説明

始動機/発電機システム及びガスタービンエンジン組立体

【課題】ガスタービンエンジン(10)用の始動機/発電機システム(100)を提供する。
【解決手段】ガスタービンエンジンは、コアガスタービンエンジン(13)と該コアガスタービンエンジンに結合された低圧タービン(20)とを含む。本始動機/発電機システムは、コアガスタービンエンジンに結合された始動機(102)と低圧タービンに結合された発電機(104)とを含む。始動機/発電機システム(100)は、始動機(102)と前記コアガスタービンエンジン(13)との間に結合された第1の駆動シャフト(150)と、発電機(104)と前記低圧タービン(20)との間に結合された第2の駆動シャフト(152)とをさらに含み、前記第1の駆動シャフトが、前記第2の駆動シャフトを実質的に囲んでいてもよい。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、総括的にはガスタービンエンジンに関し、より具体的には、ガスタービンエンジンを始動するように構成されまた電力を発生するように構成されたシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
航空機で使用する少なくとも幾つかの公知のガスタービンエンジンは、直列流れ配置の形態で、エンジンに流入する空気流を加圧する圧縮機と、燃料及び空気の混合気を燃焼させる燃焼器と、燃焼器から吐出されたガス流からエネルギーを取出して推力を発生する低圧及び高圧タービンとを有するコアエンジンを含む。
【0003】
航空機補機の電力需要が高まってきたので、高い電力需要を受けない他のエンジンよりも高くなる可能性があるアイドル回転速度でガスタービンエンジンを運転する必要性もまた増加してきた。より具体的には、ガスタービンエンジンのアイドル回転速度を高くすることにより、圧縮機失速マージンを犠牲にすることなしに増大した電力需要を満たすことが可能になる。しかしながら、高いアイドル回転速度はまた、飛行アイドル降下運転及び/又は地上アイドル運転時の両方において望ましいものよりも高いエンジンの推力レベルを発生する可能性がある。長期間にわたって、このようなアイドル運転時における高い推力レベルで運転し続けることは、保守費用を増大させるおそれがあり、また高い燃料流量必要量もまた、航空機の運転費用を増大させるおそれがある。
【特許文献1】米国特許第7,117,683号公報
【特許文献2】米国特許第5,899,411号公報
【特許文献3】米国特許第7,131,275号公報
【特許文献4】米国特許第4,475,075号公報
【特許文献5】米国特許第6,351,090号公報
【特許文献6】米国特許第4,743,776号公報
【特許文献7】米国特許第3,617,762号公報
【特許文献8】米国特許第4,330,743号公報
【特許文献9】米国特許出願公開第2004/0150232号公報
【特許文献10】米国特許出願公開第2006/0168968号公報
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0004】
1つの態様では、ガスタービンエンジン用の始動機/発電機システムを提供する。本システムは、コアガスタービンエンジンに結合された始動機と、低圧タービンに結合された発電機とを含む。
【0005】
別の態様では、ガスタービンエンジン組立体を提供する。本ガスタービンエンジン組立体は、コアガスタービンエンジンと、低圧タービンと、始動機/発電機システムとを含み、始動機/発電機システムは、コアガスタービンエンジンに結合された始動機と低圧タービンに結合された発電機とを含む。
【0006】
またここでは、コアガスタービンエンジン、低圧タービン、始動機及び発電機を備えたガスタービンエンジンを組立てる方法を開示する。この方法は、始動機をコアガスタービンエンジンに結合する段階と、発電機を低圧タービンに結合する段階とを含む。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
図1は、長手方向軸線11を有するガスタービンエンジン組立体10の断面図である。図2は、図1に示すガスタービンエンジン組立体10の簡略概略図である。ガスタービンエンジン組立体10は、ファン組立体12及びコアガスタービンエンジン13を含む。コアガスタービンエンジン13は、高圧圧縮機14、燃焼器16及び高圧タービン18を含む。この例示的な実施形態では、ガスタービンエンジン組立体10はまた、低圧タービン20及び多段ブースタ圧縮機22を含む。ガスタービンエンジン組立体10は、吸気側28及び排気側30を含む。ファン組立体12、ブースタ22及び低圧タービン20は、第1のロータシャフト31によって互いに結合され、また圧縮機14及び高圧タービン18は、第2のロータシャフト32によって互いに結合される。
