説明

合奏システム、合奏装置および合奏方法

【課題】互いに離れた複数の利用者が、ネットワーク5を介して同時に演奏を行う場合に、各利用者が演奏データを調整できる合奏システム、合奏装置および合奏方法を提供することを目的としている。
【解決手段】ネットワーク5は、インターネット等の通信回線であり、利用者が使用する利用者端末1、本サービス提供者が使用するサーバ装置2、利用者が本合奏システム利用時の登録や認証を行うデータサーバ装置3、音声および画像の調整と合成を行うミキシング装置4から構成される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、合奏システム、合奏装置および合奏方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、インターネットなどのネットワークを介して、複数の利用者が別の場所で演奏を行い、各利用者が行った演奏データを合奏システム提供者側で受信して、受信した複数の利用者が行った演奏データを合成して、各利用者にリアルタイムで合成された演奏データを送信する仮想的な音楽練習室による合奏システムがある(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2003−150157号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来技術では、利用者が行っている演奏データの合成において、合奏システムの管理者側で、特定の利用者が演奏開始時に設定した利用者の仮想的な配置情報に基づいて、各利用者の演奏に対する音量および左右のバランスを調整し合成を行っていたので、演奏中および演奏曲ごとに、各利用者が自分で音量や左右のバランスを可変できないという課題があった。
【0005】
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであって、演奏中に各利用者が音声や画像を調整できる合奏システム、合奏装置および合奏方法を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、演奏データの合成に関する設定情報を生成する利用者端末の合成情報生成手段と、前記利用者端末の前記合成情報生成手段で生成された演奏データの合成に関する設定情報を、ネットワークを介して接続されている演奏データの合成を行うミキシング装置に送信する前記利用者端末の合成情報送信手段と、前記合成情報送信手段からの前記演奏データの合成に関する設定情報を受信する前記ミキシング装置の合成情報受信手段と、
前記合成情報受信手段で受信した前記演奏データの合成に関する設定情報に基づき、複数の利用者端末からの演奏データの合成を行う前記ミキシング装置の演奏データ合成手段と、前記ミキシング装置の演奏データ合成手段で生成された前記演奏データを前記利用者端末に送信する合成演奏データ送信手段とを備えることを特徴とする。
【0007】
また、本発明は、ネットワークを介して接続されている利用者端末の演奏データの合成に関する設定情報を受信する合成情報受信手段と、前記合成情報受信手段で受信した前記演奏データの合成に関する設定情報に基づき、前記前記演奏データの合成を行う演奏データ合成手段と、前記演奏データ合成手段で合成された前記演奏データを前記利用者端末に送信する合成演奏データ送信手段とを備えることを特徴とする。
【0008】
さらにまた、本発明は、演奏データの合成に関する設定情報を生成する合成情報生成手段と、前記合成情報生成手段で生成された演奏データの合成に関するセ手地情報を、ネットワークを介して接続されている演奏データの合成を行うミキシング装置に送信する前記利用者端末の合成情報送信手段と、前記ミキシング装置で合成された前記演奏データを受信する合成演奏データ受信手段とを備えることを特徴とする。
【0009】
さらにまた、本発明は、演奏データの合成に関する設定情報を生成する利用者端末の合成情報生成工程と、前記利用者端末の前記合成情報生成工程で生成された演奏データの合成に関する設定情報を、ネットワークを介して接続されている演奏データの合成を行うミキシング装置に送信する前記利用者端末の合成情報送信工程と、前記合成情報送信工程からの前記演奏データの合成に関する設定情報を受信する前記ミキシング装置の合成情報受信工程と、前記合成情報受信工程で受信した前記演奏データの合成に関する設定情報に基づき、前記演奏データの合成を行う前記ミキシング装置の演奏データ合成工程と、
前記ミキシング装置の演奏データ合成工程で生成された前記演奏データを前記利用者端末に送信する合成演奏データ送信工程とを備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、利用者が合奏を行っている演奏データの合成において、演奏を行っている利用者側で演奏データの合成に関する設定情報を生成し、ネットワーク経由で接続されている演奏データを合成するミキシング装置に演奏データの合成に関する設定情報を送り合成を行い、ミキシング装置から合成後の演奏データを利用者に送信するようにしたので、演奏中および演奏曲ごとに各利用者が自由に演奏データの調整を行えるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る合奏システムの各装置のブロック図である。
【図2】同実施形態に係る利用者端末の画像出力装置上に表示される画面構成図である。
【図3】同実施形態に係る処理手順を示す図である。
【図4】同実施形態に係る利用者データ記憶部に記憶されているデータを示す図である。
【図5】同実施形態に係る予約データ記憶部に記憶されているデータを示す図である。
【図6】同実施形態に係る特番データ記憶部に記憶されているデータを示す図である。
【図7】同実施形態に係る演奏データ記憶部に記憶されているデータを示す図である。
【図8】本発明の第2の実施形態に係る合奏システムの構成図である。
【図9】本発明の第2の実施形態に係る処理手順を示す図である。
【図10】本発明の第2の実施形態に係る処理手順を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
[第1実施形態]
以下、図1〜7を用いて本発明の第1の実施形態について詳細に説明する。なお、本発明は係る実施形態に限定されず、その技術思想の範囲内で種々の変更が可能である。
【0013】
図1は、本発明の第1の実施形態の合奏システムの各装置のブロック図である。
ネットワーク5は、インターネット等の通信回線であり、利用者が使用する利用者端末1、本サービス提供者が使用するサーバ装置2、利用者が本合奏システム利用時の登録や認証を行うデータサーバ装置3、音声および画像の調整と合成を行うミキシング装置4が接続されている。
また、利用者端末1は、利用者数に応じた台数がネットワーク5を介して接続されている。
【0014】
利用者端末1は、利用者が使用する端末であり、音声入力部11、画像入力部12、音声出力部13、画像出力部14、通信制御部15、登録依頼部16、予約依頼部17、認証依頼部18、ミキサー操作部19、ダウンロード依頼部20、演奏データ受信部21、音声・画像記憶部22、利用料金部28から構成されている。
また、利用者端末1には、音声入力装置23、画像入力装置24、音声再生装置25、画像表示装置26、キーボードやマウス等の入力装置27が接続されている。
【0015】
音声入力部11は、マイクロフォン等の音声入力装置23から音声データを受け取り、受け取った音声データを通信制御部15に送る。
【0016】
画像入力部12は、USB(Universal Serial Bus)接続によるカメラ等の画像入力装置24から画像データを受け取り、受け取った画像データを通信制御部15に送る。
【0017】
音声出力部13は、ネットワーク5を介して通信制御部15がミキシング装置4から受信した演奏データの音声データを、スピーカー等の音声再生装置25に出力する。
【0018】
