説明

垂直または傾斜した配置でのコンテナ植栽システム

本発明は、垂直又は角度を持った配置での植物(16)の水耕栽培のための装置に関し、少なくとも一つの栄養基質と植物を収納するための内部空間を定めるモジュール(12)を含み、前記装置は前板(30)とこの前板(30)に接続された後板(35)によって区切られ、少なくとも前板(30)は植物が通過するための少なくとも一つの開口部(24)を有し、そしてこの前板(30)および/またはこの後板(35)はモジュール(12)を支持体(18)に固定するための固定エリアを有する。この前板(30)および/またはこの後板(35)は重複端(41,42,43,44)を備え、装置がグリーンルーフまたはグリーンウォールとして設置されるとき、少なくとも二つのモジュール(12)から構成され、このモジュールは屋根または壁において少なくとも部分的に重なり合う。


【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、垂直または傾斜した配置でのコンテナ植栽システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
コンテナ植物栽培の垂直配置のためのシステムの例は、文献FR−A−2 902 602によって知られている。本文献で、システムは垂直に設置された栄養基質を収納し、植物はそこに横向きに植えられる。光合成を正しく機能させるためには、通常茎と根は基本的に垂直に植えられなければならないので、この様な配置は植物の成長に問題を引き起こす。さらに、基質を収容する基本的に垂直な壁がないため、植物栽培時に栄養基質を失わないようにすることは困難である。加えて、固定されたシステムは肥料や植物への潅水によって腐敗しやすく、実際には、潅水した水が固定システムに流れ出るのを停止することは困難なため、このタイプのシステムを固定するのは難しい。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明の主な目的は、従来技術の問題点を解消することである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の実現は、少なくとも一つの栄養基質と植物を収納するための、前板と前板に接続された後板によって区切られて内部容積を形成する少なくとも一つのモジュールを備え、少なくとも前板は植物が通過するための少なくとも一つの開口部を有し、前板と後板のうちの少なくとも一つはモジュールを支持体に固定するための固定エリアを有する。垂直または傾斜した配置でのコンテナ植栽システムであって、前板と後板のうちの少なくとも一つは重複端を備え、前記システムが、少なくとも二つの隣り合ったモジュールを具備するルーフガーデンまたはプラントウォールとして設置されるときに、屋根または壁において、前記重複端によって、モジュールが重なり合うことが可能となることを特徴とする垂直または傾斜した配置でのコンテナ植栽システムである。
【0005】
本発明に係るシステムのいくつかの実施形態では、以下のシステムのうち1つのみ及び/又は他のシステムとの組み合わせで実施可能である。
−排水路は内部容積の下部で外部に通じる。
−排水路がモジュールの下端へ広がり、下端が排水のため少なくとも一つの前面の溝を備える。
−排水路は前板と後板の間に位置する細い溝である。
−排水路を介して水を集めるための水路を備えている。
−水路は前板の下端の適切な棚によって下端に組み込まれている。
−前板と後板の間に位置する注水穴を備える。
【0006】
−本発明に係るシステムは、ルーフガーデンやプラントウォールとして設置するのに適しており、前板、後板のうち少なくともどちらか一方が重複端を備え、屋根または壁に少なくとも部分的に重なり合う少なくとも二つの隣り合ったモジュールが据え付けられる。
−後板は、隣接するモジュールの下端を重ねて載置可能な、前方に突出した垂直ストッパーを備える。
−前板の端と後板の端は接続して、モジュールの固定エリアを形成する。
−水タンクは前板と後板の間に位置する。
−水タンクは取り外し可能なタンクから成る。
−前板は、開口部を区切る、少なくとも一つの基本的に水平な部分を備える。
−前板は、水平部分の前面に接続し、底部と後部に向かって延びる傾斜部を備える。
【0007】
−システムは前板と後板の間に位置する注水穴を備える。
−後板は、基本的に水平で内部容積に突出した、分割または水分保持のためのリブを備えている。
−分割リブがわずかに開口部の下端の下に配置されている。
−固定エリアは、内部容積の周囲で、モジュールの周囲の少なくとも一部分上にある。
−後板は、隣接するモジュールの下端を最上部に乗せることができる、前方に突出した垂直ストッパーを備える。
−システムは、2つ以上のモジュールが水平に組み立てられる時、ジョイント接続を形成するのに適した取り外し可能な支持体と、横方向の接続部を備える。
【0008】
本発明の他の目的、特徴および利点は、添付図面に基づいて、以下に非限定的な例として示されたいくつかの実施形態の説明の過程で明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】建物の壁に垂直に設置された、本発明に基づくシステムの第1の実施例の横概念図である。
【図2】図1のシステムのモジュールの前板の斜視図である。
【図3】図1のシステムのモジュールの後板の斜視図である。
【図4】壁に設置された、図1のシステムの最上部の概念図である。
【図5】壁に設置されていない、図1のシステムの底面の図である。
【図6】図1のシステムのモジュールの他の実施例の前板の斜視図である。
【図7】図6のモジュールの後板の斜視図である。
【図8】図6,7のモジュールの前からの図である。
【図9】図6,7のモジュールの上からの図である。
【図10】図6,7のモジュールの下からの図である。
【図11】図6,7のモジュールの横からの図である。
【図12】図8のXII−XIIの線での垂直方法の断面図である。
【0010】
【図13】図6,7のいくつかのモジュールからなるシステムの前からの図である。
【図14】図6,7のいくつかのモジュールからなるシステムの上からの図である。
【図15】図6,7のいくつかのモジュールからなるシステムの横からの図である。
【図16】図8から11のモジュールの他の実施例の一部の図である。
【図17】図8から11のモジュールの他の実施例の一部の図である。
【図18】本発明に基づくシステムの溝を示す図であり、Aは横からの図、Bは分解斜視図、Cは組み立てられた斜視図、Dは図8に基づいて組み立てられたモジュールの正面図、Eは図8に基づいて組み立てられたモジュールの上からの図、Fは図8に基づいて組み立てられたモジュールの下からの図である。