【0008】
作動中、空気はファン組立体12を通って流れ、この空気流の第1の部分は、ブースタ22を通って流れる。ブースタ22から吐出された加圧空気は、圧縮機14内に導かれ、圧縮機14において、空気流はさらに加圧されて燃焼器16に送給される。燃焼器16からの高温燃焼生成物(図示せず)は、タービン18及び20を駆動するために利用され、タービン20は、シャフト31によってファン組立体12及びブースタ22を駆動するために利用される。ガスタービンエンジンエンジン組立体10は、設計作動条件と設計外作動条件との間の作動条件の範囲で作動可能である。
【0009】
ガスタービンエンジン組立体10はまた、始動機(スタータ)102及び発電機(ジェネレータ)104を備えた始動機/発電機システム100を含む。本明細書では、始動機102は、コアガスタービンエンジン13を始動させるために利用される装置として説明しているが、始動機102はまた、コアガスタービンエンジン13によって駆動させ、発電機として機能させることができることを理解されたい。さらに、本明細書では、発電機104は、低圧タービン20によって駆動されて電気エネルギーを発生する装置として説明しているが、発電機104はまた、低圧タービン20を駆動して、以下述べる様々な作動条件時においてガスタービンエンジン組立体10を再始動させるのを可能にすることができることを理解されたい。ガスタービンエンジン組立体10はまた、以下に説明する電動機(モータ)/発電機110、発電機/電動機(モータ)120及び補機歯車ボックス130を含む。
【0010】
図3は、図1及び図2に示す始動機/発電機システム100の半径方向外側部分の断面図である。この例示的な実施形態では、始動機102は、電動機/発電機110と、該電動機/発電機110に結合されかつ該電動機/発電機110によって駆動される電動機シャフト112と、該電動機シャフト112を駆動するように結合された駆動ピニオン114とを含む。発電機104は、発電機/電動機120と、該発電機/電動機120に結合されかつ該発電機/電動機120によって駆動される発電機シャフト122と、該発電機シャフト122を駆動するように結合された駆動ピニオン124とを含む。この例示的な実施形態では、電動機/発電機110及び発電機/電動機120は各々、コアガスタービンエンジン13に結合された補機歯車ボックス130に結合される。
【0011】
始動機/発電機システム100はまた、電動機/発電機110に結合された第1の駆動シャフト150と、発電機/電動機120に結合された第2の駆動シャフト152とを含む。第1の駆動シャフト150は、内径154を有し、第2の駆動シャフト152は、外径156を有する。この例示的な実施形態では、外径156は、内径154よりも小さくて、第1の駆動シャフト150が第2の駆動シャフト152を実質的に囲むようになる。具体的には、第2の駆動シャフト152は、第1の駆動シャフト150の内径154よりも小さい外径156を有しており、第2の駆動シャフト152は第1の駆動シャフト150の内部に配置することができるようになる。
【0012】
第1の駆動シャフト150は、第1の端部160と該第1の端部160に結合されたピニオン162とを含む。この例示的な実施形態では、駆動ピニオン114及びピニオン162は各々、該駆動ピニオン114がピニオン162と互いに噛み合いかつ該駆動ピニオン114を回転させることによりピニオン162を回転させるように構成された傘歯車である。第2の駆動シャフト152は、第1の端部164と該第1の端部164に結合されたピニオン166とを含む。この例示的な実施形態では、駆動ピニオン124及びピニオン166は各々、該駆動ピニオン124がピニオン166と互いに噛み合いかつ該駆動ピニオン124を回転させることによりピニオン166を回転させるように構成された傘歯車である。
【0013】
図4は、図1、図2及び図3に示す始動機/発電機システム100の半径方向内側部分の断面図である。図5は、図4に示す始動機/発電機システム100の半径方向内側部分の端面図である。
【0014】