画像出力部14は、ネットワーク5を介して通信制御部15がミキシング装置4から受信した演奏データの画像データを、画像表示装置26に出力する。
また、画像出力部14は、利用者端末1内の図示しない記憶部に記憶されているプログラムにより、画像表示装置26の画面にメニューとミキサー表示部等の表示を行う。
【0019】
図2は、第1の実施形態の画像出力装置26上に表示される画面構成図である。
図2において、ネットワーク5を介して通信制御部15がミキシング装置4から受け取った画像データG1〜G3、本合奏システムの操作メニューG13、各利用者に対応したミキサー表示部G4〜G12および楽譜G14を合成して表示する。
【0020】
画像データG1〜G3は、各利用者の利用者端末1に接続されている画像入力装置24から入力された画像が表示される。
【0021】
ミキサー表示部G4〜G12は、各利用者の音量を示すレベルメータG5とG8とG11、各利用者が音声調整を行う音量調整ボリュームG6とG9とG12から構成されている。
【0022】
操作メニューG13は、本合奏システムへの「登録依頼」、予約時の「利用予約依頼」、合奏開始時の「認証依頼」、合奏終了時の「利用終了」、合奏で生成された演奏ファイルのダウンロードを依頼する「ダウンロード依頼」等から構成されている。
【0023】
楽譜G14は、例えば、利用者が図示しないUSBメモリーから合奏に使用する楽譜データを、利用者端末1の図示しないUSB端子経由で利用者端末1に入力を行い、画像出力部14経由で表示する。
【0024】
通信制御部15は、音声入力部11から受け取った音声データと、画像入力部12から受け取った画像データを、ネットワーク5を介してミキシング装置4に送信する制御を行う。
また、通信制御部15は、ミキシング装置4から演奏中の合成された演奏データを受信し、ミキシング装置4から受信した演奏データから音声データを音声出力部13に送り、受信した演奏データから画像データを画像出力部14に送る制御を行う。
また、通信制御部15は、登録依頼部16、予約依頼部17、認証依頼部18、ダウンロード依頼部20から各コマンドを受け取り、受け取ったコマンドをコマンドに応じてサーバ装置2とミキシング装置4にネットワーク5を介して発行する制御を行う。
【0025】
通信制御部15は、サーバ装置2から演奏により生成された演奏データを受信し、演奏データ受信部21に送る制御を行う。
また、通信制御部15は、ミキサー操作部19から受け取った音声データの音量調整量と左右のバランス比等の情報を、ミキシング装置4に送信する制御を行う。
また、通信制御部15は、ミキシング装置4から各利用者の音声データの音量調整量と左右のバランス比等の情報を受信し、ミキサー操作部19に送る制御を行う。
【0026】
通信制御部15は、サーバ装置2から利用料金である課金データを受け取り、利用料金部28に送る制御を行う。
【0027】
登録依頼部16は、画像表示装置26上に表示されている操作メニューG13の利用者操作に応じて加入者名を含む登録依頼を生成し、ネットワーク5を介してサーバ装置2に発行する。
また、登録依頼部16は、サーバ装置2からの登録依頼に対する応答を、ネットワーク5を介して受け取る。
【0028】
予約依頼部17は、画像表示装置26上に表示されている操作メニューG13の利用者操作に応じて利用予約依頼を生成し、ネットワーク5を介してサーバ装置2に生成された利用予約依頼を発行する。
また、予約依頼部17は、サーバ装置2からの利用予約依頼に対する応答を、ネットワーク5を介して受け取る。
【0029】
認証依頼部18は、画像表示装置26上に表示されている操作メニューG13の利用者操作に応じて認証依頼を生成し、ネットワーク5を介してミキシング装置4に生成された認証依頼を送る。
また、認証依頼部18は、ミキシング装置2からの認証依頼に対する応答を、ネットワーク5を介して受け取る。
【0030】
ミキサー操作部19は、ミキシング装置4から受信した各利用者の音量調整量を受け取り、画像表示装置26上に表示されているミキサー表示部G4〜G12に表示するためのレベルメータとボリューム位置状態の画像データを生成する。
また、ミキサー操作部19は、利用者がキーボードやマウス等の入力装置27で音量調整を行った場合、音声データの音量調整量と左右のバランス比の情報をミキシング装置4にネットワーク5を介して送る。
【0031】
ダウンロード依頼部20は、画像表示装置26上に表示されている操作メニューG13の利用者操作に応じてダウンロード依頼を生成し、ネットワーク5を介してサーバ装置2に生成されたダウンロード依頼を発行する。
また、ダウンロード依頼部20は、サーバ装置2からの認証依頼に対する応答を、ネットワーク5を介して受け取る。
【0032】
演奏データ受信部21は、サーバ装置2から送信された合奏を行った演奏データを通信制御部15から受け取り、音声・画像記憶部22に記憶する。
【0033】
音声・画像記憶部22は、演奏データ受信部21がサーバ装置2から受信した演奏データを記憶する。
【0034】
利用料金部28は、ネットワーク5を介してサーバ装置2から本合奏システムの利用料金である課金データを受け取り、サーバ装置2から受け取った利用料金を画像出力部14に送り、画像表示装置26上に表示する。
【0035】
サーバ装置2は、本サービス提供者が使用する装置であり、通信制御部101、登録要求部102、利用予約要求部103、演奏データ送受信部104、ダウンロード要求部105、課金データ受付部106から構成されている。
【0036】
通信制御部101は、ネットワーク5を介して利用者端末1とデータサーバ装置3からコマンドを受信し、受信したコマンドに応じて登録要求部102と利用予約要求部103とダウンロード要求部105と課金データ受付部106に各コマンドを送る制御を行う。
また、通信制御部101は、登録要求部102と利用予約要求部103とダウンロード要求部105と課金データ受付部106から受け取った各コマンドの応答を、受け取ったコマンドに応じて利用者端末1とデータサーバ装置3にネットワーク5を介して送信する制御を行う。
また、通信制御部101は、ネットワーク5を介してデータサーバ装置3から演奏データを受信し、利用者端末1に送信する制御を行う。
さらにまた、通信制御部101は、ネットワーク5を介してデータサーバ装置3で生成された課金データを受信し、利用者端末1に送信する制御を行う。
【0037】
登録要求部102は、ネットワーク5を介して利用者端末1から登録依頼を受け取り、利用者端末1から受け取った登録依頼をデータサーバ装置3にネットワーク5を介して発行する。
【0038】
認証要求部102は、ネットワーク5を介してミキシング装置4から認証依頼を受け取り、ミキシング装置4から受け取った認証依頼をデータサーバ装置3にネットワーク5を介して発行する。
【0039】
利用予約要求部103は、ネッットワーク5を介して利用者端末1から利用予約依頼を受け取り、利用者端末1から受け取った利用予約依頼を利用予約依頼としてデータサーバ装置3にネットワーク5を介して発行する。
【0040】
演奏データ送受信部104は、ネットワーク5を介してデータサーバ装置3から受け取った演奏データを図示しない記憶部に記憶する。
また、演奏データ送受信部104は、受け取った演奏データを図示しない記憶部から読み出して利用者端末1にネットワーク5を介して送る。
【0041】
データサーバ装置3は、本サービス提供者が使用する装置であり、通信制御部201、登録受付部202、利用者データ記憶部203、利用予約受付部204、予約情報データ記憶部205、特番データ記憶部206、認証部207、演奏データ記憶部208、利用終了受付部209、演奏データ送受信部210、ダウンロード受付部211、課金データ生成部212から構成されている。
【0042】
通信制御部201は、ネットワーク5を介してサーバ装置2とミキシング装置4から各種コマンドを受信し、受信したコマンドに応じて登録受付部202、利用予約受付部204、認証部207、利用終了受付部209、ダウンロード受付部211に各コマンドを送る制御を行う。
