説明

塵芥収集車

【課題】押込板の押込位置を塵芥収容箱側にするとともにスイングシリンダを小型化することができ、さらには投入口の横幅を広くすることができる塵芥収集車を提供する。
【解決手段】塵芥収容箱2と、投入口3aを後面に有する塵芥投入箱3と、移動可能なスライダ5、及びこのスライダ5の下部に回動可能に軸支された押込板8を有しており、塵芥を前記塵芥収容箱2に積み込む積込装置50と、一端が前記塵芥収容箱2の後端に軸支されるとともに、他端が前記塵芥投入箱3の側壁3c下部に回動可能に軸支されたスイングシリンダ20と、一端が前記スライダ5に連結されるとともに、他端が前記塵芥投入箱3の側壁3c下部に回動可能に軸支されたプッシュシリンダ9とを備えた塵芥収集車1。前記スイングシリンダ20他端の軸支部と、前記プッシュシリンダ9一端の軸支部とが近接している。前記塵芥投入箱3の側壁3c面上に前記プッシュシリンダ9の回動を許容する回動スペース25が設けられている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は塵芥収集車に関する。さらに詳しくは、塵芥投入箱の側壁に、当該塵芥投入箱開閉用のスイングシリンダと、塵芥積込装置を駆動させるプッシュシリンダとが配設された塵芥収集車に関する。
【背景技術】
【0002】
塵芥収集車において、投入口から投入された塵芥を塵芥収容箱に積み込む積込装置として、プレス式と回転板式とが知られているが、このうちプレス式の積込装置を用いた塵芥収集車として、例えば特許文献1記載のものがある。
この特許文献1記載の塵芥収集車では、その第1図に示されるように、塵芥投入箱の側壁後部(投入口側)に摺動用シリンダ(以下、プッシュシリンダという)を配置するとともに、側壁前部(塵芥収容箱側)に開閉用シリンダ(以下、スイングシリンダという)を配置している。前記プッシュシリンダは、積込装置を構成する遮蔽板(スライダ)とともに反転板(押込板)を下方に移動させることにより、投入口から投入された塵芥を圧縮し、反転板を塵芥収容箱側に回動させた後に上方に移動させることにより前記塵芥を塵芥収容箱内に積み込むのに用いられる。一方、スイングシリンダは、塵芥投入箱を塵芥収容箱に対して上方に回動させることにより、塵芥収容箱内の塵芥を排出可能にするのに用いられる。
【0003】
【特許文献1】実用新案登録第2507317号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1記載の塵芥収集車では、前記プッシュシリンダが側壁後部に配置されていることから、反転板の押込位置(上方位置)が塵芥収容箱の後端から離れてしまうため、塵芥を塵芥収容箱側に強く押し込むことができないという問題がある。
また、スイングシリンダの先部(塵芥投入箱側の軸支部)が塵芥投入箱側壁の先部に配置されていることから、当該スイングシリンダの推力を効率よく塵芥投入箱に伝達することができず、その結果、スイングシリンダが大型化してしまうという問題がある。
【0005】
かかる問題を解決するために、プッシュシリンダの先部を塵芥投入箱側壁の前部にて軸支し、且つ、スイングシリンダの先部を塵芥投入箱側壁の後部にて軸支することが考えられるが、この場合、両シリンダが近接して配置されることになり、プッシュシリンダのメンテナンス時に、前記スイングシリンダ先部の軸支部が邪魔になりプッシュシリンダを脱着することができなくなる。
【0006】
このため、両シリンダを軸支するブラケットを車幅方向にずらして配置して前記プッシュシリンダの脱着スペースを確保する必要があるが、一定の車幅内において、このように両シリンダを配設すると、塵芥投入箱の左右両側壁間の距離を小さくしなければならなくなる。その結果、投入口の横幅が小さくなり、一度に投入可能な塵芥の量が少なくなるため、作業性が低下してしまう。
