説明

土壌・泥の処理方法及びその装置

【課題】固化剤による土壌又は及び泥の処理において、炭酸ガスとの反応速度を速める。
【解決手段】脱水した汚泥Aに固化剤Cを混合して、汚泥Aと固化剤Cとの水和反応を経て炭酸ガスと反応して汚泥Aの固化を促進させる。炭酸ガスを化石燃料の燃焼ガスDとして、該燃焼ガスDを混合器5のケース6内で大気と遮断した状態で反応させる。これにより、反応場に空気よりも多量の炭酸ガスを供給でき、炭酸ガス反応を急速に進行させることができ、さらにエンジン21の燃焼ガスを利用することで地球の温暖化対策にも寄与できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、土壌又は及び泥の処理方法及びその装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
建設工事現場や排水場所などから排出される高含水の汚泥や、工場等から排出される排水処理によって生じた高含水の脱水汚泥などは、従来各事業所や施設から排出される段階で含水率が高いことによって産業廃棄物と判断されることが多く、有害な物質が含有されていない場合であっても、そのままの性状では再利用できないのが現状であった。
【0003】
建設汚泥については運搬時に泥状を呈していなく(概ね含水率50%未満)そのままの性状で利用できる場合は残土としてみなすとあるが、生産工場などから排出される汚泥についてはほとんどが産業廃棄物として処理されている。
【0004】
それらの汚泥をいわゆる有価物として再利用できる清浄にするために含水率を下げること、また、ある程度の強度を有した固化物とすることを目的とした材料として、セメントや石灰等のカルシウム系固化剤が主として利用されてきた。
【0005】
また、シールド工法、地中連続壁工法、浚渫工法、表層及び深層地盤改良工法等の建設現場からの発生土のような土壌は水分を多量に含み流動性があり、そのままでは運搬、輸送が困難であるので、このような土壌には土壌固化剤を添加して固化させた上で運搬、輸送を行なう方法が採られている。
【0006】
そして従来、この種の土壌固化剤としては、セメント系固化剤、生石灰系固化剤、石膏系固化剤や有機高分子系凝集剤等が使用されていたり、また酸化マグネシウム及び/又は硫酸マグネシウム又は酸化マグネシウム及び/又は硫酸マグネシウム含有物からなる土壌固化剤も知られている(例えば特許文献1)。
【0007】
前記セメント・石灰等の酸化カルシウムを主成分とした固化剤或いは酸化マグネシウムを主成分とした固化剤による土壌・泥の処理方法にあっては、固化剤によって水和反応を経て空気中の炭酸ガスを利用して固化を促進させることが共通の特徴である。
【特許文献1】特開平10−316967号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
従来技術においては、大気の空気中の炭酸ガスを利用して固化を促進させるものであるが、大気の空気中の炭酸ガスの含有率は、体積比で0.034%、重量比で0.040%程度であって、しかもその温度は大気温度(平均20℃程度)であるので、反応速度が遅く処理時間が長くなる等の問題を有していた。
【0009】
解決しようとする問題点は、固化剤によって水和反応を経て炭酸ガスを利用して固化を促進させる土壌・泥の処理において、炭酸ガスとの反応速度を速めて処理時間を短くすると共に、地球の温暖化対策にも寄与できる点である。
【課題を解決するための手段】
【0010】
請求項1の発明は、土壌又は及び泥に固化剤を混合して、前記土壌又は及び泥と固化剤との水和反応を経て炭酸ガスと反応して前記土壌又は及び泥の固化を促進させる土壌・泥の処理方法において、前記炭酸ガスを化石燃料の燃焼ガスとして、該燃焼ガスを大気とほぼ遮断した状態で反応させることを特徴とする土壌・泥の処理方法である。
【0011】
請求項2の発明は、前記燃焼ガスは高温であることを特徴とする請求項1記載の土壌・泥の処理方法である。
