回転自在電気接続構造とコンセント
【課題】回転自在電気接続構造とコンセントの提供。
【解決手段】この回転自在電気導接構造は少なくとも二つの円柱形導電部、絶縁材料部及び少なくとも二つの導電端子を包含する。該円柱形導電部は軸方向に沿って離間配列され、各円柱形導電部の内表面が導線の一端に半田付けされる。該絶縁材料部はモールディングにより該円柱形導電部に結合されて円軸状アセンブリを構成する。各該導電端子はそれぞれ該円柱形導電部に対応し、且つ各該導電端子は部分的に延伸されて円弧形接触部が形成されてそれに対応する円柱形導電部の外周面に当接し、各該導電端子はその対応する円柱形導電部に沿って回転し、且つ該円弧形接触部が該外周面との接触及び導通状態を保持する。
【解決手段】この回転自在電気導接構造は少なくとも二つの円柱形導電部、絶縁材料部及び少なくとも二つの導電端子を包含する。該円柱形導電部は軸方向に沿って離間配列され、各円柱形導電部の内表面が導線の一端に半田付けされる。該絶縁材料部はモールディングにより該円柱形導電部に結合されて円軸状アセンブリを構成する。各該導電端子はそれぞれ該円柱形導電部に対応し、且つ各該導電端子は部分的に延伸されて円弧形接触部が形成されてそれに対応する円柱形導電部の外周面に当接し、各該導電端子はその対応する円柱形導電部に沿って回転し、且つ該円弧形接触部が該外周面との接触及び導通状態を保持する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は一種の電気接続構造に係り、特に、回転自在電気接続構造に関する。
【背景技術】
【0002】
伝統的なコンセント、たとえば壁面コンセント或いは延長線コンセントは、通常、固定され且つ複数が並列するよう配設され、複数のプラグを同時使用できる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、コンセントの間隔が短すぎるか、プラグの形状或いは体積などの因子によっては、コンセントに複数のプラグを同時に差し込めず、使用者に不便をもたらす。ゆえに、良好な使用の自由度を有するコンセントが求められている。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、一種の回転自在の電気接続構造を提供し、それは、少なくとも二つの円柱形導電部、絶縁材料部及び少なくとも二つの導電端子を包含する。
【0005】
該円柱形導電部は軸方向に沿って離間配設され、各円柱形導電部の内表面が導線の一端に半田付けされる。該絶縁材料部はモールディングにより該円柱形導電部に結合されて円軸状アセンブリを構成する。各該導電端子はそれぞれ該円柱形導電部に対応し、且つ各該導電端子は部分的に延伸されて円弧形接触部が形成されてそれに対応する円柱形導電部の外周面に当接し、各該導電端子はその対応する円柱形導電部に沿って回転し、且つ該円弧形接触部が該外周面との接触及び導通状態を保持する。
【0006】
本発明に基づく具体的実施例は、回転自在のコンセントを提供する。それは、円板、第1円柱形導電部、第2円柱形導電部、第3円柱形導電部、L(ライブ)端子、N(ニュートラル)端子、アース端子及び絶縁材料部を包含する。
【0007】
該円板には、一組の3極挿入孔が設けられている。該第1円柱形導電部、該第2円柱形導電部及び該第3円柱形導電部は軸方向に沿って、互いに離間するように配設される。そのうち、該第1円柱形導電部の内表面にL線の一端が半田付けされ、該第2円柱形導電部の内表面にN線の一端が半田付けされ、該第3円柱形導電部の内表面にアース線の一端が半田付けされる。
【0008】
該絶縁材料部はモールディングにより該第1円柱形導電部、該第2円柱形導電部、第3円柱形導電部と結合されて、これにより該円板の下に位置する円軸状アセンブリが構成される。
【0009】
