説明

常温溶融塩及びそれを利用する潤滑剤

【課題】低粘性及び高粘度指数を示し低温流動性に優れ、かつ、低揮発性で高温安定性に優れた新規な常温溶融塩を提供。また、従来のものよりも安定性に優れ、広い温度範囲で長時間使用可能な潤滑剤を提供。
【解決手段】下記一般式1で表される常温溶融塩。及び該常温溶融塩を使用する潤滑剤。
【化1】


(1式中、Rは水素原子又は炭素数1〜18のアルキル基を示し、R〜Rはそれぞれ独立して水素原子又は炭素数1〜6のアルキル基を表す。Aは、酸成分を表す。)

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、新規な常温溶融塩及びそれを利用し、宇宙、航空、電子、機械、自動車等の分野において、様々な潤滑用途に使用される潤滑剤に関する。
【背景技術】
【0002】
常温溶融塩はイオン性液体とも呼ばれ、室温付近で液状を呈し、広い温度範囲で蒸気圧が低く、さらにイオンのみで構成され高い電気伝導性を示すことから、電気化学デバイスの電解質、電解液、又は有機合成用溶媒としての応用が検討されている。
【0003】
常温溶融塩のカチオン種としては、これまで、イミダゾリウム系カチオンや、ピリジニウム系カチオン(例えば、特許文献1参照)、テトラアルキルアンモニウム型カチオン(例えば、特許文献2参照)などが開示されている。
【0004】
一方で、近年、宇宙空間で使用する機器等の潤滑用途に用いられる潤滑剤に対し、高温安定性、低温流動性、低揮発性等、より高い性能をもつものが求められている。従来使用されている石油系潤滑剤では満足する特性が得られなくなってきており、より優れた潤滑剤が要望されている。
【0005】
潤滑用途に使用されている石油系潤滑剤には、様々なものが開示されているが、上記高温安定性、低温流動性、低揮発性のすべてを充分に満足するものは知られていない。例えばポリ−α−オレフィン(例えば、特許文献3参照)は、高温安定性に優れるが、低温時粘度上昇し、流動抵抗が大きいため低温流動性が不十分である。また、パーフルオロポリエーテル(例えば、特許文献4参照)は高温安定性、低温流動性に優れる。しかし、全ての石油系潤滑剤に当てはまることであるが、高温時揮発性が十分ではない。
【0006】
上述した常温溶融塩を潤滑剤として用いることが提案されている。これは、常温溶融塩が不揮発性、難燃性、高い粘度指数を有する等の特徴をもつため、より安定性の高い潤滑剤に適用できると考えられているためである。
【0007】
これらの潤滑用途の常温溶融塩としては、第四級アルキルアンモニウム塩等が提案されている。その中で、もっとも低粘性で優れたものとしてN,N’−ジアルキルイミダゾリウム塩型常温溶融塩(例えば、非特許文献1参照)が挙げられる。
【0008】
しかし、提案されている常温溶融塩は粘性が大きく、低温時粘度上昇し、流動抵抗が大きく低温流動性を満足していない。
【0009】
また、常温溶融塩型潤滑剤は石油系潤滑剤よりも高い粘度指数をもつが、各産業においては、さらに高い粘度指数をもつより安定性の高い潤滑剤を要望されている。
【0010】
【特許文献1】特開平11−307121号公報
【特許文献2】特開平11−297355号公報
【特許文献3】特表2004−532328号公報
【特許文献4】特開平05−240251号公報
【非特許文献1】上村、他2名,「イオン液体のトライボロジーへの展開」,機能材料,シーエムシー出版,2004年11月,第24巻,第11号,p.63−68
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
本発明の第1の目的は、上記問題点を解決し、低粘性及び高粘度指数を示し低温流動性に優れ、かつ、低揮発性で高温安定性に優れた新規な常温溶融塩を提供することであり、第2の目的は、従来のものよりも安定性に優れ、広い温度範囲で長時間使用可能な潤滑剤を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明者らは、鋭意検討を行った結果、新規化合物であるイソオキサゾリウムカチオンと特定アニオンとからなる化合物塩が、広い温度範囲で液状を呈し、かつ低粘性を示す常温溶融塩となることを見出した。また、該常温溶融塩を含んだ潤滑剤は、上記課題を達成し得ることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0013】
すなわち本発明は以下の(1)〜(4)に記載するものである。
【0014】
(1)下記一般式1で表されることを特徴とする常温溶融塩。
【0015】
【化1】

【0016】
上記1式中、Rは水素原子又は炭素数1〜18のアルキル基を示し、R〜Rはそれぞれ独立して水素原子又は炭素数1〜6のアルキル基を表す。Aは、酸成分を表す。
【0017】
(2)酸成分Aがテトラフルオロホウ酸アニオン、ヘキサフルオロリン酸アニオン、下記一般式2で表されるイミドアニオン及び下記一般式3で表されるメチドアニオンからなる群から選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする(1)に記載の常温溶融塩。
【0018】
【化2】

