説明

境界ブロック同士の連結構造及び境界ブロック

【課題】境界ブロックが境界地からずれるのを防止できるようにする。
【解決手段】本発明の境界ブロック同士の連結構造は、端面同士が互いに隣り合うように境界地に並設される境界ブロック同士の連結構造において、境界ブロック1の端面2;3に境界ブロックの端面から境界ブロックの内部に延長する凹部(孔10)を形成し、繋ぎ材が、互いに隣り合う一方の境界ブロックの端面の凹部と他方の境界ブロックの端面の凹部とに跨って嵌め込まれて、一方の境界ブロックの端面と他方の境界ブロックの端面とが互いに突き合わされたことを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、境界ブロックが境界地からずれるのを防止可能な境界ブロック同士の連結構造及び境界ブロックに関する。
【背景技術】
【0002】
歩道と車道とを区切るために歩道と車道との境界地に設置される歩車道境界ブロックと呼ばれる境界ブロックは、一方向に長い形状に形成され、この長手方向の端面の両方が平面に形成される。そして、互いに隣り合う境界ブロックの端面と境界ブロックの端面とが目地材を挟んで互いに向かい合うようにして、複数の境界ブロックが境界地に一列に並ぶように設置され、これら複数の境界ブロックの歩道側面側にアスファルトなどの舗装部が設けられて歩道が形成される(例えば、特許文献1;2参照)。目地材は、互いに隣り合う境界ブロックの端面と端面との間に設けられたモルタルやコンクリートや合成樹脂材などにより形成される。この目地材が、互いに隣り合う境界ブロック同士を繋ぐ。
【特許文献1】特開2006−118131号公報
【特許文献2】特開2000−309903号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、境界ブロックの端面が平面に形成されているため、目地材により繋がれた互いに隣り合う境界ブロック間の結合は弱く、境界ブロックに外力が加わると目地材が破壊されて境界ブロックが境界地からずれてしまう。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、境界ブロックが境界地からずれるのを防止できる境界ブロック同士の連結構造及び境界ブロックを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の境界ブロック同士の連結構造は、端面同士が互いに隣り合うように境界地に並設される境界ブロック同士の連結構造において、境界ブロックの端面に境界ブロックの端面から境界ブロックの内部に延長する凹部を形成し、繋ぎ材が、互いに隣り合う一方の境界ブロックの端面の凹部と他方の境界ブロックの端面の凹部とに跨って嵌め込まれて、一方の境界ブロックの端面と他方の境界ブロックの端面とが互いに突き合わされたことを特徴とする。
本発明の境界ブロックは、端面同士が互いに隣り合うように境界地に並設される境界ブロックにおいて、端面から内部に延長する凹部を備え、互いに隣り合う境界ブロックの端面に形成された凹部に跨って嵌合される繋ぎ材によって互いに隣り合う境界ブロックが繋がれるように形成されたことを特徴とする。
凹部が、境界ブロックの端面のみから境界ブロックの内部に延長する孔により形成されたことも特徴とする。
凹部が、境界ブロックの端面と上面とから境界ブロックの内部に延長する溝により形成されたことも特徴とする。
溝が、鎹の一端部を上面から挿入できて、かつ、鎹の一端部を係合する係合溝を備え、鎹が、上方から互いに隣り合う境界ブロックの溝に跨って係合されることによって互いに隣り合う境界ブロックが繋がれるように形成されたことも特徴とする。
本発明の境界ブロックは、端面が段差を有した凹凸面により形成され、互いに隣り合う境界ブロックの端面に形成された凹凸面の凹凸同士が互いに係合されるように形成されたことを特徴とする。
境界ブロックの一方の端面に形成された凹凸面と他方の端面に形成された凹凸面とが互いに同一形状で、かつ、その凹凸面同士が互いに平行に形成されたことも特徴とする。
【発明の効果】
【0005】
