説明

常時噛合式変速機

【課題】 フォークリフト等の荷役車両に適用される前進二段後進一段の常時噛合式変速機に於て、クラッチが設けられていない軸やこれに固着された歯車を割愛して構造をより簡単化すると共に、全幅を小さくしてコンパクト化と軽量化を図る。
【解決手段】 入力軸2、入力軸駆動歯車3、入力軸従動歯車4、前進一速クラッチ5、中間軸6、中間軸駆動歯車7、中間軸従動歯車8、後進クラッチ9、出力軸10、出力軸駆動歯車11、出力軸従動歯車12、前進二速クラッチ13とを備え、入力軸駆動歯車3は、中間軸駆動歯車7又は中間軸従動歯車8と出力軸従動歯車12とに噛合されると共に、出力軸駆動歯車11は、入力軸従動歯車4と中間軸従動歯車8又は中間軸駆動歯車7とに噛合される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えばフォークリフト等の荷役車両に適用される前進二段後進一段(前進二速後進一速)の常時噛合式変速機(トランスミッション)の改良に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の前進二段後進一段の常時噛合式変速機としては、例えば特許文献1や特許文献2に記載されたものが知られている。
【0003】
前者のものは、基本的には、入力軸と、入力軸に固着された入力歯車と、入力軸に枢着された主従動歯車と、入力軸と主従動歯車との間に設けられた前進二速クラッチと、第一中間軸と、第一中間軸に固着された第一駆動歯車と、第一中間軸に枢着された第一従動歯車と、第一中間軸と第一従動歯車との間に設けられた前進一速クラッチと、第二中間軸と、第二中間軸に固着された第二駆動歯車と、第二中間軸に枢着された第二従動歯車と、第二中間軸と第二従動歯車との間に設けられた後進クラッチと、第三中間軸と、第三中間軸に固着された反転歯車と、出力軸と、出力軸に固着された出力歯車とを備え、入力歯車には、第一駆動歯車が噛合されていると共に、反転歯車を介して第二駆動歯車が噛合され、主従動歯車には、第一従動歯車と第二従動歯車と出力歯車とが噛合されている。
【0004】
後者のものは、基本的には、入力軸と、入力軸に固着された入力歯車と、入力軸に枢着された主従動歯車と、入力軸と主従動歯車との間に設けられた後進クラッチと、第一中間軸と、第一中間軸に固着された第一駆動歯車と、第一中間軸に枢着された第一従動歯車と、第一中間軸と第一従動歯車との間に設けられた前進一速クラッチと、第二中間軸と、第二中間軸に固着された第二駆動歯車と、第二中間軸に枢着された第二従動歯車と、第二中間軸と第二従動歯車との間に設けられた前進二速クラッチと、出力軸と、出力軸に固着された出力歯車とを備え、入力歯車には、第一駆動歯車と第二駆動歯車とが噛合されていると共に、出力歯車には、主従動歯車と第一従動歯車と第二従動歯車とが噛合されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特許第3579851号公報
【特許文献2】特開2010−210034号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところが、これらのものは、入力軸と第一中間軸と第二中間軸に夫々単一のクラッチが設けられているので、全長(前後方向の長さ)を短くできるものの、クラッチが設けられていない第三中間軸や出力軸だけでなく、これらに固着された反転歯車や出力歯車が必要であったので、部品点数が多くて構造が複雑化すると共に、全幅が長くなってコンパクト化や軽量化が図れなかった。
【0007】
