定着ローラの製造装置
【課題】芯軸端部のシーリング効果と注入ゴムの逆流防止のストッパ効果の2つの効果を奏する定着ローラの製造装置を提供する。
【解決手段】直立に配置された円筒金型12と、円筒金型12内に同軸に配置されて定着ローラのゴム層を形成するための空間14を設ける直円筒形の芯軸16と、下面18に開口するゴム注入孔20を有し、円筒金型12の下部に嵌合されて芯軸16の下端を保持する下部栓体22と、上面24に開口する逃げ孔26を有し、円筒金型12の上部に嵌合されて芯軸16の上端を保持する上部栓体28と、一端面に周溝30を有する横断面コ字状に形成され、芯軸16の下部に嵌合された円筒パッキング32とを備えている。円筒パッキング32を、空間14の、ゴム注入孔20に対向する側の端部に、周溝30の開口面が上方に向くように配置した。
【解決手段】直立に配置された円筒金型12と、円筒金型12内に同軸に配置されて定着ローラのゴム層を形成するための空間14を設ける直円筒形の芯軸16と、下面18に開口するゴム注入孔20を有し、円筒金型12の下部に嵌合されて芯軸16の下端を保持する下部栓体22と、上面24に開口する逃げ孔26を有し、円筒金型12の上部に嵌合されて芯軸16の上端を保持する上部栓体28と、一端面に周溝30を有する横断面コ字状に形成され、芯軸16の下部に嵌合された円筒パッキング32とを備えている。円筒パッキング32を、空間14の、ゴム注入孔20に対向する側の端部に、周溝30の開口面が上方に向くように配置した。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子複写機やレーザビームプリンタ(LBP)に使用される定着ローラの製造装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来のこの種の定着ローラには、胴部とジャーナル部に段差がある芯軸が数多く使用されている。このような芯軸を用いた定着ローラを製造する場合は、図5に示すように、芯軸40の胴部40Aとジャーナル部40Bとの段差40Cを利用して芯軸端部のシーリングを行っている。すなわち、ゴム注入孔42を有する下部栓体44に、円筒金型46と円筒金型内に同軸に配置された芯軸40とを直立状態に嵌合して保持する。このとき、芯軸40の胴部40Aとジャーナル部40Bとの段差40Cに対面するように、下部栓体44の内面にバイトン製のOリング48を嵌着する。このOリング48によって、円筒金型46と芯軸40との間の空間50に注入されたゴムが芯軸端面に流入しないようにシーリングしている。
【0003】
ところで、近年、電子複写機やLBP等の本体価格が安価になってきていることから、これに使用される定着ローラの単価もそれに併せ安価な設定となっている。このため、芯軸に無駄な加工を入れないために、芯軸形状が直円筒形(外径が全長に亘って均一な円筒形)になってきている(特許文献1参照)。
【特許文献1】特開平11−58552号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
直円筒形の芯軸を用いて定着ローラを製造する場合、芯軸の胴部とジャーナル部との間に段差がなく、かつ芯軸が比較的肉薄の円筒形のため、芯軸端部をシーリングすることが難しい。円筒金型、芯軸、下部栓体等の各部品の寸法精度を高めて製造装置を構成しても、注入されたゴムがジャーナル部に回ってしまい、後処理に工数がかかってしまうという課題がある。
【0005】
本発明は、以上の課題を解決するためになされたもので、直円筒形の芯軸を用いて定着ローラを製造する際に、芯軸端部のシーリング効果と注入ゴムの逆流防止のストッパ効果の2つの効果を奏する定着ローラの製造装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の各実施例においては、それぞれ次のような構成により上記の課題を解決する。
〈構成1〉
