説明

密封構造

【課題】組付作業の作業性の向上を図ることができるとともに、シール部材が十分なシール性を発揮しえる密封構造を提供する。
【解決手段】軸1の大径部12と小径部11との間の段差面13と、ハウジング2の軸孔20の大径部22と小径部21との間の段差面23と、の間に装着され、軸1に接触する内周側シールリップ31と、軸孔20に接触する外周側シールリップ32と、を有する樹脂製のシール部材3が、軸1の段差面13に取り付けられた状態で、軸1が軸孔20に挿入されることにより組み立てられる密封構造において、内周側シールリップ31及び外周側シールリップ32が、軸挿入前においては、軸1及び軸孔20に対して締め代のない寸法を有するとともに、軸挿入後において、内周側シールリップ31及び外周側シールリップ32を軸1及び軸孔20にそれぞれ押し付ける押付部24を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、密封構造に関するものである。
【背景技術】
【0002】
図5〜図7を参照して、従来例に係る密封構造について説明する。図5は、従来例に係る密封構造の模式的断面図である。図6は、他の従来例に係る密封構造の模式的断面図であり、(a)は軸がハウジングの軸孔に挿入される前の状態、(b)は軸がハウジングの軸孔に挿入された後の状態を示している。図7は、シール部材と相手部材との接触面の様子を示す断面拡大図である。
【0003】
図5に示す従来例は、軸100とハウジング200の軸孔との間の互いに対向する円筒面間において空気やフロンガスなどの気体を密封する密封構造であり、柔軟性のあるゴム材料からなるシール部材(Oリング等)300を用いている。しかしながら、使用温度(150℃以上の高温)やシール対象物(ゴムを膨潤させるような薬品など)の影響によっては、ゴム材料が使用できない場合がある。
【0004】
図6に示す他の従来例は、樹脂製のシール部材300aを用いている。樹脂製のシール部材300aは、使用温度やシール対象物による影響が少なく耐久性に優れているが、ゴム製のシール部材300に比べて硬いため、十分なシール性を発揮させるためには、相手面に対して高面圧を発生させて密着性を高める必要がある(図6(b)中のP)。図7に示すように、シール部材300aと相手部材(軸200)との接触面には無数の隙間が形成されるため、高い面圧で接触させて樹脂材を変形させることにより隙間を埋める必要がある。
【0005】
しかしながら、高面圧を発生させるために締め代(図6(a)中のI)を大きくすると、軸100をハウジング200の軸孔に挿入する際に、挿入荷重(抵抗)が高くなり作業性が低下するという問題がある。
【0006】
その他、関連する技術としては特許文献1、2に開示されたものがある。
【特許文献1】特開2002−147614号公報
【特許文献2】特開昭61−112866号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は上記の従来技術の課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、組付作業の作業性の向上を図ることができるとともに、シール部材が十分なシール性を発揮しえる密封構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、本発明における密封構造は、
大径部と小径部とが同心に形成された軸と、
大径部と小径部とが同心に形成されるとともに前記軸が挿通される軸孔を有するハウジングと、
前記軸の大径部と小径部との間の段差面と前記軸孔の大径部と小径部との間の段差面との間に装着され、前記軸外周面に接触する内周側シールリップと、前記軸孔内周面に接触する外周側シールリップと、を有することにより、前記軸と前記軸孔との間の環状隙間を密封する樹脂製のシール部材と、
を備え、
前記シール部材が前記軸の段差面または前記軸孔の段差面のうちの一方の段差面に取り付けられた状態で、前記軸が前記軸孔に挿入されることにより組み立てられる密封構造において、
前記内周側シールリップ及び前記外周側シールリップが、軸挿入前においては、前記軸の小径部及び前記軸孔の大径部に対して締め代のない寸法を有しており、
軸挿入後において、前記内周側シールリップ及び前記外周側シールリップを前記軸の小径部の外周面及び前記軸孔の大径部の内周面にそれぞれ押し付ける押付部を備えることを特徴とする。
【0009】
この構成によれば、軸が軸孔に挿入される前において、シール部材の各シールリップが相手部材に対して締め代がないので、軸を軸孔に挿入する際にシール部材によって挿入抵抗を生じることがない。したがって、軸の挿入作業の作業性が向上される。また、軸が軸孔に挿入された後においては、各シールリップが押付部によってそれぞれの相手部材に対して押し付けられることになり、適正なシール面を形成するのに必要な面圧の確保を図ることができる。ここで、「締め代」とは、異なる部材間において、設計寸法上、形状が重なる(干渉する)部分のことをいう。したがって、ここでいう「締め代のない寸法を有する」とは、内周側シールリップの径寸法における最小値が、軸の小径部の外周面の径寸法以上に設定され、外周側シールリップの径寸法における最大値が軸孔の大径部の内周面の径寸法以下に設定されていることをいう。
