説明

均質混練機

【課題】容器内に投入された物質の撹拌作業時に撹拌手段が回転および昇降動作するようにすると共に、昇降構造が単純な構造で構成され、均質化した処理物の排出方式も簡便に排出されるようにその構造が改善された均質混練機を提供する。
【解決手段】内部に互いに特性の異なる物質が投入されるように内部空間を有する容器10と、容器の下部に固定されるように配置され、容器の内部空間に連通する固定フレーム100と、固定フレーム100の内部に昇降手段により上下昇降可能に配置され、容器の底面中央を貫通して容器の内部空間内に上部が収容されるように配置されて容器内の物質を撹拌する撹拌手段と、撹拌手段の下部に配置されて撹拌手段に回転駆動力を伝達するための駆動部300と、撹拌手段により撹拌されて均質化した物質を外部に排出させる排出手段400とから構成される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、原料物質である液状体、物性が異なる液状体または粉末を混合均質化する均質混練機に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の均質混練機は、ほぼ半球形筒状の容器部、撹拌部、そして撹拌部を駆動する駆動部および本体フレーム部から構成される。容器部は主に円筒形で構成された容器であって、その処理目的に応じてジャケットにより加熱冷却させることができ、真空処理または加圧処理することができる。容器部の操作方法に応じて固定式、交換式、ティルティング(tilting)式に区分される。駆動部はモータおよび減速機などで構成され、下部に撹拌部が配置される。
【0003】
撹拌部は固定子(stator rod, SR)とタービンシャフト(trurbine shaft、TS)で構成され、タービンシャフト(TS)に連結されて高速回転する羽根車(impeller)と固定子(SR)に固定される撹拌筒で構成される。このように構成された撹拌部は、駆動部により高速に回転して容器部の容器内にある液状体または粘性体と粉末体を混合して均質化する。
【0004】
従来の均質混合機は、撹拌部および駆動部が容器部上部側で動作するように構成されているため、作動に必要な構成設備が複雑であり、過負荷がかかるなどの問題点があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】韓国特許10-0887349
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の目的は、容器内に投入された物質の撹拌作業時に撹拌手段が回転および昇降動作するようにすると共に、昇降構造が単純な構造で構成され、均質化した処理物の排出方式も簡便に排出されるようにその構造が改善された均質混練機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記目的を達成するための本発明の均質混練機は、容器の下部に固定されるように配置され、前記容器の内部に連通される固定フレームと、前記固定フレームの内部に昇降手段を媒介として上下昇降可能に配置され、前記容器内の物質を撹拌する撹拌手段と、前記撹拌手段の下部に配置されて前記撹拌手段に回転駆動力を伝達するための駆動部と、前記撹拌手段により撹拌されて均質化した物質を外部に排出させる排出手段とを備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明は、容器の下部で昇降可能な撹拌手段を用いて互いに異なる物性を有する複数の物質を均質化させることができるため、撹拌手段が単純になって原価を節減することができるだけでなく、故障要因を減少させることができ、別途の排出手段を備えずに撹拌手段の下降動作に連係して均質化した物質を簡便に外部に排出させることができるため、構成が単純になるだけでなく、動作が簡便になる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明による均質混練機の構造を示す断面図である。
【図2】本発明の昇降手段がオフ作動してインペラが上昇した状態を示す使用状態図である。
【図3】本発明の昇降手段がオン作動してインペラが下降した状態を示す使用状態図である。
【図4】本発明の側面図である。
【図5】本発明のインペラを示す分解斜視図である。