【0019】
上記2式中、R、Rはそれぞれ独立して、フルオロアルキル基、シアノ基、フルオロアルキルスルホニル基、フルオロスルホニル基、フルオロアルキルカルボニル基又はフルオロホスホニル基を表し、また、R、Rの2つの基により環構造を形成していても良い。
【0020】
【化3】

【0021】
上記3式中、R、R、R、はそれぞれ独立して、フルオロアルキル基、シアノ基、フルオロアルキルスルホニル基、フルオロスルホニル基、フルオロアルキルカルボニル基又はフルオロホスホニル基を表す。
【0022】
(3)酸成分Aが、BF、PF、N(CN)、C(CN)、N(FSO、CFSO、N(CFSO、N(CSO、N(CFSO)(CSO)、C(CFSO及びC(CSOからなる群から選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする(1)又は(2)に記載の常温溶融塩。
【0023】
(4)上記(1)〜(3)のいずれか1つに記載の常温溶融塩を含む潤滑剤。
【発明の効果】
【0024】
本発明の常温溶融塩は広い温度範囲で低粘性の液状を呈し、ほとんど揮発性がない。さらに従来の常温溶融塩と比べ粘性が低く、高粘度指数を示す。従って、本発明の常温溶融塩を潤滑に用いた場合、広い温度範囲にわたって安定性に優れ、良好な潤滑特性を示す潤滑剤となる。また、本発明の潤滑剤は少なくとも−40℃から200℃の温度範囲に渡って優れた特性を示す。
【発明を実施するための最良の形態】
【0025】
以下、本発明について詳細に説明する。
【0026】
本発明の常温溶融塩は、下記一般式1で示すことができるイソオキサゾリウム化合物であり、不飽和ヘテロ単環内にN−O結合を有することから低粘度であり、なおかつ高い粘度指数を示す。また、上記一般式1の構造を有するイソオキサゾリウム化合物塩は、安定した塩であるため低揮発性である。
【0027】
【化4】

【0028】
上記1式で示されるイソオキサゾリウム化合物塩は、以下の製造方法により得られる。
【0029】
まず、溶媒中にて、イソオキサゾール誘導体にハロゲン化アルキルを作用させてイソオキサゾリウム誘導体のハロゲン化物を得、続いて該ハロゲン化イソオキサゾリウム水溶液に、上記酸成分Aを等当量添加して複分解させた後、副生成物を除去後、減圧下で乾燥させて目的とするイソオキサゾリウム化合物塩が得られる。
【0030】
上記一般式1中、Rは水素原子または炭素数1〜18のアルキル基を、R、R、Rは、それぞれ独立して水素原子または炭素数1〜6のアルキル基からなる群から選ばれる置換基を表し、Aは、酸成分を表す。これらの中でも、合成の容易性及び経済性を考慮すると、Rは水素原子または炭素数1〜12のアルキル基、R、R、Rは、水素原子または炭素数1〜3のアルキル基が好ましい。
【0031】
本発明におけるイソオキサゾリウム化合物のカチオンとして好ましい具体例としては2,3−ジメチルイソオキサゾリウム、2−エチル−3−メチルイソオキサゾリウム、2−プロピル−3−メチルイソオキサゾリウム、2−ブチル−3−メチルイソオキサゾリウム、2−ペンチル−3−メチルイソオキサゾリウム、2−ヘキシル−3−メチルイソオキサゾリウム、2,5−ジメチルイソオキサゾリウム、2−エチル−5−メチルイソオキサゾリウム、2−プロピル−5−メチルイソオキサゾリウム、2−ブチル−5−メチルイソオキサゾリウム、2−ペンチル−5−メチルイソオキサゾリウム、2−ヘキシル−5−メチルイソオキサゾリウム、2,3,5−トリメチルイソオキサゾリウム、2−エチル−3,5−ジメチルイソオキサゾリウム、2−プロピル−3,5−ジメチルイソオキサゾリウム、2−ブチル−3,5−ジメチルイソオキサゾリウム、2−ペンチル−3,5−ジメチルイソオキサゾリウム、2−ヘキシル−3,5−ジメチルイソオキサゾリウム、2,3,4,5−テトラメチルイソオキサゾリウム、2−エチル−3,4,5−トリメチルイソオキサゾリウム、2−プロピル−3,4,5−トリメチルイソオキサゾリウム、2−ブチル−3,4,5−トリメチルイソオキサゾリウム、2−ペンチル−3,4,5−トリメチルイソオキサゾリウム、2−ヘキシル−3,4,5−トリメチルイソオキサゾリウムなどが挙げるが、本発明はこれらに限定されるものではない。なお、これらのカチオンは、2種以上混合されてもよい。
【0032】
上記一般式1で表されるイソオキサゾリウム化合物において、好ましい酸成分Aとしては、テトラフルオロホウ酸アニオン(BF)、ヘキサフルオロリン酸アニオン(PF)、下記一般式2で表されるイミドアニオン及び下記一般式3で表されるメチドアニオンからなる群から選ばれる少なくとも1種であることが好ましい。これらのアニオンを選択することで、常温で液状を呈し、低粘度で、かつ高い粘度指数を示し、低揮発性で安定した塩が得られる。
【0033】
【化5】