また、通信制御部201は、登録受付部202、利用予約受付部204、認証部207、利用終了受付部209、ダウンロード受付部211から受け取った各コマンドの応答を、受け取ったコマンドに応じてサーバ装置2とミキシング装置4にネットワーク5を介して送信する制御を行う。
また、通信制御部201は、ネットワーク5を介してミキシング装置4から演奏データを受信し、演奏データ送受信部210に送る制御を行う。
また、通信制御部201は、演奏データ送受信部210から演奏データを受け取り、ネットワーク5を介してサーバ装置2に送信する制御を行う。
【0043】
登録受付部202は、ネットワーク5を介してサーバ装置2から加入者名を含む登録要求を受け取り、受け取った登録要求から加入者名を抽出し、利用者データ記憶部203に記憶する。
また、登録受付部202は、サーバ装置2から登録要求を受け取った後、加入者IDとWebログイン・パスワードを生成し、ネットワーク5を介して登録要求の応答として利用者端末1に発行する。
また、登録受付部202は、生成された加入者IDとWebログイン・パスワードを、抽出された加入者名と関連付けて利用者データ記憶部203に記憶する。
【0044】
利用者データ記憶部203は、登録受付部202が登録要求から抽出した加入者名と、登録受付部202により生成された加入者IDとWebログイン・パスワードが関連図けられて記憶されている。
図4は、利用者データ記憶部203に記憶されているデータを示す図で、利用者データ記憶部203には、加入者名と加入者IDとWebログイン・パスワードが関連付けられて記憶されている。
【0045】
利用予約受付部204は、ネットワーク5を介してサーバ装置2から加入者IDと予約を希望された予約日時と回線使用数およびミキシング・モードを含む利用予約要求を受け取る。
また、利用予約受付部204は、サーバ装置2から受け取った利用予約要求から、加入者IDと予約希望された予約日時と回線使用数およびミキシング・モードを各々抽出し、抽出された加入者IDと同じ加入者IDが利用者データ記憶部203に記憶されているか否かを確認する。
抽出された加入者IDと同じデータが利用者データ記憶部203に記憶されていた場合、利用予約受付部204は、受け取った予約日時にミキシング装置が他の利用者から予約済みか否か等を参照し、本合奏システムが予約日時に使用可能か確認する。
受け取った予約日時に本合奏システムが使用可能な場合、利用予約受付部204は特番と予約IDおよび特番アクセス・パスワードを生成して、利用予約要求の応答として利用者端末1に発行する。
また、利用予約受付部204は、抽出された加入者IDと予約日時と予約回線数、さらに生成された予約IDと特番アクセス・パスワードを関連付けて、予約情報データ記憶部205に記憶する。
また、利用予約受付部204は、抽出された加入者IDと同じデータが利用者データ記憶部203に記憶されていない場合、または予約日時にミキシング装置4が他の利用者からの予約により利用できない場合、予約できなかったことを知らせる通知を生成し、利用予約要求の応答としてサーバ装置2にネットワーク5を介して発行する。
【0046】
利用予約受付部204は、ネットワーク5を介してサーバ装置2からミキシング・モードを含む利用予約要求を受け取り、サーバ装置2から受け取った利用予約要求からミキシング・モードを抽出する。
また、利用予約受付部204は、抽出されたミキシング・モードに基づき、特番データ記憶部206の音声データのみのミキシングを行うか、音声データと画像データのミキシングを行うかのミキシング・モードを設定する。
【0047】
予約情報データ記憶部205は、利用予約受付部204が利用予約要求から抽出した加入者IDと予約日時と予約回線数と、利用予約受付部204により生成された予約IDと特番アクセス・パスワードが関連付けられて記憶されている。
図5は、予約情報データ記憶部205に記憶されているデータを示す図で、利用者データ記憶部204には、予約IDと加入者IDと予約日時と予約回線数と特番アクセス・パスワードが関連付けられて記憶されている。
【0048】
特番データ記憶部206は、登録受付部202により抽出されたミキシング・モードに基づき、音声データのみか音声データと画像データかを記憶する。
図6は、特番情報データ207に記憶されているデータを示す図で、特番情報データ207には、音声データのみのミキシング・モード使用時の専用アクセス・アドレス、音声データと画像データのミキシング・モード使用時の専用アクセス・アドレスが記憶されている。
【0049】
認証部207は、ネットワーク5を介してミキシング装置4から予約IDと特番アクセス・パスワードを含む認証要求を受け取り、通信制御部201から受け取った認証要求から予約IDと特番アクセス・パスワードと認証要求を受け取った日時を抽出する。
また、認証部207は、抽出された特番アクセス・パスワードが正しいか予約情報データ記憶部205に確認し、また特番アクセス・パスワードと関連付けられて予約情報データ記憶部205に記憶されている予約日時と、認証確認要求を受け取った日時が一致しているか確認する。
予約情報データ記憶部205への確認により、特番アクセス・パスワードと予約日時が正しい場合、認証部207は認証OKと判断する。
【0050】
認証部207は、認証要求から抽出された予約IDに関連付けられて記憶されている加入者IDと予約回線数を、予約情報データ記憶部205から読み出し、さらに、ネットワーク5を介してミキシング装置4に認証要求の応答である認証OKを送る。
また、認証部207は、ミキシング装置4から予約IDと加入者IDと予約回線数と認証要求を受け取った日時を取得して、取得された時間を合奏開始日時として生成する。
また、認証部207は、認証要求から抽出された予約IDと加入者IDと予約回線数と、生成された合奏開始日時を関連付けて演奏データ記憶部208に記憶する。
【0051】
認証部207は、特番データ記憶部206からミキシング・モードを読み出し、演奏データ記憶部208に記憶する。
また、認証部207は、ミキシング・モードが音声データのみの場合は、録音データを演奏データ記憶部208に記憶し、さらに演奏データ記憶部208に「録音データ有」と「録画データ無」の設定を記録する。
また、認証部207は、ミキシング・モードが音声データ付き画像データの場合は、録画データを演奏データ記憶部208に記憶し、さらに演奏データ記憶部208に「録音データ無」と「録画データ有」の設定を記録する。
【0052】
演奏データ記憶部208は、演奏データ送受信部210から受け取った演奏データを記憶する。
また、演奏データ記憶部208は、登録受付部202が抽出した加入者ID、利用予約受付部204が抽出したミキシング・モード、認証部207が予約情報データ記憶部205から読み出した予約IDと予約回線数、認証部207で取得された合奏開始日時、利用終了受付部209で取得された合奏終了日時、認証部207が設定した録音データの有無、録画データの有無、さらに、演奏データ送受信部210により記憶された録音データ、録画データが関連付けられて記憶されている。
図7は、演奏データ記憶部208に記憶されているデータを示す図で、演奏データ記憶部208には、予約ID、加入者ID、合奏開始日時、合奏終了日時、予約回線数、ミキシング・モード、録音データの有無、録画データの有無、録音データ、録画データが記憶されている。
【0053】
利用終了受付部209は、ネットワーク5を介してミキシング装置4から利用終了通知を受け取り、ミキシング装置4から利用終了通知を受け取った時間を取得して、取得された時間を合奏終了時間として演奏データ記憶部208に記憶する。
【0054】
演奏データ送受信部210は、演奏データ記憶部208から演奏データである音声データまたは音声データ付き画像データを受け取る。
