説明

廃棄物選別処理システム

【課題】 廃棄物を搬送するコンベアと、そのコンベアを駆動する駆動装置とを備え、コンベアの少なくとも一側にいる少なくとも1人の作業員が、コンベア運転時に該コンベア上の廃棄物から所定の選別対象物を手選別できるようにした廃棄物選別処理システムにおいて、手選別作業中もその手を止めることなくコンベアの停止又は減速制御を、操作装置に対する操作量に基づいて容易且つ的確に行えるようにする。
【解決手段】 作業員Mが手選別作業中に手以外の体の部位Maで任意に操作し得る操作装置Sと、その操作装置Sへの操作量を検出する操作量検出手段SEと、その操作量検出手段SEの検出結果に基づいてコンベアを停止又は減速させるように駆動装置Dの作動を制御する制御装置Cとを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、廃棄物を搬送するコンベアと、そのコンベアを駆動する駆動装置とを備え、コンベアの少なくとも一側にいる少なくとも1人の作業員が、コンベアの運転中において該コンベア上の廃棄物から所定の選別対象物を手選別できるようにした廃棄物選別処理システムに関する。
【背景技術】
【0002】
廃棄物処理施設において、そこに持ち込まれる廃棄物のうちには、スチール缶、アルミ缶、ペットボトル、ガラスビン等のリサイクルに適した大小様々な有価物や、袋物、ガス封入缶等のリサイクル不適切物が混在しており、それらを自動選別機械で選別することが既に行われている。
【0003】
そして、斯かる自動選別機械の選別精度を上げるために、或いはそのような自動選別機械を用いることなく簡易に廃棄物の選り分けを行うために、コンベアで搬送中の廃棄物に対して作業員が手作業で選別(以下、本明細書では単に手選別という)することも既に行われている。そして、その場合には、例えば各処理の工程間に搬送コンベアを配置し、そのコンベアの少なくとも一側にいる少なくとも1人の作業員が、コンベアで搬送途中の廃棄物中から所定の選別対象物を手選別してその近辺の回収ボックス等に投入するようにしている(下記の特許文献1を参照)。
【特許文献1】特開平9−187739号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところが従来の廃棄物選別処理システムでは、手選別作業中にコンベアによる廃棄物搬送量に過不足が生じた場合に、作業員が手選別作業の手を止め、手動スイッチ操作でコンベアの搬送速度を変更、調整したり或いは停止させたりしていたため、それら作業が面倒であるばかりか作業員の注意力も損なわれて、選別作業の作業効率低下や選別精度の低下を来たす虞れがあった。
【0005】
本発明は、上記の事情に鑑み提案されたもので、従来の上記課題を簡単な構造で解決できるようにした廃棄物選別処理システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記目的を達成するために、請求項1の発明は、廃棄物を搬送するコンベアと、そのコンベアを駆動する駆動装置とを備え、コンベアの少なくとも一側にいる少なくとも1人の作業員が、コンベアの運転中において該コンベア上の廃棄物から所定の選別対象物を手選別できるようにした廃棄物選別処理システムにおいて、前記作業員が前記手選別作業中に手以外の体の部位で任意に操作し得る操作装置と、その操作装置への操作量を検出する操作量検出手段と、その操作量検出手段の検出結果に基づいてコンベアを停止又は減速させるように駆動装置の作動を制御する制御装置とを備えたことを特徴とする。
【0007】
また請求項2の発明は、前記請求項1の前記特徴に加えて、前記制御装置が、前記操作装置の操作量が第1設定値を超えるとコンベアを減速させ、更に第2設定値を超えるとコンベアを停止させることを特徴とする。
【0008】
また請求項3の発明は、前記請求項2の前記特徴に加えて、前記制御装置が、前記操作装置の操作量が第1設定値と第2設定値との間にある時に、その操作量の増加に応じてコンベアの速度を減少させることを特徴とする。