該アース端子、該L端子、該N端子はそれぞれ部分的に延伸されて、第1円弧形接触部第2円弧接触部、及び第3円弧接触部が形成され、該第1円弧形接触部は該第1円柱形導電部の外周面に、該第2円弧形接触部は該第2円柱形導電部の外周面上に、該第3円弧形接触部は該第3円柱形導電部の外周面上にそれぞれ組み合わされる。そのうち、該L端子、該N端子と該アース端子はそれぞれ該第1円柱形導電部、該第2円柱形導電部、及び該第3円柱形導電部の周りに沿って回転し、且つ該第1円弧形接触部、該第2円弧形接触部、及び該第3円弧形接触部は、それぞれ該第1円柱形導電部の外周面、該第2円柱形導電部の外周面、該第3円柱形導電部の外円周面との接触と導通を保持する。
【発明の効果】
【0010】
本発明は、外部プラグ(たとえば中国規格プラグ)が上述の本発明のコンセントに挿入された後、本発明に記載の電気接続構造により、任意に回転可能で並びに通電状態を保持できる。ゆえに、プラグ自身の体積或いは形状によりその他のプラグの差込みが妨害されることがない。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明の回転自在電気接続構造の外観図である。
【図2】図1の電気接続構造の分解図である。
【図3】本発明の導線と円柱形導電部の内表面の接続表示図である。
【図4】本発明の具体的実施例の回転自在のコンセントの外観図である。
【図5】図4のコンセントの分解図である。
【図6】本発明のコンセント本体の外観図である。
【図7】本発明のコンセント本体の分解図である。
【図8A】本発明の左半部の回転支持座の内部表示図である。
【図8B】本発明の右半部の回転支持座の内部表示図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本発明の一つの範疇は、回転自在電気接続構造を提供することにある。図4を参照されたい。それは本発明の上述の電気接続構造を応用した回転自在のコンセント3を示す。注意すべきことは、コンセントの差込み口の数量は、図4に示される一組に限られるわけではないことである。
【0013】
図5を参照されたい。コンセント3は、ケーシング(30、31、32)、コンセント本体33、及びコンセント本体33を収容する箱体34を包含し得る。図6及び図7を参照されたい。コンセント本体33は円板330、電気接続構造1、及び回転支持座332を包含し得る。
【0014】
この実施例では、円板330には一組の3極挿入孔331が設けられて、中国規格或いはオーストラリア規格プラグに適用されるが、これに限定されるわけではない。
【0015】
電気接続構造1は円板330の下に設置され、回転支持座332は左半部と右半部に分かれ、組合せ後に電気接続構造1をその内に収容する。
【0016】
回転支持座332はその上部外周に下向きに、この一組の3極挿入孔331に対応する第1収容室3320、第2収容室3321及び第3収容室3322が形成されている。
【0017】
図2を参照されたい。電気接続構造1は第1円柱形導電部10、第2円柱形導電部11、第3円柱形導電部12、L端子16、N端子17、アース端子18及び絶縁材料部(符号19、20、21の部分を包含する)を包含する。
【0018】
該第1円柱形導電部10、該第2円柱形導電部11、該第3円柱形導電部12は軸方向に沿って互いに離間して配設され、そのうち、該第1円柱形導電部10の内表面は、L線13の一端に半田付けされ、第3円柱形導電部12はN線14の一端に半田付けされ、該第3円柱形導電部12の内表面は、アース線15の一端に半田付けされる。
【0019】
絶縁材料部はモールディングにより、該第1円柱形導電部10、該第2円柱形導電部11、及び第3円柱形導電部12と結合されて、円軸状アセンブリ2を構成する。
【0020】
L端子16、N端子17、及びアース端子18は、それぞれ回転支持座332の第1収容室3320、第2収容室3321、第3収容室3322中に設置されて、外部プラグのピンを挟持するのに用いられる。円軸状アセンブリ2は回転支持座332のチャネル3325中に位置する。
