商品処理システムにおける設定入力装置
【課題】操作に不慣れな初心者でも、容易に、かつ、ミスなく設定し得る商品処理システムにおける設定入力装置を提供する。
【解決手段】本発明の設定入力装置は、商品Mに所定の処理を施す商品処理システムに関する。前記設定入力装置には、前記商品処理システムを構成する機器の斜視図23を表示画面に表示すると共に、当該斜視図23を表示した表示画面に、当該機器の運転パラメータを表示する表示部分24が設けられている。オペレータが、前記表示画面を見ながら、所定の入力操作を行うことで、前記商品処理システムにおける前記運転パラメータの入力設定を行えるようにしたことを特徴とする。
【解決手段】本発明の設定入力装置は、商品Mに所定の処理を施す商品処理システムに関する。前記設定入力装置には、前記商品処理システムを構成する機器の斜視図23を表示画面に表示すると共に、当該斜視図23を表示した表示画面に、当該機器の運転パラメータを表示する表示部分24が設けられている。オペレータが、前記表示画面を見ながら、所定の入力操作を行うことで、前記商品処理システムにおける前記運転パラメータの入力設定を行えるようにしたことを特徴とする。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、商品処理システムにおける設定入力装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
下記の特許文献1には、計量装置において運転条件である運転パラメータを表示器に表示することが開示されている。
【特許文献1】特開平5−288596号(要約書)
【0003】
一方、下記の特許文献2の包装装置では、包装に用いるトレーの斜視図が表示器の画面に表示されていると共に、当該画面においてトレーの仕様を設定入力することができるようになっている。
【特許文献2】特開2001−287707号(図6、図7)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
計量や包装などの商品処理システムを構成する機器には多様な運転のパラメータが存在する。これらの運転パラメータは、対象物が変わると、それに応じて変更や追加設定する必要が生じる。
これらのパラメータの意味を文字(名称)のみで表示すると、この種の商品処理装置は複雑な構造であることから、当該パラメータの意味するところが分かり難い。そのため、設定ミスの生じる原因となる。
【0005】
したがって、本発明の目的は、操作に不慣れな初心者でも、容易に、かつ、ミスなく設定し得る商品処理システムにおける設定入力装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記目的を達成するために、本発明の商品処理システムにおける設定入力手段は、商品に所定の処理を施す商品処理システムにおいて、前記システムを構成する機器の斜視図を表示画面に表示すると共に、当該斜視図を表示した表示画面に当該機器の運転パラメータを表示する表示部分が設けられて、前記表示画面を見ながら、所定の入力操作を行うことで前記運転パラメータの入力設定を行えるようにしている。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、機器の運転パラメータを文章だけで表示するのとは異なり、斜視図で機器と共に各パラメータを表示するので、各パラメータの意味するところがオペレータに分かり易くなる。そのため、操作に不慣れな初心者等でも、容易に、かつ、ミスなく設定することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
本発明において、前記システムの前記各機器ごとに、かつ、商品ごとに、前記各機器の運転パラメータを表示した前記表示画面とは別に、当該商品について要求される仕様が当該商品の斜視図と共に表示される表示画面を備えているのが好ましい。
本態様によれば、機器だけでなく、商品についても、各々、1つの画面で設定できるから設定し易い。
【0009】
本発明において、前記システムを構成する複数の機器を斜視図で表示する表示部が前記表示画面に設けられ、当該表示部に表示された機器の部分を選択することで、前記運転パラメータを設定する別の表示画面が表れるようにするのが好ましい。
本態様によれば、前記表示画面の選択も容易になる。
【0010】
本発明において、前記機器として縦ピロー包装機を備え、前記表示画面に前記縦ピロー包装機の包材と、この包材を挟む一対のシールジョーとが斜視図で表示され、当該表示画面において、前記シールジョーの動作にかかる運転パラメータの設定および表示が可能となっているのが好ましい。
本態様によれば、縦ピロー包装機のシールには縦シールと横シールがある上、シールジョーの動作も表現しにくく、文字のみでパラメータの内容を正確に伝えるのは難しい。そのため、かかる機器について図で示すことで、使い勝手が著しく向上する。
【実施例1】
【0011】
以下、本発明の一実施例を図面にしたがって説明する。
機器構成:
まず、本商品処理システムの機器構成および動作ついて説明する。
