説明

噴霧式の生化学的清浄化システム

【課題】 病原菌を始めとする様々な菌や汚染物質が外部にあったとしても、それらの菌が外部から無菌室などの内部に入ることができない生化学的清浄システムを提供すること。
【解決手段】 建屋や部屋、或は、出入口設備などの出入口2,3に隣接して、少なくとも1人が入れる大きさの閉鎖空間であって、前後に物理的に存在する扉4,5やエアカーテンなどによる内外遮蔽体を備えた2つの出入口を有すると共に、一方の出入口2,3は外部を臨み、他方の出入口2,3は前記建屋や部屋などの出入口に接続された閉鎖空間を、人,動,植物,それ以外のものの少なくとも一つに対する清浄化空間として配備し、該清浄化空間内に、次亜塩素酸ナトリウムなどの少なくとも塩素系成分を有効成分として含む人畜無害の殺菌用薬液(以下、単に「殺菌水」という)を、当該清浄化空間内に在る人,動植物,その他の物のいずれかに対し微粒化して直接又は間接噴霧することにより、前記人などに付着している各種の菌を滅,殺菌処理すること。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、エアポートや港の入出口審査設備における出入口、集中治療室や無菌室の出入口、或は、食品加工工場などの建屋の出入口などのように、外部(国外)から内部(国内)に、外部(外国)の種々の菌やウイルスなどが侵入するのを、その場で出入りする人や物を滅,殺菌(以下、単に「殺菌」という)処理することを可能にした生化学的清浄システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から塩素系の溶液を有効成分とする「殺菌水」と呼ばれている液体(以下、本明細書でも「殺菌水」という)は、レストラン等の厨房内や厨房器具の殺菌処理、野菜や食肉などを始めとする食品などの殺菌処理、或は、病院等を始めとする各種施設での殺菌処理など、各方面での殺菌処理に利用されている。
【0003】
一方、空港や港湾においては、国外から国内に帰国する人や荷物などに対する検疫が行われているが十分ではなく、国内に新しい伝染病の病原菌が持込まれる例は、枚挙に暇がない。
このような病原菌やその他の細菌などの病原菌や汚染物質は、無菌室や集中治療室などに対しても、その侵入が完全に抑止されなければならないところ、未だ十分な殺菌清浄システムは使用されておらず、また提案されてもいない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
そこで本発明では、病原菌を始めとする様々な菌や汚染物質が外部にあったとしても、それらの菌が外部から無菌室などの内部に入ることができない生化学的清浄システムを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決することを目的としてなされた本発明清浄システムの構成は、建屋や部屋、或は、出入口設備などの出入口に隣接して、少なくとも1人が入れる大きさの閉鎖空間であって、前後に物理的に存在する扉やエアカーテンなどによる内外遮蔽体を備えた2つの出入口を有すると共に、一方の出入口は外部を臨み、他方の出入口は前記建屋や部屋などの出入口に接続された閉鎖空間を、人,動,植物,それ以外のものの少なくとも一つに対する清浄化空間として配備し、該清浄化空間内に、次亜塩素酸ナトリウムなどの少なくとも塩素系成分を有効成分として含む人畜無害の殺菌用薬液(以下、単に「殺菌水」という)を、当該清浄化空間内に在る人,動植物,その他の物のいずれかに対し微粒化して直接又は間接噴霧することにより、前記人などに付着している各種の菌を滅,殺菌処理することを特徴とするものである。
【0006】
本発明清浄化システムでは、上記の清浄化手法を、室外機と該室外機に接続された空調エアの吹出口を室内に備えたエアコン(以下、セパレート型エアコンという)の空調気体の送給路を利用して実現するようにしてもよい。
