説明

容器装置

【課題】外容器に対する内容器の着脱を容易に行えるようにしつつ外容器に対して内容器を収納させた状態では互いの結合状態がガタツキも離脱もなく、しっかりと保たれるようにする。
【解決手段】内容器3又は外容器2の一方に係止部25が設けられ、他方に、外容器2に内容器3を収納したときに内容器3を外容器2から外れないように係止部25に係脱自在に係合するロック片32が設けられ、外容器2に対して操作部材5が設けられ、操作部材5には、外容器2に対する当該操作部材5による操作動作を受けてロック片32を上方へ押圧する解除部材40が設けられ、この解除部材40による上方押圧によって係止部25とロック片32との係合を外すように構成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、容器装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
内容物を収納する内容器を交換できるように、外容器に内容器を着脱自在に収納保持した容器装置が提案されている(例えば、特許文献1等参照)。すなわち、この種の容器装置は、内容器の交換によって内容物の詰め替えができるものとなっている。
この容器装置では、外容器の内周面と内容器の外周面との間に、相互に乗り越え係合する係合突条を横設することで、内容器の交換時には互いの離脱を可能にさせる係合手段を構成させている。また、外容器の底部には貫通する開放部分を設け、この開放部分にレバー底板を上下揺動可能に設けることが提案されていた。
【0003】
このレバー底板は、外容器から内容器を取り出すときに押し操作する部分であって、外容器の開放部分を介して内容器の底を突き上げるように操作力を伝えるにすぎず、決して、係合手段(外容器及び内容器の各係合突条)に対してその係合状態を解除させるような作用を奏するものではない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】実開平5−34129号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前記従来の容器装置(特許文献1に開示のもの等)において、外容器に対する内容器の着脱は、あくまでも、係合手段(外容器及び内容器の各係合突条)自体の係合作用や、この係合作用を解除するときの離脱作用によって行われている。
そのため、外容器の内周面と内容器の外周面とにそれぞれ設ける係合突条は、互いの係合状態が厳しすぎる(乗り越え抵抗が強すぎる)と、外容器からの内容器の取り出しや外容器への内容器の嵌め入れが困難又は不可能になる問題があった。反対に、係合突条相互の係合状態が甘すぎる(乗り越え抵抗が弱すぎる)と、外容器から内容器を取り出す必要のないときであっても外容器に対する内容器の収納状態が簡単に外れたり、ガタツキが生じたりする問題があった。
【0006】
またこれらのことから、外容器や内容器は、外容器に内容器を収納した状態として、互いの係合突条間において最適な係合状態が得られるように、高精度で且つ密接な寸法関係を保持させて形成する必要があり、製造が難しいということがあった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、外容器に対して内容器を着脱する場合にはその着脱が容易に行えるものでありながら外容器に対して内容器を収納させた状態では互いの結合状態がガタツキも離脱もなく、しっかりと保たれるようにし、そのうえで外容器及び内容器の製造が、寸法精度に関連して難しくなりすぎるのを防止できるようにした容器装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記目的を達成するために、本発明は次の手段を講じた。
即ち、本発明に係る容器装置は、内容物を収納する内容器を交換できるように、外容器に内容器を着脱自在に収納保持するようにしたものであって、内容器又は外容器の一方に係止部が設けられ、他方に、外容器に内容器を収納したときに内容器を外容器から外れないように係止部に係脱自在に係合するロック片が設けられ、外容器に対して操作部材が設けられ、操作部材には、外容器に対する当該操作部材による操作動作を受けてロック片を上方へ押圧する解除部材が設けられ、この解除部材による上方押圧によって係止部とロック片との係合を外すように構成されている。
【0008】
このように操作部材は、外容器から内容器を取り出すときにあって内容器を押し上げることだけを目的としたものではなく、内容器と外容器との係脱を行うための係止部とロック片とに対して、それらが係合しているときのロック片に、係合状態を解除させるべく作用することを主目的としたものである。すなわち、この操作部材により、確実な係合解除
を行えるようになるので、係止部とロック片とを強い係合作用で係合させる構成を採用することができるのである。
