説明

反射防止膜付き眼鏡レンズ

【課題】眼鏡レンズを装着する場合、後方からのある程度の入射角度を持って入射する光によって像の映り込みが起こる。眼鏡レンズに成膜されるような構成総数の少ない反射防止膜は、設計角度からずれると反射防止特性は低下するため、強い光が入射してきた場合は、特に多くの反射光が眼球に入ることになり、レンズ面に像が映り込んだように見えて視界を遮るようになっている。
【解決手段】入射角が0度の光と入射角が15度から30度の光に対して、420nmから720nmの波長範囲において、反射率が1.0%以下であることを特徴とする眼鏡レンズを提供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、表面に反射防止膜を被膜した眼鏡レンズに関する。
【背景技術】
【0002】
プラスチックを基材とした光学レンズが眼鏡レンズを含めて広く使用されている。基材にプラスチックを用いることで、ガラス製のものよりも軽量で加工しやすくなるといった利点がある一方で、傷が入りやすく、屈折率も低いためレンズが厚くなりやすいという欠点がある。傷の入りやすさに対しては、プラスチック基材表面に硬化膜を成膜して、傷を入りにくくする技術が、今では広く用いられている。材料開発によって、基材の屈折率を向上させることによって、光の屈折角をより大きくすることができるようになった結果、レンズを薄くすることができるようになり、基材の上に成膜される硬化膜も、干渉縞を見えにくくするためにレンズ基材の屈折率と近いものを用いるようになっている。
【0003】
一方で、基材と硬化膜の高屈折率化は、必然的にレンズ表面における光の反射率の増大を起こすものであるため、反射防止膜を成膜して可視光域の反射率を低減させる技術も広く導入されている。表面での光の反射を抑えることで、光の透過量を増やし、且つ後方からの像の映り込み(ゴースト現象)を低減させることが目的である。特に眼鏡レンズの場合、顔の正面方向からレンズを透過してくる光に対して最も効果があるように、眼鏡レンズ表面に成膜された反射防止膜は、両面とも入射角0度の光について、最も反射防止特性が発揮されるように設計されていることが一般的である。よって、入射角が0度の状態で可視光領域の波長に対する反射率を抑えられれば、眼鏡レンズに用いられる反射防止膜の機能としては十分である、とされていた。他の光学レンズに成膜される反射防止膜の場合も同様で、光の入射角の変動を考慮した膜設計は僅かであった。
【0004】
【特許文献1】特開2002−71903
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、実際に眼鏡を着用したときの後方からの像の映り込みを抑えるという点では不十分なところがある。眼鏡レンズを装着する場合、後方からの像の映り込みは、ある程度の入射角度を持って入射する光によって起こるものである。反射防止膜の設計角度からずれると反射防止特性は低下するため、強い光が入射してきた場合は、特に多くの反射光が眼球に入ることになり、レンズ面に像が映り込んだように見えて視界を遮ることになる。特に、反射防止膜の層数が4層から7層程度と少ないもので、反射防止特性を垂直入射する光に対して設計した場合は、光の入射角が垂直からずれていくにつれて、反射防止帯域が短波長側へ狭まりながらずれていき、結果として長波長側の赤い色の反射率が高くなってくるため、赤く濃い像が映り込むことになる。
【0006】
本発明は、眼鏡を着用したときの斜め後方からの光の入射による、像の映り込みを低減し、且つレンズ正面からの光の透過も十分に高くできることを特徴とする反射防止膜付き眼鏡レンズを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
