説明

合成液体炭化水素の製造方法およびフィッシャー−トロプシュ合成用反応器

本発明は石油化学、ガス化学、石炭化学に関し、特にフィッシャートロプシュ反応下でのCOおよびHからのC以上の炭化水素の合成に関する;本発明は合成液体炭化水素を製造する方法および系に関する。合成液体炭化水素の製造方法は、冷却液をシェルに供給する垂直式シェルアンドチューブ型反応器中、固定触媒床でのフィッシャートロプシュ反応下、合成ガスの触媒による転化により提供され、合成ガス転化率が60〜80%に達するとすぐに、圧力勾配を前記チューブに沿って0.1bar/m未満まで低下させ、該値を全工程中、維持する。フィッシャートロプシュ合成用反応器はシェル内にある触媒を備えた複数のチューブを有し、チューブ出口の直径の、チューブ入口の直径に対する比率が1.5/1〜2.5/1である。本発明は触媒床で最適温度範囲を達成できる;熱移動および物質移動を改善し、チューブ底部での液体生成物の蓄積を防止する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、石油化学、ガス化学、石炭化学に関し、特にフィッシャー−トロプシュ反応下におけるCOおよびHからのC以上の炭化水素の合成に関するものである;本発明は、合成液体炭化水素(synthetic liquid hydrocarbons)を製造するための方法および系を開示する。
【背景技術】
【0002】
フィッシャー−トロプシュ法は前世紀において発展し、その工業的生産がすぐに広まった。歴史的には、当該合成は固定床反応器において達成された後、触媒効率の上昇に対する要求および熱除去に関して生じる問題を解決する必要性により、それまで以上に複雑な設計の反応器において達成された。
【0003】
フィッシャー−トロプシュ合成はメンデレーエフの元素の周期表のVIII族から選択される金属に基づく触媒の上で高圧力にて行われる;当該方法は発熱性である。
【0004】
フィッシャー−トロプシュ法における触媒床は通常、反応容積中における触媒活性成分の濃度が高いこと;触媒粒子の粒径が小さいこと;触媒床の熱伝導率が高いこと;気体−液体界面相の表面積が広いこと;および最後に、流体規則性(flow regime)が理想的な差込形(plug-in)に近いこと;により特徴付けられることが、要求されている。これら全ての要求は、触媒の選択と反応器設計の選択との間で相互関係が強いことを明示している。
【0005】
流動化式反応器、スラリー相反応器および固定床反応器においては、技術的に不均質な発熱工程が行われ得ることがよく知られている。
【0006】
固定床反応器は、主要な構造上の解決が簡単にかつ細部までうまくいくので、触媒技術の分野において最も一般的な接触系(encountered systems)である。このような反応器は、少なくとも2種の相、すなわち反応混合物が気体および/または液体の形態で間を流れる触媒の固形粒子および空間、から構成される不均質な系を反応チューブの内側に有するものである。触媒表面で化学的転化が起こると同時に、反応器中において、反応成分および生成物が床中で移動し、熱が移動し、気体が流れるなどの物理的変化が起こる。
【0007】
触媒床における最適な温度範囲の形成は、触媒式チューブ型反応器の開発に際して専門家が直面する主要な問題のひとつである。最適な温度範囲により、各触媒ペレットにおいて熱移動および物質移動の改善が促進される。
【0008】
当該高効率反応器に限っては、反応チューブからの液体生成物の回収速度が低いことに帰する別の問題が現れている。反応チューブの底部において生成物が蓄積し、その結果、反応器中で圧力差が増大し、反応チューブが充満し、反応が完全に停止する。
【0009】
触媒の固定床を備えた化学的方法のためのチューブ型反応器としても知られているシェル(ハウジング)アンドチューブ型反応器が開示されている(ラスチンスキー(Laschinskiy)A.A.、トルチンスキー(Tolchinskiy)A.R.著、化学装置の設計と計算の原理、L.エンジニアリング・インダストリー発行、1970年、第752頁参照)。このような反応器においては、反応混合物と冷却媒体との間の熱移動は反応器の壁を介して達成される。触媒は小径(2〜8cm)のチューブに充填される;冷却液(例えば高圧スチーム)はチューブ間のスペースを循環する。チューブ型反応器の重要な利点は、冷却用表面の触媒容積に対する比率が他の装置よりもかなり大きいために、触媒から熱を除去する条件が好ましいことである。
【0010】
US22404816号明細書にはシェルアンドチューブ型反応器の変形例が開示されており、当該変形例においては、触媒の固定床を備えたチューブの冷却のために、沸騰液体(その温度は圧力により調整される)が使用されている。発生した過剰な熱は液体蒸発の内熱になる。
【0011】