【0021】
絶縁材料部は、第1環形絶縁部19、第2環形絶縁部20を包含する。第1環形絶縁部19は第1円柱形導電部10及び第2円柱形導電部11を隔離し絶縁する。第2環形絶縁部20は第2円柱形導電部11と第3円柱形導電部12を隔離し絶縁する。
【0022】
第1環形絶縁部19と第2環形絶縁部20の直径サイズはいずれも第1円柱形導電部10、第2円柱形導電部11、第3円柱形導電部12より大きい。
【0023】
図8A及び図8Bを参照されたい。左半部と右半部の回転支持座332内部には第1階段3323及び第2階段3324がいずれも包含され、第1環形絶縁部19は第1階段3323上に架設され、第2環形絶縁部20は第2階段3324上に架設され、これにより、円軸状アセンブリ2が回転支持座332のチャネル3325中に位置決めされる。
【0024】
このほか、この実施例では、絶縁材料部はさらに、六角形の回転防止部21を包含し得て、該回転防止部21は、箱体34上の六角形の嵌め溝(図示せず)中に嵌め込まれて、円軸状アセンブリ2が回転させられるのを防止する。
【0025】
特に注意が必要であることは、L端子16、N端子17、及びアース端子18はそれぞれ部分的に延伸されて、第1円弧形接触部160、第2円弧形接触部170、及び第3円弧形接触部180が形成され、該第1円弧形接触部160は第1円柱形導電部10の外周面に当接するように組み合わされ、該第2円弧形接触部170は第2円柱形導電部11の外周面に当接するように組み合わされ、該第3円弧形接触部870は第3円柱形導電部12の外周面に当接するように組み合わされることである。
【0026】
このほか、L端子16、N端子17、及びアース端子18はそれぞれ第1円柱形導電部10、第2円柱形導電部11、第3円柱形導電部12に沿って任意回転し、且つ第1円弧形接触部160、第2円弧形接触部170、第3円弧形接触部180はそれぞれ第1円柱形導電部10の外周面、第2円柱形導電部11の外周面、第3円柱形導電部12の外周面と接触及び導通を保持することである。L端子16、N端子17及びアース端子18の回転により回転支持座332が駆動され、円軸状アセンブリ2の周りを回転する。
【0027】
これにより、外部プラグ(たとえば中国規格プラグ)が上述の本発明のコンセントに挿入された後、本発明に記載の電気接続構造により、任意に回転可能で並びに通電状態を保持できる。ゆえに、プラグ自身の体積或いは形状によりその他のプラグの差込みが妨害されることがない。
【0028】
以上述べたことは、本発明の実施例にすぎず、本発明の実施の範囲を限定するものではなく、本発明の特許請求の範囲に基づきなし得る同等の変化と修飾は、いずれも本発明の権利のカバーする範囲内に属するものとする。
【符号の説明】
【0029】
1 電気接続構造 10 第1円柱形導電部
11 第2円柱形導電部 12 第3円柱形導電部
13 L線 14 N線
15 アース線 16 L端子
160 第1円弧形接触部 17 N端子
170 第2円弧形接触部 18 アース端子
180 第3円弧形接触部 19 第1環形絶縁部
2 円軸状アセンブリ 20 第2環形絶縁部
21 回転防止部 3 コンセント
30、31、32 ケーシング 33 コンセント本体
330 円板 331 挿入孔
332 回転支持座 3320 第1収容室
3321 第2収容室 3322 第3収容室
3323 第1階段 3324 第2階段
3325 チャネル 34 箱体
【技術分野】
【0001】
本発明は一種の電気接続構造に係り、特に、回転自在電気接続構造に関する。
【背景技術】
【0002】