【図19】いくつかの三角形のモジュールを持つ本発明に基づく、システムの実施例3の、分解斜視図である。
【図20】いくつかの三角形のモジュールを持つ本発明に基づく、システムの実施例3の、組み立てられた正面からの図である。
【図21】いくつかの三角形のモジュールを持つ本発明に基づく、システムの実施例3の、上からの図である。
【図22】いくつかの三角形のモジュールを持つ本発明に基づく、システムの実施例3の、横からの図である。
【図23】主に屋内での使用のための、本発明に基づくシステムの他の実施例の図である。
【図24】主に屋内での使用のための、本発明に基づくシステムの他の実施例の図である。
【0011】
【図25】主に屋内での使用のための、本発明に基づくシステムの他の実施例の図である。
【図26】主に屋内での使用のための、本発明に基づくシステムの他の実施例の図である。
【図27】主に屋内での使用のための、本発明に基づくシステムの他の実施例の図である。
【図28】本発明のシステムの支持体の変形の図であり、Aは上から、Bは正面からの図である。
【図29】本発明のシステムの支持体の変形の図であり、Aは上から、Bは正面からの図である。
【図30】本発明のシステムの支持体の変形の図であり、Aは上から、Bは正面からの図である。
【図31】給水パイプのレイアウトの変形である。
【図32】本発明のシステムの配水方法の他の実施例の図であり、Aは部分図、Bは上からの図、Cは正面からの図である。
【図33】水タンクの斜視図である。
【図34】水路の実現の他の実施例の図であり、Aは側面図、Bは正面図である。
【図35】間仕切りとしての本発明のシステムの図である。
【図36】間仕切りとしての本発明のシステムの図である。
【図37】間仕切りとしての本発明のシステムの図である。
【図38】玄関口装飾としての本発明のシステムの図であり、Aは正面図、Bは側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
異なる図面では、同じ符号が同一または類似の部品を表す。
図面において、符号10は、ルーフガーデンやプラントウォールをそれぞれ形成するために、垂直または傾斜した配置でのコンテナ植栽のための本発明によるシステムまたはデバイスを示す。
以下の説明において、Vで示された垂直方向は、プラントウォールまたはルーフガーデンを形成するために使用されるアセンブリ用ポジションでのシステムを考慮しているものと理解される。Lで示された水平方向は、システムの幅を表し、Tで示された水平方向は、システムの奥行きを表す。
【0013】
壁などの表面に取り付けることを想定したモジュールでは、植物に覆われた壁が視認される側にあたる正面はプラントウォールの装飾側であり、背面はプラントウォールの非装飾側で支持体と面する。そして反対側に2つの装飾側を有する仕切り用具として使用するモジュールでは、全面・背面の区別なく装飾される。
【0014】
本システムまたは装置10は、少なくとも一つの栄養基質と、本例では植物16の根と茎の下部を収納するための内部容積14を決定する少なくとも一つのモジュール12を備える。実際には、システム10は壁20または構造的な枠組みに接続された垂直支持体18に取り付けられた複数のモジュール12を備える。
図1、2に示されるシステム10の最初の実施形態では、建造物の壁20に垂直に沿って取り付けられ、各モジュール12は高さ約80センチメートル、幅約130センチメートルである。モジュール12は、モジュールの高さに合わせて均等に分けられた、4つの水平な植物の横列22を有する。
【0015】
植物16は茎や葉の部分を有し、それらは光の照射を受けるために、少なくとも一つの開口部24を通る。
図1および図2に示すように、横列22はそれぞれ8束の植物16を収納することができ、各束は1つの開口部24に対応する。 開口部24は4つごとに、2つのグループ24Aに区切られる。
【0016】
内部容積14(図4)は、植物16が通るのに適した開口24を備える前板30によって一方の側を仕切られる。
4つの開口部24から成る各グループ24Aは、前板30の基本的に水平な部分32内に形成され、基本的に水平な部分32は植物が栽培されている間しっかりと栄養基質を保持することを可能にする。それぞれの基本的に水平な部分32は僅かに例えば10から20度ほど、前下方に傾いている。このわずかな傾きによって、水と落ち葉が溜まるのを防ぐことができる。これにより鋳型による前板30の製造は容易となる。
【0017】
前板30は、各基本的に水平な部分32の前面に接続し、底部と背面に向かって延びる傾斜部34を備える。
内部容積14は、前板30に接続された後板35によって仕切られた他の側も区切られており、これは、前板30と後板35とは異なる部品である。
前板30と後板35は、潅水用水、肥料、栄養基質の不要な漏れを防ぐため、これらの周縁部で、例えば、接着剤を用いた接合またはレーザー溶接など、水密性のある方法で接合されている。
後板35と、前板30の基本的に水平な部分32と、傾斜部34にはさまれた、基本的に三角形の部分の内部容積14の高さは植物16の各横列22に対応しており、内部容積14の高さで互いに繋がっている。
【0018】
また、図4に示される様に、各モジュール12は前板、後板の上部の前板と後板の間に水の注水穴または細い溝36を備えている。上縁36Aは、前板30の基本的に水平な部分32の最高部後端の上方に位置している細い溝36の前部を区切っている。
図1及び図4に示すように、モジュール12は、一つを他の上に積み重ね、一つを他の横に配置してプラントウォールを形成するなど、隣接して設置するように設計されており、プラントウォールを形成するシステム10の後へと水が漏れるのを防ぐため、モジュール間の接続部で、モジュール12の端を例えば3センチメートル以上重ねる。
【0019】
従って、各モジュール12の上端41と左端43は、モジュールの背面とぴったり重なっている。そしてモジュール12の下端42と右端44はモジュールの背面に対して前へと突き出ており、その突起は上端41と左端43の厚さに少なくとも等しくなっている。この突起は対応する端の凹部45によって生じる。それ故、壁20に沿って隣接してモジュール12を設置したとき、モジュール12の右端44は横方向に隣接したモジュールの左端43と重なり、モジュール12の下端42は縦方向に隣接したモジュールと重なる。これらにより、水はモジュール12の背面に漏洩することは困難となる。
【0020】