【0009】
また請求項4の発明は、廃棄物を搬送するコンベアと、そのコンベアを駆動する駆動装置とを備え、コンベアの少なくとも一側にいる複数の作業員が、コンベアの運転中において該コンベア上の廃棄物から所定の選別対象物を手選別できるようにした廃棄物選別処理システムにおいて、前記複数の作業員が前記手選別作業中に手以外の体の部位でそれぞれ任意に操作し得る複数の操作装置と、前記作業員により操作されている操作装置の数をカウントするカウント手段と、そのカウント手段によるカウント数に基づいてコンベアを停止又は減速させるように駆動装置の作動を制御する制御装置とを備えたことを特徴とする。
【0010】
また請求項5の発明は、前記請求項4の前記特徴に加えて、前記制御装置が、前記カウント手段によるカウント数が第1設定値を超えるとコンベアを減速させ、更に第2設定値を超えるとコンベアを停止させることを特徴とする。
【0011】
また請求項6の発明は、前記請求項5の前記特徴に加えて、前記制御装置が、前記カウント手段によるカウント数が第1設定値と第2設定値との間にある時に、そのカウント数の増加に応じてコンベアの速度を減少させることを特徴とする。
【0012】
また請求項7の発明は、前記請求項1〜6の何れかの特徴に加えて、前記操作装置が、前記作業員の正面側に設けた固定支持体に該作業員に対し進退可能に支持された操作プレートと、この操作プレートを前記作業員側に張出す方向に付勢する付勢手段と、この付勢手段の付勢力に抗して操作プレートを前記作業員の腹部に対面する所定の張出位置に保持するストッパ手段とを備え、前記操作プレートが、前記作業員が前記手選別作業中にその腹部で押圧操作可能であることを特徴とする。
【0013】
また請求項8の発明は、前記請求項1又は4の特徴に加えて、前記停止又は減速の対象となるコンベアには、操作装置が操作されたコンベアの他、それよりも上流側の全コンベアが含まれることを特徴とする。
【0014】
また請求項9の発明は、請求項8の前記特徴に加えて、前記上流側の全コンベアが複数有り、それらコンベアを停止させた後、その運転を再開するときに、下流側のコンベアから1台ずつ所定の時間差を以て順次に運転が再開されるようにしたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
以上のように請求項1の発明によれば、廃棄物選別処理システムにおいて、作業員が手選別作業中に手以外の体の部位で任意に操作し得る操作装置と、その操作装置の操作量を検出する操作量検出手段とを備え、その操作量検出手段の検出結果に基づいてコンベアを停止又は減速させるようにコンベア駆動装置の作動を制御するので、手選別作業中もその手を止めることなく(即ち手選別作業に専念しながら)コンベアの停止又は減速制御を、操作装置に対する操作量に基づいて容易且つ的確に行うことができ、従って、手選別作業の作業効率向上と選別精度の向上に寄与することができる。
【0016】
また特に請求項2の発明によれば、操作装置の操作量が第1設定値を超えるとコンベアを減速させ、更に第2設定値を超えるとコンベアを停止させるので、操作装置の操作量に応じて先ずコンベアを減速させ、更にその操作量が増えるとコンベアを自動停止させることができ、従って、コンベアを操作量(減速・停止要求)の程度に応じて的確に減速・停止させることができる。
【0017】
また特に請求項3の発明によれば、操作装置の操作量が第1設定値と第2設定値との間にある時に、その操作量の増加に応じてコンベアの速度を減少させるので、操作装置の操作量に応じてコンベアの減速度合いを調整でき、従って、コンベアを操作量(減速要求)の程度に応じて的確に減速させることができる。
【0018】
