説明

孔塞ぎ栓

【課題】孔明きコンクリートブロック及び孔明き煉瓦の孔を容易に塞げ孔に雨水や雪が溜まることを防ぐと共に、夏季のボウフラの発生、冬季の水の凍結による孔明きコンクリートブロック及び孔明き煉瓦の破損を防止でき、更に栓の高さを均一でき積み上げ時の目地のせを容易にする孔塞ぎ栓を提供する。
【解決手段】孔明きコンクリートブロック及び孔明き煉瓦1の孔3の横断面形状とほぼ同一形状の断面を持ち、孔3の深さと同等の長さに成型、又は長尺に成型したものをこの長さに切断できる発泡ポリスチレンや発泡ポリエチレン等の発泡材料を使用した孔塞ぎ栓2で孔3を塞ぐ。

【発明の詳細な説明】
【発明の詳細な説明】

【発明が属する技術分野】
【0001】
本発明は、建設現場や建築現場等で使用される孔明きコンクリートブロック及び孔明き煉瓦の孔塞ぎ栓において、特に、この孔塞ぎ栓に孔明きコンクリートブロック及び孔明き煉瓦の孔の横断面形状とほぼ同一形状の断面を持ち、孔の横断面寸法に対し+20%から−20%の範囲内の寸法で、更に孔の深さに対し+50%から−50%の範囲内の長さの柱状に成型、又は長尺に成型したものをこの長さに切断できる発泡ポリスチレンや発泡ポリエチレン等の発泡材料を使用した孔塞ぎ栓に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の孔塞ぎ栓は、コンクリートやモルタル等のセメント製品の充填か粉砕石材や砂等の充填による栓や、まったく何も充填せずに空洞のまま放置されている。
【0003】
ところが、従来の孔塞ぎ栓ではコンクリートやモルタル等のセメント製品の充填、粉砕石材や砂等の充填に時間が掛かると共に充填量にもばらつきが生じることがあり、このばらつきが孔明きコンクリートブロック及び孔明き煉瓦を積み上げる際の目地用モルタルをのせる量を調整する必要が生じる、又、まったく何も充填せずに空洞のまま施工するとこの孔に雨水や雪が溜まり、夏季にはボウフラの発生冬季には溜まった水の凍結により、孔明きコンクリートブロック及び孔明き煉瓦の破損が発生する欠点があった。
更に、まったく何も充填せずに空洞のまま施工すると、孔明きコンクリートブロック及び孔明き煉瓦の積み上げの際に、目地用モルタルを孔明きコンクリートブロック及び孔明き煉瓦の断面形状に沿ってのせる必要があり時間を要することとなり、市販品でこの目地用モルタルをのせる際に孔にカバーを掛けて孔を塞ぐための道具が販売されているほど困難な作業であるという欠点がある。
【発明が解決しょうとする課題】
【0004】
解決しょうとする問題点は、孔明きコンクリートブロック及び孔明き煉瓦の孔塞ぎ栓において、孔明きコンクリートブロック及び孔明き煉瓦の孔の横断面形状とほぼ同一形状の断面を持ち、孔の横断面寸法に対し+20%から−20%の範囲内の寸法で、更に孔の深さに対し+50%から−50%の範囲内の長さの柱状に成型、又は長尺に成型したものをこの長さに切断できる発泡ポリスチレンや発泡ポリエチレン等の発泡材料を使用した孔塞ぎ栓を挿入することにより短時間で容易に孔を塞ぎ、雨水や雪が溜まることを防げ夏季のボウフラの発生や冬季の溜まった水の凍結による孔明きコンクリートブロック及び孔明き煉瓦の破損の発生を防止することができ、更にこの孔塞ぎ栓を同じ長さに切断し孔に挿入することにより、栓の高さを均一にでき孔明きコンクリートブロック及び孔明き煉瓦を積み上げる際の目地用モルタルのせ量を孔の深さに応じそれぞれ調整する必要がない。
【0005】
本発明はこのような背景に鑑みなされたものであって、孔明きコンクリートブロック及び孔明き煉瓦の孔を、孔明きコンクリートブロック及び孔明き煉瓦の孔の横断面形状とほぼ同一形状の断面を持ち、孔の横断面寸法に対し+20%から−20%の範囲内の寸法で、更に孔の深さに対し+50%から−50%の範囲内の長さの柱状に成型、又は長尺に成型したものをこの長さに切断できる発泡ポリスチレンや発泡ポリエチレン等の発泡材料を使用した孔塞ぎ栓を用いることで容易に塞ぎ、雨水や雪が溜まることを防げ、更に栓の高さを均一にでき積み上げ時の目地のせが容易にできる孔塞ぎ栓を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
以下の文章は参考用