すなわち、室外機の内部空間又は室外機の脇に、殺菌水の生成装置と生成された殺菌水の貯留タンク、又は、殺菌水の貯留タンクを配備し、前記タンクからエア吹出口までを、殺菌水を送給するパイプで繋ぐと共に、エア吹出口に位置した送給パイプの端部に噴霧ノズル
を設けて室内の清浄化システムを形成することができる。
【発明の効果】
【0007】
本発明清浄化システムは、建屋や部屋、或は、出入口設備などの出入口に隣接して、少なくとも1人が入れる大きさの閉鎖空間であって、前後に物理的に存在する扉やエアカーテンなどによる内外遮蔽体を備えた2つの出入口を有すると共に、一方の出入口は外部を臨み、他方の出入口は前記建屋や部屋などの出入口に接続された閉鎖空間を人,動,植物,それ以外のものの少なくとも一つに対する清浄化空間として配備し、該清浄化空間内に、次亜塩素酸ナトリウムなどの少なくとも塩素系成分を有効成分として含む人畜無害の殺菌用薬液(以下、単に「殺菌水」という)を当該清浄化空間内に在る人,動植物,その他の物のいずれかに対し微粒化して直接又は間接噴霧することにより、建屋や部屋などの内部に、外部から殺菌を始めとする諸々の病原菌やウィルスが侵入しないように防御することができるので、単に、病原菌や雑菌を殺菌できるのみならず、特に、新しい伝染病であるため、その病原菌が国内に入ると大流行するおそれがある、外国で発生した新しい伝染病の国内伝播を、空港や港湾などのいわゆる水際で効果的に抑止することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
次に、本発明清浄化システムの実施の形態例について、図を参照して説明する。
図1は、一例として国際空港や国外船が出入りする港湾などにおける入口ゲートに設けた本発明清浄化システムを実施する生化学的清浄化設備を模式的に表した側断面図、図2は本発明清浄化システムを屋内の動く歩道に適用した例の模式的な側断面図、図3は本発明清浄化システムをセパレートタイプのエアコンに付設した例の系統ブロック図である。
【0009】
図1において、1は、前後面に形成した入口2と出口3に開閉自在の扉4,5を設けた清浄化空間の一例として形成した、閉鎖した部屋状をなす本発明の清浄化チャンバであり、該チャンバ1は、少なくとも1乃至複数の人Mが立姿勢のまま入ることができる大きさを有する。
【0010】
上記チャンバ1の出入口2,3に関し、左右の内側壁6,7と天井壁8には、図の例では少なくとも4個乃至それ以上の噴霧ノズル9a〜9f(説明の便宜のため、以下、ノズル数は6個として説明する)と、このノズル9a〜9fの作動を、後述するノズル制御部15を介して制御するための信号を形成する、図の例では3個のセンサー10a〜10cが配備されている。図の例では、各センサー10a〜10cは、前記チャンバ1の入口2、出口3、天井壁8に設置されているが、どこにセンサーを受けるかは任意である。なお、ノズル9a〜9fの設置数、並びに、センサー10a〜10cの設置数は一例であって、いずれの設置数も任意に設定することができる。
【0011】
上記のノズル9a〜9fは、チャンバ1の内部又は外部に配置した殺菌水タンク11に、噴霧駆動源たるエアコンプレッサ12を介して薬液送給パイプ13により接続されている。エアコンプレッサ12の動作は、噴霧制御部14により動作のオン,オフから吐出圧力や吐出時間などの各制御要素が制御される。また、ノズル制御部15は前記制御部14によりその動作が制御されて、各ノズル9a〜9fへの薬液の供給,遮断などの制御を行う。
【0012】
上記センサー10a〜10cは、噴霧制御部14に接続され、一例としてコンプレッサ12のスタート(起動)とストップ(停止)のための信号を、制御部14に形成するためのトリガー信号を形成する。なお、清浄化チャンバ1の床には、一例として殺菌水含有マット16が敷設されており、靴底などに付着している菌,埃塵などを払拭すると共に殺菌処理する。
以上により、出入口などに設置される本発明清浄化システムを形成するので、以下にその作動例を述べる。
