、確認画面52内の「集約」ボタンを操作すれば、集約設定画面23が表示される。
【0067】
この集約設定画面23内の項目選択ボタン40を操作することにより、集約設定を変更することができる。また、取消しボタン38を操作することにより、集約設定画面23が表示されてから取消しボタン38が操作されるまでの間の印刷設定の変更情報を無効化して元の確認画面52に復帰させることができる。また、確定ボタン39を操作することにより、印刷設定を確定して元の確認画面52に復帰させることができる。
【0068】
確認画面52内の節約解除ボタン68を操作した場合には、節約印刷設定が解除され、メニュー画面51に復帰する。つまり、この場合には、集約印刷設定を非選択とすることにより、印刷モードが通常印刷モードに変更される。メニュー画面51に復帰した後、スタートキー15を押下すれば、原稿の読み取り及び記録紙への印刷処理が開始される。
【0069】
確認画面52内の戻るボタン67を操作した場合には、元のメニュー画面51に復帰する。そして、メニュー画面51に復帰した後、スタートキー15を押下すれば、原稿の読み取り及び記録紙への印刷処理が開始される。
【0070】
<節約モード時のFAX送信処理>
図7は、図1のMFP100における節約モード時のFAX送信処理の一例を示した図である。FAX送信機能が選択されている場合には、メニュー画面71がディスプレイ上14に表示される。このメニュー画面71には、応用機能ボタン81、画質ボタン82及び濃度ボタン83が設けられ、また、FAXの送信先を示す番号情報84などが表示されている。ボタン81〜83は、FAXの送信設定に関するメニュー項目を選択するための項目選択ボタンである。
【0071】
節約印刷モード中に原稿が給紙トレイ11内に収容されれば、給紙トレイ11内の原稿を検出して確認画面72がディスプレイ14上に表示される。この確認画面72には、項目選択ボタン66、戻るボタン67及び節約解除ボタン68が設けられ、節約印刷モード中であることを示すメッセージが表示されている。
【0072】
確認画面72の表示中に、スタートキー15を押下すれば、原稿の読み取り及び読取画像をFAX送信する処理が開始される。一方、確認画面72内の「集約」ボタンを操作すれば、集約設定画面23が表示される。
【0073】
この集約設定画面23内の項目選択ボタン40を操作することにより、集約設定を変更することができる。また、取消しボタン38を操作することにより、集約設定画面23が表示されてから取消しボタン38が操作されるまでの間の印刷設定の変更情報を無効化して元の確認画面72に復帰させることができる。また、確定ボタン39を操作することにより、印刷設定を確定して元の確認画面72に復帰させることができる。
【0074】
確認画面72内の節約解除ボタン68を操作した場合には、節約印刷設定が解除され、メニュー画面71に復帰する。つまり、この場合には、集約印刷設定を非選択とすることにより、印刷モードが通常印刷モードに変更される。メニュー画面71に復帰した後、スタートキー15を押下すれば、原稿の読み取り及び読取画像のFAX送信処理が開始される。
【0075】
確認画面72内の戻るボタン67を操作した場合には、元のメニュー画面71に復帰する。そして、メニュー画面71に復帰した後、スタートキー15を押下すれば、原稿の読み取り及び読取画像のFAX送信処理が開始される。
【0076】
図8は、図1のMFP100の一構成例を示したブロック図であり、複写機能が選択されたMFP100内の機能構成の一例が示されている。このMFP100は、給紙トレイ11,103、排紙トレイ12,104、ディスプレイ14、キー入力部101、タッチパネル102、原稿検出部105、原稿送り部106、読取部107、印刷部108、通常印刷設定記憶部109、節約印刷設定記憶部110、印刷モード選択部111、標準モード情報記憶部112、確認画面表示部113及び変更画面表示部114を備えて構成される。
【0077】