そのため、外容器に対して内容器を着脱する場合にはその着脱が容易に行えるものでありながら、外容器に対して内容器を収納させた状態では互いの結合状態がガタツキも離脱もなく、しっかりと保たれる、といった効果を得ることができる。また、外容器及び内容器の製造が、寸法精度に関連して難しくなりすぎるということもない。
【0009】
なお、内容器及び外容器がそれぞれ底壁を有したものとされており、これらの底壁のうち一方に係止部が設けられ、他方にロック片が設けられ、前記操作部材は外容器の底壁に対して不分離又は着脱自在に設けられ、外容器の底壁には嵌合口部が設けられ、操作部材には外容器の底壁下方から嵌合口部に嵌合する状態で解除部材が設けられ、操作部材の操作動作を受けて嵌合口部内を解除部材が移動することによって当該解除部材がロック片を上方へ押圧して係止部とロック片との係合を外すように構成されたものとすることができる。
【0010】
また、前記内容器の上部開口を着脱自在に塞ぐ蓋部材が設けられ、前記操作部材を蓋部材で構成すべく蓋部材に解除部材が設けられ、外容器の嵌合口部に蓋部材の解除部材を嵌合させて、蓋部材を外容器に対して上方に押圧操作することによって、解除部材がロック片を押圧して係止部から外れるようにロック片を弾性変形させる構成を採用することができる(後述の第2、第3実施形態参照)。
このようにすることで、操作部材と蓋部材とを一つの部材として兼用できることになり、部品点数の少数化が可能となって低コスト化に有益となる。また蓋部材が把持し易く、操作部材として使用するときの押上操作が容易となるので、係止部とロック片との係合解除が実施し易いものとなる。
【0011】
また、前記操作部材が外容器の底壁に上下移動可能に嵌合保持され、操作部材を外容器に対して上方に押圧操作することによって、解除部材がロック片を押圧して係止部から外れるようにロック片を弾性変形させる構成を採用してもよい(後述の第1実施形態参照)。
このようにすることで、操作部材を外容器に組み込んだ構成にできる(いちいち分離させる必要がなくなる)ため、操作が容易となる利点があると共に、操作部材の紛失を防止することも可能となる。また操作部材の存在が明確で、誰にでも判りやすいので、係止部とロック片との係合解除が実施し易いものとなる。
【0012】
具体的な構成としては、前記ロック片が内容器の底壁に設けられ、前記係止部が外容器の底壁に設けられ、外容器の底壁に操作部材を上下移動可能に収納保持する収納凹部が設けられ、外容器に内容器を収納したとき、ロック片が係止部に係合すると共にロック片が解除部材を下方に押圧して操作部材を収納凹部内を下方移動させるように構成され、操作部材を上方に押圧操作したとき、操作部材が収納凹部内を上方に移動して解除部材がロック片を係止部から外れるように弾性変形させると共に、解除部材がロック片を上方に押圧して内容器を外容器に対して上方に移動させるようにすることができる。
【0013】
操作部材が外容器の底壁下部で回動自在に保持され、この操作部材に設けられた解除部材は、外容器の外周部に沿う方向で傾斜する上面を有すると共に、操作部材の回動操作によって嵌合口部内を横移動自在に設けられ、操作部材を外容器に対して回動操作することによって、解除部材がロック片を徐々に押し上げて係止部から外れるようにロック片を弾性変形させるように構成することも可能である(後述の第4実施形態参照)。
なお、前記内容器の底壁にロック片が周方向に間隔をおいて複数設けられ、前記外容器の底壁に係止部が周方向に間隔をおいて複数設けられ、内容器と外容器との間に、複数のロック片と複数の係止部とが周方向に一致するように、外容器に対して内容器を周方向に位置決めする機構が設けられたものとするのが好適である。
【0014】
本発明に係る容器装置では、操作部材を外容器内へ上方から嵌め入れるようにし、この操作部材を外容器の下方から押上操作するように構成することもできる。この場合、外容器の底壁に嵌合口部を設ける必要はない。場合によっては、外容器に対して底壁を設けること自体、省略することも可能である(後述の第5実施形態参照)。
【発明の効果】
【0015】
本発明に係る容器装置では、外容器に対して内容器を着脱する場合にはその着脱が容易に行えるものでありながら外容器に対して内容器を収納させた状態では互いの結合状態がガタツキも離脱もなく、しっかりと保たれるようになっている。また外容器及び内容器の製造が寸法精度に関連して難しくなりすぎるということはない。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明に係る容器装置の第1実施形態を示した側断面図である。
【図2】第1実施形態において内容器を交換する様子を示した側断面図である。
【図3】第1実施形態で採用された外容器及び操作部材を示した一部破砕斜視図である。
【図4】図3から操作部材を上方へ押圧操作した状況にして示した一部破砕斜視図である。
【図5】第1実施形態に対する変形例を示した要部側断面図である。
【図6】本発明に係る容器装置の第2実施形態を示した側断面図である。
【図7】第2実施形態で採用された内容器及び交換用蓋部材を示した側断面図である。
【図8】第2実施形態において内容器を交換する様子を示した側断面図である。
