説明

固定具

【課題】床板を根太に固定する際、特殊な機械が必要であったり、多大な時間を要する溝加工を床板に施すことなく、また、床板表面より木ネジなどが飛び出てけがの原因にならない床板の固定具と固定方法を提供する。
【解決手段】勘合しあう突部6とへこみ部分7を備えた、固定具を、床板に取り付けることにより、床板に溝を加工、又は、溝を形成することなく、また、床板表面より木ネジなどを使用することなく、床板を根太に固定する

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はウッドデッキの床板を根太に固定する、固定具に関する。
【背景技術】
【0002】
ウッドデッキは、水平に設置された根太の上に、木材、合成木材、金属やプラスチックの引き抜き材、などの、床板を敷き詰めることにより構成される、床板は、何らかの方法で、根太に固定する。
【0003】
固定方法はいろいろあるが主に、
【0004】
1の方法、図17のように、ウッドデッキの床板を根太に固定する際、床板の表面からねじ、で根太に固定する。
【0005】
2の方法、木材であるならば床板材の側面に溝を加工する、また、金属やプラスチック類ならば側面に溝を成形加工した床板を、金具あるいは留め具を用いて根太に固定する方法を用いていた。(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特許文献 1 特開2003−301591 図7,図10
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
完成された、ウッドデッキ上を、裸足で歩行することも、少なくない、
【0008】
床板表面から木ネジなどにより根太に固定する方法は、ネジなどをまわすドライバーなどによりネジの頭に傷がつき、それが金属の刺として飛び出てけがの原因になる可能性があり、危険である、
【0009】
木材、合成木材、金属、プラスチック、などのいずれの材料も、床板の側面に溝を掘り込むには、溝を掘り込む工程が必要であり、溝を加工するための設備、加工時間、加工工賃がかかる。
【0010】
木材は湿度、温度、等の気候や、節などの材質により反りが出る場合がある、他の材料においても、製作時、そりや曲がりが発生する、一般的に、細く長い材料は曲がりやすい、水平方向の軽い曲がりのある材料(人体の力で強制できる程度)でも施工に余分な時間をかけなければならない、ウッドデッキの施工は、専門の大工のみならず、一般の素人の人々も日曜大工で施工している、このため、専門家でない施工者も容易に施工出来るよう施工時の配慮も必要になる。
【0011】
本発明はこれらの問題点を解決するために発明されたものである。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明は従来の問題を解決するため床板を根太に固定するために複数個組みで使用される固定具である、床板と根太に挟まれた状態で使用して床板と根太を固定する。
【0013】
固定具は、板材の側面水平方向の一部に爪形状があり、爪形状の出ている側に並んでとなりに切り欠き部がある、床板をこの固定具を介して根太に固定した際、根太と固定具の間に切り欠き部で出来た空間が構成される、前記空間は組み相手の前記爪形状が入る大きさになっており、組み相手の爪形状がその空間に入りこむと固定具と根太の間に挟まれ、上下方向が拘束される、さらに、固定具には、根太に取り付けるための穴が開いている、この穴を斜め方向に明けることにより差し込まれた爪形状の上下方向の拘束力と斜め方向に明けた穴で床板を根太に固定することを特徴としている。
【0014】
請求項2の発明は木材の水平方向の軽い曲がり(人体の力で強制できる程度)を矯正し、ウッドデッキ組立作業をやりやすくする為のもので、図9爪2の先端部に垂直方向に小さな突起6があり、前記固定具の空間3に組相手の前記突起6のある爪形状と同形状の爪を挿入して先端部が到達したところに前記突起6が収まる凹み7を備えているため、爪2を空間3に押し込むことにより突起6が凹み7に引っかかることを特徴としている。