本発明は、叙上の問題点に鑑み、これを解消する為に創案されたもので、その課題とする処は、クラッチが設けられていない軸やこれに固着された歯車を割愛して構造をより簡単化すると共に、全幅を小さくしてコンパクト化と軽量化を図る様にした常時噛合式変速機を提供する事にある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の常時噛合式変速機は、基本的には、入力軸と、入力軸に固着された入力軸駆動歯車と、入力軸に枢着された入力軸従動歯車と、入力軸と入力軸従動歯車との間に設けられた前進一速クラッチ又は前進二速クラッチと、中間軸と、中間軸に固着された中間軸駆動歯車と、中間軸に枢着された中間軸従動歯車と、中間軸と中間軸従動歯車との間に設けられた後進クラッチと、出力軸と、出力軸に固着された出力軸駆動歯車と、出力軸に枢着された出力軸従動歯車と、出力軸と出力軸従動歯車との間に設けられた前進二速クラッチ又は前進一速クラッチとを備え、入力軸駆動歯車は、中間軸駆動歯車又は中間軸従動歯車と出力軸従動歯車とに噛合されると共に、出力軸駆動歯車は、入力軸従動歯車と中間軸従動歯車又は中間軸駆動歯車とに噛合される事に特徴が存する。
【0009】
入力軸と中間軸と出力軸は、単一のクラッチと駆動歯車と従動歯車とが設けられて歯車の歯数のみが異なる所謂略同構造の三つのクラッチ軸、つまり入力用クラッチ軸と中間用クラッチ軸と出力用クラッチ軸にされている。
而して、出力用クラッチ軸と中間用クラッチ軸とのうちの少なくとも出力用クラッチ軸は、他のクラッチ軸に対して前後方向の向きが逆になる様に配置されている。つまり、駆動歯車が従動歯車に噛合されると共に、従動歯車が駆動歯車に噛合される様に配置されている。この事に依り、従来の様に出力歯車を備えた出力軸がなくても、中立状態を成立させる事ができる。
要するに、必要最小限の速度段分のクラッチを備えたクラッチ軸のみで構成し、クラッチを設けていない中間軸や出力軸を割愛したので、それだけ部品点数が少なくて済み、構造が非常に簡単になると共に、全幅も小さくできてコンパクト化と軽量化を図る事ができる。
【0010】
前進一速クラッチは、入力軸と入力軸従動歯車との間に設けられていると共に、前進二速クラッチは、出力軸と出力軸従動歯車との間に設けられているのが好ましい。この様にすれば、前進一速クラッチを入力軸に設ける事ができるので、設計に幅を持たせる事ができる。
【0011】
前進一速クラッチは、出力軸と出力軸従動歯車との間に設けられていると共に、前進二速クラッチは、入力軸と入力軸従動歯車との間に設けられているのが好ましい。この様にすれば、前進一速クラッチを出力軸に設ける事ができるので、設計に幅を持たせる事ができる。
【0012】
入力軸駆動歯車は、中間軸駆動歯車と出力軸従動歯車とに噛合されると共に、出力軸駆動歯車は、入力軸従動歯車と中間軸従動歯車とに噛合されるのが好ましい。この様にすれば、入力用クラッチ軸と中間用クラッチ軸との前後方向の向きを揃える事ができると共に、これらに対して出力用クラッチ軸の前後方向の向きを逆にする事ができるので、設計に幅を持たせる事ができる。
【0013】
入力軸駆動歯車は、中間軸従動歯車と出力軸従動歯車とに噛合されると共に、出力軸駆動歯車は、入力軸従動歯車と中間軸駆動歯車とに噛合されるのが好ましい。この様にすれば、中間用クラッチ軸と出力用クラッチ軸との前後方向の向きを揃える事ができると共に、これらに対して入力用クラッチ軸の前後方向の向きを逆にする事ができるので、設計に幅を持たせる事ができる。
【発明の効果】
【0014】
本発明に依れば、次の様な優れた効果を奏する事ができる。
