説明

容器収容ケース

【課題】連結容器を構成する容器と他の物品とを一体的に収容することができ、携帯に便利な容器収容ケースを提供する。
【解決手段】それ自身の上下に設けられた雄ねじ部と雌ねじ部とを利用して多段に連結しうる連結容器を構成する少なくとも1個の容器3を、所定の係合手段が設けられたケース本体10の容器取付スペースQに、その係合を利用して収容保持するとともに、同じく上記ケース本体10に、その容器以外の他の物品を収容するための物品収容スペースPとして凹部12を設け、上記容器3と物品とを一体的に収容保持することができるようにした。また、取り付けた容器3の雄ねじ部を利用して、蓋体11を取り付けるようにした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、多段に連結することができるよう構成された連結容器の少なくとも1個を取り出して、他の物品と組み合わせて収容することのできる容器収容ケースに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、種類の異なる複数の化粧料を一まとまりで保管したり携帯したりするために、例えば図8(a)に示すような連結容器(特許文献1参照)が賞用されている。
【0003】
このものは、硬質の容器体1と、非硬質のキャップ2とからなる容器3において、容器体1の底部に連結用筒4を突出形成し、上記連結用筒4を下位容器3のキャップ外面に嵌合させて、複数容器3を多段に連結することができるようにしたものである。なお、5は容器3内を気密に保つためのパッキンで、最上位の容器3におけるキャップ2とパッキン5の形状は、下位容器3とやや異なる形状になっている。
【0004】
また、最近は、図8(b)に示すように、各容器3にいちいちキャップ2を設けず、上記連結用筒4の内周面に雌ねじ部6を設けるとともに、容器3の胴体部の周囲に雄ねじ部7を設け、両者をら合することによって、全体を、よりコンパクトにした連結容器が出回っている。そして、各容器3を比較的浅くして、各容器3内に、リップカラーやアイカラー等を色ごとに収容して一まとまりで保管したり、必要な色の組合せを取り出して携帯したりするのに利用されている。なお、最上位の容器3の上面開口は、別途用意される蓋体8によって塞がれるようになっている。
【特許文献1】特開2004−1808公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、このような連結容器を利用して、複数の化粧料を一まとまりで携帯する場合、化粧に必要な紅筆やパフは、上記連結容器と一体的に連結することができないため、これらは別容器に収容するか、ばらばらのままで携帯しなければならず、取り扱いにくいという問題がある。また、上記連結容器と、紅筆ケース、パフケース等を、例えばポーチに一緒に入れて携帯した場合、互いに形状の異なる複数のケースがポーチ内で混在して嵩張るため、せっかく複数の化粧料を連結容器によってコンパクトに収納できても、全体としてはコンパクトとはいえず、連結容器を用いるメリットが小さい。さらに、上記連結容器は、全体として円柱状で、コロコロするため、薄型のバッグや、書類等の扁平な内容物を多く入れるバッグに入れて携帯するには不向きであるという問題もある。
【0006】
本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、上記連結容器を構成する容器と他の物品とを一体的に収容することができ、携帯に便利な容器収容ケースの提供を、その目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の目的を達成するため、本発明は、下記の連結容器(A)を構成する容器のうちの1個の容器と、その容器以外の物品とを組み合わせて収容するためのケースであって、上記容器の取付用スペースと上記物品の収容スペースとが設けられたケース本体と、このケース本体の上面を蓋する蓋体とを備え、上記容器取付スペースに、上記容器を取り付けるための開口もしくは凹部が形成され、その開口周縁部もしくは凹部に、上記容器の下部と係合してこれを保持しうる係合手段が設けられているとともに、上記蓋体下面部に、上記係合によってケース本体に取り付けられる容器の上部雄ねじ部とら合しうる雌ねじ部が形成されており、上記蓋体下面部の雌ねじ部を、上記容器の上部雄ねじ部にら合させることによって、ケース本体の上面が、上記蓋体によって蓋されるようになっている容器収容ケースを第1の要旨とする。