例えば図5では、右端44と後板35の後面の残りの部分との間にある凹部45がはっきり見える。他の凹部45は、例えば図3の、後板35の下端42Bの上部に示される。
図3に示すように、後部の壁は、二つの隣接したモジュールを垂直方向にくさび状に留めることができる垂直ストッパー突起41Aを備え、これにより上のモジュールの下端42は下のモジュールのストッパー突起41Aの上に位置する。この構成により、モジュール端が誤って重ねられることがなくなる。
【0021】
また、モジュール12の縦の端である43と44は、例えばネジ46(図1)などで、支持体に固定するための固定エリアを形成する。プレート47は、ワッシャーとして機能し、表面を仕上げてモジュールの端を保護する。ここで支持体18は木製の縦の支柱から成り、ネジ48によって壁20に固定される。この変形として、支持体が基本的にオメガ形状断面を有する金属部18A(図28A、28B)、または開口長方形形状の断面を有する金属部18B(図29A、29B)があり、ネジ48によって壁20に固定されている。隣接するモジュールが互いに重なって設置するする必要があるときに第1の変形が選択されるが、隣接するモジュールが何らかの理由で横方向に離れて設置されなければならないとき、2番目の変形が選択される。この場合、金属部18Bの幅は、モジュール間の所望の間隔に応じて決められなければならない。部品18Bの開口部は、必要に応じて図29Aに点線で示されるプレート49によって閉じることができる。
【0022】
図30A、30Bに示す第3の変形では、支持体はモジュールに組み込まれている。実際にはモジュールの背面方向に突起する固定ブロック11を前板と後板に形成することにより、壁とモジュール間の自然換気の空間を維持しながら、モジュールはネジ48で壁20に直接固定することができる。
システム10は、水平の滴下式給水パイプ50を備え、この給水パイプ50は細い溝36に対向して設置され、前記細い溝36を介して内部容積14内に配水できるようになっている。パイプ50は各モジュール12の側壁の上端部52の上に設置され、側壁の側面ノッチ54を横切る。図31に示すように、他の実施形態では、給水パイプ50は、側壁の側面ノッチ54の中間に位置する、前板30と後板35の間にあるブロック51の少なくとも一つ分によって下方にそらされ、例えば後板35と一体的に形成される。給水パイプ50は下向きにそらされているため、モジュール12の側面に向かって再び水滴が上がることはない。システム10の左右両端で、垂直傾斜53は、水タンクへ接続する必要があれば既知のコネクタによってパイプ50に接続され水回路を形成するポンプと既知のフィルタも備える。
【0023】
図2〜図5に示すように、注水穴の細い溝36に加えて、各モジュールは内部容積14内での水の循環と、下端42を介した余分な水の排出を管理するための配置を備える。これらの配置は、モジュール12の機械的強度を高めるのに有利である。
後板35に沿って内部の水の流れを制御するために、後板は、内部容積14を分割し、この容積の前方に突出した水平方向のリブを備えている。水平分割リブは、図3に60として参照される。各水平分割リブは、前板の基本的に水平な部分32の後端縁32Aの反対側となるように位置する。
【0024】
図1から5に示す本発明の第1の実施形態では、各分割リブ60は、基本的に四角い部分から構成され、その幅は内部容積14を分割しないように、前板30に接触しないような奥行きとなっており、一方で水は植物16の横列22に対応する高さの間で連続して流れることができる。しかし、分割リブ60は、この流れを遅くさせる。これらによって、例えば数度程前下方に傾斜した上面62が構成されている。
モジュールは、開口部24のグループ24Aに対応する、前板30の水平な部分32の分割部分の間に、中央列を備える。図2および図4の符号30Aの中央列は、前板30上で、水平な部分32と傾斜部34に関して奥まった部分から成る。図3の符号35Bの中央列は、後板35上で、前板30の水平な部分32に平行な上面64と、傾斜部34に関して奥まる部分に平行な傾斜面を有する突起から成る。
【0025】
前板30と後板35は、奥まった部分と中央の列の突起に、例えばレーザー溶接などによりそれぞれ固定されている。さらに、前記前板30と後板35は同じ方法で、前面左端43Aと43B、前面右端44Aと44B、下端42Aと42Bでそれぞれ固定されている。前板30の下端42Aは、後板35の下端42Bと、内部の水平端72との間に位置する空間45Bに収まる。
【0026】
モジュールの内部容積14を分割する水平方向のリブ60に加えて、後板35はこの内部容積14の周囲に水平分割リブ60の側端に接続した、内部の垂直端70を形成するよう前へ突起したリブを備える。
基本水平内部端72は、後板35の下部の角と、内部の垂直端70への横方向の両端で、後板35の下端42Bに接続されている。
背面ノッチ75は、モジュール12(図3)の幅の左右4分の1の場所に、内部の水平端72内に作られている。これらに対応し、前面ノッチ76は、モジュール12(図5)の幅の左右4分の1の場所に、前板30の下端42Aに作られている。これらのノッチ75と76は、例えば雨による水分過多のとき、水を逃すことができる。
【0027】
ノッチ75及び76に加え、前板30と後板35は、ノッチから到着した水や雨水の横方向の流れを止めるための突起77と切り込み78をそれぞれ備える。
上記実施形態では、前板30と後板35は、例えば熱成形または射出により得られる、ABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン)系高分子からなる独立した部分である。変形例として、特にモジュールが一つの植物の横列22のみまたは植物の場所が一つのみの場合は、これらの壁はブロー成形によって得られる、一つの部品でもよい。
【0028】
本発明は建造物を植物の壁で覆うことを可能にする一方で、断熱性を改善し、次のような利点を有する。
−製造が容易で、特に中間取付フレームを必要とせず独立して固定されるモジュールの堅牢性。
−モジュールの水密性。
−内部の水流と、モジュールから外への流れのコントロール、水管理の良さ。
−基本的に水平な位置に植物通過穴位置による安全な植物の保持。
−誤った組み立てによるリスクがなく、水滴に対応するモジュールの重複縁部によって達成される、モジュールの間の機密性の品質と信頼性。
−設置が簡単で、建造物の壁の平坦度の不規則さを補える。
−直立して取り付けることにより結露の問題を回避する、プラントウォールの後部と建造物の間の換気。
−植栽や植物のメンテナンス、追加の緑の空間の創造が容易。
【0029】
