説明

容器処理装置で用いられるモジュール式支持構造体及び該支持構造体を構成するモジュール

【課題】一段と効率的で、一段と簡易な構成で、かつ、経済的なモジュール構造を実現する。
【解決手段】提供されるモジュールは、容器処理装置2で用いられる支持構造体5を構成するモジュール4に係り、連結バー6と、該連結バー6の両端に設けられた一対の拡張式の部分支承7、7とを備え、各部分支承7は、別のモジュールの相対応する一の部分支承と着脱式に連結されて拡張されて、星形ホイールコンベヤ3を支持する支持体8を構成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、例えば、ボトルなどの容器を洗浄する洗浄装置、容器に飲料や食品を充填する充填装置及び充填後の容器を閉栓/封止する閉栓/封止装置など、各種の容器処理装置で用いられるモジュール式支持構造体及び該支持構造体を構成するモジュールに関する。
この発明は、星形ホイールコンベヤや回転台又は回転コンベヤが、構造上支持され、かつ、互いに連結して駆動する瓶詰めプラントに適用してとくに好適である。
【0002】
従来、星形ホイールは、頑丈で重い作業台上に設置されるのが一般的であった。この作業台には、星形ホイールや回転台が、所定の位置に設置されるように、取付け固定用の孔が予め穿孔されている。
【背景技術】
【0003】
これに対して、欧州特許出願公開第1645537号公報(以下、特許文献1という)には、容器搬送要素の少なくとも受け部を構成し、(そして/あるいは)2つ以上の容器処理装置を、望ましくは、全体として三角形の配置構成で、互いに連結する、連結要素を備える、容器処理装置の作業台が開示されている。
好ましくは、棒状部材からなる各連結要素は、高さを異にしても配置されることができ、この場合、垂直筋交(ブレース)によって互いに連結される。
このように、特許文献1は、頑丈で重い作業台を、星形ホイールのケーシングを支持すると共に、互いに連結する管状構造体に置き換える技術を開示する。しかしながら、この管状構造体は、予め厳密に規格されたモジュール組立て方式による構築物ではない。
【0004】
また、国際公開WO2006/087088号(以下、特許文献2という)には、水平連結バーを用いて、星形ホイールのケーシング同士又は星形ホイールのケーシングと装置本体とを選択的、かつ、解除可能に連結することで、星形ホイール群の全体構成を選択的に変えることができる管構造の連結技術が開示されている。特許文献2に記載の装置では、搬入側・搬出側の星形ホイールは、円柱形の支持筐体の上に配置されて駆動される。
【0005】
各支持筐体の側面には、連結バーの一方の端面(継ぎ手)が取外し可能に接続される接続インタフェースが設けられている。連結バーの他方の端面(継ぎ手)は、別の支持筐体の接続インタフェース又は装置本体の筐体に取外し可能に接続される。
特許文献2に記載の技術によれば、星形ホイール群の配置構成を、容器搬送経路に応じて、モジュール方式で構築することができる。
【0006】
また、国際公開WO2006/087109号(以下、特許文献3という)には、容器処理装置の支持筐体が、管材及び/又は形鋼製のフレームからなる床置き型の支持構造体に固定されるプリテーブルシステムが開示されている。
この床置き型の支持構造体は、上記支持筐体と床置きの支持脚とを介して、接続点にて、互いに直接又は間接的に連結されて、区画を構成する管材及び/又は形鋼のフレームから構成されている。
各区画内では、上記支持筐体は、固定されずに、床面に立設配置され、周りには、空き領域(床面)が形成されている。この特許文献3のプリテーブルシステムによれば、支持筐体を備える区画同士の連結の態様を変えることで、星形ホイール群の全体的構成配置を変更できる。
【0007】
また、欧州特許出願公開第1714939号(以下、特許文献4という)には、回転式コンベアと星形ホイールとが、複数の管状フレームによって、相互に連結固定されていて、これら、回転式コンベアと星形ホイールとの組合せ構造が、パネルによって、外部と仕切られる容器処理設備が開示されている。
【0008】
また、ドイツ特許出願公開第10214344号(以下、特許文献5という)には、互いに所定距離隔てて平行に配置された長手方向の縦軸部材と、縦軸部材を横切る態様で、縱軸部材に形態結合及び/又は付勢結合された、幅方向の横軸部材とからなる構造フレームを用いて構築された包装装置が開示されている。
【0009】
また、国際公開WO02/051706号(以下、特許文献6という)には、スチール製の構造部材からなるモジュール組立て式のパッケージ作業ライン・システムが記載されている。このシステムは、直方体空間を画成する枠構造モジュールから構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