キー入力部101は、スタートキー15又は節約モード選択キー20の操作に基づいて、所定のキー入力信号を生成し、原稿送り部106及び印刷モード選択部111へ出力する。原稿送り部106は、給紙トレイ11内の原稿を1枚ずつ取り出して読取部107へ順次に送出する。この原稿送りは、スタートキー15の操作に基づいて開始される。読取部107は、原稿を光学的に読み取って読取画像を生成し、印刷部108へ出力する。
【0078】
給紙トレイ103は、複数の記録紙を収容するための用紙収容部であり、印刷前の記録紙が収容される。排紙トレイ104は、印刷後の記録紙を収容するための収容部である。印刷部108は、読取部107からの読取画像を記録紙に印刷する画像形成部である。
【0079】
タッチパネル102は、ディスプレイ14の表示面に対する操作を検出して操作位置に応じた所定の入力信号を生成し、印刷モード選択部111及び変更画面表示部114へ出力する。印刷モード選択部111は、キー入力部101からのキー入力信号に基づいて、通常印刷モード及び節約印刷モードのいずれかを印刷モードとして選択し、選択した印刷モードを標準モード情報として標準モード情報記憶部112内に書き込む。
【0080】
通常印刷モードは、所定の印刷設定からなる印刷モードであり、通常印刷設定記憶部109内に保持されている設定データに基づいて印刷処理が実行される。一方、節約印刷モードは、通常印刷モードよりも記録紙の消費量が少ない印刷設定からなる印刷モードであり、節約印刷設定記憶部110内に保持されている設定データに基づいて印刷処理が実行される。
【0081】
節約印刷に関する印刷設定としては、集約印刷及び両面印刷の印刷設定がある。通常印刷及び節約印刷の各設定データは、ユーザ操作に基づいて、予め登録される。印刷部108では、標準モード情報記憶部112内の標準モード情報に基づいて、印刷処理が実行される。
【0082】
原稿検出部105は、給紙トレイ11内の原稿を検出し、その検出結果を確認画面表示部113へ出力する。確認画面表示部113は、原稿検出部105による検出結果に基づいて、確認画面25をディスプレイ14上に表示する。この確認画面25は、MFP10が節約印刷モード中であることをユーザに気付かせるための報知画面であり、給紙トレイ11内に複数の原稿が収容された時点で表示される。つまり、確認画面25は、給紙トレイ11内に原稿が収容されていない状態から収容されている状態に遷移した時点で表示される。
【0083】
確認画面表示部113では、標準モード情報に基づいて、確認画面25を表示するか否かが決定される。つまり、確認画面表示部113は、節約印刷モード中であれば、原稿の検出結果に基づいて確認画面25を表示し、通常印刷モード中である場合には、原稿検出部105により原稿が検出されても確認画面25を表示しない。
【0084】
印刷モード選択部111は、確認画面25内の節約解除ボタン44の操作に基づいて、通常印刷モードを選択する。つまり、節約解除ボタン44が操作されれば、節約印刷モードが解除され、印刷モードが通常印刷モードに切り替えられる。
【0085】
変更画面表示部114は、メニュー画面21内の応用機能ボタン31の操作に基づいて、サブメニュー画面22を表示する。また、サブメニュー画面22内の項目選択ボタン37の操作に基づいて、集約設定画面23又は両面設定画面24を表示する。また、確認画面25内の項目選択ボタン42の操作に基づいて、集約設定画面23又は両面設定画面24を表示する。サブメニュー画面22、集約設定画面23及び両面設定画面24は、いずれも印刷設定を変更するための印刷設定変更画面である。
【0086】
<確認画面の出現パターン>
図9は、図1のMFP100における印刷時の動作の一例を示した図であり、原稿がセットされた際に、確認画面25が表示されるか否かの出現パターンが示されている。確認画面25は、メニュー画面21の表示中において、原稿が給紙トレイ11内にセットされた時点で表示される。このとき、印刷モードが通常印刷モードであるか、或いは、節約印刷モードであるかに応じて、確認画面25を表示するか否かが決定される。