本発明に基づくモジュールの第2実施形態は、上述した実施形態の変形例であり、図6から14に示される。
この実施形態では、モジュールは異なるサイズ、つまり80センチメートルの幅、1メートルの高さのものである。開口部24は大きく、一横列に4つあり、2つのグループに分けられる、植物の間に間隔を広く保てる。
ストッパー突起は存在しないが、ストップ機能は、下端42Bと内部の水平端72との間の空間45Bに近い、後板35の裏面と下端42Bとの間の段板45C(図11)による凹部に対して必要に応じて隣接する、上端41によって実現される。端の組み立て方は、図13〜15に明記される通りに保持される。
【0030】
違いは、主に分割リブ60に関する。
それぞれの分割リブ60は上下の面により基本的に三角形の部分から構成されている。前方下部へ例えば30度ほど傾斜した上面82によって構成されている。この上面82は、モジュール12の植物16の2つの横列22の間または、内部容積14に向う注水穴の細い溝36の間の水の通路として、くぼみ84を備えている。くぼみ84との間で、リブ60の前端縁86は、図12に示すように、前板のそれぞれ基本的に水平な部分32の後端縁32Aに、例えばレーザー溶接などによって固定されている。
一つのシングルノッチ75と一つのシングルノッチ76は、モジュールの幅に沿った中間位置に配置されている。分割リブ60の方が長く、モジュール全体の横方向を強化するので中央列は省略される。
【0031】
本発明の第2の実施形態の最初の変形例、図32Aから32Cに示す。この変形例は、主に分割リブ60の位置に関係がある。
各横列の植物の潅水用水をより良く配水するために、給水パイプ50または一番上の横列22から来る水は、各横列22の開口部24の下端のわずかに、つまり1〜3センチメートル下に位置するリブ60によって、植物の上に方向づけられる。
この変形例は、さらにモジュールの上部のブロック51の存在に関係する。ブロック51は、給水パイプ50を、必ずというわけではないが下方に向けて保持し、同時にモジュールが後板によりしっかり保持されるための手段を形成するよう配置される。
【0032】
本発明に係るモジュールの第2実施形態の第2の変形例は、図16〜17に示される。
この変形例では、水タンク90は、各横列22の底部に位置し、一方は傾斜部34の内面の上に乗り、他方は分割リブ60の上面82上または水平内部端72の上に配置される。これらの水タンクは、排水管92を伴って形成され、タンク90に水を保持することと、タンクが十分にいっぱいになったとき水を排出させることの両方を可能にする。
第二の実施形態のこの変形例は、暑い国、特にタンク90の水がより大量に必要とされる暑い国で、水が凍る可能性の低い国に適している。
【0033】
本発明の第2の実施形態の第3の変形例によれば、水タンクは、図33に示すように取り外し可能なタンク94から構成されている。タンク94は、横列22の底部の内部寸法に対応する外形寸法を持つ細長い桶状容器で、傾斜した前板95と傾斜した後板96は、モジュールの前板と後板に接触している。後板96には、余剰な水のためのスペースを確保するとして凹部97が形成されている。
図18Aから18Fでは、水路100は、2つの垂直に隣接するモジュール12の間に設置されるように設計されている。この水路100は、モジュール12の端部重複と同じ原理に基づく、重複上端41と重複下端42を備える。ノッチ75と76を通って流れる水は水路100によって集められ、垂直方向の放水パイプ100V経由で、本発明に係るシステムへと水を供給する例えばタンクへ送られる。
【0034】
各水路100は、重複上端41とノッチ76の反対側で開いたウォーターガイドリム101を備える水平パイプ100Lから構成され、後板やカット78によって仕切られる間隔よりも長く、注水口管101Aによって三方向を囲まれる。
工場内など組立時に、壁に沿って組み立て前に、上に乗せられたモジュールの重複下端42は、水路100の重複上端41と、そのガイドリム101の間に挿入され、後板はモジュール12のノッチ75と76の反対側に位置する。したがって、両側にこぼれることなく、ノッチ75と76から注水口管101Aに水を流すことができる。
【0035】
図18Aおよび18Fに示すように、有利な点として水路の縁42と後板の下端42の間に、システムとそれを支える建物間の結露を防ぐため、水路の背面水平壁102には、外部とシステムの背面の間に空気通路として、通気穴103を備える。
図18Bと18Cに示すように、水平パイプ100Lと垂直方向の放水パイプ100Vは連結スリーブ104で接続されている。
図34A、34Bに示す変形例によれば、水路(符号110)は前板の適切な棚によって、モジュール122が重複した構造に組み込まれている。水がモジュールの一方の側に向かって流れるように、水路110は傾斜して形成されている。図34Bの例では、水はモジュール122の左側に向かって流れる。
図19〜22で表される第3の実施形態では、装飾や部分的にファサードを覆う断熱材として壁に菱形の構成で配置するために、モジュールは長方形ではなくほぼ三角形の形状となっている。植物の横列はモジュールの形状に合わせている。垂直方向と水平方向の壁の重なりは、重複端が程良い凹部45で覆われ、上記と同じ原則に従ってなされる。
【0036】
図23から27で示す本発明のシステムの一実施形態は、例えば、大きなスペースをいくつかのワークスペースに分割し、”景観の美しいオフィス”を得るために、主に屋内で使用することを目的とする。
本発明のシステムは、移動可能なようにおそらく移動用車輪121に取り付けたベース120へ接合された支持体118に固定された、いくつかのモジュール112で構成される。
【0037】
各モジュール112は、相互に接続された2つの区画123の2つの水平横列122で構成されている。しかしながら、各区画123は基質や植物を挿入するための開口部124を備えている。
したがって図23と図24の構成に示すように、システムは、支持体118の各側に、植物を収納するための4つの区画123を有する4つのモジュール112から構成される。
【0038】
言うまでもなく図面に示すデザインは、列の数、列ごとの区画数に関して制限は一切ない。したがって、各列は単一の区画123、または二つ、三つ、四つまたはそれ以上の区画123を含むことができる。2つの区画を持つ2つの列による実施形態の一例は任意であり、モジュールのために決めた寸法に応じて実用的なソリューションを構成することができる。実際に列数と区画数は、所与のスペースのために。モジュールを組み合わせることに関する要件だけではなく、一般的に外より屋内の方がより条件が制限される各モジュールの重量や、作業者によるモジュールの操作性に依存する。