斜め後方から入射する光の反射は、眼鏡レンズの両面で起こる。両面に斜め入射に対する反射防止特性の高い反射防止膜を成膜すれば、眼鏡レンズへの像の映り込みを防ぐことはできるが、前述したように、構成層数の少ない反射防止膜では、光の入射角が設計段階の角度からずれるほど反射防止特性が低下してしまうので、今度は垂直に入射する光に対する反射防止特性が低下することになる。眼鏡レンズの反射防止膜は、レンズ前方から来る光の透過率を高める役割もあるので、垂直入射の光と斜め入射の光の両方に対して十分な反射防止特性を実現しなければならない。前記目的を達成するために、以下に示す発明をした。
【0008】
第1に示す発明は、透明な基材からなる眼鏡レンズの表面に成膜される被膜であって、入射角が15度から30度の間の光に対して、波長範囲420nmから720nmの光の反射率が1.0%以下であり、且つ入射角が0度の光に対して、波長範囲420nmから720nmの光の反射率が1.0%以下である反射防止膜が、少なくとも片面に形成されており、前記反射防止膜は、低屈折率物質には1.44から1.47までの範囲にある屈折率を有する物質を、高屈折率物質には2.20から2.45までの範囲にある屈折率を有する物質を用いて、設計中心波長λ0を520nmから580nmまでの範囲にある任意の波長としたときに、基材側から数えて、
第1層を光学的膜厚0.06λ0以上0.09λ0以下である低屈折率物質層とし、
第2層を光学的膜厚0.085λ0以上0.095λ0以下である高屈折率物質層とし、
第3層を光学的膜厚0.085λ0以上0.095λ0以下である低屈折率物質層とし、
第4層を光学的膜厚0.22λ0以上0.25λ0以下である高屈折率物質層とし、
第5層を光学的膜厚0.04λ0以上0.060λ0以下である低屈折率物質層とし、
第6層を光学的膜厚0.14λ0以上0.16λ0以下である高屈折率物質層とし、
第7層を光学的膜厚0.25λ0以上0.28λ0以下である低屈折率物質であることを特徴とする、反射防止膜付き眼鏡レンズに関するものである。
【0009】
第1の発明によると、レンズ表面に像の映り込みを起こす光の反射率を下げることができて、映り込みを弱くすることができる。入射角を15度から30度の範囲としたのは、眼鏡レンズを装着している時に斜め後方から入射し、レンズ表面で反射されて眼球内に入るような光は、レンズの度数や形状にも影響されるが、レンズ面に対しての入射角15度から30度の間である、と考えたためである。入射角が30度の時も0度の時も、波長範囲420nmから720nmの可視光の反射率を1.0%以下に抑えることができれば、斜め後方からの光の入射で濃い像が映り込むことを防ぐことができるのである。前記の性能を実現させるためには、低屈折率物質は1.44から1.47の範囲の屈折率を、高屈折率物質はより高い屈折率を有していることが望ましい。薄膜を構成する物質として実用的な物質で高い屈折率を有するのは、Nb25とTiO2があるが、それらの物質が有する屈折率範囲は2.20から2.45の範囲であることから、高屈折率物質の屈折率は2.20から2.45の範囲であることに定めた。反射防止帯域を可視光領域に作り出すために、設計中心波長λ0を波長範囲520nmから580nmの任意の波長として、反射防止膜を構成する各層の光学的膜厚を定めた。
【0010】
第2に示す発明は、第1の発明に記載の眼鏡レンズの基材上に金属酸化物微粒子を含む被膜を成膜して、前記金属酸化物微粒子を含む被膜上に反射防止膜を成膜したことを特徴とする眼鏡レンズに関するものである。
【0011】
第2の発明によれば、眼鏡レンズ基材と反射防止膜との密着性を向上させ、耐久性の高い反射防止膜付きの眼鏡レンズを実現できる。反射防止膜の基板との密着性は、眼鏡レンズ基材と反射防止膜に用いられる物質の影響を受けるため、どのような組み合わせでも密着性を安定させることができるわけではない。特に基材がプラスチックで、反射防止膜が真空蒸着法等で成膜した金属酸化物で構成されている場合は、それぞれの膨張率の違いなどから密着性を高めることは難しい。プラスチックにも金属酸化物にも密着性の高い金属酸化物微粒子と含む層を導入することで、基材と反射防止膜の密着性を高めると同時に、膨張率が大きく異なる物質同士が接する状態を解消することができるのである。また、プラスチックが基材の場合には、硬化膜としての効果も期待できるのである。