【0012】
請求項3の発明は、ほぼ密閉形の容器の1次側に、土壌・泥の入口、固化剤の入口及び化石燃料の燃焼ガスの入口を設けると共に、前記容器の2次側に処理物の出口と前記燃焼ガスの出口を設けたことを特徴とする土壌・泥の処理装置である。
【0013】
請求項4の発明は、前記土壌・泥の入口及び固化剤の入口よりも前記燃焼ガスの入口を混合器の2次側寄りに設け、前記土壌・泥の入口及び固化剤の入口よりも前記燃焼ガスの入口を容器の2次側寄りに設け、燃焼ガスの出口に、上向きの燃焼ガス路を接続したことを特徴とする請求項3記載の土壌・泥の処理装置である。
【発明の効果】
【0014】
請求項1の発明によれば、化石燃料の燃焼ガスを大気とほぼ遮断した状態で反応させることにより、反応場に空気よりも多量の炭酸ガスを供給でき、炭酸ガス反応を急速に進行させることができる。
【0015】
請求項2の発明によれば、土壌・泥と固化剤との水和反応を経た後に炭酸ガスと反応できるようになっており、さらに煙突効果によって混合機内の燃焼ガスが引き出されて確実に排気できる。
【0016】
請求項3の発明によれば、燃焼ガスを大気とほぼ遮断した状態で反応させて、反応場に空気よりも多量の炭酸ガスを供給でき、炭酸ガス反応を急速に進行させることができる。
【0017】
請求項4の発明によれば、土壌・泥と固化剤との水和反応を経た後に炭酸ガスと反応できるようになっており、さらに煙突効果によって混合機内の燃焼ガスが引き出されて確実に排気できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
本発明における好適な実施の形態について、添付図面を参照して説明する。尚、以下に説明する実施の形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を限定するものではない。また、以下に説明される構成の全てが、本発明の必須要件であるとは限らない。
【実施例1】
【0019】
図1〜3は実施例1を示しており、この実施例では汚泥Aの処理の場合を示している。汚泥Aが1次側1Aから供給される脱水装置1の2次側1Bには供給用コンベア2が設けられ、この供給用コンベア2は図示しない供給用モータによって駆動できるようになっている。供給用コンベア2の終端下方にケーキ等と称する脱水汚泥塊Bの落下案内筒3が設けられており、この落下案内筒3の下端4はホッパー状となって脱水汚泥塊Bの排出路の2次側となって、ほぼ密閉形(完全密閉形を含む)の攪拌或いは混合手段を備えた容器である混合機5の1次側5Aに接続されている。この混合機5は両側を塞いだ円筒状ケース6を有して、後述する箇所以外は大気と遮断して形成されており、長手方向が横向にされた状態でその一側を入口側である1次側5Aとし、その反対側を出口側である2次側5Bとしたものである。そして、混合機5の1次側5Aには、脱水汚泥塊B(汚泥A)の入口5C、固化剤Cの入口5D、燃焼ガスDの入口5Eが配置され、一方2次側5Bには処理物Eの出口5F、燃焼ガスDの出口5Gが配置されている。さらに、ケース6の内側には長手方向に回転軸7が回動自在に貫通しており、その一端は第1の軸受け8を介して外側に突設していると共に、この突出部に従動側スプロケット9が設けられており、この回転軸7に混合手段となる混合用羽根10が長手方向に沿って螺旋状に固定している。そして、この従動側スプロケット9と、モータ11駆動の駆動側スプロケット12との間には伝達手段であるチェーン13が懸装している。一方、回転軸7の他端は第2の軸受け14を介して回動自在に設けられている。
【0020】