即ち、本出願に係る発明たる孔塞ぎ栓は、孔明きコンクリートブロック及び孔明き煉瓦の孔の横断面形状とほぼ同一形状の断面を持ち、孔の横断面寸法に対し+20%から−20%の範囲内の寸法で、更に孔の深さに対し+50%から−50%の範囲内の長さの柱状に成型、又は長尺に成型したものをこの長さに切断できる発泡ポリスチレンや発泡ポリエチレン等の発泡材料を使用した孔塞ぎ栓で容易に孔を塞ぐことができることを特徴とする。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
本発明では、建設現場や建築現場等で使用される孔明きコンクリートブロック及び孔明き煉瓦の孔塞ぎ栓において、孔明きコンクリートブロック及び孔明き煉瓦の孔の横断面形状とほぼ同一形状の断面を持ち、孔の横断面寸法に対し+20%から−20%の範囲内の寸法で、更に孔の深さに対し+50%から−50%の範囲内の長さの柱状に成型、又は長尺に成型したものをこの長さに切断できる発泡ポリスチレンや発泡ポリエチレン等の発泡材料を使用した孔塞ぎ栓で、孔明きコンクリートブロック及び孔明き煉瓦の孔に雨水や雪が溜まることを防ぎ、更に栓の高さを均一にでき積み上げ時の目地のせが容易にできる孔塞ぎ栓を得ることを実現した。
【実施例】
【0008】
図1は本発明たる孔塞ぎ栓の一実施例を示す斜視図であり、1に孔明きコンクリートブロックまたは孔明き煉瓦、2に孔塞ぎ栓を配置し、3の孔に孔塞ぎ栓を挿入する構造となっている。
【0009】
この構造により、孔明きコンクリートブロック及び孔明き煉瓦の孔を容易に塞ぎ、雨水や雪が溜まることを防げ、更に栓の高さを均一にでき積み上げ時の目地のせが容易にできる。
【0010】
図2は本発明たる4の孔塞ぎ栓を、5の孔明きコンクリートブロック及び孔明き煉瓦の孔の横断面形状とほぼ同一形状の断面を持ち、孔の横断面寸法に対し+20%から−20%の範囲内の寸法で、長尺に成型した発泡ポリスチレンや発泡ポリエチレン等の発泡材料を切断して使用する実施例を示す。
【0011】
また、本実施例では孔明きコンクリートブロックまたは孔明き煉瓦の孔に孔塞ぎ栓を挿入する構造としているが、本発明の目的は孔を塞ぐことであり発泡ポリスチレンや発泡ポリエチレン等の発泡材料を用い孔明きコンクリートブロックまたは孔明き煉瓦の孔の孔を一体成型により塞いだ構造も本発明に含まれる。
【発明の効果】
【0012】
以上述べた如く本発明によれば、孔明きコンクリートブロック及び孔明き煉瓦の孔を孔塞ぎ栓で容易に塞げ孔に雨水や雪が溜まることを防ぐと共に、夏季のボウフラの発生、冬季の水の凍結による孔明きコンクリートブロック及び孔明き煉瓦の破損を防止でき、更に栓の高さを均一でき積み上げ時の目地のせを容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の孔塞ぎ栓と孔明きコンクリートブロックまたは孔明き煉瓦
【図2】 本発明の孔塞ぎ栓を長尺成型品から切断する説明図
【符号の説明】
1 孔明きコンクリートブロックまたは孔明き煉瓦
2 孔塞ぎ栓
3 孔明きコンクリートブロックまたは孔明き煉瓦の孔
4 孔塞ぎ栓
5 長尺に成型した孔塞ぎ栓

【特許請求の範囲】
【請求項1】
建設現場や建築現場等で使用される孔明きコンクリートブロック及び孔明き煉瓦の孔塞ぎ栓において、この孔塞ぎ栓に孔明きコンクリートブロック及び孔明き煉瓦の孔の横断面形状とほぼ同一形状の断面を持ち、孔の横断面寸法に対し+20%から−20%の範囲内の寸法で、更に孔の深さに対し+50%から−50%の範囲内の長さの柱状に成型、又は長尺に成型したものをこの長さに切断できる発泡ポリスチレンや発泡ポリエチレン等の発泡材料を使用した孔塞ぎ栓。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2006−2548(P2006−2548A)
【公開日】平成18年1月5日(2006.1.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−204006(P2004−204006)
【出願日】平成16年6月14日(2004.6.14)
【出願人】(504264908)
【Fターム(参考)】