また請求項4の発明によれば、廃棄物選別処理システムにおいて、複数の作業員が手選別作業中に手以外の体の部位でそれぞれ任意に操作し得る複数の操作装置と、作業員により操作されている操作装置の数をカウントするカウント手段とを備え、そのカウント手段によるカウント数に基づいてコンベアを停止又は減速させるようにしたので、手選別作業中もその手を止めることなく(即ち手選別作業に専念しながら)コンベアの停止又は減速制御を、操作装置に対する操作カウント数に基づいて容易且つ的確に行うことができ、従って、手選別作業の作業効率向上と選別精度の向上に寄与することができる。
【0019】
また特に請求項5の発明によれば、前記カウント数が第1設定値を超えるとコンベアを減速させ、更に第2設定値を超えるとコンベアを停止させるので、操作装置の操作カウント数に応じて先ずコンベアを減速させ、更にその操作量が増えるとコンベアを自動停止させることができ、従って、コンベアを操作カウント数(減速・停止要求)の程度に応じて的確に減速・停止させることができる。
【0020】
また特に請求項6の発明によれば、前記カウント数が第1設定値と第2設定値との間にある時に、そのカウント数の増加に応じてコンベアの速度を減少させるので、操作装置の操作カウント数に応じてコンベアの減速度合いを調整でき、従って、コンベアを操作カウント数(減速要求)の程度に応じて的確に減速させることができる。
【0021】
また特に請求項7の発明によれば、操作装置が、作業員の正面側に設けた固定支持体に該作業員に対し進退可能に支持された操作プレートと、この操作プレートを作業員側に張出す方向に付勢する付勢手段と、この付勢手段の付勢力に抗して操作プレートを作業員の腹部に対面する所定の張出位置に保持するストッパ手段とを備えていて、操作プレートが、作業員が手選別作業中にその腹部で押圧操作可能であるので、作業員がその腹部で操作プレートに体重をかけることにより、操作装置に対する操作を、手を使わなくても難なく容易に行うことができ、またその操作量の調整も比較的容易である。
【0022】
また特に請求項8の発明によれば、前記停止又は減速の対象となるコンベアには、操作装置が操作されたコンベアの他、それよりも上流側の全コンベアが含まれるので、操作装置に対する操作に基づいて停止したコンベアにその上流側から廃棄物が過剰に供給されることが確実に回避できる。
【0023】
また特に請求項9の発明によれば、複数のコンベアを停止させた後、その運転を再開するときに、下流側のコンベアから1台ずつ所定の時間差を以て順次に運転が再開されるようにしたので、その運転再開を無理なくスムーズに行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0024】
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に例示した本発明の実施例に基づいて以下に具体的に説明する。
【0025】
添付図面において、図1〜図10は本発明の第1実施例を示すものであって、図1は、廃棄物選別処理システムを含む廃棄物処理ラインの主要部を示す概略説明図、図2は、手選別作業ステーションの要部を示す側面図、図3は図2の3−3線断面図、図4は、操作装置を示す拡大正面図(図3の4矢視拡大図)、図5は図4の5−5線断面図、図6は図4の6−6線拡大断面図、図7は図5の7−7線拡大断面図、図8は、廃棄物選別処理システムの制御ブロック図、図9は、手選別作業中におけるコンベアの減速・停止制御処理手順の一例を示すフローチャート、図10は、コンベアの停止制御後における運転再開の処理手順の一例を示すフローチャートである。また図11及び図12は、本発明の第2実施例を示すものであって、図11は、廃棄物選別処理システムの制御ブロック図、図12は、手選別作業中におけるコンベアの減速・停止制御処理手順の一例を示すフローチャートである。
【0026】