本発明の境界ブロック同士の連結構造によれば、繋ぎ材が、互いに隣り合う一方の境界ブロックの端面の凹部と他方の境界ブロックの端面の凹部とに跨って嵌め込まれたことにより、境界ブロックが境界地からずれるのを防止できる。
本発明の境界ブロックによれば、端面から内部に延長する凹部を備え、互いに隣り合う境界ブロックの端面に形成された凹部に跨って嵌合される繋ぎ材によって互いに隣り合う境界ブロックが繋がれるので、境界ブロックが境界地からずれるのを防止できる。
凹部が、境界ブロックの端面のみから境界ブロックの内部に延長する孔により形成されたので、互いに隣り合う境界ブロック同士が孔及び繋ぎ材によって繋がれた状態において、孔が外から目視されず、境界ブロックの外観を損なわない。
凹部が、境界ブロックの端面と上面とから境界ブロックの内部に延長する溝により形成されたので、境界ブロックを並べて設置した後に繋ぎ材を上方から取り付けることができるので、施工が容易となる。
溝が、係合溝を備え、鎹が、上方から互いに隣り合う境界ブロックの溝に跨って係合されることによって互いに隣り合う境界ブロックが繋がれるように形成されたので、鎹が係合溝に嵌め込まれたことによって、互いに隣り合う境界ブロックが、端面と直交する方向に互いに離れることを防止できる。
本発明の境界ブロックによれば、端面が段差を有した凹凸面により形成され、互いに隣り合う境界ブロックの端面に形成された凹凸面の凹凸同士が互いに係合されるように形成されたので、凹凸面同士の係合によって、境界ブロックが境界地からずれるのを防止できる。
境界ブロックの一方の端面に形成された凹凸面と他方の端面に形成された凹凸面とが互いに同一形状で、かつ、その凹凸面同士が互いに平行に形成されたことによって、同じ形状の境界ブロックを成形すればよく、複数の境界ブロックを1つの成形型で形成できるので、境界ブロックの製造コストを安くできる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
最良の形態1
図1及び図2は本発明の最良の形態1を示す。図1は境界ブロックの外観を示し、図2は境界ブロックを用いた境界ブロック部の形成方法を示す。
【0007】
図1を参照し、歩車道境界ブロックと呼ばれる境界ブロックを説明する。境界ブロック1は、互いに向かい合う一方の端面2と他方の端面3、互いに向かい合う下面4と上面5、互いに向かい合う車道側側面8と歩道側側面9を備える。即ち、下境界ブロック1は、水平面により形成される下面4と、下面と平行な上面5と、下面4の一側縁6aと上面5の一側縁7aとを繋ぐ側面である車道側側面8と、下面4の他側縁6bと上面5の他側縁7bとを繋ぐ側面である歩道側側面9と、下面4、上面5、車道側側面8、歩道側側面9の一端同士を繋ぐ一方の端面2と、下面4、上面5、車道側側面8、歩道側側面9の他端同士を繋ぐ他方の端面3と、を備える。下面4と端面2とが互いに直交する面により形成され、下面4と端面3とが互いに直交する面により形成される。境界ブロック1は、端面2;3、および、一方向と直交する断面の特徴形状が全て同じ形状である。この特徴形状が端面2から端面3まで連続した構成である。この特徴形状は、台形形状である。即ち、境界ブロック1は、断面台形形状で端面2から端面3に向かう一方向に長い矩形コンクリートブロックである。
【0008】
境界ブロック1の端面2には、端面2から境界ブロック1の内部に延長するように形成された凹部としての孔10を備えるとともに、端面3にも、端面3から境界ブロック1の内部に延長するように形成された凹部としての孔10を備える。即ち、孔10は、境界ブロック1の端面2;3のみから境界ブロック1の内部に延長する孔により形成される。孔10は、端面2;3に対して直交する方向に延長する孔である。
【0009】
孔10内には繋ぎ材としての鉄筋11(図2参照)が嵌合される。鉄筋11は孔10内に嵌合された一端11aが孔底10aに接触した場合に他端11bが端面2;3よりも外側に突出する長さに形成される。つまり、鉄筋11の長さは、境界ブロック1の端面2や端面3から孔底10aまでの長さ、即ち、孔10の孔長よりも長い長さに形成される。