【特許文献1】欧州特許出願公開第1645537号公報
【特許文献2】国際公開WO2006/087088号
【特許文献3】国際公開WO2006/087109号
【特許文献4】欧州特許出願公開第1714939号
【特許文献5】ドイツ特許出願公開第10214344号
【特許文献6】国際公開WO02/051706号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
しかしながら、特許公報1乃至6に記載されている関連技術は、実際のところ、効率的で簡単なモジュール性を実現できているとは言い難く、ユーザが望む多様な配置構成にはまだまだ対応できていない、という問題を抱えている。
【0012】
この発明は、上述の事情に鑑みてなされたもので、一段と効率的で、一段と簡易な構成で、かつ、経済的なモジュール構造を提供することを第1の目的としている。
また、安全な保護環境の下で、配線や結線部などを収容できるモジュール構造を提供することを第2の目的としている。
この発明の第1及び第2の目的は、特許請求の範囲の欄に記載した内容によって特徴付けられる、この発明のモジュール及び支持構造体によって確実に達成される。
【課題を解決するための手段】
【0013】
上記課題を解決するために、この発明の第1の構成は、容器処理装置で用いられる支持構造体を構成するモジュールに係り、連結バーと、該連結バーの両端に設けられた一対の拡張式の部分支承とを備え、前記各部分支承は、別のモジュールの相対応する一の前記部分支承と着脱式に連結されて、拡張された支持体を構成すると共に、前記各部分支承には、2つのモジュールが異なる角配置構成で連結できる構成となっていて、複数の前記モジュールが組み合わされて、異なる配置構成の前記支持構造体が構築されることを特徴としている。
【0014】
この発明の第2の構成は、上記第1の構成に記載の複数の前記モジュールが着脱式に連結されてなる、容器処理装置で用いられるモジュール式支持構造体に係り、第1及び第2のモジュールのうち、前記第1のモジュールを構成する一方の部分支承と、前記第2のモジュールの対応する部分支承とが、インタフェース要素又はフランジを介して、軸心を共通にして、積み重ねられていて、かつ、複数の前記モジュールが異なる角配置構成で連結されていることを特徴としている。
【発明の効果】
【0015】
この発明の構成によれば、一段と効率的で、一段と簡易な構成で、かつ、経済的なモジュール構造を実現できる。
また、安全な保護環境の下で、配線や結線部などを収容できるモジュール構造を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】この発明の一実施形態であるモジュール式支持構造体を用いて構築される瓶詰めプラントの概略構成を示す斜視図である。
【図2】同モジュール式支持構造体の構成を示す斜視図である。
【図3】同モジュール式支持構造体の構成を示す分解図である。
【図4】同モジュール式支持構造体の詳細な構成を部分的に示す分解図である。
【図5】図4の詳細な構成を示す平面図である。
【図6】図5のA−A線に沿う分解断面図である。
【図7】この発明の他の実施形態であるモジュール式支持構造体の構成を示す斜視図である。
【図8】図7の詳細な構成を部分的に示す分解図である。
【図9】図8の詳細な構成を示す平面図である。
【図10】図9のB−B線に沿う分解断面図である。
【図11】図10のB−B線に沿う断面図である。
【図12】この発明のさらに他の実施形態であるモジュール式支持構造体の概略構成を部分的に示す概略分解図である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、図面を参照して、この発明の好ましい実施形態について詳述する。
図1は、この発明の一実施形態であるモジュール式支持構造体を用いて構築される瓶詰めプラント1を示し、この瓶詰めプラント1は、単数又は複数の容器処理装置2と複数の星形ホイールコンベヤ3とから概略構成されている。
この発明の独創的なモジュール4は、図2乃至図6に示すように、連結バー6と、該連結バー6の両端に設けられた一対の拡張式の部分支承(部分支持部、部分受け部、bearing expansion)7、7とから概略構成されていて、複数のモジュール4、4、…が組み合わされて、この発明の独創的なモジュール式支持構造体5が構築される。
【0018】
各モジュール4の各部分支承7は、(この実施形態では、フランジ9を介して)別のモジュール4の相対応する一の部分支承7と着脱式に連結されて、拡張された支持体(この実施形態では、支柱)8を完成させる。上記連結バー6は、好ましくは、中空管状部材から構成され、水平に設置されるように設計されている。
また、部分支承7は、好ましくは、中空管状(又は中空円筒状)部材から構成され、垂直に設置されて、円柱形の支持体8の上半分又は下半分を構成するように設計されている。換言すれば、部分支承7は、連結バー6に対して直角に連結されることで、モジュール4は、外観「H」形に形成されている。
