説明

土壌の掘削方法及び掘削穴への浄化用パイプの埋設方法

【課題】 狭い場所でも作業が可能で、作業スピードが早く、騒音や振動が少なく、簡単な機器で掘削作業を行うことができる土壌の掘削方法、該掘削方法により形成した掘削穴への浄化用パイプの埋設方法を提供する。
【解決手段】 上下に細長い掘削パイプ1を設け、該掘削パイプ1の上端部に給水ホース4を接続し、掘削パイプ1の下端部に高圧水を噴出する先端ノズル2を設け、給水ホース4から掘削パイプ1内に給水して、先端ノズル2から高圧水を土中に噴出することによって所定深さまで掘削して掘削穴6を形成し、次いで、水に替えてベントナイトと水との泥状液を掘削パイプ1内に供給して、掘削パイプ1の下端部から泥状液を掘削穴6内に注入しながら掘削パイプ1を抜き取り、掘削穴1内に泥状液充填層7を形成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、トリクロロエチレンなどの揮発性有機塩素系化合物により汚染された土壌に残留する汚染物質の浄化作業に適する土壌の掘削方法及び該掘削方法により形成した掘削穴への浄化用パイプの埋設方法に関する。
【背景技術】
【0002】
本発明者は、地中に残留するトリクロロエチレンなどの揮発性有機塩素系化合物(VOC)による汚染物質を除去するための地中浄化装置を開発している(特許文献1参照)。かかる地中浄化装置は、地中内に埋設される上下に細長いパイプを設け、該パイプ内に、上下に所定の間隔をおいて該パイプの周壁の一部をパイプの室内と分離する密閉状の区画室を設けるとともに、各区画室が位置するパイプの周壁に、該周壁を貫通する連通孔を設け、上部側に位置する区画室の中心部にパイプ室内を上下に貫通させる挿通孔を設け、前記パイプ内を通って各区画室を外部に設置した浄化用の設備機器に個別に接続する管体を設けたものである。
【0003】
ところで、上下に細長いパイプを地中内に埋設するには、先ず、該パイプを埋設するための穴をボーリングにより掘削する必要がある(図7)。しかし、ボーリングによる掘削では、キャタピラー駆動の重機、掘削の推力を打撃により行い、掘削用パイプは外径100mm又は86mmの鋼管を用いるため、作業機器が大型で、作業スペースも広く必要とし、騒音や振動も大きいなどの問題がある。
【特許文献1】特開2005−169279公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
そこで本発明の目的は、狭い場所でも作業が可能で、作業スピードが早く、騒音や振動が少なく、簡単な機器で掘削作業を行うことができる土壌の掘削方法、該掘削方法により形成した掘削穴への浄化用パイプの埋設方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するために、本発明による土壌の掘削方法は、上下に細長い掘削パイプを設け、該掘削パイプの上端部に給水ホースを接続し、掘削パイプの下端部に高圧水を噴出する先端ノズルを設け、前記給水ホースから前記掘削パイプ内に給水して、前記先端ノズルから高圧水を土壌中に噴出することによって所定深さまで掘削して掘削穴を形成し、次いで、水に替えてベントナイトと水との泥状液を前記掘削パイプ内に供給して、前記掘削パイプの下端部から前記泥状液を前記掘削穴内に注入しながら前記掘削パイプを抜き取り、前記掘削穴内に泥状液充填層を形成すること、を特徴としている。
ここで、掘削パイプによる掘削は、掘削パイプを回転させながら行うとよい。
また、本発明による掘削穴への浄化用パイプの埋設方法は、周壁に該周壁を貫通する連通孔を形成した上下に細長い浄化用パイプを設け、該浄化用パイプを請求項1又は2に記載の方法により形成した掘削穴内の泥状液充填層に埋設し、前記浄化用パイプに形成した前記連通孔から水を前記泥状液充填層に供給して該連通孔の周囲に有るベントナイトを溶かし、溶けたベントナイトを前記連通孔から吸引して除去する工程を繰り返すことにより、前記連通孔の周囲の前記泥状液充填層に気体が通過可能な横穴を形成すること、を特徴としている。
ここで、浄化用パイプの掘削穴の泥状液充填層内への埋設は、浄化用パイプを回転させながら行うとよい。
【発明の効果】
【0006】
本発明による土壌の掘削方法によれば、掘削パイプの先端ノズルから高圧水を土壌中に噴出することによって所定深さまで掘削し、次いで、掘削パイプの下端部からからベントナイトと水との泥状液を掘削穴内に注入しながら掘削パイプを抜き取り、掘削穴内に泥状液充填層を形成するようにしたので、大型機械を必要とせず狭い場所でも作業を行うことができ、作業スピードが早く、騒音や振動が少なく、簡単な機器で掘削作業を行うことができる。