図8に示すように、本商品処理システムは、袋詰めされた商品を製造するためのシステムであり、組合せ計量装置1、縦ピロー包装機40、搬送コンベヤ11、シールチェッカー12、重量チェッカー13および振り分け装置14(図11)などを備えている。
【0012】
組合せ計量装置1:
以下、一般的な組合せ計量装置1について説明する。
図9に示すように、投入コンベヤ100は、被計量物である物品Mを組合せ計量装置1の分散部2に落下させる。なお、物品Mは数個ないし多数個が集められて後に袋詰めされて商品になる。
【0013】
各供給トラフ3iは分散部2上の物品Mを、各供給トラフ3iの下流に設けられた多数のプールホッパ4iに供給する。これら各プールホッパ4iには、ゲート5iが設けられ、前記各供給トラフ3iから供給されて受け取った物品Mを一時的に収容して貯留する。前記各プールホッパ4iの下流には計量ホッパ6iが設けられている。これら各計量ホッパ6iには、前記プールホッパ4iから該計量ホッパ6iに投入された物品Mの重量を検出する重量検出器7iを備えた計量ヘッドおよびゲート8iが設けられている。ゲート8iの下方には大きな集合排出シュート9が設けられており、前記各重量検出器7iで検出された物品Mの計量値を組み合わせることで、物品Mを一まとめにして目標値もしくは目標値に近い値とし、図10に示す前記包装機40に商品Mを落下させる。
なお、図8に示すように、各計量ホッパ6i の下にブースターホッパ10i が設けられ、より高速化が図られたものがある。
【0014】
縦ピロー包装機40:
図10に示す前記包装機40は、チューブ装置34、フォーマ30、プルダウンベルト31、縦シーラ32およびエンドシーラ(横シーラ)33などを備えている。
前記包装機40において、フィルム(包材の一例)Fはフォーマ30により筒状に曲成される。包装機40は、フォーマ30の下方のプルダウンベルト31がフィルムFの側面を下方に引っ張ると共に、側方の縦シーラ32がフィルムFの流れ方向Zに沿った端部同士(合わせ目)をシールしてフィルムFを筒状に成形する。
【0015】
エンドシーラ33は、一対のシールジョー33aを備えている。シート状のフィルムFをチューブ装置34に合わせながらフィルムFの流れ方向Zに沿った端部同士を縦シーラ32で縦シールVしてフィルムFを筒状に成形し、該筒状に成形したフィルムF内に内容物Mが充填された後にエンドシーラ33で前記フィルムFの流れ方向に対する横方向Xに帯状に横シールHして包装された商品Mを生産する。
なお、フォーマ30の上部には、集合排出シュート9から排出された内容物Mを検出するための落下検出器35が設けられている。
【0016】
シールチェッカー12:
図8に示すシールチェッカー12は、搬送コンベヤ11上の商品Mに対して上方から圧力を加えることにより、シール不良であるか否かの判別を行う。
【0017】
重量チェッカー13:
重量チェッカー13は、商品Mの搬送中に、当該商品Mの重量を計量することにより、商品Mが予め設定された重量範囲であるか否かの判別を行う。
【0018】
振り分け装置14:
図11に示す振り分け装置14は、前記シールチェッカー12および/または重量チェッカー13により不合格と判定された商品Mを系外に排出する。一方、合格と判定された商品Mは下流に搬送される。
【0019】
制御:
図11に示す前記各機器1,11〜14,40は、当該機器を運転するための運転パラメータを記憶し、当該運転パラメータに基づいて該機器を制御するコントローラを、それぞれ備えている。各機器は、図示しないインターフェイスを介して集中コントローラ(設定入力装置の一例)15に接続されている。
【0020】
集中コントローラ15は、前記各機器を集中的に管理するものであり、たとえばマイコン(マイクロコンピュータ)18とタッチスクリーン20とを備えている。前記マイコン18は、CPU16およびメモリ17を備えている。
前記メモリ17には、図1〜図7に示すタッチスクリーン20の表示画面などが記憶されている。
前記CPU16は、各機器を連動させて運転させる運転モードと、各機器に運転パラメータを送信することで各機器の運転パラメータの設定を行う運転パラメータ設定モードとを備えている。
【0021】
前記マイコン18には、タッチスクリーン20が接続されている。
タッチスクリーン20は、たとえば、図1〜図7に示すような種々の画面などを表示すると共に、表示された画面にタッチすることで入力を行うことができる。したがって、タッチスクリーン20は、表示装置であると共に、所定の入力操作を行うための入力装置を構成している。
【0022】
運転モード:
オペレータが所定の操作を行うと、図1の初期画面が表示される。図1に示すように、初期画面には、本システムの斜視図21や、設定画面表示ボタン22、スタートボタン28等が表示される。
オペレータがスタートボタン28にタッチすると、CPU16が運転モードに設定されると共に、各機器は、当該機器に接続されたコントローラから運転パラメータをそれぞれ読み出し、該運転パラメータに基づいて商品Mの生産を行う。
【0023】
運転パラメータ設定モード:
一方、各機器の運転パラメータを変更する場合、オペレータが設定画面表示ボタン22にタッチすると、CPU16が運転パラメータ設定モードに設定される。CPU16は、図6に示す商品設定画面をタッチスクリーン20に表示させる。
【0024】