【0015】
請求項3の発明は、ウッドデッキの施工は専門の大工のみならず一般の素人の人々も日曜大工で施工している、このため、専門家でない施工者の施工時固定具の取り付けのばらつきによる不具合を解消するためのもので、爪形状と爪形状が入る切り欠き部で出来た空間に固定具の取り付けばらつきによる誤差を吸収するため、図5爪2と爪2が入る空間3aの間に間隔Gを設ける事により固定具を取り付ける際のばらつき誤差を吸収できるようにしたことを特徴とする固定具を提供する。
【発明の効果】
【0016】
請求項1の発明は、固定具は、床板の両側面に組みで、床板と根太に挟まれた状態で使用する、
【0017】
差し込まれた爪の上下方向の拘束力と斜め方向に明けた穴で床板を根太に止めることが出来るため、床板表面から、木ネジで締め付ける必要が無く、従い木ネジで締め付けるによる棘が床板表面に出ることはない、また、床板の側面に溝を加工する必要が無いため、溝加工の費用、加工のための機械、時間など、特別な工数をかけずに床板を根太に固定しウッドデッキを構成できる。
【0018】
さらに、床板材に木材を使用した場合、側面に溝を加工する必要が無いため、木目、木質、等、好きな材料を施工者や発注者が自由に選ぶことが出来る、溝加工の為の時間を要することなく、加工費用も不要になる。
【0019】
請求項2記載の発明にあっては、床板は常に直線的なものだけではなく、軽い曲がり(人の腕で強制できる程度)の床板も多く存在する。本発明は床板と根太の間に挟まれた状態で使用されるが図9、空間3に凹み7があるため、爪2の先の突起6を、空間に押し込むとで突起6が空間3の凹み7に押さえられ、床板の軽い曲がりを矯正することができる、軽い曲がりの床板を、根太に止めるとき、床板を矯正出来るため、他人の手を借りず、特殊な工具も必要とせず、床板の取り付けが容易になる。
【0020】
請求項3記載の発明にあっては、ウッドデッキを構成するためには、数多くの本発明を床板に取り付けるが、設計通り寸分違わず取り付けることは専門の技術が必要なことと、時間を多く費やすため不経済である。特に、一般の素人の人々が日曜大工で施工する場合、設計通り寸分違わず取り付けることは難しく、取り付け誤差が大きくなる、このため取り付け誤差が大きくてもウッドデッキとして、構成させるには、取り付け誤差を吸収できる隙間が必要である。図5、爪2と、爪2が入る空間3aに、取り付け誤差を吸収するための間隔Gを設けることにより、取り付け誤差の影響を受けずに作業を進めることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本発明を裏面より見た斜視図。
【図2】本発明の斜視図
【図3】床板の一部を組み合わせた図。(根太の図は省略)
【図4】本発明を床板に取り付け裏面より見た斜視図。
【図5】本発明を床板に取り付けた状態を床板側から見た図。
【図6】図5、断面C−Cを示す図。(最初の床板取り付け説明図)
【図7】図3、断面E−Eを示す図。(2枚目以降床板取り付け説明図)
【図8】床板を根太に取り付けウッドデッキを構成中の部分斜視図。
【図9】図5の断面A−A、断面B−Bを示す図。
【図10】図7E部拡大図。
【図11】本発明を介して根太に床板を固定した断面A−A、断面B−Bの図。
【図12】本発明を介して根太に床板を固定した断面C−Cの図。
【図13】曲がりのある床板を表した図
【図14】本発明に突起6と凹み7を削除した場合の説明をするための参考図。
【図15】二枚の床板をつなぎ合わせた図
【図16】ねじのみ使用して床板を根太に固定した図
【図17】従来工法の参考図
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下図面を参照して、請求項1の実施形態を工程別に分けて説明する。
【0023】
本発明を複数個組み取り付けた床板を根太の上で組みながら本発明の爪と切り欠きによる段差で出来た空間と根太取り付けねじにより根太に固定してウッドデッキを構成していくためのもので、次のような構造になっている。