【図9】本発明に係る容器装置の第3実施形態において内容器を交換する様子を示した側断面図である。
【図10】本発明に係る容器装置の第4実施形態について外容器及び操作部材を示した一部破砕斜視図である。
【図11】図10から操作部材を回動操作した状況にして示した一部破砕斜視図である。
【図12】図11のA−A線矢視に対応した部分で操作部材の回動操作前の状況を示した要部断面図である。
【図13】図12から操作部材を回動操作した状況にして示した要部断面図(図12のA−A線断面図に相当)である。
【図14】本発明に係る容器装置の第5実施形態について外容器及び操作部材を示した一部破砕斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づき説明する。
[第1実施形態]
図1乃至図4は、本発明に係る容器装置1の第1実施形態を示している。本第1実施形態の容器装置1は、有底筒状の外容器2と、この外容器2内に収納される有底筒状の内容器3と、この内容器3の上部開口を塞ぐことのできる蓋部材4とを有していると共に、外容器2の底部に設けられる操作部材5を有している。
内容器3は、外容器2の上部開口を介して外容器2に着脱自在となっており、内容器3に収納された内容物が消費された場合の詰め替えなどとして、内容器3ごと、交換できるようになっている。
【0018】
外容器2は、底壁10と円筒状の側壁11とを有しており、側壁11の上端部には、側壁11の内周面側を同心円的に段落ち状に低くすることによって形成された段部12が設けられている。またこの段部12には、周方向に所定間隔をおいて深さ方向に凹み形成された位置決め凹部13が設けられている。この位置決め凹部13は、側壁11の内周面(外容器2としての容器内)で開口されたものとなっている。
内容器3は、底壁17と円筒状の側壁18とを有しており、側壁18の上部には、その外周面を取り囲むように雄ねじ部19が形成されている。またこの雄ねじ部19より下方位置となる側壁18の上部外周面には、周方向に所定間隔をおいて径方向外方へ突出する位置決め凸部20が設けられている。
【0019】
なお図示は省略するが、内容器3の側壁18には、周方向で隣接する位置決め凸部20相互の上端位置同士を繋ぐように、外周方向へ張り出す状態でフランジが設けられており
、このフランジによって内容器3としての剛性が高められている。このフランジは、外容器2に対して内容器3を収納したときに外容器2の段部12に嵌合するようになっている。
この位置決め凸部20が設けられる周方向の間隔及び個数は、外容器2の側壁11に対して位置決め凹部13が設けられる周方向の間隔及び個数と同じとされ、また個々の位置決め凸部20の外形状及び大きさは、それぞれ、各位置決め凹部13にガタツキなく嵌るように形成されたものとなっている。
【0020】
更に、外容器2に内容器3を収納することで、外容器2の全ての位置決め凹部13に内容器3の全ての位置決め凸部20がそれぞれ、最も深く嵌合したとき(底付きしたとき)には、内容器3の雄ねじ部19が外容器2の上端部から上方へ突出するようになっている。これらのことから、外容器2に対する内容器3の収納状態は、位置決め凹部13と位置決め凸部20との相対的な周方向の係合作用を受けて、内容器3のガタツキや空回りが防止される。
この場合、外容器2に設けられた位置決め凹部13と、内容器3に設けられた位置決め凸部20とが係合することにより、外容器2に対して内容器3を周方向に位置決めする機構23が構成される。
【0021】
外容器2の底壁10は、側壁11によって囲まれる容器内スペースを上下に区画できるように、側壁11の内周面に対して全周的に接した平板状に形成されている。この底壁10は、外容器2の側壁11に対し、その下端から所定高さ上方となる位置に設けられており、これによって底壁10の下部には、下方へ向けて開放された収納凹部22が形成されるようになっている。この収納凹部22の内部に対して、操作部材5を上下移動可能に収納保持させることができる。
底壁10には、その上面から上方(外容器2内)へ向けて突出する状態で係止部25が設けられていると共に、この係止部25の突出下端に沿って当該底壁10を上下貫通する状態で嵌合口部26が形成されている。また、この嵌合口部26とは別の位置に、当該底壁10を上下貫通する状態でガイド孔27が形成されている。
【0022】
係止部25と嵌合口部26は、外容器2の底壁10に対してその周方向(底壁10の外周又は側壁11の内周に沿った方向を言う)に所定間隔をおいて複数設けられている。係止部25と嵌合口部26とは一対一対応の組み合わせとされており、各係止部25に対して、底壁10としての径方向内側となる位置に寄り添うようにして、嵌合口部26が配置されている。これに対してガイド孔27は、嵌合口部26と嵌合口部26との周方向間に配置されている。
係止部25は、周方向に沿って湾曲する壁状部分25aと、この壁状部分25aの上端部から底壁10の径方向内方へ爪先を突出させる向きで下り傾斜で設けられたフック部25bとを有したものとなっている。またこの係止部25には、フック部25bの中央を上下方向に通り抜ける縦溝28が形成されている。