【0019】
ここで、中空管状(又は中空円筒状)の連結バー6及び部分支承7は、配線や結線部を、必要なら、安全な保護環境の下で、その中空内部に収容するのに適している。
モジュール4の各部分支承7は、図5に示すように、想定される複数の(軸心周りの)角位置で、別のモジュール4の部分支承7と連結できる構成となっている。それゆえ、この発明のモジュール構造によれば、相隣るモジュール4、4を、これらの2つの連結バー6、6が所望の角度で交差する態様で、組付けして連結することができるので、床面上に、要求に応じて、異なる配置構成の支持構造体5を構築することができる。
【0020】
図4は、相隣る2つのモジュール4、4間の詳細な連結構造を示す分解図である。
この連結構造では、図4に示すように、第1のモジュール4(下部モジュール)を構成する一方の部分支承7と、第2のモジュール(上部モジュール)の対応する部分支承7とが、インタフェース又はフランジ9を介して、軸心を共通にして、積み重ねられている。インタフェース又はフランジ9は、複数のねじ孔10を有し、相対向して上下に積み重ねられた2つの部分支承7、7間に介挿されている。
【0021】
相隣る2つのモジュール(上部モジュールと下部モジュール)4、4を組付け連結する際には、作業者は、好適な固定手段11として複数の雄ねじを用いて、フランジ9を下部モジュール7に固定する。このとき、各雄ねじは、下部モジュール7の部分支承7(以下、下部側の部分支承7ともいう)の下端側からその中空内部に挿入され、当該部分支承7の上端リング13に穿設された穴部12を挿通して、フランジ9の対応するねじ孔10に螺着される。このようにして、フランジ9は下部モジュール4にねじ止めされる。なお、固定手段としては、ねじに限らず、ボルトやリベットを用いても良い。
【0022】
次に、作業者は、固定手段11として雄ねじを用いて、上部モジュール4をフランジ9に固定する。このとき、雄ねじは、上部モジュール4の部分支承7(以下、上部側部分支承7ともいう)の上端側からその中空内部に挿入され、当該部分支承7の下端リング13に穿設された穴部を挿通して、フランジ9の対応するねじ孔10に螺着される。このようにして、フランジ9は上部モジュール4にねじ止めされる。
【0023】
ここで、上部/下部モジュール4、4を組付け連結する際の作業手順は、(たとえば、図4中の下部側の部分支承7の下端から開始しようが、上部側の部分支承7の上端から開始しようが)それは、重要なことではない。しかしながら、足部14の取付け作業(図6)を最終段階で行うことは重要である。なぜなら、もし、足部14の取付け作業が前工程で完了していたら、フランジ9を固定するために、下部側の部分支承7の下端からその中空内部に雄ねじを挿入することができなる場合があるからである。
しかしながら、この実施形態の図示せぬ変形例として、部分支承7の下端を、作業者による雄ねじの挿入を可能にする程度に充分大きな直径を有する形態とすれば、足部14の取付け作業を、前工程で行うことは可能である。
【0024】
上記フランジ9(又はインタフェース)には、連結されるべき2つのモジュール4、4がなす交差角度に応じて、予め穿孔された複数のねじ孔が設けられている。ここで、交差角度とは、モジュール4、4の連結構造の中で、相隣る2つの連結バー6がなす角度である。
そこで、複数のモジュールから構成される支持構造体の想定される配置構成の全てをカバーするために、ねじ孔の配置構成が異なる各種の(低廉な)フランジを用意しておき、これら各種のフランジ(又はインタフェース)をマガジンに収納しておくことが好ましい。
【0025】
しかしながら、フランジは、絶対に必要なものという訳ではない。たとえば、図示せぬ代替例として、下部側の部分支承7と上部側の部分支承7とを、フランジを介さずに、ねじ止めして連結することができるように、各部分支承7の上端及び/又は下端リングに複数の穴部を予め穿孔しておくように構成しても良い(その際、足部も含めてねじ止め連結するようにしても良い。
【0026】
予め穿孔される穴部の個数は、2つのモジュール4、4を連結する際に、想定される(異なる)角構成の数、つまり、連結されるべき2つのモジュール4、4がなす交差角度の想定される数に比例する。
【0027】
それぞれの足部14は、星形ホイールコンベヤ、あるいは、直線コンベア、制御装置、カメラ、制御ステーション、部品/ツール格納用のキャビネットなど、瓶詰めプラントの稼動に有用又は必要な機器収納具類等を載置して支えるための円柱形の支持体8を支える機能を担っている。
図1に示すように、瓶詰めプラント内で、上記構成のモジュールが所定の位置に適正に配置された状態では、互いに連結された2つのモジュールのそれぞれの連結バーは、瓶詰めプラント内の各種容器処理装置の搬送経路よりも下方に配置され、かつ、これら2つの連結バーは、互いに異なる水平面内に配置される構成となる。
