説明

双ロール式連続鋳造機及び双ロール式連続鋳方法

【課題】 中心部に未凝固部が残っている鋳片を、最少ギャップ部から出てきた直後から冷却する。
【解決手段】 ロール101,102間の最小ギャップ部から出てくる鋳片113は、中心部が未凝固となっている。ロール軸方向に沿って吸引ガイド221が配置され、ロール軸方向に沿って分散して冷却水スプレー211が配置されている。冷却水スプレー211は、最少ギャップ部から出てきた直後の鋳片113に対して水を吹き付けて冷却する。吸引ガイド221は吹き付けた水により生じた水膜等を吸引して除き、冷却水スプレー211から吹き出される水が確実に鋳片に届くようにして、冷却を確実に行わせている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は双ロール式連続鋳造機及び双ロール式連続鋳方法に関するものである。
更に詳述すると、溶鋼が冷却して形成された凝固シェルを、ロール間の隙間が最小となっている最小ギャップ部にて圧接して、表面は凝固しているが中心部に未凝固の溶鋼が残っている鋳片を、ロール間の隙間から引き出すタイプの双ロール式連続鋳造機において、ロール隙間から引き出した鋳片の効率的な冷却により、鋳片のバルジング変形(樽状に膨らんで変形すること)や鋳片割れ(ブレークアウト)を防止するように工夫したものである。
【背景技術】
【0002】
連続鋳造機は、精錬を終了した溶鋼を連続して鋳込み、直接、鋳片(スラブまたはストリップ)を製造するものである。連続鋳造機を用いた連続鋳造方法では、従来の造塊,分塊法に比較して偏析が少なく、表面品質も良好で、鋼板用鋳片を製造するのに適している。
【0003】
連続鋳造機としては、鋳片とともに鋳型が移動する同期式双ロール式鋳型(移動鋳型)を用いた双ロール式連続鋳造機がある。
【0004】
図6は双ロール式連続鋳造機010の一般的な例を示すものである。この双ロール式連続鋳造機010では、一対の逆方向に回転するロール011,012を、同じ高さ位置にて平行にしつつ近接して配置しており、ロール011,012の軸方向両端は、ロール端面に圧着するサイド堰013,014により仕切っている。ロール011,012及びサイド堰013,014でなる移動鋳型の内部空間(湯溜まり部)には、ノズル015を介して溶鋼016が供給される。
【0005】
ロール011,012が互いに逆方向に回転すると(溶鋼016を下方に巻き込むように回転すると)、溶鋼016はロール011,012に接触することにより冷却され、その結果、ロール011,012の周面にそれぞれ凝固シェルが形成される。この双方の凝固シェルはロール回転に伴い成長し、ロール011,012の最小ギャップ部にて圧接・一体化され、鋳片017として取り出される。
【0006】
次に、鋳造する鋳片の厚さを厚くするようにロール形状を工夫した双ロール式連続鋳造機の一例(特開昭59−118249号等)を、図7及び、図7のA−A矢視図である図8を参照して説明する。
【0007】
図7及び図8に示すように、一対のロール10,11と、ロール10,11の端面に圧着されてロール端面側を仕切るサイド堰12,13と、ロール10,11に接設したダム14,15とによりなる移動鋳型の内部空間が、湯溜まり部となる。この湯溜まり部には溶鋼16が供給される。
ロール10の両端部にはフランジ状に段部10a,10bが形成されている。同様に、ロール11の両端部にはフランジ状に段部11a,11bが形成されている。
【0008】
ロール10,11が回転すると、溶鋼16はロール10,11の周面(この周面には段部10a,10b,11a,11bの周面も含む)に接触することにより冷却されて、凝固シェル17,18が形成される。凝固シェル17,18はロール回転に伴い成長していく。そして、段部10aと段部11aとの隙間、並びに、段部10bと段部11bとの隙間が最も小さくなる最小ギャップ部において、凝固シェル17のうち段部10a,10bの外周に形成された部分と、凝固シェル18のうち段部11a,11bの外周に形成された部分とが、段部10a,10bと段部11a,11bによる狭圧力により圧接・一体化される。この結果、凝固シェル17と凝固シェル18の両端部が圧接・一体化され、両凝固シェル17,18は中心部分に溶鋼16を残したままで、図8に示すように、袋綴じ状に接合されて鋳片19となる。
【0009】
最小ギャップ部にて凝固シェル17,18が袋綴じ状に圧接されて中心部に溶鋼16を残した状態の鋳片19は、ロール10,11から引き出されて搬送され、搬送途中で冷却されることにより、中心部分の溶鋼16も凝固していく。
【0010】