この例示的な実施形態では、第1の駆動シャフト150はまた、第2の端部170と該第2の端部170に結合又はスプライン結合されたピニオン172とを含む。その上、ガスタービンエンジン組立体10はまた、第2のロータシャフト32に結合又はスプライン結合されたリング歯車174を含む。この例示的な実施形態では、ピニオン172及びリング歯車174は各々、該ピニオン172がリング歯車174と互いに噛み合いかつシャフト32を回転させることによりリング歯車174を回転させ、従ってピニオン172を回転させるように構成された傘歯車である。第2の駆動シャフト152もまた、第2の端部180と該第2の端部180に結合又はスプライン結合されたピニオン182とを含む。その上、ガスタービンエンジン組立体10はまた、第1のロータシャフト31に結合又はスプライン結合されたリング歯車184を含む。この例示的な実施形態では、ピニオン182及びリング歯車184は各々、該ピニオン182がリング歯車184と互いに噛み合いかつシャフト31を回転させることによりリング歯車184を回転させ、従ってピニオン182を回転させるように構成された傘歯車である。図3及び図4に示すように、シャフト150及び152は、互いに結合されて単一のそれぞれのシャフトを形成する1つ又はそれ以上のシャフト部分を含むように製作され、従って組立を簡単にすることができる。任意選択的に、シャフト150及び152はまた、本明細書に記載した本発明の技術的範囲に影響を与えずに、単体構造の構成部品として製作することもできる。
【0015】
図4に示すように、始動機/発電機システム100はまた、ガスタービンエンジン組立体10内でシャフト150及び152を正確な位置に保持するのを可能にする複数の軸受組立体を含む。具体的には、始動機/発電機システム100は、その各々がシャフト150及び152間に結合された第1の差動軸受190及び第2の差動軸受192を含む。本明細書に記載した本発明は、一対の差動軸受190及び192に関して説明しているが、シャフト150及び152を単体構造の構成部品として製作した場合には単一の差動軸受190を使用することができることを理解されたい。差動軸受190及び192は各々、シャフト150に固定された回転外側レース200とシャフト152に固定された回転内側レース202とを含む。各差動軸受190及び192はまた、それぞれ外側及び内側レース200及び202間に配置された複数の転動体204を含む。差動軸受190及び192は各々、シャフト152がシャフト150から独立して回転するのを可能にしながら、シャフト150に対して実質的に固定した配向でシャフト152を保持するのを可能にする。
【0016】
始動機/発電機システム100は、シャフト150とガスタービンエンジン組立体10の構造構成部品との間に結合されて依然としてシャフト150が構造構成部品に対して回転するのを可能にしながら該シャフト150を支持する第3の軸受210を含む。第3の軸受210は、シャフト150に結合された回転内側レース212と、構造構成部品に固定された固定外側レース214とを含む。第3の軸受210はまた、それぞれ内側及び外側レース212及び214間に配置された複数の転動体216を含む。
【0017】
始動機/発電機システム100は第4の軸受220を含み、この例示的な実施形態では、この第4の軸受220は、ガスタービンエンジン組立体10内部でシャフト150を実質的に固定した配向に支持するように構成されたローラ軸受である。第4の軸受220は、シャフト150に結合された回転内側レース222と、構造構成部品に固定された固定外側レース224と、それぞれ内側及び外側レース222及び224間に配置された複数の転動体226とを含む。
【0018】
組立時に、始動機102は、コアガスタービンエンジン13に結合され、また発電機104は、低圧タービン20に結合される。具体的には、始動機102及び発電機104が各々、補機歯車ボックス130に結合される。第2の駆動シャフト152が、第1の駆動シャフト150内に挿入される。次に、第1の駆動シャフト150が、始動機102とコアガスタービンエンジン13との間に結合され、また第2の駆動シャフト152が、発電機104と低圧タービン20との間に結合される。
【0019】
作動時に、始動機102は、コアガスタービンエンジン13を始動するために起動される。具体的には、始動機102を起動させることにより、当技術分野では公知のようにシャフト150を回転させ、従ってコアガスタービンエンジン13を回転させかつ始動させる。この例示的な実施形態では、コアガスタービンエンジン13を始動させることにより、低圧タービン20を回転させ、従って発電機104が電気エネルギーを発生するようにする。さらに、飛行又は他の運転時に、発電機104は、ガスタービンエンジンを再始動するために利用することができる。具体的には、発電機104は、発電機/電動機120を含むので、発電機104に電力を供給することにより、発電機104を始動機として機能させる。具体的には、発電機104は、シャフト152を介して低圧タービン20に結合されているので、発電機104を電動機として作動させることにより、シャフト152が低圧タービン20を回転させるようになり、従ってガスタービンエンジン組立体10を再始動する。