【0087】
印刷モードが通常印刷モードである場合、原稿がセットされても、確認画面25は表示されず、その後、スタートキー15が操作されれば、原稿の読み取り及び読取画像の印刷処理が開始される。一方、印刷モードが節約印刷モードである場合には、原稿がセットされれば、確認画面25が表示される。この確認画面25の表示中に、スタートキー15が操作されれば、原稿の読み取り及び読取画像の印刷処理が開始される。
【0088】
図10のステップS101〜S107は、図8のMFP100における通常印刷モード時の複写処理の一例を示したフローチャートである。まず、原稿送り部106は、原稿検出部105により原稿が検出された後、スタートキー15が操作されれば、原稿送出を開始する(ステップS101〜S103)。
【0089】
読取部107は、給紙トレイ11から搬送された原稿を読み取り、読取画像を順次に生成する。印刷部108は、読取部107からの読取画像を通常印刷モード時の印刷設定に基づいて記録紙に印刷し、印刷後の記録紙を排紙トレイ104内に排出する(ステップS104〜S106)。ステップS104からステップS106までの処理手順は、給紙トレイ11内の原稿がなくなるまで繰り返される。
【0090】
図11のステップS201〜S215は、図8のMFP100における節約印刷モード時の複写処理の一例を示したフローチャートである。まず、確認画面表示部113は、原稿検出部105により原稿が検出されれば、確認画面25をディスプレイ14上に表示する(ステップS201,S202)。
【0091】
次に、原稿送り部106は、スタートキー15が操作されれば、原稿送出を開始する(ステップS203,S211)。そして、読取部107は、給紙トレイ11から搬送された原稿を読み取り、読取画像を順次に生成する。印刷部108は、読取部107からの読取画像を節約印刷モード時の印刷設定に基づいて記録紙に印刷し、印刷後の記録紙を排紙トレイ104内に排出する(ステップS212〜S214)。ステップS212からステップS214までの処理手順は、給紙トレイ11内の原稿がなくなるまで繰り返される(ステップS215)。
【0092】
一方、変更画面表示部114は、確認画面25内の項目選択ボタン42が操作された場合に、操作された項目選択ボタン42に対応する印刷設定変更画面を表示する(ステップS203,S204,S209)。そして、印刷設定変更画面内の取消しボタン38が操作されれば、印刷設定変更画面が表示されてから取消しボタン38が操作されるまでの間の印刷設定の変更情報は無効化され、元の確認画面25が表示される(ステップS210)。或いは、確定ボタン39が操作されれば、印刷設定を確定して元の確認画面25が表示される(ステップS210)。
【0093】
確認画面25内の戻るボタン43が操作された場合には、確認画面25の表示を終了して元のメニュー画面21が表示される(ステップS203〜S205,S207)。一方、確認画面25内の節約解除ボタン44が操作された場合には、節約印刷モードが解除され、通常印刷モード時のメニュー画面21が表示される(ステップS203〜S207)。原稿送り部106は、メニュー画面21に復帰した後、スタートキー15が操作されれば、原稿送出を開始し(ステップS208,S211)、ステップS212以降の処理手順が実行される。
【0094】
本実施の形態によれば、印刷モードに基づいて確認画面25を表示するか否かが決定されるので、原稿を給紙トレイ11内に収容させた際に、節約印刷モード中であるか否かを確認画面25の表示によって識別することができる。従って、節約印刷モード中であることに気付かないまま、読取画像が記録紙に印刷されるのを抑制することができる。また、確認画面25内の節約解除ボタン44の操作に基づいて、通常印刷モードを選択するので、節約印刷モード中であることに気付いた際に印刷モードを容易に変更することもできる。
【0095】
実施の形態2.