また、演奏データ送受信部210は、演奏データ記憶部208から受け取った演奏データを、ネットワーク5を介してミキシング装置4に送信する。
【0055】
ダウンロード受付部211は、ネットワーク5を介してサーバ装置2からダウンロード依頼を受け取る。
続けて、ダウンロード受付部211は、演奏データ記憶部208から録音データまたは録画データを取得し、演奏データ送受信部210に送る。
【0056】
課金データ生成部212は、利用終了受付部209が利用終了通知を受け取った後に、演奏データ記憶部208を参照して、合奏に使用された時間(合奏終了日時―合奏開始日時)を演算する。
また、課金データ生成部212は、利用状態である予約回線数とミキシング・モード、録音データ有無と録画データ有無を演奏データ記憶部208に参照し、演算された利用時間と利用状態に基づき、予め定められた料金表などから使用料金である課金データを生成し、ネットワーク5を介してサーバ装置2に発行する。
【0057】
ミキシング装置4は、本サービス提供者が使用する装置であり、通信制御部301、認証要求部302、利用終了通知部203、ミキサー部304、演奏データ送受信部305から構成されている。
【0058】
通信制御部301は、ネットワーク5を介して利用者端末1とデータサーバ装置3から各コマンドを受信し、受信したコマンドに応じて認証要求部302、利用終了通知部303に各コマンドを送る制御を行う。
また、通信制御部301は、認証要求部302、利用終了通知部303から受け取った各コマンドの応答を、ネットワーク5を介して受け取ったコマンドに応じて利用者端末1とデータサーバ装置3に送信する制御を行う。
また、通信制御部201は、ネットワーク5を介して利用者端末1から演奏データを受信し、利用者端末1から受信した演奏データをミキサー部305に送る制御を行う。
また、通信制御部201は、演奏データ送受信部305から演奏データを受け取り、ネットワーク5を介して利用者端末1とデータサーバ装置3に送信する。
【0059】
認証要求部302は、ネットワーク5を介して利用者端末1から予約IDと特番アクセス・パスワードを含む認証依頼を受け取り、利用者端末1から受け取った認証依頼から予約IDと特番アクセス・パスワードを抽出する。
また、認証要求部302は、抽出された予約IDと特番アクセス・パスワードの含まれる認証要求を、ネットワーク5を介してデータサーバ装置3に発行する。
また、認証要求部302は、認証結果が含まれる認証要求に対する応答を、ネットワーク5を介してデータサーバ装置3から受け取り、データサーバ装置3から受け取った認証要求の応答から認証結果を抽出する。
また、認証要求部302は、抽出された認証結果が認証OKの場合、利用者端末1との接続を開始し、抽出された認証結果が認証NGの場合、利用者端末1との接続を許可しない。
また、認証要求部302は、抽出された認証結果OKかNGを含む認証依頼に対する応答を、ネットワーク5を介して利用者端末1に発行する。
【0060】
利用終了通知部303は、ネットワーク5を介して利用者端末1から利用終了を受け取り、利用者端末1から受け取った利用終了をネットワーク5を介してデータサーバ装置3に発行する。
また、利用終了部303は、ネットワーク5を介してデータサーバ装置3が発行した利用終了に対する応答を受け取り、利用者端末1との接続を終了する。
【0061】
次に、第1の実施形態において、本合奏システムの利用手順を、図3のフローチャートを用いて説明する。
まず、本合奏システム利用に際して、画像表示装置26上に表示されている操作メニューG13の利用者操作に応じて加入者名を含む登録依頼を生成し、利用者端末1の登録依頼部16に送る。
次に、利用者端末1の登録依頼部16は、生成された加入者名を含む登録依頼を、ネットワーク5を介してサーバ装置2に発行する(ステップS1)。
【0062】
サーバ装置2の登録要求部102は、ネットワーク5を介して利用者端末1から加入者名を含む登録依頼を受け取る。
サーバ装置2の登録要求部102は、利用者端末1から受け取った登録依頼から加入者名を抽出し、抽出された加入者名を含む登録要求を、ネットワーク5を介してデータサーバ装置3に発行する(ステップS2)。
【0063】
データサーバ装置3の登録受付部202は、ネットワーク5を介してサーバ装置2から加入者名を含む登録要求を受け取る。
データサーバ装置3の登録受付部202は、サーバ装置2から受け取った登録要求から加入者名を抽出する。
また、データサーバ装置3の登録受付部202は、サーバ装置2から登録要求を受け取った後、加入者IDとWebパスワードを生成する。
また、データサーバ装置3の登録受付部202は、生成された加入者IDとWebパスワードを、抽出された加入者名と関連付けて利用者データ記憶部203に記憶する(ステップS3)。
【0064】
また、データサーバ装置3の登録受付部202は、生成された加入者IDとWebパスワードを含む登録要求に対する応答を生成し、サーバ装置2に発行する(ステップS4)。
【0065】
サーバ装置2の登録受付部102は、ネットワーク5を介してデータサーバ装置3から受け取った加入者IDとWebパスワードを含む登録要求に対する応答から、加入者IDとWebパスワードを抽出する。
また、サーバ装置2の登録受付部102は、抽出された加入者IDとWebパスワードを利用者端末1から受け取った登録依頼に対する応答として、ネットワーク5を介して利用者端末1に発行する(ステップS5)。
【0066】
利用者端末1の登録依頼部16は、ネットワーク5を介してサーバ装置2から受け取った加入者IDとWebパスワードを含む登録依頼に対する応答から、加入者IDとWebパスワードを抽出する。
抽出された加入者IDとWebパスワードは、利用者により、例えば紙にメモをする等により安全な場所に保管される。
【0067】
次に、本合奏システム利用予約に際して、画像表示装置26上に表示されている操作メニューG13の利用者操作に応じて予約日時と予約回線数とミキシング・モードと加入者IDを含む利用予約依頼を生成し、利用者端末1の予約依頼部17に送る。
なお、予約回線数は、本システムを利用して、合奏に参加する人数に基づく数で、例えば5人で合奏を行う場合は、予約回線数=5とする。
また、利用者端末1の予約依頼部17は、生成された利用予約依頼を、ネットワーク5を介してサーバ装置2に発行する(ステップS6)。
【0068】
サーバ装置2の予約要求部102は、ネットワーク5を介して利用者端末1から受け取った予約日時と予約回線数とミキシング・モードと加入者IDを含む利用予約依頼を、ネットワーク5を介してデータサーバ装置3に発行する(ステップS7)。
【0069】
データサーバ装置3の利用予約受付部204は、ネットワーク5を介してサーバ装置2から受け取った予約日時と予約回線数とミキシング・モードと加入者IDを含む利用予約要求から、予約日時と予約回線数とミキシング・モードと加入者IDを抽出する。
また、データサーバ装置3の利用予約受付部204は、利用予約要求から抽出された予約日時を予約情報データ記憶部205に参照し、同じ日時に他の予約が入っていないか否か確認する。
データサーバ装置3の利用予約受付部204が予約情報データ記憶部205に参照により、同じ日時に他の予約が入っていないと確認された場合、データサーバ装置3の利用予約受付部204は、抽出された予約日時と予約回線数とミキシング・モードと加入者IDを関連付けて予約情報データ記憶部205に記憶する。
データサーバ装置3の利用予約受付部204が予約情報データ記憶部205に参照により、同じ日時に他の予約が入っていると確認された場合、データサーバ装置3の利用予約受付部204は、ネットワーク5を介してサーバ装置2に利用予約要求に対する応答である予約不可を発行する。
また、データサーバ装置3の利用予約受付部204は、抽出されたミキシング・モードに基づき、音声データのみのミキシングを行うのか、音声と画像データのミキシングを行うのか判別する。
