説明

導光板の製造方法

【課題】発光素子を形成する際、発光素子の断線や短絡等の欠陥の発生を確実に防止することができる導光板の製造方法を提供する。
【解決手段】まず、コア用板材10の一方の面にコア15となる少なくとも1の突条12を形成する。コア用板材10の加工とは別に、基板21上に、クラッド24となる液状のクラッド材20を、上記突条12を埋設可能な厚さに塗布する。そして、上記基板21上のクラッド材20にコア用板材10の突条12を圧接した状態でクラッド材20の硬化し、突条12とクラッド24に形成される細溝22とが嵌合した構造を形成する。硬化後、コア用板材10の他方の面から研磨等の加工を行い、突条12をコア15となすとともにクラッド24の細溝22間の隔壁23の上面に、当該コアと一体に形成された膜状の被覆層を形成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は導光板の製造方法に関し、特に、複数条のコアが所定ピッチで平行に配設された導光板の製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、複写機、プリンタ、ファクシミリ、及びこれらの複合機等の画像形成装置では、高解像度の画像を短時間で印刷する機能が要求されている。高解像度の画像を印刷するためには、印刷画像の潜像を感光体上に形成する光源が、主走査方向に狭ピッチで露光できることが必要である。また、印刷を短時間で行うためには感光体上に潜像の形成を短時間で行うこと、すなわち、感光体への照射光量を十分大きくして、露光時間を短くすることが必要になる。
【0003】
上記光源に使用される代表的な発光素子として、LED(Light Emitting Diode)がある。しかし、このような発光素子を狭ピッチで配置するためには、発光素子を小さくする必要があるため、当該発光素子の発光面積は必然的に小さくなる。このため、発光面積の減少に伴って、発光素子が発する光量は小さくなり、発光素子を狭ピッチで配置することと、露光時間を短くすることとを両立させることは困難であった。
【0004】
後掲の特許文献1には、このような高解像度の画像印刷に対応した光源装置が開示されている。図4に示すように、特許文献1の光源200は、基板101上に感光体500の表面に対して垂直な方向(以下、光伝送方向という。)に伸びるコア(導光路)102が感光体500の表面に対して平行な方向(以下、主走査方向という。)に複数条配置された導光板100を備える。導光板100上には、各コア102の上面に前記光伝送方向に長い発光面を有する発光素子300が形成されている。
【0005】
この発光素子300が発した光Dは、コア102内で全反射を繰り返して、コア102の光伝送方向の一端面である出射面から出射する。なお、コア102の光伝送方向の他端面には反射材103が積層されており、光Dの漏れを少なくしている。
【0006】
上記のように、コア102から出射された光は、GI(Graded Index)ファイバレンズやロッドレンズ等の光伝送手段400を介して感光体500の表面に結像される。したがって、上記複数条のコアの出射面を、感光体500に形成される潜像の1画素に要求される面積と同じ面積にするとともに、画素間のピッチと同じピッチで配列することで、主走査方向に狭ピッチに配置された、大光量を出射可能な光源200を実現することができる。
【0007】
上記図4では、基板101上にコア102が単純に所定の間隔をおいて配設された導光板100を用いた光源200を概念的に示したが、現実には、各コア102上面への発光素子300の形成を容易にするために、各コア102の間にコア102よりも低屈折率のクラッド102aを介在させて導光板100の上面が平面になる構成が採用される。
【0008】
引き続き、このクラッド102aを備える導光板100の製造プロセスについて、想定される一事例を図5及び図6に基づいて説明する。なお、以下の内容は、本願発明の開発において検討した技術内容であって、文献公知発明に係るものではない。
【0009】
図5(a)に示すように、まず、スピンコートやスクリーン印刷等により基板101上に、熱硬化又はUV(Ultra Violet)硬化樹脂からなる液状のクラッド材102bを塗布した後、加熱やUV光照射等の硬化処理を行うことで、クラッド102aが成膜される。
【0010】