【0013】
清浄化チャンバ1は人の進入を一方通行にし、入口2の扉4の付近に設置したセンサー10aが、入口2より人Mがチャンバ1内に入ったときを検出し、この検出信号に基づいて制御部14がエアコンプレッサ12を起動し、噴霧ノズル9a〜9fに1流体又は2流体タイプの殺菌水の噴霧を行わせる。
前記チャンバ1における出口3には、扉5が設けられており、また、その近傍にセンサー10bも設けられていて、このセンサー10bに人Mが検知されないと出口3の扉5は開かず、人Mはこのチャンバ1から出ることができない。入口2の扉4と出口3の扉5で仕切られた殺菌水の噴霧空間であるチャンバ1に設置されている人感知センサー10cが人Mを感知しているときは、制御部14に予め設定した所定時間、各ノズル9a〜9fからチャンバ1内に自動噴霧させてから自動停止する。
なお、チャンバ1内を歩く人Mのスピードに合わせ殺菌水のミストが人体へ均一に降り掛かるように、人感知センサー10a〜10cが、順次、チャンバ1内を移動する人Mを感知し、人Mの進行方向に沿って各ノズル9a〜9fから噴霧が行われるように制御することもできる。
ここで、前記チャンバ1の床には、殺菌を水含有させたマット15が敷いてあり、足、靴の菌,埃塵を払拭,殺菌すると共に、同時に前記ノズル9a〜9fから足,靴付近へも殺菌水の噴霧が行われるようにする。
【0014】
図1により説明した閉鎖されたチャンバ1の内部における本発明システムによる人Mに対する滅殺菌処理は、図2に模式的に示したいわゆる動く歩道(水平エスカレータ)MRや通常のエスカレータに乗っている人に対しても適用することができる。
図2に例示した動く歩道MRやエスカレータは、屋内とはいえ上記例のチャンバ1のような閉じられた空間ではなく、オープンエア空間に設置されているため、噴霧された殺菌水は周囲へ拡散し易いが、本発明で用いる殺菌水は、そのミスト粒が菌に付着すれば殺菌効果を得られるので、このオープンエアタイプでの殺菌水の噴霧も十分な清浄効果を得ることができる。図2において図1と同じ部材,機構,装置は、同一符号を付けてある。
【0015】
次に、図3によりセパレート型のエアコンに本発明清浄化システムを適用した例について説明する。
図3の例では、殺菌水生成装置と生成水貯水タンク11とポンプないしコンプレッサー12を、ベランダ等の室外に設置されているエアコン室外機17の脇などに設置し、室内のエアコン吹出し口18の付近に、1流体又は2流体による殺菌水の噴霧ノズル9g〜9iを設置し、噴霧制御部14とノズル制御部15による自動制御でエアコンの吹出し気流に乗せて噴霧する殺菌水を室内へ撤布するようにしている。図3において、19は吹出し口18と室外機17を接続するエアコンの給排系の管である。
上記のようにしてエアコンの動作と同期的に、又は、前記エアコンの動作とは別に室内空間に殺菌水を噴霧することにより、室内の微小害虫や雑菌などを減殺菌するから、室内環境を衛生面で改善し、細菌やウイルスなどによる病気などの室内感染を予防する。
なお、室外機17の内部に殺菌水生成装置を内装したり、タンク11を内装する構造としてもよい。タンク11の殺菌水は、当該タンク11と室外機17付近に設置したエアーコンプレッサー12を経由する送給パイプ13を通して室内のエアコン吹出し口18の近傍に設置した、例えば、2流体用の噴霧ノズルより、噴霧殺菌水をエアコンの吹出し気流に乗せて撒布する。
因みに、天井取り付けタイプのエアコン吹き出し口では、各吹き出し口の周囲に、ノズルの噴出口の向きを一方向に角度を付けけて配置することにより、トルネード効果による空気の流れを作り、均一な殺菌水の噴霧ミストを素早く室内全域にいきわたらせることができる。
【0016】
以上に説明した本発明清浄化システムを要約すれば、次のように説明することもできる。
すなわち、例えば、殺菌水を圧搾空気により噴霧するいわゆる2流体のエアシャワーは、広範囲の物流品・人間・動植物などが移動する通路、空間、居室などの出入口に設けた噴霧ノズルから供給される。