【0007】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、押込板の押込位置を塵芥収容箱側にするとともにスイングシリンダを小型化することができ、さらには投入口の横幅を広くすることができる塵芥収集車を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の塵芥収集車は、
塵芥収容箱と、
この塵芥収容箱に連設して設けられ、塵芥を投入するための投入口を後面に有する塵芥投入箱と、
この塵芥投入箱の左右の側壁の前方上部から後方下部に延びるガイドレールに沿って移動可能なスライダ、及びこのスライダの下部に回動可能に軸支された押込板を有しており、前記投入口より投入された塵芥を前記塵芥収容箱に積み込む動作を行う積込装置と、
一端が前記塵芥収容箱の後端に軸支されるとともに、他端が前記塵芥投入箱の側壁下部に回動可能に軸支されており、塵芥投入箱を塵芥収容箱に対して上下に回動させるスイングシリンダと、
一端が前記スライダに連結されるとともに、他端が前記塵芥投入箱の側壁下部に回動可能に軸支されており、前記スライダとともに押込板を上下移動させることで塵芥の圧縮及び積込を行うプッシュシリンダと、
を備えており、前記スイングシリンダ他端の軸支部と、前記プッシュシリンダ一端の軸支部とが、当該プッシュシリンダが最も収縮したときにおいて、このプッシュシリンダの横移動が前記スイングシリンダにより阻害される程度に近接しており、且つ、前記塵芥投入箱の側壁面上に前記プッシュシリンダの回動を許容する回動スペースを設けたことを特徴としている。
【0009】
本発明の塵芥収集車では、塵芥投入箱の側壁上において、スイングシリンダの軸支部と、プッシュシリンダの軸支部とが、当該プッシュシリンダが最も収縮したときにおいて、このプッシュシリンダの横移動(側壁面に垂直な方向の移動)が前記スイングシリンダにより阻害される程度に近接している。すなわち、プッシュシリンダが側壁前部に配置されるとともに、スイングシリンダの先部が側壁の後部にて軸支されているので、押込板(反転板)の押込位置(上方位置)を塵芥収容箱の後端に近づけることができ、塵芥を塵芥収容箱側に強く押し込むことができる。また、スイングシリンダの推力を効率よく塵芥投入箱に伝達することができるので、当該スイングシリンダを小型化することができる。
【0010】
また、塵芥投入箱の側壁面上に前記プッシュシリンダの回動を許容する回動スペースを設けているので、前記プッシュシリンダとスイングシリンダとを互いに近接して配置しても、メンテナンス時には、その一端を中心にしてプッシュシリンダを回動(側壁面に略平行な移動)させることで、当該プッシュシリンダを側壁から容易に脱着させることができる。そして、側壁面に略平行に移動させることでプッシュシリンダの脱着を可能にしているので、両シリンダを車幅方向において接近させて配置することができ、その結果塵芥投入箱の左右両側壁間の距離を大きくとることができる。これにより、塵芥投入用の投入口の横幅を広くすることができ、塵芥の投入作業がし易くなり、作業性を向上させることができる。
【0011】
前記側壁には、前記プッシュシリンダの一端の軸支部が上下移動するための切欠孔が形成されるとともに、この切欠孔の長手方向と略同じ方向に延びる補強部材が設けられており、この補強部材が、前記切欠孔に沿って配設された上補強部材と、前記回動スペースを確保するべくその上端が前記切欠孔から離反するように、前記上補強部材と所定の角度をなして配設された下補強部材とで構成されているのが好ましい。塵芥投入箱の側壁には、積込装置のスライダに連結された、プッシュシリンダ一端の軸支部が上下移動するための切欠孔が形成されるとともに、この切欠孔を設けたことによる側壁の強度低下を補うために、前記切欠孔に沿って補強部材が設けられる。この場合に、前記補強部材を上補強部材と下補強部材とに分割して、上補強部材を前記切欠孔に沿って配設し、一方、下補強部材を、その上端が前記切欠孔から離反するように、前記上補強部材と所定の角度をなして配設することで、切欠孔周辺を上補強部材で効果的に補強するとともに、プッシュシリンダ回動のための回動スペースを確保することができる。
【0012】