【0023】
このような外容器2の底壁10に対し、内容器3には、その底壁17の下面から下方(外容器2の底壁10)へ向けて突出する状態でロック片32が設けられている。ロック片32は、内容器3の底壁17に対してその周方向(底壁17の外周に沿った方向を言う)に所定間隔をおいて複数設けられている。
ロック片32が設けられる周方向間隔は、外容器2の底壁10に対して係止部25が設けられる周方向間隔に対応させてある。またこのロック片32は、係止部25に設けられた縦溝28にガイドされつつ上下動自在になる柱状部分32aと、この柱状部分32aの下端部から底壁17の径方向外方へ爪先を突出させる向きで昇り傾斜で設けられたフック部32bとを有したものとなっている。柱状部分32aは、底壁17の径方向に沿って弾性変形が自在となっている。
【0024】
このようなことから、外容器2に内容器3を収納したときには、これら外容器2の係止部25(フック部25b)と内容器3のロック片32(フック部32b)とが互いに係合して、内容器3が外容器2から外れないようになる。またこれら係止部25とロック片32との係合状態は、ロック片32の柱状部分32aを弾性変形させることによって離脱さ
せることも自在に行えるものである。
外容器2と内容器3との間では、上記したように、外容器2の位置決め凹部13と内容器3の位置決め凸部20との係合によって、外容器2に対して内容器3を周方向に位置決めする機構23が構成されるため、複数の係止部25と複数のロック片32とは、周方向で一致する状況が確実に得られるようになっている。
【0025】
一方、操作部材5は、外容器2の底壁10下方に設けられた収納凹部22に収まるように円板状に形成されたもので、その上面(外容器2の底壁10に向く面)には解除部材40とガイド突起41とが突設されている。
解除部材40は、収納凹部22へ操作部材5を嵌め入れる際に、外容器2の底壁10に形成された嵌合口部26へ嵌め入れるようにすることで、底壁10の上方(外容器2内)へ突き抜けるようになっている。このとき、この解除部材40は嵌合口部26内を上下移動自在な状態に保持されるようになる。また解除部材40は、底壁10の上部で突出している係止部25に対し、その内面に沿って立ち上がる状態となり、この係止部25に形成された縦溝28内に挿入されるようになる。
【0026】
解除部材40の上端部には、外容器2の底壁10に対する径方向外方へ向けた下り傾斜面が形成されている。この解除部材40の上端部(下り傾斜面)は、外容器2の係止部25と内容器3のロック片32とが係合している状況下にあって、収納凹部22内で操作部材5を上方へ押し上げたとき、ロック片32を上方へ押圧するようになっている。またこの上方押圧時には、当該ロック片32に対し、係止部25との係合を外す方向へのけ反らせるような弾性変形を促すように作用する。
ガイド突起41は、収納凹部22へ操作部材5を嵌め入れる際に、外容器2の底壁10に形成されたガイド孔27へ嵌め入れるようにすることで、底壁10の上方(外容器2内)へ突き抜けるようになっている。このとき、このガイド突起41は、解除部材40が嵌合口部26内を上下移動自在となっているのと同様に、ガイド孔27内を上下動自在な状態に保持されるようになる。
【0027】
ガイド突起41の上端部にはヤジリ形の抜止フック41aが設けられており、ガイド孔27への刺し通しは、圧入状態とすることで可能になるが、一旦、ガイド孔27へ刺し通した後の引き抜きは不可能になっている。このことから、外容器2の底壁10に対して、操作部材5は不分離状態となっている。
なお、蓋部材4は、内容器3の上部外周部に設けられた雄ねじ部19に螺合して、内容器3の上部に着脱自在となっている。本第1実施形態において蓋部材4は、内部材45とこの内部材45に外嵌する外部材46とで二重の一体構造になったものを示してあり、内部材45の周壁内周面に、雄ねじ部19と螺合可能な雌ねじ部47が設けられたものとしてある。
【0028】
次に、上記構成を具備して成る容器装置1について、その使用状況を説明する。
図1に示すように、内容器3(内容物が収納されているものとする)は、当初、その上部開口が蓋部材4によって着脱自在な状態に塞がれていると共に、外容器2に収納されている。このとき、外容器2の係止部25と内容器3のロック片32とが上下方向で係合状態になっており、外容器2から内容器3が脱出することはない。また、外容器2の位置決め凹部13と内容器3の位置決め凸部20とが周方向で係合状態になっており、外容器2内で内容器3がガタツキを生じたり空回りしたりすることもない。
【0029】
従って、外容器2を把持し、蓋部材4を回転させるようにすることで、内容器3に対する蓋部材4の螺合による着脱が簡単に行えるものであり、蓋部材4を外した状態での内容器3内の内容物を取り出すことも簡単に行える。