また、混合機5の1次側5Aにはサイロ等と称する固化剤Cの供給用の収納容器15が設けられており、この収納容器15の下端である2次側と混合機5の1次側5Aとはパイプからなる固化剤Cの固化剤供給路16が接続されている。図中17は収納容器15に固化剤Cを図示しないパイプを介して供給するためのサービスタンクである。さらに、混合機5の1次側5Aに軽油、ガソリン、灯油、重油や石炭、LPガス、天然ガス等或いはそれらに類する化石燃料、すなわち地殻中に埋蔵された燃料として使用される炭化水素系天然資源を燃焼させた燃焼ガスDのガス供給路18を接続する。この燃焼ガスDのガス供給路18の1次側18Aは実施例ではディーゼルエンジン、ガソリンエンジン等エンジン19の排気口20や排気パイプに接続されており、燃焼ガスDはエンジン19の比較的高温で比較的高圧な排気(燃焼)ガスを再利用している。またエンジン19により駆動された発電機21によって各種装置や電灯等を設置している工場の内外に給電するようになっている。尚、実施例では混合機5における1次側5Aから2次側5Bに向かって、ケース6には収納容器15の固化剤供給路16の2次側16Bが接続する入口5D、脱水汚泥塊Bが排出される下端4に接続される入り口5C、さらに燃焼ガスDのガス供給路18の2次側18Bが接続する入口5Eの順に接続している。
【0021】
また、燃焼ガスDはエンジン19の燃焼ガス以外に、ボイラーやキルン等に使用される重油やLPガス等の燃焼バーナーの燃焼によって生成される排気(燃焼)ガスを燃焼ガスとして再利用するようにしてもよい。
【0022】
混合機5の2次側5Bにおいては、下向きに脱水汚泥塊Bの処理物Eの排出口23が接続される出口5Fが設けられると共に、この排出口23の下方には排出用コンベア24の1次側24Aが配置されており、この排出用コンベア24の2次側24Bは斜め上向きに配置されて、この2次側24Bより処理物Eをトラック25の荷台に積み込みが可能なようになっている。さらに、混合機5の2次側5Bにおいては燃焼ガスDの2次側が接続する出口5Gが上向きに設けられており、この出口5Gに燃焼ガスDが大気開放する燃焼ガス路27を介して上向きの燃焼ガス路である煙突28が接続されている。尚、図中29は脱水装置1等を取り付けた建物、30は排出用コンベア24を支持する支柱である。
【0023】
次に前記構成についてその作用を説明する。予めサービスタンク17及び収納容器15には、固化剤Cとして酸化カルシウムを主成分とした固化剤や酸化カルシウムを主成分とした固化剤が収納されている。そして脱水装置1の2次側1Bから脱水された汚泥塊Bが供給用コンベア2によって排出され、この汚泥塊Bは落下案内筒3を介して混合機5の1次側5Aに導入される。また収納容器15と混合機5との落差によって固化剤Cが混合機5の1次側5Aに供給され、さらに炭酸ガスを空気よりも多量に含んだ化石燃料の比較的高圧の燃焼ガスDがエンジン19より燃焼ガス路27を通って混合機5の1次側5Aに導入される。
【0024】
そして、モータ11が作動することで回転軸7、ひいては混合用羽根10が回転して、固化剤Cに汚泥塊B、高温の燃焼ガスDが混合する。
【0025】
この混合機5における反応は以下のとおりである。
【0026】
セメント・石灰等の酸化カルシウムを主成分とした固化剤の固化形態は、以下のとおりである。
【0027】
CaO+H2OCa(OH)2
Ca(OH)2+CO2→CaCO2+H2
酸化カルシウム(CaO)は水和反応の際、熱が発生し、固化対象物中の水分を蒸発させると共に温度が上昇し、ポゾラン反応・エトリンガイド生成反応等の固化対象物の固結反応を促進する。その後空気中の炭酸ガス(CO2)と反応して不溶性の炭酸カルシウム(CaCO2)を作る。
【0028】
また、酸化マグネシウムを主成分とした固化剤の固化形態は以下のとおりである。
【0029】
MgO+H2O→Mg(OH)2
Mg(OH)2+H2O+CO2→MgCO3+2H2
酸化マグネシウム(MgO)は、水和反応により、反応熱はほとんど無いが、水酸化イオン(OH)を放出し、さらに空気中の炭酸ガス(CO2)と反応し、炭酸マグネシウム(MgCO3・H2O)反応を促進して固化する。
【0030】