伝統的なコンセント、たとえば壁面コンセント或いは延長線コンセントは、通常、固定され且つ複数が並列するよう配設され、複数のプラグを同時使用できる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、コンセントの間隔が短すぎるか、プラグの形状或いは体積などの因子によっては、コンセントに複数のプラグを同時に差し込めず、使用者に不便をもたらす。ゆえに、良好な使用の自由度を有するコンセントが求められている。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、一種の回転自在の電気接続構造を提供し、それは、少なくとも二つの円柱形導電部、絶縁材料部及び少なくとも二つの導電端子を包含する。
【0005】
該円柱形導電部は軸方向に沿って離間配設され、各円柱形導電部の内表面が導線の一端に半田付けされる。該絶縁材料部はモールディングにより該円柱形導電部に結合されて円軸状アセンブリを構成する。各該導電端子はそれぞれ該円柱形導電部に対応し、且つ各該導電端子は部分的に延伸されて円弧形接触部が形成されてそれに対応する円柱形導電部の外周面に当接し、各該導電端子はその対応する円柱形導電部に沿って回転し、且つ該円弧形接触部が該外周面との接触及び導通状態を保持する。
【0006】
本発明に基づく具体的実施例は、回転自在のコンセントを提供する。それは、円板、第1円柱形導電部、第2円柱形導電部、第3円柱形導電部、L(ライブ)端子、N(ニュートラル)端子、アース端子及び絶縁材料部を包含する。
【0007】
該円板には、一組の3極挿入孔が設けられている。該第1円柱形導電部、該第2円柱形導電部及び該第3円柱形導電部は軸方向に沿って、互いに離間するように配設される。そのうち、該第1円柱形導電部の内表面にL線の一端が半田付けされ、該第2円柱形導電部の内表面にN線の一端が半田付けされ、該第3円柱形導電部の内表面にアース線の一端が半田付けされる。
【0008】
該絶縁材料部はモールディングにより該第1円柱形導電部、該第2円柱形導電部、第3円柱形導電部と結合されて、これにより該円板の下に位置する円軸状アセンブリが構成される。
【0009】
該アース端子、該L端子、該N端子はそれぞれ部分的に延伸されて、第1円弧形接触部第2円弧接触部、及び第3円弧接触部が形成され、該第1円弧形接触部は該第1円柱形導電部の外周面に、該第2円弧形接触部は該第2円柱形導電部の外周面上に、該第3円弧形接触部は該第3円柱形導電部の外周面上にそれぞれ組み合わされる。そのうち、該L端子、該N端子と該アース端子はそれぞれ該第1円柱形導電部、該第2円柱形導電部、及び該第3円柱形導電部の周りに沿って回転し、且つ該第1円弧形接触部、該第2円弧形接触部、及び該第3円弧形接触部は、それぞれ該第1円柱形導電部の外周面、該第2円柱形導電部の外周面、該第3円柱形導電部の外円周面との接触と導通を保持する。
【発明の効果】
【0010】
本発明は、外部プラグ(たとえば中国規格プラグ)が上述の本発明のコンセントに挿入された後、本発明に記載の電気接続構造により、任意に回転可能で並びに通電状態を保持できる。ゆえに、プラグ自身の体積或いは形状によりその他のプラグの差込みが妨害されることがない。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明の回転自在電気接続構造の外観図である。
【図2】図1の電気接続構造の分解図である。
【図3】本発明の導線と円柱形導電部の内表面の接続表示図である。
【図4】本発明の具体的実施例の回転自在のコンセントの外観図である。
【図5】図4のコンセントの分解図である。
【図6】本発明のコンセント本体の外観図である。
【図7】本発明のコンセント本体の分解図である。
【図8A】本発明の左半部の回転支持座の内部表示図である。
【図8B】本発明の右半部の回転支持座の内部表示図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本発明の一つの範疇は、回転自在電気接続構造を提供することにある。図4を参照されたい。それは本発明の上述の電気接続構造を応用した回転自在のコンセント3を示す。注意すべきことは、コンセントの差込み口の数量は、図4に示される一組に限られるわけではないことである。