商品設定画面には、商品Mの斜視図23、設定ボタン24、機器選択ボタン25および終了ボタン26等が表示される。機器選択ボタン25には、各機器および商品の斜視図(アイコン)が表示される。
たとえば、包装機40(図10)の運転パラメータを設定入力する場合、オペレータが包装機に対応する機器選択ボタン25にタッチすると、図2に示す包装機設定画面が表示される。
【0025】
包装機設定画面:
図2に示すように、包装機設定画面には、包装機の斜視図23、設定ボタン24、機器選択ボタン25および終了ボタン26などが表示される。
前記斜視図23には、フィルムF、シールジョー33a、縦シールV部分、横シールH部分および商品Mなどが表示される。
設定ボタン24には、たとえば、縦シール温度や、横シール温度、横シールの圧力、横シールを行う時間、横シール時におけるシールジョー33a,33a間の隙間、シールジョー33aの下降長など、包装機40(図10)の運転に必要な全ての運転パラメータが表示される。
【0026】
設定ボタン24と、各設定ボタン24に対応する斜視図23の該当部分との間には、引出線23aが表示される。
たとえば、縦シール温度に対応する設定ボタン24では、当該設定ボタン24から斜視図23におけるフィルムFの縦シールV部分まで引出線23aが表示される。
また、横シール温度や、横シールの圧力、横シールを行う時間に対応する設定ボタン24では、当該設定ボタン24から斜視図23におけるフィルムFの横シールH部分まで引出線23aが表示される。
さらに、横シール時におけるシールジョー33a,33a間の隙間に対応する設定ボタン24では、当該設定ボタン24からシールジョー33a,33aの隙間に表示された矢印まで引出線23aが表示される。
また、横シール時におけるシールジョー33aの下降長に対応する設定ボタン24では、当該設定ボタン24からシールジョー33aの下方に表示された矢印まで引出線23aが表示される。
【0027】
オペレータが、運転パラメータの設定入力を行う設定ボタン24にタッチすると、図3に示すように、テンキー27が表示される。テンキー27には、数字ボタン27aやリターンボタン27b、入力された値の表示部27cなどが表示される。
【0028】
オペレータは、数字ボタン27aにタッチして所定の数値を入力した後、リターンボタン27bにタッチすると、図2に示す包装機設定画面が表示される。包装機設定画面の設定ボタン24には、前記入力された値が表示される。
オペレータは、必要に応じて、各設定ボタン24にタッチし、前記設定入力を繰り返す。
【0029】
前記設定入力後、オペレータが終了ボタン26にタッチすると、図11のCPU16は、設定ボタン24に表示された運転パラメータを包装機40に送信した後、運転パラメータ設定モードを終了し、タッチスクリーン20に図1の初期画面を表示させる。
図11の包装機40のコントローラは、集中コントローラ15から前記運転パラメータを受信すると、当該運転パラメータを新たな運転パラメータとして記憶する(上書き保存する)。
【0030】
このように、機器設定画面に当該機器の斜視図23が表示されると共に、斜視図23から運転パラメータの表示された設定ボタン24まで引出線23が表示され、斜視図23の各部と運転パラメータとの関係が明瞭に表示される。したがって、機器の運転パラメータを文章だけで表示するのとは異なり、各パラメータの意味するところがオペレータに分かり易くなるので、操作に不慣れな初心者等でも、容易に、かつ、ミスなく設定することができる。
【0031】
特に、縦ピロー包装機40(図10)のシールには縦シールと横シールがある上、シールジョー33aの動作も表現しにくく、文字のみでパラメータの内容を正確に伝えるのは難しい。そのため、包装機を斜視図23で示すことにより、使い勝手が著しく向上する。
【0032】
オペレータは、当該機器の運転パラメータの設定入力が完了すると、終了ボタン26にタッチして図1に示す設定初期画面に戻る。その後、オペレータが、タッチスクリーン20に所定の操作を行うと、CPU16が運転モードに設定され、本システムが稼働される。
【0033】
検査機器設定画面:
一方、図2の包装機設定画面で包装機40の運転パラメータの設定を行った後、更に、別の機器の運転パラメータの設定入力を行う場合には、別の機器の斜視図が表示された機器選択ボタン25にタッチする。
たとえば、オペレータがシールチェッカー12に対応する機器選択ボタン25にタッチすると、図4に示す検査機器設定画面(別の機器設定画面)がタッチスクリーン20に表示される。設定ボタン24には、シールチェッカー12の運転に必要な全ての運転パラメータが表示される。
オペレータは、入力設定を行う設定ボタン24にタッチし、図5に示すテンキー27を表示させてシールチェッカー12の運転パラメータの前記設定入力を行う。前記設定入力後、終了ボタン26がタッチされると、当該運転パラメータがシールチェッカー12のコントローラに送信され、新たな運転パラメータとして記憶される(上書き保存される)。
【0034】
このように、複数の機器を斜視図で表示する機器選択ボタン25が表示画面に設けられ、機器選択ボタン25にタッチすることで、当該選択ボタンに表示された別の表示画面が表示されるので、画面の選択が容易になる。
