収納装置および収納システム
折畳み可能な収納装置(1)は、平面のセクション(3)と、基部に旋回可能に連結された側壁(4)とを有する容器を含み、容器は、容器が実質的に平坦である潰された構成と容器の内部(7)への頂部開口部(5)および側部開口部(6)を規定する組立てられた構成との間において可動である。収納装置はさらにカバーフレーム(8)を含む。ロッキング手段(20)は、容器の頂部開口部を閉じるように、および剛性構造を形成するように、カバーフレーム(8)を側壁(4)に固定するために設けられる。ロッキング手段は相補的な形状化されたロッキング歯(21)およびスロット(22)形成を含む。収納装置は、容器が組立てられた構成にあるとき、側部開口部(6)を通る容器の内部(7)へのアクセスをあたえる閉鎖可能なフラップまたは扉(11)をさらに設けられる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、収納装置および収納システムに関し、およびに、特に、一度直立させると、他の近接する収納装置に連結されてモジュール式の収納システムを形成することができる収納装置に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、異なる種類の物品または製品を収納するのに好適な多くの公知の収納装置がある。たとえば、果物または野菜のような腐敗しやすい品目を収納するための多数の装置がある。そのような収納装置はワックスをかけられたカートンまたはワックスをかけていないカートンを含み、それらカートンは、トレイまたは2ピースの形式である。通常、カートンは、不必要な無駄を低減するよう店で準備ができるように、構成される。しかしながら、これらのカートンは返却不可であり、店または末端ユーザによって廃棄される。
【0003】
靴、サンダル、ブーツなどのような履物を収納するためのさらに多数の収納装置がある。履物を収納するのに好適な収納装置は、たとえば、靴棚、整理用品、回転する台座などを含む。しかしながら、これらの装置は周辺環境に開いており、その結果、収納された履物は、周囲の埃粒子に晒され、損傷を受けやすい。これらの理由で、そのような品目を封止された容器に収納することは好ましい。
【0004】
公知の封止された収納装置の例は厚紙および透明なプラスチックの箱または容器を含む。さらに、そのような装置は、衣類または寝具の物品のような他の品目を収納するのに好適である。そのような箱または容器の従来の設計は、一方が他方の上に積重ねられるように容器を積重ねられるように積重ねることを容易にする。しかしながら、そのような積重ねられた構成では、第一に、中に含まれる品目にアクセスするために、積重ねから容器を取外すことが必要である。さらなる問題が、容器を収納するまたは運ぶ際の履物の換気および空間浪費に関して生じる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
したがって、この発明の目的は、異なる種類の製品および物品を収納するのに好適であり、上記の問題を克服することに向けて少なくともいくらか前進し、ならびに/または有用な代替物を公および/もしくは産業にあたえる、収納容器およびクロージャを提供することである。
【0006】
用語「含む」は、変動する管轄の下で、排他的または包括的な意味をあたえられ得ることが認められる。この明細書の目的では、および、そうではないと明示的に注記されない限り、用語「含む」は、包括的な意味を有するものとする―つまり、それは、それが直接参照する、挙げられた構成要素だけでなく、他の指定されていない構成要素も包含することを意味するようとられ得る。したがって、用語「含む」は、任意の所与の管轄内においてできるだけより広い解釈で帰着することになり、この理由付けは、用語「含まれた」および/または「含んでいる」などが用いられるときも用いられるべきである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この発明のさらなる局面は、例としてのみあたえられる、以下の記載から明らかになる。
【0008】
この発明の第1の局面によれば、収納装置は、
平面のセクションと、平面のセクションに旋回可能に連結された側壁とを有する容器を含み、容器は、容器が実質的に平坦である潰された構成と容器の内部への開口部を規定する組立てられた構成との間において可動であり、収納装置はさらに、
カバーフレームと、
容器の開口部を閉じるようにカバーフレームを側壁に固定するためのロッキング手段とを含み、
それによって、ロッキング手段は、カバーフレームおよび側壁の一方に形成されたロッキング部分と、カバーフレームおよび側壁の他方の1つに形成されたロッキング窪みとを含み、ロッキング部分はロッキング窪みにおける確実な係合に対して適合される。
【0009】
この発明は、したがって、組立てられカバーフレームにロックされて剛性構造を形成することができる、折畳み可能な収納装置を提供する。ロッキング部分および窪みを含むロッキング手段の使用は、剛性の閉じた収納装置を形成するために、実質的に剛性の構造である封止フレームユニットが容器に効果的に留まることを保証する。収納装置の構築は、カバーフレームを嵌めるとき、側壁を反らせるかまたは側壁に応力をかけることができるようにされ、したがって、固定されたとき、カバーフレームおよび側壁は堅固な剛性の構築物となる。この発明の好ましい実施例では、ロッキング部分および窪みはロッキング窪み内においてロッキング部分の確実な係合を容易にするように相補的な形状である。
【0010】
収納装置内の容器の位置およびカバーフレームは交換可能であることが理解されるべきである。したがって、この発明の1つの構成において、容器は収納装置の基部を形成し、カバーフレームは収納装置の頂部または蓋を形成する。代替的な構成では、カバーフレームは収納装置の基部を形成し、容器は収納装置の蓋を形成する。
【0011】
以下の記載における参照は履物を収納するように用いられるこの発明に対してなされるが、必要または所望されるように、帽子、衣類、下着、寝具などのアパレル品目を含むがそれらに限定はされない他の品目の収納のために、収納装置が用いられてもよいことが理解される。さらに、この発明が果物および野菜のような腐敗しやすい食物品目を含む多種類の生産物の保管および輸送における使用に好適であることも明らかである。したがって、履物を収納するためのこの発明の使用への言及は、限定と見なされるべきではない。
【0012】
この発明の別の実施例では、カバーフレームは下方へ突出するスカートを含み、ロッキング部分および窪みの一方はスカート上にあり、ロッキング部分および窪みの他方は容器の側壁上にある。
【0013】
好ましくは、ロッキング手段は、カバーフレームおよび側壁の一方に形成された複数のロッキング部分と、カバーフレームおよび側壁の他方に形成された複数のロッキング窪みとを含み、ロッキング部分はロッキング窪みにおける確実な係合に対して適合される。選択肢的に、ロッキング手段は、封止フレームユニットおよび側壁の一方に形成された4対のロッキング部分と、カバーフレームおよび側壁の他方に形成された4対のロッキング窪みとを含み、各ロッキング部分は相補的なロッキング窪みにおける確実な係合に対して適合される。
【0014】
この発明のさらなる実施例では、カバーフレームは、さらに、上方向に突出するカラー部を含む。便利なことに、上方向に突出するカラー部はさらなる収納装置がカラー部分内に座することを可能にするように構成され、したがって、さらなる収納装置は、カバーフレームのカラー部によって確実に保持されて、1つ以上の収納装置が互いの上に確実に積重なるのを容易にする。
【0015】
選択肢的に、この発明のさらなる実施例では、カバーフレームは下方へ突出するスカートおよび上方向に突出するカラー部の両方を含む。
【0016】
この発明のさらなる実施例では、容器が組立てられた構成にあるとき、側壁が容器の内部への側部開口部をさらに規定するように、容器の側壁は構成される。これは、カバーフレームを取外したり、または収納装置が積重ねられた構成の一部であるとき収納装置の集まりから当該収納装置を取外す必要なしに、ユーザが容器の内部にアクセスすることを可能にする。
【0017】
好ましくは、収納装置は、容器が組立てられた構成にあるとき、側部開口部を介して容器の内部へのアクセスをあたえる側部閉鎖手段を含む。
【0018】
便利なことに、この発明の一実施例では、側部閉鎖手段は閉鎖可能なフラップまたは扉を含む。そのようなフラップまたは扉は、容器の内容物にアクセスする手段をあたえ、したがって、積重ねられた構成におけるとき、他の収納装置を乱すことなく、収納装置における収納物品の回収および配置を可能にする。
【0019】
選択肢的に、この発明のさらなる実施例では、側部閉鎖手段は、はぎ取り式の廃棄可能部によって覆われる開口部をさらに含む。便利なことに、開口部は、ユーザが容器の内部内に保持された内容物にアクセスできるようにサイズ決めされ形状化される。このようにして、満載の収納装置を、その内容物を破損したり緩めたりせずに、確実に運ぶことができる。さらに、満載の収納装置を受けたユーザは、はぎ取り部を取外すことによって収納装置の内容物を容易に回収することができる。
【0020】
この発明のさらなる実施例では、側部閉鎖手段ははぎ取り式の廃棄可能部を含む。
この発明のさらなる実施例では、カバーフレームは、側部閉鎖手段が容器の側部開口部の閉鎖のためにカバーフレーム内に挿入されることを可能にするガイド手段を設けられる。
【0021】
この発明のさらなる実施例では、容器は側壁を安定させる手段を設けられる。好ましくは、この発明の一実施例では、側壁を安定させる手段は、容器の側壁上に支持脚部として設けられる。容器が組立てられた構成にあるとき、支持脚部は容器の平面の部分と係合し、それによって、側壁が容器の内部内に折畳むのを防ぐ。理想的には、容器が実質的に平坦な潰された構成にあるとき、側壁支持脚部は容器の平面の部分とは係合しない。この発明の好ましい実施例では、側壁を安定させる手段は、容器の側壁上において対向位置において設けられる。