【0013】
図5を参照されたい。コンセント3は、ケーシング(30、31、32)、コンセント本体33、及びコンセント本体33を収容する箱体34を包含し得る。図6及び図7を参照されたい。コンセント本体33は円板330、電気接続構造1、及び回転支持座332を包含し得る。
【0014】
この実施例では、円板330には一組の3極挿入孔331が設けられて、中国規格或いはオーストラリア規格プラグに適用されるが、これに限定されるわけではない。
【0015】
電気接続構造1は円板330の下に設置され、回転支持座332は左半部と右半部に分かれ、組合せ後に電気接続構造1をその内に収容する。
【0016】
回転支持座332はその上部外周に下向きに、この一組の3極挿入孔331に対応する第1収容室3320、第2収容室3321及び第3収容室3322が形成されている。
【0017】
図2を参照されたい。電気接続構造1は第1円柱形導電部10、第2円柱形導電部11、第3円柱形導電部12、L端子16、N端子17、アース端子18及び絶縁材料部(符号19、20、21の部分を包含する)を包含する。
【0018】
該第1円柱形導電部10、該第2円柱形導電部11、該第3円柱形導電部12は軸方向に沿って互いに離間して配設され、そのうち、該第1円柱形導電部10の内表面は、L線13の一端に半田付けされ、第3円柱形導電部12はN線14の一端に半田付けされ、該第3円柱形導電部12の内表面は、アース線15の一端に半田付けされる。
【0019】
絶縁材料部はモールディングにより、該第1円柱形導電部10、該第2円柱形導電部11、及び第3円柱形導電部12と結合されて、円軸状アセンブリ2を構成する。
【0020】
L端子16、N端子17、及びアース端子18は、それぞれ回転支持座332の第1収容室3320、第2収容室3321、第3収容室3322中に設置されて、外部プラグのピンを挟持するのに用いられる。円軸状アセンブリ2は回転支持座332のチャネル3325中に位置する。
【0021】
絶縁材料部は、第1環形絶縁部19、第2環形絶縁部20を包含する。第1環形絶縁部19は第1円柱形導電部10及び第2円柱形導電部11を隔離し絶縁する。第2環形絶縁部20は第2円柱形導電部11と第3円柱形導電部12を隔離し絶縁する。
【0022】
第1環形絶縁部19と第2環形絶縁部20の直径サイズはいずれも第1円柱形導電部10、第2円柱形導電部11、第3円柱形導電部12より大きい。
【0023】
図8A及び図8Bを参照されたい。左半部と右半部の回転支持座332内部には第1階段3323及び第2階段3324がいずれも包含され、第1環形絶縁部19は第1階段3323上に架設され、第2環形絶縁部20は第2階段3324上に架設され、これにより、円軸状アセンブリ2が回転支持座332のチャネル3325中に位置決めされる。
【0024】
このほか、この実施例では、絶縁材料部はさらに、六角形の回転防止部21を包含し得て、該回転防止部21は、箱体34上の六角形の嵌め溝(図示せず)中に嵌め込まれて、円軸状アセンブリ2が回転させられるのを防止する。
【0025】
特に注意が必要であることは、L端子16、N端子17、及びアース端子18はそれぞれ部分的に延伸されて、第1円弧形接触部160、第2円弧形接触部170、及び第3円弧形接触部180が形成され、該第1円弧形接触部160は第1円柱形導電部10の外周面に当接するように組み合わされ、該第2円弧形接触部170は第2円柱形導電部11の外周面に当接するように組み合わされ、該第3円弧形接触部870は第3円柱形導電部12の外周面に当接するように組み合わされることである。
【0026】