【0035】
商品設定画面:
商品Mについての各機器の運転パラメータを設定入力する場合には、商品Mの斜視図が表示された機器選択ボタン25にタッチして、図6に示す商品設定画面をタッチスクリーン20に表示させる。
前述のように、商品設定画面には、商品Mの斜視図23、設定ボタン24、機器選択ボタン25および終了ボタン26等が表示される。
設定ボタン24は、たとえば、商品Mの袋長、袋幅、袋の厚さ、風袋重量、内容物の目標重量、内容物の最大重量および最小重量などからなり、各設定ボタン24は、斜視図23に表示された商品Mの各該当部分に引出線23aによって結ばれている。
【0036】
オペレータは、入力設定を行う設定ボタン24にタッチし、図7に示すテンキー27を表示させて運転パラメータの前記設定入力を行う。前記設定入力後、終了ボタン26がタッチされると、当該運転パラメータが該運転パラメータに対応する各機器のコントローラにそれぞれ送信され、新たな運転パラメータとして記憶される(上書き保存される)。
たとえば、商品Mの袋長や、袋の長さ、風袋重量などの運転パラメータは包装機40のコントローラに送信される。一方、内容物の目標重量や、内容物の最大重量、最小重量などは、組合せ計量装置1および重量チェッカー13のコントローラに送信される。
このように、商品設定画面を設けることにより、機器だけではなく、商品についても、各機器の運転パラメータを1つの画面で設定入力できるので至便である。
【0037】
なお、図4に示す検査機器設定画面には、振り分け装置14の斜視図23と、振り分け表示欄27も表示される。
振り分け表示欄27は、右振り分け、振り分け無し、および左振り分けの各欄からなり、それぞれの表示欄には、振り分け対象となる商品Mの状態を示すイラスト(アイコン)が表示される。振り分け対象となるアイコンを、振り分け方向に対応する表示欄に移動させることで、振り分け装置14の運転パラメータを設定することができる。
たとえば、シール不良の商品Mを右方向に振り分ける場合には、図4の矢印で示すように、シール不良に対応するアイコンを右振り分け欄に移動させることで、振り分け装置14のコントローラに新たな運転パラメータとして記憶させる(上書き保存させる)。
【0038】
また、前述の実施例では、表示および入力装置としてタッチスクリーン20を例示したが、液晶表示器やCRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイなどによる表示画面と、マウスやキーボードなどの入力装置を備えたものであってもよい。
【0039】
さらに、設定ボタン24に表示された各運転パラメータの内容を、文章やイラスト等で表示するヘルプ機能を設けてもよい。前記ヘルプ機能を用いることにより、各運転パラメータに関する情報を詳しく知ることができる。
【産業上の利用可能性】
【0040】
本装置は、商品処理システムにおける設定入力装置に用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】本発明の実施例1にかかる設定入力装置の表示内容を示す正面図である。
【図2】同設定入力装置の表示内容を示す正面図である。
【図3】同設定入力装置の表示内容を示す正面図である。
【図4】同設定入力装置の表示内容を示す正面図である。
【図5】同設定入力装置の表示内容を示す正面図である。
【図6】同設定入力装置の表示内容を示す正面図である。
【図7】同設定入力装置の表示内容を示す正面図である。
【図8】商品処理システムの一例を示す概略斜視図である。
【図9】一般的な組合せ計量装置を示す概略構成図である。
【図10】縦ピロー包装機を示す概略斜視図である。
【図11】商品処理システムを示す機器構成図である。
【符号の説明】
【0042】
20:タッチスクリーン(設定入力装置の一例)
23:斜視図
33a:シールジョー
40:縦ピロー包装機
F:フィルム(包材の一例)
M:商品
【技術分野】
【0001】
本発明は、商品処理システムにおける設定入力装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
下記の特許文献1には、計量装置において運転条件である運転パラメータを表示器に表示することが開示されている。
【特許文献1】特開平5−288596号(要約書)
【0003】
一方、下記の特許文献2の包装装置では、包装に用いるトレーの斜視図が表示器の画面に表示されていると共に、当該画面においてトレーの仕様を設定入力することができるようになっている。
【特許文献2】特開2001−287707号(図6、図7)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
計量や包装などの商品処理システムを構成する機器には多様な運転のパラメータが存在する。これらの運転パラメータは、対象物が変わると、それに応じて変更や追加設定する必要が生じる。
これらのパラメータの意味を文字(名称)のみで表示すると、この種の商品処理装置は複雑な構造であることから、当該パラメータの意味するところが分かり難い。そのため、設定ミスの生じる原因となる。
【0005】