定着ローラの仕上り外径と同じもしくは大きい内径を有し、直立に配置された円筒金型と、上記円筒金型内に同軸に配置されて上記定着ローラのゴム層を形成するための空間を設ける直円筒形の芯軸と、下面と上記空間とに開口するゴム注入孔を有し、上記円筒金型の下部に嵌合されて上記芯軸の下端を保持する下部栓体と、上面と上記空間とに開口する逃げ孔を有し、上記円筒金型の上部に嵌合されて上記芯軸の上端を保持する上部栓体と、一端面に開口する周溝を有する横断面コ字状に形成され、上記芯軸の下部に嵌合された円筒パッキングとを備え、上記円筒パッキングを、上記空間の、上記ゴム注入孔に対向する側の端部に、上記周溝の開口面が上方に向くように配置したことを特徴とする定着ローラの製造装置。
【0007】
円筒パッキングを使用することにより、直円筒形の芯軸を、既設の金型構造に組み込んで、ゴム注入時の芯軸端部におけるシーリング効果と注入ゴムの逆流防止のストッパ効果の2つの効果を奏しつつ、効率よく所望の定着ローラを製造することが可能である。
【0008】
〈構成2〉
構成1に記載の定着ローラの製造装置において、上記円筒パッキングは、内径が上記芯軸の外径より小さく成型されたものであることを特徴とする定着ローラの製造装置。
【0009】
シーリング効果がより向上する。
【0010】
〈構成3〉
構成1に記載の定着ローラの製造装置において、上記円筒パッキングは、シリコーンゴムにより成型したものであることを特徴とする定着ローラの製造装置。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、本発明の実施の形態を実施例ごとに詳細に説明する。
【実施例1】
【0012】
図1は実施例1の定着ローラの製造装置(以下、本装置という。)を示す縦断面図、図2は本装置に使用される円筒パッキングと芯軸を示す図で、(a)は斜視図、(b)は断面図である。
本装置は、直立に配置された円筒金型12と、直円筒形の芯軸16と、ゴム注入孔20を有する下部栓体22と、逃げ孔26を有する上部栓体28と、芯軸16の下部に嵌合された円筒パッキング32とを備えている。
【0013】
円筒金型12は定着ローラ(図示せず)の仕上り外径と同じもしくは大きい内径を有している。ここで、円筒金型12はローラ仕上り外径と大きい内径を有しているとは、円筒金型12の内径がローラ仕上り外径と全く同じか、ローラ仕上り外径より僅かに大きいということを意味している。芯軸16は、円筒金型12内に同軸に配置されて定着ローラのゴム層(図示せず)を形成するための空間14を設ける。下部栓体22は、円筒金型12の下部に嵌合されて芯軸16の下端を保持している。ゴム注入孔20は、下面18と空間14とに開口しており、必要に応じて複数箇所に設けられている。
【0014】
下部栓体22のゴム注入孔20には、図示しないが、ゴム圧入機構のノズルが接続されている。上部栓体28は、円筒金型12の上部に嵌合されて芯軸16の上端を保持している。逃げ孔26は、上面24と空間14とに開口している。
【0015】
円筒パッキング32は、シリコーンゴムにより、肉厚1mm程度で、図2(a)に示すように一端面に開口する周溝30を有する横断面コ字状に成型されている。図2(b)に示すように、円筒パッキング32は、その内径D1が芯軸16の外径D2より小さくされ、芯軸16には圧入した状態で嵌合される。円筒パッキング32は、図1に示すように、空間14の、ゴム注入孔20に対向する側の端部に、周溝30の開口面が上方に向くように配置されている。
【0016】
図3及び図4は本装置の使用状況図で、図3はゴム注入中の状態を示す断面図、図4はゴム注入終了時の状態を示す断面図である。
図3に示すように、下部栓体22のゴム注入孔20からゴム34を注入したときは、円筒パッキング32の外面がゴム流入圧で変形してゴム流通路38を形成する。ゴム34はこのゴム流通路38を通って空間14内に流入する。空間14内の空気は、ゴム注入圧により上部栓体28の逃げ孔26から順次大気に排出される。
【0017】
その後、空間14内がゴム34で充満したときは、図4に示すように、円筒パッキング32の周溝30内にもゴム34が充満する。従って、円筒パッキング32が周溝30内のゴム圧によって形状復元すると共に、芯軸16及び下部栓体22との接触面を押圧し、所謂セルフシールする。このため、空間14内に注入されたゴム34が芯軸16の端面に流入しないようにシーリングされ、ゴム注入孔20も閉塞される。すなわち、ゴム注入時には、円筒パッキング32は、芯軸端部のシーリングと注入ゴムの逆流防止のストッパの2つの機能を発揮することになる。