内容器3内の内容物が消費されたときは、内容器3に蓋部材4を装着した状態のまま、外容器2の底部に設けられた操作部材5を収納凹部22内で上方へ押圧操作する。これにより、外容器2の底壁10に設けられた嵌合口部26内で、操作部材5に設けられた解除部材40が上方移動するようになり、この解除部材40が、外容器2の底壁10上に突設された係止部25の縦溝28にガイドされつつ、内容器3に設けられたロック片32に当接する。
【0030】
そのため、解除部材40の上端部(下り傾斜面)がロック片32を上方へ押圧するようになることで、ロック片32は、係止部25との係合を外す方向へのけ反る方向へ弾性変形し(図2参照)、係止部25とロック片32との係合が解除される。操作部材5の押圧操作を続ける(更に上方へ押圧する)と、解除部材40がロック片32を上方へ押し上げることになるので、これによって外容器2から内容器3を浮き上がらせることができる。
外容器2から空の内容器3を取り出した後、内容物が詰まった新しい内容器3を外容器2へ収納する。なお、このとき新しい内容器3には蓋部材4を装着しておくのが好適であるが、この蓋部材4は、新しい内容器3ごとに付属させたものとしても可能であるし、外容器2から取り出した空の内容器3のものを流用させる(使い回す)ようにしてもよい。
【0031】
外容器2に内容器3を収納すると、内容器3のロック片32が外容器2の係止部25に係合するようになる、また、ロック片32は、操作部材5の解除部材40を下方に押圧するようになり、操作部材5は外容器2の収納凹部22内で下方へ移動するようになる。かくして、外容器2内に内容器3が収納され、外容器2の底部(収納凹部22内)で操作部材5が次の押圧操作に控えるべくセットされた状態(図1の状態)に戻るようになる。
以上説明したところから明かなように、操作部材5はロック片32を弾性変形させて係止部25との係合を解除させることを主目的としたものであって、内容器3を直接的に押し上げることだけを目的としたものではない。そのため、係止部25とロック片32とを係合させるための構造自体としては、強い係合作用を発生させることのできる構成を採用可能である。
【0032】
これにより、外容器2に対して内容器3を着脱する場合にはその着脱が容易に行えるものでありながら、外容器2に対して内容器3を収納させた状態では互いの結合状態がガタツキも離脱もなく、しっかりと保たれる、といった効果を得ることができる。また、外容器2及び内容器3の製造が、寸法精度に関連して難しくなりすぎるということもない。
[第1実施形態に対する変形例]
図5は、第1実施形態の一部構造を変更したものである。その変更点は、外容器2の底壁10に設けられた係止部25が、底壁10の径方向外方へ向けてフック部25bを突出させるようになっており、且つ、内容器3の底壁17に設けられたロック片32が、底壁17の径方向内方へ向けてフック部32bを突出させるようになっている点にある。
【0033】
また、操作部材5に設けられた解除部材40についても、その上端部が、外容器2の底壁10に対する径方向内方へ向けた下り傾斜面として形成されている。
従って、外容器2から内容器3を取り出すに際して操作部材5を上方へ押圧操作したとき、操作部材5に設けられた解除部材40がロック片32を上方へ押圧することで、このロック片32は、内容器3の底壁17に対してその径方向外方へのけ反るように弾性変形し、係止部25との係合を解除させるようになる。
この他の構成及び作用効果については、第1実施形態と略同様であるので、ここでの詳説は省略する。
[第2実施形態]
図6乃至図8は、本発明に係る容器装置1の第2実施形態を示している。本第2実施形態の容器装置1が前記第1実施形態と最も異なるところは、操作部材5と蓋部材4とが一つの部材として構成され、兼用されるようになっている点にある。すなわち、図7に示すように、蓋部材4にはその上面から上方へ突出する状態で解除部材40が設けられており、この解除部材40を使用するときに操作部材5としての作用を奏するものである。
【0034】
具体的に説明すると、本第2実施形態において使用する蓋部材4には2種類あって、そのうちの一種は、図6に示すように、容器装置1として外容器2に収納された内容器3に対して当初から装着されたもの(以下の説明では「初期用蓋部材4A」と言う)である。この初期用蓋部材4Aは、第1実施形態で説明した蓋部材4と略同じもので、内部材45とこの内部材45に外嵌する外部材46とで二重の一体構造になっており、また内部材45の周壁内周面に雌ねじ部47が設けられている。
また2種類ある蓋部材4のうち、他の一種は、図7に示すように、詰め替え用として準備される内容器3に対して装着されたもの(以下の説明では「交換用蓋部材4B」と言う
)である。この交換用蓋部材4Bが操作部材5と兼用とされるものである。なお、本第2実施形態に示した交換用蓋部材4Bは、初期用蓋部材4Aから外部材46を省略し、内部材45の上面に解除部材40を追加させたような構造としてあり、且つ、解除部材40は、内容器3の側壁18と同心となる円環状の壁形状に形成したものとしてある。