【0022】
この発明の一実施例では、側壁を安定させる手段は、容器の内部への側部開口部に近接するように設けられる。これは、側部開口部で側壁にさらなる安定性および強度をあたえ、したがって、カバーフレームおよび側壁がともに固定されるとき、側部開口部を有する収納装置が堅固な剛性の構築物であることを確実にする。このようにして、この発明の収納装置は、収納装置が積重ねられた構成の一部であるときに、側壁がさらなる応力のために変形することなく、さらなる重量を支持する。
【0023】
便利なことに、側壁を安定させる手段の寸法は、当業者によって理解される収納装置の測定値に比例して保持される。したがって、側壁を安定させる手段は、収納装置の幅および高さが増加するとともに、サイズおよび数が増加する。
【0024】
この発明のさらなる実施例では、容器の側壁は側壁接続手段をあたえられる。便利なことに、これは別個の壁セクションを含む側壁の提供を容易にする。このようにして、側壁の別個の壁セクションは所望のように一枚の壁を形成するようにともに固定することができる。側壁接続手段によって、側壁の近接するセクションは、潰された構成におけるとき、分離することができ、組立てられた構成におけるとき、再統合され、連続的な側壁を形成することができる。
【0025】
この発明の別の実施例では、基部、側壁およびカバーフレームの1つ以上は、突起のアレイを含む。
【0026】
好ましくは、各突起は少なくとも1つの通気口を含む。これは、保管中に臭気の停滞および蓄積を防ぐように容器を通る空気流を可能にする。着用後に収納される場合、履物と収納装置の内部の雰囲気との間の温度差は、圧力差を引起し、流れが生じていかなる臭気も換気する。
【0027】
特定の実施例では、各突起は5つの通気口を含む。
好ましくは、通気口の位置および向きは、空気の通過を可能にするが、直接落下する埃は収納装置に入らないようにする。
【0028】
この発明の別の実施例では、通気口は基部および側壁の内部表面上に構成され、上方向に向く。これは、湿った空気および埃の下方への落下から換気システムを保護する。熱で駆動される、より暖かく清浄な空気が上昇して、除湿、抗真菌、抗菌および脱臭空気流が、靴のような収納された物品を保護し調節する。
【0029】
この発明のさらなる実施例では、収納装置は、1つ以上の突起上、および基部または側壁の内部表面上に、通気口を設けられる。
【0030】
好ましくは、収納装置は透明材料から構築される。この利点は、収納装置内に保持された物品がユーザに見えるということである。
【0031】
この発明の別の実施例では、潰された構成にあるとき、基部および側壁は、カバーフレーム内に含まれるよう適合される。このように、使用されていないとき、この発明の収納装置は、保管用に折畳んだり、再包装のために出所に返すことができる。さらに、容器および/または容器のカバーフレームの各々は、保管用に、または再包装のために出所に返すために、各々別々に折畳むことができることも理解される。
【0032】
この発明の別の実施例では、カバーフレームは、当該カバーフレームを近接する収納装置のカバーフレームに固定するための側部コネクタを含む。
【0033】
好ましくは、コネクタは舌型および溝型コネクタである。
この発明の一実施例では、容器の基部は、別の収納装置のカバーフレームから延在する突起を受けるための接続穴を含むことにより、確実な積重ねを容易にする。
【0034】
この発明の別の実施例では、基部は床係合足部を取付ける。
好ましくは、床係合足部は、基部において突起によって形成される。そのような特徴は、基部の主表面が床から上げられることを可能にし、表面接触および表面張力を最小限にして、木材、カーペット、タイルなどのような床面上で、滑らかで容易な移動を可能にする。
【0035】
代替的実施例では、基部は、床係合キャスターを取付ける。
好ましくは、収納装置は、シート材料、波状の材料、押出成型プラスチック、真空、回転または風成型プラスチック、厚紙およびハイブリッド材料の1つ以上からから形成される。
【0036】
好ましくは、収納装置は、一種の曝気チャンバを形成するように収納装置の基部上に挿入するためのトレイまたは引出しを含む。選択肢的に、トレイまたは引出しは、基部の内表面の上方に上げられて、間隙をそこにおいて基部とトレイとの間に形成する。一実施例では、トレイは、収納装置に収納される靴または製品の下に増強された空気チャンバを形成するために穴を含む。
【0037】
この発明のさらなる局面によれば、第1の局面に従って構成された複数個の収納装置を含む収納システムが設けられる。
【0038】
この発明は、添付の図面を参照して、例としてのみあたえられたそのいくつかの実施例の以下の記載から、より明確に理解される。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1a】この発明に従って構成された収納装置を示す斜視図である。
【図1b】この発明に従って構成された収納装置を示す頂面図である。
【図1c】この発明に従って構成された収納装置を示す側面図である。
【図1d】この発明に従って構成された収納装置を示す端面図である。
【図2】フラップ扉が開いている図1aの収納装置を示す斜視図である。
【図3】フラップ扉のない図1aの収納装置を示す斜視図である。
【図4a】潰された構成における図1aの収納装置に対する基部および側壁の上面図である。
【図4b】図4aの側壁接続手段の拡大された断面図である。
【図4c】潰された構成における図4aの収納装置の側壁安定化手段の拡大された断面図である。
【図4d】組立てられた構成における図4cの側壁安定化手段の拡大された断面図である。
【図5a】基部および側壁が組立てられた構成における図4aの収納装置の側面図である。
【図5b】基部および側壁が組立てられた構成における図4aの収納装置の側面図である。
【図5c】基部および側壁が組立てられた構成における図4aの収納装置の端面図である。
【図5d】基部および側壁が組立てられた構成における図4aの収納装置の底面図である。
【図5e】基部および側壁が組立てられた構成における図4aの収納装置の頂面図である。
【図5f】基部および側壁が組立てられた構成における図4aの収納装置の正面図である。
【図5g】基部および側壁が組立てられた構成における図4aの斜視図である。
【図6a】図1に示される収納装置のためのカバーフレームの斜視図である。
【図6b】図6aのカバーフレームから延在するこの発明の好ましい実施例における収納装置の積重ねられた構成を支持するために用いられる接続の拡大された断面図である。
【図7】図6aのカバーフレームを示す下側図である。
【図8a】フラップ扉を示す正面図である。
【図8b】フラップ扉を示す側面図である。
【図8c】図1のカバーフレームによって適所に保持された、図8aおよび図8bのフラップ扉の正面図である。
【図8d】図8aおよび図8bのフラップ扉を支持するためのカバーフレームのガイド手段の、拡大された斜視断面図である。
【図9】近接する収納装置の相互接続された封止フレームユニットの対の斜視図である。
【図10】この発明のロッキング手段を示す、図1の収納装置の斜視図である。
【図11】この発明のロッキング手段を示す、図1の収納装置の斜視図である。
【図12a】図1の収納装置との使用に好適な曝気チャンバの斜視図である。
【図12b】図1の収納装置との使用に好適な曝気チャンバの斜視図である。
【図13a】収納装置の側壁にカバーフレームを固定する代替的な手段を示す斜視図である。
【図13b】収納装置の側壁にカバーフレームを固定する代替的な手段を示す斜視図である。
【図13c】収納装置の側壁にカバーフレームを固定する代替的な手段を示す斜視図である。
【図14】収納装置のカバーフレームまたは側壁に設けられた、成型されたポスト38を示す斜視図である。
【図15】収納装置のカバーフレーム8における複数個のオフセットチャネル40を示す。
【図16a】収納装置のカバーフレームと側壁との間の、波または波打ったリンクを示す斜視図である。
【図16b】収納装置のカバーフレームと側壁との間の、波または波打ったリンクを示す斜視図である。
【図17】波打った表面を有する側壁およびカバーフレームを有する収納装置の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0040】
図面、および初めに図1−図5gを参照して、この発明に従って構成される、参照番号1によって概ね示される、容器として形成された収納装置が示される。容器1は、シート材料、波状の材料、押出成型プラスチック、真空、回転または風成型プラスチック、厚紙およびハイブリッド材料から形成されてもよい。各々上に積重ねられ、並んだ態様で接続された複数個の容器1を含む収納システムも、この発明のさらなる局面に構想される。
【0041】
容器は、基部または平面のセクション3、および側壁4を含む。この発明のこの実施例を記載する目的のために、「基部」および「平面のセクション」という用語は交換可能に用いられる。示された実施例では、側壁4は別個の壁セクション4a、4bおよび4cを含み、各々は、旋回可能に基部3に連結されて、容器1が、実質的に平坦である、図4aに示されるように潰された構成と、図5a〜図5gに示されるように、組立てられた構成との間で可動なようにされる。組立てられた構成では、容器1の内部7への、参照番号5によって概ね示された頂部開口部、および参照番号6によって概ね示された前部開口部がある。
【0042】