【0024】
図1は本発明の全体図を説明しやすいよう裏面より見た斜視図である、
【0025】
図2は本発明の全体図の表面の斜視図である。
【0026】
本発明(固定具)の構成を図1、図2,及び図7、図9、にて説明する、図1、板材である本体1の側面に、爪形状である爪2を有しており、爪2の出ている側に並んでとなりに切り欠き部である段差33があり、床板をこの本考案を介して根太に取り付けた際、段差33により、図9空間3が構成される、その段差33で出来た空間3は、前記爪2が入る大きさになっている、さらに、本発明には床板に取り付けるため、平面に対して垂直方向の床板取り付け穴4と、根太11に取り付けるため、図7左のように、側面斜め方向の根太取り付け穴5aで構成されている。
【0027】
請求項1の実施方法を工程順に説明する。
【0028】
以下説明するに当たり、図番3以降の図面については本体1,本体1a,本体1b,本体1c,本体1d,は床板に取り付けた状態で説明する。
【0029】
工程1、図4は本発明を床板に取り付ける様子を示した、床板10に本発明を図視のように爪2の部分が床板10の外側に向くように配置、基準壁12を設けてあるので、床板10と本発明の平行が保てるため、長手方向のみ、根太の位置に合わせて配置位置基準線13を決め、床板取り付け穴4を介して床板取り付けねじ8にて床板10に固定する。
【0030】
この際、床板取り付けねじ8の長さは、床板10に締め付けたとき、ねじの先端が床板10より飛び出てはならない。
【0031】
一枚の床板に、根太1本に付き、図4、のごとく、本体1を2個対向して取り付け、根太の本数分、本体1を配置、取り付ける。図3参照
【0032】
図3は、本発明を取り付けた床板を、床板側から見た部分図である、但し根太の作図は省略してある、
【0033】
本発明を取り付けた床板を、ウッドデッキを構成するために必要な枚数、製作する。
【0034】
工程2、最初の床板を根太に取り付ける、図6は、図5のC−Cの断面のみを表した図である、この図面を用いて、最初の床板を根太に取り付ける様子を説明する、図6左側、根太取り付け穴を介して、根太取り付けねじ9cにて、本体1cを根太11に締め付ける、同じく、図6右側、本体1dも根太取り付け穴5dを用いて、根太取り付けねじ9dでしめることにより、表面にねじ跡を残さず、最初の床板10が根太11に固定出来る。
【0035】
工程3、二枚目以降の床板の取り付けを図7、図9、図10にて説明する、
【0036】
図9は図5本体1bのA−Aの断面と本体1cのB−Bの断面を表している、床板10は一枚目(最初に取り付けた床板)、10aは二枚目の(これから取り付ける)床板である、この二枚目の床板10aと本体1aを矢印Hの方向に移動させて本体1の空間3に本体1aの爪2を挿入する、図10は、図9の挿入後の形を表している。
【0037】
差し込んだ爪2の部分が床板10に固定されるため上方向(J方向)に浮き上がる事はなく根太に固定される。
【0038】
図7、床板10は一枚目(最初に取り付けた床板)、10aは二枚目の床板である、床板10aの本体1aは図5のC−Cの断面である、差し込んだ爪2の反対側の本体1aの根太取り付け穴5aの斜めの穴を使用し、本体1bの爪2と根太止めねじ9aにより、2枚目の床板10aも根太に固定することが出来る。
【0039】
図7本体1aの断面は図5のC−Cの位置の断面を表しているが図5B−Bの位置で見ると図9の本体1cと同じ断面となり空間3が確保されることが解る。
【0040】
工程3を床板の必要枚数繰り返すことにより表面にねじ跡を残さず、側面に溝などの加工をすることなくウッドデッキを完成させることができる、
【0041】
図8は組み立て中の斜視図である。
【0042】
爪2と空間3の有効性をさらに説明する。
【0043】
床板には一本の根太に対して本発明が二個取り付けてあるため、図2根太取り付け穴5の斜めの穴とねじを使用して床板を根太に止めることは出来る。
【0044】