その上、選択運転条件時には、コアガスタービンエンジン13を利用して始動機102を駆動し、従って始動機102を発電機として機能させて、航空機がピーク電力負荷状態に利用することができる付加的電気エネルギーを発生するのを可能にすることができる。具体的には、ガスタービンエンジン組立体10はまた、始動機102とシャフト32との間に結合されたクラッチ230を含み、選択運転条件時に、クラッチ230を解放してシャフト32が始動機102を駆動して電気エネルギーを生成するようにすることができるようにする。例えば、この例示的な実施形態では、クラッチ230は、該クラッチ230がエンジン始動時に係合するようなオーバランニングクラッチである。任意選択的に、クラッチ230がオーバランニングしないようにまた始動機102が電気エネルギーを生成する発電機として機能するように望む場合には、クラッチ230に対して制御信号が送信される。
【0020】
本明細書に記載しているのは、エンジンを低い推力状態で作動させながら該エンジンから比較的大量の動力を取出すように構成されたガスタービンエンジンである。本明細書に記載した始動機及び発電機システムは、コアガスタービンエンジン及び低圧タービンの両方から同時に動力を取出して負荷要求量を分担するように構成される。例えば、地上始動時には、始動機が、高圧圧縮機と係合し、従って高圧圧縮機を回転させて、燃焼器に点火する前にコアガスタービンエンジン内に空気流が形成されるようにする。任意選択的に、風力タービン始動時には、低圧タービンに結合された発電機は、その発電機/始動機−電動機を使用して回転速度を高めるように高圧圧縮機を電動機駆動するのに使用する電力を生成して燃焼器の着火を達成することができる。
【0021】
その結果、低圧タービン及びファン組立体から付加的エネルギーが取出されて絶えず増大する電気需要を支援する。具体的には、より新型の航空機は、エンジン補機歯車ボックス上の発電機によって送られる異常に大量の電力を必要とするように設計される。従って、アイドル状態時における電力要件により、適切な圧縮機失速マージンを維持するために望ましいのものよりも高いアイドル回転速度でエンジンを運転することが必要となる。これにより、飛行アイドル降下ポイント及び地上アイドル状態の両方にとって望ましいものよりも高いエンジンの推力レベルが生じ、このことは、航空機ブレーキに対する保守費用発生及び一般的な短距離ミッションにおける過剰な燃料燃焼の損失の両方をもたらす。
【0022】
一方、本明細書に記載した本システムは、負荷要件を分担するように両シャフトから同時に動力を取出す。その結果、本明細書に記載した本システムは、設置するのが比較的簡単であり、かつこの問題に対する軽い重量の解決策をもたらす。さらに、本明細書に記載した本システムは、高出力取出し状態時において依然として適切な圧縮機失速マージンを維持しながら、地上アイドル状態時における推力を低下させて航空機ブレーキ保守を少なくしかつ塵埃の吸込みを減少させるのを可能にし、また飛行アイドル推力を低下させて飛行プロフィールを改善しかつ短距離燃料燃焼量を改善するのを可能にする。
【0023】
様々な特定の実施形態に関して本発明を説明してきたが、本発明が特許請求の範囲の技術思想及び技術的範囲内の変更で実施することができることは当業者には明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】例示的な始動機/発電機システムを備えたガスタービンエンジン組立体の簡略概略図。
【図2】図1に示すガスタービンエンジン組立体及び始動機/発電機システムの簡略概略図。
【図3】図1及び図2に示す始動機/発電機システムの半径方向外側部分の断面図。
【図4】図1及び図2に示す始動機/発電機システムの半径方向内側部分の断面図。
【図5】図3及び図4に示す始動機/発電機システムの一部分の端面図。
【符号の説明】
【0025】
10 ガスタービンエンジン組立体
11 長手方向軸線
12 ファン組立体
13 コアガスタービンエンジン
14 高圧圧縮機
16 燃焼器
18 高圧タービン
20 低圧タービン
22 ブースタ
28 吸気側
30 排気側
31 第1のロータシャフト
32 第2のロータシャフト
100 始動機/発電機システム
102 始動機
104 発電機
110 電動機/発電機
112 電動機シャフト又は駆動シャフト
114 駆動ピニオン
120 発電機/電動機
122 発電機シャフト又は駆動シャフト
124 駆動ピニオン
130 補機歯車ボックス
150 始動機との間に結合された第1の駆動シャフト
152 発電機と低圧タービンとの間の第2の駆動シャフト
154 内径
156 外径
160 第1の端部
162 ピニオン
164 第1の端部
166 ピニオン
170 第2の端部
172 ピニオン
174 リング歯車