【図6】本発明インペラの結合状態図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明による均質混練機は、図1ないし図6を参照して説明すれば、その構成は内部に互いに特性の異なる物質が投入されるように内部空間を有する容器10と、容器10の下部に固定されるように配置され、容器10の内部空間に連通する固定フレーム100と、固定フレーム100の内部に昇降手段を媒介として上下昇降可能に配置され、容器10の底面中央を貫通して容器10の内部空間内に上部が収容されるように配置されて容器10内の物質を撹拌する撹拌手段200と、撹拌手段200の下部に配置されて撹拌手段200に回転駆動力を伝達するための駆動部300と、撹拌手段200により撹拌されて均質化した物質を外部に排出させる排出手段400とから構成される。
【0011】
より詳しく説明すれば、固定フレーム100は、容器10の底部中央に下側に連通するように連結され、筒状、特には円筒形構造で構成される。
【0012】
固定フレーム100には、容器10内にて均質化した物質を外部に排出させるための排出管410が連結される。排出管410は、固定フレーム100のベース部(容器10との接続部)から延びて、排出側端部が下を向くように傾斜して配置される。排出管410は、管内部に配置された排出バルブ(図示せず)により開閉される。撹拌手段200は、固定フレーム100の内部に昇降可能に配置される移動フレーム210と、移動フレーム210内で回転可能に配置され、複数のブレードから構成されたインペラ220と、インペラ220に結合し、駆動部300に連結されて回転力を提供する撹拌軸230と、撹拌軸230の端部と駆動部300の端部との間に配置され、駆動部300の回転力を撹拌軸230に伝達させるためのカップリング部250とから構成される。
【0013】
移動フレーム210は、容器10の下部に固定された固定フレーム100の内部に配置され、昇降手段600を媒介として昇降可能な構造を有する。すなわち、移動フレーム210は、少なくともその本体部が、撹拌軸230が貫通する筒状であり、外筒としての固定フレーム100に嵌挿される。好ましい例において、移動フレーム210及び固定フレーム100は、いずれも円筒状である。昇降手段600は、固定フレーム100のベース部に、水平に延長するように結合される固定プレート610と、固定プレート610の左右両側の部位に固定される、伸縮可能なシリンダーのロッド部材620と、移動フレーム210に一体に連結された連結プレート240に固定されるように結合し、ロッド部材620に連結されて伸縮力を提供するためのシリンダー筒630とから構成される。
【0014】
また、図4に示すように、昇降手段600はガイド棒部材650をさらに備える。このガイド棒部材650は、ロッド部材620および移動フレーム210の昇降動作をガイドすべく、上端部が固定プレート610に貫通するようにして接続しており、下端部が連結プレート240のガイド孔に嵌挿されて、昇降する連結プレート240に対するガイド作用を行う。
【0015】
図2〜3に示すように、駆動部300は、(1)移動フレーム210の下部に配置され、外部の電源が印加されることによって回転駆動される駆動モーター310と、(2)駆動モーター310の回転力により回転動作し、カップリング部250を媒介として撹拌軸230に連動するように連結されるモータ軸320とから構成される。カップリング部250は、撹拌軸230とモータ軸320を連結させるためのものであって、撹拌軸230の端部とモータ軸320の端部に互いに対応するように突出して形成された複数のギアーの歯が噛合わされる構造からなっている。
【0016】
また、駆動部300は、移動フレーム210に連動して昇降するようにすべく、移動フレーム210に固定された連結プレート240に固定される。すなわち、連結プレート240は、移動フレーム210の下部に、直接、または、接続具を介して接続するとともに、ボルトなどの締結部材を媒介として駆動モーター310と一体に固定される結合構造を有する。図2〜4に示される例において、移動フレーム210の本体部から下方へと、カップリング部250を囲む円筒状の部分が延びており、この円筒状延在部の外周面は、本体部の外周面から連続しており、下端が結プレート240の中央貫通孔の内周面に溶接などにより一体に接続されている。また、移動フレーム210の本体部の下端部及び中央部に、各一対のボールベアリングが配置されている。撹拌軸230と移動フレーム210との間には複数のベアリングが配置される。