掘削パイプによる掘削は、掘削パイプを回転させながら行うようにすれば、真っ直ぐ下方に掘削するのに都合がよい。
また、本発明による掘削穴への浄化用パイプの埋設方法によれば、周壁に該周壁を貫通する連通孔を形成した上下に細長い浄化用パイプを、上記の掘削方法により形成した掘削穴内の泥状液充填層に埋設し、前記浄化用パイプに形成した前記連通孔から水を泥状液充填層に供給して該連通孔の周囲に有るベントナイトを溶かし、溶けたベントナイトを連通孔から吸引して除去する工程を繰り返すことにより、連通孔の周囲の泥状液充填層に気体が通過可能な横穴を形成するようにしたので、狭い場所でも作業が可能で、作業スピードが早く、騒音や振動が少なく、簡単な機器で掘削穴への浄化用パイプの埋設作業を行うことができる。
浄化用パイプの掘削穴の泥状液充填層内への埋設は、浄化用パイプを回転させながら行うようにすれば、真っ直ぐ下方に浄化用パイプを埋設するのに都合がよい。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面を参照しつつ具体的に説明する。図1は掘削パイプの説明図、図2は本発明によ掘削方法を示す説明図、図3は浄化用パイプの埋設の様子を示す説明図、図4は浄化用パイプに移動体ユニットを取り付ける様子を示す説明図、図5は浄化用パイプを用いて掘削穴の泥状液充填層に横穴を開ける様子を示す断面説明図、図6は複数の浄化用パイプを用いた浄化作業の様子を示す説明図である。
【0008】
図1において、符号1はステンレス製などの金属製パイプからなる外径21.7mmの掘削パイプで、下端には高圧水を噴出する先端ノズル2(外径35mm)を取り付けてある。掘削パイプ1の上端には、スイベルジョイント3を介して給水ホース4を接続する。掘削パイプ1には回転ドリル5を取り付け、20rpm程度の速度で掘削パイプ1を回転させながら掘削するとよい(図2(a),(b))。回転させながら掘削すれば、真っ直ぐ下方に掘削するのに都合がよい。上端の給水ホース4には、0.5〜10MPa程度の水圧で水を供給する。先端ノズル2からは0.5〜10MPa程度の高圧水が噴出する。この高圧水によって短時間で掘削が進行する(図2(a),(b))。
掘削パイプ1は鋼製又はステンレス製で、その外径は15〜50mm程度が好ましい。この程度であれば、5〜6mの長さでも、5〜10kg程度の重さであり、人が手で持って作業できる程度である。
【0009】
ある土地で、下端部に先端ノズル2を取り付け、上端部に給水ホース4(水圧3MPa程度)を接続した全長6mの掘削パイプ1(外径21.7mm)を用い、掘削実験を試みた。人の手で掘削パイプを押さえる程度の荷重で、5分程で6mの深さまで掘削することができた。掘削穴からは泥水があふれ出した。
従来のボーリング機器を用いた掘削では2日程要したのに比べ、格段に掘削時間を短縮できた。
【0010】
所定深さまで掘削が終了したならば、水に替えてベントナイトと水、必要により砂を混合した泥状液を掘削パイプ1の上端から掘削パイプ1内に供給して、掘削パイプ1下端から掘削穴6内に該泥状液を注入しながら掘削パイプ1を抜き取る。こうして、掘削穴6内に泥状液で充填された層7ができる(図2(c))。掘削穴6は均一ではなく、土壌中の層の種類によって柔らかい層では穴は大きく開き、固い層では穴は小さく、不均一であるが、泥状液で充填された層7によって、掘削穴6が崩れることを防止する。
ここで、ベントナイトと水との混合割合は、重量比で、ベントナイト:水=1:5〜20程度である。この程度の混合割合であると、泥状液充填層7は、柔らかい寒天状で、止水性、非通気性の高い層である。なお、砂を混合する場合は、ベントナイト:砂=1:0.5〜5程度が好ましい。砂を混ぜると、穴がより崩れにくくなる点で好ましい。
【0011】
次に、図3に示すように、上記により形成した掘削穴の泥状液充填層7へ浄化用パイプ8を埋設する。このとき、浄化用パイプ8を回転ドリル5で回転させながら行うと、真っ直ぐ下方へ埋設するのに都合がよい。掘削穴の泥状液充填層7は柔らかいので、浄化用パイプ8の埋設は容易である。
【0012】
浄化用パイプ8はステンレス製など金属製のパイプで、図4に示すように、周壁には、該周壁を貫通する連通孔9が所定のピッチで設けてあり、下端部には先端部材10を取り付けてある。連通孔9には、土砂は通さないが、ガスや水などの液体は通すフィルター(図示せず)が設けてある。