前記上補強部材の下端と、前記下補強部材の上端とが横補強部材により連結されているのが好ましい。この構成によれば、補強部材を一体的にすることで、側壁の強度を確保することができる。
【0013】
前記横補強部材が、側壁の後端側周縁まで延設されているのが好ましい。この場合、補強領域を広げることで側壁の強度をさらに向上させることができる。
【発明の効果】
【0014】
本発明の塵芥収集車によれば、押込板の押込位置を塵芥収容箱側にするとともにスイングシリンダを小型化することができ、さらには投入口の横幅を広くすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、添付図面を参照しつつ、本発明の塵芥収集車の実施の形態を詳細に説明する。
図1は本発明の一実施の形態に係る塵芥収集車の後部を示す側断面図である。この塵芥収集車1は、塵芥収容箱2と、この塵芥収容箱2の後部に連設して設けられる塵芥投入箱3とを備えている。塵芥投入箱3の後方(後面)には、塵芥が投入される投入口3aが設けられており、また、この投入口3aに対して上下にスライドして当該投入口3aを開閉する開閉蓋3bが設けられている。さらに、前記塵芥投入箱3の前方下部には、塵芥を塵芥収容箱2に積み込むための開口部3dが設けられている。
【0016】
塵芥投入箱3内には、前記投入口3aより投入された塵芥を前記塵芥収容箱に積み込む動作を行う積込装置50が配設されている。この積込装置50では、塵芥投入箱3の左右の側壁3cに前方上部から後方下部にまっすぐに延びるガイドレール4がそれぞれ設けられており、このガイドレール4に沿って移動することができるスライダ(摺動板)5が設けられている。スライダ5の左右それぞれには一対のローラ6が取り付けられており、このローラ6がガイドレール4内を斜め上下に移動することができる。スライダ5は、ガイドレール4に沿って延びる左右一対の側面部材5aと、これらの間で車幅方向に延びるプレート等(図示せず)とを有し、これらが接続されて一体化されたものである。また、スライダ5の下端部には、ピン7を介して押込板8が回動自在に取り付けられている。押込板8もまた、左右一対の側面部材8aと、これらの間で車幅方向に延びるプレート等(図示せず)とを有し、これらが接続されて一体化されたものである。
【0017】
塵芥投入箱3の両側壁3cには左右一対のプッシュシリンダ9の下端部がピン10によりそれぞれ取り付けられており、ピストン先端部はピン11によりスライダ5の側面部材5aの上端部に接続されている。また、押込板8には、左右一対のプレスシリンダ12の下端部がピン13により接続されており、ピストン先端部は前記ピン11により、スライダ5の側面部材5aの上端部に接続されている。したがって、プッシュシリンダ9の伸長動作によりスライダ5は、押込板8とともに斜め前方に上昇し、収縮動作により斜め後方に下降する。これによりスライダ5は、一次圧縮及び押込に対応した往復動が可能となる。また、押込板8は、プレスシリンダ12の伸長動作によりピン7を中心として時計廻り方向に回転し、収縮動作により反時計廻り方向に回動する。これにより、押込板8は、反転及び二次圧縮に対応した往復動が可能となる。
【0018】
図2は図1に示される塵芥収集車における塵芥投入箱の側面説明図であり、分かり易くするために、前記プレスシリンダ12や、スライダ5を含む積込装置50の図示は省略されている。図2において、20は一端が前記塵芥収容箱2の後端に軸支されるとともに、他端が前記塵芥投入箱3の側壁3c下部に形成されたブラケット21に回動可能に軸支されたスイングシリンダであり、塵芥収容箱2内に収容された塵芥を清掃工場や埋立地等において排出するに際し、当該塵芥投入箱3を塵芥収容箱2に対して上下に回動させる役割を果たしている。
【0019】