また、データサーバ装置3の利用予約受付部204は、ミキシング・モードの判別結果に基づき、音声データのみのミキシング・モードの場合は、音声データのみのミキシングを行う際に利用者端末1が接続を行う専用アドレスである特番(音のみ)を、特番データ記憶部206から読み出す。
また、データサーバ装置3の利用予約受付部204は、ミキシング・モードの判別結果に基づき、音声データと画像データのミキシング・モードの場合は、音声と画像データのミキシングを行う際に利用者端末1が接続を行う専用アドレスである特番(音+画像)を、特番データ記憶部206から読み出す。
また、データサーバ装置3の利用予約受付部204は、専用アドレスである各特番にアクセスするための特番アクセス・パスワードと予約IDを生成する。
また、データサーバ装置3の利用予約受付部204は、生成された特番アクセス・パスワードと特番データ記憶部206から読み出した特番を、予約情報データ記憶部205に記憶されている予約日時と予約回線数とミキシング・モードと加入者IDに関連付けて記憶する(ステップS8)。
【0070】
データサーバ装置3の利用予約受付部204は、生成された予約IDと特番アクセス・パスワードと特番データ記憶部206から読み出した特番を、ネットワーク5を介してサーバ装置2に利用予約要求に対する応答として発行する(ステップS9)。
【0071】
サーバ装置2の予約要求部102は、ネットワーク5を介してデータサーバ装置3から特番と特番アクセス・パスワードと予約IDを含む利用予約要求に対する応答を受け取り、受け取った利用要求に対する応答をネットワーク5を介して利用者端末1に発行する(ステップS10)。
利用者端末1の予約依頼部17は、ネットワーク5を介して受け取った特番と特番アクセス・パスワードと予約IDを含む利用予約依頼に対する応答を受け取る。
また、利用者端末1の予約依頼部17は、受け取った利用予約依頼の応答から、特番と特番アクセス・パスワードと予約IDを抽出し、画像出力部14に送り画像表示装置26に表示する。
【0072】
次に、利用者は予約した日時に、利用者端末1の画像表示装置26上に表示されている操作メニューG13に応じて、予約IDと特番アクセス・パスワードを入力装置27から入力する。
利用者端末1の認証依頼部18は、特番アクセス・パスワードを含む認証依頼を生成し、生成された認証依頼をネットワーク5を介してミキシング装置4に発行する(ステップS11)。
【0073】
ミキシング装置4の認証要求部302は、ネットワーク5を介して利用者端末1から受け取った予約IDと特番アクセス・パスワードを含む認証依頼を受け取る。
また、ミキシング装置4の認証要求部302は、利用者端末1から受け取った予約IDと特番アクセス・パスワードを含む認証依頼から予約IDと特番アクセス・パスワードを抽出し、認証依頼から抽出された予約IDと特番アクセス・パスワードを含む認証要求を、ネットワーク5を介してデータサーバ装置3に発行する(ステップS12)。
【0074】
データサーバ装置3の認証部207は、ネットワーク5を介してミキシング装置4から予約IDと特番アクセス・パスワードを含む認証要求を受け取る。
また、データサーバ装置3の認証部207は、受け取った予約IDと特番アクセス・パスワードを含む認証要求から予約IDと特番アクセス・パスワードを抽出する。
また、データサーバ装置3の認証部207は、ミキシング装置4から認証要求を受け取った日時を取得する。
また、データサーバ装置3の認証部207は、予約情報データ記憶部205に抽出した予約IDと特番アクセス・パスワードとが関連付けられて記憶されているか照合する。
予約情報データ記憶部205への照合により、予約情報データ記憶部205に抽出した予約IDと特番アクセス・パスワードとが関連付けられて記憶されている場合は、データサーバ装置3の認証部207は、予約情報データ記憶部205から加入者IDと予約回線数と予約日時を取得する。
予約情報データ記憶部205への照合により、関連付けられて記憶されていない場合は、データサーバ装置3の認証部207は、認証結果NGとする。
次に、データサーバ装置3の認証部207は、ミキシング装置4から認証要求を受け取った日時が、予約情報データ記憶部205から取得した予約日時と合致するか確認し、合致する場合、認証結果OKとする。
また、データサーバ装置3の認証部207は、ミキシング装置4から認証要求を受け取った日時が、予約情報データ記憶部205から取得した予約日時と合致するか確認し、合致しない場合、認証結果NGとする。
【0075】
また、認証結果がOKの場合、データサーバ装置3の認証部207は、利用者端末1がアクセスしているミキシング装置4の専用アドレスである特番を取得し、取得した特番からミキシング・モードを判別する。
また、認証結果がOKの場合、データサーバ装置3の認証部207は、予約情報データ記憶部205から取得した加入者IDと予約回線数、および受け取った認証要求から抽出された予約IDと特番アクセス・パスワード、およびミキシング装置4から認証要求を受け取った日時を合奏開始時間として、これらを関連付けて演奏データ記憶部208に記憶する。
また、認証結果がOKの場合、データサーバ装置3の認証部207は、判別されたミキシング・モードに基づき、音声データのみミキシングの場合は録音データ有と録画データ無の設定をデータ記憶部208に記憶する。
また、認証結果がOKの場合、データサーバ装置3の認証部207は、判別されたミキシング・モードに基づき、音声と画像データをミキシングの場合は録音データ無と録画データ有の設定を演奏データ記憶部208に記憶する(ステップS13)。
【0076】
データサーバ装置3の認証部207は、認証結果がOKの場合、認証結果OKと予約情報データ記憶部205から取得した予約日時を、認証要求に対する応答としてネットワーク5を介してミキシング装置4に発行する。
また、データサーバ装置3の認証部207は、認証結果がNGの場合、認証結果NGを、認証要求に対する応答としてネットワーク5を介してミキシング装置4に発行する(ステップS14)。
【0077】
ミキシング装置4の認証要求部302は、ネットワーク5を介してデータサーバ装置3から認証結果と予約日時を含む認証要求に対する応答の認証結果を受け取る。
また、ミキシング装置4の認証要求部302は、データサーバ装置3から受け取った認証結果から認証結果と予約日時を抽出する。
また、ミキシング装置4の認証要求部302は、抽出された認証結果がOKの場合は、利用者端末1からミキサー表示部304の操作を許可する。
また、ミキシング装置4の認証要求部302は、抽出された認証結果を含む認証依頼に対する応答を、ネットワーク5を介して利用者端末1に発行する。
また、ミキシング装置4の認証要求部302は、抽出された予約日時に基づき、本合奏システムの予約終了日時を利用終了通知部303に送る。
また、ミキシング装置4の利用終了通知部303は、受け取った利用終了日時に基づき、終了時間を図示しないタイマーで監視する。
一方、ミキシング装置4の認証要求部302は、抽出された認証結果がNGの場合は、利用者端末1からのミキサー表示部304への操作を許可しない(ステップS15)。
【0078】
利用者端末1の認証依頼部18は、ネットワーク5を介してミキシング装置4から受け取った認証結果を含む認証依頼に対する応答を受け取り、画像表示部14に送り画像表示装置26に認証結果を表示する。
ミキシング装置4から受け取った認証結果がOKの場合、利用者端末1の認証依頼部18は、利用者端末1に接続されている画像表示装置26上のミキサー操作部の操作を有効にする。
ミキシング装置4から受け取った認証結果がNGの場合、利用者端末1の認証依頼部18は、利用者端末1に接続されている画像表示装置26上に認証結果NGを表示する。
【0079】
利用者端末1の音声入力部11と画像入力部12から入力された演奏データを、ネットワーク5を介してミキシング装置4に送信する。
ミキシング装置4の演奏データ送受信部305は、ネットワーク5を介して利用者端末1から演奏データを受け取る。