このようなエアシャワーを噴霧する本発明清浄化システムの設置対象施設は、以下に例示すように広範囲に及ぶ。
例えば、学校・教育施設・研究施設、医療・病院・介護施設などの各施設、化粧品・化学品、電子機器・半導体、紙・パルプ、金属製品、精密機械などの各工場、住宅関連、建設、運送・倉庫、食品・飲料、外食産業、ホテル・レストラン、スーパー・デパート・コンビニ、アミューズメントなどの各施設などである。
また、オフィス空間、ショッピングゾーン、物流センター、各種製造現場などの衛生管理(防塵・防菌・消臭)のためにも、本発明清浄化システムを構成する機器類を設置して使用することができる。
【0017】
本発明清浄化システムでは、殺菌水の噴霧において空気の噴流を用いる場合には、より積極的に細菌やカビ類を除去し、そこに殺菌・消臭効果のある流体(殺菌・消臭液)を微粒化して噴霧するから、より完全に殺菌・除菌・消臭を行うことができる。
殺菌水の微粒化手段としては、超音波の振動振幅を制御することにより粒径を制御できる超音波微粒化方式を採用することができる。超音波で微粒化される殺菌・消臭液は、エアシャワー状の空気噴流に搬送させて対象物体に高速で衝突させることにより、除塵・除菌・除臭の効果を高める。
この効果をより高めるため、エアシャワー状の空気噴流を時間的に前後の二段階に分ける(又は空間的に二箇所に分けるようにしてもよい。)、この二段階の空気噴霧の中間において、対象物体の殺菌・消臭効果を図るため、微粒化した殺菌・消臭液を噴霧し、全体で3段階の噴霧方式をとることもできる。空気の噴流及び殺菌水の噴霧は、噴霧時間の間隔や噴霧継続時間を適宜変更したり、噴霧量を適宜変化させることにより、更に効果を高めることも可能である。例えば、第一段階の空気噴射により、主として塵埃の除去を行い、第二段階の空気噴射では殺菌液の噴霧による対象物体の湿気の乾燥を図るようにする態様もある。
【0018】
構造的には、一例として部屋状のチャンバをエアシャワーボックスとし、その天井および左右側壁にそれぞれ空気噴出口を設け、床面にはパンチングメタルや穴開き板などを設け、床を含む下方には、汚染空気・塵埃・細菌・余剰の殺菌水の液滴を吸込む吸引面を設けた構成とする。
床を吸引面とするには、床にグレーチングや穴あき板を使用し、側面噴射の噴射ノズル角度を可変にすることもある。また、床面に回転できる回転円盤を設けてもよい。
使用済みの噴射空気や余剰の殺菌水、また補収した塵埃・菌類は空気の循環流路の途中に設置された高性能フィルターによって除去する。
菌類などを捕捉して汚染したフィルターは、汚染状況に応じて新しいフィルターに交換するか、又は、自動洗浄されるようにする。
【0019】
噴射ノズルは、その噴射速度又は噴射強さを、例えば強弱の二段階に断続的に又は連続的に変化させて塵埃や細菌除去の効果を上げるようにするとよい。
空気を噴射するエア噴射ノズルの噴射角度や向き、或は、噴射時間と噴射量、噴射速度、回転床面の回転速度と回転タイミングは、予め制御部にプログラムを搭載しておく。このプログラムの内容が書変え変更可能あることはいうまでもない。
【産業上の利用可能性】
【0020】
本発明は以上の通りであって、建屋や部屋、或は、出入口設備などの出入口に隣接して、少なくとも1人が入れる大きさの閉鎖空間であって、前後に物理的に存在する扉やエアカーテンなどによる内外遮蔽体を備えた2つの出入口を有すると共に、一方の出入口は外部を臨み、他方の出入口は前記建屋や部屋などの出入口に接続された閉鎖空間を、人,動,植物,それ以外のものの少なくとも一つに対する清浄化空間として配備し、該清浄化空間内に、次亜塩素酸ナトリウムなどの少なくとも塩素系成分を有効成分として含む人畜無害の殺菌用薬液(以下、単に「殺菌水」という)を、当該清浄化空間内に在る人,動植物,その他の物のいずれかに対し微粒化して直接又は間接噴霧することにより、前記人などに付着している各種の菌を滅,殺菌処理するようにしたので、建屋や部屋などの内部に、外部から殺菌を始めとする諸々の病原菌やウィルスが侵入しないように防御することができる。