それぞれの区画123は、前板130と前板130に接続した後板135によって区切られた内部容積114を備える。前板130は開口部124を有する基本的に水平な部分132、内部容積114を基本的に三角形の部分とする、下方で後部の方向へ傾斜した部分134、左右それぞれ2つの横壁133を備える。
【0039】
それぞれの基本的に水平な部分は製造上の制約、美的基準またはその他の理由に応じて、0度と約10℃の間での斜面となる。最初の実施形態の場合と同様に、このわずかな傾斜は開口部124の周囲の水と落ち葉が溜まるのを防ぐことができる。
壁130及び135は互いに独立して作られ、接着など水密性のある方法で組み立てられ、支持体118にモジュールを固定するための領域140をもつ。しかし、特にモジュールが作られる材料よっては、モジュールはまた、前と後の壁を互いに接続して形成することによって、一つの部品から形成することができる。簡単に内部容積114に充填される基質の水分をチェックできるようにゲージ150(図24参照)があってもよい。
【0040】
本実施の形態に係るシステムは、手動散水用に設計されているため、潅水用水や肥料のための入口がない。必要に応じて肥料または栄養添加剤を有する水は、開口部124を介して容積114に注入される。ただし、特殊な用途では、例えば前板130の水平部132上に、潅水用水を注入するための開口部があり得る。
したがって、図25から27に示される本発明のシステムの変形例によると、システムは植物を収納するため支持体218上に取り付けられる、二つの水平な横列222内に配置される4つの区画223をそれぞれ持つ4つのモジュール212から構成さる。モジュール212は、それぞれひとつの部品で形成されるが、例えば前板や後板などのいくつかの部品で別々に形成され、そのあと組み立てられてもよい。
【0041】
それぞれの横列222は、前板230および前板230に接合した後板235によって区切られて、内部容積214を構成している。
前板230は、植物のための開口部224を備え、基質の挿入や水やりのための開口部225を備えた部分231によって後部へと延びる基本的に水平な部分232と、内部容積214を基本的に台形の部分とする下方及び後部方向へ傾斜した部分234と、2つの部分236によって後部へ延びる左右の2つの横板233を備える。
それぞれの基本的に水平な部分232は製造上の制約、美的基準またはその他の理由に応じて、0℃と約10℃の間での前方へ傾斜する。本実施形態の場合と同様に、このわずかな傾きによって開口部224の周囲の水と落ち葉の溜まるのを防ぐことができる。
【0042】
図27に示されるように、それぞれの列223には排水路250が形成される。これらの排水路からの水の出口は、列から出てくる水が一番下部に位置する列に入るよう設置され、最後の列まで、つまり地面に最も近い列まで流れる。この列の下に、水を収集場所に排出したり、水を集めたり排出する他の手段として、また、水を最上列へ再び戻すための水路が必要とされるであろう。
また、図27に見られるように、それぞれの列223は散水の頻度を減らすことのできる潅水のタンク260を搭載している。この場合、列223からの排水はオーバーフロー部250を通過する形態をとる。
【0043】
図27ではまた、前板230および後板235は、二つのモジュールが重ねあって配置される場合、上位にあるモジュールの下端が下位にあるモジュールの上端を覆って配置されるよう、それぞれの上端部と下端部が配置される。
図27に示すように、実際的な面からは、後板235により規定されるのと同じ位置に形成される上端241を備え、前板230は平行した平面上に形成され、前板及び後板を組み立てる平面に関してさらに突き出た下端242を備える。
モジュールまたは少なくとも列が、一つの部品で作られている場合に、この設計が有効であることは言うまでもない。
図27は、少なくとも一つの排水路により相互に接続された2つの列223を有するモジュール212を示しているが、モジュール212が、1列223のみを持っている場合に、排水路がモジュール上に設計・配置され、そのため排水が必ずしも一番下の列から出る必要はなく、その代わりに横方向の壁233の部分236に形成された開口部を通って流れ出るようにすることができることは言うまでもない。
【0044】
図25は、平らな支持体218に取り付けられた4つのモジュール212を搭載した本発明のシステムを示しており、図26は、断熱材を収納するように形成された支持体218Aに設置された同じシステムを示している。
実際に、支持体218Aは支持体218と同様に、平行六面体の本体またはシステム212の壁に比べて厚いパネルとして形成される。支持体218Aはまた、支持体218とは異なり、支持体から距離を置いてシステムを固定するための三つのリブ219を備えている。モジュール212の後板235と支持体218Aの間にこのように作成された空間に断熱防音パネル300を置くことができる。
【0045】
実用的な面に関しては、支持体がたとえば装飾される壁であるとき、リブは壁から距離を開けて本発明のシステムのモジュールへ取り付けることを可能にするレール、当て木または任意の適した部品である。レール等はまた、断熱防音材を固定すするために使用することができる。
上述の図示された本発明のシステムの実施例のほとんどが部屋の壁や建物の正面(ファサード)のような表面への本発明の適用に関しており、一方、図23と24に示すシステムは両サイドに植物を飾ることのできる固定または移動可能な空間間仕切りをとして使用可能なように設計されている。この目的のために、システムは支持体118の各サイドに、植物を収納するための4つの区画123をそれぞれ有する4つのモジュール112で構成される。
【0046】
図35に示す変形例によれば、システムは、システムの両サイドに植物を備える、固定もしくは可動式空間間仕切りとして提供されるように作られているが、両サイドの間に支持体は有しない。
符号410のシステムは、それぞれ上部に重ねられる4つのモジュール412を備え、各モジュールは前板430と後板435によって形成される2つの各対抗領域上に植物がモジュールに挿入され植えられうる、一列の開口部424を備える。
したがって、両方の壁は、前板や後板の区別をされないと考えてよい。また、モジュール412は、オーバーフローの有無に関わらない設計にされている。
【0047】
本発明に係るシステムは、モジュール形式で設計されている。それはすべての大きさのエリアと様々な配置をカバーすることが可能である。この目的のために、モジュールは、平坦な表面を覆ったり、囲うとき、上端、底端、側端を対応させて囲むように互いに組み立てられて形成される。