【0018】
上記本装置は、芯軸形状が直円筒形もしくは胴部とジャーナル部の段差が極めて小さいものに適用される。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】実施例1の定着ローラの製造装置を示す縦断面図である。
【図2】同装置に使用される円筒パッキングと芯軸を示す図で、(a)は斜視図、(b)は断面図である。
【図3】同装置の使用状況図で、ゴム注入中の状態を示す断面図である。
【図4】同装置の使用状況図で、ゴム注入終了時の状態を示す断面図である。
【図5】従来の定着ローラの製造装置の説明図である。
【符号の説明】
【0020】
12 円筒金型
14 空間
16 芯軸
18 下面
20 ゴム注入孔
22 下部栓体
24 上面
26 逃げ孔
28 上部栓体
30 周溝
32 円筒パッキング
34 ゴム
38 ゴム流通路
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子複写機やレーザビームプリンタ(LBP)に使用される定着ローラの製造装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来のこの種の定着ローラには、胴部とジャーナル部に段差がある芯軸が数多く使用されている。このような芯軸を用いた定着ローラを製造する場合は、図5に示すように、芯軸40の胴部40Aとジャーナル部40Bとの段差40Cを利用して芯軸端部のシーリングを行っている。すなわち、ゴム注入孔42を有する下部栓体44に、円筒金型46と円筒金型内に同軸に配置された芯軸40とを直立状態に嵌合して保持する。このとき、芯軸40の胴部40Aとジャーナル部40Bとの段差40Cに対面するように、下部栓体44の内面にバイトン製のOリング48を嵌着する。このOリング48によって、円筒金型46と芯軸40との間の空間50に注入されたゴムが芯軸端面に流入しないようにシーリングしている。
【0003】
ところで、近年、電子複写機やLBP等の本体価格が安価になってきていることから、これに使用される定着ローラの単価もそれに併せ安価な設定となっている。このため、芯軸に無駄な加工を入れないために、芯軸形状が直円筒形(外径が全長に亘って均一な円筒形)になってきている(特許文献1参照)。
【特許文献1】特開平11−58552号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
直円筒形の芯軸を用いて定着ローラを製造する場合、芯軸の胴部とジャーナル部との間に段差がなく、かつ芯軸が比較的肉薄の円筒形のため、芯軸端部をシーリングすることが難しい。円筒金型、芯軸、下部栓体等の各部品の寸法精度を高めて製造装置を構成しても、注入されたゴムがジャーナル部に回ってしまい、後処理に工数がかかってしまうという課題がある。
【0005】
本発明は、以上の課題を解決するためになされたもので、直円筒形の芯軸を用いて定着ローラを製造する際に、芯軸端部のシーリング効果と注入ゴムの逆流防止のストッパ効果の2つの効果を奏する定着ローラの製造装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の各実施例においては、それぞれ次のような構成により上記の課題を解決する。
〈構成1〉
定着ローラの仕上り外径と同じもしくは大きい内径を有し、直立に配置された円筒金型と、上記円筒金型内に同軸に配置されて上記定着ローラのゴム層を形成するための空間を設ける直円筒形の芯軸と、下面と上記空間とに開口するゴム注入孔を有し、上記円筒金型の下部に嵌合されて上記芯軸の下端を保持する下部栓体と、上面と上記空間とに開口する逃げ孔を有し、上記円筒金型の上部に嵌合されて上記芯軸の上端を保持する上部栓体と、一端面に開口する周溝を有する横断面コ字状に形成され、上記芯軸の下部に嵌合された円筒パッキングとを備え、上記円筒パッキングを、上記空間の、上記ゴム注入孔に対向する側の端部に、上記周溝の開口面が上方に向くように配置したことを特徴とする定着ローラの製造装置。