図7及び図8に示す例では、隙間が狭くなっている段部10a,10bと段部11a,11bにて凝固シェル17,18の端部で圧接ができるため、ロール10,11間の隙間を広くしても、凝固シェル17,18を袋綴じ状に圧接でき、ロール10,11から引き出されていく鋳片19は、中心部は溶融状態のままであるが表面は凝固した状態となる。このようにロール10,11間の隙間を広くすることができるため、製造される鋳片19の厚さを厚くすることができる。このように鋳片19の厚さを厚くすることができるので、鋳片製造量を増大することができると共に、各種の厚さの鋼板の製造にも対処することができる。
【0011】
ロール10,11の間から引き出された鋳片19(凝固シェル17,18を袋綴じ状に圧接したもの)は、その表面は凝固しているが中心部分に未凝固の溶鋼16を残したままである。このため、中心部分に未凝固の溶鋼16を残した鋳片19は、図7のB−B断面である図9に示す矢印X方向に膨らむ変形(バルジング変形)が生ずる。このバルジング変形が大きくなると、鋳片割れ(ブレークアウト)が発生する恐れがある。
【0012】
このため、一般的には、図7に示すように、最小ギャップ部から引き出された鋳片19を、その両面から抑える(膨らみを防止する)サポートロール20を、ロール10,11の下部に備えている。
【0013】
更に、ロール10,11の間から引き出された鋳片19(凝固シェル17,18を袋綴じ状に圧接したもの)を効果的に冷却するため、引き出された直後から、鋳片19に対して冷却媒体を吹き付ける必要がある。
【0014】
【特許文献1】特開昭59−118249号公報
【特許文献2】特開平10−29046号公報
【特許文献3】特開2004−283869号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0015】
ところで、図7や図8に示すように、表面は凝固しているが中心部分に未凝固の溶鋼16を残したままの鋳片19を、ロール10,11の間から引き出すタイプの従来の双ロール式連続鋳造機では、冷却用の冷却媒体が液体(例えば水)の場合、最小ギャップ部からロール10,11と鋳片19の間を通り湯溜り部に液体が浸入して水蒸気爆発を起こす危険性があるため、冷却媒体としてはガス(例えばヘリウム、アルゴン)が使用されているが、十分な冷却性能が得られていないと共に、コストがかかるという問題があった。
【0016】
本発明は、上記従来技術に鑑み、中央部分に未凝固部分を含む鋳片に対して、ロールの間から引き出された直後から直ちに、冷却を効果的に行うことができる、双ロール式連続鋳造機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0017】
上記課題を解決する本発明の構成は、互いに逆方向に回転すると共に少なくとも一つのロールはロール軸方向に沿う両端の径がロール中央部分の径よりも大きくなっている一対のロールの間に溶鋼を供給し、各ロールの周面で凝固した凝固シェルを、両ロール間の隙間が最小となっている最小ギャップ部にて圧接することにより、表面は凝固しているが中心部に未凝固の溶鋼が残っている鋳片をロール間の隙間から引き出す双ロール式連続鋳造機において、
前記最小ギャップ部から出てくる鋳片に冷却媒体を吹き付ける冷却装置と、
前記冷却装置により鋳片に吹き付けた冷却媒体及び気化した冷却媒体を吸引する吸引装置を備えていることを特徴とする。
また、この双ロール式連続鋳造機により連続鋳造を行う方法に特徴がある。
【0018】
また本発明の構成は、前記冷却媒体は水であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0019】
本発明では、中心部に未凝固の溶鋼が残っている鋳片に対して、最小ギャップ部から出てきた直後から、冷却装置が冷却媒体を吹き付けることにより直ちに冷却をすることができる。
このとき、鋳片に吹き付けられて反射した冷却媒体、停滞した冷却媒体、あるいは気化した冷却媒体を、吸引装置にて吸引することにより、冷却装置から吹き出した冷却媒体が確実に鋳片の表面に吹き付けることができ、冷却効率が向上する。また、冷却媒体やその蒸気の湯溜り部への浸入による蒸気爆発等の危険性も防止できる。
【0020】
また冷却を水により行うことで、簡便な装置にて安価に鋳片の冷却を実現することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
以下に本発明の実施の形態を図面に基づき詳細に説明する。
ここで、本発明の実施例において用いる「凹型ロール」について先に説明をしておく。「凹型ロール」とは、「ロールの軸方向に沿う両端の径が、ロールの中央部分の径よりも大きくなっているロール」をいう。
【0022】
例えば「凹型ロール」としては、図1(a)に示すように、ロールRの両端に段部Dを有するものや、図1(b)に示すように、ロールRの両端がテーパー状に広がってから段部Dを有するものや、図1(c)に示すように、両端に段部Dを有するとともに、ロールRは軸方向の中央に向かうに従い径が漸減する鼓状になっているものなど、各種の形状のロールがある。