次に、クラッド102a上に、例えばUV硬化樹脂からなる液状の透光性を有するコア材102cが塗布される。このコア材102c上に、図5(b)に示すように、所定の間隔で複数条の開口部を有するマスク105が配置され、当該マスク105を介して上記コア材102cにUV光Eが照射される。このとき、マスク105によって遮光された部分に位置するコア材102cは硬化されない。したがって、硬化されていないコア材102cを、例えば、有機溶剤等を用いて洗浄除去することで、図5(c)に示すように、上記マスク105に対応するコア102のパターンが形成される。
【0011】
続いて、図5(d)に示すように、コア102の各パターン間に液状のクラッド材102bを充填して硬化処理を行い、各コア102をクラッド102aで被覆する。最後に、上記クラッド102aを上面から研磨して上記コア102の表面を露出させることで、導光板100が得られる(図5(e))。
【0012】
以上のようにして形成された導光板100の各コア102の上面に、有機あるいは無機の発光材料を用いた発光素子300が形成される。すなわち、蒸着やスピンコート等により、下層電極301、発光層302がサブミクロンオーダの膜厚で順に形成され、発光層302上に上層電極303が形成される。各層は各コア102上に個別に形成されてもよいが、ここでは、製造プロセスを容易にするために、下層電極301は各コア102に個別な透明電極を形成し、発光層302と上層電極303は各発光素子300で共通の層(全下層電極301を覆う単一の層)を形成している(図5(f))。この場合、発光層302の膜厚は、その材質に応じて良好な発光特性が得られる範囲の膜厚に設定される。また、下層電極301の膜厚は発光層302が各下層電極301を確実に被覆できるように、発光層302の膜厚以下の膜厚に設定される。また、上層電極303は、当該上層電極303自身の電気抵抗が発光層302の発光特性を劣化させない程度の膜厚に設定される。
【0013】
一方、コア材102としてガラス材等の非感光性の材料が使用される場合、上述のマスク105を介したUV光照射によってコア102のパターンを形成することができない。この場合、導光板100は、図6に示す製造プロセスにより形成される。
【0014】
まず、上記と同様に、基板101上に成膜されたクラッド102a上にコア材102cが成膜される(図6(a))。
【0015】
次に、コア材102c上に、所定間隔で配置された窒化膜等からなるマスクパターン106が、例えば、フォトリソグラフィにより形成される(図6(b))。そして、当該マスクパターン106をエッチングマスクとして、上記コア材102cに対するエッチングが行われ、コア102のパターンが形成される(図6(c))。
【0016】
続いて、上記マスクパターン106をリン酸等で除去した後、上記と同様に、コア102の各パターン間に液状のクラッド材102bを充填して硬化処理を行い、コア102を被覆するクラッド102aを形成する(図6(d))。
【0017】
その後、上記と同様に、コア102を被覆したクラッド102aを上面から研磨して上記コア102の表面を露出させることで、導光板100が得られる(図6(e))。
【0018】
更に、以上のように形成された導光板100の各コアの上面に、上記と同様にして有機発光材料等を用いた発光素子が形成される(図6(f))。
【特許文献1】国際公開第2004/039595号パンフレット
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0019】
上述の製造プロセスにおいて、各発光素子300を欠陥なく形成するためには、導光板100の上面が平滑面であることが要求される。しかしながら、コア102には主にガラス材等が使用され、クラッド102aには樹脂材料が使用されるため、導光板100の上面に対して行う研磨加工では、高硬度のコア102と低硬度のクラッド102aとが混在する面を研磨することになる。
【0020】
このように硬度差のある材質が混在する面に対して研磨を行った場合、高硬度のコア102に比べ低硬度のクラッド102aの研磨量が大きくなる。このため、研磨後のコア102の上面はクラッド102aの上面よりも突出した状態となり、コア102とクラッド102aとの界面に段差が形成されてしまう。
【0021】
上述のように、各発光素子300の発光層302や上層電極303は導光板100の上面全体を覆う層として形成される。しかしながら、上記研磨に起因する段差が生じた状態で、導光板100の上面全体を覆う層を形成した場合、図7に矢印Aで示す段差において、上層電極303が断線する場合がある。また、断線に至らなかった場合でも、発光層302を挟んで電気的に分離されるべき下層電極301と上層電極303とが短絡したりするなどの欠陥が発生することがある。また、仮にこのような発光素子300の欠陥が製造時に顕在化しなかった場合でも、上記段差の存在により発光素子の長期信頼性は確実に低下する。