しかしながら、本発明のシステムは間仕切りとして使用され、仕切りが直線に沿って、行われない、または完全に行われない場合でも、モジュールまたはモジュールのアセンブリは、お互いに接続することができなければならない。
モジュールまたはモジュールのアセンブリは、図36と37の2つの実際の例で示すよう、ジョイントで接続される。
【0048】
図36の例によると、それぞれ二つのモジュール212が互いに上下に重なる構造の4つのアセンブリ200Aから200Dは、モジュールの各側面に結合される4つの管と、管を通る棒274によって形成され、それぞれ互いにヒンジで接続される。したがって、モジュールの各アセンブリは、左側に表示されず符号もない2つの後部管と、2つの前部管273を備える。右側と左側の管は以下に説明するようにヒンジを形成するために、高さの面で互いに補えるように配置されている。必ず必要というわけではないが有利な設置として、左後管271は左前管272に垂直に補完し、同じ方法で逆の補完として、右後管は右前管274に対応し、このモジュールのアセンブリはこれらアタッチメントに関して相互に変更可能である。棒274は、システムのサポートを形成する取付盤275に結合される。
【0049】
お互いに接続する管271〜273は接続の方向によって選択される。示した例の通り、アセンブリ200Aは、アセンブリ200Aの右側の表示されていない後部管、アセンブリ200Bの左側の後部管271によって形成されるヒンジによってアセンブリ200Bに接続され、システムの背面に向かって開く角度を形成する。アセンブリ200Bおよび200Cは、一列に配置するため、後部管または前部管によって相互に接続されている。アセンブリ200Cは、アセンブリ200Cの右側の前部管273とアセンブリ200Dの左側の前部管272によってアセンブリ200Dに接続され、システムの前面に向かって開く角度を形成する。
【0050】
図37に示す例では図36とは異なり、ヒンジを形成する管がアセンブリまたはモジュール212A、212Bに接する側面の中央に配置されている。したがって、モジュール212Aと212Bは、その左側に管281をその右側に管282を持っている。管281と282は、組み立ててヒンジを形成できるように、異なる高さで配置されている。アセンブリ212Aがアセンブリ212Bに接続されている場合、アセンブリ212Aの管282およびアセンブリ212Bの管281は2つの管を通る棒283と共にヒンジ280を形成する。
【0051】
図38A及び38Bが示すように、本発明の最後の実施形態として、例えば都会的な家具の一部を形成したり、例えば街や公園の入り口に置かれることを意図した、装飾的配置を挙げる。
装飾的な配置は、地面に埋め込まれたフレームワーク618を有する金属構造に取り付けられたモジュール12を有する本発明のシステムで構成されている。装飾的な配置は、本発明のシステムの横に位置するポール619、可搬緑葉620、町や公園の名前を示すサイン621によって構成される。図38Bに示すように、本発明のシステムは、フレームワーク618の片側または両側にモジュール12を備えることができる。
【符号の説明】
【0052】
10,410 (本発明の)システムまたはデバイス(装置)
11 (モジュールの背面方向に突起する)固定ブロック
12,112,122,212,212A,212B,412 モジュール
14,114,214 内部容積
16 植物
18,118,218,218A 支持体
18A,18B 金属部,部品
20 (建造物の)壁
22,122,222 横列
24,124,224,225,335,424 開口部
24A グループ
30,130,230,430 前板、壁
30A,35B 中央列
32,132,232 基本的に水平な部分、水平部
32A (基本的に水平な部分の)後端縁
34,134,234 傾斜部、傾斜した部分
35,135,235,435 後板、壁、
36 注水穴、細い溝
36A (モジュール12の)上縁
41,241 (モジュール12の)上端、重複端、重複上端
41A (垂直の)ストッパー、垂直ストッパー突起
42,242 (モジュール12の)下端、重複端、重複下端、(水路の)縁
42A (前板30の)下端
42B (後板35の)下端
43 (モジュール12の)左端、重複端、縦の端、固定エリア
43A (前板30の)前面左端
43B (後板35の)前面左端
44 (モジュール12の)右端、重複端、縦の端、固定エリア
44A (前板30の)前面右端
44B (後板35の)前面右端
45 (重複端の)凹部
45B 空間
45C 段板
46,48 ネジ
47,49 プレート
50 (滴下式)給水パイプ
51 ブロック
52 (側壁の)上端部
53 垂直傾斜
54 (側壁の)側面ノッチ
60 (水平)分割リブ
62、82 (分割リブの)上面
64 (後板35上で、前板30の水平部32に平行な)上面
70 (内部の)垂直端
72 内部の水平端、水平内部端
75 排水路、ノッチ、背面ノッチ、シングルノッチ
76 排水路、ノッチ、前面ノッチ、シングルノッチ
77 突起
78 切り込み、カット
84 くぼみ
86 前端縁
90 水タンク
92 排水管
94 (取り外し可能な)タンク
95 (傾斜した)前板
96 (傾斜した)後板
97 凹部(水用)
100,110 水路
100L 水平パイプ
100v (垂直方向の)放水パイプ
101 (ウォーター)ガイドリム
101A 注水口管
102 (水路の)背面水平壁
103 通気穴
104 連結スリーブ
120 ベース
121 移動用車輪
123、223 区画、列
133 横壁
140 (モジュールを固定するための)領域
150 ゲージ
200A,200B、200C,200D アセンブリ
212A、212B アセンブリまたはモジュール
219 リブ
231 開口部を備えた部分
233 横板、横方向の壁
236 横方向の壁の部分
250 排水路、オーバーフロー部
260 タンク
271 左後管、側面接続部、(互いに接続する)管、左側の後部管
272 左前管、側面接続部、(互いに接続する)管、左側の前部管
273 右後管、側面接続部、(互いに接続する)管、右側の前部管、前部管
274 右前管、側面接続部、(管を通る)棒
275 取付盤
280 ヒンジ
281.282 管
283 棒
300 断熱防音パネル
618 フレームワーク
619 ポール
620 可搬緑葉
621 サイン
L 水平方向
T 水平方向
V 垂直方向