このような凹型ロールを少なくとも一方のロールに用いれば、凝固シェルを袋綴じ状に圧接することができ、鋳造する鋳片を厚くすることができる。
【実施例】
【0023】
本発明の実施例に係る双ロール式連続鋳造機を、図2及び、図2のC−C矢視図である図3を参照しつつ説明する。
【0024】
実施例に係る双ロール式連続鋳造機100では、一対の逆方向に回転する凹型ロール101,102を、同じ高さ位置にて平行にしつつ近接して配置しており、凹型ロール101,102の軸方向両端は、ロール端面に密着するサイド堰103,104により仕切っている。凹型ロール101,102及びサイド堰103,104により囲まれて形成された内部空間(湯溜まり部)には、ノズル105を介して溶鋼106が供給される。
【0025】
凹型ロール101は、ロールの両端がテーパー状に広がってから段部101a,101bを有している。
凹型ロール102は、ロールの両端がテーパー状に広がってから段部102a,1021bを有している。
【0026】
凹型ロール101,102が互いに逆方向に回転すると、溶鋼106は凹型ロール101,102の表面(この表面には段部101a,101b,102a,102bの表面も含む)に接触することにより冷却されて、凝固シェル111,112が形成される。凝固シェル111,112はロール回転に伴い成長していく。そして、段部101aと段部102aとの隙間、並びに、段部101bと段部102bとの隙間が最も小さくなる最小ギャップ部において、凝固シェル111のうち段部101a,101bの外周に形成された部分と、凝固シェル112のうち段部102a,102bの外周に形成された部分とが、段部101a,101bと段部102a,102bによる狭圧力により圧接・一体化される。この結果、凝固シェル111と凝固シェル112の両端部が圧接・一体化され、両凝固シェル111,112は中心部分に溶鋼106を残したままで、図3に示すように、袋綴じ状に接合されて鋳片113となる。
【0027】
最小ギャップ部にて凝固シェル111,112が袋綴じ状に圧接されて中心部に溶鋼106を残した状態の鋳片113は、凹型ロール101,102から引き出されて搬送され、搬送途中で冷却されることにより、中心部分の溶鋼106も凝固していく。
【0028】
図2に示すように、本実施例では、凹型ロール101,102の直下の位置で、且つ、凹型ロール101の周面のうち最小ギャップ部より下側の周面と鋳片113との間の楔状の空間ならびに、凹型ロール102の周面のうち最小ギャップ部より下側の周面と鋳片113との間の楔状の空間に、それぞれ冷却・吸引機構200を備えている。この冷却・吸引機構200は、後述するように、冷却装置210と、吸引装置220を一体化して構成されている。
【0029】
図2において右側と左側の冷却・吸引機構200は、各部分の配置状態が左右対称になっているが、その構成要素は同じである。そこで、両者を代表して、右側の冷却・吸引機構200を、側面図である図4、及び、一部を破断して示す斜視図である図5を参照しつつ説明する。
【0030】
図4及び図5に示すように、冷却・吸引機構200は、冷却装置210と、吸引装置220を一体化して構成されている。また冷却・吸引機構200は、サポートロール240を備えている。
【0031】
冷却装置210は、冷却水スプレー211と、冷却水ヘッダ212と、冷却水パイプ213を有している。複数本の冷却水スプレー211は、ロール軸方向に沿い分散して配置されている。しかも、各冷却水スプレー211の先端(噴出口)は、最小ギャップ部から引き出されてきた鋳片113の表面や、凹型ロール101の周面と鋳片113との間の楔状の空間の奥深くに向けて配置されている。
【0032】
加圧された水Wは、冷却水パイプ213を介して、冷却水ヘッダ212から各冷却水スプレー211に供給され、各冷却水スプレー211から噴出される。
【0033】
各冷却水スプレー211の先端(噴出口)は、最小ギャップ部から引き出されてきた鋳片113の表面や、凹型ロール101の周面と鋳片113との間の楔状の空間の奥深くに向けて配置されている。このため、鋳片113は、最小ギャップ部から引き出されてきた直後から、水が吹き付けられるため、効果的に冷却される。
【0034】
しかも、冷却水スプレー211が、ロール軸方向に沿い分散して配置されているため、鋳片113を幅方向にわたり均一かつ効果的に冷却することができる。
【0035】
吸引装置220は、吸引ガイド221と、吸引ヘッダ222と、吸引パイプ223を有している。吸引ガイド221は、ロール軸方向に沿い配置されている。しかも、吸引ガイド221の先端は、最小ギャップ部から引き出されてきた鋳片113の表面近くの凹型ロール101の周面と鋳片113との間の楔状の空間の奥深くに向けて配置されている。
【0036】