【0035】
このような操作部材5に対し、外容器2では、底壁10の下面に解除部材40を嵌め入れる円環状の溝50が形成されている。言うまでもなく、この円環状の溝50は底壁10を上下に貫通する程の深さを有してはおらず、溝50で囲まれた内側の領域でも底壁10が存在するようになっている。
なお、本第2実施形態では外容器2の底部へ操作部材5を収納させるものではないので、底壁10は側壁11の下端位置に設けられており、第1実施形態で説明した収納凹部22も設けられていない。
【0036】
外容器2の底壁10には、円環状の溝50に対してその周方向の複数箇所を上下貫通ささせるようにして嵌合口部26が形成されている。また底壁10の上面側でこの嵌合口部26が開口する部分には、底壁10に対する径方向外側から径方向内方へ向けてフック部25bを突出させて、係止部25が設けられている。すなわち、本第2実施形態では、係止部25は嵌合口部26内でフック部25bのみを有して設けられている(第1実施形態で説明した壁状部分25aに相当するものは有していない)。
このような構成を具備して成る第2実施形態の容器装置1では、内容器3内の内容物が消費されたときに、まず、内容物が詰まった新しい内容器3(図7参照)から交換用蓋部材4Bを取り外し(なお、必ずしも取り外さなくても良い)、この交換用蓋部材4Bに設けられた解除部材40を、図8に示すように、外容器2の底壁10に形成された円環状の溝50へ嵌め込むようにする。
【0037】
この状態で交換用蓋部材4Bを外容器2に対して上方に押圧操作すると、円環状の溝50内に設けられた嵌合口部26に対して交換用蓋部材4Bの解除部材40(円環状を呈する壁形状の一部)が嵌合するようになる。そのため、この解除部材40は、嵌合口部26内の係止部25に対して係合状態にある内容器3のロック片32を押圧し、このロック片32を係止部25から外れるように弾性変形させることになる。
このような第2実施形態の容器装置1では、操作部材5と蓋部材4とが一つの部材として構成され、兼用されることに起因して、部品点数の少数化が可能となっており、もって低コスト化に有益となる。その他の構成及び作用効果については、第1実施形態と略同様であるので、ここでの詳説は省略する。
[第3実施形態]
図9は、本発明に係る容器装置1の第3実施形態を示している。本第3実施形態の容器装置1では、前記した第2実施形態と略同様であるが、次の点が唯一異なっている。すなわち、本第3実施形態では、交換用蓋部材4Bに設けられた解除部材40に対し、その外周面に雄ねじ部55が設けられていると共に、外容器2の底壁10に設けられた円環状の溝50に対し、その内周面に雌ねじ部56が設けられ、これら雄ねじ部55と雌ねじ部56とが螺合可能になっている。
【0038】
このような構成であるため、交換用蓋部材4Bの解除部材40を、外容器2における円環状の溝50へ嵌め込む際に、雄ねじ部55と雌ねじ部56とによる螺合を行うことになり、解除部材40によるロック片32の押圧を、より一層、確実で且つ容易に行えるようになるという利点が得られるものである。
[第4実施形態]
図10乃至図12は、本発明に係る容器装置1の第4実施形態を示している。本第4実施形態の容器装置1は、第1実施形態(図1乃至図4参照)とよく似た構成であって、外容器2の底壁10に係止部25と嵌合口部26、及びガイド孔27が設けられており、また内容器3の底壁17にロック片32が設けられている。また外容器2の底壁10下方に操作部材5が設けられ、この操作部材5の上面(外容器2の底壁10に向く面)には解除部材40とガイド突起41とが突設されている。
【0039】
本第4実施形態が第1実施形態と最も異なるところは、本第4実施形態では操作部材5
を外容器2に対して回動操作するようになっている点にある。
外容器2に対して操作部材5の回動操作を可能にさせるため、外容器2の底壁10に設けられた嵌合口部27及びガイド孔27は、いずれも底壁10の外周部に沿った円弧カーブを有して形成されている。また、操作部材5に設けられた解除部材41は嵌合口部27内を円弧軌跡で横移動自在となり、ガイド突起41はガイド孔27内を円弧軌跡で横移動自在となるように、それぞれ、円弧壁状に起立形成され、且つ周方向の幅が小さく形成されている。
【0040】
なお、操作部材5には、回動操作を容易且つ確実にさせるため、下面側へ突出する摘み片59が設けられたものとなっている。
解除部材40の上面は、外容器2の係止部25と内容器3のロック片32とが係合している状況下にあって、収納凹部22内で操作部材5を回動操作したとき、ロック片32を上方へ押圧するようになっている。そしてこの解除部材40は、上面が、外容器2の外周部に沿う方向で傾斜するようになっている。
そのため、操作部材5を外容器2に対して回動操作することによって、解除部材40がロック片32を徐々に押し上げるようになり(押し上げる量が増えてゆき)、やがてロック片32は、係止部25との係合を外す方向へのけ反るように弾性変形してゆくようになる。操作部材5の回動操作を続ければ、最終的にロック片32は、係止部25から外れるようになる。