【発明の効果】
【0012】
眼鏡レンズを装着しているとき、斜め後方からの像の映り込みを低減させることができて、且つ正面を見るときにも十分に高い透過率を確保できた反射防止膜付き眼鏡レンズを提供することができた。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
[実施例1]
【0014】
実施例1におけるプラスチック眼鏡レンズのモデルを図1−(1)に、プラスチック眼鏡レンズの凹面(眼球側)に成膜された被膜のモデルを図1−(2)に、プラスチック眼鏡レンズの凸面(物体側)に成膜された被膜のモデルを図1−(3)に示す。
【0015】
プラスチック眼鏡レンズ基材の両面には、ディッピング法によって金属酸化物微粒子と有機珪素化合物を主成分とするハードコート層101と102を成膜した。ハードコート層の屈折率は、どちらも1.67である。両面に7層からなる反射防止膜を成膜した。その設計主波長λ0は550nmで、各層はプラスチック眼鏡レンズ基材側から数えて(各層におけるSiO2の屈折率は1.46、TiO2の屈折率は2.35である)、
第1層目111と121に、0.080λ0の光学的膜厚を持つSiO2層、
第2層目112と122に、0.090λ0の光学的膜厚を持つTiO2層、
第3層目113と123に、0.090λ0の光学的膜厚を持つSiO2層、
第4層目114と124に、0.225λ0の光学的膜厚を持つTiO2層、
第5層目115と125に、0.053λ0の光学的膜厚を持つSiO2層、
第6層目116と126に、0.145λ0の光学的膜厚を持つTiO2層、
第7層目117と127に、0.275λ0の光学的膜厚を持つSiO2層、
を順次積層してなる反射防止膜を成膜した。成膜した反射防止膜の厚みは、290nmから300nm程度である。
【0016】
両面に成膜した反射防止膜の、入射角30度の光に対する反射率スペクトルを図2−(1)の曲線21に示し、入射角0度の光に対する反射率スペクトルを図2−(2)の曲線23に示す。
[実施例2]
【0017】
実施例2におけるプラスチック眼鏡レンズのモデルを図3−(1)に、プラスチック眼鏡レンズの凹面に成膜された被膜のモデル図3−(2)に、プラスチック眼鏡レンズの凸面に成膜された被膜のモデルを図3−(3)に示す。
【0018】
プラスチック眼鏡レンズ基材の両面には、ディッピング法によって金属酸化物微粒子と有機珪素化合物を主成分とするハードコート層301と302を成膜した。ハードコート層の屈折率は、どちらも1.60である。両面に7層からなる反射防止膜を成膜した。その設計主波長λ0は550nmで、各層はプラスチック眼鏡レンズ基材側から数えて(各層におけるSiO2の屈折率は1.46、Nb25の屈折率は2.24である)、
第1層目311と321に、0.080λ0の光学的膜厚を持つSiO2層、
第2層目312と322に、0.093λ0の光学的膜厚を持つNb25層、
第3層目313と323に、0.088λ0の光学的膜厚を持つSiO2層、
第4層目314と324に、0.235λ0の光学的膜厚を持つNb25層、
第5層目315と325に、0.045λ0の光学的膜厚を持つSiO2層、
第6層目316と326に、0.155λ0の光学的膜厚を持つNb25層、
第7層目317と327に、0.265λ0の光学的膜厚を持つSiO2層、
を順次積層してなる反射防止膜を成膜した。成膜した反射防止膜の厚みは、290nmから300nm程度である。両面に成膜した反射防止膜の、入射角30度の光に対する反射率スペクトルを図4−(1)の曲線41に示し、入射角0度の光に対する反射率スペクトルを図4−(2)の曲線43に示す。
[比較例1]
【0019】
比較例1のプラスチック眼鏡レンズのモデルを図5−(1)に、プラスチック眼鏡レンズの凹面に成膜された被膜のモデルを図5−(2)に、プラスチック眼鏡レンズの凸面に成膜された被膜のモデルを図5−(3)に示す。