【0010】
境界ブロック1は、端面2と端面3との間の長さをa、下面4と上面5との間の上下間長さをb、上面の幅長さをc、下面の幅長さをdとした場合、a=600〜2000mm、b=300mm、c=180mm、d=240mmに形成される。孔10は、径10mm、長さ200mmに形成される。孔10の形成位置は、端面2や端面3の左右の中心線上における上部(例えば端面2;3の上縁2t;3tから50mm程度下方の位置)に形成される。
【0011】
境界ブロック1が、図外の歩道と車道との境界地に、その端面同士を互いに隣接させて境界地に沿って一列に並ぶように複数設置されることによって、境界ブロック部15が形成される。
【0012】
図2を参照し、境界ブロック部15の形成方法を説明する。まず、歩道と車道との境界となる部分の地面を掘削して基礎を形成し、基礎の上にコンクリートを打設し、コンクリートの上にモルタルを敷設することによって、境界地16を形成する。そして、境界地16に境界ブロック1を1個ずつ並べていく。例えば、1個目の境界ブロックを境界地16に設置した後、その境界ブロック1の両方の端面2;3の孔10内に鉄筋11を嵌め込む。その後、この境界ブロック1の端面2の横に別の境界ブロック1の端面3を位置させ、2個目の境界ブロック1の端面3を1個目の境界ブロック1の端面2に近づけて、1個目の境界ブロック1の端面2に嵌め込まれた鉄筋11を2個目の境界ブロック1の端面3に設けられた孔10内に嵌め込んで、1個目の境界ブロック1の端面2と2個目の境界ブロック1の端面3とを突き合わせる。同様にして、3個目の境界ブロックの端面2を1個目の境界ブロック1の端面3に近づけて、1個目の境界ブロック1の端面3に嵌め込まれた鉄筋11を3個目の境界ブロック1の端面2に設けられた孔10内に嵌め込んで、1個目の境界ブロック1の端面3と3個目の境界ブロック1の端面2とを突き合わせる。以後、同様にして、境界地16に設置しようとする境界ブロック1の端面と境界地16に設置された境界ブロック1の端面とが隣り合うように境界ブロック1を境界地16に設置していくことにより、複数の境界ブロック1が境界地16に一列に並ぶように設置された境界ブロック部15を形成できる。尚、互いに隣り合う境界ブロック1の端面2と境界ブロック1の端面3との間には目地材を設けない。そして、境界ブロック1の歩道側側面9の横にアスファルトやコンクリートのような舗装材によって舗装部を設けて歩道が形成され、境界ブロック1の車道側側面8の横にアスファルトやコンクリートのような舗装材によって舗装部を設けて車道が形成される。
【0013】
最良の形態1によれば、境界ブロック1が端面2;3に繋ぎ材としての鉄筋11を嵌め込むための孔10を備え、1本の鉄筋11が、境界地16に一列に設置された互いに隣り合う境界ブロック1同士の端面2;3のそれぞれの孔10内に跨るように嵌め込まれることによって、互いに隣り合う境界ブロック1同士が孔10及び鉄筋11によって繋がれた状態となる。このため、境界ブロック1に車道側あるいは歩道側から外力が加わった場合に、孔10及び鉄筋11は、境界ブロック1が境界地16からずれるのを防止する。
【0014】
最良の形態1によれば、境界ブロック1の孔10が、境界ブロック1の端面2;3のみから境界ブロック1の内部に延長する孔により形成されたので、互いに隣り合う境界ブロック1同士が孔10及び鉄筋11によって繋がれた状態において、孔10が外から目視されず、境界ブロック部15の外観を損なわない。
【0015】
最良の形態2