また、ミキシング装置4の演奏データ送受信部305は、利用者端末1から受け取った演奏データをミキサー部304に送る。
ミキシング装置4のミキサー部304は、複数の利用者端末1から受け取った演奏データを合成する。
また、ミキシング装置4のミキサー部304は、合成された演奏データを、演奏データ送受信部305に送る。
ミキシング装置4の演奏データ送受信部305は、ネットワーク5を介して合成された演奏データを利用者端末1に送信する(ステップS16)。
【0080】
ミキシング装置4の演奏データ送受信部305は、合成された演奏データをデータサーバ装置3にネットワーク5を介して送信する(ステップS17)。
【0081】
データサーバ装置3の演奏データ送受信部210は、ネットワーク5を介してミキシング装置4から演奏データを受信する。
また、データサーバ装置3の演奏データ送受信部210は、ミキシング・モードが音声のみミキシングの場合は、ミキシング装置4から受信した演奏データから音声データを分離して、音声データのみ演奏データ記憶部208に記憶する。
また、データサーバ装置3の演奏データ送受信部210は、ミキシング・モードが音声と画像データのミキシングの場合は、ミキシング装置4から受信した演奏データを演奏データ記憶部208に記憶する(ステップS18)。
【0082】
利用者端末1のミキサー操作部19は、本合奏システムの予約時に設定したミキシング・モードに基づき、音声データのみミキシング操作か、音声データと画像データの両方のミキシング操作か、図示しないマウスやキーボード等の入力装置27からの入力によりミキシング操作が行われる。
利用者端末1のミキサー操作部19は、外部入力装置27から制御された音量調整値を画像表示装置26上のミキサー表示部G4の音量調整ボリュームG6に反映して図示化して表示する。
また、利用者端末1のミキサー操作部19は、外部入力装置27から制御された音量調整値を、ミキシング装置4に発行する(ステップS19)。
【0083】
ミキシング装置4のミキサー表示部304は、ネットワーク5を介して利用者端末1から音量調整値を受け取る。
また、ミキシング装置4のミキサー表示部304は、利用者端末1から受け取った音量調整値に基づき、利用者端末1から受信した音声データの音声レベルを調整する。
また、ミキシング装置4のミキサー表示部304は、合奏に参加している複数の利用者端末1から受け取った各音量調整量に基づき、各利用者端末1から受信した各音声データの音声レベルを調整する(ステップS20)。
【0084】
ミキシング装置4のミキサー表示部304は、合奏に参加している複数の利用者端末1から受け取った各音量調整量を含む音量状態通知を合奏に参加している複数の各利用者端末1にネットワーク5を介して発行する(ステップS21)。
【0085】
利用者端末1のミキサー操作部19は、ネットワーク5を介してミキシング装置4から合奏に参加している他の演奏者の各音量調整量を含む音量状態通知を受け取る。
また、利用者端末1のミキサー操作部19は、ミキシング装置4から受け取った音量状態通知から、合奏に参加している他の演奏者の各音量調整量を抽出する。
また、利用者端末1のミキサー操作部19は、抽出された合奏に参加している他の演奏者の各音量調整量に基づき、画像表示装置26上のミキサー表示部G4とG7とG10のレベルメータG5とG8とG11、および音量調整ボリュームG6とG9とG12に反映して図示化して表示する。
【0086】
利用者は合奏が終了したら、利用者端末1の画像表示装置26上の操作メニューG13から、利用終了を選択し、ネットワーク5を介してミキシング装置4に利用終了依頼を発行する。
ミキシング装置4の利用終了通知部303は、ネットワーク5を介して利用者端末1から利用終了依頼を受け取り、利用者端末1との接続を解除する。
また、ミキシング装置4の利用終了通知部303は、図示しないタイマーにより認証要求部302から受け取った利用終了時間になった場合に、利用時間が終了したことを利用者端末1に発行し、利用者端末1との接続を解除する(ステップS22)。
【0087】
ミキシング装置4の利用終了通知部303は、利用終了通知部303の図示しないタイマーにより利用終了時間になった時か、利用者端末1から利用終了依頼を受け取った時に、
データサーバ装置3に発行する(ステップS23)。
【0088】
データサーバ装置3の利用終了受付部209は、ネットワーク5を介してミキシング装置4から受け取った利用終了通知を受け取る。
また、データサーバ装置3の利用終了受付部209は、利用終了通知を受け取った日時を取得し、演奏データ記憶部208の合奏終了日時として記憶する。
データサーバ装置3の利用終了受付部209は、受け取った利用終了通知に基づき、本合奏システムが使用した予約IDに関連付けられた予約情報を、予約情報データ記憶部205から削除する(ステップS24)。
【0089】
データサーバ装置3の利用終了受付部209は、利用終了の手続きが完了したことによる利用終了をミキシング装置4にネットワーク5を介して発行する(ステップS25)。
【0090】
利用者は、合奏終了後、合奏で作成された録音データもしくは録画データのダウンロードを希望する場合は、利用者端末1の画像表示装置26上の操作メニューG13から、録音データか録画データかのダウンロードの種類を選択する。
利用者によりダウンロードの種類が選択された場合、利用者端末1のダウンロード依頼部20は、ネットワーク5を介してサーバ装置2にダウンロードの種類を含むダウンロード依頼を発行する(ステップS26)。
【0091】
サーバ装置2のダウンロード要求部105は、ネットワーク5を介して利用者端末1からダウンロードの種類を含むダウンロード依頼を受け取る。
また、サーバ装置2のダウンロード要求部105は、利用者端末1から受け取ったダウンロード依頼により、演奏データ取得要求をデータサーバ装置3に発行する(ステップS27)。
【0092】
データサーバ装置3のダウンロード受付部211は、ネットワーク5を介してサーバ装置2から受け取ったダウンロードの種類を含む演奏データ取得要求を受け取る。
また、データサーバ装置3のダウンロード受付部211は、受け取った演奏データ取得要求からダウンロードの種類を抽出する。
また、データサーバ装置3のダウンロード受付部211は、抽出されたダウンロードの種類に基づき、演奏データ記憶部208から録音データか録画データを読み出し、演奏データ送受信部210に送る(ステップS28)。
【0093】
データサーバ装置3の演奏データ送受信部210は、受け取った録音データか録画データをサーバ装置2に送信する(ステップS29)。
【0094】
サーバ装置2の演奏データ送受信部104は、ネットワーク5を介してデータサーバ装置3から録音データか録画データを受信する。
サーバ装置2の演奏データ送受信部104は、データサーバ装置3から受信した録音データか録画データを、ネットワーク5を介して利用者端末1に送信する(ステップS30)。
【0095】
利用者端末1のダウンロード操作が完了した後、データサーバ装置3の課金データ生成部212は、利用状態である予約回線数とミキシング・モード、録音データ有無と録画データ有無を演奏データ記憶部208に参照し、演算された利用時間と利用状態に基づき、予め定められた料金表などから使用料金である課金データを生成する(ステップS31)。
【0096】
データサーバ装置3の課金データ生成部212は、生成された課金データを、ネットワーク5を介してサーバ装置2に発行する(ステップS32)。
【0097】
サーバ装置2の課金データ受付部106は、ネットワーク5を介してデータサーバ装置3から課金データを受け取る。
また、サーバ装置2の課金データ受付部106は、データサーバ装置3から受け取った課金データを利用料金としてネットワーク5を介して利用者端末1に発行する(ステップS33)。
【0098】
利用者端末1の課金データ部28は、ネットワーク5を介してサーバ装置2から利用料金を受け取り、サーバ装置2から受け取った利用料金を画像出力部14に送り、画像表示装置26上に表示する。