【0007】
円筒パッキングを使用することにより、直円筒形の芯軸を、既設の金型構造に組み込んで、ゴム注入時の芯軸端部におけるシーリング効果と注入ゴムの逆流防止のストッパ効果の2つの効果を奏しつつ、効率よく所望の定着ローラを製造することが可能である。
【0008】
〈構成2〉
構成1に記載の定着ローラの製造装置において、上記円筒パッキングは、内径が上記芯軸の外径より小さく成型されたものであることを特徴とする定着ローラの製造装置。
【0009】
シーリング効果がより向上する。
【0010】
〈構成3〉
構成1に記載の定着ローラの製造装置において、上記円筒パッキングは、シリコーンゴムにより成型したものであることを特徴とする定着ローラの製造装置。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、本発明の実施の形態を実施例ごとに詳細に説明する。
【実施例1】
【0012】
図1は実施例1の定着ローラの製造装置(以下、本装置という。)を示す縦断面図、図2は本装置に使用される円筒パッキングと芯軸を示す図で、(a)は斜視図、(b)は断面図である。
本装置は、直立に配置された円筒金型12と、直円筒形の芯軸16と、ゴム注入孔20を有する下部栓体22と、逃げ孔26を有する上部栓体28と、芯軸16の下部に嵌合された円筒パッキング32とを備えている。
【0013】
円筒金型12は定着ローラ(図示せず)の仕上り外径と同じもしくは大きい内径を有している。ここで、円筒金型12はローラ仕上り外径と大きい内径を有しているとは、円筒金型12の内径がローラ仕上り外径と全く同じか、ローラ仕上り外径より僅かに大きいということを意味している。芯軸16は、円筒金型12内に同軸に配置されて定着ローラのゴム層(図示せず)を形成するための空間14を設ける。下部栓体22は、円筒金型12の下部に嵌合されて芯軸16の下端を保持している。ゴム注入孔20は、下面18と空間14とに開口しており、必要に応じて複数箇所に設けられている。
【0014】
下部栓体22のゴム注入孔20には、図示しないが、ゴム圧入機構のノズルが接続されている。上部栓体28は、円筒金型12の上部に嵌合されて芯軸16の上端を保持している。逃げ孔26は、上面24と空間14とに開口している。
【0015】
円筒パッキング32は、シリコーンゴムにより、肉厚1mm程度で、図2(a)に示すように一端面に開口する周溝30を有する横断面コ字状に成型されている。図2(b)に示すように、円筒パッキング32は、その内径D1が芯軸16の外径D2より小さくされ、芯軸16には圧入した状態で嵌合される。円筒パッキング32は、図1に示すように、空間14の、ゴム注入孔20に対向する側の端部に、周溝30の開口面が上方に向くように配置されている。
【0016】
図3及び図4は本装置の使用状況図で、図3はゴム注入中の状態を示す断面図、図4はゴム注入終了時の状態を示す断面図である。
図3に示すように、下部栓体22のゴム注入孔20からゴム34を注入したときは、円筒パッキング32の外面がゴム流入圧で変形してゴム流通路38を形成する。ゴム34はこのゴム流通路38を通って空間14内に流入する。空間14内の空気は、ゴム注入圧により上部栓体28の逃げ孔26から順次大気に排出される。
【0017】
その後、空間14内がゴム34で充満したときは、図4に示すように、円筒パッキング32の周溝30内にもゴム34が充満する。従って、円筒パッキング32が周溝30内のゴム圧によって形状復元すると共に、芯軸16及び下部栓体22との接触面を押圧し、所謂セルフシールする。このため、空間14内に注入されたゴム34が芯軸16の端面に流入しないようにシーリングされ、ゴム注入孔20も閉塞される。すなわち、ゴム注入時には、円筒パッキング32は、芯軸端部のシーリングと注入ゴムの逆流防止のストッパの2つの機能を発揮することになる。
【0018】