先ず、図1〜図10により、本発明の第1実施例について説明する。廃棄物処理施設には、廃棄物運搬車Vにより運ばれてきた廃棄物が投入される第1コンベアCB1と、この第1コンベアCB1の下流端に連なる手選別用の第2コンベアCB2と、その第2コンベアCB2の下流端に連なり廃棄物中の土砂を取り除くための回転篩機Tと、この回転篩機Tから排出された廃棄物が投入される第3コンベアCB3と、この第3コンベアCB3の下流端に鉄類回収用のドラム式磁選機MSを挟んで連なる手選別用の第4コンベアCB4と、この第4コンベアCB4から排出された残渣が投入される第5コンベアCB5とを備えており、その第5コンベアCB5によって更に別の処理ステーション(図示せず)に搬送されて、そこで最終的な処理、例えば残渣を更に細かく破砕した後、更に鉄類をドラム磁選機等で回収してから、残りの大小破砕物を自動選別機械で選別してサイズ毎に回収し、最終処分場所まで輸送するようにする。
【0027】
前記第2及び第4コンベアCB2,CB4及びその周辺には、手選別用の第1及び第2手選別作業ステーションST1,ST2がそれぞれ設定されている。その第1手選別作業ステーションST1において、第2コンベアCB2の少なくとも左右一側(図示例では両側)には複数の作業員Mが搬送方向に間隔をおいて起立姿勢で待機しており、これら作業員Mが、第2コンベアCB2で搬送途中の廃棄物から所定の選別対象物(図示例ではガラス類、ペットボトル類等の有価物)を手選別して該ステーションST1内の貯留ヤード又はコンテナ1内に投入するようにしている。また第2手選別作業ステーションST2において、第4コンベアCB4の少なくとも左右一側(図示例では両側)には複数の作業員Mが搬送方向に間隔をおいて起立姿勢で待機しており、これら作業員Mが、第4コンベアCB4で搬送途中の廃棄物から所定の選別対象物(図示例ではアルミ缶類、スチール缶類等の有価物)を手選別して該ステーションST2内の貯留ヤード又はコンテナ2内に投入するようにしている。尚、前記貯留ヤード又は貯留コンテナ1,2に投入された有価物は、リサイクルに回すために適宜手段により外部に搬出される。
【0028】
前記第1及び第2手選別作業ステーションST1,ST2における設備機器が、本発明に係る手選別用の廃棄物選別処理システムを構成するものであり、それら処理システムの構成は、両ステーションとも基本的に同じであるので、次に第1手選別作業ステーションST1の選別処理システムについてだけ説明する。
【0029】
即ち、その処理システムは、廃棄物を搬送するコンベアとしての第2コンベアCB2と、そのコンベアCB2を駆動する駆動装置Dと、同コンベアCB2の左右両側に立つ複数の作業員Mにそれぞれ対応して設けられて該作業員Mが前記手選別作業中に手以外の体の部位で任意に操作し得る複数の操作装置Sと、その各々の操作装置Sへの操作量を検出する操作量検出手段SEと、それら操作量検出手段SEの検出結果に基づいてコンベアCB2を停止又は減速させるように駆動装置Dの作動を制御する制御装置C(図8参照)とを備える。尚、図示例の制御装置Cは、操作量検出手段SEの検出結果に基づいてコンベアCB2を停止又は減速させる際に、廃棄物処理施設内の当該コンベアCB2より上流側にある全コンベアCB1も同時に停止又は減速させるようにしている。
【0030】
前記コンベアCB2は、図示例では従来周知のベルトコンベアが用いられ、前記駆動装置Dは、該ベルトコンベアの駆動ローラに連動連結されたモータで構成される。第1手選別作業ステーションST1の設置面E上には、コンベアCB2を支持する支持枠3が立設されており、該コンベアCB2の搬送面は、作業員Mのほぼ腰の高さに設定されている。また前記支持枠3には、コンベアCB2の左右両側を覆うカバー板4がボルト等で着脱可能に固着され、そのカバー板4の、各作業員Mに対応する部位には前記操作装置Sがそれぞれ配設される。
【0031】
各操作装置Sは、前記作業員Mの正面側で支持枠3にボルト等で着脱可能に固着した固定支持体としての支持板5と、この支持板5の左右両側に連設した支持腕5bに枢軸6を介して支持されて作業員Mに対する進退方向に揺動し得る操作プレート7と、この操作プレート7を前記作業員M側に張出す方向に付勢する付勢手段としての戻しばね8と、この戻しばね8の付勢力に抗して操作プレート7を作業員Mの腹部Maに対面する所定の張出位置に保持するストッパ手段9とを備えており、操作プレート7の形態と取付位置や戻しばね8のセット荷重は、作業員Mが手選別作業中にその腹部Maで無理なく且つ的確に押圧操作し得るように設定される。