浄化用パイプ8の寸法は、例えば外径27.2mm、内径21.4mm、連通孔9のピッチ250mmで、上下の長さは浄化作業を行う地中の深さ(例えば3〜6m)に応じて適宜の寸法とする。浄化用パイプ8の径は、適宜変更可能であるが、外径20〜50mm程度が好ましい。この程度であれば、5〜6m程度の長さでも、5〜10kg程度の重さであり、人の手で容易に作業できる。
【0013】
浄化用パイプ8の連通孔9を介して、土壌中にガスや水等の液体を注入又は吸引して浄化作業を行うために、土壌中に埋設した浄化用パイプ8内に移動体ユニット11を摺動可能に嵌合する。
移動体ユニット11は、ガス又は液体の流路となる1本の流体流通管12とエアーの流路となる1本のエアー供給管13とを並列に配置し、流体流通管12とエアー供給管13との両者を貫通して収縮又は拡張可能な2個の風船室14,14を上下に離間させて設けてある。そして、エアー供給管13には各風船室14,14に連通するエアー出入口15,15を形成し、流体流通管12には上下風船室14,14の間に開口する流体出入口16を形成してある。
流体流通管12の上端には、流体ホース17を接続してあり、浄化用パイプ8内を通って外部の浄化用機器(オゾン発生機、真空ポンプ、水供給装置など)に接続される。また、エアー供給管13の上端には、エアーホース18を接続してあり、浄化用パイプ8内を通って外部の圧縮空気供給機器に接続される。なお、流体ホース17又はエアーホース18には、浄化用パイプ8内に嵌合した移動体ユニット11の深さを示す目印を付しておくとよい。
【0014】
かかる移動体ユニット11は、上下風船室14,14の収縮時には、その外径が浄化用パイプ8の内径よりも小さく形成してあり、浄化用パイプ8内には突起物等の障害物はないので、浄化用パイプ8内を自由に摺動できる。一方、エアー供給管13を介して圧縮空気を上下風船室14,14内に送り込むと、上下風船室14,14は拡張して浄化用パイプ8内壁に密着してシールし、移動体ユニット11は浄化用パイプ8内に固定されることになる。このとき、上下風船室14,14間には、浄化用パイプ8内壁との間に密閉された空間19が形成され、流体流通管12の流体出入口16が開口している(図4(b),図5)。
浄化用パイプ8に設けた連通孔9の位置と移動体ユニット11の流体出入口16の位置とを対応させて移動体ユニット11を浄化用パイプ8内に固定すれば、浄化用パイプ8の連通孔9、密閉空間19、流体出入口16、流体流通管12、流体ホース17を介してガスや水等の液体を土壌中に注入又は吸引することができ、浄化作業を行うことができる。
【0015】
土壌中の揮発性有機塩素系化合物を浄化するには、土壌中にオゾンガスを注入する必要がある。ところが、泥状液充填層7はガスを通さないので、連通孔9からオゾンガスを注入しても、そのままでは土壌中にオゾンガスを注入することができない。このため、連通孔9の周囲の泥状液充填層7にガスが通過可能な横穴を開ける必要がある。そのために、浄化用パイプ8の連通孔9から泥状液充填層7に水を注入してベントナイトを溶かし、溶けたベントナイトを吸引除去する工程を繰り返す。
【0016】
より具体的には、浄化用パイプ8の連通孔9の位置と浄化用パイプ8内の移動体ユニット11の流体出入口16の位置とを対応させ、この状態で、エアー供給管13を介して圧縮空気を送って上下の風船室14,14を膨らませて浄化用パイプ8内壁に密着させてシールし、移動体ユニット11を浄化用パイプ8内に固定する。この状態で、流体流通管12を通して水を注入し、連通孔9から該連通孔9の周囲の泥状液充填層7中に水を注入する。ベントナイトは水に溶けるので、これを連通孔9から吸引して溶けたベントナイトを吸引除去する。この水の注入と、溶けたベントナイトの吸引除去を繰り返して、泥状液充填層7にガスが通過可能な横方向の穴20を形成する(図5)。
【0017】
横穴20が形成されたか否かを確認するには、流体流通管12を通して連通孔9から土壌中に空気を注入して、その圧力の変化の様子から判断できる。圧力が下がらなければ横穴はまだ十分に形成されていないので、水の注入と、溶けたベントナイトの吸引除去を繰り返して、横穴20が形成されるまで、上記の作業を繰り返す。
浄化作業に先立ち、上記のようにして、所望の連通孔9の周囲の泥状液充填層7に横穴20を形成しておく。
【0018】
次に、図6に示すように、所定深さに埋設した3本の浄化用パイプ8a,8b,8cを用いて浄化作業を行う場合を例に説明する。
