説明

常備型防煙マスク

【課題】建物火災の避難経路上において容易に防煙マスクを取得し、煙や有毒ガスを避け、なおかつ必要な空気を確保しつつ避難できるようにすることを課題とする。
【解決手段】 避難するのにかかる時間に必要な空気を貯蔵できる袋を付帯したマスクを準備する。また、袋にいれることができるようにこのマスクを折りたたむ。
マスクを複数個収納するための袋を準備し、避難経路上の壁面や置物などに付着させ、常備する。または、複数のマスクを収納し、火災時にだけ開く箱を準備する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、火災から避難する際に有毒ガスや煙から人体を守るためのマスク及びそれを収納するものに関する。
【背景技術】
【0002】
従来は、煙や有毒ガスを避けるため、ハンカチを口にあてるか、透明なビニル袋を頭にかぶるかして火災から避難していた。それには、身辺に予めそれらを準備する必要があった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
建物火災の避難経路上において容易に防煙マスクを取得し、煙や有毒ガスを避け、なおかつ必要な空気を確保しつつ避難できるようにすることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
避難するのにかかる時間に必要な空気を貯蔵できる袋を付帯した請求項1のマスクを準備する。また、袋にいれることができるようにこのマスクを折りたたむ。
【0005】
マスクを複数個収納するための請求項3の袋を準備し、避難経路上の壁面や置物などに付着させる。もしくは、防煙マスクを収納し、火災時にだけ開く請求項4の箱を準備する。
【発明の効果】
【0006】
火災時、防煙マスクを容易に手に入れることができ、煙から身を守り、避難することができる。また、請求項4の箱により、平常時にマスクが紛失する恐れがなくなる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
防火用消火器の傍、非常案内灯の下、防火扉の傍など避難通路上の構造物に本発明を付着させ常設する。避難時は、袋から防煙マスクを取り出し装着する。
【実施例】
【0008】
学校の生徒用机に防煙マスクを5個付着させておく。避難訓練の際、マスクを取り身に付け、避難する。一個は、実際の災害時のために残しておく。
【産業上の利用可能性】
【0009】
学校、映画館、演劇場などにおいて、各座席の下、もしくは、避難経路上に本発明を常設し、避難時にはこれを利用できるようにする。避難訓練でも利用が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】 請求項1のマスクを装着の様子を示した平面図である。
【図2】 マスクを収納した請求項3の袋を示した平面図である。
【符号の説明】
【0012】
1 空気袋 2 折りたたんだ状態の防煙マスク
3 防煙マスクを収納する袋

【特許請求の範囲】
【請求項1】
空気袋を付帯したマスク
【請求項2】
請求項1に防煙眼鏡を付帯したマスク
【請求項3】
マスクを収納し、建造構造物もしくは付属物に付着できるようにした袋
【請求項4】
マスクを収納し火災時にのみ開く箱

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate


【公開番号】特開2006−239333(P2006−239333A)
【公開日】平成18年9月14日(2006.9.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−92713(P2005−92713)
【出願日】平成17年2月28日(2005.2.28)
【出願人】(505112325)
【Fターム(参考)】