実施の形態1では、印刷モードに基づいて確認画面25を表示するか否かが決定される場合の例について説明した。これに対し、本実施の形態では、サブメニュー画面22などの印刷設定変更画面の表示履歴に基づいて確認画面25を表示する場合について説明する。
【0096】
図12は、本発明の実施の形態2による原稿読取装置の一構成例を示したブロック図であり、MFP100の他の構成例が示されている。このMFP100は、図8のMFP100と比較すれば、表示履歴記憶部115を備えている点で異なる。表示履歴記憶部115には、サブメニュー画面22、集約印刷設定画面23、両面印刷設定画面24などの印刷設定変更画面の表示履歴が保持される。
【0097】
確認画面表示部113では、原稿検出部105により原稿が検出された際に、原稿の検出時点までの表示履歴に基づいて、確認画面25を表示するか否かが決定される。具体的には、原稿の検出時点から一定時間だけ遡った時点から原稿の検出時点までの間に、印刷設定変更画面が表示されていれば、確認画面25を表示しない。一方、上記期間中に印刷設定変更画面が表示されていなかった場合には、確認画面25を表示する。
【0098】
<確認画面の出現パターン>
図13は、図12のMFP100における印刷時の動作の一例を示した図であり、原稿がセットされた際に、確認画面25が表示されるか否かの出現パターンが示されている。確認画面25は、印刷モードと、サブメニュー画面22などの印刷設定変更画面の表示履歴とに応じて、確認画面25を表示するか否かが決定される。印刷モードが通常印刷モードである場合、メニュー画面21の表示中に原稿が給紙トレイ11内にセットされても、確認画面25は表示されない。
【0099】
印刷モードが節約印刷モードである場合、印刷設定変更画面の表示履歴があるか否かに応じて確認画面25を表示するか否かが決定される。すなわち、メニュー画面21が表示されたときから、原稿が検出されるまでの間に、印刷設定変更画面が表示されていれば、原稿がセットされても、確認画面25は表示されない。
【0100】
一方、メニュー画面21が表示されてから原稿が検出されるまでの間に、印刷設定変更画面が表示されていなかった場合には、原稿がセットされれば、確認画面25が表示される。この確認画面25の表示中に、スタートキー15が操作されれば、原稿の読み取り及び読取画像の印刷処理が開始される。
【0101】
この例では、印刷設定変更画面の表示履歴の有無に応じて確認画面25を表示するか否かが決定されているが、印刷設定変更画面のうち、集約設定画面23の表示履歴の有無及び両面設定画面24の表示履歴の有無に応じて確認画面25を表示するか否かを決定しても良い。例えば、メニュー画面21が表示されてから原稿が検出されるまでの間に、集約設定画面23のみ表示されており、両面設定画面24は表示されていなかった場合、印刷設定変更画面の表示履歴がない場合とは表示内容を異ならせて確認画面25が表示される。
【0102】
すなわち、確認画面25上では、集約印刷の印刷設定について設定変更不可となり、設定内容が、設定変更不可であることを識別可能に表示される。例えば、両面印刷の設定内容が通常表示となるのに対し、集約印刷の印刷設定については、網掛表示が行われる。
【0103】
また、両面設定画面24のみ表示され、集約設定画面23は表示されなかった場合にも、印刷設定変更画面の表示履歴がない場合とは表示内容を異ならせて確認画面25が表示される。すなわち、確認画面25上では、両面印刷の印刷設定について設定変更不可となり、設定内容が、設定変更不可であることを識別可能に表示される。例えば、集約印刷の設定内容が通常表示となるのに対し、両面印刷の印刷設定については、網掛表示が行われる。
【0104】
一方、集約設定画面23及び両面設定画面24の両方が表示されていた場合には、原稿がセットされても、確認画面25は表示されない。本願発明には、この様な構成も含まれる。ここでは、印刷設定変更画面のうち、集約設定画面23又は両面設定画面24のいずれかが表示されていた場合に、表示履歴のある印刷設定が網掛表示となるケースを例示として説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、印刷設定の設定変更が可能な印刷設定項目と設定変更が不可の印刷設定項目とが視覚的に識別可能な表示であれば、グレイアウト表示などの他の表示形態であっても良い。
【0105】
図14のステップS301〜S317は、図12のMFP100における節約印刷モード時の複写処理の一例を示したフローチャートである。まず、確認画面表示部113は、原稿検出部105により原稿が検出された際、原稿の検出時点までに印刷設定変更画面が表示されていなければ、確認画面25をディスプレイ14上に表示する(ステップS301〜S303)。
