説明

外部記憶装置のコンテンツを読み出すためのシステム、方法、および、装置

外部記憶装置内に記憶されたコンテンツを読取装置で読み出すことを可能にするシステムが、開示される。読取装置は、読み出し専用装置であり、かつ、ディスプレイと、読取装置の動作を制御するためのプロセッサーと、外部記憶装置を動作可能に接続するためのポートとを有する。外部記憶装置は、不揮発性記憶装置と、セントラルプロセッサーとを有する。セントラルプロセッサーは、必要条件が満たされると、不揮発性記憶装置内に記憶されたコンテンツを読取装置へダウンロードすることができる。必要条件は、読取装置からの正しい暗号鍵の受信およびリアルタイムクロックによって決定される開始日時への到達の中の少なくとも1つである。また、読取装置、外部記憶装置、および、それらに対応する方法が、開示される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、外部記憶装置のコンテンツを読み出すためのシステム、方法、および、装置に関し、また、そのような読み出しを可能にする外部記憶装置に関する。
【背景】
【0002】
コンピュータおよびそれに類似する装置とともに使用するための外部記憶装置が、普及しつつある。例えば、USBフラッシュドライブは、現在、きわめて小さいものであり、最大で数GBの記憶容量を有する。ポータブルディスクドライブは、現在、きわめてコンパクトなものであり、さらに大きな記憶容量を有する。しかしながら、そのような外部記憶装置上に記憶されたコンテンツを読み出すことは、通常、全機能搭載型のPC、ラップトップ、PDAなどのようなマシンを必要とする。そのようなマシンは、コンテンツを読み出すものであり、生成するものであり、受信するものであり、また、送信するものであるので、それらのマシンは、当然ながら、かなり複雑で高価なものである。きわめて簡素で安価なマシンが、望ましい。また、記憶されたコンテンツへのアクセスを例えば暗号化および/または時刻によって制御することは、有益なことでもある。
【概要】
【0003】
例示的態様によれば、外部記憶装置内に記憶されたコンテンツを読取装置で読み出すことを可能にするシステムが、提供され、この読取装置は、読み出し専用装置であり、かつ、ディスプレイと、読取装置の動作を制御するためのプロセッサーと、外部記憶装置を動作可能に接続するためのポートとを有し、外部記憶装置は、不揮発性記憶装置と、セントラルプロセッサーとを有し、セントラルプロセッサーは、必要条件が満たされると、不揮発性記憶装置内に記憶されたコンテンツを読取装置へダウンロードすることができ、その必要条件は、読取装置からの正しい暗号鍵の受信およびリアルタイムクロックによって決定される開始日時への到達から構成されるグループから選択された少なくとも1つである。
【0004】
リアルタイムクロックは、外部記憶装置の一部であってもよい。読取装置は、ディスプレイを制御するための複数の制御装置を有してもよい。複数の制御装置は、カラー、ブライトネス、コントラスト、オン/オフ、ズーム、および、カーソルの中の少なくとも1つを含んでもよい。暗号鍵は、読取装置内に記憶されてもよく、外部記憶装置と読取装置とが動作可能に接続された後に、外部記憶装置へ送信されてもよい。セントラルプロセッサーは、開始日時を記憶してもよい。セントラルプロセッサーは、さらに、終了日時を記憶してもよい。リアルタイムクロックは、さらに、終了日時への到達を決定してもよい。終了日時に達すると、すべてのダウンロードは、終了してもよく、コンテンツは、もはや、読取装置上に表示されなくてもよい。読取装置は、円滑なダウンロードおよび表示のためのバッファーをさらに備えてもよい。外部記憶装置は、暗号鍵を用いてコンテンツを暗号化および解読するための暗号化モジュールをさらに備えてもよい。
【0005】
例示的な別態様によれば、読取装置が、提供され、この読取装置は、読み出し専用装置であり、かつ、ディスプレイと、読取装置の動作を制御するためのプロセッサーと、外部記憶装置を動作可能に接続するためのポートとを有し、読取装置は、必要条件が満たされると、不揮発性記憶装置内に記憶されたコンテンツを読取装置へダウンロードすることができ、その必要条件は、読取装置による外部記憶装置への正しい暗号鍵の送信およびリアルタイムクロックによって決定される開始日時への到達から構成されるグループから選択された少なくとも1つである。