(A)2個以上の同形状の有底筒状容器からなり、各容器の下部に、係合用の雌ねじ部がそれぞれ設けられているとともに、各容器の上部に、上記容器下部の雌ねじ部とら合しうる雄ねじ部がそれぞれ設けられており、各容器の下部雌ねじ部を、その下に配置させた他の容器の上部雄ねじ部とら合させることによって、各容器が多段に連結されるようになっている連結容器。
【0008】
また、本発明は、上記の連結容器(A)を構成する容器のうちの少なくとも2個の容器と、それらの容器以外の物品とを組み合わせて収容するためのケースであって、上記容器の取付用スペースと上記物品の収容スペースとが設けられたケース本体と、このケース本体の上面を蓋する蓋体とを備え、上記容器取付スペースに、上記容器を取り付けるための開口もしくは凹部が、その容器の数だけ形成され、各開口周縁部もしくは各凹部に、各容器の下部と係合してこれを保持しうる係合手段が設けられているとともに、上記蓋体下面部に、上記係合によってケース本体に取り付けられる容器のうちの1個の上部雄ねじ部とら合しうる雌ねじ部が形成されており、上記蓋体下面部の雌ねじ部を、上記容器の上部雄ねじ部にら合させることによって、ケース本体の上面が、上記蓋体によって蓋されるようになっている容器収容ケースを第2の要旨とする。
【発明の効果】
【0009】
すなわち、本発明は、それ自身の上下に設けられた雄ねじ部と雌ねじ部とを利用して多段に連結しうる連結容器の少なくとも1個を、その下部と係合して保持しうる係合手段が設けられた容器収容ケースに、その係合を利用して収容保持するとともに、この容器収容ケースに、その容器以外の他の物品を収容するための収容スペースを設け、上記容器と物品とを一体的に収容保持することができるようにしたものである。したがって、この容器収容ケースによれば、従来、ばらばらでまとまりを欠いていた連結容器と、その関連物品等とを、互いに関連づけて一体的に保管したり携帯したりすることができ、非常に便利であるという優れた効果を奏する。
【0010】
しかも、上記容器収容ケースには、その蓋体下面部に、ケース本体に取り付けられる容器上部の雄ねじ部にら合しうる雌ねじ部が設けられており、その雌ねじ部を容器上部の雄ねじ部とら合させることにより、ケース本体の上面が、上記蓋体によって蓋されるようになっているため、ヒンジ連結のような、ケース本体に蓋体を開閉自在に取り付けるための連結手段を別途設ける必要がなく、製造工程が簡単ですみ安価に製造することができるという利点を有する。また、上記蓋体との連結に用いられる容器は、蓋体とのら合によって内部を密閉することができるため、密閉することが必要な粉体や液体、あるいは空気と接触して劣化しやすいもの等を充填した容器を取り付けることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
つぎに、本発明を実施するための最良の形態について説明する。ただし、本発明は、この実施の形態に限られるものではない。
【0012】
図1は、本発明を実施するための最良の形態を示す斜視図である。このものは、平面視長丸状の底板10aとその周囲を囲う側壁10bとを備えたケース本体10と、その上面開口を蓋する略板状の蓋体11とで構成された容器収容ケースであって、上記蓋体11を外した状態を示す図2(a)およびそのA−A′断面図である図2(b)に示すように、ケース内に、化粧料を収容する連結式の容器3と、その化粧のための化粧具(この例では紅筆13と化粧チップ14)とを、同時に収容するができるようになっている。上記容器3は、図8(b)に示すものと同様の連結容器である。したがって、容器3に関する説明は、省略する。
【0013】