上記本装置は、芯軸形状が直円筒形もしくは胴部とジャーナル部の段差が極めて小さいものに適用される。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】実施例1の定着ローラの製造装置を示す縦断面図である。
【図2】同装置に使用される円筒パッキングと芯軸を示す図で、(a)は斜視図、(b)は断面図である。
【図3】同装置の使用状況図で、ゴム注入中の状態を示す断面図である。
【図4】同装置の使用状況図で、ゴム注入終了時の状態を示す断面図である。
【図5】従来の定着ローラの製造装置の説明図である。
【符号の説明】
【0020】
12 円筒金型
14 空間
16 芯軸
18 下面
20 ゴム注入孔
22 下部栓体
24 上面
26 逃げ孔
28 上部栓体
30 周溝
32 円筒パッキング
34 ゴム
38 ゴム流通路
【特許請求の範囲】
【請求項1】
定着ローラの仕上り外径と同じもしくは大きい内径を有し、直立に配置された円筒金型と、
前記円筒金型内に同軸に配置されて前記定着ローラのゴム層を形成するための空間を設ける直円筒形の芯軸と、
下面と前記空間とに開口するゴム注入孔を有し、前記円筒金型の下部に嵌合されて前記芯軸の下端を保持する下部栓体と、
上面と前記空間とに開口する逃げ孔を有し、前記円筒金型の上部に嵌合されて前記芯軸の上端を保持する上部栓体と、
一端面に開口する周溝を有する横断面コ字状に形成され、前記芯軸の下部に嵌合された円筒パッキングとを備え、
前記円筒パッキングを、前記空間の、前記ゴム注入孔に対向する側の端部に、前記周溝の開口面が上方に向くように配置したことを特徴とする定着ローラの製造装置。
【請求項2】
請求項1に記載の定着ローラの製造装置において、
前記円筒パッキングは、内径が前記芯軸の外径より小さく成型されたものであることを特徴とする定着ローラの製造装置。
【請求項3】
請求項1に記載の定着ローラの製造装置において、
前記円筒パッキングは、シリコーンゴムにより成型したものであることを特徴とする定着ローラの製造装置。
【請求項1】
定着ローラの仕上り外径と同じもしくは大きい内径を有し、直立に配置された円筒金型と、
前記円筒金型内に同軸に配置されて前記定着ローラのゴム層を形成するための空間を設ける直円筒形の芯軸と、
下面と前記空間とに開口するゴム注入孔を有し、前記円筒金型の下部に嵌合されて前記芯軸の下端を保持する下部栓体と、
上面と前記空間とに開口する逃げ孔を有し、前記円筒金型の上部に嵌合されて前記芯軸の上端を保持する上部栓体と、
一端面に開口する周溝を有する横断面コ字状に形成され、前記芯軸の下部に嵌合された円筒パッキングとを備え、
前記円筒パッキングを、前記空間の、前記ゴム注入孔に対向する側の端部に、前記周溝の開口面が上方に向くように配置したことを特徴とする定着ローラの製造装置。
【請求項2】
請求項1に記載の定着ローラの製造装置において、
前記円筒パッキングは、内径が前記芯軸の外径より小さく成型されたものであることを特徴とする定着ローラの製造装置。
【請求項3】
請求項1に記載の定着ローラの製造装置において、
前記円筒パッキングは、シリコーンゴムにより成型したものであることを特徴とする定着ローラの製造装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【公開番号】特開2007−322854(P2007−322854A)
【公開日】平成19年12月13日(2007.12.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−154314(P2006−154314)
【出願日】平成18年6月2日(2006.6.2)
【出願人】(306013119)昭和電線デバイステクノロジー株式会社 (118)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成19年12月13日(2007.12.13)
【国際特許分類】
【出願日】平成18年6月2日(2006.6.2)
【出願人】(306013119)昭和電線デバイステクノロジー株式会社 (118)
【Fターム(参考)】
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