付加的な内部支持接続およびクリップを設けて、側壁4a、4bおよび4cを基部3とともにロックすることにより、安定性、強さおよび剛性を追加する。別個の壁セクション4a、4bおよび4cは側壁接続手段400を設けられる。示された実施例では、側壁接続手段400は、特定的に図4bおよび図5a−図5cに示されるように、対応する開口部420に挿入されるタブ410を含む。開口部420は、タブ410に対する抵抗嵌め合いをあたえるようサイズ決めされ形状化される。
【0043】
基部3は、容器1を床に沿って容易に移動させることを可能にするための床係合足部、キャスターまたは他の手段を選択肢的に含んでもよい。床係合足部は基部3において形成された突起14によって形成されてもよい。そのような特徴は、基部3が床から上げられることを保証し、一方、さらに、表面接触および張力を最小限にして、木材、カーペット、タイルなどのような床面上で、滑らかで容易な移動を可能にする。
【0044】
示された実例では、基部3、側壁4およびカバーフレーム8は、突起9のアレイまたは配列を含む。側壁4上の突起の各々は、上方向に向く複数個の通気口10を含む。これは、湿った空気および埃の下方への落下から換気システムを保護する。通気口10は、物品の保管中に臭気の停滞と蓄積を防ぐよう、容器を通る空気流を可能にする。通気口10の位置および向きは、容器1を通した空気の通過を可能にするが、直接落下する埃は容器に入らないようにする。示された実例では、さらなる通気口100が基部の内部表面上に構成される。熱で駆動される、より暖かく清浄な空気が上昇して、除湿、抗真菌、抗菌および脱臭空気流が、靴のような収納された物品を保護し調節する。
【0045】
容器1の基部3は、別の容器のカバーフレーム8から(図6bに示されるように)突起15を受けるための接続穴15aを含むことにより、確実な積重ねを容易にする。
【0046】
特定的に図4cおよび図4dを参照して、支持脚部51を含む側壁安定化手段50が示される。支持脚部51は、側壁4の面から垂直に突出するように側壁4に取付けられている。したがって、側壁4が潰された実質的に平坦な構成から組立てられた構成に移動するとき、支持脚部51の基部51aは容器1の平面のセクションまたは基部3と当接し、それによって、側壁4が容器1の内部7内に折り込まれるのを防ぐ。
【0047】
収納装置は、さらに、頂部開口部5を閉じるために、図6a、図6bおよび図7に示される除去可能なカバーフレーム8を含む。カバーフレーム8は、剛性の閉じた箱を形成するよう側壁4に固定可能な実質的に剛性の構造である。カバーフレームは、頂部壁16、および下方へ突出するスカート17を含む。
【0048】
潰された構成におけるとき、基部3および側壁4は、カバーフレーム8内において含まれるよう適合される。カバーフレーム8は、したがって、直立時に側壁4を堅く保持するよう設計され構築される。さらに、それは、1つの容器1を別の容器の上に保持し積重ねるよう設計される。カバーフレーム8は、さらに、側部を堅く保持し、かつさらに取り外し可能な頂部/カバーフレームが中に構築されるよう、フレームとして二重の目的を有してもよい。ガイド手段60がカバーフレーム8の上に設けられ、それは容器1において製品についての写真または情報を保持するように透明なエンベロープを落とすよう用いられてもよい。
【0049】
カバーフレーム8は、(図9において示されるように)1つの収納装置のカバーフレームを、近接する収納装置のカバーフレームに固定するために、参照番号12によって概ね示される、側部コネクタを含む。示された実例では、コネクタ12は舌型および溝型コネクタであり、舌部12aは、近接する収納装置1のカバーフレーム8における相補的な窪みまたは溝12bにおいて係合して、収納システムを形成する。
【0050】
容器1は、さらに、容器が組立てられた構成にあるとき、前部開口部6を通る容器1の内部7へのアクセスをあたえる、閉鎖可能なフラップまたは扉11を含む。そのような構成は、積重ねられた構成におけるとき、他の収納装置を乱すことなく、収納装置における収納物品の回収および配置を可能にする。
【0051】
ここで、図8a−図8dを参照して、参照番号11によって概ね示された、フラップまたは扉として形成された側部閉鎖手段が示される。扉11は、円筒形部分またはバー112から突出する主に平面の扉部分110を含む。平面の扉部分110は、カバーフレーム8のガイド手段60内に入れることができるようにサイズ決めされ形状化される。ガイド手段60は、間隔を置かれたフックの対61、および対応する停止手段62を含む。円筒形部分またはバー112はフック61に入れられる。停止手段62は、円筒形部分またはバー112がフック61から出るのを防ぐが、十分なあそびがガイド手段60内にあたえられて、バー112が長手方向の円筒形軸のまわりを自由に移動または回転することを可能にする。
【0052】
扉11は、取っ手114およびラッチ手段116をさらにあたえられる。示された実施例では、取っ手114は、平面の扉部分110からの反対方向に垂直に突出する2つのセクション114aおよび114bにおいて形成される。第1のセクション114aと第2のセクション114bとの間に開口部があり、このように、十分な間隙があたえられて、空気が循環することを可能にし、ユーザが指を挿入して扉11を移動または操作することを可能にする。基部3は唇状部3aを設けられる。ラッチ手段116は、唇状部3aの後ろに確実に座し、外力の適用なしではこの位置から移動することはできない。外力の適用は扉11をわずかに持上げ、ラッチ手段116は唇状部3aを克服し、したがって、扉11を解放し、それが円筒形バー112のまわりを自由に回転することを可能にする。
【0053】
図10および図11において示されるように、参照番号20によって概ね示されるロッキング手段は、容器1の頂部開口部を閉じるようにカバーフレーム8を側壁4に固定するために設けられる。ロッキング手段20は、示された例においてはカバーフレーム8上に設けられるロッキング歯21と、側壁4において形成された相補的なロッキング窪み22とを含む。ロッキング歯21は、かくして、ロッキング窪み22における確実な係合に適合される。そのようなロッキング手段の使用は、剛性の収納装置を形成するようカバーフレームが容器1に有効に留まり得ることを保証する。収納装置の構築は、ロッキング手段20を用いてカバーフレームを嵌めるとき、側壁を反らせるかまたは側壁に応力をかけることができるようにされ、したがって、固定されたとき、カバーフレームおよび側壁は堅固な剛性の構築物となる。
【0054】
容器1は、好ましくは、透明材料から構築されるが、容器は、必要とされるような、または所望されるような、不透明または任意の種類の材料から形成されてもよいことが理解される。容器1は、履物を含むが、それに限定はされない、様々な製品を収納するために用いられてもよい。
【0055】
この発明は、したがって、各容器1がハト穴のネットワークを形成するように他のものに接続されてもよい、多数の容器1から構築されたモジュール式の収納策を提供する。各容器1は折畳み可能であり、輸送のためのコンパクトなユニットを形成するよう折畳むことができる。各容器1は、積込みおよび積降ろしを容易にするために、フラップ前面扉11を通ってアクセスすることができる。側壁4および平面のセクション3における突起/起伏9は、空気の流れを容易にする穴10のシステムを含んでいる。この空気の流れは収納時の臭気の停滞および蓄積を防ぐよう設計される。穴10の位置および向きは、空気の通過を可能にするが、直接落下する埃は容器1に入らないようにする。容器1の設計は、剛性の閉じた箱を形成するために平面のセクション3および側壁4に留まるカバーフレーム8を含む、2つの部品または3つの部品にあり得る。前面のフラップまたは扉11は、カバーフレーム8、平面のセクション3、および/または側壁4に留まる、別個の構成要素であり得、3ピース構築物を形成する。
【0056】
カバーフレーム8の構築は、平面のセクション3および側壁4が嵌合いの動作によって反らされて、側部に応力を引起し、構築物をより剛性にするように、なされる。さらに、容器1は昆虫に抵抗力がある。通気表面が上への傾斜した表面領域上に主にあるように、通気構造10は突起9において構成される。半月形および他の通気位置の独自の景観は、これらのベントが容器の内側上にあり上方向に向くことを保証する。これは、湿った空気および埃の下方への落下から換気システムを保護する。熱で駆動される、より暖かく清浄な空気が上昇して、除湿、抗真菌、抗菌および脱臭空気流が、靴を保護し調節する。必要とされれば、カバーフレーム8はさらに頂部開口部特徴を有することができる。容器1は、製品の保護のための紫外線の色調を有する材料を含むように構築することができる。カバーフレーム8は、側部を堅く、かつ直立に保つ、横向きの力を生み出すよう設計される。カバーフレーム8は、逆に用いられる場合、箱を上にまたは下に保持するようにリムの内側に捕捉点を有する。
【0057】
この発明の有用な機能は、したがって、中の製品の可視の識別を可能にするということである。容器1は入れ子にするか、積重ねるか、または折畳むことができる。透明プラスチックの使用、ならびに箱の積重ねを解除せずに靴および他の製品を回収および収納する能力も、有利である。容器は、すべての種類およびサイズの履物または他の収納された物品にフィットするよう、多くのサイズにおいて利用可能となる。
【0058】
図12aおよび図12bを参照して、一種の曝気チャンバを形成するように収納装置1の基部3上に挿入するためのトレイまたは引出し30が示される。示された事例では、トレイ30は、基部3の内表面の上方に上げられて、間隙をその間に形成する。トレイ30は、選択肢的にクラスタ状にされてもよい穴32を含んでもよく、それらは、床より上に位置し、基部3において突起14を係合してもよい。この特徴も収納装置1と無関係に用いられてもよい。トレイインサート30の使用は、収納装置1において収納される靴または製品の下に増強された空気チャンバを生じさせる。このチャンバによって形成された追加の自然な空気流は、収納された製品のための臭気の散逸、より大きな除湿、抗真菌/抗菌および乾燥特性を可能にする。それは、チャンバ内に空気処理のための物質を導入することを可能にする。これらの物質は収納された製品から隔離されるかまたは物理的に分離される。ポットポプリ、香水、エアフレッシュナー、他の芳香製品、抗菌性、抗細菌性、害虫忌避性、脱湿性、または任意の他の製品ケア物質を含む物質を、求められるように、トレイ30の下に置くことができる。