このほか、L端子16、N端子17、及びアース端子18はそれぞれ第1円柱形導電部10、第2円柱形導電部11、第3円柱形導電部12に沿って任意回転し、且つ第1円弧形接触部160、第2円弧形接触部170、第3円弧形接触部180はそれぞれ第1円柱形導電部10の外周面、第2円柱形導電部11の外周面、第3円柱形導電部12の外周面と接触及び導通を保持することである。L端子16、N端子17及びアース端子18の回転により回転支持座332が駆動され、円軸状アセンブリ2の周りを回転する。
【0027】
これにより、外部プラグ(たとえば中国規格プラグ)が上述の本発明のコンセントに挿入された後、本発明に記載の電気接続構造により、任意に回転可能で並びに通電状態を保持できる。ゆえに、プラグ自身の体積或いは形状によりその他のプラグの差込みが妨害されることがない。
【0028】
以上述べたことは、本発明の実施例にすぎず、本発明の実施の範囲を限定するものではなく、本発明の特許請求の範囲に基づきなし得る同等の変化と修飾は、いずれも本発明の権利のカバーする範囲内に属するものとする。
【符号の説明】
【0029】
1 電気接続構造 10 第1円柱形導電部
11 第2円柱形導電部 12 第3円柱形導電部
13 L線 14 N線
15 アース線 16 L端子
160 第1円弧形接触部 17 N端子
170 第2円弧形接触部 18 アース端子
180 第3円弧形接触部 19 第1環形絶縁部
2 円軸状アセンブリ 20 第2環形絶縁部
21 回転防止部 3 コンセント
30、31、32 ケーシング 33 コンセント本体
330 円板 331 挿入孔
332 回転支持座 3320 第1収容室
3321 第2収容室 3322 第3収容室
3323 第1階段 3324 第2階段
3325 チャネル 34 箱体
【特許請求の範囲】
【請求項1】
回転自在電気接続構造において、
少なくとも二つの円柱形導電部であって、一つの軸方向に沿って互いに離間するように配設され、各該円柱形導電部の内表面が導線の一端に半田付けされる、上記少なくとも二つの円柱形導電部と、
絶縁材料部であって、モールディングにより該少なくとも二つの円柱形導電部に結合されて円軸状アセンブリを構成する、上記絶縁材料部と、
少なくとも二つの導電端子であって、それぞれが該円柱形導電部に対応し、各該導電端子の一部が延伸されて円弧形接触部が形成され、該円弧形接触部がそれに対応する該円柱形導電部の外周面に接触するように組み合わされ、各該導電端子はそれに対応する該円柱形導電部の周りに沿って回転し、且つ該円弧形接触部は該外周面と接触及び導通を保持する、上記少なくとも二つの導電端子と、
を包含したことを特徴とする、回転自在電気導接構造。
【請求項2】
請求項1記載の回転自在電気接続構造において、該絶縁材料部の、任意の二つの互いに接近する円柱形導電部の間に環形絶縁部があり、該環形絶縁部の直径サイズは該任意の二つの互いに接近する円柱形導電部より大きく、該環形絶縁部は該円軸状アセンブリの架設及び位置決めに用いられることを特徴とする、回転自在電気導接構造。
【請求項3】
請求項1記載の回転自在電気接続構造において、該絶縁材料部は回転防止部を包含し、該回転防止部は外部構造に係合して該円軸状アセンブリが回転させられるのを防止することを特徴とする、回転自在電気導接構造。
【請求項4】
回転自在コンセントにおいて、
一組の3極挿入孔を具えた、円板と、
一つの軸方向に沿って、互いに離間するように配設された第1円柱形導電部、第2円柱形導電部、及び第3円柱形導電部であって、該第1円柱形導電部の内表面にL線の一端が半田付けされ、該第2円柱形導電部の内表面にN線の一端が半田付けされ、該第3円柱形導電部の内表面にアース線の一端が半田付けされた、上記第1円柱形導電部、上記第2円柱形導電部、及び上記第3円柱形導電部と、
絶縁材料部であって、モールディングにより該第1円柱形導電部、該第2円柱形導電部、及び該第3円柱形導電部と結合されて該円板の下に位置する円軸状アセンブリを構成する、上記絶縁材料部と、