図示の例で、排出手段400は、(1)固定フレーム100のベース部(上部)の内部と連通するように配置され、外部に連結されるとともに、移動フレーム210が下降動作を行うまでは、流入口が移動フレーム210のベース部(上部)の外周面と向き合う排出管410と、(2)昇降手段600により移動フレーム210が下降動作を行った際に、固定フレーム100の内面と移動フレーム210の上端との間に形成されて、容器10内にて均質化された物質がインペラ220の箇所を通過後に排出管410側に排出されるようにする空間部420とを有する。空間部420は、排出管410の流入口が配置される高さ領域において、移動フレーム210の上部外径が固定フレーム100の中空内径よりも小さいことにより形成される。すなわち、移動フレーム210が下死点位置に位置する場合(図3に示す状態)にインペラ220の下部の周面を囲む、リング状の空間として形成される。
【0017】
固定フレーム100には、中空の上部に、内側に突出したステップ部110が形成されている。このステップ部110は、移動フレーム210が上死点位置に位置する場合(図2に示す状態)、容器10内の物質が外部に排出することを遮断する役割を果たす。つまり、ステップ部110が形成された固定フレーム100の中空内径は移動フレーム210の外径に対応するように形成されているため、移動フレーム210の上昇時に容器10内の物質が下部に排出されることを防止すると共に、移動フレーム210の下降時に容器10内の物質を空間部420内に容易に流入させるための機能を有する。
【0018】
図1に示すように、均質混練機には、好ましくは、容器10の内部に収容され、その天井から垂直方向下側へ延びるように配置されて容器10の内部に充填された物質を撹拌する上部撹拌機500がさらに備えられる。
【0019】
上部撹拌機500は、容器10の内部天井から、図示の例では円筒状の容器10の中心軸に沿って容器10の内部へと延びる回転軸520と、回転軸520の外周面から外側へと延びて互いに異なる高さを有するように配置される複数の撹拌羽根530とから構成される。回転軸520は、上部モータ510に連動して回転する連結構造を有し、中間に減速機が配置されても良い。上部モータ510は、駆動モーター310に連携して動作する。
【0020】
より好ましくは、容器10の内壁から内側へ突出し、上下に互いに離隔するように配置される複数の固定羽根550をさらに備える。各固定羽根550は、容器10内に投入された物質の撹拌効率を向上させるように、上下の撹拌羽根530の間に来るように配置される。本発明のインペラ220は、多様な形態のものを採用することができるが、撹拌効率を向上させるために二重構造のインペラ220を採用しても良い。図示の好ましい実施形態において、インペラ220の構造は、下方からの撹拌軸230の上端部に結合して連動回転する回転インペラ220Aと、回転インペラ220Aに嵌合され、撹拌ハウジング260の端部に固定具を媒介として固定される固定インペラ220Bとから構成される。
【0021】
図5〜6には、図1〜4とは上下を逆にして、インペラ220の構造について具体例を示す。図5に示す具体例において、回転インペラ220Aは、(1)中空を有する円筒形本体222と、(2)円筒形本体222の外側周縁から上方(図5〜6では上端及び上方、以下同様)へと互いに同一寸法だけ延び外側面が円筒形本体222の外周面と共通の円筒面に沿って延びるように形成され、それぞれ互いに離隔した厚いシェル状(円弧に沿った曲面状)の複数の外側羽根部材223と、(3)外側羽根部材223の内側に離隔するように形成され、三角柱形状を有する内側羽根部材224とから構成される。図6並びに図2〜3に示すように、具体例において、固定インペラ220Bは、円筒形本体222の中央の孔にネジが挿通されて、撹拌軸230の上端部にネジ止めされる。また、図2〜3に示す例において、移動フレーム210の上端には、円筒状本体部の内部を閉塞するリング状に板が配置されている。
【0022】
また、図5に示す具体例において、固定インペラ220Bは、(1)中空を有する円筒体225と、(2)円筒体225の外側周縁からへとそれぞれ突出して等間隔に形成され、回転インペラ220Aとの結合時に外側羽根部材223を囲む複数の外側ピン部材226と、(3)外側ピン部材226から内側に離隔するように、外側ピン部材226より短い寸法で下方(図5〜6の上方)へとそれぞれ突出して等間隔に形成され、回転インペラ220Aとの結合時に外側羽根部材223と内側羽根部材224との間のリング状の空間に配置される内側ピン部材228とを備える。図示の例で、外側ピン部材226及び内側ピン部材228は、いずれも、中心軸の方向に延びる四角柱状であり、外側羽根部材223と同様に、外面及び内面がともに、中心軸に共軸の仮想的な円筒面に沿うように曲面をなしている。固定インペラ220Bは、図6及び図2〜3に示すように、円筒体225を貫く長尺のネジにより、移動フレーム210の上端部にネジ止めされている。円筒体225の上面(図6の下面)は、下方へとすぼまるテーパー状であり、液状体または粉末が上方の開口からスムーズに流入するようになっている。