(1) 入力軸、入力軸駆動歯車、入力軸従動歯車、前進一速クラッチ、中間軸、中間軸駆動歯車、中間軸従動歯車、後進クラッチ、出力軸、出力軸駆動歯車、出力軸従動歯車、前進二速クラッチとを備え、入力軸駆動歯車は、中間軸駆動歯車又は中間軸従動歯車と出力軸従動歯車とに噛合されると共に、出力軸駆動歯車は、入力軸従動歯車と中間軸従動歯車又は中間軸駆動歯車とに噛合されるので、クラッチが設けられていない軸やこれに固着された歯車を割愛する事ができ、構造をより簡単化する事ができると共に、全幅が小さくなってコンパクト化と軽量化を図る事ができる。
(2) 必要最低限の速度段分のクラッチを備えたクラッチ軸のみで構成したので、ポンプ等の補機類をトランスミッションに取付ける際には、これのスペースを確保する事ができる。
(3) 必要最低限の速度段分のクラッチを備えたクラッチ軸のみで構成したので、排ガス規制に依りマフラの大型化やDPF(微粒子除去装置)等の追加が必要になっても、これらの搭載スペースを確保する事ができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の第一例に係る常時噛合式変速機の概要を示す縦断側面図。
【図2】図1の正面図。
【図3】本発明の第二例に係る常時噛合式変速機の概要を示す縦断側面図。
【図4】図3の正面図。
【図5】本発明の第三例に係る常時噛合式変速機の概要を示す縦断側面図。
【図6】本発明の第四例に係る常時噛合式変速機の概要を示す縦断側面図。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づいて説明する。
図1及び図2は、本発明の常時噛合式変速機の第一例を示している。
【0017】
図1及び図2に於て、常時噛合式変速機1は、入力軸2、入力軸駆動歯車3、入力軸従動歯車4、前進一速クラッチ5、中間軸6、中間軸駆動歯車7、中間軸従動歯車8、後進クラッチ9、出力軸10、出力軸駆動歯車11、出力軸従動歯車12、前進二速クラッチ13から構成されて居り、フォークリフト等の荷役車両に適用される。
【0018】
図1に示す如く、入力軸2と中間軸6と出力軸10は、図略したケースに水平軸廻りに回転可能に設けられていると共に、夫々平行状態を為している。
【0019】
図2に示す如く、入力軸2は、左上側に配置されていると共に、中間軸6は、入力軸2の右側に配置され、出力軸10は、入力軸2の下側に配置されている。
【0020】
入力軸駆動歯車3は、入力軸2に回転不能に固着されたもので、この例では、前側(図1に於て左側、以下同様)に配置されている。
入力軸駆動歯車3には、中間軸駆動歯車7が噛合されていると共に、出力軸従動歯車12が噛合されている。
【0021】
入力軸従動歯車4は、入力軸2に回転可能に枢着されたもので、この例では、後側(図1に於て右側、以下同様)に配置されている。
【0022】
前進一速クラッチ5は、入力軸2と入力軸従動歯車4との間に設けられたもので、この例では、入力軸2から入力軸従動歯車4への動力を接断する様にしてある。
【0023】
中間軸駆動歯車7は、中間軸6に回転不能に固着されたもので、この例では、前側に配置されている。
【0024】
中間軸従動歯車8は、中間軸6に回転可能に枢着されたもので、この例では、後側に配置されている。
【0025】
後進クラッチ9は、中間軸6と中間軸従動歯車8との間に設けられたもので、この例では、中間軸6から中間軸従動歯車8への動力を接断する様にしてある。
【0026】
出力軸駆動歯車11は、出力軸10に回転不能に固着されたもので、この例では、後側に配置されている。
出力軸駆動歯車11には、入力軸従動歯車4が噛合されていると共に、中間軸従動歯車8が噛合されている。
【0027】
出力軸従動歯車12は、出力軸10に回転可能に枢着されたもので、この例では、前側に配置されている。
【0028】
前進二速クラッチ13は、出力軸10と出力軸従動歯車12との間に設けられたもので、この例では、出力軸従動歯車12から出力軸10への動力を接断する様にしてある。