【0106】
次に、原稿送り部106は、スタートキー15が操作されれば、原稿送出を開始する(ステップS304,S313)。そして、読取部107は、給紙トレイ11から搬送された原稿を読み取り、読取画像を順次に生成する。印刷部108は、読取部107からの読取画像を節約印刷モード時の印刷設定に基づいて記録紙に印刷し、印刷後の記録紙を排紙トレイ104内に排出する(ステップS314〜S316)。ステップS314からステップS316までの処理手順は、給紙トレイ11内の原稿がなくなるまで繰り返される(ステップS317)。
【0107】
一方、変更画面表示部114は、確認画面25内の項目選択ボタン42が操作された場合に、操作された項目選択ボタン42に対応する印刷設定変更画面を表示する(ステップS304,S305,S310)。そして、印刷設定変更画面内の取消しボタン38が操作されれば、印刷設定変更画面が表示されてから取消しボタン38が操作されるまでの間の印刷設定の変更情報は無効化され、元の確認画面25が表示される(ステップS311)。或いは、確定ボタン39が操作されれば、印刷設定を確定して元の確認画面25が表示される(ステップS311)。
【0108】
確認画面25内の戻るボタン43が操作された場合には、確認画面25の表示を終了して元のメニュー画面21が表示される(ステップS304〜S306,S308)。一方、確認画面25内の節約解除ボタン44が操作された場合には、節約印刷モードが解除され、通常印刷モード時のメニュー画面21が表示される(ステップS304〜S308)。原稿送り部106は、メニュー画面21に復帰した後、スタートキー15が操作されれば、原稿送出を開始し(ステップS309,S313)、ステップS314以降の処理手順が実行される。
【0109】
原稿が検出された際に、原稿の検出時点までに印刷設定変更画面が表示されていた場合には、確認画面25は表示されず、その後、スタートキー15が操作されれば、ステップS314以降の処理手順が実行される。
【0110】
本実施の形態によれば、応用機能ボタン31などの項目選択ボタンの操作に基づいて表示される印刷設定変更画面の表示履歴に基づいて確認画面25を表示するので、原稿の検出時点までの表示履歴に応じて、確認画面25を表示するか否かを決定させることができる。
【0111】
実施の形態3.
実施の形態1及び2では、原稿検出部105の検出結果に基づいて確認画面25が表示される場合の例について説明した。これに対し、本実施の形態では、原稿読み取りを開始させるための読取開始操作に基づいて確認画面25を表示する場合について説明する。
【0112】
図15は、本発明の実施の形態3による原稿読取装置の一構成例を示したブロック図であり、MFP100の他の構成例が示されている。このMFP100は、図12のMFP100と比較すれば、原稿検出部105を備えていない点で異なる。
【0113】
この確認画面表示部113は、原稿送り部106に原稿送出を開始させることにより、原稿読み取りを開始させるための所定の第1の読取開始操作、例えば、スタートキー15の操作に基づいて、確認画面25を表示する。つまり、確認画面25は、スタートキー15が操作された時点で表示される。
【0114】
確認画面表示部113では、印刷モードに基づいて、確認画面25を表示するか否かを決定するので、節約印刷モード中であれば、スタートキー15の操作に基づいて確認画面25が表示され、通常印刷モード中である場合には、スタートキー15が操作されても確認画面25は表示されない。
【0115】
また、確認画面表示部113では、スタートキー15が操作された際に、スタートキー15の操作時点までの表示履歴に基づいて、確認画面25を表示するか否かが決定される。具体的には、スタートキー15の操作時点から一定時間だけ遡った時点からスタートキー15の操作時点までの間に、印刷設定変更画面が表示されていれば、確認画面25を表示しない。一方、上記期間中に印刷設定変更画面が表示されていなかった場合には、確認画面25を表示する。
【0116】
原稿送り部106は、印刷モードが通常印刷モードである場合に、スタートキー15の操作に基づいて原稿送出を開始し、節約印刷モードである場合には、確認画面25の表示中における第2の読取開始操作に基づいて、原稿送出を開始する。この第2の読取開始操作としては、スタートキー15の操作であっても良いし、確認画面25内に設けられる印刷開始ボタンの操作であっても良い。
【0117】
<確認画面の出現パターン>
図16は、図15のMFP100における印刷時の動作の一例を示した図であり、スタートキー15が操作された際に、確認画面25が表示されるか否かの出現パターンが示されている。確認画面25は、メニュー画面21の表示中において、スタートキー15が操作された時点で表示される。