【0022】
本発明は、上記の事情に基づいて提案されたものであって、発光素子の断線や短絡という欠陥の発生を確実に防止することができる画像形成装置等の光源に用いる導光板の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0023】
本発明は、上記目的を達成するために以下の手段を採用している。すなわち、本発明に係る導光板の製造方法は、まず、透光性を有するコア用板材の一方の面にコアとなる少なくとも1の突条を、例えば、フォトリソグラフィ及びエッチングにより形成する。また、上記コア用板材の加工とは別に、基板上に、クラッドとなる液状のクラッド材を、前記突条を埋設可能な厚さに塗布する。
【0024】
そして、上記基板上の液状のクラッド材に、前記コア用板材の突条を圧接した状態で、クラッド材の硬化処理を行い、上記突条に対応する位置に細溝を有するクラッドを形成するとともに、上記突条とクラッドに形成される細溝とが嵌合した構造を形成する。この硬化処理が完了した後、前記コア用板材の他方の面から研磨等の加工を行い、上記突条をコアとなすとともに前記クラッドの細溝間の隔壁上面に、当該コアと一体に形成された膜状の被覆層を形成する。
【発明の効果】
【0025】
本発明によれば、従来のように研磨時に導光板の表面に段差が形成されることがない。したがって、本発明により製造された導光板表面に発光素子が形成された場合でも、発光素子に断線や短絡という欠陥が発生することを確実に防止することができる。また、本発明により製造された導光板表面に形成される発光素子には、段差に起因する局部的な膜厚減少がないため、発光素子の長期信頼性を向上させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0026】
以下、本発明の一実施の形態を図面に従って詳細に説明する。図1及び図2は、本実施の形態に係る導光板及び当該導光板を用いた光源の製造プロセスを示す模式図である。
【0027】
図1に示すように、本実施の形態では、導光板1は以下の製造プロセスにより形成される。まず、石英やSFL6(屈折率1.8)等の高屈折率ガラスからなる平板状のコア用板材10上に、レジスト等からなるマスク層11を成膜する(図1(a))。そして、フォトリソグラフィ及びエッチングにより、当該マスク層11に互いに平行な複数条の開口部を所定のピッチで設け、マスクパターン16を形成する。(図1(b))。
【0028】
次に、図1(c)に示すように、上記マスクパターン16をエッチングマスクとして、フッ酸やフッ酸の緩衝溶液等のエッチング液を用いたウェットエッチングあるいは、RIE(reactive ion etching)等のドライエッチングを行い、上記マスクパターン16の開口部に位置するコア用板材10を上面から所定の深さまで除去する。
【0029】
以上の加工により、コア用板材10の一方の面に、コア(導光路)となる複数の突条12が所定ピッチで形成されることになる。
【0030】
ここで、上記所定ピッチとは、当該導光板1を適用する画像形成装置が要求する解像度によって定まる各突条12間の中心間隔である。すなわち、解像度が200dpi(dot par inch)であれば各突条12のピッチは127μm(2.54cm/200)であり、解像度が2400dpiであれば各突条12のピッチは10.58μm(2.54cm/2400)である。
【0031】
また、上記開口部の幅(各突条12の間に設けられる空間の幅)は、光を伝送するコアとなる各突条12を伝送される光が、光学的に隔離される幅に設定される必要がある。しかしながら、上述のように、各突条12のピッチは解像度に応じて定まるため、上記開口部の幅が大きくなると突条12自体の幅が小さくなり、伝送できる光量が小さくなってしまう。このため、上記開口部の幅はできるだけ小さいことが好ましい。このような条件を満足する上記開口部の幅は、例えば、解像度が200dpiの場合は24μm、解像度が2400dpiの場合は2μmである。この場合、上記突条12の幅は、解像度が200dpiのとき103μm、解像度が2400dpiのとき8.58μmとなる。
【0032】
さらに、各突条12の高さ(エッチング深さ)は、高アスペクト比に起因する突条12の力学的強度の低下を避けるため、並びに、各突条12の一端面から出射される光の断面を正方形にするために、突条12の幅と同一にしている。なお、以下では、200dpi用の導光板1の形成について説明する。