【0006】
リアルタイムクロックは、外部記憶装置の一部であってもよく、あるいは、読取装置の一部であってもよい。読取装置は、ディスプレイを制御するための複数の制御装置を有してもよい。複数の制御装置は、カラー、ブライトネス、コントラスト、オン/オフ、ズーム、および、カーソルの中の少なくとも1つを含んでもよい。暗号鍵は、読取装置内に記憶されてもよく、そして、外部記憶装置と読取装置とが動作可能に接続された後に、外部記憶装置へ送信されてもよい。読取装置は、円滑なダウンロードおよび表示のためのバッファーをさらに備えてもよい。読取装置は、上述したシステムにおいて使用するためのものであってもよい。
【0007】
さらなる例示的態様によれば、不揮発性記憶装置とセントラルプロセッサーとを備えた外部記憶装置が、提供され、そのセントラルプロセッサーは、必要条件が満たされると、不揮発性記憶装置内に記憶されたコンテンツを読取装置へダウンロードすることができ、その必要条件は、読取装置からの正しい暗号鍵の受信およびリアルタイムクロックによって決定される開始日時への到達から構成されるグループから選択された少なくとも1つである。
【0008】
リアルタイムクロックは、外部記憶装置の一部であってもよい。暗号鍵は、読取装置内に記憶されてもよく、そして、外部記憶装置と読取装置とが動作可能に接続された後に、外部記憶装置へ送信されてもよい。セントラルプロセッサーは、開始日時を記憶してもよい。セントラルプロセッサーは、さらに、終了日時を記憶してもよい。リアルタイムクロックは、さらに、終了日時への到達を決定してもよい。終了日時に達すると、すべてのダウンロードは、終了してもよく、コンテンツは、もはや、前記読取装置上に表示されなくてもよい。外部記憶装置は、暗号鍵を用いてコンテンツを暗号化および解読するための暗号化モジュールをさらに備えてもよい。
【0009】
最後の例示的態様によれば、外部記憶装置内に記憶されたコンテンツを読取装置で読み出すことを可能にする方法が、提供され、その読取装置は、読み出し専用装置であり、かつ、ディスプレイと、読取装置の動作を制御するためのプロセッサーと、外部記憶装置を動作可能に接続するためのポートとを有し、外部記憶装置は、不揮発性記憶装置と、セントラルプロセッサーとを有し、この方法は、ポートを用いて外部記憶装置を読取装置に接続することと、必要条件を満たすことを備え、セントラルプロセッサーは、必要条件が満たされると、不揮発性記憶装置内に記憶されたコンテンツを読取装置へダウンロードすることができ、必要条件は、読取装置からの正しい暗号鍵の受信およびリアルタイムクロックによって決定される開始日時への到達から構成されるグループから選択された少なくとも1つである。
【0010】
リアルタイムクロックは、外部記憶装置の一部であってもよい。暗号鍵は、読取装置内に記憶されてもよく、そして、外部記憶装置と読取装置とが動作可能に接続された後に、外部記憶装置へ送信されてもよい。セントラルプロセッサーは、開始日時を記憶してもよい。セントラルプロセッサーは、さらに、終了日時を記憶してもよい。リアルタイムクロックは、さらに、終了日時への到達を決定してもよい。終了日時に達すると、すべてのダウンロードは、終了してもよく、コンテンツは、もはや、前記読取装置上に表示されなくてもよい。
【0011】
本発明を十分に理解しかつ容易に実施できるように、ここで、添付の図面を参照して、限定するものではない単なる例として典型的な実施形態を説明する。
【例示的実施形態の詳細な説明】
【0012】
図1〜図3を参照すると、読取装置100および外部記憶装置200が、示されている。図示された外部記憶装置200は、SUBフラッシュドライブである。しかしながら、外部記憶装置200は、そのようなものに限定されることはなく、ディスクドライブ、フラッシュカード、コンパクトフラッシュカード、SDカード、xDピクチャーカード、メモリースティック、スマートメディアカード、マルチメディアカード、などを含むどのような形態の外部記憶装置であってもよいが、これらに限定するものではない。読取装置100は、外部記憶装置200を取り外し可能にかつ動作可能に収容するポート102を有する。外部記憶装置200は、ポート102に直接に接続されることが好ましいが、必要であれば、あるいは、望ましいのであれば、中間ケーブルが、使用されてもよい。