【0041】
操作部材5の操作方法及びこの操作に伴うロック片32と係止部25との係合解除動作などが異なる点を除いて、その他の構成及び作用効果については、第1実施形態と略同様であるので、ここでの詳説は省略する。
[第5実施形態]
図14は、本発明に係る容器装置1の第5実施形態を示している。本第5実施形態の容器装置1も、基本的なところでは第1実施形態(図1乃至図4参照)とよく似た構成である。すなわち、外容器2の底壁10に係止部25が設けられており、また内容器3の底壁17にロック片32が設けられている。また外容器2の底壁10に操作部材5が設けられ、この操作部材5の上面(外容器2の底壁10に向く面)には解除部材40が突設されている。
【0042】
本第5実施形態の容器装置1が第1実施形態と最も異なるところは、操作部材5が外容器2の内部に対してその上方から嵌め入れられている点にある。この操作部材5には、下方へ突出する操作釦部62が設けられており、外容器2の底壁10には、この操作釦部62を貫通させて外容器2の下方から露呈させるようにする釦口63が形成されている。
外容器2の係止部25と内容器3のロック片32とが係合する位置に対し、操作部材5に設けられた解除部材40を確実に位置合わせさせるため、操作部材5に設ける操作釦部62と外容器2の底壁10で開口させる釦口63とは、互いに回り止め(外容器2の周方向での回転を阻止する構造)ができる挿通関係としてある。例えば、操作釦部62の平面視形状及び釦口63の開口形状をそれぞれ四角形にする等の対策が施されている。
【0043】
また、外容器2から内容器3を取り出した後の状態として、外容器2内から操作部材5が脱出してしまうのを防止する(脱出しないまでも操作釦部62が釦口63から外れるのを防止する)ため、操作釦部62には、抜止突起65を突設させておくのが好ましい。
このような第5実施形態では、外容器2の下方で、底壁10の釦口63から露呈する操作釦部62を押圧することで、操作部材5を押し上げ、もって、この操作部材5に設けられた解除部材40により、係止部25とロック片32との係合を外すようにする。
なお、本第5実施形態では、外容器2の底壁10に対し、嵌合口部26やガイド孔27を設ける必要はない。また操作部材5に対してガイド突起41を設ける必要もない。
[その他]
本発明は、上記各実施形態に限定されるものではなく、実施の形態に応じて適宜変更可能である。
【0044】
例えば、外容器2の底壁10にロック片32(要するに嵌合凸部40により弾性変形されられる方の部材)を設け、内容器3の底壁17に係合部25を設けるようにしてもよい

蓋部材4は、内容器3の上部に螺合させるようにする他、外容器2の上部に螺合させるようにしてもよい。また内容器3の上部開口内周面に雌ねじ部を形成させ、この雌ねじ部に螺合させるような雄ねじ部を蓋部材4に設けて螺合させるようにしてもよい。更に蓋部材4は、内容器3又は外容器2に対してヒンジ結合させることで揺動開閉させるような構造や、水平方向の直線的なスライド開閉構造、水平方向の旋回による開閉構造など、各種の構造を採用することも可能である。
【0045】
第5実施形態(図14参照)等において、外容器2の底壁10を省略することも可能である。例えば、外容器2の側壁11に対し、その内周面に直接、係止部25(フック部25bのみでもよい)を設けておき、この係止部25に対して内容器3に設けたロック片32が係脱自在となるようにしておく。そして、この係止部25よりも下方位置となるようにして、外容器2における側壁11の内周面(底壁10が無いので収納凹部22も無いものとする)に沿わせるように、直接、操作部材5を上下動自在なように設けておく。
この場合、外容器2の側壁11と操作部材5との間で、回り止めを行う機構や不分離にする機構などの適宜対策を、必要に応じて施しておけばよい。
【0046】
第1実施形態(図1乃至図4参照)や第5実施形態(図14参照)において操作部材5を上下方向へ操作するのを実現するため、或いは、第4実施形態(図10乃至図12参照)において操作部材5を回動操作するのを実現するため、図示は省略するが、次のような構成を採用することもできる。
すなわち、操作部材5に対し、外容器2の側壁11を貫通してその外周面へ露呈するようなスライド操作部を設けておき、このスライド操作部を、外容器2の側壁11に沿わせて、上下方向又は周方向へスライド操作させるようにする構成である。
【産業上の利用可能性】
【0047】
本発明に係る容器装置1は、化粧品や整髪料、薬などを収納する容器として、特に好適に採用可能である。なお、内容物が限定されるものではない。
【符号の説明】
【0048】
1 容器装置
2 外容器
3 内容器
4 蓋部材
5 操作部材
10 外容器の底壁
17 内容器の底壁
22 収納凹部
23 位置決めする機構
25 係止部
26 嵌合口部
32 ロック片
40 解除部材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