【0118】
このとき、印刷モードが通常印刷モードであるか、或いは、節約印刷モードであるかと、印刷設定変更画面の表示履歴の有無とに応じて、確認画面25を表示するか否かが決定される。印刷モードが通常印刷モードである場合、メニュー画面21の表示中にスタートキー15が操作されても、確認画面25は表示されない。
【0119】
印刷モードが節約印刷モードである場合、印刷設定変更画面の表示履歴があるか否かに応じて確認画面25を表示するか否かが決定される。すなわち、メニュー画面21が表示されたときから、スタートキー15が操作されるまでの間に、印刷設定変更画面が表示されていれば、スタートキー15が操作されても、確認画面25は表示されない。
【0120】
一方、メニュー画面21が表示されてからスタートキー15が操作されるまでの間に、印刷設定変更画面が表示されていなかった場合には、スタートキー15が操作されれば、確認画面25が表示される。この確認画面25の表示中に、スタートキー15が再度操作されれば、原稿の読み取り及び読取画像の印刷処理が開始される。
【0121】
図17のステップS401〜S416は、図15のMFP100における節約印刷モード時の複写処理の一例を示したフローチャートである。まず、確認画面表示部113は、スタートキー15が操作された際、スタートキー15の操作時点までに印刷設定変更画面が表示されていなければ、確認画面25をディスプレイ14上に表示する(ステップS401〜S403)。
【0122】
次に、原稿送り部106は、スタートキー15が操作されれば、原稿送出を開始する(ステップS404,S412)。そして、読取部107は、給紙トレイ11から搬送された原稿を読み取り、読取画像を順次に生成する。印刷部108は、読取部107からの読取画像を節約印刷モード時の印刷設定に基づいて記録紙に印刷し、印刷後の記録紙を排紙トレイ104内に排出する(ステップS413〜S415)。ステップS413からステップS415までの処理手順は、給紙トレイ11内の原稿がなくなるまで繰り返される(ステップS416)。
【0123】
一方、変更画面表示部114は、確認画面25内の項目選択ボタン42が操作された場合に、操作された項目選択ボタン42に対応する印刷設定変更画面を表示する(ステップS404,S405,S410)。そして、印刷設定変更画面内の取消しボタン38が操作されれば、印刷設定変更画面が表示されてから取消しボタン38が操作されるまでの間の印刷設定の変更情報は無効化され、元の確認画面25が表示される(ステップS411)。或いは、確定ボタン39が操作されれば、印刷設定を確定して元の確認画面25が表示される(ステップS411)。
【0124】
確認画面25内の戻るボタン43が操作された場合には、確認画面25の表示を終了して元のメニュー画面21が表示される(ステップS404〜S406,S408)。一方、確認画面25内の節約解除ボタン44が操作された場合には、節約印刷モードが解除され、通常印刷モード時のメニュー画面21が表示される(ステップS404〜S408)。原稿送り部106は、メニュー画面21に復帰した後、スタートキー15が操作されれば、原稿送出を開始し(ステップS409,S412)、ステップS413以降の処理手順が実行される。
【0125】
スタートキー15が操作された際に、操作時点までに印刷設定変更画面が表示されていた場合には、確認画面25は表示されず、ステップS412以降の処理手順が実行される。本実施の形態によれば、印刷モードに基づいて確認画面を表示するか否かが決定されるので、スタートキー15を操作した際に、節約印刷モード中であるか否かを確認画面25の表示によって識別することができる。従って、節約印刷モード中であることに気付かないまま、読取画像が記録紙に印刷されるのを抑制することができる。
【0126】
なお、実施の形態1及び2では、ADF部10の給紙トレイ11内に収容された原稿を検出して確認画面25を表示する場合の例について説明したが、本発明はこれに限られるものではない。読み取り前の原稿が所定の位置にセットされたことを検出し、その検出結果に基づいて確認画面25を表示するものは本発明に含まれる。例えば、原稿載置台上に載置された原稿を検出して確認画面25を表示するものであっても良い。
【符号の説明】
【0127】
1 手差しトレイ
2,3 記録紙収容部
4 記録紙用の排紙トレイ
10 ADF部
11 原稿用の給紙トレイ
12 原稿用の排紙トレイ
13 コントロールパネル
14 ディスプレイ
15 スタートキー
16 ストップキー
17 数字キー
18 電源スイッチ
19 機能選択キー
20 節約モード選択キー