【0013】
読取装置100は、プロセッサー108およびディスプレイ112に電力を供給するための1つまたはそれ以上の電池および/または主電源であってもよい電源104を有する。プロセッサー108は、読取装置100の動作を制御する。ポート102は、プロセッサー108に動作可能に接続されたインタフェース10を有する。ディスプレイ112は、プロセッサー108およびディスプレイ112に動作可能に接続されたディスプレイドライバ110を有する。必要であれば、あるいは、望ましいのであれば、カラー114、ブライトネス116、および/または、コントラスト118のための外部制御装置が、提供されてもよい。外部制御装置114、116、118は、モニターなどでしばしば使用されるような簡単な「+−」制御装置であってもよい。
【0014】
さらに、「カーソル」制御装置120が、ディスプレイ112上において読み出す方向すなわち上方向にまたは下方向に読み出すのを制御するために提供される。ズーム制御装置(図示しない)が、さらに提供されてもよい。最後の制御装置は、オン/オフスイッチ124であってもよい。
【0015】
さらにまた、以下の説明からわかるように、暗号鍵122が、記憶装置100内に記憶されてもよい。暗号鍵122は、読取装置100内に予めロードされたものである。この暗号鍵122は、制御管理者(図示しない)によって、プロセッサー108および暗号鍵122にアクセスするためにポート102を介した通信を用いて、適宜、修正され、取り替えられ、更新され、あるいは、訂正されてもよい。読取装置100のための暗号鍵122は、好ましくは、その読取装置100に固有のものであるが、共同使用のための読取装置100は、共通暗号鍵122を有してもよい。
【0016】
読取装置100は、キーボード上にキーパッドを有しておらず、また、タッチスクリーンも有していない。読取装置100の唯一の目的は、外部記憶装置200上に記憶されたデータを表示することである。読取装置100は、そのデータを修正、削除、あるいは、そのデータに追加することはできない。読取装置100は、読み出し専用装置である。
【0017】
外部記憶装置200は、ポート102を介して読取装置100との直接接続が可能であることが好ましい。外部記憶装置200は、コネクタドライブ206を介してコネクタ204に動作可能に接続されたプロセッサー202を有する。また、そのプロセッサー202は、記憶装置コントローラ210を介して、不揮発性の記憶装置またはメモリー208に動作可能に接続される。
【0018】
外部記憶装置200は、また、リアルタイムクロック212および暗号化モジュール214を有する。暗号化モジュール214は、記憶装置208に記憶されたデータを暗号化および解読するためのものである。リアルタイムクロック212は、記憶装置208に記憶されたデータの解放される日時を制御するためのものである。暗号化モジュール214とリアルタイムクロック212とは、組み合わせて使用されてもよく、お互いに独立して使用されてもよく、あるいは、まったく使用されなくてもよい。これは、記憶装置208に記憶されたデータに関する要件に依存する。
【0019】
動作の考えられる3つの動作方法がある。すなわち、
(i)暗号化されることがなく、かつ、時間的な制約がない。
(ii)暗号化されることはあるが、時間的な制約はない。
(iii)暗号化されることはないが、時間的な制約はある。
(iv)暗号化されることおよび時間的な制約の両方がある。
【0020】
考えられる第1の方法は、きわめて標準的なものであるため、詳細には説明しない。
【0021】