【0099】
[第2実施形態]
次に、図8〜10を用いて第2の実施形態について説明する。
図8のように、ネットワーク5には、同じ構成の3台の利用者端末1、利用者端末6、利用者端末7が接続されている。
利用者端末1は利用者1が操作を行い、利用者端末6は利用者2が操作を行い、利用者端末7は利用者3が操作を行う。
各利用者端末1、利用者端末6、利用者端末7の内部構造において、第1の実施形態との違いは、ミキシング設定部401、ミキシング設定部402、ミキシング設定部403であり、他は同一のため説明は省略する。
【0100】
ミキシング設定部401は、利用者1が、利用者端末6と利用者端末7のミキサー操作部19の操作を行うか否かのミキシング設定を行う。
また、ミキシング設定部401は、設定されたミキシング設定をネットワーク5を介してミキシング装置4、および利用者端末6と利用者端末7に発行する。
【0101】
次に、第2の実施形態の本合奏システムの利用手順を、図9と図10のフローチャートを用いて説明する。なお、第1の実施形態と同じ手続きについては、図3と同じ番号を用い、説明は省略する。
【0102】
図9のステップS1〜ステップS18までは、第1の実施形態と同様に行う。
【0103】
次に、利用者1は、利用者端末1に接続されている画像表示装置26上の操作メニューG13を操作して、利用者1が利用者端末6と利用者端末7のミキサー操作部19の操作を行うようにミキシング設定を行う。
次に、利用者端末1のミキサー設定部401は、設定されたミキシング設定を、ネットワーク5を介してミキシング装置4にミキシング設定依頼として発行する(ステップS101)。
【0104】
ミキシング装置4のミキサー表示部304は、ネットワーク5を介して利用者端末1からミキシング設定依頼を受け取る。
また、ミキシング装置4のミキサー部304は、利用者端末1から受け取ったミキサー設定依頼に基づき、利用者端末6からの音量調整量と利用者端末7からの音量調整量を受け付けないように設定し、利用者端末1から、全ての利用者端末のミキサー操作部19で音量調整を行えるように設定する。
また、ミキシング装置4のミキサー部304は、設定されたミキシング設定内容を含むミキシング設定通知を、利用者端末1と利用者端末6と利用者端末7にネットワーク5を介して発行する(ステップS102、S103、S104)。
【0105】
利用者端末1ミキサー設定部401は、ネットワーク5を介してミキシング装置4からミキシング設定通知を受け取り、ミキシング設定内容を抽出して、ミキサー操作部19に送る。
同様に、利用者端末2ミキサー設定部402は、ネットワーク5を介してミキシング装置4からミキシング設定通知を受け取り、ミキシング設定内容を抽出して、ミキサー操作部19に送る。
同様に、利用者端末3ミキサー設定部403は、ネットワーク5を介してミキシング装置4からミキシング設定通知を受け取り、ミキシング設定内容を抽出して、ミキサー操作部19に送る。
【0106】
次に、利用者端末1のミキサー操作部19は、画像表示装置27上のミキサー表示部G4とG7とG10にて、利用者端末1の音量調整を音量調整ボリュームG6で行い、利用者端末2の音量調整を音量調整ボリュームG9で行い、利用者端末3の音量調整を音量調整ボリュームG13で行い、各利用者端末の音量調整量を、ネットワーク5を介してミキシング装置4に発行する(ステップS104)。
【0107】
次に、図10のように、ミキシング装置4のミキサー表示部304は、ネットワーク5を介して利用者端末1から受け取った利用者端末1と利用者端末6と利用者端末7の音量調整量に基づき、音量を調整して合成する。
また、ミキシング装置4のミキサー部304は、各利用者端末の音量調整量を、ネットワーク5を介して利用者端末1と利用者端末6と利用者端末7に発行する(ステップS21、S106、S107)。
【0108】
利用者端末1のミキサー操作部19は、ネットワーク5を介してミキシング装置4から受け取った合奏に参加している他の演奏者の各音量調整量に基づき、画像表示装置26上のミキサー表示部G4とG7とG10のレベルメータG5とG8とG11、および音量調整ボリュームG6とG9とG12に反映して図示化して表示する。
同様に、利用者端末2および利用者端末3のミキサー操作部19は、ネットワーク5を介してミキシング装置4から受け取った合奏に参加している他の演奏者の各音量レベル値に基づき、画像表示装置26上のミキサー表示部G4とG7とG10のレベルメータG5とG8とG11、および音量調整ボリュームG6とG9とG12に反映して図示化して表示する。
【0109】
以下、ステップS22〜ステップS33は、第1の実施形態と同様に行われるため、説明を省略する。
【0110】
なお、第1および第2の実施形態では、ミキシング装置4の利用終了通知部303が、利用終了時間になったことを利用者端末1に通知する例について説明したが、例えば、終了時間の5分前等の一定時間前に通知するようにしても良く、あるいは、利用者端末1から終了時間の何分前に通知を受け取るか設定するようにしても良い。
【0111】
また、利用者端末1が合奏を開始した時、もしくは合奏中にデータサーバ装置3の認証部207が、予約情報データ記憶部205を照合して、予約されている日時以降に他の予約が行われていないかを確認して、利用延長が可能か否かと延長可能時間を、ミキシング装置4からの認証要求に対する応答と一緒に発行するようにしても良い。
この場合、ミキシング装置4の認証要求部302は、データサーバ装置3から利用延長が可能か否かと延長可能時間を受け取り、利用者端末1へ認証依頼に対する応答と合わせて発行しても良く、または合奏中に音量データ値と合わせて、適時、利用者端末1に発行するようにしても良い。
利用者端末1の認証依頼部18は、ミキシング装置4から受け取った利用延長が可能か否かと延長可能時間を、画像出力部14に送り、画像表示装置26上に表示する。利用者は、画像表示装置上のこの表示を確認して、必要に応じて画像表示装置26上の操作メニューG13から延長利用が可能な場合に延長手続きを行えるようにしても良い。
【0112】
また、第1および第2の実施形態では、利用者端末1のミキサー操作部19で音量を調整する例について説明したが、左右のバランスを調整するようにしても良い。
また、音声データの調整に限らず、画像データに関しても、明るさ色合いなどの調整、他の合奏者の画像とオーバーレイ表示もしくは分割表示、画像の表示位置なども調整するようにしても良い。
【0113】
また、第2の実施形態では、利用者端末1のミキサー操作部19で音量を調整する例について説明したが、ネットワークに接続されている利用者端末1と利用者端末6と利用者端末7のミキサー操作部19の操作は、他の端末である利用者端末6と利用者端末7が行うように利用者端末6のミキシング設定部402または利用者端末6のミキシング設定部403で設定を行い、ステップS101でミキシング装置4に発行し操作を行うようにしても良い。
【0114】
また、第1および第2の実施形態では、複数の利用者端末1からの音声データと画像データをミキシング装置4に送信し、ミキシング装置4が各々のデータを受信して、受信された音声データを合成し受信された画像データを合成し、演奏データである合成された音声データと合成された画像データをデータサーバ装置201に送信し、ミキシング装置4から受信した演奏データをデータサーバ装置201で記録する例について説明した。
利用者端末1の環境等により、ネットワーク5の負荷を軽減したい場合には、利用者端末1から音声データのみをミキシング装置4に送信し、利用者端末1から受信した音声データをミキシング装置4が合成し、合成された音声データをデータサーバ装置201に送信し、ミキシング装置4から受信した音声データのみをデータサーバ装置201で記録するようにしても良い。
【0115】