図3;4を参照し、最良の形態2の境界ブロック1について説明する。図3に示すように、境界ブロック1は、端面2と上面5とに開口する凹部としての溝20、端面3と上面5とに開口する凹部としての溝21を備える。即ち、溝20は、境界ブロック1の端面2と上面5とから境界ブロック1の内部に延長する溝により形成される。溝20は、端面2の左右の中心線上において端面2の上端縁2tから下端縁2uの方向に50mm程度延長し、かつ、幅10mm程度の大きさの溝が、端面2から離れる方向に150mm程度延長する挿入溝25と、挿入溝25の端面3側の終端部における底壁から下方に垂直に延長する係合溝26とを備える。溝21も溝20と同じ構成である。即ち、溝21は、境界ブロック1の端面3と上面5とから境界ブロック1の内部に延長する溝により形成される。溝21は、端面3の左右の中心線上において端面3の上端縁3tから下端縁3uの方向に50mm程度延長し、かつ、幅10mm程度の大きさの溝が、端面3から離れる方向に150mm程度延長する挿入溝25と、挿入溝25の端面2側の終端部における底壁から下方に垂直に延長して後述する鎹30の一端部に形成された係合部32を係合する係合溝26とを備える。
【0016】
端面同士が互いに突き合わされて溝20;21同士が互いに向き合うように境界地16に設置される境界ブロック1同士のそれぞれの溝20;21に跨るように、繋ぎ材としての鉄製の鎹30(図4参照)が、溝20;21に上方から嵌め込まれることによって、境界ブロック1同士が連結される。図4に示すように、鎹30は、挿入溝25の底壁27上に設置される主体部31と、主体部31の両端部に設けられて係合溝26に嵌め込まれる係合部32とを備える。
【0017】
図4を参照し、境界ブロック部15の形成方法を説明する。端面同士が互いに突き合わされて隣り合うように境界地16に複数の境界ブロック1を1個ずつ並べて設置していく(図4(a)参照)。この際、互いに隣り合う境界ブロック1の端面と端面との間には目地材を設けない。その後、鎹30を上方から互いに隣り合う境界ブロック1同士の互いに向き合う溝20;21に跨るように嵌め込んだ後に、その鎹30の上にモルタル31aを充填して溝20;21を埋める(図4(b)参照)。
【0018】
最良の形態2においても最良の形態1と同様の効果が得られる。特に、境界ブロック1が、鎹30の一端部に設けられた係合部32が係合する係合溝26を備えたので、鎹30の係合部32が係合溝26に嵌め込まれたことによって、互いに隣り合う境界ブロック1が、端面と直交する方向に互いに離れることを防止できる。即ち、溝20;21と鎹30とによって、互いに隣り合う境界ブロック1同士の連結を強固にできる。また、境界ブロック1を並べて設置した後に鎹30を上方から取り付けることができるので、施工も容易となる。
【0019】
最良の形態3
図示しないが、端面2や3と上面5とに開口する溝として、挿入溝26を備えない溝を備えた境界ブロック1としてもよい。この境界ブロック1を用いた場合でも、繋ぎ材としての1本の鉄筋11が、互いに隣り合う境界ブロック1の上面に繋がる溝に上方から嵌め込まれることによって、互いに隣り合う境界ブロック1同士が溝及び鉄筋11によって繋がれた状態となる。よって、最良の形態1と同様の効果が得られ、また、境界ブロック1を並べて設置した後に鉄筋11を上方から取り付けることができるので、施工も容易となる。
【0020】
最良の形態4
図5;6を参照し、最良の形態4の境界ブロック1について説明する。図5に示すように、境界ブロック1は、端面2;3が、段差40を有した凹凸面50により形成される。境界ブロック1は、端面2に形成された凹凸面50と端面3に形成された凹凸面50とが互いに同一形状で、かつ、端面2に形成された凹凸面50と端面3に形成された凹凸面50とが互いに平行に形成される。
【0021】
図6を参照し、境界ブロック部15の形成方法を説明する。端面2;3である凹凸面50;50同士が互いに突き合わされて隣り合うように境界地16に複数の境界ブロック1を1個ずつ並べて設置していく。この際、互いに隣り合う境界ブロック1の端面2と端面3との間には目地材を設けない。尚、図6では、車の進行方向がAで示される方向の場合における境界ブロック1の並べ方を図示している。
【0022】
最良の形態4によれば、境界ブロック部15を形成した場合において、互いに隣り合う互いに異なる境界ブロック1の端面2;3に形成されたそれぞれの凹凸面50;50同士が互いに係合されるので、境界ブロック1に車道側あるいは歩道側から外力Fが加わった場合に、凹凸面50;50同士の係合によって、境界ブロック1が境界地16からずれるのを防止できる。