【0029】
次に、この様な構成に基づいてその作用を述解する。
前進一速クラッチ5が接合されると、入力軸2からの動力は、前進一速クラッチ5→入力軸従動歯車4→出力軸駆動歯車11→出力軸10へと伝達され、前進一速状態が得られる。
前進二速クラッチ13が接合されると、入力軸2からの動力は、入力軸駆動歯車3→出力軸従動歯車12→前進二速クラッチ13→出力軸10へと伝達され、前進二速状態が得られる。
後進クラッチ9が接合されると、入力軸2からの動力は、入力軸駆動歯車3→中間軸駆動歯車7→中間軸6→後進クラッチ9→中間軸従動歯車8→出力軸駆動歯車11→出力軸10へと伝達され、後進(後進一速)状態が得られる。
【0030】
入力軸2と中間軸6と出力軸10は、単一のクラッチと駆動歯車と従動歯車とが設けられて歯車の歯数のみが異なる所謂略同構造の三つのクラッチ軸、つまり入力用クラッチ軸Aと中間用クラッチ軸Bと出力用クラッチ軸Cにされている。
而して、出力用クラッチ軸Cは、他のクラッチ軸A,Bに対して前後方向の向きが逆になる様に配置されている。つまり、駆動歯車(出力軸駆動歯車11)が後側にされて従動歯車(入力軸従動歯車4、中間軸従動歯車8)に噛合されると共に、従動歯車(出力軸従動歯車12)が前側にされて駆動歯車(入力軸駆動歯車3)に噛合される様に配置されている。この事に依り、従来の様に出力歯車を備えた出力軸がなくても、中立状態を成立させる事ができる。
【0031】
つまり、必要最小限の速度段分のクラッチを備えたクラッチ軸A,B,Cのみで構成し、クラッチを設けていない中間軸や出力軸を割愛したので、それだけ部品点数が少なくて済み、構造が非常に簡単になると共に、全幅も小さくできてコンパクト化と軽量化を図る事ができる。
【0032】
次に、本発明の第二例を図3及び図4に基づいて説明する。
第二例は、前進一速クラッチ5と前進二速クラッチ13とを、第一例とは逆になる様に配置したものである。つまり、前進一速クラッチ5は、出力軸10と出力軸従動歯車12との間に設けられていると共に、前進二速クラッチ13は、入力軸2と入力軸従動歯車4との間に設けられている。
この場合、各歯車は、各速度段に見合った歯数にされている。そして、入力軸駆動歯車3は、中間軸駆動歯車7と出力軸従動歯車12とに噛合されると共に、出力軸駆動歯車11は、入力軸従動歯車4と中間軸従動歯車8とに噛合される様に夫々幅が厚く形成されている。
【0033】
前進一速クラッチ5が接合されると、入力軸2からの動力は、入力軸駆動歯車3→出力軸従動歯車12→前進一速クラッチ5→出力軸10へと伝達され、前進一速状態が得られる。
前進二速クラッチ13が接合されると、入力軸2からの動力は、前進二速クラッチ13→入力軸従動歯車4→出力軸駆動歯車11→出力軸10へと伝達され、前進二速状態が得られる。
後進クラッチ9が接合されると、入力軸2からの動力は、入力軸駆動歯車3→中間軸駆動歯車7→中間軸6→後進クラッチ9→中間軸従動歯車8→出力軸駆動歯車11→出力軸10へと伝達され、後進(後進一速)状態が得られる。
而して、この様なものは、第一例と同様の効果を奏する事ができる。加えて、前進一速クラッチ5と前進二速クラッチ13とを、第一例とは逆になる様に配置できるので、設計に幅を持たせる事ができる。
【0034】
次に、本発明の第三例を図5に基づいて説明する。
第三例は、中間用クラッチ軸Bを、第一例とは逆向きになる様に配置したものである。つまり、駆動歯車(中間軸駆動歯車7)が後側になると共に、従動歯車(中間軸従動歯車8)が前側になる様に配置されている。
この為、入力軸駆動歯車3は、中間軸従動歯車8と出力軸従動歯車12とに噛合されると共に、出力軸駆動歯車11は、入力軸従動歯車4と中間軸駆動歯車7とに噛合される。