したがって、本発明の目的は、操作に不慣れな初心者でも、容易に、かつ、ミスなく設定し得る商品処理システムにおける設定入力装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記目的を達成するために、本発明の商品処理システムにおける設定入力手段は、商品に所定の処理を施す商品処理システムにおいて、前記システムを構成する機器の斜視図を表示画面に表示すると共に、当該斜視図を表示した表示画面に当該機器の運転パラメータを表示する表示部分が設けられて、前記表示画面を見ながら、所定の入力操作を行うことで前記運転パラメータの入力設定を行えるようにしている。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、機器の運転パラメータを文章だけで表示するのとは異なり、斜視図で機器と共に各パラメータを表示するので、各パラメータの意味するところがオペレータに分かり易くなる。そのため、操作に不慣れな初心者等でも、容易に、かつ、ミスなく設定することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
本発明において、前記システムの前記各機器ごとに、かつ、商品ごとに、前記各機器の運転パラメータを表示した前記表示画面とは別に、当該商品について要求される仕様が当該商品の斜視図と共に表示される表示画面を備えているのが好ましい。
本態様によれば、機器だけでなく、商品についても、各々、1つの画面で設定できるから設定し易い。
【0009】
本発明において、前記システムを構成する複数の機器を斜視図で表示する表示部が前記表示画面に設けられ、当該表示部に表示された機器の部分を選択することで、前記運転パラメータを設定する別の表示画面が表れるようにするのが好ましい。
本態様によれば、前記表示画面の選択も容易になる。
【0010】
本発明において、前記機器として縦ピロー包装機を備え、前記表示画面に前記縦ピロー包装機の包材と、この包材を挟む一対のシールジョーとが斜視図で表示され、当該表示画面において、前記シールジョーの動作にかかる運転パラメータの設定および表示が可能となっているのが好ましい。
本態様によれば、縦ピロー包装機のシールには縦シールと横シールがある上、シールジョーの動作も表現しにくく、文字のみでパラメータの内容を正確に伝えるのは難しい。そのため、かかる機器について図で示すことで、使い勝手が著しく向上する。
【実施例1】
【0011】
以下、本発明の一実施例を図面にしたがって説明する。
機器構成:
まず、本商品処理システムの機器構成および動作ついて説明する。
図8に示すように、本商品処理システムは、袋詰めされた商品を製造するためのシステムであり、組合せ計量装置1、縦ピロー包装機40、搬送コンベヤ11、シールチェッカー12、重量チェッカー13および振り分け装置14(図11)などを備えている。
【0012】
組合せ計量装置1:
以下、一般的な組合せ計量装置1について説明する。
図9に示すように、投入コンベヤ100は、被計量物である物品Mを組合せ計量装置1の分散部2に落下させる。なお、物品Mは数個ないし多数個が集められて後に袋詰めされて商品になる。
【0013】
各供給トラフ3iは分散部2上の物品Mを、各供給トラフ3iの下流に設けられた多数のプールホッパ4iに供給する。これら各プールホッパ4iには、ゲート5iが設けられ、前記各供給トラフ3iから供給されて受け取った物品Mを一時的に収容して貯留する。前記各プールホッパ4iの下流には計量ホッパ6iが設けられている。これら各計量ホッパ6iには、前記プールホッパ4iから該計量ホッパ6iに投入された物品Mの重量を検出する重量検出器7iを備えた計量ヘッドおよびゲート8iが設けられている。ゲート8iの下方には大きな集合排出シュート9が設けられており、前記各重量検出器7iで検出された物品Mの計量値を組み合わせることで、物品Mを一まとめにして目標値もしくは目標値に近い値とし、図10に示す前記包装機40に商品Mを落下させる。
なお、図8に示すように、各計量ホッパ6i の下にブースターホッパ10i が設けられ、より高速化が図られたものがある。
【0014】
縦ピロー包装機40:
図10に示す前記包装機40は、チューブ装置34、フォーマ30、プルダウンベルト31、縦シーラ32およびエンドシーラ(横シーラ)33などを備えている。
前記包装機40において、フィルム(包材の一例)Fはフォーマ30により筒状に曲成される。包装機40は、フォーマ30の下方のプルダウンベルト31がフィルムFの側面を下方に引っ張ると共に、側方の縦シーラ32がフィルムFの流れ方向Zに沿った端部同士(合わせ目)をシールしてフィルムFを筒状に成形する。
【0015】
エンドシーラ33は、一対のシールジョー33aを備えている。シート状のフィルムFをチューブ装置34に合わせながらフィルムFの流れ方向Zに沿った端部同士を縦シーラ32で縦シールVしてフィルムFを筒状に成形し、該筒状に成形したフィルムF内に内容物Mが充填された後にエンドシーラ33で前記フィルムFの流れ方向に対する横方向Xに帯状に横シールHして包装された商品Mを生産する。
なお、フォーマ30の上部には、集合排出シュート9から排出された内容物Mを検出するための落下検出器35が設けられている。
【0016】
シールチェッカー12:
図8に示すシールチェッカー12は、搬送コンベヤ11上の商品Mに対して上方から圧力を加えることにより、シール不良であるか否かの判別を行う。
【0017】
重量チェッカー13:
重量チェッカー13は、商品Mの搬送中に、当該商品Mの重量を計量することにより、商品Mが予め設定された重量範囲であるか否かの判別を行う。
【0018】
振り分け装置14:
図11に示す振り分け装置14は、前記シールチェッカー12および/または重量チェッカー13により不合格と判定された商品Mを系外に排出する。一方、合格と判定された商品Mは下流に搬送される。
【0019】
制御:
図11に示す前記各機器1,11〜14,40は、当該機器を運転するための運転パラメータを記憶し、当該運転パラメータに基づいて該機器を制御するコントローラを、それぞれ備えている。各機器は、図示しないインターフェイスを介して集中コントローラ(設定入力装置の一例)15に接続されている。
【0020】
集中コントローラ15は、前記各機器を集中的に管理するものであり、たとえばマイコン(マイクロコンピュータ)18とタッチスクリーン20とを備えている。前記マイコン18は、CPU16およびメモリ17を備えている。
前記メモリ17には、図1〜図7に示すタッチスクリーン20の表示画面などが記憶されている。
前記CPU16は、各機器を連動させて運転させる運転モードと、各機器に運転パラメータを送信することで各機器の運転パラメータの設定を行う運転パラメータ設定モードとを備えている。
【0021】
前記マイコン18には、タッチスクリーン20が接続されている。
タッチスクリーン20は、たとえば、図1〜図7に示すような種々の画面などを表示すると共に、表示された画面にタッチすることで入力を行うことができる。したがって、タッチスクリーン20は、表示装置であると共に、所定の入力操作を行うための入力装置を構成している。
【0022】
運転モード:
オペレータが所定の操作を行うと、図1の初期画面が表示される。図1に示すように、初期画面には、本システムの斜視図21や、設定画面表示ボタン22、スタートボタン28等が表示される。
オペレータがスタートボタン28にタッチすると、CPU16が運転モードに設定されると共に、各機器は、当該機器に接続されたコントローラから運転パラメータをそれぞれ読み出し、該運転パラメータに基づいて商品Mの生産を行う。
【0023】
運転パラメータ設定モード:
一方、各機器の運転パラメータを変更する場合、オペレータが設定画面表示ボタン22にタッチすると、CPU16が運転パラメータ設定モードに設定される。CPU16は、図6に示す商品設定画面をタッチスクリーン20に表示させる。
【0024】
商品設定画面には、商品Mの斜視図23、設定ボタン24、機器選択ボタン25および終了ボタン26等が表示される。機器選択ボタン25には、各機器および商品の斜視図(アイコン)が表示される。
たとえば、包装機40(図10)の運転パラメータを設定入力する場合、オペレータが包装機に対応する機器選択ボタン25にタッチすると、図2に示す包装機設定画面が表示される。
【0025】
包装機設定画面:
図2に示すように、包装機設定画面には、包装機の斜視図23、設定ボタン24、機器選択ボタン25および終了ボタン26などが表示される。
前記斜視図23には、フィルムF、シールジョー33a、縦シールV部分、横シールH部分および商品Mなどが表示される。
設定ボタン24には、たとえば、縦シール温度や、横シール温度、横シールの圧力、横シールを行う時間、横シール時におけるシールジョー33a,33a間の隙間、シールジョー33aの下降長など、包装機40(図10)の運転に必要な全ての運転パラメータが表示される。
【0026】
設定ボタン24と、各設定ボタン24に対応する斜視図23の該当部分との間には、引出線23aが表示される。
たとえば、縦シール温度に対応する設定ボタン24では、当該設定ボタン24から斜視図23におけるフィルムFの縦シールV部分まで引出線23aが表示される。
また、横シール温度や、横シールの圧力、横シールを行う時間に対応する設定ボタン24では、当該設定ボタン24から斜視図23におけるフィルムFの横シールH部分まで引出線23aが表示される。
さらに、横シール時におけるシールジョー33a,33a間の隙間に対応する設定ボタン24では、当該設定ボタン24からシールジョー33a,33aの隙間に表示された矢印まで引出線23aが表示される。
また、横シール時におけるシールジョー33aの下降長に対応する設定ボタン24では、当該設定ボタン24からシールジョー33aの下方に表示された矢印まで引出線23aが表示される。
【0027】
オペレータが、運転パラメータの設定入力を行う設定ボタン24にタッチすると、図3に示すように、テンキー27が表示される。テンキー27には、数字ボタン27aやリターンボタン27b、入力された値の表示部27cなどが表示される。
【0028】
オペレータは、数字ボタン27aにタッチして所定の数値を入力した後、リターンボタン27bにタッチすると、図2に示す包装機設定画面が表示される。包装機設定画面の設定ボタン24には、前記入力された値が表示される。
オペレータは、必要に応じて、各設定ボタン24にタッチし、前記設定入力を繰り返す。
【0029】