【0059】
図13a−図13cを参照して、カバーフレーム8および/または基部3はそれに穴34を有することにより、カバーフレーム8を通って、および収納装置1の側壁4に位置する対応する受け穴36内に挿入されるべき、プラスチック、ねじ、爪などを含む固定具35の導入を可能にする。そのような特徴は、側壁4に剛性を追加する。図15において示されるように、成型されたポスト38は、さらに、雄/雌の捕捉点または封止フレームユニット/基部および側壁の連結をあたえるために、カバーフレーム8、基部3または側壁4から突出してもよい。波状のプラスチックまたは厚紙側部を用いる場合、この特徴は特に有用である。図15において示されるように、カバーフレーム8において複数個のオフセットチャネル40によってさらなる剛性をあたえてもよい。図16aおよび16bに示されるように、さらにさらなる剛性が、カバーフレーム8と側部4の間の波または波打ったリンク42を用いてあたえられてもよい。
【0060】
代替的実施例では、および図17において示されるように、側壁4およびカバーフレーム8は、収納装置1に波状の外観をあたえるよう、起伏46を含んでもよい。
【0061】
この発明は、例としてのみあたえられる、ここに記載された特定の詳細に制限されず、さまざまな修正および変更がこの発明の範囲内で可能なことが、当然理解される。
【技術分野】
【0001】
この発明は、収納装置および収納システムに関し、およびに、特に、一度直立させると、他の近接する収納装置に連結されてモジュール式の収納システムを形成することができる収納装置に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、異なる種類の物品または製品を収納するのに好適な多くの公知の収納装置がある。たとえば、果物または野菜のような腐敗しやすい品目を収納するための多数の装置がある。そのような収納装置はワックスをかけられたカートンまたはワックスをかけていないカートンを含み、それらカートンは、トレイまたは2ピースの形式である。通常、カートンは、不必要な無駄を低減するよう店で準備ができるように、構成される。しかしながら、これらのカートンは返却不可であり、店または末端ユーザによって廃棄される。
【0003】
靴、サンダル、ブーツなどのような履物を収納するためのさらに多数の収納装置がある。履物を収納するのに好適な収納装置は、たとえば、靴棚、整理用品、回転する台座などを含む。しかしながら、これらの装置は周辺環境に開いており、その結果、収納された履物は、周囲の埃粒子に晒され、損傷を受けやすい。これらの理由で、そのような品目を封止された容器に収納することは好ましい。
【0004】
公知の封止された収納装置の例は厚紙および透明なプラスチックの箱または容器を含む。さらに、そのような装置は、衣類または寝具の物品のような他の品目を収納するのに好適である。そのような箱または容器の従来の設計は、一方が他方の上に積重ねられるように容器を積重ねられるように積重ねることを容易にする。しかしながら、そのような積重ねられた構成では、第一に、中に含まれる品目にアクセスするために、積重ねから容器を取外すことが必要である。さらなる問題が、容器を収納するまたは運ぶ際の履物の換気および空間浪費に関して生じる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
したがって、この発明の目的は、異なる種類の製品および物品を収納するのに好適であり、上記の問題を克服することに向けて少なくともいくらか前進し、ならびに/または有用な代替物を公および/もしくは産業にあたえる、収納容器およびクロージャを提供することである。
【0006】
用語「含む」は、変動する管轄の下で、排他的または包括的な意味をあたえられ得ることが認められる。この明細書の目的では、および、そうではないと明示的に注記されない限り、用語「含む」は、包括的な意味を有するものとする―つまり、それは、それが直接参照する、挙げられた構成要素だけでなく、他の指定されていない構成要素も包含することを意味するようとられ得る。したがって、用語「含む」は、任意の所与の管轄内においてできるだけより広い解釈で帰着することになり、この理由付けは、用語「含まれた」および/または「含んでいる」などが用いられるときも用いられるべきである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この発明のさらなる局面は、例としてのみあたえられる、以下の記載から明らかになる。
【0008】
この発明の第1の局面によれば、収納装置は、
平面のセクションと、平面のセクションに旋回可能に連結された側壁とを有する容器を含み、容器は、容器が実質的に平坦である潰された構成と容器の内部への開口部を規定する組立てられた構成との間において可動であり、収納装置はさらに、
カバーフレームと、
容器の開口部を閉じるようにカバーフレームを側壁に固定するためのロッキング手段とを含み、
それによって、ロッキング手段は、カバーフレームおよび側壁の一方に形成されたロッキング部分と、カバーフレームおよび側壁の他方の1つに形成されたロッキング窪みとを含み、ロッキング部分はロッキング窪みにおける確実な係合に対して適合される。
【0009】
この発明は、したがって、組立てられカバーフレームにロックされて剛性構造を形成することができる、折畳み可能な収納装置を提供する。ロッキング部分および窪みを含むロッキング手段の使用は、剛性の閉じた収納装置を形成するために、実質的に剛性の構造である封止フレームユニットが容器に効果的に留まることを保証する。収納装置の構築は、カバーフレームを嵌めるとき、側壁を反らせるかまたは側壁に応力をかけることができるようにされ、したがって、固定されたとき、カバーフレームおよび側壁は堅固な剛性の構築物となる。この発明の好ましい実施例では、ロッキング部分および窪みはロッキング窪み内においてロッキング部分の確実な係合を容易にするように相補的な形状である。
【0010】
収納装置内の容器の位置およびカバーフレームは交換可能であることが理解されるべきである。したがって、この発明の1つの構成において、容器は収納装置の基部を形成し、カバーフレームは収納装置の頂部または蓋を形成する。代替的な構成では、カバーフレームは収納装置の基部を形成し、容器は収納装置の蓋を形成する。
【0011】
以下の記載における参照は履物を収納するように用いられるこの発明に対してなされるが、必要または所望されるように、帽子、衣類、下着、寝具などのアパレル品目を含むがそれらに限定はされない他の品目の収納のために、収納装置が用いられてもよいことが理解される。さらに、この発明が果物および野菜のような腐敗しやすい食物品目を含む多種類の生産物の保管および輸送における使用に好適であることも明らかである。したがって、履物を収納するためのこの発明の使用への言及は、限定と見なされるべきではない。
【0012】
この発明の別の実施例では、カバーフレームは下方へ突出するスカートを含み、ロッキング部分および窪みの一方はスカート上にあり、ロッキング部分および窪みの他方は容器の側壁上にある。
【0013】
好ましくは、ロッキング手段は、カバーフレームおよび側壁の一方に形成された複数のロッキング部分と、カバーフレームおよび側壁の他方に形成された複数のロッキング窪みとを含み、ロッキング部分はロッキング窪みにおける確実な係合に対して適合される。選択肢的に、ロッキング手段は、封止フレームユニットおよび側壁の一方に形成された4対のロッキング部分と、カバーフレームおよび側壁の他方に形成された4対のロッキング窪みとを含み、各ロッキング部分は相補的なロッキング窪みにおける確実な係合に対して適合される。
【0014】
この発明のさらなる実施例では、カバーフレームは、さらに、上方向に突出するカラー部を含む。便利なことに、上方向に突出するカラー部はさらなる収納装置がカラー部分内に座することを可能にするように構成され、したがって、さらなる収納装置は、カバーフレームのカラー部によって確実に保持されて、1つ以上の収納装置が互いの上に確実に積重なるのを容易にする。
【0015】
選択肢的に、この発明のさらなる実施例では、カバーフレームは下方へ突出するスカートおよび上方向に突出するカラー部の両方を含む。
【0016】
この発明のさらなる実施例では、容器が組立てられた構成にあるとき、側壁が容器の内部への側部開口部をさらに規定するように、容器の側壁は構成される。これは、カバーフレームを取外したり、または収納装置が積重ねられた構成の一部であるとき収納装置の集まりから当該収納装置を取外す必要なしに、ユーザが容器の内部にアクセスすることを可能にする。
【0017】
好ましくは、収納装置は、容器が組立てられた構成にあるとき、側部開口部を介して容器の内部へのアクセスをあたえる側部閉鎖手段を含む。
【0018】
便利なことに、この発明の一実施例では、側部閉鎖手段は閉鎖可能なフラップまたは扉を含む。そのようなフラップまたは扉は、容器の内容物にアクセスする手段をあたえ、したがって、積重ねられた構成におけるとき、他の収納装置を乱すことなく、収納装置における収納物品の回収および配置を可能にする。
【0019】
選択肢的に、この発明のさらなる実施例では、側部閉鎖手段は、はぎ取り式の廃棄可能部によって覆われる開口部をさらに含む。便利なことに、開口部は、ユーザが容器の内部内に保持された内容物にアクセスできるようにサイズ決めされ形状化される。このようにして、満載の収納装置を、その内容物を破損したり緩めたりせずに、確実に運ぶことができる。さらに、満載の収納装置を受けたユーザは、はぎ取り部を取外すことによって収納装置の内容物を容易に回収することができる。