【0028】
ここで、上記フランジ9(又はインタフェース)は、付属物15(図2乃至図5)として、容器処理装置の(図示せぬ)作業台に固定される固定手段を備えるようにしても良い。
また、上記支持構造体5にあっては、終端モジュール16は、単一の上部側又は下部側の部分支承を備える(すなわち、終端モジュール16が下部モジュールなら、上部側の部分支承が付加され、終端モジュール16が上部モジュールなら、下部側の部分支承が付加される)構成としても良い。
【0029】
次に、図7ないし図11を参照して、この発明の他の実施形態である支持構造体5について説明する。この実施形態の支持構造体5では、図7ないし図11に示すように、相隣る2つの部分支承(この実施形態では、左右一対の部分支承)7、7は、上下一対のフランジ9、9を介して連結される構成となっていて、支持構造体5を構成するそれぞれの連結バーは、同一の水平面上に配置される。
【0030】
各部分支承7は、連結バーに接合された接合板と、該接合板の上下端から突出する上部突出部7aと下部突出部7bとからなっている。上部突出部7a及び下部突出部7bは、好ましくは、平らで、雄ねじなどの固定具11、11、…を挿通させるための複数の穴部12、12、…を有している。
【0031】
上部フランジ9aはねじ孔10を有し、固定具11、11、…によって、連結すべき2つのモジュール(左右一対の部分支承)のそれぞれの上部突出部7aにねじ止めされて固定され、同じく、下部フランジ9bはねじ孔10を有し、固定具11、11、…によって、連結すべき2つのモジュールのそれぞれの下部突出部7bにねじ止めされて固定される構成となっている。こうして、モジュール同士が連結されて、支持構造体が構築される。
【0032】
この実施形態では、各足部14は、脚部17を介して部分支承の側面にねじ止め固定される構成となっている。この実施形態では、連結される2つのモジュールの、想定される数だけの配置構成に対処できるように、ねじ孔10の角配置構成が異なる各種のフランジを用意しておき、これら各種のフランジをマガジンに収納しておくことが好ましい。
【0033】
穿孔の角配置が異なるフランジの種類の増加を回避するために、代替案として、連結される2つのモジュール間の、想定される数だけの、異なる実装位置(角位置)としての多数の穿孔を、フランジに予め設けておくようにしても良い。
【0034】
この実施形態のさらなる変形例として、図12に概略示すように、部分支承7を、一対のリング状のものにすれば、フランジ9の使用を廃することができる。この変形例の部分支承は、上部リングと下部リングとかなり、一のモジュールの一端側の上部リングが、他のモジュールの他端側の上部リングと当接連結される構成となっていて、また、一のモジュールの一端側の下部リングが、他のモジュールの他端側の下部リングと当接連結される構成となっている。
【0035】
これらのリング状の部分支承には、多数の穿孔が予め設けられていて、相隣る2つのモジュールが、複数の異なる実装位置(角位置)で、つまり、連結される2つのモジュールが複数の異なる交差角度で、連結されることで、様々の角構成からなる支持構造体を構築することができる。
図7乃至図11に示す他の実施形態及び図12に示す実施形態では、図示せぬ終端モジュールは、連結される側(モジュールの一端側)の部分支承だけを備えるようにしても良い。
【0036】
以上、この発明の実施例を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもこの発明に含まれる。
【符号の説明】
【0037】
2 星形ホイールコンベヤ
3 星形ホイールコンベヤ
4 モジュール
5 モジュール式支持構造体
6 連結バー
7 部分支承
7a 上部突出部
7b 下部突出部
8 支持体
9 インタフェース又はフランジ
10 ねじ孔(孔部)
11 固定具
12 穴部
13 上端リング、下端リング
15 付属物、固定手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】
容器処理装置で用いられる支持構造体を構成するモジュールであって、
連結バーと、該連結バーの両端に設けられた一対の拡張式の部分支承とを備え、
前記各部分支承は、
別のモジュールの相対応する一の前記部分支承と着脱式に連結されて、拡張された支持体を構成すると共に、
前記各部分支承には、2つのモジュールが異なる角配置構成で連結できる構成となっていて、複数の前記モジュールが組み合わされて、異なる配置構成の前記支持構造体が構築されることを特徴とする容器処理装置で用いられる支持構造体を構成するモジュール。
【請求項2】
前記部分支承は、垂直管状部材からなることを特徴とする請求項1記載の支持構造体を構成するモジュール。