前記設定入力後、オペレータが終了ボタン26にタッチすると、図11のCPU16は、設定ボタン24に表示された運転パラメータを包装機40に送信した後、運転パラメータ設定モードを終了し、タッチスクリーン20に図1の初期画面を表示させる。
図11の包装機40のコントローラは、集中コントローラ15から前記運転パラメータを受信すると、当該運転パラメータを新たな運転パラメータとして記憶する(上書き保存する)。
【0030】
このように、機器設定画面に当該機器の斜視図23が表示されると共に、斜視図23から運転パラメータの表示された設定ボタン24まで引出線23が表示され、斜視図23の各部と運転パラメータとの関係が明瞭に表示される。したがって、機器の運転パラメータを文章だけで表示するのとは異なり、各パラメータの意味するところがオペレータに分かり易くなるので、操作に不慣れな初心者等でも、容易に、かつ、ミスなく設定することができる。
【0031】
特に、縦ピロー包装機40(図10)のシールには縦シールと横シールがある上、シールジョー33aの動作も表現しにくく、文字のみでパラメータの内容を正確に伝えるのは難しい。そのため、包装機を斜視図23で示すことにより、使い勝手が著しく向上する。
【0032】
オペレータは、当該機器の運転パラメータの設定入力が完了すると、終了ボタン26にタッチして図1に示す設定初期画面に戻る。その後、オペレータが、タッチスクリーン20に所定の操作を行うと、CPU16が運転モードに設定され、本システムが稼働される。
【0033】
検査機器設定画面:
一方、図2の包装機設定画面で包装機40の運転パラメータの設定を行った後、更に、別の機器の運転パラメータの設定入力を行う場合には、別の機器の斜視図が表示された機器選択ボタン25にタッチする。
たとえば、オペレータがシールチェッカー12に対応する機器選択ボタン25にタッチすると、図4に示す検査機器設定画面(別の機器設定画面)がタッチスクリーン20に表示される。設定ボタン24には、シールチェッカー12の運転に必要な全ての運転パラメータが表示される。
オペレータは、入力設定を行う設定ボタン24にタッチし、図5に示すテンキー27を表示させてシールチェッカー12の運転パラメータの前記設定入力を行う。前記設定入力後、終了ボタン26がタッチされると、当該運転パラメータがシールチェッカー12のコントローラに送信され、新たな運転パラメータとして記憶される(上書き保存される)。
【0034】
このように、複数の機器を斜視図で表示する機器選択ボタン25が表示画面に設けられ、機器選択ボタン25にタッチすることで、当該選択ボタンに表示された別の表示画面が表示されるので、画面の選択が容易になる。
【0035】
商品設定画面:
商品Mについての各機器の運転パラメータを設定入力する場合には、商品Mの斜視図が表示された機器選択ボタン25にタッチして、図6に示す商品設定画面をタッチスクリーン20に表示させる。
前述のように、商品設定画面には、商品Mの斜視図23、設定ボタン24、機器選択ボタン25および終了ボタン26等が表示される。
設定ボタン24は、たとえば、商品Mの袋長、袋幅、袋の厚さ、風袋重量、内容物の目標重量、内容物の最大重量および最小重量などからなり、各設定ボタン24は、斜視図23に表示された商品Mの各該当部分に引出線23aによって結ばれている。
【0036】
オペレータは、入力設定を行う設定ボタン24にタッチし、図7に示すテンキー27を表示させて運転パラメータの前記設定入力を行う。前記設定入力後、終了ボタン26がタッチされると、当該運転パラメータが該運転パラメータに対応する各機器のコントローラにそれぞれ送信され、新たな運転パラメータとして記憶される(上書き保存される)。
たとえば、商品Mの袋長や、袋の長さ、風袋重量などの運転パラメータは包装機40のコントローラに送信される。一方、内容物の目標重量や、内容物の最大重量、最小重量などは、組合せ計量装置1および重量チェッカー13のコントローラに送信される。
このように、商品設定画面を設けることにより、機器だけではなく、商品についても、各機器の運転パラメータを1つの画面で設定入力できるので至便である。
【0037】
なお、図4に示す検査機器設定画面には、振り分け装置14の斜視図23と、振り分け表示欄27も表示される。
振り分け表示欄27は、右振り分け、振り分け無し、および左振り分けの各欄からなり、それぞれの表示欄には、振り分け対象となる商品Mの状態を示すイラスト(アイコン)が表示される。振り分け対象となるアイコンを、振り分け方向に対応する表示欄に移動させることで、振り分け装置14の運転パラメータを設定することができる。
たとえば、シール不良の商品Mを右方向に振り分ける場合には、図4の矢印で示すように、シール不良に対応するアイコンを右振り分け欄に移動させることで、振り分け装置14のコントローラに新たな運転パラメータとして記憶させる(上書き保存させる)。
【0038】
また、前述の実施例では、表示および入力装置としてタッチスクリーン20を例示したが、液晶表示器やCRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイなどによる表示画面と、マウスやキーボードなどの入力装置を備えたものであってもよい。
【0039】