【0020】
この発明のさらなる実施例では、側部閉鎖手段ははぎ取り式の廃棄可能部を含む。
この発明のさらなる実施例では、カバーフレームは、側部閉鎖手段が容器の側部開口部の閉鎖のためにカバーフレーム内に挿入されることを可能にするガイド手段を設けられる。
【0021】
この発明のさらなる実施例では、容器は側壁を安定させる手段を設けられる。好ましくは、この発明の一実施例では、側壁を安定させる手段は、容器の側壁上に支持脚部として設けられる。容器が組立てられた構成にあるとき、支持脚部は容器の平面の部分と係合し、それによって、側壁が容器の内部内に折畳むのを防ぐ。理想的には、容器が実質的に平坦な潰された構成にあるとき、側壁支持脚部は容器の平面の部分とは係合しない。この発明の好ましい実施例では、側壁を安定させる手段は、容器の側壁上において対向位置において設けられる。
【0022】
この発明の一実施例では、側壁を安定させる手段は、容器の内部への側部開口部に近接するように設けられる。これは、側部開口部で側壁にさらなる安定性および強度をあたえ、したがって、カバーフレームおよび側壁がともに固定されるとき、側部開口部を有する収納装置が堅固な剛性の構築物であることを確実にする。このようにして、この発明の収納装置は、収納装置が積重ねられた構成の一部であるときに、側壁がさらなる応力のために変形することなく、さらなる重量を支持する。
【0023】
便利なことに、側壁を安定させる手段の寸法は、当業者によって理解される収納装置の測定値に比例して保持される。したがって、側壁を安定させる手段は、収納装置の幅および高さが増加するとともに、サイズおよび数が増加する。
【0024】
この発明のさらなる実施例では、容器の側壁は側壁接続手段をあたえられる。便利なことに、これは別個の壁セクションを含む側壁の提供を容易にする。このようにして、側壁の別個の壁セクションは所望のように一枚の壁を形成するようにともに固定することができる。側壁接続手段によって、側壁の近接するセクションは、潰された構成におけるとき、分離することができ、組立てられた構成におけるとき、再統合され、連続的な側壁を形成することができる。
【0025】
この発明の別の実施例では、基部、側壁およびカバーフレームの1つ以上は、突起のアレイを含む。
【0026】
好ましくは、各突起は少なくとも1つの通気口を含む。これは、保管中に臭気の停滞および蓄積を防ぐように容器を通る空気流を可能にする。着用後に収納される場合、履物と収納装置の内部の雰囲気との間の温度差は、圧力差を引起し、流れが生じていかなる臭気も換気する。
【0027】
特定の実施例では、各突起は5つの通気口を含む。
好ましくは、通気口の位置および向きは、空気の通過を可能にするが、直接落下する埃は収納装置に入らないようにする。
【0028】
この発明の別の実施例では、通気口は基部および側壁の内部表面上に構成され、上方向に向く。これは、湿った空気および埃の下方への落下から換気システムを保護する。熱で駆動される、より暖かく清浄な空気が上昇して、除湿、抗真菌、抗菌および脱臭空気流が、靴のような収納された物品を保護し調節する。
【0029】
この発明のさらなる実施例では、収納装置は、1つ以上の突起上、および基部または側壁の内部表面上に、通気口を設けられる。
【0030】
好ましくは、収納装置は透明材料から構築される。この利点は、収納装置内に保持された物品がユーザに見えるということである。
【0031】
この発明の別の実施例では、潰された構成にあるとき、基部および側壁は、カバーフレーム内に含まれるよう適合される。このように、使用されていないとき、この発明の収納装置は、保管用に折畳んだり、再包装のために出所に返すことができる。さらに、容器および/または容器のカバーフレームの各々は、保管用に、または再包装のために出所に返すために、各々別々に折畳むことができることも理解される。
【0032】
この発明の別の実施例では、カバーフレームは、当該カバーフレームを近接する収納装置のカバーフレームに固定するための側部コネクタを含む。
【0033】
好ましくは、コネクタは舌型および溝型コネクタである。
この発明の一実施例では、容器の基部は、別の収納装置のカバーフレームから延在する突起を受けるための接続穴を含むことにより、確実な積重ねを容易にする。
【0034】
この発明の別の実施例では、基部は床係合足部を取付ける。
好ましくは、床係合足部は、基部において突起によって形成される。そのような特徴は、基部の主表面が床から上げられることを可能にし、表面接触および表面張力を最小限にして、木材、カーペット、タイルなどのような床面上で、滑らかで容易な移動を可能にする。
【0035】
代替的実施例では、基部は、床係合キャスターを取付ける。
好ましくは、収納装置は、シート材料、波状の材料、押出成型プラスチック、真空、回転または風成型プラスチック、厚紙およびハイブリッド材料の1つ以上からから形成される。
【0036】
好ましくは、収納装置は、一種の曝気チャンバを形成するように収納装置の基部上に挿入するためのトレイまたは引出しを含む。選択肢的に、トレイまたは引出しは、基部の内表面の上方に上げられて、間隙をそこにおいて基部とトレイとの間に形成する。一実施例では、トレイは、収納装置に収納される靴または製品の下に増強された空気チャンバを形成するために穴を含む。
【0037】
この発明のさらなる局面によれば、第1の局面に従って構成された複数個の収納装置を含む収納システムが設けられる。
【0038】
この発明は、添付の図面を参照して、例としてのみあたえられたそのいくつかの実施例の以下の記載から、より明確に理解される。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1a】この発明に従って構成された収納装置を示す斜視図である。
【図1b】この発明に従って構成された収納装置を示す頂面図である。
【図1c】この発明に従って構成された収納装置を示す側面図である。
【図1d】この発明に従って構成された収納装置を示す端面図である。
【図2】フラップ扉が開いている図1aの収納装置を示す斜視図である。
【図3】フラップ扉のない図1aの収納装置を示す斜視図である。
【図4a】潰された構成における図1aの収納装置に対する基部および側壁の上面図である。
【図4b】図4aの側壁接続手段の拡大された断面図である。
【図4c】潰された構成における図4aの収納装置の側壁安定化手段の拡大された断面図である。
【図4d】組立てられた構成における図4cの側壁安定化手段の拡大された断面図である。
【図5a】基部および側壁が組立てられた構成における図4aの収納装置の側面図である。
【図5b】基部および側壁が組立てられた構成における図4aの収納装置の側面図である。
【図5c】基部および側壁が組立てられた構成における図4aの収納装置の端面図である。
【図5d】基部および側壁が組立てられた構成における図4aの収納装置の底面図である。
【図5e】基部および側壁が組立てられた構成における図4aの収納装置の頂面図である。
【図5f】基部および側壁が組立てられた構成における図4aの収納装置の正面図である。
【図5g】基部および側壁が組立てられた構成における図4aの斜視図である。
【図6a】図1に示される収納装置のためのカバーフレームの斜視図である。
【図6b】図6aのカバーフレームから延在するこの発明の好ましい実施例における収納装置の積重ねられた構成を支持するために用いられる接続の拡大された断面図である。
【図7】図6aのカバーフレームを示す下側図である。
【図8a】フラップ扉を示す正面図である。
【図8b】フラップ扉を示す側面図である。
【図8c】図1のカバーフレームによって適所に保持された、図8aおよび図8bのフラップ扉の正面図である。
【図8d】図8aおよび図8bのフラップ扉を支持するためのカバーフレームのガイド手段の、拡大された斜視断面図である。
【図9】近接する収納装置の相互接続された封止フレームユニットの対の斜視図である。
【図10】この発明のロッキング手段を示す、図1の収納装置の斜視図である。
【図11】この発明のロッキング手段を示す、図1の収納装置の斜視図である。
【図12a】図1の収納装置との使用に好適な曝気チャンバの斜視図である。
【図12b】図1の収納装置との使用に好適な曝気チャンバの斜視図である。
【図13a】収納装置の側壁にカバーフレームを固定する代替的な手段を示す斜視図である。
【図13b】収納装置の側壁にカバーフレームを固定する代替的な手段を示す斜視図である。
【図13c】収納装置の側壁にカバーフレームを固定する代替的な手段を示す斜視図である。
【図14】収納装置のカバーフレームまたは側壁に設けられた、成型されたポスト38を示す斜視図である。
【図15】収納装置のカバーフレーム8における複数個のオフセットチャネル40を示す。
【図16a】収納装置のカバーフレームと側壁との間の、波または波打ったリンクを示す斜視図である。
【図16b】収納装置のカバーフレームと側壁との間の、波または波打ったリンクを示す斜視図である。
【図17】波打った表面を有する側壁およびカバーフレームを有する収納装置の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0040】
図面、および初めに図1−図5gを参照して、この発明に従って構成される、参照番号1によって概ね示される、容器として形成された収納装置が示される。容器1は、シート材料、波状の材料、押出成型プラスチック、真空、回転または風成型プラスチック、厚紙およびハイブリッド材料から形成されてもよい。各々上に積重ねられ、並んだ態様で接続された複数個の容器1を含む収納システムも、この発明のさらなる局面に構想される。