【0010】
前記シール部材が、前記内周側シールリップと前記外周側シールリップとの間に設けられ、他方の段差面に対向する方向に開口する溝部を有しており、
前記押付部が、前記他方の段差面から軸方向に突出して設けられ、前記軸が前記軸孔に挿入された状態において前記溝部を径方向に押し広げるように前記溝部に嵌り込む突起部であるとよい。
【0011】
この構成によれば、内周側シールリップと外周側シールリップとの間に設けられた溝部を突起部が径方向に押し広げることにより、軸挿入前において締め代を有さない各シールリップが相手部材に対して締め代を有するようにすることができる。
【0012】
前記突起部が前記溝部に接触する位置と、前記内周側シールリップ及び前記外周側シールリップにおいて径方向に最も突出するリップ先端の位置とが、軸方向において一致しているとよい。
【0013】
この構成によれば、突起部による押付力を各シールリップのシール面に直接的に伝えることができる。したがって、適正なシール面を形成するのに必要な面圧の確保をより効果的に図ることができる。
【0014】
前記内周側シールリップ及び/又は前記外周側シールリップが、リップ先端とは異なる位置において径方向に突出する突起を有するとよい。
【0015】
この構成によれば、突起部が溝部に接触する位置と、各シールリップのリップ先端の位置とが、軸方向に一致していなくても、突起を設けた箇所において面圧を発生させることができ、シール性を確保することができる。
【発明の効果】
【0016】
以上説明したように、本発明により、組付作業の作業性の向上を図ることができるとともに、シール部材が十分なシール性を発揮することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下に図面を参照して、この発明を実施するための最良の形態を、実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。ただし、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
【0018】
(実施例1)
図1〜図3を参照して、本発明の実施例1に係る密封構造について説明する。図1は、本実施例に係る密封構造を構成する各部材の模式的断面図であって、(a)は軸及びハウジングの模式的断面図であり、(b)はシール部材の模式的断面図である。図2は、本実施例に係る密封構造の模式的断面図である。図3は、本実施例に係る密封構造の模式的断面図であって、(a)は軸挿入前の様子、(b)は軸挿入後の様子をそれぞれ示している。
【0019】
本実施例に係る密封構造は、軸1と、該軸1が挿入される軸孔20を有するハウジング2と、軸1と軸孔20との間の環状隙間を密封するシール部材3と、を備えた構成となっている。
【0020】
軸1は、同心に形成される小径部11と大径部12とを有している。ハウジング2の軸孔20も、軸1に対応して、同心に形成される小径部21と大径部22と有している。すなわち、軸1が軸孔20に挿入された状態において、軸1の小径部11の外周面と軸孔20の小径部21の内周面、軸1の大径部12の外周面と軸孔20の大径部22の内周面、がそれぞれ対向した状態となるように構成されている。
【0021】
また、軸1の大径部12の外径は、軸孔20の小径部21の内径よりも大きく設定されており、軸1が軸孔20に挿入された状態において、軸1における小径部11と大径部12との間の段差面13と、軸孔20における小径部21と大径部22との間の段差面23とが、軸方向に互いに対向した状態となる。
【0022】
シール部材3は、段差面13と段差面23との間であって、軸1の小径部11の外周面11aと軸孔20の大径部22の内周面22aとが部分的に対向する領域に形成される環状の装着空間Sに装着される。
【0023】
シール部材3は、PTFE、PA、PEEK等の樹脂材料からなる環状のシール部材である。シール部材3は、シール本体30からそれぞれ軸方向に延びるように形成された内周側シールリップ31及び外周側シールリップ32が、軸1の小径部11の外周面11a及び軸孔20の大径部22の内周面22aにそれぞれ密着することにより、軸1と軸孔20との間の環状隙間を密封する。
【0024】
内周側シールリップ31は、シール本体30の軸方向一方(図の上方)側の端部における内周側から略軸方向に延びており、内径方向に突出するリップ先端31aを有している。外周側シールリップ32は、シール本体30の軸方向一方側の端部における外周側から略軸方向に延びており、外径方向に突出するリップ先端32aを有している。また、内周側シールリップ31と外周側シールリップ32は径方向に間隔を空けて設けられており、両者の間には軸方向一端側に開口する断面略U字状の溝33が形成されている。