【0023】
撹拌軸230の回転により、回転インペラ220Aが回転すると、三角柱形状の内側羽根部材224の外側面が図5に示すように傾斜していることにより、内部の液状体または粉末は、回転インペラ220Aの内部から半径方向外側へと送り出されるとともに、固定インペラ220Bの上方の開口を通じて流入する。外側へと送り出される際に、外側羽根部材223の回転により外側羽根部材223と、外側ピン部材226及び内側ピン部材228との間でせん断作用を受けるとともに、これら外側ピン部材226及び内側ピン部材228の隙間を通り抜けることでせん断作用を受ける。
【0024】
次に、前述のような構成を有する本発明の動作を説明する。
【0025】
本発明による均質混練機は、容器10の内部空間に互いに特性の異なる原料物質および混合物質を投入した後、撹拌手段200を用いて容器10内に充填された物質を撹拌して均質化させる。この時、撹拌手段200であるインペラおよび移動フレーム210は上部が容器10の底面から上昇した位置に位置する。インペラ220は、駆動部300から伝達される回転力を撹拌軸230を通じて受けて連動回転し、インペラ220のブレード(特には、三角柱形状の内側羽根部材224)が容器10内の物質を撹拌する。
【0026】
駆動部300の動力伝達過程は、駆動モーター310の回転力が、モータ軸320及びカップリング部250を通じて撹拌軸230に伝達され、撹拌軸230の端部に結合したインペラ(実際には回転インペラ220A)が連動して回転する伝達過程を有する。容器10内に投入された物質の撹拌作業が完了した後には、撹拌された物質を容器10外部に排出させる排出作業が行われる。この排出作業は、次のように行われる。昇降手段600が移動フレーム210とインペラ220を下降動作させ、固定フレーム100の中空内部と移動フレーム210の外径との間に空間部420を形成させる。空間部420が形成されることによって容器10内にあった撹拌された物質が重力により空間部420を通じて排出管410に排出される。
【0027】
昇降手段600の動作過程は、固定プレート610にロッド部材620の上端部が固定された状態でシリンダー筒630の内部に空気や油圧の圧力が伝達されることによってシリンダーが伸張してシリンダー筒630が下降する場合、移動フレーム210に連結された連結プレート240が下部に下降動作し、継続して移動フレーム210およびインペラ220が下降動作する。
【0028】
すると、図3に示すように、前述の空間部420が、外側ピン部材226及び内側ピン部材228の隙間を通じて、インペラ220の内部と連通され、これにより、形容器10内の物質が空間部420および排出管410を通じて外部に排出される。この時、排出バルブは排出管410を開放させるようにオン作動する。これとは反対に、固定プレート610にロッド部材620の上端部が固定された状態でシリンダーが縮んでシリンダー筒630が上昇する場合には、移動フレーム210が固定フレーム100内で上昇して撹拌された物質の排出を遮断する。
【0029】
その後、容器10内に他の物質を投入および撹拌する反復作業を行なうことができる。
【0030】
一方、前述の二重構造のインペラ220を採用する場合には、撹拌軸230に結合された回転インペラ220Aが撹拌ハウジング260に固定された固定インペラ220Bに嵌合された状態で回転動作する。この時、回転インペラ220Aの外側羽根部材223と内側羽根部材224との間の空間に固定インペラ220Bの内側ピン部材228が配置されているため、容器10内に投入された物質の撹拌性能を向上させることができる。
【0031】
本発明の上部撹拌機500は、容器10の内部で回転動作することによって、撹拌羽根530が容器10内壁に配置された固定羽根550と交差するように回転動作する。
【0032】
また、上部撹拌機500は、容器10の下部に配置されて昇降動作するインペラおよび撹拌軸230の動作に連係して共に動作することができ、これによって容器10内部に充填された物質の撹拌性能を向上させることができる。つまり、容器10の上部と下部で撹拌作業が共に行なわれるため、短時間に物質の均質撹拌が可能となるだけでなく、均一に撹拌されて撹拌性能を大幅向上させることができる。