【0041】
容器は、基部または平面のセクション3、および側壁4を含む。この発明のこの実施例を記載する目的のために、「基部」および「平面のセクション」という用語は交換可能に用いられる。示された実施例では、側壁4は別個の壁セクション4a、4bおよび4cを含み、各々は、旋回可能に基部3に連結されて、容器1が、実質的に平坦である、図4aに示されるように潰された構成と、図5a〜図5gに示されるように、組立てられた構成との間で可動なようにされる。組立てられた構成では、容器1の内部7への、参照番号5によって概ね示された頂部開口部、および参照番号6によって概ね示された前部開口部がある。
【0042】
付加的な内部支持接続およびクリップを設けて、側壁4a、4bおよび4cを基部3とともにロックすることにより、安定性、強さおよび剛性を追加する。別個の壁セクション4a、4bおよび4cは側壁接続手段400を設けられる。示された実施例では、側壁接続手段400は、特定的に図4bおよび図5a−図5cに示されるように、対応する開口部420に挿入されるタブ410を含む。開口部420は、タブ410に対する抵抗嵌め合いをあたえるようサイズ決めされ形状化される。
【0043】
基部3は、容器1を床に沿って容易に移動させることを可能にするための床係合足部、キャスターまたは他の手段を選択肢的に含んでもよい。床係合足部は基部3において形成された突起14によって形成されてもよい。そのような特徴は、基部3が床から上げられることを保証し、一方、さらに、表面接触および張力を最小限にして、木材、カーペット、タイルなどのような床面上で、滑らかで容易な移動を可能にする。
【0044】
示された実例では、基部3、側壁4およびカバーフレーム8は、突起9のアレイまたは配列を含む。側壁4上の突起の各々は、上方向に向く複数個の通気口10を含む。これは、湿った空気および埃の下方への落下から換気システムを保護する。通気口10は、物品の保管中に臭気の停滞と蓄積を防ぐよう、容器を通る空気流を可能にする。通気口10の位置および向きは、容器1を通した空気の通過を可能にするが、直接落下する埃は容器に入らないようにする。示された実例では、さらなる通気口100が基部の内部表面上に構成される。熱で駆動される、より暖かく清浄な空気が上昇して、除湿、抗真菌、抗菌および脱臭空気流が、靴のような収納された物品を保護し調節する。
【0045】
容器1の基部3は、別の容器のカバーフレーム8から(図6bに示されるように)突起15を受けるための接続穴15aを含むことにより、確実な積重ねを容易にする。
【0046】
特定的に図4cおよび図4dを参照して、支持脚部51を含む側壁安定化手段50が示される。支持脚部51は、側壁4の面から垂直に突出するように側壁4に取付けられている。したがって、側壁4が潰された実質的に平坦な構成から組立てられた構成に移動するとき、支持脚部51の基部51aは容器1の平面のセクションまたは基部3と当接し、それによって、側壁4が容器1の内部7内に折り込まれるのを防ぐ。
【0047】
収納装置は、さらに、頂部開口部5を閉じるために、図6a、図6bおよび図7に示される除去可能なカバーフレーム8を含む。カバーフレーム8は、剛性の閉じた箱を形成するよう側壁4に固定可能な実質的に剛性の構造である。カバーフレームは、頂部壁16、および下方へ突出するスカート17を含む。
【0048】
潰された構成におけるとき、基部3および側壁4は、カバーフレーム8内において含まれるよう適合される。カバーフレーム8は、したがって、直立時に側壁4を堅く保持するよう設計され構築される。さらに、それは、1つの容器1を別の容器の上に保持し積重ねるよう設計される。カバーフレーム8は、さらに、側部を堅く保持し、かつさらに取り外し可能な頂部/カバーフレームが中に構築されるよう、フレームとして二重の目的を有してもよい。ガイド手段60がカバーフレーム8の上に設けられ、それは容器1において製品についての写真または情報を保持するように透明なエンベロープを落とすよう用いられてもよい。
【0049】
カバーフレーム8は、(図9において示されるように)1つの収納装置のカバーフレームを、近接する収納装置のカバーフレームに固定するために、参照番号12によって概ね示される、側部コネクタを含む。示された実例では、コネクタ12は舌型および溝型コネクタであり、舌部12aは、近接する収納装置1のカバーフレーム8における相補的な窪みまたは溝12bにおいて係合して、収納システムを形成する。
【0050】
容器1は、さらに、容器が組立てられた構成にあるとき、前部開口部6を通る容器1の内部7へのアクセスをあたえる、閉鎖可能なフラップまたは扉11を含む。そのような構成は、積重ねられた構成におけるとき、他の収納装置を乱すことなく、収納装置における収納物品の回収および配置を可能にする。
【0051】
ここで、図8a−図8dを参照して、参照番号11によって概ね示された、フラップまたは扉として形成された側部閉鎖手段が示される。扉11は、円筒形部分またはバー112から突出する主に平面の扉部分110を含む。平面の扉部分110は、カバーフレーム8のガイド手段60内に入れることができるようにサイズ決めされ形状化される。ガイド手段60は、間隔を置かれたフックの対61、および対応する停止手段62を含む。円筒形部分またはバー112はフック61に入れられる。停止手段62は、円筒形部分またはバー112がフック61から出るのを防ぐが、十分なあそびがガイド手段60内にあたえられて、バー112が長手方向の円筒形軸のまわりを自由に移動または回転することを可能にする。
【0052】
扉11は、取っ手114およびラッチ手段116をさらにあたえられる。示された実施例では、取っ手114は、平面の扉部分110からの反対方向に垂直に突出する2つのセクション114aおよび114bにおいて形成される。第1のセクション114aと第2のセクション114bとの間に開口部があり、このように、十分な間隙があたえられて、空気が循環することを可能にし、ユーザが指を挿入して扉11を移動または操作することを可能にする。基部3は唇状部3aを設けられる。ラッチ手段116は、唇状部3aの後ろに確実に座し、外力の適用なしではこの位置から移動することはできない。外力の適用は扉11をわずかに持上げ、ラッチ手段116は唇状部3aを克服し、したがって、扉11を解放し、それが円筒形バー112のまわりを自由に回転することを可能にする。
【0053】
図10および図11において示されるように、参照番号20によって概ね示されるロッキング手段は、容器1の頂部開口部を閉じるようにカバーフレーム8を側壁4に固定するために設けられる。ロッキング手段20は、示された例においてはカバーフレーム8上に設けられるロッキング歯21と、側壁4において形成された相補的なロッキング窪み22とを含む。ロッキング歯21は、かくして、ロッキング窪み22における確実な係合に適合される。そのようなロッキング手段の使用は、剛性の収納装置を形成するようカバーフレームが容器1に有効に留まり得ることを保証する。収納装置の構築は、ロッキング手段20を用いてカバーフレームを嵌めるとき、側壁を反らせるかまたは側壁に応力をかけることができるようにされ、したがって、固定されたとき、カバーフレームおよび側壁は堅固な剛性の構築物となる。
【0054】
容器1は、好ましくは、透明材料から構築されるが、容器は、必要とされるような、または所望されるような、不透明または任意の種類の材料から形成されてもよいことが理解される。容器1は、履物を含むが、それに限定はされない、様々な製品を収納するために用いられてもよい。
【0055】
この発明は、したがって、各容器1がハト穴のネットワークを形成するように他のものに接続されてもよい、多数の容器1から構築されたモジュール式の収納策を提供する。各容器1は折畳み可能であり、輸送のためのコンパクトなユニットを形成するよう折畳むことができる。各容器1は、積込みおよび積降ろしを容易にするために、フラップ前面扉11を通ってアクセスすることができる。側壁4および平面のセクション3における突起/起伏9は、空気の流れを容易にする穴10のシステムを含んでいる。この空気の流れは収納時の臭気の停滞および蓄積を防ぐよう設計される。穴10の位置および向きは、空気の通過を可能にするが、直接落下する埃は容器1に入らないようにする。容器1の設計は、剛性の閉じた箱を形成するために平面のセクション3および側壁4に留まるカバーフレーム8を含む、2つの部品または3つの部品にあり得る。前面のフラップまたは扉11は、カバーフレーム8、平面のセクション3、および/または側壁4に留まる、別個の構成要素であり得、3ピース構築物を形成する。
【0056】
カバーフレーム8の構築は、平面のセクション3および側壁4が嵌合いの動作によって反らされて、側部に応力を引起し、構築物をより剛性にするように、なされる。さらに、容器1は昆虫に抵抗力がある。通気表面が上への傾斜した表面領域上に主にあるように、通気構造10は突起9において構成される。半月形および他の通気位置の独自の景観は、これらのベントが容器の内側上にあり上方向に向くことを保証する。これは、湿った空気および埃の下方への落下から換気システムを保護する。熱で駆動される、より暖かく清浄な空気が上昇して、除湿、抗真菌、抗菌および脱臭空気流が、靴を保護し調節する。必要とされれば、カバーフレーム8はさらに頂部開口部特徴を有することができる。容器1は、製品の保護のための紫外線の色調を有する材料を含むように構築することができる。カバーフレーム8は、側部を堅く、かつ直立に保つ、横向きの力を生み出すよう設計される。カバーフレーム8は、逆に用いられる場合、箱を上にまたは下に保持するようにリムの内側に捕捉点を有する。
【0057】