より詳しく説明すると、上記ケース本体10の底板10aの片側は、物品収容スペースPになっており、この部分に、平面視が略長方形状の凹部12が形成されている。そして、この凹部12内に、リップカラー塗布用の紅筆13とアイカラー塗布用の化粧チップ14とが収容されるようになっている。
【0014】
また、上記底板10aの他の側は、容器取付スペースQになっており、この部分に、2個の開口15が形成されている。そして、各開口15の周縁部から下向きに、容器3を嵌入保持するためのガイド筒16が突設されており、図3に示すように、その対角線上の2個所が、所定幅で垂直方向に切り離されて係合片17が形成されている。
【0015】
上記係合片17の内側上部には、水平方向に延びる突条18が設けられており、ガイド筒16内に嵌入される容器3の外周面の対角線上の2個所に設けられた凹部19と係合して、容器3が上方に抜けるのを防止するとともに、容器3が周方向に回動するのを防止するようになっている。さらに、上記ガイド筒16の下端縁には、容器3が下方に抜けるのを防止する内向きのフランジ20が設けられている。
【0016】
したがって、2個の容器3を、上記ケース本体10の底板10aに設けられた2個の開口15の上から、それぞれガイド筒16内に嵌入し、容器3の外周面に設けられた凹部19と係合片17の突条18とを係合させることにより、それらをケース本体10の容器取付スペースQに、左右方向に並べた状態で、取り付け保持できるようになっている。
【0017】
一方、上記ケース本体10の上面開口を蓋する蓋体11には、図4に示すように、その下面に、上記ケース本体10に取り付けられる容器3の上部に設けられた雄ねじ部7とら合しうる雌ねじ部21が設けられている。したがって、上記蓋体11を水平に支受して上記ケース本体10の上面にかざし、ケース本体10に取り付けられた2個の容器3のうちの片方(図において向かって右側の容器3)の、底板10aの開口15から上方に突出する雄ねじ部7に、上記蓋体10の雌ねじ部21を被せ、その状態で蓋体11を水平方向に回動させて上記雌ねじ部21を、容器3側の雄ねじ部7とら合させることによって、蓋体11を、ちょうどケース本体10の上面開口を塞ぐ位置で閉じることができるようになっている。
【0018】
上記構成によれば、図8(b)に示すように連結することのできる2個の容器3を、互いにばらばらの状態にして、各容器3の下部、すなわち連結用筒4の部分を、ケース本体10の開口15に設けられたガイド筒16内に上から嵌入するだけで、これらを簡単かつ安定的にケース本体10に取り付けることができる。そして、上記ケース本体10の片側には、紅筆13等の関連物品を収容するための凹部12がさらに設けられているため、上記容器3とともに、上記関連物品を併せて収容保持することができ、これらを、一体的に保持することができる。
【0019】
したがって、たくさんの色の異なるリップカラーやアイカラーを、それぞれ連結容器3入りの形態で持っており、これらの中から必要な色と種類を選択して携帯する持ち歩く場合には、上記容器収容ケースに、その容器3(2個まで)を取り付けるとともに、紅筆13等を凹部12内に収容することによって、これらを一まとまりで、非常にコンパクトな形にして携帯したりすることができ、非常に便利である。しかも、複数の容器3が、容器本体10の表面に沿って並列的に取り付け保持され、全体として平たいケース(図1参照)に収まっているため、薄型のバッグや、書類等の扁平な内容物を多く入れるバッグに入れても嵩張らないという利点を有する。そして、ケース本体10を薄肉成形品とすることにより、ケースの軽量化が可能となり、より一層持ち歩きやすく携帯に便利なものとすることができる。
【0020】
しかも、上記容器収容ケースの蓋体11には、その下面部に、ケース本体10に取り付けられて上向きに突出する容器3の雄ねじ部7にら合しうる雌ねじ部21が設けられており、その雌ねじ部21を上記雄ねじ部7とら合させることにより、ケース本体10の上面開口を、上記蓋体11で蓋することができるようになっているため、ヒンジ連結のような、ケース本体に蓋体を開閉自在に取り付けるための連結手段を別途設ける必要がなく、製造工程が簡単ですみ安価に製造することができるという利点を有する。また、上記蓋体11との連結に用いられる容器3は、蓋体11とのら合によって内部が密閉されるため、密閉することが必要な粉体や液体、あるいは空気と接触して劣化しやすいもの等を入れて携帯するのに最適である。