内容物を収納する内容器(3)を交換できるように、外容器(2)に内容器(3)を着脱自在に収納保持するようにした容器装置において、
内容器(3)又は外容器(2)の一方に係止部(25)が設けられ、他方に、外容器(2)に内容器(3)を収納したときに内容器(3)を外容器(2)から外れないように係止部(25)に係脱自在に係合するロック片(32)が設けられ、
外容器(2)に対して操作部材(5)が設けられ、
操作部材(5)には、外容器(2)に対する当該操作部材(5)による操作動作を受けてロック片(32)を上方へ押圧する解除部材(40)が設けられ、この解除部材(40)による上方押圧によって係止部(25)とロック片(32)との係合を外すように構成されている
ことを特徴とする容器装置。
【請求項2】
内容器(3)及び外容器(2)がそれぞれ底壁(17,10)を有したものとされており、これらの底壁(17,10)のうち一方に係止部(25)が設けられ、他方にロック片(32)が設けられ、
前記操作部材(5)は外容器(2)の底壁(10)に対して不分離又は着脱自在に設けられ、
外容器(2)の底壁(10)には嵌合口部(26)が設けられ、
操作部材(5)には外容器(2)の底壁(10)下方から嵌合口部(26)に嵌合する状態で解除部材(40)が設けられ、
操作部材(5)の操作動作を受けて嵌合口部(26)内を解除部材(40)が移動することによって当該解除部材(40)がロック片(32)を上方へ押圧して係止部(25)とロック片(32)との係合を外すように構成されている
ことを特徴とする請求項1記載の容器装置。
【請求項3】
前記内容器(3)の上部開口を着脱自在に塞ぐ蓋部材(4)が設けられ、
前記操作部材(5)を蓋部材(4)で構成すべく蓋部材(4)に解除部材(40)が設けられ、
外容器(2)の嵌合口部(26)に蓋部材(4)の解除部材(40)を嵌合させて、蓋部材(4)を外容器(2)に対して上方に押圧操作することによって、解除部材(40)がロック片(32)を押圧して係止部(25)から外れるようにロック片(32)を弾性変形させる
ことを特徴とする請求項2記載の容器装置。
【請求項4】
前記操作部材(5)は外容器(2)の底壁(10)に上下移動可能に嵌合保持され、操作部材(5)を外容器(2)に対して上方に押圧操作することによって、解除部材(40)がロック片(32)を押圧して係止部(25)から外れるようにロック片(32)を弾性変形させる
ことを特徴とする請求項2記載の容器装置。
【請求項5】
前記ロック片(32)が内容器(3)の底壁(10)に設けられ、
前記係止部(25)が外容器(2)の底壁(10)に設けられ、
外容器(2)の底壁(10)に操作部材(5)を上下移動可能に収納保持する収納凹部(22)が設けられ、
外容器(2)に内容器(3)を収納したとき、ロック片(32)が係止部(25)に係合すると共にロック片(32)が解除部材(40)を下方に押圧して操作部材(5)を収納凹部(22)内を下方移動させるように構成され、
操作部材(5)を上方に押圧操作したとき、操作部材(5)が収納凹部(22)内を上
方に移動して解除部材(40)がロック片(32)を係止部(25)から外れるように弾性変形させると共に、解除部材(40)がロック片(32)を上方に押圧して内容器(3)を外容器(2)に対して上方に移動させるように構成されている
ことを特徴とする請求項4に記載の容器装置。
【請求項6】
前記操作部材(5)は外容器(2)の底壁(10)下部で回動自在に保持され、
この操作部材(5)に設けられた解除部材(40)は、外容器(2)の外周部に沿う方向で傾斜する上面を有すると共に、操作部材(5)の回動操作によって嵌合口部(26)内を横移動自在に設けられ、
操作部材(5)を外容器(2)に対して回動操作することによって、解除部材(40)がロック片(32)を徐々に押し上げて係止部(25)から外れるようにロック片(32)を弾性変形させる
ことを特徴とする請求項2記載の容器装置。
【請求項7】
前記内容器(3)の底壁(10)にロック片(32)が周方向に間隔をおいて複数設けられ、
前記外容器(2)の底壁(10)に係止部(25)が周方向に間隔をおいて複数設けられ、
内容器(3)と外容器(2)との間に、複数のロック片(32)と複数の係止部(25)とが周方向に一致するように、外容器(2)に対して内容器(3)を周方向に位置決めする機構(23)が設けられている
ことを特徴とする請求項2乃至請求項6のいずれか1項に記載の容器装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公開番号】特開2010−195405(P2010−195405A)
【公開日】平成22年9月9日(2010.9.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−39264(P2009−39264)
【出願日】平成21年2月23日(2009.2.23)
【出願人】(000241625)エム・エフ・ヴィ株式会社 (22)
【Fターム(参考)】