【請求項3】
前記部分支承は、前記連結バーに接合された接合板と、該接合板の上下端から突出する上部突出部と下部突出部とからなることを特徴とする請求項1記載の支持構造体を構成するモジュール。
【請求項4】
前記部分支承は、上部リングと下部リングとからなることを特徴とする請求項1記載の支持構造体を構成するモジュール。
【請求項5】
前記連結バー及び前記部分支承は、中空部材から構成されていることを特徴とする請求項1記載の支持構造体を構成するモジュール。
【請求項6】
前記部分支承は、複数の固定用の穿孔が設けられた、少なくとも1つの先端リングを有していることを特徴とする請求項1記載の支持構造体を構成するモジュール。
【請求項7】
前記部分支承には、固定用の穿孔が設けられていることを特徴とする請求項1記載の支持構造体を構成するモジュール。
【請求項8】
前記部分支承には、2つのモジュールが異なる角配置構成で連結できるように、固定用の穿孔が複数設けられていることを特徴とする請求項1記載の支持構造体を構成するモジュール。
【請求項9】
請求項1乃至9の何れか一に記載の複数の前記モジュールが着脱式に連結されてなる、容器処理装置で用いられるモジュール式支持構造体であって、
第1及び第2のモジュールのうち、前記第1のモジュールを構成する一方の部分支承と、前記第2のモジュールの対応する部分支承とが、インタフェース要素又はフランジを介して、軸心を共通にして、積み重ねられていて、かつ、
複数の前記モジュールが異なる角配置構成で連結されていることを特徴とする容器処理装置で用いられるモジュール式支持構造体。
【請求項10】
積み重ねられた2つの前記部分支承は、円柱形の支持体を構成することを特徴とする請求項9記載の容器処理装置で用いられるモジュール式支持構造体。
【請求項11】
積み重ねられた2つの前記部分支承及び2つの前記部分支承の間に介挿される前記インタフェース要素又はフランジは、円柱形の支持体を構成することを特徴とする請求項9記載の容器処理装置で用いられるモジュール式支持構造体。
【請求項12】
前記モジュールを支持するための足部が設けられていることを特徴とする請求項9記載の容器処理装置で用いられるモジュール式支持構造体。
【請求項13】
前記各モジュールは、少なくとも星形ホイールコンベヤを支持することを特徴とする請求項9記載の容器処理装置で用いられるモジュール式支持構造体。
【請求項14】
互いに連結された2つの前記モジュールのそれぞれの前記連結バーは、容器処理装置の搬送経路よりも下方に配置され、かつ、これら2つの連結バーは、互いに異なる水平面内に配置されていることを特徴とする請求項9記載の容器処理装置で用いられるモジュール式支持構造体。
【請求項15】
互いに連結された2つの前記モジュールのそれぞれの前記連結バーは、容器処理装置の搬送経路よりも下方に配置され、かつ、これら2つの連結バーは、互いに同一の水平面内に配置されていることを特徴とする請求項9記載の容器処理装置で用いられるモジュール式支持構造体。
【請求項16】
前記モジュールのうち、終端モジュールは、前記連結バーの両端に設けられた一対の前記部分支承の他、単一の上部側又は下部側の部分支承をさらに備えていることを特徴とする請求項9記載の容器処理装置で用いられるモジュール式支持構造体。
【請求項17】
前記インタフェース要素又はフランジは、相隣る2つの前記モジュールが異なる角配置構成で連結される態様で、一方の前記モジュールの前記部分支承と他方の前記モジュールの前記部分支承とを結合することを特徴とする請求項9記載の容器処理装置で用いられるモジュール式支持構造体。
【請求項18】
前記インタフェース要素又はフランジには、連結されるべき2つの前記モジュールがなす交差角度に応じた、複数の固定用の孔部が予め設けられていることを特徴とする請求項9又は17記載の容器処理装置で用いられるモジュール式支持構造体。
【請求項19】
前記インタフェース要素又はフランジは、付属物として、容器処理装置の作業台に固定される固定手段を備えていることを特徴とする請求項9又は17記載の容器処理装置で用いられるモジュール式支持構造体。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公表番号】特表2011−529426(P2011−529426A)
【公表日】平成23年12月8日(2011.12.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−520657(P2011−520657)
【出願日】平成20年7月29日(2008.7.29)
【国際出願番号】PCT/IT2008/000511
【国際公開番号】WO2010/013263
【国際公開日】平成22年2月4日(2010.2.4)
【出願人】(507204246)
【Fターム(参考)】