【0023】
また、端面2に形成された凹凸面50と端面3に形成された凹凸面50とが互いに同一形状で、かつ、端面2に形成された凹凸面50と端面3に形成された凹凸面50とが互いに平行に形成された形状の境界ブロック1を用いて境界ブロック部15を形成したので、同じ形状の境界ブロック1を成形すればよく、複数の境界ブロック1を1つの成形型で形成できるので、境界ブロック1の製造コストを安くできる。
【0024】
最良の形態5
図示しないが、端面2;3に凹部Xを備えた凹凸面X1を形成した境界ブロック1Aと、端面2;3に凹部Xに嵌合する図外の凸部Yを備えた凹凸面X2を形成した境界ブロック1Bとを用意し、境界ブロック1Aと境界ブロック1Bとを境界地16に交互に並べていって、互いに隣り合う凹凸面X1と凹凸面X2とを係合させるように連結してもよい。
【産業上の利用可能性】
【0025】
本発明の境界ブロック同士の連結構造や境界ブロックは、中央分離帯の周囲を囲むように設けられる境界ブロック同士の連結構造や境界ブロックとしても使用できる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】境界ブロックの外観を示す斜視図(最良の形態1)。
【図2】境界ブロック部の形成方法を示す説明図(最良の形態1)。
【図3】境界ブロックの外観を示す斜視図(最良の形態2)。
【図4】境界ブロック部の形成方法を示す説明図(最良の形態2)。
【図5】境界ブロックの外観を示す斜視図(最良の形態4)。
【図6】境界ブロック部の平面図(最良の形態4)。
【符号の説明】
【0027】
1 境界ブロック、2;3 境界ブロックの端面、10 孔(凹部)、
20;21 溝(凹部)、26 係合溝、30 鎹、40 段差、50 凹凸面。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
端面同士が互いに隣り合うように境界地に並設される境界ブロック同士の連結構造において、境界ブロックの端面に境界ブロックの端面から境界ブロックの内部に延長する凹部を形成し、繋ぎ材が、互いに隣り合う一方の境界ブロックの端面の凹部と他方の境界ブロックの端面の凹部とに跨って嵌め込まれて、一方の境界ブロックの端面と他方の境界ブロックの端面とが互いに突き合わされたことを特徴とする境界ブロック同士の連結構造。
【請求項2】
端面同士が互いに隣り合うように境界地に並設される境界ブロックにおいて、端面から内部に延長する凹部を備え、互いに隣り合う境界ブロックの端面に形成された凹部に跨って嵌合される繋ぎ材によって互いに隣り合う境界ブロックが繋がれるように形成されたことを特徴とする境界ブロック。
【請求項3】
凹部が、境界ブロックの端面のみから境界ブロックの内部に延長する孔により形成されたことを特徴とする請求項1に記載の境界ブロック。
【請求項4】
凹部が、境界ブロックの端面と上面とから境界ブロックの内部に延長する溝により形成されたことを特徴とする請求項1に記載の境界ブロック。
【請求項5】
溝が、鎹の一端部を上面から挿入できて、かつ、鎹の一端部を係合する係合溝を備え、鎹が、上方から互いに隣り合う境界ブロックの溝に跨って係合されることによって互いに隣り合う境界ブロックが繋がれるように形成されたことを特徴とする請求項4に記載の境界ブロック。
【請求項6】
端面同士が互いに隣り合うように境界地に並設される境界ブロックにおいて、端面が段差を有した凹凸面により形成され、互いに隣り合う境界ブロックの端面に形成された凹凸面の凹凸同士が互いに係合されるように形成されたことを特徴とする境界ブロック。
【請求項7】
境界ブロックの一方の端面に形成された凹凸面と他方の端面に形成された凹凸面とが互いに同一形状で、かつ、その凹凸面同士が互いに平行に形成されたことを特徴とする請求項6に記載の境界ブロック。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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