第2の方法が、図4に示される。開始点400において、外部記憶装置200は、コネクタ204をポート102内に挿入することによって、読取装置100に動作可能に接続される。そして、プロセッサー108および202は、通常のハンドシェイク手順を実行する(401)。ハンドシェイク手順が完了すると、読取装置100は、予めロードされている装置100の暗号鍵122をプロセッサー202に、すなわち、暗号化モジュール214に送信する(402)。そして、鍵122が一致するかどうかの判定がなされる(403)。一致しなければ、処理は、終了する(408)。一致すれば、記憶装置208内に存在する要求されたデータが、鍵122を用いて解読され(404)、読取装置100へダウンロードされる(405)。そして、そのデータは、読取装置100のディスプレイ画面112上に表示される(406)。記憶されたデータは、可能性として様々なサイズを有するので、滑らかで途切れのないダウンロードおよび表示のために、バッファー126が、読取装置100内に含まれてもよい。
【0022】
そして、表示が完了したかどうかの判定がなされる(407)。これは、時刻、すべてのデータが読み出されたこと、読取装置100のスイッチをオフにするユーザアクション、などに基づくものであってもよい。表示が完了したならば、処理は、終了する(408)。表示が完了していなければ、短時間の遅延(例えば、数分)(409)の後、処理は、(407)に戻る。
【0023】
第3の方法が、図5に示される。開始点501において、外部記憶装置200は、コネクタ204をポート102内に挿入することによって、読取装置100に動作可能に接続される。そして、プロセッサー108および202は、通常のハンドシェイク手順を実行する(502)。ハンドシェイク手順が完了すると、ダウンロードが開始される正しい日時かどうかの判定が、リアルタイムクロック212を用いて、なされる(503)。ダウンロードする正しい日時は、アドミニストレータ(図示しない)によって、プロセッサー202内に予め記憶されたものである。正しい日時でなければ、短い遅延(504)の後、判定が、反復される(505)。それに加えて、あるいは、それの代わりに、現在の日時から予め記憶された日時までの時間間隔が、決定され(510)、その時間間隔が満了したときに、(503)の処理が、反復される。正しい日時であれば、記憶装置208内に存在する要求されたデータが、読取装置100へダウンロードされる(505)。データは、その後、読取装置100のディスプレイ画面112上に表示される(506)。記憶されたデータは、可能性として様々なサイズを有するので、この場合にも、滑らかで途切れのないダウンロードおよび表示のために、バッファー126が、読取装置100内に含まれてもよい。
【0024】
そして、表示が完了したかどうかの判定がなされる(507)。これは、時刻、すべてのデータが読み出されたこと、読取装置100のスイッチをオフにするユーザアクション、などに基づくものであってもよい。また、時刻によって、満了日時が、プロセッサー202内に記憶されてもよいことになり、それによって、満了日時に達したとき、ダウンロードは、終了し、読取装置100におけるすべてのデータは、除去され、その結果として、読取装置100においてデータのすべてを表示することは、終了する。表示が完了したならば、処理は、終了する(509)。表示が完了していなければ、短時間の遅延(例えば、数分)の後(508)、処理は、(506)に戻る。
【0025】
第4のオプションが、図6に示される。開始点601において、コネクタ204をポート102内に挿入することによって、外部記憶装置200が、読取装置100に動作可能に接続される。そして、プロセッサー108および202が、通常のハンドシェイク手順を実行する(602)。ハンドシェイク手順が完了すると、読取装置100は、予めロードされている装置100の暗号鍵122をプロセッサー202に、すなわち、暗号化モジュール214に送信する(603)。そして、鍵122が一致するかどうかの判定がなされる(604)。一致しなければ、処理は、終了する(611)。一致すれば、ダウンロードする時刻に達したかどうか、または、ダウンロードする時刻が過ぎたばかりかの判定が、リアルタイムクロック212を用いて、なされる(605)。過ぎたばかりということは、外部記憶装置200をポート102内に挿入するのが遅れた場合に、期限日時後に短い期間を提供するためのものである。時刻に達していなければ、短時間の遅延(606)の後、処理は、(605)に戻る。時刻に達していれば、データは、鍵122を用いて解読され(607)、読取装置100へダウンロードされ(608)、そして、ディスプレイ画面112上に表示される(609)。記憶されたデータは、可能性として様々なサイズを有するので、この場合にも、滑らかで途切れのないダウンロードおよび表示のために、バッファー126が、読取装置100内に含まれてもよい。