【0034】
上記2式中、R、Rはそれぞれ独立して、フルオロアルキル基、シアノ基、フルオロアルキルスルホニル基、フルオロスルホニル基、フルオロアルキルカルボニル基又はフルオロホスホニル基を表し、また、R、Rの2つの基により環構造を形成していても良い。
【0035】
【化6】

【0036】
上記3式中、R、R、R、はそれぞれ独立して、フルオロアルキル基、シアノ基、フルオロアルキルスルホニル基、フルオロスルホニル基、フルオロアルキルカルボニル基又はフルオロホスホニル基を表す。
【0037】
これらの中で、より好ましい酸成分AとしてはBF、PF、N(CN)、C(CN)、N(FSO、CFSO、N(CFSO、N(CSO、N(CFSO)(CSO)、C(CFSO及びC(CSOからなる群から選ばれるものが好ましい。それらの中でも、低温流動性、高温安定性、環境安定性を考慮すると、N(CN)、C(CN)、N(FSO、N(CFSOが特に好ましい。なお、これらのアニオンは、2種以上混合されてもよい。
【0038】
本発明の常温溶融塩は、極めて広い温度範囲で液状を呈し、低粘性であり、なおかつ溶融塩であるためほとんど揮発性がない。ここで言う、極めて広い温度範囲とは、具体的には、およそ−40℃〜200℃に至る範囲である。
【0039】
また、潤滑剤の粘度−温度変化特性を示す尺度として粘度指数が用いられており、粘度指数が大きいほど温度による粘度変化が小さく潤滑油として優れている。粘度指数はJIS K 2283規格による試験方法により測定することが出来る。該常温溶融塩は高い粘度指数を示すため、潤滑剤としての安定性も高い。
【0040】
潤滑剤として使用する際に、上記常温溶融塩を単独で用いても良いが、その高温安定性、低揮発性、低粘性といった上記利点を損なわない程度に、該常温溶融塩と石油系潤滑油とを併用して用いてもよい。石油系潤滑油としては、鉱物油、動植物油、ポリブテン、ポリ−α−オレフィン、有機酸エステル、シリコーン、パーフルオロポリエーテル等の単独またはそれら2種以上の混合物等を挙げることができるが、これらに限定されるものではない。
【0041】
また、本発明の潤滑剤は、必要に応じ、酸化防止剤、摩擦防止剤、極圧剤、金属不活性剤、防錆剤、粘度指数向上剤、消泡剤、流動点降下剤等の添加剤を単独またはそれら2種以上混合して使用することも可能である。
【実施例】
【0042】
以下、本発明について実施例を挙げ詳述する。なお、本発明は実施例によりなんら限定されるものでない。
【0043】
実施例1(2−プロピル−3,5−ジメチルイソオキサゾリウムビス(トリフルオロメチルスルホニル)イミドの合成)
室温で2−プロピル−3,5−ジメチルイソオキサゾリウムアイオダイドとリチウムビス(トリフルオロメチルスルホニル)イミドを水に添加し、2時間攪拌すると二層分離するので、下層を取り出し、水洗浄後、真空乾燥することにより、一般式1で表されるイソオキサゾリウム塩において、R=3、R、R=1、R=0である2−プロピル−3,5−ジメチルイソオキサゾリウムビス(トリフルオロメチルスルホニル)イミド(以下、「発明品1」とする。)を合成した。諸物性を表1に示す。
【0044】
実施例2(2−エチル−3,5−ジメチルイソオキサゾリウムビス(フルオロスルホニル)イミドの合成)
室温で2−エチル−3,5−ジメチルイソオキサゾリウムアイオダイドとカリウムビス(フルオロスルホニル)イミドを水に添加し、2時間攪拌すると二層分離するので、下層を取り出し、水洗浄後、真空乾燥することにより、一般式1で表されるイソオキサゾリウム塩において、R=2、R,R=1、R=0である2−エチル−3,5−ジトリメチルイソオキサゾリウムビス(フルオロスルホニル)イミド(以下、「発明品2」とする。)を合成した。諸物性を表1に示す。
【0045】
実施例3(2−プロピル−3,5−ジメチルイソオキサゾリウムビス(フルオロスルホニル)イミドの合成)
室温で2−プロピル−3,5−ジメチルイソオキサゾリウムアイオダイドとカリウムビス(フルオロスルホニル)イミドを水に添加し、2時間攪拌すると二層分離するので、下層を取り出し、水洗浄後、真空乾燥することにより、一般式1で表されるイソオキサゾリウム塩において、R=3、R,R=1、R=0である2−プロピル−3,5−ジメチルイソオキサゾリウムビス(フルオロスルホニル)イミド(以下、「発明品3」とする。)を合成した。諸物性を表1に示す。
【0046】
【表1】