従って、本発明によれば、単に、病原菌や雑菌を殺菌できるのみならず、特に、新しい伝染病であるためその病原菌が国内に入ると大流行するおそれがある、外国で発生した新しい伝染病の国内伝播を、空港や港湾などのいわゆる水際で効果的に抑止することができるという、画期的な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】一例として国際空港や国外船が出入りする港湾などにおける入口ゲートに設けた本発明清浄化システムを実施する生化学的清浄化設備を模式的に表した側断面図。
【図2】本発明清浄化システムを屋内の動く歩道に適用した例の模式的な側断面図。
【図3】本発明清浄化システムをセパレートタイプのエアコンに付設した例の系統ブロック図。
【符号の説明】
【0022】
1 清浄化チャンバ
2 入口
3 出口
4,5 扉
6,7 内側壁
8 天井壁
9a〜9f ノズル
10a〜10c センサー
11 殺菌水タンク
12 コンプレッサ
13 薬液送給パイプ
14 噴霧制御部
15 ノズル制御部
16 殺菌水含有マット
17 エアコン室外機
18 エアコン吹出し口
19 給排系の管

【特許請求の範囲】
【請求項1】
建屋や部屋、或は、出入口設備などの出入口に隣接して、少なくとも1人が入れる大きさの閉鎖空間であって、前後に物理的に存在する扉やエアカーテンなどによる内外遮蔽体を備えた2つの出入口を有すると共に、一方の出入口は外部を臨み、他方の出入口は前記建屋や部屋などの出入口に接続された閉鎖空間を、人,動,植物,それ以外のものの少なくとも一つに対する清浄化空間として配備し、該清浄化空間内に、次亜塩素酸ナトリウムなどの少なくとも塩素系成分を有効成分として含む人畜無害の殺菌用薬液(以下、単に「殺菌水」という)を、当該清浄化空間内に在る人,動植物,その他の物のいずれかに対し微粒化して直接又は間接噴霧することにより、前記人などに付着している各種の菌を滅,殺菌処理することを特徴とする噴霧式の生化学的清浄化システム。
【請求項2】
噴霧は、清浄化空間の出入口に関して少なくとも左右側と天井側の壁面に設けた噴霧ノズルにより行う請求項1の噴霧式の生化学的清浄化システム。
【請求項3】
噴霧は、清浄化空間に、人などが立入ったこと又は存在すること、または、人などが立入って出入口の扉又はエアカーテンが閉じたことをセンサーに検出させて開始するようにした請求項2の噴霧式の生物化学的清浄化システム。
【請求項4】
噴霧ノズルの少なくとも1つは、フレキシブルホールの先端部に設け、前記ノズルを手に取って操作し、噴霧方向を自在に変更できるようにした請求項2又は3の噴霧式の生化学的清浄化システム。
【請求項5】
各噴霧ノズルの噴霧状態は自由に変更できるように制御する請求項1〜4のいずれかの噴霧式の生化学的清浄化システム。
【請求項6】
セパレート型エアコンにおける室外機の内部空間又は当該室外機の脇に、少なくとも殺菌水の貯留タンクを配備し、前記タンクからエア吹出口までを殺菌水を送給するパイプで繋ぐと共に、エア吹出口に位置した送給パイプの端部に噴霧ノズルを設けたことを特徴とする噴霧式の生化学的清浄化システム。
【請求項7】
貯留タンクは殺菌水の生成装置に付設された請求項6の噴霧式の生化学的清浄化システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2009−34159(P2009−34159A)
【公開日】平成21年2月19日(2009.2.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−198812(P2007−198812)
【出願日】平成19年7月31日(2007.7.31)
【出願人】(507252775)サッシュ株式会社 (3)
【出願人】(507111896)
【Fターム(参考)】