なお、第1および第2の実施形態の図1および図8の機能の全て、もしくは一部を、利用者端末1または利用者端末6または利用者端末7またはミキシング装置4またはサーバ装置2またはデータサーバ装置3の図示しないCPU(中央演算装置)に接続されたROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)もしくはUSB I/Fを介して接続されるUSBメモリー等に保存されているプログラムにより実行することも可能である。
【0116】
以上、本発明によれば、利用者は利用者端末1で演奏中に音量調整を行い、行われた音量調整量を、ネットワークを介しミキシング装置4に発行する。また、ミキシング装置4は合奏に参加している複数の利用者端末1から受け取った各音量調整量に基づき、各利用者端末1から受信した各音声データの音声レベルを調整するようにしたので、演奏中に利用者が自由に音量調整を行うことが可能になった。
【0117】
また、第2の実施形態によれば、各利用者端末1にミキシング設定部401〜403を備え、ネットワーク5を介して接続されているミキシング装置4に対して、利用者端末1か利用者端末6か利用者端末7のどの端末から音量調整等を行うか設定するようにしたので、複数の利用者端末1と6と7の利用者1と2と3が同時に音量調整を行ってしまうことを防ぐことが可能になった。
【0118】
また、第2の実施形態によれば、複数の利用者端末1と6と7の利用者1と2と3が、各自好みの音量調整をし続けることにより、全体の音量が大きくなりすぎることを防ぎ、各利用者間の音量バランスがまとまらなくなることを防ぐことが可能になった。
【符号の説明】
【0119】
1・・・利用者端末
2・・・サーバ装置
3・・・データサーバ装置
4・・・ミキシング装置
5・・・ネットワーク
11・・・音声入力部
12・・・画像入力部
13・・・音声出力部
14・・・画像出力部
15、101、201、301・・・通信制御部
16・・・登録依頼部
17・・・予約依頼部
18・・・認証依頼部
19・・・ミキサー操作部
20・・・ダウンロード依頼部
21・・・演奏データ受信部
22・・・音声・画像記憶部
23・・・音声入力装置
24・・・画像入力装置
25・・・音声再生装置
26・・・画像表示装置
27・・・入力装置
28・・・利用料金部
102・・・登録要求部
103・・・予約要求部
104、210、305・・・演奏データ送受信部
106・・・課金データ受付部
202・・・登録受付部
203・・・利用者データ記憶部
204・・・利用予約受付部
205・・・予約情報データ記憶部
206・・・特番データ記憶部
207・・・認証部
208・・・演奏データ記憶部
209・・・利用終了受付部
211・・・ダウンロード受付部
212・・・課金データ生成部
303・・・利用終了通知部
302・・・認証要求部
304・・・ミキサー表示部
401、402、403・・・ミキシング設定部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
演奏データの合成に関する設定情報を生成する利用者端末の合成情報生成手段と、
前記利用者端末の前記合成情報生成手段で生成された演奏データの合成に関する情報を、ネットワークを介して接続されている演奏データの合成を行うミキシング装置に送信する前記利用者端末の合成情報送信手段と、
前記合成情報送信手段からの前記演奏データの合成に関する情報を受信する前記ミキシング装置の合成情報受信手段と、
前記合成情報受信手段で受信した前記演奏データの合成に関する情報に基づき、複数の利用者端末からの演奏データの合成を行う前記ミキシング装置の演奏データ合成手段と、
前記ミキシング装置の演奏データ合成手段で生成された前記演奏データを前記利用者端末に送信する合成演奏データ送信手段と、
を備えることを特徴とする合奏システム。
【請求項2】
前記利用者端末の演奏データの合成に関する設定情報は、
音量を可変する音量可変情報、
または左右のバランス比を調整する音量調整情報、
または画質を調整する画質調整情報、
または画像位置を調整する画像位置調整情報、
または画像オーバーレイの度合いを調整する画像オーバーレイの度合い調整情報
の少なくとも1つ
を備えることを特徴とする請求項1に記載の合奏システム。
【請求項3】
前記合成情報受信手段で受信した前記演奏データの合成に関する設定情報を、前記利用者端末に送信する合成情報送信手段と、
を備えることを特徴とする請求項1から2のいずれか1項に記載の合奏システム。
【請求項4】
前記ミキサー装置の演奏データ合成手段で合成した演奏データを記憶する前記ミキサー装置の合成演奏データ記憶手段と、
を備えることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の合奏システム。
【請求項5】
前記ミキサー装置の合成演奏データ記憶手段は、ネットワークを介して接続されている記憶装置に記憶する合成演奏データ外部記憶手段と、
を備えることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の合奏システム。
【請求項6】
前記ミキサー装置の合成演奏データ記憶手段は、演奏データの音声データと画像データを分離し、異なる記憶部に記憶する前記ミキサー装置の合成演奏データ分離記憶手段と、
を備えることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の合奏システム。
【請求項7】
前記ミキサー装置の合成演奏データ記憶手段で記憶した演奏データを読み出し、前記利用者端末に送信する前記ミキサー装置のデータ送信手段と、
を備えることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の合奏システム。
【請求項8】
ネットワークを介して接続されている利用者端末の演奏データの合成に関する設定情報を受信する合成情報受信手段と、
前記合成情報受信手段で受信した前記演奏データの合成に関する設定情報に基づき、前記前記演奏データの合成を行う演奏データ合成手段と、
前記演奏データ合成手段で合成された前記演奏データを前記利用者端末に送信する合成演奏データ送信手段と、
を備えることを特徴とする合奏装置。
【請求項9】
演奏データの合成に関する設定情報を生成する合成情報生成手段と、
前記合成情報生成手段で生成された演奏データの合成に関する設定情報を、ネットワークを介して接続されている演奏データの合成を行うミキシング装置に送信する前記利用者端末の合成情報送信手段と、
前記ミキシング装置で合成された前記演奏データを受信する合成演奏データ受信手段と、
を備えることを特徴とする合奏装置。
【請求項10】
演奏データの合成に関する設定情報を生成する利用者端末の合成情報生成工程と、
前記利用者端末の前記合成情報生成工程で生成された演奏データの合成に関する設定情報を、ネットワークを介して接続されている演奏データの合成を行うミキシング装置に送信する前記利用者端末の合成情報送信工程と、
前記合成情報送信工程からの前記演奏データの合成に関する設定情報を受信する前記ミキシング装置の合成情報受信工程と、
前記合成情報受信工程で受信した前記演奏データの合成に関する設定情報に基づき、前記演奏データの合成を行う前記ミキシング装置の演奏データ合成工程と、
前記ミキシング装置の演奏データ合成工程で生成された前記演奏データを前記利用者端末に送信する合成演奏データ送信工程と、
を備えることを特徴とする合奏方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2011−75652(P2011−75652A)
【公開日】平成23年4月14日(2011.4.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−224683(P2009−224683)
【出願日】平成21年9月29日(2009.9.29)
【出願人】(000004237)日本電気株式会社 (19,353)
【Fターム(参考)】