【0033】
図1(d)に示すように、上記コア用板材10の加工とは別に、上記コア用板材10よりも低屈折率である熱硬化型、又は、UV硬化型のエポキシ樹脂等からなるクラッド材20をスピンコート等により石英やシリコン等の基板21上に塗布する。このクラッド材20の膜厚は上記コア用板材10の突条12を埋設できる厚さ以上であればよい。図1に示す例では、UV硬化型エポキシ樹脂(屈折率:1.5)からなるクラッド材20が150μmの膜厚で塗布されている。
【0034】
続いて、図1(e)に示すように、マスクパターン16を除去したコア用板材10の突条12が、基板21上に塗布されたクラッド材20に圧接される。このとき、コア材10と基板21との間には、例えば、コア材10と基板20との間隔を制限するスペーサ等が配置され、突条12が基板21に接触しない位置に保持される。
【0035】
上記クラッド材20は後述の硬化処理が行われるまでは液状であるため、上記圧接によって、当該液状のクラッド材20がコア用板材10に設けられた各突条12の間に充填される。また、当該コア用板材10と基板21との間の過剰なクラッド材20は基板21の外縁部から外部に押し出される。なお、上記圧接時に各突条12の間に気泡が閉じ込められることを防止するため、上記圧接は真空チャンバ内等の真空中で行うことが好ましい。
【0036】
上記のように、クラッド材20にコア用板材10が圧接された状態で、クラッド材20に十分な光量のUV光Eを照射しクラッド材20の硬化処理を行う。このとき、UV光Eはコア用板材10を介して照射すればよい。また、基板21がUV光Eを透過する材質である場合は、基板21を介してUV光Eを照射してもよい。なお、クラッド材20に熱硬化型の樹脂を使用した場合は、加熱により硬化処理を行う。
【0037】
上記硬化処理により、コア用板材10の各突条12間にクラッド24が充填された構成が形成され、この構成はクラッド24に形成された細溝22にコア用板材10の突条12が嵌合した状態と等価となる。
【0038】
ここで、上記突条12を導光路となるコアとして使用するには、上述のように、各突条12は光学的に隔離された状態(後述するように、本発明では、各突条12は完全には隔離しない)とすることが好ましい。ところが、上記クラッド材20の硬化処理を行った時点では、上記突条12の高さに比べてコア用板材10の厚みが充分大きいため、このままの状態では上記突条12をコアとして使用することはできない。そこで、図1(f)に示すように、突条12を設けた他方の面からコア用板材10を、上記クラッド24の細溝22間の隔壁23の上面に膜状の被覆層13が残存する程度にまで研磨する。
【0039】
以上により、クラッド24の細溝22に充填されたコア15が被覆層13で連結された構成を有する導光板1が得られる。
【0040】
当該導光板1は、クラッド24の隔壁23の上面が、コア15と一体に構成された被覆層13に被覆された構造であるため、研磨時に硬度の異なる材質が混在する面を研磨することがない。このため、研磨面は段差のない平滑面14となり、当該平滑面14に容易に寸法精度の高い発光素子を形成することが可能である。
【0041】
上述のようにして構成された平滑面14の各コア15に対応する位置には、図2及び図3に示すように、コア15の位置ごとに発光可能な有機発光素子30を形成することができる。
【0042】
上記有機発光素子30の形成は、図2(a)に示すように、まず、上記平滑面14上の全面にITO等からなる透明な下層電極層34がスパッタ等により成膜される。そして、この下層電極層34に対してフォトリソグラフィ及びエッチングを行うことで、図2(b)に示すような各コア15に対応する位置に電気的に分離された下層電極31のパターンが形成される。
【0043】
このように各下層電極31が形成された導光板1上に、8−キノリノールアルミニウム錯体等からなる有機発光層32が蒸着等により成膜される(図2(c))。この場合、有機発光層32は、図3に示すように、各下層電極31に駆動電力を供給する結線を行うための一部の非被覆領域Bを除く一面に成膜される。
【0044】
そして、図2及び図3に示すように、上層電極33が有機発光層32上にアルミニウム等を蒸着することで一面に形成され、発光素子30を備える画像形成装置の光源2が完成される。なお、この構成において、下層電極31と上層電極33とが重なる領域が発光領域となる。
【0045】