【0026】
そして、表示が完了したかどうかの判定がなされる(610)。これは、時刻、すべてのデータが読み出されたこと、読取装置100のスイッチをオフにするユーザアクション、などに基づくものであってもよい。また、時刻によって、満了日時が、プロセッサー202内に記憶されてもよいことになり、それによって、満了日時に達したとき、ダウンロードは、終了し、読取装置100におけるすべてのデータは、除去および暗号化され、その結果として、読取装置100においてデータのすべてを表示することは、終了する。表示が完了したならば、処理は、終了する(611)。表示が完了していなければ、短時間の遅延(例えば、数分)(612)の後、処理は、(609)に戻る。
【0027】
時刻によるダウンロードは、様々な時刻において様々なファイルに対するものであってもよい。同様に、ダウンロードは、様々な暗号鍵に対する様々なファイルに対するものであってもよい。
【0028】
したがって、読取装置100および外部記憶装置200は、予め定められた日時に限り一人またはそれ以上の人に外部記憶装置200のコンテンツを読ませることが望ましい状況において、有利に使用することができる。これは、例えば、コンテンツが試験問題である試験、コンテンツが多くのメディアリリースであるマスコミへの説明会、例えば予算案のような重要な刊行物を公表するための政府機関または政府部局、などのような状況に意義を有しうる。満了時刻を有することによって、満了時刻は試験の終了時刻とできるため、試験への使用は拡張される。これにより、受験者は、試験問題を読むことができなくなるので、指定された時刻に答案作成を停止しなければならない。たとえ、予め記憶された日時よりも前に、外部記憶装置200がポート102内に挿入され、かつ、読取装置100がスイッチをオンにされたとしても、ダウンロードは、その予め記憶された開始日時まで始まることはなく、かつ、満了日時には、あらゆる読み出しは、終了する。
【0029】
リアルタイムクロック212は、外部記憶装置200の一部ではなく、むしろ、読取装置100の一部を構成してもよい。
【0030】
これまでに、例示的実施形態が、説明されたが、多くの変更が、本発明から逸脱することなく、設計、構造、および/または、動作の細部になされてもよいことが当業者には理解される。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】例示的読取装置および外部記憶装置から構成される組立品の正面斜視図である。
【図2】図1の例示的読取装置のブロック図である。
【図3】図1の例示的外部記憶装置のブロック図である。
【図4】図1に示される組立品の例示的動作を説明するフローチャートである。
【図5】図1に示される組立品の別の例示的動作を説明するフローチャートである。
【図6】図1に示される組立品のさらなる例示的動作を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
【0032】
10…インタフェース、100…読取装置、102…ポート、104…電源、108…プロセッサー、110…ディスプレイドライバ、112…ディスプレイ、114…カラー、116…ブライトネス、118…コントラスト、120…カーソル制御装置、122…暗号鍵、124…オン/オフスイッチ、126…バッファー、200…外部記憶装置、202…プロセッサー、204…コネクタ、206…コネクタドライブ、208…メモリー、210…記憶装置コントローラ、212…リアルタイムクロック、214…暗号化モジュール

【特許請求の範囲】
【請求項1】
外部記憶装置内に記憶されたコンテンツを読取装置で読み出すことを可能にするシステムであって、
前記読取装置が、読み出し専用装置であり、かつ、ディスプレイと、前記読取装置の動作を制御するためのプロセッサーと、前記外部記憶装置を動作可能に接続するためのポートとを有し、