L端子、N端子、及びアース端子であって、それぞれ該第1円弧形接触部より延伸されて該第1円柱形導電部の外周面上、該第2円弧形接触部より延伸されて該第2円柱形導電部の外周面上、及び該第3円弧形接触部より延伸されて該第3円柱形導電部の外周面上に当接するように組み合わされ、該L端子、該N端子及び該アース端子はそれぞれ該第1円柱形導電部、該第2円柱形導電部、及び該第3円柱形導電部の周りに沿って回転し、且つ該第1円弧形接触部、該第2円弧形接触部、及び該第3円弧形接触部はそれぞれ該第1円柱形導電部の該外周面、該第2円柱形導電部の該外周面、及び該第3円柱形導電部の該外周面と接触及び導通を保持する、上記L端子、上記N端子、及び上記アース端子と、
を包含したことを特徴とする、回転自在コンセント。
【請求項5】
請求項4記載の回転自在コンセントにおいて、回転支持座をさらに包含し、該回転支持座は該円板の下に設置され、その上部外周に下向きに、該一組の3極挿入孔に対応する第1収容室、第2収容室及び第3収容室が形成され、且つ該回転支持座の中央にチャネルがあり、該L端子、該N端子及び該アース端子はそれぞれ該第1収容室、該第2収容室及び該第3収容室中にそれぞれ設置され、該円軸状アセンブリは該チャネル中に位置することを特徴とする、回転自在コンセント。
【請求項6】
請求項5記載の回転自在コンセントにおいて、該絶縁材料部は、該第1円柱形導電部と該第2円柱形導電部を隔離絶縁する第1環形絶縁部と、該第2円柱形導電部と該第3円柱形導電部を隔離絶縁する第2環形絶縁部とを包含し、該第1環形絶縁部と該第2環形絶縁部の直径サイズは該第1円柱形導電部、該第2円柱形導電部、及び該第3円柱形導電部よりも大きく、該回転支持座内への架設に供されて、該円軸状アセンブリを該チャネル中に位置決めすることを特徴とする、回転自在コンセント。
【請求項7】
請求項6記載の回転自在コンセントにおいて、該回転支持座内部は第1階段と第2階段を有し、該第1環形絶縁部が該第1階段上に架設され、該第2環形絶縁部が該第2階段上に架設されることを特徴とする、回転自在コンセント。
【請求項1】
回転自在電気接続構造において、
少なくとも二つの円柱形導電部であって、一つの軸方向に沿って互いに離間するように配設され、各該円柱形導電部の内表面が導線の一端に半田付けされる、上記少なくとも二つの円柱形導電部と、
絶縁材料部であって、モールディングにより該少なくとも二つの円柱形導電部に結合されて円軸状アセンブリを構成する、上記絶縁材料部と、
少なくとも二つの導電端子であって、それぞれが該円柱形導電部に対応し、各該導電端子の一部が延伸されて円弧形接触部が形成され、該円弧形接触部がそれに対応する該円柱形導電部の外周面に接触するように組み合わされ、各該導電端子はそれに対応する該円柱形導電部の周りに沿って回転し、且つ該円弧形接触部は該外周面と接触及び導通を保持する、上記少なくとも二つの導電端子と、
を包含したことを特徴とする、回転自在電気導接構造。
【請求項2】
請求項1記載の回転自在電気接続構造において、該絶縁材料部の、任意の二つの互いに接近する円柱形導電部の間に環形絶縁部があり、該環形絶縁部の直径サイズは該任意の二つの互いに接近する円柱形導電部より大きく、該環形絶縁部は該円軸状アセンブリの架設及び位置決めに用いられることを特徴とする、回転自在電気導接構造。
【請求項3】
請求項1記載の回転自在電気接続構造において、該絶縁材料部は回転防止部を包含し、該回転防止部は外部構造に係合して該円軸状アセンブリが回転させられるのを防止することを特徴とする、回転自在電気導接構造。
【請求項4】
回転自在コンセントにおいて、
一組の3極挿入孔を具えた、円板と、