US7012103号明細書は、シェル(ハウジング)内にある、触媒を備えたチューブ(少なくとも100本のチューブであって、各チューブは2〜5mの高さを有している)、合成ガス入口、冷却液入口、生成物出口およびスチーム出口を有する垂直式シェルアンドチューブ型反応器およびフィッシャー−トロプシュ合成用反応器において、固定触媒床上、フィッシャー−トロプシュ反応下で合成ガスを転化させることにより、合成液体炭化水素を製造する方法に関するものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0012】
【特許文献1】US22404816号明細書
【特許文献2】US7012103号明細書
【非特許文献】
【0013】
【非特許文献1】ラスチンスキーA.A.、トルチンスキーA.R.著、化学装置の設計と計算の原理、L.エンジニアリング・インダストリー発行、1970年、第752頁
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0014】
開示された方法および反応器の主な欠点は、反応チューブから液体生成物を回収する速度が低いことである。反応チューブの底部で生成物が蓄積し、その結果、反応器中で圧力差が増大し、反応チューブが充満し、反応が完全に停止する。
【0015】
当該問題を克服するために一般的に受け入れられる方法としては、供給されるガス流を制限することにより生産性を制限すること(このことは、製造された液体生成物が流れ出るのを実際に可能にする)、または温度を最適な水準を超えて増大させることが挙げられる。後者の方法では、結果として、目標生成物の反応選択性が低下するため、生成物の品質が低下する。
【課題を解決するための手段】
【0016】
本発明は、冷却液をシェルに供給する垂直式シェルアンドチューブ型反応器(a vertical shell and tube reactor)中、固定触媒床でのフィッシャー−トロプシュ反応下で、合成ガスを触媒により転化させることにより、合成液体炭化水素を製造する方法であって、合成ガス転化率が60〜80%に達するとすぐに、前記チューブに沿った圧力勾配を0.1bar/m未満まで低下させ、該値を全工程中、維持する方法に関する。
【0017】
本発明はまた、シェル内にある、触媒を備えた複数のチューブ、合成ガス入口、冷却液入口、生成物出口、および冷却液出口を有するフィッシャー−トロプシュ合成用反応器であって、チューブ出口におけるチューブ直径の、チューブ入口におけるチューブ直径に対する比率が1.5/1〜2.5/1である反応器にも関する。
【0018】
前記触媒を備えた複数のチューブは上端から下方へ向かって拡張している(expandable)ことが好ましい。
【0019】
本発明の1つの好ましい実施態様においては、前記複数のチューブは円筒形状を有し、2つの構成部分から構成されている。
さらには、上部の底部に対する長さ比率は1/1〜3/1が好ましい。
【図面の簡単な説明】
【0020】
本発明の好ましい実施態様および変形例は、以下の図面を参考にした詳細な説明から、当業者に明らかになるだろう。
【図1】図1は本発明のフィッシャー−トロプシュ合成用反応器の概略図である。
【図2】図2は触媒が充填された幾つかのチューブの概略図であり、当該チューブは上端から下方に向かって拡張するように仕上げられている。
【図3】図3は触媒が充填された幾つかのチューブの概略図であり、当該チューブは円筒形状を有し、2つの構成部分から構成されている。
【図4】図4は、既知の方法によるチューブに沿った圧力勾配の挙動と、直径が異なる2つの構成部分から構成されるチューブを備えた実施態様の圧力勾配の挙動との比較グラフである。
【発明を実施するための形態】
【0021】
本発明の発明者等の多くの研究から、固定触媒床でのフィッシャー−トロプシュ反応下で、合成ガスを触媒により転化させることにより合成液体炭化水素を製造する本発明の方法および該方法を実行するための反応器により、液体生成物の高速での回収が可能になること(これにより、液体生成物によるチューブの充満を回避できる)、同時に、高い生産性、すなわち少なくとも2000 l/時のガス時間空間速度(gas hour space velocity)、および触媒床における最適な温度範囲が維持されることを明らかにする。このような事実により、熱移動および物質移動が改善され、チューブ底部での液体生成物の蓄積を回避することができる(当該蓄積は時には当該方法を停止し得るものである)。
【0022】
従って本発明は、冷却液をシェルに供給する垂直式シェルアンドチューブ型反応器中、固定触媒床でのフィッシャー−トロプシュ反応下で、合成ガスを触媒により転化させることにより、合成液体炭化水素を製造する方法であって、合成ガス転化率が60〜80%に達するとすぐに、圧力勾配を前記チューブに沿って0.1bar/m未満まで低下させ、該値を全工程中、維持する方法を提供する。
【0023】