而して、この様なものは、第一例と同様の効果を奏する事ができる。加えて、中間用クラッチ軸Bと出力用クラッチ軸Cとの前後方向の向きを揃える事ができると共に、これらに対して入力用クラッチ軸Aの前後方向の向きを逆にする事ができるので、設計に幅を持たせる事ができる。
【0035】
次に、本発明の第四例を図6に基づいて説明する。
第四例は、中間用クラッチ軸Bを、第二例とは逆向きになる様に配置したものである。つまり、駆動歯車(中間軸駆動歯車7)が後側になると共に、従動歯車(中間軸従動歯車8)が前側になる様に配置されている。
この為、入力軸駆動歯車3は、中間軸従動歯車8と出力軸従動歯車12とに噛合されると共に、出力軸駆動歯車11は、入力軸従動歯車4と中間軸駆動歯車7とに噛合される。
而して、この様なものは、第二例と同様の効果を奏する事ができる。加えて、中間用クラッチ軸Bと出力用クラッチ軸Cとの前後方向の向きを揃える事ができると共に、これらに対して入力用クラッチ軸Aの前後方向の向きを逆にする事ができるので、設計に幅を持たせる事ができる。
【符号の説明】
【0036】
1…常時噛合式変速機、2…入力軸、3…入力軸駆動歯車、4…入力軸従動歯車、5…前進一速クラッチ、6…中間軸、7…中間軸駆動歯車、8…中間軸従動歯車、9…後進クラッチ、10…出力軸、11…出力軸駆動歯車、12…出力軸従動歯車、13…前進二速クラッチ、A…入力用クラッチ軸、B…中間用クラッチ軸、C…出力用クラッチ軸。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
入力軸と、入力軸に固着された入力軸駆動歯車と、入力軸に枢着された入力軸従動歯車と、入力軸と入力軸従動歯車との間に設けられた前進一速クラッチ又は前進二速クラッチと、中間軸と、中間軸に固着された中間軸駆動歯車と、中間軸に枢着された中間軸従動歯車と、中間軸と中間軸従動歯車との間に設けられた後進クラッチと、出力軸と、出力軸に固着された出力軸駆動歯車と、出力軸に枢着された出力軸従動歯車と、出力軸と出力軸従動歯車との間に設けられた前進二速クラッチ又は前進一速クラッチとを備え、入力軸駆動歯車は、中間軸駆動歯車又は中間軸従動歯車と出力軸従動歯車とに噛合されると共に、出力軸駆動歯車は、入力軸従動歯車と中間軸従動歯車又は中間軸駆動歯車とに噛合される事を特徴とする常時噛合式変速機。
【請求項2】
前進一速クラッチは、入力軸と入力軸従動歯車との間に設けられていると共に、前進二速クラッチは、出力軸と出力軸駆動歯車との間に設けられている請求項1に記載の常時噛合式変速機。
【請求項3】
前進一速クラッチは、出力軸と出力軸駆動歯車との間に設けられていると共に、前進二速クラッチは、入力軸と入力軸従動歯車との間に設けられている請求項1に記載の常時噛合式変速機。
【請求項4】
入力軸駆動歯車は、中間軸駆動歯車と出力軸従動歯車とに噛合されると共に、出力軸駆動歯車は、入力軸従動歯車と中間軸従動歯車とに噛合される請求項1に記載の常時噛合式変速機。
【請求項5】
入力軸駆動歯車は、中間軸従動歯車と出力軸従動歯車とに噛合されると共に、出力軸駆動歯車は、入力軸従動歯車と中間軸駆動歯車とに噛合される請求項1に記載の常時噛合式変速機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2012−149715(P2012−149715A)
【公開日】平成24年8月9日(2012.8.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−9351(P2011−9351)
【出願日】平成23年1月20日(2011.1.20)
【出願人】(000003241)TCM株式会社 (319)
【Fターム(参考)】