21 メニュー画面
22 サブメニュー画面
23 集約設定画面
24 両面設定画面
25 確認画面
100 MFP
101 キー入力部
102 タッチパネル
105 原稿検出部
106 原稿送り部
107 読取部
108 印刷部
109 通常印刷設定記憶部
110 節約印刷設定記憶部
111 印刷モード選択部
112 標準モード情報記憶部
113 確認画面表示部
114 変更画面表示部
115 表示履歴記憶部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ操作に基づいて、所定の印刷設定からなる通常印刷モードと、上記通常印刷モードよりも印刷用紙の消費量が少ない印刷設定からなる節約印刷モードとのいずれかを印刷モードとして選択する印刷モード選択部と、
2以上の原稿を収容するための原稿収容部と、
上記原稿収容部内の原稿を読み取り、読取画像を生成する原稿読取部と、
上記原稿収容部内の原稿を検出する原稿検出部と、
上記原稿検出部の検出結果に基づいて、モード変更ボタンを含む確認画面を表示する確認画面表示部と、
上記印刷モードに基づいて、上記読取画像から出力画像を形成する画像形成部とを備え、
上記確認画面表示部は、上記印刷モードに基づいて、上記確認画面を表示するか否かを決定し、
上記印刷モード選択部は、上記モード変更ボタンの操作に基づいて、上記通常印刷モードを選択することを特徴とする原稿読取装置。
【請求項2】
上記確認画面表示部は、上記印刷モードが上記通常印刷モードであれば、上記原稿検出部により原稿が検出されても上記確認画面を表示しないことを特徴とする請求項1に記載の原稿読取装置。
【請求項3】
メニュー画面内に設けられた項目を選択する項目選択操作に基づいて、印刷設定を変更するための印刷設定変更画面を表示する印刷設定変更画面表示部と、
上記印刷設定変更画面の表示履歴を保持する表示履歴記憶部とを備え、
上記確認画面表示部は、上記原稿検出部により原稿が検出された際に、原稿の検出時点までの上記表示履歴に基づいて、上記確認画面を表示するか否かを決定することを特徴とする請求項2に記載の原稿読取装置。
【請求項4】
ユーザ操作に基づいて、所定の印刷設定からなる通常印刷モードと、上記通常印刷モードよりも印刷用紙の消費量が少ない印刷設定からなる節約印刷モードとのいずれかを印刷モードとして選択する印刷モード選択部と、
2以上の原稿を収容するための原稿収容部と、
上記原稿収容部内の原稿を読み取り、読取画像を生成する原稿読取部と、
上記原稿読取部に原稿読み取りを開始させるための第1の読取開始操作に基づいて、モード変更ボタンを含む確認画面を表示する確認画面表示部と、
上記印刷モードに基づいて、上記読取画像から出力画像を形成する画像形成部とを備え、
上記確認画面表示部は、上記印刷モードに基づいて、上記確認画面を表示するか否かを決定し、
上記原稿読取部は、上記印刷モードが上記通常印刷モードである場合に、第1の読取開始操作に基づいて原稿読み取りを開始し、上記節約印刷モードである場合に、上記確認画面の表示中における第2の読取開始操作に基づいて原稿読み取りを開始し、
上記印刷モード選択部は、上記モード変更ボタンの操作に基づいて、上記通常印刷モードを選択することを特徴とする原稿読取装置。
【請求項5】
上記確認画面表示部は、上記印刷モードが上記通常印刷モードであれば、第1の読取開始操作が行われても上記確認画面を表示しないことを特徴とする請求項4に記載の原稿読取装置。
【請求項6】
メニュー画面内に設けられた項目を選択する項目選択操作に基づいて、印刷設定を変更するための印刷設定変更画面を表示する印刷設定変更画面表示部と、
上記印刷設定変更画面の表示履歴を保持する表示履歴記憶部とを備え、
上記確認画面表示部は、第1の読取開始操作が行われた際に、第1の読取開始操作時点までの上記表示履歴に基づいて、上記確認画面を表示するか否かを決定することを特徴とする請求項5に記載の原稿読取装置。
【請求項7】
上記確認画面表示部は、上記印刷モードが上記節約印刷モードであることを示すメッセージを含む上記確認画面を表示することを特徴とする請求項1又は4に記載の原稿読取装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【公開番号】特開2011−239137(P2011−239137A)
【公開日】平成23年11月24日(2011.11.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−108057(P2010−108057)
【出願日】平成22年5月10日(2010.5.10)
【出願人】(000006297)村田機械株式会社 (4,916)
【Fターム(参考)】