本発明はまた、シェル内にある、触媒を備えた複数のチューブ、合成ガス入口、冷却液入口、生成物出口、および冷却液出口を有するフィッシャー−トロプシュ合成用反応器であって、チューブ出口におけるチューブ直径の、チューブ入口におけるチューブ直径に対する比率が1.5/1〜2.5/1である反応器を開示する。
【0024】
必要とされる直径比率は、前記複数のチューブを上端から下方へ向かって拡張するように仕上げることにより達成することもできるし、または前記複数のチューブが円筒形状を有し、かつ2つの構成部分から構成されるときに達成することもでき、このとき、上部の底部に対する長さ比率は1/1〜3/1が好ましい。
【0025】
はじめに図1を参考にすると、フィッシャー−トロプシュ合成のためのチューブ型固定床式反応器1は、冷却液入口1、冷却液出口2、合成ガス供給用入口3、生成物出口4、触媒が充填された複数のチューブ5を有するものであり、当該チューブはシェル6の内側に収まっている(当該チューブの形態および設計は図示されていない)。
【0026】
図2は、触媒が充填された幾つかのチューブ5を図示し、当該チューブはシェル側(shell side)7内にある;当該チューブは上端から下方へ向かって拡張している。
【0027】
シェル側7内にあり、触媒が充填された幾つかのチューブ5を図3に示す;当該チューブは直径が異なる2つの円筒状部分8および9から構成されている。
【0028】
本発明の方法はこのような反応器において以下のように実施される:
ガス時間空間速度が少なくとも2000 l/時の合成ガスを、触媒が充填された複数のチューブ5へ入口3から供給する。同時に、冷却液(例えば水)を、選択された触媒のフィッシャー−トロプシュ法に最適な温度範囲の下限の温度で入口1からシェル6内に入れる。合成ガスが触媒と接触すると、当該ガスはフィッシャー−トロプシュ反応下で放熱しながら液体炭化水素および水に転化する。発生した熱はチューブの壁を介して除去され、冷却液に移動し、当該冷却液は部分的にスチームに順次、転化されるので、移動した熱は蒸発熱により吸収される。生成物は出口4から出され、使用された冷却液は出口2から出される。
【0029】
実施例で得られた本発明の発明者等の多くの研究の結果から、以下の方法により、チューブ5の触媒床において最適温度範囲を維持することが可能であり、また液体生成物によるチューブの充満を回避することが可能であることが明らかである:合成ガスの転化率が60〜80%に達するとすぐに、圧力勾配を前記チューブに沿って0.1bar/m未満まで低下させ、当該値を全工程中、維持する。
【0030】
本発明の反応器の1つの実施態様は、チューブ出口におけるチューブ直径の、チューブ入口におけるチューブ直径に対する比率が1.5/1〜2.5/1である設計である。
【0031】
このような直径比率においては、上部8を通過する60〜80%の合成ガスは(当該チューブが幾つかの構成部分から構成される場合)、液体生成物に転化する。得られた気体−液体混合物はチューブ5の底部9に入り、そこで、合成ガスのさらなる転化が80〜96%の範囲まで起こる。直径がより大きい底部9により、本方法は熱安定性の規則性(regime)から部分的にはずれるものであり、このような事実は理論的に以下の参考文献に基づいている(デレビッヒ(Derevich)I.V.等著、フィッシャー−トロプシュ合成用反応器における熱移動および物質移動の数学的シミュレーションおよび実験的に設定するための新規アプローチ:ガス化学の発展における現在の傾向、ブラッドイミロフ(Vladimirov)A.I.およびラピダス(Lapidus)A.L.編集、ガス化学モスクワセミナーの手引き、2006〜2007年、第4版、モスクワ、I.M.ガブキン・ロシアン・ステート・ユニバーシティー・オブ・オイル・アンド・ガス(I.M. Gubkin Russian State University of Oil and Gas)、2008年、第211〜245頁)。
【0032】
このため、上部におけるチューブ5内の触媒床の温度が冷却液温度とほとんど等しい温度に維持されると、底部9における温度は1〜7度だけ高い。このような事実により、液体生成物の粘度低下および製造された液体の部分的蒸発がもたらされる。このような方法においては、底部9の圧力勾配は0.1bar/mを超過せず、当該値が全工程中、維持される。
【0033】
触媒が充填されたチューブ5が上端から下方に向かって拡張している場合も同様に、合成ガスの転化率が60〜80%に達するとすぐに、圧力勾配が前記チューブに沿って0.1bar/m未満まで低下し、当該値が全工程中、維持される。
【0034】
このため、液体生成物の時宜を得た回収が提供され、反応器の充満が回避される。当該効果は以下の作用により一層、増大する:底部のチューブ径が大きいほど、冷却液(冷却水)流の横断面が小さくなるため、当該チューブの底部からの熱の除去は減少する。
【0035】
以下の実施例により、チューブの全長および合成ガスの流量が同じの既知の類似の反応器では、当該反応器の底部が充満するか(触媒を備えたチューブの直径がより小さいとき)、または当該反応器の上部において熱安定性の規則性から完全に逸脱し許容できない温度上昇が起こることを示す(後者はチューブの直径がより大きいときに起こる)。