本実施の形態では、前記スイングシリンダ20の、塵芥投入箱3側端部の軸支部と、前記プッシュシリンダ9の、スライダ5に連結される側端部の軸支部とが、当該プッシュシリンダ9が最も収縮したときにおいて、このプッシュシリンダ9の横移動が前記スイングシリンダ20により阻害される程度に近接して配置されている。すなわち、機構上、プッシュシリンダ9はスイングシリンダ20よりも内側(側壁面側)に配設されるが、このプッシュシリンダ9が最も収縮した状態において、当該プッシュシリンダ9の上方の軸支部は、前記スイングシリンダにより横方向(塵芥投入箱3の側壁面に略垂直な方向であって、前記側壁面から離反する方向)に移動できない程度に、スイングシリンダ20の塵芥投入箱3側端部の軸支部と近接している。換言すれば、両軸支部は、プッシュシリンダ9が最も収縮した状態において、側壁面上で水平方向に重なるように配置されている。
【0020】
このように、プッシュシリンダ9が側壁前部寄りに配置されているので、積込装置50の押込板8の押込位置(上方位置)を塵芥収容箱2の後端に近づけることができ、塵芥を塵芥収容箱2側に強く押し込むことができる。また、スイングシリンダ20の先部が側壁の後部寄りの箇所で軸支されており、従来のものに比べて水平に近づく傾斜角で配置されているので、当該スイングシリンダ20の推力を効率よく塵芥投入箱3に伝達することができ、その結果、当該スイングシリンダ20を小型化することができる。
【0021】
前記プッシュシリンダ9の、スライダ5に連結される側の端部と反対側の端部は、塵芥投入箱3の側壁3c下部に回動可能に軸支されており、また前記側壁面上には前記プッシュシリンダ9の回動を許容する回動スペースが設けられている。この回動スペースは、本実施の形態では、以下のようにして設けられている。
【0022】
すなわち、塵芥投入箱3の側壁3cには、積込装置50のスライダ5に連結された、プッシュシリンダ9一端の軸支部が上下移動するための切欠孔(図示せず)が形成されるとともに、この切欠孔を設けたことによる側壁3cの強度低下を補うために、前記切欠孔の上縁に沿って補強部材が設けられるが、本実施の形態では、この補強部材を2つに分割することで前記回動スペースを確保するようにしている。図2において、22は、前記切欠孔の上縁に沿って配設された上補強部材であり、この上補強部材22の下方には、その上端が前記切欠孔から離反するように、前記上補強部材22と所定の角度をなして下補強部材23が配設されている。こうして、前記下補強部材23を上補強部材22と所定の角度をなすように配設することで、プッシュシリンダ9のための回動スペース25を確保することができる。なお、24は、前記上補強部材22の下端と下補強部材23の上端を接続する横補強部材であり、この横補強部材24の一端は側壁3cの後端側周縁まで延設されている。この横補強部材24にて上補強部材22と下補強部材23を接続して、補強部材全体を一体化することで、側壁3cの強度を確保することができる。また、横補強部材24を側壁3cの後端側周縁まで延設して補強領域を広げることで側壁3cの強度をさらに向上させることができる。
【0023】
本実施の形態では、以上のようにして回動スペース25を設けているので、前記プッシュシリンダ9とスイングシリンダ20との軸支部を互いに近接して配置しても、メンテナンス時には、その一端を中心にしてプッシュシリンダ9を回動(側壁面に略平行な移動)させることで、当該プッシュシリンダ9を側壁3cから容易に脱着させることができる。また、側壁面3cに略平行に移動させることでプッシュシリンダ9の脱着を可能にしているので、両シリンダを車幅方向において接近させて配置することができ、その結果、塵芥投入箱3の左右両側壁間の距離を大きくとることができる。これにより、塵芥投入用の投入口3aの横幅を広くすることができ、塵芥の投入作業がし易くなり、作業性を向上させることができる。
【0024】
つぎにプッシュシリンダ9の取り外し方法について説明する。まず、プッシュシリンダ9を駆動させて、そのピストンロッド(図示せず)が最も収縮した状態にする(図2の実線参照)。ついでスイングシリンダ20のブラケット21側の軸支部の軸を取り外し、軸支収容箱に軸支された側の端部を中心として当該スイングシリンダ20を図2において反時計廻りに上方に回動させる。