一つの軸方向に沿って、互いに離間するように配設された第1円柱形導電部、第2円柱形導電部、及び第3円柱形導電部であって、該第1円柱形導電部の内表面にL線の一端が半田付けされ、該第2円柱形導電部の内表面にN線の一端が半田付けされ、該第3円柱形導電部の内表面にアース線の一端が半田付けされた、上記第1円柱形導電部、上記第2円柱形導電部、及び上記第3円柱形導電部と、
絶縁材料部であって、モールディングにより該第1円柱形導電部、該第2円柱形導電部、及び該第3円柱形導電部と結合されて該円板の下に位置する円軸状アセンブリを構成する、上記絶縁材料部と、
L端子、N端子、及びアース端子であって、それぞれ該第1円弧形接触部より延伸されて該第1円柱形導電部の外周面上、該第2円弧形接触部より延伸されて該第2円柱形導電部の外周面上、及び該第3円弧形接触部より延伸されて該第3円柱形導電部の外周面上に当接するように組み合わされ、該L端子、該N端子及び該アース端子はそれぞれ該第1円柱形導電部、該第2円柱形導電部、及び該第3円柱形導電部の周りに沿って回転し、且つ該第1円弧形接触部、該第2円弧形接触部、及び該第3円弧形接触部はそれぞれ該第1円柱形導電部の該外周面、該第2円柱形導電部の該外周面、及び該第3円柱形導電部の該外周面と接触及び導通を保持する、上記L端子、上記N端子、及び上記アース端子と、
を包含したことを特徴とする、回転自在コンセント。
【請求項5】
請求項4記載の回転自在コンセントにおいて、回転支持座をさらに包含し、該回転支持座は該円板の下に設置され、その上部外周に下向きに、該一組の3極挿入孔に対応する第1収容室、第2収容室及び第3収容室が形成され、且つ該回転支持座の中央にチャネルがあり、該L端子、該N端子及び該アース端子はそれぞれ該第1収容室、該第2収容室及び該第3収容室中にそれぞれ設置され、該円軸状アセンブリは該チャネル中に位置することを特徴とする、回転自在コンセント。
【請求項6】
請求項5記載の回転自在コンセントにおいて、該絶縁材料部は、該第1円柱形導電部と該第2円柱形導電部を隔離絶縁する第1環形絶縁部と、該第2円柱形導電部と該第3円柱形導電部を隔離絶縁する第2環形絶縁部とを包含し、該第1環形絶縁部と該第2環形絶縁部の直径サイズは該第1円柱形導電部、該第2円柱形導電部、及び該第3円柱形導電部よりも大きく、該回転支持座内への架設に供されて、該円軸状アセンブリを該チャネル中に位置決めすることを特徴とする、回転自在コンセント。
【請求項7】
請求項6記載の回転自在コンセントにおいて、該回転支持座内部は第1階段と第2階段を有し、該第1環形絶縁部が該第1階段上に架設され、該第2環形絶縁部が該第2階段上に架設されることを特徴とする、回転自在コンセント。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8A】
【図8B】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8A】
【図8B】
【公開番号】特開2012−235580(P2012−235580A)
【公開日】平成24年11月29日(2012.11.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−101370(P2011−101370)
【出願日】平成23年4月28日(2011.4.28)
【出願人】(503300096)維熹科技股▲ふん▼有限公司 (8)
【出願人】(510180935)東莞維升電子製品有限公司 (1)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成24年11月29日(2012.11.29)
【国際特許分類】
【出願日】平成23年4月28日(2011.4.28)
【出願人】(503300096)維熹科技股▲ふん▼有限公司 (8)
【出願人】(510180935)東莞維升電子製品有限公司 (1)
【Fターム(参考)】
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