さらに、設定ボタン24に表示された各運転パラメータの内容を、文章やイラスト等で表示するヘルプ機能を設けてもよい。前記ヘルプ機能を用いることにより、各運転パラメータに関する情報を詳しく知ることができる。
【産業上の利用可能性】
【0040】
本装置は、商品処理システムにおける設定入力装置に用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】本発明の実施例1にかかる設定入力装置の表示内容を示す正面図である。
【図2】同設定入力装置の表示内容を示す正面図である。
【図3】同設定入力装置の表示内容を示す正面図である。
【図4】同設定入力装置の表示内容を示す正面図である。
【図5】同設定入力装置の表示内容を示す正面図である。
【図6】同設定入力装置の表示内容を示す正面図である。
【図7】同設定入力装置の表示内容を示す正面図である。
【図8】商品処理システムの一例を示す概略斜視図である。
【図9】一般的な組合せ計量装置を示す概略構成図である。
【図10】縦ピロー包装機を示す概略斜視図である。
【図11】商品処理システムを示す機器構成図である。
【符号の説明】
【0042】
20:タッチスクリーン(設定入力装置の一例)
23:斜視図
33a:シールジョー
40:縦ピロー包装機
F:フィルム(包材の一例)
M:商品
【特許請求の範囲】
【請求項1】
商品に所定の処理を施す商品処理システムにおいて、
前記システムを構成する機器の斜視図を表示画面に表示すると共に、当該斜視図を表示した表示画面に当該機器の運転パラメータを表示する表示部分が設けられて、前記表示画面を見ながら、所定の入力操作を行うことで前記運転パラメータの入力設定を行えるようにした商品処理システムにおける設定入力装置。
【請求項2】
請求項1において、前記システムの前記各機器ごとに、かつ、商品ごとに、前記各機器の運転パラメータを表示した前記表示画面とは別に、当該商品について要求される仕様が当該商品の斜視図と共に表示される表示画面を備えた商品処理システムにおける設定入力装置。
【請求項3】
請求項1において、前記システムを構成する複数の機器を斜視図で表示する表示部が前記表示画面に設けられ、当該表示部に表示された機器の部分を選択することで、前記運転パラメータを設定する別の表示画面が表れるようにした商品処理システムにおける設定入力装置。
【請求項4】
請求項1,2もしくは3において、前記機器として縦ピロー包装機を備え、
前記表示画面に前記縦ピロー包装機の包材と、この包材を挟む一対のシールジョーとが斜視図で表示され、
当該表示画面において、前記シールジョーの動作にかかる運転パラメータの設定および表示が可能となっている商品処理システムにおける設定入力装置。
【請求項1】
商品に所定の処理を施す商品処理システムにおいて、
前記システムを構成する機器の斜視図を表示画面に表示すると共に、当該斜視図を表示した表示画面に当該機器の運転パラメータを表示する表示部分が設けられて、前記表示画面を見ながら、所定の入力操作を行うことで前記運転パラメータの入力設定を行えるようにした商品処理システムにおける設定入力装置。
【請求項2】
請求項1において、前記システムの前記各機器ごとに、かつ、商品ごとに、前記各機器の運転パラメータを表示した前記表示画面とは別に、当該商品について要求される仕様が当該商品の斜視図と共に表示される表示画面を備えた商品処理システムにおける設定入力装置。
【請求項3】
請求項1において、前記システムを構成する複数の機器を斜視図で表示する表示部が前記表示画面に設けられ、当該表示部に表示された機器の部分を選択することで、前記運転パラメータを設定する別の表示画面が表れるようにした商品処理システムにおける設定入力装置。
【請求項4】
請求項1,2もしくは3において、前記機器として縦ピロー包装機を備え、
前記表示画面に前記縦ピロー包装機の包材と、この包材を挟む一対のシールジョーとが斜視図で表示され、
当該表示画面において、前記シールジョーの動作にかかる運転パラメータの設定および表示が可能となっている商品処理システムにおける設定入力装置。
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図9】
【図10】
【図11】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【公開番号】特開2008−94445(P2008−94445A)
【公開日】平成20年4月24日(2008.4.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−279543(P2006−279543)
【出願日】平成18年10月13日(2006.10.13)
【出願人】(000147833)株式会社イシダ (859)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成20年4月24日(2008.4.24)
【国際特許分類】
【出願日】平成18年10月13日(2006.10.13)
【出願人】(000147833)株式会社イシダ (859)
【Fターム(参考)】
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