また、本実施の形態では、下層電極31及び有機発光層32を0.1μm、上層電極33を0.2μmの膜厚で成膜しているため、下層電極31と平滑面14との間に形成される段差が、上層電極33の断線や下層電極31と上層電極33との短絡を発生させることはない。
【0046】
以上説明したように、本発明により製造された導光板1では、有機発光素子30を平滑面14上に形成することができるため、発光素子形成の際の断線や短絡等の欠陥の発生を確実に防止することができる。また、発光素子30の形成領域が均質な材質からなる平滑面であるため、従来のような、段差に起因する局部的な膜厚減少も発生しない。すなわち、発光素子30、強いては、光源2の長期信頼性を向上させることができる。
【0047】
なお、上記説明では、フォトリソグラフィ及びエッチングによりコア用板材10の成形を行ったが、コア用板材10の成形は、例えば、金型等を用いる等、任意の方法を採用することができる。
【0048】
上述のようにして構成された光源2は、例えば、ダイシング等により所望のサイズに分割された後、図4に示す従来の光源200と同様に、導光板1の光伝送方向の一端面が感光体500に向けられて配置される。
【0049】
また、導光板1と感光体500の間には、GIファイバレンズ等の光伝送手段400が設けられ、上記一端面から出射した光が感光体500の表面に結像される。なお、導光板1の各コア15の光出射端と反対側の面には、反射材103が蒸着あるいは塗布されている。
【0050】
以上の構成によれば、感光体500上には、上記コア15により集光され、当該コア15の一端面から出射された十分な光量を有する光が結像されるため、高解像度の画像を短時間で印刷することが可能となる。
【0051】
なお、上述の実施形態は具体例を示したものであり、本発明の技術的範囲を限定するものではない。本発明は、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲において、種々の変形及び応用が可能である。
【産業上の利用可能性】
【0052】
本発明は、発光素子に断線や短絡等の欠陥の発生を確実になくすことができるとともに、長期信頼性を向上させることができるという効果を有し、高解像度の画像印刷を可能とする光源等に使用可能な導光板の製造方法として有用である。
【図面の簡単な説明】
【0053】
【図1】本発明の導光板の製造方法を示す模式図。
【図2】本発明の画像形成装置の光源の製造方法を示す模式図。
【図3】本発明の画像形成装置の光源の平面図。
【図4】画像形成装置に適用された従来の導光板(光源)を示す斜視図。
【図5】従来の導光板の製造方法を示す模式図。
【図6】従来の導光板の製造方法を示す模式図。
【図7】従来の光源の段差による欠陥を示す図。
【符号の説明】
【0054】
1 導光板
2 光源
10 コア用板材
12 突条
13 被覆層
15 コア
21 基板
22 細溝
23 隔壁
24 クラッド
25 クラッド用板材
30 有機発光素子(発光素子)
31 下層電極
32 有機発光層
33 上層電極
100 導光板
101 基板
102 コア
102a クラッド
103 反射材
200 光源
300 発光素子
400 光伝送手段
500 感光体


【特許請求の範囲】
【請求項1】
透光性を有するコア用板材の一方の面にコアとなる少なくとも1の突条を形成するステップと、
基板上に、前記コアより低屈折率の材質である液状のクラッド材を、前記突条を埋設可能な厚さに塗布するステップと、
前記液状のクラッド材に、前記コア用板材の前記突条を圧接するステップと、
前記突条を圧接した状態で前記クラッド材を硬化してクラッドとするとともに、前記突条とクラッドに形成される細溝が嵌合した状態となすステップと、
前記コア用板材を他方の面から加工して前記突条をコアとなすとともに、前記クラッドの細溝間の隔壁上面に当該コアと一体に形成された膜状の被覆層を形成するステップと、
を有することを特徴とする導光板の製造方法。


【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate


【公開番号】特開2007−147913(P2007−147913A)
【公開日】平成19年6月14日(2007.6.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−341023(P2005−341023)
【出願日】平成17年11月25日(2005.11.25)
【出願人】(000005821)松下電器産業株式会社 (73,050)
【出願人】(000115728)リコー光学株式会社 (134)
【Fターム(参考)】