吸引パイプ223を介して吸引ヘッダ222内を吸引すると、吸引ガイド221の先端から、冷却水スプレー211から噴出されて鋳片113の表面で反射した水や、この水が蒸発した水蒸気(気体状の水蒸気や膜となった水蒸気膜)を、エアーと共に吸引する。吸引した水等は、吸引ヘッダ222や吸引パイプ223を介して排出される。このため、凹型ロール101の周面と鋳片113との間の楔状の空間に漂っている、水(鋳片で反射した水)や水蒸気が効率的に排除される。
【0037】
このように楔状の空間に漂っていた水等を効率的に排除することができるので、冷却水スプレー211から噴出された水は、楔状空間に漂っている水に妨害されることなく、鋳片113の表面に向けて効果的に噴射される。この結果、効率的な冷却が可能になった。
【0038】
更に吸引装置220により吸引をしているため、冷却水スプレー211から噴出した水や発生した蒸気が、凹型ロール102(101)と鋳片113の間を通り抜けて湯溜まり部に浸入していくことはなく、湯溜まり部の水浸入による水蒸気爆発等の危険を確実に防止することができる。
【0039】
このように本実施例では、ロールの間から引き出された直後から直ちに、鋳片113の冷却を効果的に行うことができる。
【0040】
なお本実施例では、冷却媒体を水としたが、冷却媒体として他の液体や気体を用いてもよい。
また、冷却・吸引機構200を、冷却装置210と吸引装置220が一体化して構成されたものとして説明してきたが、冷却装置210と吸引装置220とを分割した構成や、冷却装置210と吸引装置220とが一部分のみが一体化した構成であってもよい。更には、左右対称の構造に限定するものでもない。
なお、凹型ロール101,102の代わりに、他のタイプの凹型ロール(図1参照)を使用することもできる。
またロールは、両方とも凹型ロールでなくても、少なくとも一方が凹型ロールであればよい。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】凹型ロールの各種例を示す説明図。
【図2】本発明の実施例に係る双ロール式連続鋳造機を示す正面図。
【図3】図2のC−C矢視図。
【図4】実施例で用いる冷却・吸引機構を示す側面図。
【図5】実施例で用いる冷却・吸引機構を示す斜視図。
【図6】従来の双ロール式連続鋳造機を示す構成図。
【図7】従来の双ロール式連続鋳造機を示す構成図。
【図8】図7のA−A矢視図。
【図9】図7のB−B矢視図。
【符号の説明】
【0042】
100 双ロール式連続鋳造機
101,102 凹型ロール
101a,101b,102a,102b 段部
103,104 サイド堰
105 ノズル
106 溶鋼
111,112 凝固シェル
113 鋳片
200 冷却・吸引機構
210 冷却装置
211 冷却水スプレー
212 冷却水ヘッダ
213 冷却水パイプ
220 吸引装置
221 吸引ガイド
222 吸引ヘッダ
223 吸引パイプ
240 サポートロール

【特許請求の範囲】
【請求項1】
互いに逆方向に回転すると共に少なくとも一つのロールはロール軸方向に沿う両端の径がロール中央部分の径よりも大きくなっている一対のロールの間に溶鋼を供給し、各ロールの周面で凝固した凝固シェルを、両ロール間の隙間が最小となっている最小ギャップ部にて圧接することにより、表面は凝固しているが中心部に未凝固の溶鋼が残っている鋳片をロール間の隙間から引き出す双ロール式連続鋳造機において、
前記最小ギャップ部から出てくる鋳片に冷却媒体を吹き付ける冷却装置と、
前記冷却装置により鋳片に吹き付けた冷却媒体及び気化した冷却媒体を吸引する吸引装置を備えていることを特徴とする双ロール式連続鋳造機。
【請求項2】
請求項1において、
前記冷却媒体は水であることを特徴とする双ロール式連続鋳造機。
【請求項3】
互いに逆方向に回転すると共に少なくとも一つのロールはロール軸方向に沿う両端の径がロール中央部分の径よりも大きくなっている一対のロールの間に溶鋼を供給し、各ロールの周面で凝固した凝固シェルを、両ロール間の隙間が最小となっている最小ギャップ部にて圧接することにより、表面は凝固しているが中心部に未凝固の溶鋼が残っている鋳片をロール間の隙間から引き出す双ロール式連続鋳造方法において、
冷却装置により、前記最小ギャップ部から出てくる鋳片に冷却媒体を吹き付け、
吸引装置により、前記冷却装置により鋳片に吹き付けた冷却媒体及び気化した冷却媒体を吸引することを特徴とする双ロール式連続鋳造方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2006−334597(P2006−334597A)
【公開日】平成18年12月14日(2006.12.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−158348(P2005−158348)
【出願日】平成17年5月31日(2005.5.31)
【出願人】(502251784)三菱日立製鉄機械株式会社 (130)
【Fターム(参考)】