図16は、根太に取り付穴のみで、床板10aを根太に取り付けようとしている図である、施工済みの床板10の側の本体1bも、根太止めねじ9bで留めると、床板の間隔Nを大きくとる必要がある、
【0045】
市販の床板材は規格が一定でないため、床板の厚さが変わるとその厚さに合わせて間隔Nを考慮した設計をし直さなければならないまた、間隔Nを一定に保つためのジグも作り直さなければならないなど、施工に直接関係ないことに費用、時間を費やすことになる。
【0046】
さらに、床板と床板の間隔が広いこの状態で、裸足で歩いたとき足の指が隙間に入りやすく安全な状態を確保できない。
【0047】
爪2と空間3があることで間隔を床板材の厚さに関係なく間隔Mの状態に保つことが出来る、余計な費用や時間が節約できてさらに美観で有り、安全で有る。
【0048】
請求項2を実施するための形態を図7、図13,図14,を用いて説明する。
【0049】
木材は、湿度、温度、などの気候や、節などの材質により反りが出る場合がある、合成木材、金属、プラスチック、などの材料においても、製作過程で、そりや曲がりが発生する。
【0050】
図13は曲がりのある床板を表した図である、床板10aの下側の床板端面Pが曲がりのため開いている。
【0051】
図14は本体1aに爪2の先に突起がなく本体1の空間3に凹みが無い場合の説明のための参考図である。
【0052】
爪2の先に突起が無く空間3の凹みが無い状態で、床板を矢印O方向に押し込んでもそりや曲がりの反力でR方向に戻されてしまう、この状態で床板を固定するには図7、片手で床板10aを矢印Hの方向に押し、矯正しながら別の手で、根太取り付けねじ9を回転させ床板10aを固定しなければならない、専門の大工ならば可能である作業も、素人の日曜大工には大きな負担である。
【0053】
この負担を解消するため、図7,図9,図10,図13を用いて説明する。
【0054】
図9は図5本体1bのA−Aの断面と本体1cのB−Bの断面を表している、空間3に凹み7があるため、爪2の先の突起6を、矢印H方向に押し込むと突起6が空間3の凹み7に押さえられ、矢印Hの反対方向に引く力が作用しても引き抜くことは出来ない。
【0055】
図13床板に曲がりがあり床板端面Pが開いている状態から矢印K方向に押し込むと図10、突起6が空間3の凹み7に押さえられて床板の曲がりによる反力が無くなるか又は少なくなり、図7片手で床板10aを床板10の側に押しつける必要もなく、根太取り付けねじ9aで本体1aを固定することが出来る。床板を押し込み矯正した状態で作業することが出来るため床板を矯正する力と、ねじを締める作業が分散され正常な床板の施工と何ら変わることなく作業が出来る、床板の取り付けが容易に行えるため、日曜大工など一度限りの施工で、後々不用な工具をそろえる必要がない、一人で作業を続けることが出来るなどの利点も生まれる。
【0056】
図9、図10の傾斜面14は突起6が空間3の凹み7に入りやすくするための逃がしである
【0057】
請求項3を実施するための形態
【0058】
ウッドデッキを構成するためには、数多くの床板を使用する、一枚の床板に根太の数の2倍の本発明を取り付けるが、設計通り寸分違わず取り付けることは専門の技術が必要なことと、専門の技術があっても多くの時間を費やす。
【0059】
作業環境は野外であることが多く、風が強い、雪や、雨が降る、寒い、暑い、冷たい、など作業環境の悪いところでは、専門の技術者といえども取り付けのばらつきが出てしまう、
【0060】
特に、一般の素人の人々が日曜大工で施工する場合、作業環境に関わらず、設計通り寸分違わず取り付けることは難しく、取り付け誤差が大きくなる。
【0061】
取り付け誤差が大きい状態で、床板を組んでも爪と空間の位置が合わず、ウッドデッキとして構成できない、このため取り付け誤差が大きくてもウッドデッキとして、構成させるには、取り付け誤差を吸収できる隙間が必要である。
【0062】