【実施例】
【0036】
実施例1
2つの構成部分から構成され、かつ、触媒が充填されている全長6mの円筒状チューブを複数備えたシェルアンドチューブ型反応器に、合成ガスを圧力21barおよびチューブ1本あたりのガス流量4kg/時(ガス時間空間速度3000 l/時と同等である)で供給する。
2.5mmコバルト触媒ペレットをチューブ空間率0.4で充填させて用いる;当該触媒は上記ガス時間空間速度における最適温度範囲が210〜217℃である。水を圧力19.1bar(絶対圧力)にて温度210℃でシェルへ供給する。
底部の直径は50mm、上部の直径は25mmであり、それらの比率は2/1である。
上部の長さは3m、底部の長さは3mであり、それらの比率は1/1である。
【0037】
上部の出口の近傍で、転化率は60%を達成し、圧力勾配は0.6bar/mである。
底部の入口において、圧力勾配は0.1bar/m未満であり、反応温度は210℃から217℃に上昇する。
反応器からの出口において、転化率は80%である;反応器の長さに沿った全部の圧力差は1.5barである。本実施例において、反応器の長さに沿った圧力勾配の挙動についての比較グラフを図4に示す。
【0038】
他の実施例は本実施例と類似しており、チューブ1本あたりの流量4kg/時に対しての数値を表1にまとめる。
全ての実施例において、触媒が充填されたチューブの全長は6mであり、合成ガスは圧力21barおよびチューブ1本あたりの流量4kg/時にて入口で供給する。
2.5mmコバルト触媒ペレットをチューブ空間率0.4で充填させて用いる;当該触媒は上記ガス時間空間速度における最適温度範囲が210〜217℃である。水を圧力19.1bar(絶対圧力)にて温度210℃でシェルへ供給する。
【0039】
【表1A】

【0040】
【表1B】

【0041】
*反応開始後2〜3時間で、触媒が充填されたチューブは液体生成物により充満し、当該方法が停止しそうである。
**触媒温度が最適温度をかなり超えて上昇し、その結果、触媒は焼結し、失活する。
【0042】
表1より、本発明の方法(実施例1〜6)の実施により、任意に、液体生成物のかなり高速での回収が提供され、触媒床における最適温度範囲が維持され、チューブ底部での液体生成物の蓄積を回避できることが示されている。
【0043】
実施例7〜9では、既知の方法の使用により、液体生成物がチューブを充満して、回避できない反応不足が起こるか(実施例7)、最適温度から大きく逸脱し、触媒が失活して反応が停止するか(実施例8)、またはチューブが局部的に充満すると同時に、最適温度からの逸脱により、触媒性能に好ましくない条件がもたらされ、それらの結果、工程設計においてガス圧搾の消費電力が増大する(実施例9)ことが示されている。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
冷却液をシェルに供給する垂直式シェルアンドチューブ型反応器中、固定触媒床でのフィッシャー−トロプシュ反応下で、合成ガスを触媒により転化させることにより、合成液体炭化水素を製造する方法であって、合成ガス転化率が60〜80%に達するとすぐに、圧力勾配を前記チューブに沿って0.1bar/m未満まで低下させ、該値を全工程中、維持する方法。
【請求項2】
シェル内にある、触媒を備えた複数のチューブ、合成ガス入口、冷却液入口、生成物出口、および冷却液出口を有する請求項1に記載のフィッシャー−トロプシュ合成用反応器であって、チューブ出口におけるチューブ直径の、チューブ入口におけるチューブ直径に対する比率が1.5/1〜2.5/1である反応器。
【請求項3】
前記触媒を備えた複数のチューブが上端から下方へ向かって拡張している請求項2に記載の反応器。
【請求項4】
前記複数のチューブが円筒形状を有し、2つの構成部分から構成されている請求項2に記載の反応器。
【請求項5】
上部の底部に対する長さ比率が好ましくは1/1〜3/1である請求項4に記載の反応器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公表番号】特表2013−518934(P2013−518934A)
【公表日】平成25年5月23日(2013.5.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−551118(P2012−551118)
【出願日】平成23年1月31日(2011.1.31)
【国際出願番号】PCT/RU2011/000054
【国際公開番号】WO2011/093749
【国際公開日】平成23年8月4日(2011.8.4)
【出願人】(511305438)インフラ・テクノロジーズ・リミテッド (4)
【氏名又は名称原語表記】INFRA TECHNOLOGIES LTD.
【Fターム(参考)】