180 第2の端部
182 ピニオン
184 リング歯車
190 第1の差動軸受
192 第2の差動軸受
200 回転外側レース
202 回転内側レース
204 転動体
210 第3の軸受
212 回転内側レース
214 固定外側レース
216 転動体
220 第4の軸受
222 回転内側レース
224 固定外側レース
226 転動体
230 クラッチ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
コアガスタービンエンジン(13)及び前記コアガスタービンエンジンに結合された低圧タービン(20)を備えたガスタービンエンジン(10)用の始動機/発電機システム(100)であって、
前記コアガスタービンエンジンに結合された始動機(102)と、
前記低圧タービンに結合された発電機(104)と、
を含む始動機/発電機システム(100)。
【請求項2】
前記始動機(102)と前記コアガスタービンエンジン(13)との間に結合された第1の駆動シャフト(150)と、
前記発電機(104)と前記低圧タービン(20)との間に結合された第2の駆動シャフト(152)と、をさらに含み、
前記第1の駆動シャフトが、前記第2の駆動シャフトを実質的に囲む、
請求項1記載の始動機/発電機システム(100)。
【請求項3】
前記第1及び第2の駆動シャフト(150,152)間に結合された差動軸受(190)をさらに含む、請求項2記載の始動機/発電機システム(100)。
【請求項4】
前記コアガスタービンエンジン(13)に結合されたリング歯車(174)と、
前記第1の駆動シャフト(150)に結合された駆動ピニオン(172)と、をさらに含み、
前記駆動ピニオンが、前記リング歯車と互いに噛み合って、前記始動機(102)を作動させることにより前記コアガスタービンエンジンを回転させるようにする、
請求項2記載の始動機/発電機システム(100)。
【請求項5】
前記低圧タービン(20)に結合されたリング歯車(184)と、
前記第2のシャフト(152)に結合された駆動ピニオン(182)と、をさらに含み、
前記駆動ピニオンが、前記リング歯車と互いに噛み合って、前記低圧タービンを回転させることにより前記発電機(104)を回転させるようにする、
請求項2記載の始動機/発電機システム(100)。
【請求項6】
前記始動機(102)が、前記第1の駆動シャフト(150)に結合された電動機/発電機(110)を含み、
前記電動機/発電機が、第1のモードで作動している時には前記コアガスタービンエンジン(13)を回転させまた第2のモードで作動している時には電気エネルギーを発生するように構成される、
請求項2記載の始動機/発電機システム(100)。
【請求項7】
前記発電機(104)が、前記第2の駆動シャフト(152)に結合された電動機/発電機(110)を含み、
前記電動機/発電機が、第1のモードで作動している時には電気エネルギーを発生しまた第2のモードで作動している時には前記低圧タービン(20)を回転させるように構成される、
請求項2記載の始動機/発電機システム(100)。
【請求項8】
コアガスタービンエンジン(13)と、
低圧タービン(20)と、
始動機/発電機システム(100)と、
を含み、前記始動機/発電機システム(100)が、
前記コアガスタービンエンジンに結合された始動機(102)と、
前記低圧タービンに結合された発電機(104)と、を含む、
ガスタービンエンジン組立体(10)。
【請求項9】
前記低圧タービン(20)に結合されたファン組立体(12)をさらに含む、請求項8記載のガスタービンエンジン組立体(10)。
【請求項10】
前記始動機(102)と前記コアガスタービンエンジン(13)との間に結合された第1の駆動シャフト(150)と、
前記発電機(104)と前記低圧タービン(20)との間に結合された第2の駆動シャフト(152)と、を含み、
前記第1の駆動シャフトが、前記第2の駆動シャフトを実質的に囲む、
請求項8記載のガスタービンエンジン組立体(10)。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2008−82335(P2008−82335A)
【公開日】平成20年4月10日(2008.4.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−249205(P2007−249205)
【出願日】平成19年9月26日(2007.9.26)
【出願人】(390041542)ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ (6,332)
【氏名又は名称原語表記】GENERAL ELECTRIC COMPANY