本発明は図5、爪2と、爪2が入る空間3aの隙間Gを設定(爪2aと空間3も同じ関係)することにより床板に取り付ける本体1及び本体1aの取り付け位置誤差が、図4,基準線13の位置にこだわらず、図5間隔Gの範囲内であれば、床板を配置しやすくなり、取り付け誤差の影響を受けずにウッドデッキが構成できる。
【0063】
なお、隙間Gの範囲は、本発明の大きさ、使用する作業環境の程度、作業者の技術程度などの設計内容に、影響されるため、設計者の判断で決める。
【0064】
図8はウッドデッキを構成していく過程を示す、図8に示すとおり、床板の表面に、ねじ跡など無く、また、床板に特殊な加工を施すことなく、なめらかな表面に仕上げていくことができる。
【0065】
図11は床板を組んだ状態を、図5、A−Aの断面とB−Bの断面で表示した図である。
【0066】
図12は床板を組んだ状態を、図5、C−Cの断面のみ表示した図である。
【0067】
上記説明では、ネジ類を使用したが本体と床板、本体と根太が固定されれば、ねじにこだわらない、例えば釘、接着剤で固定しても良い。
【0068】
本発明は以上述べた実施例に限定されるものではない。
【0069】
「他の実施形態1」
【0070】
大きく曲がった床板材料はそのままでは利用することは出来ない、
【0071】
図15は曲がりがひどく、床板材としては利用することは出来ない床板材を、曲がりのひどいところを切断、削除成形し、床板10と床板10bの2本の床板材として、各2本の床板取り付け穴にそれぞれ床板取り付けねじ8、同じく8bを使用してつなぎ合わせた図である、合わせ面15は床板10と床板10bを合わせた面を表す線である。
【0072】
床板材が根太と根太の間にまたがる長さがあれば、端材も利用出来る。
【0073】
「他の実施形態2」
【0074】
本発明の実施形態はウッドデッキを構成するために床板と根太を使用して説明しているが、床板の変わりに側壁材、根太の変わりに間柱など使用して壁を構成することが可能である、また、天井材を使用すれば天井を構成することが出来る。
【符号の説明】
【0075】
1、 1a 本体
1b、1c、1d 本体
2、2a 爪
3、3a 空間
4 床板取り付け穴
5、5a、5b 根太取り付け穴
6 突起
7 凹み
8、8a 床板取り付けねじ
9、9a、9b 根太取り付けねじ
9c、9d 根太取り付けねじ
10、10a、10b 床板
11 根太
12 基準壁
13 基準線
14 傾斜面
15 合わせ面
33 段差
A 断面線A
B 断面線B
C 断面線C
E 断面線E
G 間隔
H、K、Q 矢印
M 床板と床板の隙間
N 床板と床板の隙間
P 床板端面
O,R 力の方向


【特許請求の範囲】
【請求項1】
床板を根太に固定するため複数個組みで使用される固定具であって、板材の一部に爪形状を有しており、爪形状の出ている側に並んでとなりに切り欠き部があり、その切り欠き部で出来た段差は、前記爪形状が入る大きさになっている、さらに、床板に取り付けるための穴と根太に取り付けるための斜めの穴を備えており、前記斜めの穴と、前記空間に組み相手の爪形状が入る事により組み相手が取り付けてある床板を根太に固定出来ることを特徴とする固定具。
【請求項2】
前記爪形状の先端部に垂直方向に小さな突起があり、前記切り欠き部で出来た空間に、組相手の前記突起のある爪形状と同形状を挿入して先端部が到達したところに、前記小さな突起が収まる凹みを備えていることを特徴とする固定具
【請求項3】
爪形状と、爪形状が入る切り欠き部で出来た空間の幅方向に、組み相手の取り付け誤差を吸収するための間隔を設けた、請求項1に記載の固定具


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【公開番号】特開2012−67476(P2012−67476A)
【公開日】平成24年4月5日(2012.4.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−211665(P2010−211665)
【出願日】平成22年9月22日(2010.9.22)
【出願人】(710010674)
【Fターム(参考)】