【0025】
内周側シールリップ31及び外周側シールリップ32の初期寸法は、軸1の小径部11の外周面11a及び軸孔20の大径部22の内周面22aに対して締め代を有さない設定となっている。すなわち、内周側シールリップ31のリップ先端31aの径は、軸1の小径部11の径以上の寸法に設定されている。また、外周側シールリップ32のリップ先端
32aの径は、軸孔20の大径部22の径以下の寸法に設定されている。本実施例では、図3(a)に示すように、リップ先端32aと大径部22との間に径方向に隙間gが形成されるように設定されている。
【0026】
軸孔20の段差面23には、押付部として、軸方向他方(図の下方)側に突出する突起部24が段差面23に沿って環状に設けられている。突起部24は、シール部材3が軸1と軸孔20との間に形成される環状空間Sに装着された状態において、溝33に嵌り込むように構成されている。シール部材3は、軸1が軸孔20に挿入される前に軸1の段差面13に取り付けられており、軸1がハウジング2の軸孔20に挿入されることによって、環状空間Sに装着された状態となる。
【0027】
突起部24は、断面が略半円形状の、突出方向に向かって径方向の幅(外径と内径との差の2分の1)が徐々に狭くなる形状を有している。溝33は、開口部から溝底部に向かって径方向の幅(外径と内径との差の2分の1)が徐々に狭くなる略U字状(略半楕円状)の形状を有している。突起部24は、溝33よりも曲率が大きく、溝33内に完全に嵌り込んだ状態において溝33の側壁面に対して締め代を有する部分が部分的に設けられている。これにより、突起部24が溝33に嵌り込むことによって溝33が径方向に押し広げられ、内周側シールリップ31及び外周側シールリップ32は、それぞれ内径方向及び外径方向に押し倒されるような状態となって、軸1の小径部11の外周面11a及び軸孔20の大径部22の内周面22aに対してそれぞれ締め代を有する状態となる。
【0028】
すなわち、突起部24が溝33に嵌り込むことにより、内周側シールリップ31のリップ先端31aの径が、軸1の小径部11の径よりも小さくなり、外周側シールリップ32のリップ先端32aの径が、軸孔20の大径部22の径よりも大きくなる。これにより、内周側シールリップ31及び外周側シールリップ32は、軸1の小径部11の外周面11a及び軸孔20の大径部22の内周面22aにそれぞれ密着して、シール面を形成する。
【0029】
また、突起部24が溝33と接触する箇所(図2中の×印)は、内周側シールリップ31のリップ先端31a及び外周側シールリップ32のリップ先端32aの位置(図2中の○印)と、軸方向の位置が一致する(接触部と各リップ先端とが径方向に延びる1つの仮想線上に位置する)ように構成されている。これにより、突起部24が溝33を押し広げる力を、各リップ先端に最も直接的に伝えることができ、各シール面に十分な面圧を発生させることができる。なお、図2及び図3中のPは、各シールリップ31、32による面圧分布を表している。
【0030】
また、突起部24の高さ(段差面23からの軸方向の長さ)は、溝33の深さよりも低く(短く)設定されており、突起部24と溝33の溝底との間には隙間δが形成される。この隙間は、溝33の溝底部に過大な応力が発生するのを防止するとともに、各シールリップに適正な面圧を発生させるために設けられており、その大きさは、突起部24や溝33の形状とともに、各部材の寸法や仕様等に応じて適宜設定される。
【0031】
本実施例に係る密封構造によれば、図3(a)に示すように、軸1が挿入される初期段階においては、内周側シールリップ31及び外周側シールリップ32が、軸1の小径部11の外周面11a及び軸孔20の大径部22の内周面22aに対してそれぞれ締め代を有しておらず、軸1を軸孔20に挿入する際に挿入抵抗を発生させない。したがって、軸1の挿入作業の作業性が向上される。また、図3(b)に示すように、軸挿入後は、突起部24が溝33に嵌まり込むことによって各シールリップ31、32に締め代が発生し、面圧の高いシール面を形成することが可能となる。したがって、シール部材3の材料として樹脂材料を用いる場合において、各シールリップ31、32に締め代を設定しなくても、各シール面に生じる隙間を樹脂材の変形によって埋めることができるような高面圧を各シ
ール面に発生させ、十分なシール性を発揮させることが可能となる。
【0032】
また、従来のように、初期寸法において各シールリップ31、32に締め代を持たせることで、装着時に溝33が閉じるように変形して溝底部が圧縮状態となることがないので、溝33の溝底部に生じる変形は、突起部24による拡張変形のみとなる。したがって、溝33の溝底部に圧縮と引張の繰り返し応力が生じることがなく、溝33の溝底部の疲労破壊が抑制され、シール部材の耐久性の向上を図ることができる。
【0033】
なお、本実施例では、突起部24の断面形状が半円形のものとしているが、これに限られるものではなく、例えば、多角形状のものであってもよい。
【0034】