浄化作業を行おうとする深さにある浄化用パイプ8の連通孔9と浄化用パイプ8内に嵌合させた移動体ユニット11の流体出入口16とを位置合わせし、この状態でエアー供給管13を介して各風船室14,14に圧縮空気を供給し各風船室14,14を拡張させて移動体ユニット11を浄化用パイプ8内壁に固定する。次いで、流体流通管12、流体出入口16、連通孔9を介してオゾンガスを土壌中に注入する(浄化用パイプ8a,8c)。一方、浄化用パイプ8a,8cの中間に位置する浄化用パイプ8bでは、浄化用パイプ8bの連通孔9を介して吸引する。これにより、浄化用パイプ8a,8cから浄化用パイプ8bに向かうガスの流れが生じる。
このように、浄化用パイプ毎にオゾンガスの注入と吸引とを分担することにより、ガスの流通を円滑にすることができ、浄化の進捗状況を確認しながら、浄化作業を効率的に行うことができる。
【0019】
なお、オゾンガスを土壌中に注入することにより、土壌中に残留する揮発性有機塩素系化合物が浄化されるメカニズムを簡単に説明しておく。オゾンガスにより、土壌中に残留するトリクロロエチレンなどの揮発性有機塩素系化合物は、塩素、塩化水素、ジクロロ酢酸などに酸化分解されて浄化されるが、その時の反応熱により、土壌中に残留するトリクロロエチレンが気化し、ガスの流れに乗って浄化用パイプ8bに吸引される。この吸引されたガスの濃度をガス検知管などで測定することにより、浄化の進捗状況を確認しながら、浄化作業を進めることができる。オゾンガスを注入した初期段階では、吸引ガス中のトリクロロエチレン濃度は高い値を示すが、浄化が進んで残留するトリクロロエチレンが減ってくると、吸引ガス中のトリクロロエチレンの濃度は低くなってくる。これにより、浄化の進捗状況を確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】掘削パイプの説明図。
【図2】本発明によ掘削方法を示す説明図。
【図3】浄化用パイプの埋設の様子を示す説明図。
【図4】浄化用パイプに移動体ユニットを取り付ける様子を示す説明図。
【図5】浄化用パイプを用いて掘削穴の泥状液充填層に横穴を開ける様子を示す断面説明図。
【図6】複数の浄化用パイプを用いた浄化作業の様子を示す説明図。
【図7】従来のボーリングによる掘削作業の様子を示す説明図。
【符号の説明】
【0021】
1 掘削パイプ
2 先端ノズル
3 スイベルジョイント
4 給水ホース
5 回転ドリル
6 掘削穴
7 泥状液充填層
8,8a,8b,8c 浄化用パイプ
9 連通孔
10 先端部材
11 移動体ユニット
12 流体流通管
13 エアー供給管
14 風船室
15 エアー出入口
16 流体出入口
17 流体ホース
18 エアーホース
19 空間
20 横穴

【特許請求の範囲】
【請求項1】
上下に細長い掘削パイプを設け、該掘削パイプの上端部に給水ホースを接続し、掘削パイプの下端部に高圧水を噴出する先端ノズルを設け、前記給水ホースから前記掘削パイプ内に給水して、前記先端ノズルから高圧水を土壌中に噴出することによって所定深さまで掘削して掘削穴を形成し、次いで、水に替えてベントナイトと水との泥状液を前記掘削パイプ内に供給して、前記掘削パイプの下端部から前記泥状液を前記掘削穴内に注入しながら前記掘削パイプを抜き取り、前記掘削穴内に泥状液充填層を形成することを特徴とする土壌の掘削方法。
【請求項2】
掘削パイプによる掘削は、掘削パイプを回転させながら行う請求項1に記載の土壌の掘削方法。
【請求項3】
周壁に該周壁を貫通する連通孔を形成した上下に細長い浄化用パイプを設け、該浄化用パイプを請求項1又は2に記載の方法により形成した掘削穴内の泥状液充填層に埋設し、前記浄化用パイプに形成した前記連通孔から前記泥状液充填層に水を供給して該連通孔の周囲に有るベントナイトを溶かし、溶けたベントナイトを前記連通孔から吸引して除去する工程を繰り返すことにより、前記連通孔の周囲の前記泥状液充填層に気体が通過可能な横穴を形成することを特徴とする掘削穴への浄化用パイプの埋設方法。
【請求項4】
浄化用パイプの掘削穴の泥状液充填層内への埋設は、浄化用パイプを回転させながら行う請求項3に記載の掘削穴への浄化用パイプの埋設方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2007−23577(P2007−23577A)
【公開日】平成19年2月1日(2007.2.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−206211(P2005−206211)
【出願日】平成17年7月14日(2005.7.14)
【出願人】(591211711)カルト株式会社 (20)
【Fターム(参考)】