【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも一つの栄養基質と植物を収納するための、前板(30)と前板(30)に接続された後板(35)によって区切られている、内部容積(14)を形成する少なくとも一つのモジュール(12)を備え、
少なくとも前記前板(30)は前記植物が通過するための少なくとも一つの開口部(24)を有し、
前記前板(30)と前記後板(35)のうちの少なくとも一つは前記モジュール(12)を支持体(18,118)に固定するための固定エリア(43,44)を有する、
垂直または傾斜した配置でのコンテナ植栽システムであって、
前記前板(30)と前記後板(35)のうちの少なくとも一つは重複端(41,42,43,44)を備え
前記システムが、少なくとも二つの隣り合った前記モジュール(12)を具備するルーフガーデンまたはプラントウォールとして設置されるときに、屋根または壁において、前記重複端(41,42,43,44)によって、前記モジュールが重なり合うことが可能となることを特徴とする垂直または傾斜した配置でのコンテナ植栽システム。
【請求項2】
隣接する前記モジュール(12)の下端(42)を最上部に乗せることが出来る、前方に突き出た垂直のストッパー(41A)を前記後板(35)が備えていることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記後板(35)は、ほぼ水平で前記内部容積(14)に突出した分割リブ(60)を備えていることを特徴とする請求項1または2に記載のシステム。
【請求項4】
前記分割リブ(60)がわずかに前記開口部(24)の下端の下に配置されていることを特徴とする請求項3に記載のシステム。
【請求項5】
前記内部容積の下部で外部に通じる、排水路(75,76)を備えていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のシステム。
【請求項6】
前記排水路(75,76)が前記モジュール(12)の前記下端(42)へ延長し、前記下端(42)が排水のため少なくとも一つのフロントノッチ(76)を備えることを特徴とする請求項5に記載のシステム。
【請求項7】
前記排水路(75,76)を通過する水を集めるための水路(100)を備えていることを特徴とする、請求項5または6に記載のシステム。
【請求項8】
前記水路(100)は前記前板(30)の前記下端(42)の適切な棚によって前記下端(42)に組み込まれていることを特徴とする請求項7に記載のシステム。
【請求項9】
前記前板(30)と前記後板(35)の間に位置する注水穴(36)を備えることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載のシステム。
【請求項10】
前記前板(30)と前記後板(35)の間に位置する水タンク(90)を備えることを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載のシステム。
【請求項11】
前記水タンクは取り外し可能なタンク(94)から成ることを特徴とする請求項10に記載のシステム。
【請求項12】
支持体(118)は可動で、二つのモジュール(12)またはモジュールのアセンブリが水平方向に組み立てられるとき、本システムが連結式の側面接続部(271,272,273)を装備することを特徴とする請求項1から11のいずれかに記載のシステム。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate

【図13】
image rotate

【図14】
image rotate

【図15】
image rotate

【図16】
image rotate

【図17】
image rotate

【図18A】
image rotate

【図18B】
image rotate

【図18C】
image rotate

【図18D】
image rotate

【図18E】
image rotate

【図18F】
image rotate

【図19】
image rotate

【図20】
image rotate

【図21】
image rotate

【図22】
image rotate

【図23】
image rotate

【図24】
image rotate

【図25】
image rotate

【図26】
image rotate

【図27】
image rotate

【図28A】
image rotate

【図28B】
image rotate

【図29A】
image rotate

【図29B】
image rotate

【図30A】
image rotate

【図30B】
image rotate

【図31】
image rotate

【図32A】
image rotate

【図32B】
image rotate

【図32C】
image rotate

【図33】
image rotate

【図34A】
image rotate

【図34B】
image rotate

【図35】
image rotate

【図36】
image rotate

【図37】
image rotate

【図38A】
image rotate

【図38B】
image rotate


【公表番号】特表2013−509172(P2013−509172A)
【公表日】平成25年3月14日(2013.3.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−535902(P2012−535902)
【出願日】平成22年10月27日(2010.10.27)
【国際出願番号】PCT/FR2010/052298
【国際公開番号】WO2011/051619
【国際公開日】平成23年5月5日(2011.5.5)
【出願人】(512112781)
【Fターム(参考)】