【0047】
比較例1
市販のポリ−α−オレフィン(1−デセン三量体)を準備し、これを比較品1とした。
【0048】
比較例2
市販のパーフルオロポリエーテル(平均分子量:2700)を準備し、これを比較品2とした。
【0049】
比較例3
市販の1−エチル−3−メチルイミダゾリウムビス(トリフルオロメチルスルホニル)イミドを準備し、これを比較品3とした。
【0050】
評価試験1
動粘度、粘度指数はJIS K 2283規定の試験方法で測定した。結果を表2に示す。
【0051】
評価試験2
流動点はJIS K 2269規定の試験方法で測定した。結果を表2に示す。
【0052】
評価試験3
蒸発率はφ900mmのシャーレに各試料20g入れ、恒温槽で200℃、100時間加熱する。そのとき試験前後の試料の質量を秤取り、蒸発率(%)=(試験前の試料質量)−(試験後の試料質量)/(試験前の試料質量)×100により算出した。結果を表2に示す。
【0053】
【表2】

【0054】
表2より明らかなように、発明品は高い粘度指数を示し潤滑性に優れ、流動点、動粘度なども低いことから低温流動性にも優れている。また、溶融塩であるため蒸発率が非常に小さく熱安定性が高い。これに対し、石油系潤滑剤である比較品1,2ともに粘度指数が低く、また、蒸発率が劣っている。
【0055】
また、発明品は常温溶融塩型潤滑剤でありもっとも優れた特性をもつ比較品3より高粘度指数を示し、広い温度範囲で安定性があり、流動点、動粘度なども低いことから低温流動性にも優れている。
【産業上の利用可能性】
【0056】
本発明の常温溶融塩を利用する潤滑剤は、高い粘度指数を示し、広い温度範囲で低粘性であり、なおかつ溶融塩でありほとんど揮発性がないため長期間安定して使用できる。従って、宇宙、航空、電子、機械、自動車等の分野において、様々な潤滑用途に使用される潤滑剤に好適に利用することができる。また、本発明の常温溶融塩は上記特性を有することから、電気化学デバイスの電解質、電解液、又は有機合成用溶媒にも好適に利用可能である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
下記一般式1で表されることを特徴とする常温溶融塩。
【化1】

(式中、Rは水素原子又は炭素数1〜18のアルキル基を示し、R〜Rはそれぞれ独立して水素原子又は炭素数1〜6のアルキル基を表す。Aは、酸成分を表す。)
【請求項2】
酸成分Aがテトラフルオロホウ酸アニオン、ヘキサフルオロリン酸アニオン、下記一般式2で表されるイミドアニオン及び下記一般式3で表されるメチドアニオンからなる群から選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする請求項1に記載の常温溶融塩。
【化2】

(式中、R、Rはそれぞれ独立して、フルオロアルキル基、シアノ基、フルオロアルキルスルホニル基、フルオロスルホニル基、フルオロアルキルカルボニル基又はフルオロホスホニル基を表し、また、R、Rの2つの基により環構造を形成していても良い。)
【化3】

(式中、R、R、R、はそれぞれ独立して、フルオロアルキル基、シアノ基、フルオロアルキルスルホニル基、フルオロスルホニル基、フルオロアルキルカルボニル基又はフルオロホスホニル基を表す。)
【請求項3】
酸成分Aが、BF、PF、N(CN)、C(CN)、N(FSO、CFSO、N(CFSO、N(CSO、N(CFSO)(CSO)、C(CFSO及びC(CSOからなる群から選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする請求項1又は2に記載の常温溶融塩。
【請求項4】
請求項第1〜3のいずれか1つに記載の常温溶融塩を含む潤滑剤。

【公開番号】特開2007−297287(P2007−297287A)
【公開日】平成19年11月15日(2007.11.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−123880(P2006−123880)
【出願日】平成18年4月27日(2006.4.27)
【出願人】(000228349)日本カーリット株式会社 (269)
【Fターム(参考)】