前記外部記憶装置が、不揮発性記憶装置と、セントラルプロセッサーとを有し、前記セントラルプロセッサーが、必要条件が満たされると、前記不揮発性記憶装置内に記憶された前記コンテンツを前記読取装置へダウンロードすることができ、
前記必要条件が、前記読取装置からの正しい暗号鍵の受信およびリアルタイムクロックによって決定される開始日時への到達から構成されるグループから選択された少なくとも1つである、
システム。
【請求項2】
前記リアルタイムクロックが、前記外部記憶装置の一部である請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記読取装置が、前記ディスプレイを制御するための複数の制御装置を有し、前記複数の制御装置が、カラー、ブライトネス、コントラスト、オン/オフ、ズーム、および、カーソルから構成されるグループから選択された少なくとも1つを含む請求項1または2に記載のシステム。
【請求項4】
前記暗号鍵が、前記読取装置内に記憶され、前記外部記憶装置と前記読取装置とが動作可能に接続された後に、前記外部記憶装置へ送信される請求項1〜3のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項5】
前記セントラルプロセッサーが、前記開始日時を記憶する請求項1〜4のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項6】
前記セントラルプロセッサーが、さらに、終了日時を記憶し、前記リアルタイムクロックが、さらに、前記終了日時への到達を決定する請求項1〜5のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項7】
前記終了日時に達すると、すべてのダウンロードが、終了し、前記コンテンツが前記読取装置上に表示されないようになっている、請求項6に記載のシステム。
【請求項8】
前記読取装置が、円滑なダウンロードおよび表示のためのバッファーをさらに備える請求項1〜7のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項9】
前記外部記憶装置が、前記暗号鍵を用いて前記コンテンツを暗号化および解読するための暗号化モジュールをさらに備える請求項1〜8のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項10】
読取装置であって、
当該読取装置が、読み出し専用装置であり、かつ、ディスプレイと、当該読取装置の動作を制御するためのプロセッサーと、外部記憶装置を動作可能に接続するためのポートとを有し、
当該読取装置が、必要条件が満たされると、不揮発性記憶装置内に記憶されたコンテンツを当該読取装置へダウンロードすることができ、
前記必要条件が、当該読取装置による前記外部記憶装置への正しい暗号鍵の送信およびリアルタイムクロックによって決定される開始日時への到達から構成されるグループから選択された少なくとも1つである、
読取装置。
【請求項11】
前記リアルタイムクロックが、前記外部記憶装置の一部である請求項10に記載の読取装置。
【請求項12】
前記リアルタイムクロックが、当該読取装置の一部である請求項10に記載の読取装置。
【請求項13】
当該読取装置が、前記ディスプレイを制御するための複数の制御装置を有し、前記複数の制御装置が、カラー、ブライトネス、コントラスト、オン/オフ、ズーム、および、カーソルから構成されるグループから選択された少なくとも1つを含む請求項10〜12のいずれか一項に記載の読取装置。
【請求項14】
前記暗号鍵が、当該読取装置内に記憶され、前記外部記憶装置と当該読取装置とが動作可能に接続された後に、前記外部記憶装置へ送信される請求項10〜13のいずれか一項に記載の読取装置。
【請求項15】
円滑なダウンロードおよび表示のためのバッファーをさらに備える請求項10〜14のいずれか一項に記載の読取装置。
【請求項16】
当該読取装置が、請求項1〜9のいずれか一項に記載のシステムにおいて使用するためのものである請求項10〜15のいずれか一項に記載の読取装置。