このようにして混合機5で処理された処理物Eが出口5Fより排出用コンベア24の1次側24Aに排出して、そして2次側24Bに移動した後に処理物Eはトラック25の荷台に移されて搬出されるものである。一方、混合機5を通過した燃焼ガスDは2次側5Bより出口5G、燃焼ガス路27を介して煙突効果によって煙突28より大気開放されるものである。
【0031】
このようにして、汚泥Aの物理的性質と含水率によって固化剤Cの添加量と煙道攪拌式の混合機5の長さを調整し、装置から排出された段階で、例えば含水率を30〜40%以下、若しくは事前に設計した希望含水率となるように調整するものである。
【0032】
以上のように、前記実施例では炭酸ガスは化石燃料を燃焼させて排出される燃焼ガス中の炭酸ガスを利用し、さらに排熱と共に強制的に燃焼ガスを反応場に送り込むことによって、炭酸ガス反応を急速に進行させ、従来の固化速度を飛躍的に短縮させることができる。また、燃焼ガスDの排熱により固化対象物中の水分を蒸発させ、固化速度をさらに加速させることが相乗効果となる。さらに、化石燃料等を燃焼させて排出される炭酸ガスと排熱を利用することによって、温室効果ガスとして最も重要視されている二酸化炭素の削減により環境負荷を低減し地球温暖化対策に寄与することが期待できる。
【0033】
このように、前記実施例では脱水した汚泥Aに固化剤Cを混合して、前記汚泥Aと固化剤Cとの水和反応を経て炭酸ガスと反応して汚泥Aの固化を促進させる汚泥Aの処理において、炭酸ガスを化石燃料の燃焼ガスDとして、該燃焼ガスDをケース6内で大気と遮断した状態で反応させることにより、反応場に空気よりも多量の炭酸ガスを供給でき、炭酸ガス反応を急速に進行させることができる。
【0034】
また、燃焼ガスDはエンジン19側より直接的に常温よりも高い高温状態で供給されることにより、炭酸ガス反応をいっそう急速に進行させることができる。
【0035】
さらに、筒形をなした密閉形の混合器5の1次側5Aに、汚泥Aの入口5C、固化剤Cの入口5D及び化石燃料の燃焼ガスDの入口5Eを設けると共に、前記混合器5の2次側5Bに処理物Eの出口5Fと燃焼ガスDの出口5Gを設けたことにより、2次側5Bより燃焼ガスDを排気させて燃焼ガスDを混合機5内に滞留させることなく順次炭酸ガスを供給できるようにすることができる。
【0036】
しかも、混合機5における汚泥Aの入口5C及び固化剤Cの入口5Dよりも、燃焼ガスDの入口5Eを混合器の2次側5B寄りに設けたことにより、汚泥Aと固化剤Cとの水和反応を経た後に炭酸ガスと反応できるようになっており、さらに燃焼ガスDの出口5Gに、燃焼ガス路27から煙突28を介して大気開放となるように接続したことにより、煙突効果によって混合機5内の燃焼ガスDが引き出されるように確実に排気されるようになる。
【実施例2】
【0037】
図4は実施例2を示しており、前記実施例1と同一部分には同一符号を付し、その詳細な説明を省略する。実施例2はシールド工法、地中連続壁工法などの掘削工事における土壌や泥A´の処理の場合を示している。縦穴31の底に横向に掘削したトンネル32内の先端で掘削された土壌や泥A´は供給用コンベア2´によって円筒状のケース6を有する混合機5´へ排出され、供給用コンベア2´の2次側が混合機5の土壌・泥A´の入口(1次側5A)の上方に配置されて、直接土壌や泥A´が混合機5へ供給できるようになっている。また混合機5´の1次側5Aにおいては、土壌や泥A´の入口5C、固化剤Cの入口5Dより、燃焼ガスDの入口5E(ガス供給路18の2次側18B)は混合機5の2次側5B寄りに配置されている。燃焼ガスDのガス供給路18の1次側18Aは、地上に設置された例えば発電機21の駆動用のエンジン19の排気口20に接続したものであって、ガス供給路18は地上からトンネル32内まで延長されて混合機5内部に連通している。
【0038】