【符号の説明】
【0033】
10 容器 100 固定フレーム 200 撹拌手段
300 駆動部 400 排出手段 500 上部撹拌機
510 上部モータ 520 回転軸 530 撹拌羽根
550 固定羽根

【特許請求の範囲】
【請求項1】
容器の下部に固定されるように配置され、前記容器の内部に連通される固定フレームと、
前記固定フレームの内部に昇降手段を媒介として上下昇降可能に配置され、前記容器内の物質を撹拌する撹拌手段と、
前記撹拌手段の下部に配置されて前記撹拌手段に回転駆動力を伝達するための駆動部と、
前記撹拌手段により撹拌されて均質化した物質を外部に排出させる排出手段と、
を備えたことを特徴とする均質混練機。
【請求項2】
前記撹拌手段は、
前記固定フレームの内部に昇降可能に配置される移動フレームと、前記移動フレーム内で回転可能に配置され、複数のブレードから構成されたインペラと、
前記インペラに結合し、前記駆動部に連結されて回転力を提供する撹拌軸と、
前記撹拌軸の端部と前記駆動部の端部との間に配置され、前記駆動部の回転力を前記撹拌軸に伝達させるためのカップリング部とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の均質混練機。
【請求項3】
前記昇降手段は、前記固定フレームに接続して水平に延びる固定プレートと、
前記固定プレートの両側部位に固定されるシリンダーロッドと、前記移動フレームに一体に連結された連結プレートに固定されるように結合し、前記シリンダーロッドに連結されて伸縮力を提供するシリンダー筒と、
前記シリンダーロッドおよび移動フレームの昇降動作をガイドするように上端部が前記固定プレートに貫通し、下端部が連結プレートに貫通するガイド棒部材とを備えたことを特徴とする請求項2に記載の均質混練機。
【請求項4】
前記排出手段は、
前記固定フレームの内部から外部へと通じる排出管と、
前記移動フレームの内周面と前記固定フレームの外周面との間に形成され、前記移動フレーム下降動作時に、前記インペラの内部の物質が前記排出管側に排出されるようにする空間部とを有することを特徴とする請求項2に記載の均質混練機。
【請求項5】
前記駆動部は、前記カップリング部を介して前記撹拌軸に連動するように連結されるモータ軸と、前記モータ軸に連結され、前記移動フレームに一体に固定される駆動モーターとを備えたことを特徴とする、請求項2に記載の均質混練機。
【請求項6】
前記インペラは、回転インペラと固定インペラとからなり、
回転インペラは、
前記撹拌軸の端部に結合するように中空を有する円筒形本体と、
前記円筒形本体の外周縁に形成され、それぞれ互いに離隔した複数の外側羽根部材と、
前記外側羽根部材の内側に離隔するように形成され、三角柱形状を有する内側羽根部材とを備え、
固定インペラは、
前記回転インペラに結合するように中空を有する円筒体と、
前記円筒体の外側周縁から突出して形成され、前記回転インペラとの結合時に前記外側羽根部材を囲む複数の外側ピン部材と、
前記外側ピン部材から内側に離隔するように形成され、前記回転インペラとの結合時に外側羽根部材と内側羽根部材との間の空間に配置される内側ピン部材とを備えることを特徴とする請求項2に記載の均質混練機。
【請求項7】
前記容器の内部に収容され、前記容器の天井から下側へ延びるように配置されて前記容器内部に充填された物質を撹拌するための上部撹拌機をさらに備えたことを特徴とする請求項2に記載の均質混練機。
【請求項8】
前記容器の内壁から突出して形成され、上下に離隔するように配置される複数の固定羽根をさらに備えたことを特徴とする請求項7に記載の均質混練機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2012−115808(P2012−115808A)
【公開日】平成24年6月21日(2012.6.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−270393(P2010−270393)
【出願日】平成22年12月3日(2010.12.3)
【出願人】(510320494)フンボ テック カンパニー リミティド (1)
【氏名又は名称原語表記】HEUNGBO TECH Co., Ltd.
【住所又は居所原語表記】689 Dohwa−Dong, Nam−Gu, Incheon, Republic of KOREA
【Fターム(参考)】