【0020】
プラスチック眼鏡レンズ基材の両面には、ディッピング法によって金属酸化物微粒子と有機珪素化合物を主成分とするハードコート層501と502を成膜した。ハードコート層の屈折率は、どちらも1.67である。両面に7層からなる反射防止膜を成膜した。その設計主波長λ0は515nmで、各層はプラスチック眼鏡レンズ基材側から数えて(各層におけるSiO2の屈折率は1.46、TiO2の屈折率は2.42である)、
第1層目511と521に、0.060λ0の光学的膜厚を持つSiO2層、
第2層目512と522に、0.063λ0の光学的膜厚を持つTiO2層、
第3層目513と523に、0.110λ0の光学的膜厚を持つSiO2層、
第4層目514と524に、0.195λ0の光学的膜厚を持つTiO2層、
第5層目515と525に、0.060λ0の光学的膜厚を持つSiO2層、
第6層目516と526に、0.160λ0の光学的膜厚を持つTiO2層、
第7層目517と527に、0.275λ0の光学的膜厚を持つSiO2層、
を順次積層してなる反射防止膜を成膜した。成膜した反射防止膜の厚みは、260nmから270nm程度である。両面に成膜した反射防止膜の、入射角30度の光に対する反射率スペクトルを図2−(1)の曲線22に示し、入射角0度の光に対する反射率スペクトルを図2−(2)の曲線24に示す。
[比較例2]
【0021】
比較例2のプラスチック眼鏡レンズのモデルを図6−(1)に、プラスチック眼鏡レンズの凹面に成膜された被膜のモデルを図6−(2)に、プラスチック眼鏡レンズの凸面に成膜された被膜のモデルを図6−(3)に示す。
【0022】
プラスチック眼鏡レンズ基材の両面には、ディッピング法によって金属酸化物微粒子と有機珪素化合物を主成分とするハードコート層601と602を成膜した。ハードコート層の屈折率は、どちらも1.60である。両面に5層からなる反射防止膜を成膜した。その設計主波長λ0は515nmで、各層はプラスチック眼鏡レンズ基材側から数えて(各層におけるSiO2の屈折率は1.46、ZrO2の屈折率は2.06である)、
第1層目611と621に、0.080λ0の光学的膜厚を持つSiO2層、
第2層目612と622に、0.150λ0の光学的膜厚を持つZrO2層、
第3層目613と623に、0.055λ0の光学的膜厚を持つSiO2層、
第4層目614と624に、0.255λ0の光学的膜厚を持つZrO2層、
第5層目615と625に、0.270λ0の光学的膜厚を持つSiO2層、
を順次積層してなる反射防止膜を成膜した。成膜した反射防止膜の厚みは、240nmから250nm程度である。両面に成膜した反射防止膜の、入射角30度の光に対する反射率スペクトルを図4−(1)の曲線42に示し、入射角0度の光に対する反射率スペクトルを図4−(2)の曲線44に示す。
【0023】
実施例1,2と比較例1,2を比較する。斜め後方からの光の入射で濃い像が映り込んでしまう原因は、入射角が大きくなることで長波長側の光の反射率が増大していくためである。比較例1,2とも、入射角が30度の時の曲線22、42が示すように、700nm付近の反射率が2%を越えて他の波長よりも目立って反射率が大きくなってしまうと、赤く濃い像が見えることになる。実施例1,2とも、入射角が0度の時も30度の時も、反射率が1%を越えることが、可視光領域である420nmから720nmの範囲においては存在しないため、濃い像が映り込むことは無いのである。つまり、入射角が0度の時も30度の時も安定して高い透過率を実現することができているのである。
【産業上の利用可能性】
【0024】
実際の眼鏡レンズ使用状況に、より適応した反射防止特性で、より広い範囲の視野を明瞭化できる眼鏡を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】実施例1に示した、プラスチック眼鏡レンズ表面に成膜された被膜のモデル。