一方混合機5´の2次側5Bは縦穴31に臨むように配置されており、処理物E及び混合機5´を通りぬけた燃焼ガスDが縦穴31側に排出されるようになっている。尚、縦穴31には上下方向に搬出可能な排出用コンベア24であるバケットコンベアが配置されている。またトンネル32及び縦穴31の底部にはそれぞれファンを備えた送風管33が設置されており、縦穴31内では区画壁34が設けられており、縦穴31の水平方向の一側31Aに混合機5´の2次側5Bが臨んでおり、2次側5Bから排出される反応後の燃焼ガスDがこの縦穴31の一側31Aに排気され、そして煙突状になっている一側31Aを上昇して大気へ排出できるようになっている。尚、図中35は縦穴31に設けた作業用の階段を示しており、区画壁34により一側31Aと区画された他側31Bに配置されている。
【0039】
したがって、掘削された土壌や泥A´が供給用コンベア2´によって排出され、この土壌や泥´は落下して筒形状で密閉形の混合機5´の1次側5Aに導入される。さらに混合機5´の1次側5Aには収納容器15から固化剤Cが供給される。さらに炭酸ガスを空気よりも多量に含んだ燃焼ガスDが地上のエンジン19からガス供給路18を介してトンネル32内の混合機5´に導入され、そして、混合用羽根10が回転して、固化剤Cと土壌や泥A´が混合して水和反応した後に、燃焼ガスDの炭酸ガスと反応させて処理物を生成し、この処理物を混合機5´の2次側5Bより排出するものである。そして、処理物は排出用コンベア24を介して地上に搬出されるものである。
【0040】
以上のように、前記実施例においては実施例1と同様に地下のトンネル32等であっても反応場に空気よりも多量の炭酸ガスをエンジン19の燃焼ガスDにより供給でき、炭酸ガス反応を急速に進行させることができる。
【産業上の利用可能性】
【0041】
以上のように本発明に係る土壌・泥の処理方法及びその装置は、各種の用途に適用できる。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】本発明の実施例1を示す正面図である。
【図2】同概略平面図である。
【図3】同混合機の正面図である。
【図4】本発明の実施例2を示す正面図である。
【符号の説明】
【0043】
5 混合器(容器)
5A 1次側
5B 2次側
5C 汚泥Aの入口
5D 固化剤Cの入口
5E 燃焼ガスDの入口
5F 処理物Eの出口
5G 燃焼ガスDの出口
A 汚泥
A´ 土壌や泥

【特許請求の範囲】
【請求項1】
土壌又は及び泥に固化剤を混合して、前記土壌又は及び泥と固化剤との水和反応を経て炭酸ガスと反応して前記土壌又は及び泥の固化を促進させる土壌・泥の処理方法において、前記炭酸ガスを化石燃料の燃焼ガスとして、該燃焼ガスを大気とほぼ遮断した状態で反応させることを特徴とする土壌・泥の処理方法。
【請求項2】
前記燃焼ガスは高温であることを特徴とする請求項1記載の土壌・泥の処理方法。
【請求項3】
ほぼ密閉形の容器の1次側に、土壌・泥の入口、固化剤の入口及び化石燃料の燃焼ガスの入口を設けると共に、前記容器の2次側に処理物の出口と前記燃焼ガスの出口を設けたことを特徴とする土壌・泥の処理装置。
【請求項4】
前記土壌・泥の入口及び固化剤の入口よりも前記燃焼ガスの入口を容器の2次側寄りに設け、燃焼ガスの出口に、上向きの燃焼ガス路を接続したことを特徴とする請求項3記載の土壌・泥の処理装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2009−112950(P2009−112950A)
【公開日】平成21年5月28日(2009.5.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−289078(P2007−289078)
【出願日】平成19年11月6日(2007.11.6)
【出願人】(392004646)
【出願人】(504101175)有限会社渡良エンジニアリング (9)
【出願人】(506262494)株式会社アムス (10)
【Fターム(参考)】