この発明の有用な機能は、したがって、中の製品の可視の識別を可能にするということである。容器1は入れ子にするか、積重ねるか、または折畳むことができる。透明プラスチックの使用、ならびに箱の積重ねを解除せずに靴および他の製品を回収および収納する能力も、有利である。容器は、すべての種類およびサイズの履物または他の収納された物品にフィットするよう、多くのサイズにおいて利用可能となる。
【0058】
図12aおよび図12bを参照して、一種の曝気チャンバを形成するように収納装置1の基部3上に挿入するためのトレイまたは引出し30が示される。示された事例では、トレイ30は、基部3の内表面の上方に上げられて、間隙をその間に形成する。トレイ30は、選択肢的にクラスタ状にされてもよい穴32を含んでもよく、それらは、床より上に位置し、基部3において突起14を係合してもよい。この特徴も収納装置1と無関係に用いられてもよい。トレイインサート30の使用は、収納装置1において収納される靴または製品の下に増強された空気チャンバを生じさせる。このチャンバによって形成された追加の自然な空気流は、収納された製品のための臭気の散逸、より大きな除湿、抗真菌/抗菌および乾燥特性を可能にする。それは、チャンバ内に空気処理のための物質を導入することを可能にする。これらの物質は収納された製品から隔離されるかまたは物理的に分離される。ポットポプリ、香水、エアフレッシュナー、他の芳香製品、抗菌性、抗細菌性、害虫忌避性、脱湿性、または任意の他の製品ケア物質を含む物質を、求められるように、トレイ30の下に置くことができる。
【0059】
図13a−図13cを参照して、カバーフレーム8および/または基部3はそれに穴34を有することにより、カバーフレーム8を通って、および収納装置1の側壁4に位置する対応する受け穴36内に挿入されるべき、プラスチック、ねじ、爪などを含む固定具35の導入を可能にする。そのような特徴は、側壁4に剛性を追加する。図15において示されるように、成型されたポスト38は、さらに、雄/雌の捕捉点または封止フレームユニット/基部および側壁の連結をあたえるために、カバーフレーム8、基部3または側壁4から突出してもよい。波状のプラスチックまたは厚紙側部を用いる場合、この特徴は特に有用である。図15において示されるように、カバーフレーム8において複数個のオフセットチャネル40によってさらなる剛性をあたえてもよい。図16aおよび16bに示されるように、さらにさらなる剛性が、カバーフレーム8と側部4の間の波または波打ったリンク42を用いてあたえられてもよい。
【0060】
代替的実施例では、および図17において示されるように、側壁4およびカバーフレーム8は、収納装置1に波状の外観をあたえるよう、起伏46を含んでもよい。
【0061】
この発明は、例としてのみあたえられる、ここに記載された特定の詳細に制限されず、さまざまな修正および変更がこの発明の範囲内で可能なことが、当然理解される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
平面のセクション(3)と、平面のセクション(3)に旋回可能に連結された側壁(4)とを有する容器(1)を含み、容器(1)は、容器(1)が実質的に平坦である潰された構成と容器(1)の内部への開口部(5)を規定する組立てられた構成との間において可動であり、さらに、
カバーフレーム(8)と、
容器(1)の開口部(5)を閉じるように側壁(4)にカバーフレーム(8)を固定するためのロッキング手段(20)とを含み、
それによって、ロッキング手段(20)は、カバーフレーム(8)および側壁(4)の一方に形成されたロッキング部分(21)と、カバーフレーム(8)および側壁(4)の他方の1つに形成されたロッキング窪み(22)とを含み、ロッキング部分(21)はロッキング窪み(22)における確実な係合に対して適合される、収納装置。
【請求項2】
カバーフレーム(8)は下方へ突出するスカート(17)を含み、ロッキング部分(21)およびロッキング窪み(22)の一方はスカート(17)上にあり、ロッキング部分(21)およびロッキング窪み(22)の他方は容器の側壁(4)上にある、請求項1に記載の収納装置。
【請求項3】
ロッキング手段(20)は、カバーフレーム(8)および側壁(4)の一方に形成された複数のロッキング部分(21)と、カバーフレーム(8)および側壁(4)の他方に形成された複数のロッキング窪み(22)とを含み、ロッキング部分(21)はロッキング窪み(22)における確実な係合に対して適合される、請求項1または2に記載の収納装置。
【請求項4】
ロッキング手段(20)は、カバーフレーム(8)および側壁(4)の一方に形成された4対のロッキング部分(21)と、カバーフレーム(8)および側壁(4)の他方に形成された4対のロッキング窪み(22)とを含み、ロッキング部分(21)はロッキング窪み(22)における確実な係合に対して適合される、先行する請求項のいずれかに記載の収納装置。
【請求項5】
ロッキング部分(21)およびロッキング窪み(22)は、ロッキング窪み(22)内においてロッキング部分(21)の確実な係合を容易にするように相補的な形状である、先行する請求項のいずれかに記載の収納装置。
【請求項6】
カバーフレーム(8)は、さらなる収納装置がカラー部分に座することができるよう構成される、上方向に突出するカラー部をさらに含む、先行する請求項のいずれかに記載の収納装置。
【請求項7】
容器(1)が組立てられた構成にあるとき、側壁(4)は、さらに、容器(1)の内部への側部開口部(6)を規定する、先行する請求項のいずれかに記載の収納装置。
【請求項8】
収納装置は、容器(1)が組立てられた構成にあるとき、側部開口部(6)を通って容器の内部(7)へのアクセスをあたえる側部閉鎖手段(11)を含む、請求項7に記載の収納装置。
【請求項9】
側部閉鎖手段(11)は、閉鎖可能なフラップもしくは扉またははぎ取り式の廃棄可能部を含む、請求項8に記載の収納装置。
【請求項10】
カバーフレーム(8)は、側部閉鎖手段(11)が容器(1)の側部開口部(6)の閉鎖のためにカバーフレーム(8)内に挿入されることを可能にするガイド手段(60)を含む、請求項7、請求項8または請求項9に記載の収納装置。
【請求項11】
容器(1)は側壁を安定させる手段(50)を含む、先行する請求項のいずれかに記載の収納装置。
【請求項12】
側壁を安定させる手段(50)は、容器(1)の側壁(4)に位置決めされた支持脚部を含む、請求項11に記載の収納装置。
【請求項13】
容器(1)が組立てられた構成にあるとき、支持脚部(51)は容器(1)の平面の部分(4)と係合し、それによって側壁が容器(1)の内部(7)内に折畳むのを防ぐ、請求項11または請求項12に記載の収納装置。
【請求項14】
側壁を安定させる手段(50)は、容器(1)の内部(7)への側部開口部(6)に近接して設けられる、請求項11、請求項12または請求項13のいずれかに記載の収納装置。
【請求項15】
容器の側壁(4)は側壁接続手段(400)を設けられる、先行する請求項のいずれかに記載の収納装置。
【請求項16】
平面の部分(3)、側壁(4)またはカバーフレーム(8)の1つ以上は、突起(9)のアレイを含む、先行する請求項のいずれかに記載の収納装置。
【請求項17】
1つ以上の突起(9)は少なくとも1つの通気口(10)を含む、請求項16に記載の収納装置。
【請求項18】
1つ以上の突起(9)は5つの通気口(10)を含む、請求項16または請求項17に記載の収納装置。
【請求項19】
通気口(10)の位置および向きは、空気の通過を可能にするが、直接落下する埃は収納装置に入らないようにする、請求項16、請求項17または請求項18のいずれかに記載の収納装置。
【請求項20】
少なくとも1つの通気口は、平面の部分(3)および側壁(4)の内部表面上に構成される、先行する請求項のいずれかに記載の収納装置。
【請求項21】
収納装置は透明材料から構築される、先行する請求項のいずれかに記載の収納装置。
【請求項22】
平面の部分(3)および側壁(4)は、容器(1)が潰された構成にあるとき、カバーフレーム(8)内に含まれるよう適合される、先行する請求項のいずれかに記載の収納装置。
【請求項23】
カバーフレーム(8)は、当該カバーフレーム(8)を近接する収納装置のカバーフレーム(8)に固定するための側部コネクタ(12)を含む、先行する請求項のいずれかに記載の収納装置。
【請求項24】
コネクタ(12)は、舌型(12a)および溝型(12b)コネクタである、請求項23に記載の収納装置。
【請求項25】
容器(1)の平面のセクション(3)は、確実な積重ねを容易にするように別の収納装置のカバーフレーム(8)から延在する突起(15)を受けるための接続穴(15a)を含む、先行する請求項のいずれかに記載の収納装置。
【請求項26】
容器(1)の平面のセクション(3)は、床係合足部(14)または床係合キャスターを取付ける、先行する請求項のいずれかに記載の収納装置。
【請求項27】
容器(1)の平面のセクション(3)は、平面のセクション(3)において突起(14)によって形成された床係合足部を取付ける、先行する請求項のいずれかに記載の収納装置。
【請求項28】
収納装置は、シート材料、波状の材料、押出成型プラスチック、真空、回転または風成型プラスチック、厚紙およびハイブリッド材料の1つ以上から形成される、先行する請求項のいずれかに記載の収納装置。
【請求項29】
収納装置は、一種の曝気チャンバを形成するように収納装置の平面のセクション(3)上に挿入するためのトレイ(30)または引出しを含む、先行する請求項のいずれかに記載の収納装置。
【請求項30】
トレイ(30)または引出しを平面のセクション(3)の内表面の上に上げて、間隙を、そこにおいて、平面のセクション(3)とトレイ(30)との間に形成する、請求項29に記載の収納装置。
【請求項31】
トレイ(30)は穴(32)を含む、請求項28または請求項29に記載の収納装置。
【請求項32】
請求項1〜31のいずれかに従って構成された複数個の収納装置を含む収納システム。