【0021】
なお、上記の例において、2個より多い容器3を一まとまりで携帯したい場合は、例えば図4において鎖線で示すように、ケース本体10に取り付けた容器3の下方に突出する連結用筒4を利用して、この部分にさらに容器3を連結して、取り付ける容器の数を増やすことができる。この場合、ケース厚み方向にはボリュームが多少増すが、より多くの種類のリップカラーやアイカラーを同時に携帯することができ、出先で豊富な色使いのメイクアップを施すことができる。また、場所や状況に応じて、色使いを変えたメイクアップを施すことができる。
【0022】
また、上記の例では、ケース本体10の容器取付スペースQに形成した2個の開口15から下向きにガイド筒16を突設し、この内側に容器3を取付保持するようにしたが、これに限らず、例えば図5に示すように、ケース本体10の底板10aを、上記の例より低く配置してその開口15の周縁部から上向きにガイド筒16′を突設し、突条18付の係合片17を形成して、その内側に容器3を取付保持するようにしてもよい。この場合も、上記の例と同様、ケース本体10の上から容器3を嵌入するだけで、上記係合片17の突条18と容器3側の凹部19とを係合させることによって、容器3を、ケース本体10に簡単かつ安定的に取り付けることができる。したがって、容器3と紅筆13等の関連物品とを一体的に保持して携帯することができ、上記と同様の効果を得ることができる。なお、この場合は、容器取付スペースQに開口15を設ける必要はなく、底板10aからガイド筒16を上向きに突設するだけでもよい。
【0023】
さらに、これらの例では、連結容器を構成する各容器3の外周面の2個所に係合用の凹部19(図3を参照)を設け、ケース本体10側の係合片17に突条18を設けて、両者の係合によって、容器3の上方への抜け止めと回り止めがなされるようにしたが、上記抜け止めと回り止めの方法は、この例に限らず、適宜の方法を採用することができる。
【0024】
例えば、図6に示すように、ケース本体10の底板10aから上向きにガイド筒16″を突設し、その外周面に、上記容器3の連結用筒4内の雌ねじ部6とら合する雄ねじ部22を形成して、両者をら合させることによって、容器3を取り付けるとともに、その片方の容器3の雄ねじ部7に、蓋体11の雌ねじ部21をら合して取り付けるようにしてもよい。この場合、蓋体11を開くために蓋体11を面方向に回動させる際に容器3とケース本体10側の雄ねじ部22とのら合が解除されないように、両者のら合部分の一個所に、ぐっとねじ込むことによって回り止めとなる係合部を設けておくことが望ましい。
【0025】
そして、本発明において対象とする容器3は、互いに連結できる容器3であって、その連結部における係合手段として、容器3の下部に、係合用の雌ねじ部6が設けられ、容器の上部に、上記雌ねじ部6とら合しうる雄ねじ部7が設けられたものであれば、他の構成はどのようなものであっても差し支えない。上記容器3の下部をケース本体10の容器取付スペースQに取り付け、そのうちの1個の容器3上部の雄ねじ部7を、前記蓋体11の雌ねじ部21とら合させて、ケースを閉じることができるからである。また、同様に、上記容器3と関連ある物品がどのような形状であっても、上記ケース本体10に物品収容スペースPを設けておくことにより、上記容器3と関連物品とを、一体的に収容して携帯等に供することができ、本発明の効果を奏することができる。
【0026】
なお、本発明において、容器収容ケースに取付保持する容器3の数は、上記の例のように2個である必要はなく、例えば、図7(a)に示すように、3個以上(この図では4個)であっても、図7(b)に示すように、1個だけであってもよい。そして、2個以上の容器3を取付保持する場合は、蓋体11とら合するのに用いられる容器3を取り付ける部分(開口15の周辺やガイド筒16の内周面等)に、目立つ色に着色しておく等の処理を施しておけば、その目立つ部分に嵌入された容器3の雄ねじ部7に対し、蓋体11(図4参照)の雌ねじ部21を位置合わせして蓋体11を閉じることができ、好ましい。