また、各シールリップを相手面に対して押し付ける押付部の構成としては、本実施例のように、ひとつの突起部24によって各シールリップを押し付ける構成に限られるものではなく、例えば、同心状に配置される大小一対の突起部を設けて、それぞれの突起部によって各シールリップを押し付けるような構成であってもよい。
【0035】
また、本実施例では、シール部材3が軸挿入前に予め取り付けられる部材を軸1としていたが、これに限られるものではなく、シール部材3がハウジング2の軸孔20の段差面23に取り付けられた状態で、軸1が軸孔20に挿入される組み付け方法であってもよい。
【0036】
(実施例2)
図4を参照して、本発明の実施例2に係る密封構造について説明する。図4は、実施例2に係るシール部材の模式的半断面図である。なお、ここでは、上記実施例1と共通する構成については同じ符号を付してその説明を省略する。
【0037】
本実施例は、シール部材3aの各シールリップ31、32に径方向に突出する突起31b、32bを設けたことを特徴としている。なお、他の構成については実施例1と同様であり、その説明は省略する。
【0038】
突起31b、32bは、リップ先端31a、32bを境に形成されるシールリップ31、32の傾斜面のうち、シール本体30側(軸方向他方側)の傾斜面上に設けられている。このような突起31b、32bを設けることにより、例えば、寸法誤差や経時的な変形等によって、突起部24と溝33との接触部の位置が各シールリップ31、32のリップ先端31a、32aの位置からずれてしまった場合でも、突起31b、32bによって面圧が発生し、シール性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】実施例1に係る密封構造を構成する各部材の模式的断面図である。
【図2】実施例1に係る密封構造の模式的断面図である。
【図3】実施例1に係る密封構造の模式的断面図である。
【図4】実施例2に係るシール部材の模式的半断面図である。
【図5】従来例に係る密封構造の模式的断面図である。
【図6】他の従来例に係る密封構造の模式的断面図である。
【図7】シール部材と相手部材との接触面の様子を示す断面拡大図である。
【符号の説明】
【0040】
1 軸
11 小径部
11a 外周面
12 大径部
13 段差面
2 ハウジング
20 軸孔
21 小径部
22 大径部
22a 内周面
23 段差面
3 シール部材
30 シール本体
31 内周側シールリップ
31a リップ先端
32 外周側シールリップ
32a リップ先端
33 溝

【特許請求の範囲】
【請求項1】
大径部と小径部とが同心に形成された軸と、
大径部と小径部とが同心に形成されるとともに前記軸が挿通される軸孔を有するハウジングと、
前記軸の大径部と小径部との間の段差面と前記軸孔の大径部と小径部との間の段差面との間に装着され、前記軸外周面に接触する内周側シールリップと、前記軸孔内周面に接触する外周側シールリップと、を有することにより、前記軸と前記軸孔との間の環状隙間を密封する樹脂製のシール部材と、
を備え、
前記シール部材が前記軸の段差面または前記軸孔の段差面のうちの一方の段差面に取り付けられた状態で、前記軸が前記軸孔に挿入されることにより組み立てられる密封構造において、
前記内周側シールリップ及び前記外周側シールリップが、軸挿入前においては、前記軸の小径部及び前記軸孔の大径部に対して締め代のない寸法を有しており、
軸挿入後において、前記内周側シールリップ及び前記外周側シールリップを前記軸の小径部の外周面及び前記軸孔の大径部の内周面にそれぞれ押し付ける押付部を備えることを特徴とする密封構造。
【請求項2】
前記シール部材が、前記内周側シールリップと前記外周側シールリップとの間に設けられ、他方の段差面に対向する方向に開口する溝部を有しており、
前記押付部が、前記他方の段差面から軸方向に突出して設けられ、前記軸が前記軸孔に挿入された状態において前記溝部を径方向に押し広げるように前記溝部に嵌り込む突起部であることを特徴とする請求項1に記載の密封構造。
【請求項3】
前記突起部が前記溝部に接触する位置と、前記内周側シールリップ及び前記外周側シールリップにおいて径方向に最も突出するリップ先端の位置とが、軸方向において一致していることを特徴とする請求項2に記載の密封構造。
【請求項4】
前記内周側シールリップ及び/又は前記外周側シールリップが、リップ先端とは異なる位置において径方向に突出する突起を有することを特徴とする請求項3に記載の密封構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2010−65810(P2010−65810A)
【公開日】平成22年3月25日(2010.3.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−235032(P2008−235032)
【出願日】平成20年9月12日(2008.9.12)
【出願人】(000004385)NOK株式会社 (1,527)
【Fターム(参考)】