ついで、プッシュシリンダ9の、スライダ5に連結された側の軸支部の軸を取り外す。その後、側壁3cに固定された側の軸支部を中心にしてプッシュシリンダ9を図2においてブラケット21と干渉しない位置まで時計廻りに回動させる(図2〜3の2点鎖線参照)。最後に、プッシュシリンダ9の、側壁3cに固定された側の軸支部の軸を取り外すことで、当該プッシュシリンダ9を取り出すことができる。
【0025】
なお、本実施の形態では、スイングシリンダ20の基部及び先部をそれぞれ塵芥収容箱2及び塵芥投入箱側壁3cに取り付けるとともに、プッシュシリンダ9の基部及び先部をそれぞれ前記側壁3c及びスライダ5に取り付けているが、少なくとも一方のシリンダの基部及び先部を逆に取り付けるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】本発明の塵芥収集車の一実施の形態の後部を示す側断面図である。
【図2】図1に示される塵芥収集車における塵芥投入箱の側面説明図である。
【図3】図2のA−A線断面説明図である。
【符号の説明】
【0027】
1 塵芥収集車
2 塵芥収容箱
3 塵芥投入箱
5 スライダ
8 押込板
9 プッシュシリンダ
12 プレスシリンダ
20 スイングシリンダ
22 上補強部材
23 下補強部材
24 横補強部材
25 回動スペース
50 積込装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
塵芥収容箱と、
この塵芥収容箱に連設して設けられ、塵芥を投入するための投入口を後面に有する塵芥投入箱と、
この塵芥投入箱の左右の側壁の前方上部から後方下部に延びるガイドレールに沿って移動可能なスライダ、及びこのスライダの下部に回動可能に軸支された押込板を有しており、前記投入口より投入された塵芥を前記塵芥収容箱に積み込む動作を行う積込装置と、
一端が前記塵芥収容箱の後端に軸支されるとともに、他端が前記塵芥投入箱の側壁下部に回動可能に軸支されており、塵芥投入箱を塵芥収容箱に対して上下に回動させるスイングシリンダと、
一端が前記スライダに連結されるとともに、他端が前記塵芥投入箱の側壁下部に回動可能に軸支されており、前記スライダとともに押込板を上下移動させることで塵芥の圧縮及び積込を行うプッシュシリンダと、
を備えており、前記スイングシリンダ他端の軸支部と、前記プッシュシリンダ一端の軸支部とが、当該プッシュシリンダが最も収縮したときにおいて、このプッシュシリンダの横移動が前記スイングシリンダにより阻害される程度に近接しており、且つ、前記塵芥投入箱の側壁面上に前記プッシュシリンダの回動を許容する回動スペースを設けたことを特徴とする塵芥収集車。
【請求項2】
前記側壁には、前記プッシュシリンダの一端の軸支部が上下移動するための切欠孔が形成されるとともに、この切欠孔の長手方向と略同じ方向に延びる補強部材が設けられており、
この補強部材が、前記切欠孔に沿って配設された上補強部材と、前記回動スペースを確保するべくその上端が前記切欠孔から離反するように、前記上補強部材と所定の角度をなして配設された下補強部材とで構成されている請求項1に記載の塵芥収集車。
【請求項3】
前記上補強部材の下端と、前記下補強部材の上端とが横補強部材により連結されている請求項2に記載の塵芥収集車。
【請求項4】
前記横補強部材が、側壁の後端側周縁まで延設されている請求項3に記載の塵芥収集車。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate


【公開番号】特開2007−99489(P2007−99489A)
【公開日】平成19年4月19日(2007.4.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−294583(P2005−294583)
【出願日】平成17年10月7日(2005.10.7)
【出願人】(000163095)極東開発工業株式会社 (215)
【Fターム(参考)】