【0027】
また、本発明が対象する容器3は、化粧料の携帯や保管を目的とするものに限らず、各種の用途に用いることができる。例えば、蓋体11によって密閉する容器3には、こぼれやすいビーズ等を入れ、他の容器3には、種類の異なる複数のつけ爪を種類別に入れ、凹部12には、つけ爪用接着剤等の用具を入れて携帯するためのケースとして用いることができる。また、蓋体11によって密閉する容器3には、空気と接触すると効能が低下する薬剤を入れ、他の容器3には、他の薬剤を入れ、凹部12には、チューブ状の軟膏を入れて携帯するためのケースとして用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図2】(a)は上記実施例において、蓋体を外した状態を示す斜視図、(b)は(a)のA−A′断面図である。
【図3】上記実施例の部分的な分解斜視図である。
【図4】図2(b)において蓋体を取り付けた状態を示す断面図である。
【図5】本発明の他の実施例を示す断面図である。
【図6】本発明のさらに他の実施例を示す断面図である。
【図7】(a)および(b)は、ともに本発明のさらに他の実施例を模式的に示す説明図である。
【図8】(a)および(b)は、ともに従来の連結容器の説明図である。
【符号の説明】
【0029】
3 容器
10 ケース本体
11 蓋体
12 凹部
P 物品収容スペース
Q 容器取付スペース

【特許請求の範囲】
【請求項1】
下記の連結容器(A)を構成する容器のうちの1個の容器と、その容器以外の物品とを組み合わせて収容するためのケースであって、上記容器の取付用スペースと上記物品の収容スペースとが設けられたケース本体と、このケース本体の上面を蓋する蓋体とを備え、上記容器取付スペースに、上記容器を取り付けるための開口もしくは凹部が形成され、その開口周縁部もしくは凹部に、上記容器の下部と係合してこれを保持しうる係合手段が設けられているとともに、上記蓋体下面部に、上記係合によってケース本体に取り付けられる容器の上部雄ねじ部とら合しうる雌ねじ部が形成されており、上記蓋体下面部の雌ねじ部を、上記容器の上部雄ねじ部にら合させることによって、ケース本体の上面が、上記蓋体によって蓋されるようになっていることを特徴とする容器収容ケース。
(A)2個以上の同形状の有底筒状容器からなり、各容器の下部に、係合用の雌ねじ部がそれぞれ設けられているとともに、各容器の上部に、上記容器下部の雌ねじ部とら合しうる雄ねじ部がそれぞれ設けられており、各容器の下部雌ねじ部を、その下に配置させた他の容器の上部雄ねじ部とら合させることによって、各容器が多段に連結されるようになっている連結容器。
【請求項2】
上記の連結容器(A)を構成する容器のうちの少なくとも2個の容器と、それらの容器以外の物品とを組み合わせて収容するためのケースであって、上記容器の取付用スペースと上記物品の収容スペースとが設けられたケース本体と、このケース本体の上面を蓋する蓋体とを備え、上記容器取付スペースに、上記容器を取り付けるための開口もしくは凹部が、その容器の数だけ形成され、各開口周縁部もしくは各凹部に、各容器の下部と係合してこれを保持しうる係合手段が設けられているとともに、上記蓋体下面部に、上記係合によってケース本体に取り付けられる容器のうちの1個の上部雄ねじ部とら合しうる雌ねじ部が形成されており、上記蓋体下面部の雌ねじ部を、上記容器の上部雄ねじ部にら合させることによって、ケース本体の上面が、上記蓋体によって蓋されるようになっていることを特徴とする容器収容ケース。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2009−220874(P2009−220874A)
【公開日】平成21年10月1日(2009.10.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−69716(P2008−69716)
【出願日】平成20年3月18日(2008.3.18)
【出願人】(000158781)紀伊産業株式会社 (327)
【Fターム(参考)】