【図2】実施例1と比較例1に示した反射防止膜の反射率スペクトル。
【図3】実施例2に示した、プラスチック眼鏡レンズ表面に成膜された被膜のモデル。
【図4】実施例2と比較例2に示した、反射防止膜の反射率スペクトル。
【図5】比較例1に示した、プラスチック眼鏡レンズ表面に成膜された被膜のモデル。
【図6】比較例2に示した、プラスチック眼鏡レンズ表面に成膜された被膜のモデル。
【符号の説明】
【0026】
101,102 ハードコート層
111,113,115,117,121,123,125,127 SiO2
112,114,116,122,124,126 TiO2
21 実施例1に示した反射防止膜の、入射角30度の光に対する反射率
22 比較例1に示した反射防止膜の、入射角30度の光に対する反射率
23 実施例1に示した反射防止膜の、入射角0度の光に対する反射率
24 比較例1に示した反射防止膜の、入射角0度の光に対する反射率
301,302 ハードコート層
311,313,315,317,321,323,325,327 SiO2
312,314,316,322,324,326 Nb25
41 実施例2に示した反射防止膜の、入射角30度の光に対する反射率
42 比較例2に示した反射防止膜の、入射角30度の光に対する反射率
43 実施例1に示した反射防止膜の、入射角0度の光に対する反射率
44 比較例2に示した反射防止膜の、入射角0度の光に対する反射率
501,502 ハードコート層
511,513,515,517,521,523,525,527 SiO2
512,514,516,522,524,526 TiO2
601,602 ハードコート層
611,613,615,621,623,625 SiO2
612,614,622,624 ZrO2

【特許請求の範囲】
【請求項1】
透明な基材からなる眼鏡レンズの眼球側の面、および前記眼鏡レンズの前記眼球側の面に対して反対側に位置する外側の面に成膜される被膜であって、入射角が15度から30度の間の光に対して、波長範囲420nmから720nmの光の反射率が1.0%以下であり、且つ入射角が0度の光に対して、波長範囲420nmから720nmの光の反射率が1.0%以下である反射防止膜を少なくとも片面に形成されており、前記反射防止膜は、低屈折率物質には1.44から1.47までの範囲にある屈折率を有する物質を、高屈折率物質には2.20から2.45までの範囲にある屈折率を有する物質を用いて、設計中心波長λ0を520nmから580nmまでの範囲にある任意の波長としたときに、基材側から数えて
第1層が光学的膜厚0.06λ0以上0.09λ0以下である低屈折率物質層、
第2層が光学的膜厚0.085λ0以上0.095λ0以下である高屈折率物質層、
第3層が光学的膜厚0.085λ0以上0.095λ0以下である低屈折率物質層、
第4層が光学的膜厚0.22λ0以上0.25λ0以下である高屈折率物質層、
第5層が光学的膜厚0.04λ0以上0.060λ0以下である低屈折率物質層、
第6層が光学的膜厚0.14λ0以上0.16λ0以下である高屈折率物質層、
第7層が光学的膜厚0.25λ0以上0.28λ0以下である低屈折率物質であることを特徴とする反射防止膜付き眼鏡レンズ。
【請求項2】
前記眼鏡レンズの基材上に金属酸化物微粒子を含む被膜を成膜して、前記金属酸化物微粒子を含む被膜上に反射防止膜を成膜したことを特徴とする、請求項1記載の反射防止膜付き眼鏡レンズ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2006−126233(P2006−126233A)
【公開日】平成18年5月18日(2006.5.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−310434(P2004−310434)
【出願日】平成16年10月26日(2004.10.26)
【出願人】(000002369)セイコーエプソン株式会社 (51,324)
【Fターム(参考)】