【請求項17】
不揮発性記憶装置とセントラルプロセッサーとを備えた外部記憶装置であって、
前記セントラルプロセッサーが、必要条件が満たされると、前記不揮発性記憶装置内に記憶されたコンテンツを読取装置へダウンロードすることができ、
前記必要条件が、前記読取装置からの正しい暗号鍵の受信およびリアルタイムクロックによって決定される開始日時への到達から構成されるグループから選択された少なくとも1つである、
外部記憶装置。
【請求項18】
前記リアルタイムクロックが、当該外部記憶装置の一部である請求項17に記載の外部記憶装置。
【請求項19】
前記暗号鍵が、前記読取装置内に記憶され、当該外部記憶装置と前記読取装置とが動作可能に接続された後に、当該外部記憶装置へ送信される請求項17または18に記載の外部記憶装置。
【請求項20】
前記セントラルプロセッサーが、前記開始日時を記憶する請求項17〜19のいずれか一項に記載の外部記憶装置。
【請求項21】
前記セントラルプロセッサーが、さらに、終了日時を記憶し、前記リアルタイムクロックが、さらに、前記終了日時への到達を決定する請求項17〜20のいずれか一項に記載の外部記憶装置。
【請求項22】
前記終了日時に達すると、すべてのダウンロードが、終了し、前記コンテンツが、前記読取装置上に表示されないようになっている請求項21に記載の外部記憶装置。
【請求項23】
前記暗号鍵を用いて前記コンテンツを暗号化および解読するための暗号化モジュールをさらに備える請求項17〜22のいずれか一項に記載の外部記憶装置。
【請求項24】
外部記憶装置内に記憶されたコンテンツを読取装置で読み出すことを可能にする方法であって、
前記読取装置が、読み出し専用装置であり、かつ、ディスプレイと、前記読取装置の動作を制御するためのプロセッサーと、前記外部記憶装置を動作可能に接続するためのポートとを有し、
前記外部記憶装置が、不揮発性記憶装置と、セントラルプロセッサーとを有し、
当該方法が、
前記ポートを用いて前記外部記憶装置を前記読取装置に接続するステップと、
必要条件を満たすステップと
を備え、
前記セントラルプロセッサーが、前記必要条件が満たされると、前記不揮発性記憶装置内に記憶された前記コンテンツを前記読取装置へダウンロードすることができ、
前記必要条件が、前記読取装置からの正しい暗号鍵の受信およびリアルタイムクロックによって決定される開始日時への到達から構成されるグループから選択された少なくとも1つである、
方法。
【請求項25】
前記リアルタイムクロックが、前記外部記憶装置の一部である請求項24に記載の方法。
【請求項26】
前記暗号鍵が、前記読取装置内に記憶され、前記外部記憶装置と前記読取装置とが動作可能に接続された後に、前記外部記憶装置へ送信される請求項24または25に記載の方法。
【請求項27】
前記セントラルプロセッサーが、前記開始日時を記憶する請求項24〜26のいずれか一項に記載の方法。
【請求項28】
前記セントラルプロセッサーが、さらに、終了日時を記憶し、前記リアルタイムクロックが、さらに、前記終了日時への到達を決定する請求項24〜27のいずれか一項に記載の方法。
【請求項29】
前記終了日時に達すると、すべてのダウンロードが、終了し、前記コンテンツが、前記読取装置上に表示されないようになっている請求項28に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公表番号】特表2009−525530(P2009−525530A)
【公表日】平成21年7月9日(2009.7.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−553212(P2008−553212)
【出願日】平成19年6月19日(2007.6.19)
【国際出願番号】PCT/SG2007/000167
【国際公開番号】WO2008/076078
【国際公開日】平成20年6月26日(2008.6.26)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.コンパクトフラッシュ
【出願人】(502158287)トレック・2000・インターナショナル・リミテッド (21)
【Fターム(参考)】