【請求項33】
添付の図面を参照してここに記載され、添付の図面に示される実施例のうちの任意のものに実質的に従う、収納装置。
【請求項1】
平面のセクション(3)と、平面のセクション(3)に旋回可能に連結された側壁(4)とを有する容器(1)を含み、容器(1)は、容器(1)が実質的に平坦である潰された構成と容器(1)の内部への開口部(5)を規定する組立てられた構成との間において可動であり、さらに、
カバーフレーム(8)と、
容器(1)の開口部(5)を閉じるように側壁(4)にカバーフレーム(8)を固定するためのロッキング手段(20)とを含み、
それによって、ロッキング手段(20)は、カバーフレーム(8)および側壁(4)の一方に形成されたロッキング部分(21)と、カバーフレーム(8)および側壁(4)の他方の1つに形成されたロッキング窪み(22)とを含み、ロッキング部分(21)はロッキング窪み(22)における確実な係合に対して適合される、収納装置。
【請求項2】
カバーフレーム(8)は下方へ突出するスカート(17)を含み、ロッキング部分(21)およびロッキング窪み(22)の一方はスカート(17)上にあり、ロッキング部分(21)およびロッキング窪み(22)の他方は容器の側壁(4)上にある、請求項1に記載の収納装置。
【請求項3】
ロッキング手段(20)は、カバーフレーム(8)および側壁(4)の一方に形成された複数のロッキング部分(21)と、カバーフレーム(8)および側壁(4)の他方に形成された複数のロッキング窪み(22)とを含み、ロッキング部分(21)はロッキング窪み(22)における確実な係合に対して適合される、請求項1または2に記載の収納装置。
【請求項4】
ロッキング手段(20)は、カバーフレーム(8)および側壁(4)の一方に形成された4対のロッキング部分(21)と、カバーフレーム(8)および側壁(4)の他方に形成された4対のロッキング窪み(22)とを含み、ロッキング部分(21)はロッキング窪み(22)における確実な係合に対して適合される、先行する請求項のいずれかに記載の収納装置。
【請求項5】
ロッキング部分(21)およびロッキング窪み(22)は、ロッキング窪み(22)内においてロッキング部分(21)の確実な係合を容易にするように相補的な形状である、先行する請求項のいずれかに記載の収納装置。
【請求項6】
カバーフレーム(8)は、さらなる収納装置がカラー部分に座することができるよう構成される、上方向に突出するカラー部をさらに含む、先行する請求項のいずれかに記載の収納装置。
【請求項7】
容器(1)が組立てられた構成にあるとき、側壁(4)は、さらに、容器(1)の内部への側部開口部(6)を規定する、先行する請求項のいずれかに記載の収納装置。
【請求項8】
収納装置は、容器(1)が組立てられた構成にあるとき、側部開口部(6)を通って容器の内部(7)へのアクセスをあたえる側部閉鎖手段(11)を含む、請求項7に記載の収納装置。
【請求項9】
側部閉鎖手段(11)は、閉鎖可能なフラップもしくは扉またははぎ取り式の廃棄可能部を含む、請求項8に記載の収納装置。
【請求項10】
カバーフレーム(8)は、側部閉鎖手段(11)が容器(1)の側部開口部(6)の閉鎖のためにカバーフレーム(8)内に挿入されることを可能にするガイド手段(60)を含む、請求項7、請求項8または請求項9に記載の収納装置。
【請求項11】
容器(1)は側壁を安定させる手段(50)を含む、先行する請求項のいずれかに記載の収納装置。
【請求項12】
側壁を安定させる手段(50)は、容器(1)の側壁(4)に位置決めされた支持脚部を含む、請求項11に記載の収納装置。
【請求項13】
容器(1)が組立てられた構成にあるとき、支持脚部(51)は容器(1)の平面の部分(4)と係合し、それによって側壁が容器(1)の内部(7)内に折畳むのを防ぐ、請求項11または請求項12に記載の収納装置。
【請求項14】
側壁を安定させる手段(50)は、容器(1)の内部(7)への側部開口部(6)に近接して設けられる、請求項11、請求項12または請求項13のいずれかに記載の収納装置。
【請求項15】
容器の側壁(4)は側壁接続手段(400)を設けられる、先行する請求項のいずれかに記載の収納装置。
【請求項16】
平面の部分(3)、側壁(4)またはカバーフレーム(8)の1つ以上は、突起(9)のアレイを含む、先行する請求項のいずれかに記載の収納装置。
【請求項17】
1つ以上の突起(9)は少なくとも1つの通気口(10)を含む、請求項16に記載の収納装置。
【請求項18】
1つ以上の突起(9)は5つの通気口(10)を含む、請求項16または請求項17に記載の収納装置。
【請求項19】
通気口(10)の位置および向きは、空気の通過を可能にするが、直接落下する埃は収納装置に入らないようにする、請求項16、請求項17または請求項18のいずれかに記載の収納装置。
【請求項20】
少なくとも1つの通気口は、平面の部分(3)および側壁(4)の内部表面上に構成される、先行する請求項のいずれかに記載の収納装置。
【請求項21】
収納装置は透明材料から構築される、先行する請求項のいずれかに記載の収納装置。
【請求項22】
平面の部分(3)および側壁(4)は、容器(1)が潰された構成にあるとき、カバーフレーム(8)内に含まれるよう適合される、先行する請求項のいずれかに記載の収納装置。
【請求項23】
カバーフレーム(8)は、当該カバーフレーム(8)を近接する収納装置のカバーフレーム(8)に固定するための側部コネクタ(12)を含む、先行する請求項のいずれかに記載の収納装置。
【請求項24】
コネクタ(12)は、舌型(12a)および溝型(12b)コネクタである、請求項23に記載の収納装置。
【請求項25】
容器(1)の平面のセクション(3)は、確実な積重ねを容易にするように別の収納装置のカバーフレーム(8)から延在する突起(15)を受けるための接続穴(15a)を含む、先行する請求項のいずれかに記載の収納装置。
【請求項26】
容器(1)の平面のセクション(3)は、床係合足部(14)または床係合キャスターを取付ける、先行する請求項のいずれかに記載の収納装置。
【請求項27】
容器(1)の平面のセクション(3)は、平面のセクション(3)において突起(14)によって形成された床係合足部を取付ける、先行する請求項のいずれかに記載の収納装置。
【請求項28】
収納装置は、シート材料、波状の材料、押出成型プラスチック、真空、回転または風成型プラスチック、厚紙およびハイブリッド材料の1つ以上から形成される、先行する請求項のいずれかに記載の収納装置。
【請求項29】
収納装置は、一種の曝気チャンバを形成するように収納装置の平面のセクション(3)上に挿入するためのトレイ(30)または引出しを含む、先行する請求項のいずれかに記載の収納装置。
【請求項30】
トレイ(30)または引出しを平面のセクション(3)の内表面の上に上げて、間隙を、そこにおいて、平面のセクション(3)とトレイ(30)との間に形成する、請求項29に記載の収納装置。
【請求項31】
トレイ(30)は穴(32)を含む、請求項28または請求項29に記載の収納装置。
【請求項32】
請求項1〜31のいずれかに従って構成された複数個の収納装置を含む収納システム。
【請求項33】
添付の図面を参照してここに記載され、添付の図面に示される実施例のうちの任意のものに実質的に従う、収納装置。
【図1a】
【図1b】
【図1c】
【図1d】
【図2】
【図3】
【図4a】
【図4b】
【図4c】
【図4d】
【図5a】
【図5b】
【図5c】
【図5d】
【図5e】
【図5f】
【図5g】
【図6a】
【図6b】
【図7】
【図8a】
【図8b】
【図8c】
【図8d】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12a】
【図12b】
【図13a】
【図13b】
【図13c】
【図14】
【図15】
【図16a】
【図16b】
【図17】
【図1b】
【図1c】
【図1d】
【図2】
【図3】
【図4a】
【図4b】
【図4c】
【図4d】
【図5a】
【図5b】
【図5c】
【図5d】
【図5e】
【図5f】
【図5g】
【図6a】
【図6b】
【図7】
【図8a】
【図8b】
【図8c】
【図8d】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12a】
【図12b】
【図13a】
【図13b】
【図13c】
【図14】
【図15】
【図16a】
【図16b】
【図17】
【公表番号】特表2012−532814(P2012−532814A)
【公表日】平成24年12月20日(2012.12.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−520046(P2012−520046)
【出願日】平成22年7月15日(2010.7.15)
【国際出願番号】PCT/EP2010/060253
【国際公開番号】WO2011/006976
【国際公開日】平成23年1月20日(2011.1.20)
【出願人】(512011299)シュー・ケア・リミテッド (1)
【氏名又は名称原語表記】SHOE CARE LIMITED
【Fターム(参考)】
【公表日】平成24年12月20日(2012.12.20)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年7月15日(2010.7.15)
【国際出願番号】PCT/EP2010/060253
【国際公開番号】WO2011/006976
【国際公開日】平成23年1月20日(2011.1.20)
【出願人】(512011299)シュー・ケア・リミテッド (1)
【氏名又は名称原語表記】SHOE CARE LIMITED
【Fターム(参考)】
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