【0032】
前記操作プレート7は、基本的に矩形の平板状をなすプレート本体7mと、その左右両側縁よりコンベアCB2側に直角に起立する側部フランジ部7sと、該本体7mの上縁よりコンベアCB2側に延び出す上部フランジ部7uと、該本体7mの下縁よりコンベアCB2側に滑らかな円弧部rを介して延び出す下部フランジ部7dとを備える。
【0033】
左右の側部フランジ部7sは、支持板5の左右の前記支持腕5bにそれぞれ重合しており、それらを前記枢軸としての通しボルト6が貫通し、該ボルト6は、これに螺合されるナット13により操作プレート7に着脱可能に固着される。
【0034】
前記上部フランジ部7uの端縁部は、操作プレート7が前記張出位置にあるときに支持板5に係合してその揺動限界を規制するものであり、従って、該上部フランジ部7uの端縁部と支持板5の対応面とは、互いに協働して前記ストッパ手段9を構成する。また前記円弧部rは、その表面が円弧面となっていて、作業員Mがその腹部Maを操作プレート7に押し当てる際の操作フィーリングを良好にする。
【0035】
前記戻しばね8は、図示例では操作プレート7と支持板5との間に介装されるコイルばねより構成され、該ばね8のコイル部内に挿通される円筒状のばねガイド14が支持板5の左右の支持腕5bの対向面間に介装される。
【0036】
前記操作量検出手段SEは、操作プレート7の適所(図示例では一方の側部フランジ部7s)にそれと一体的に移動するよう設けられた検出用突起10と、操作プレート7が前記張出位置から第1設定量以上押込揺動されたときに該突起10の接近に基づき検出信号を出力する第1近接スイッチ11と、操作プレート7が第1設定量より大きい第2設定量以上押込揺動されたときに該突起10の接近に基づき検出信号を出力する第2近接スイッチ12とを備える。
【0037】
前記第1及び第2近接スイッチ11,12は、支持板5の左右一側に連設した取付腕5aに固定的に支持される。
【0038】
前記制御装置Cは、図示例では所定の制御プログラムを組み込んだマイクロコンピュータで構成され、廃棄物処理施設の適所(例えば後述する操作盤P内等)に配備される。
【0039】
この制御装置Cには、前記駆動装置としての電動モータDが、該モータの速度を可変制御し得るインバータIを介して接続される。また制御装置Cには、第1手選別作業ステーションST1の各操作装置Sに対応して設けられる各操作量検出手段SEの第1及び第2近接スイッチ11,12が接続されており、それらスイッチの出力(即ち操作装置Sに対する操作量)に基づいて当該コンベアCB2及びその上流側のコンベアCB1を停止又は減速させるように駆動装置Dの作動を制御する。即ち、図示例では、何れかの操作プレート7(操作装置S)の操作量が第1設定量を超えるとコンベアCB1,CB2を減速させ、更に第2設定量を超えるとコンベアCB1,CB2を停止させるようにしているが、後述するように、本発明では、操作プレート7(操作装置S)の操作量が第1設定量と第2設定量との間にある時には、その操作量の増加に応じてコンベアCB1,CB2の速度を段階的又は連続的に漸減させるように制御することも可能である。
【0040】
更に前記制御装置Cには、運転中のコンベアCB1,CB2が操作プレート7の操作に基づき停止した後においてコンベアを運転再開する際に作業員が押圧操作すべき故障復帰スイッチとしてのリセットスイッチSWrと、コンベアCB1〜CB5の起動・停止を任意に行うためのコンベア連動運転スイッチとしてのスタートスイッチSWsと、コンベアCB1〜CB5の通常の運転速度(搬送速度)を任意に増減設定するための速度設定手段としての速度設定ダイヤルSWdとが接続され、それらスイッチ類SWr,SWs,SWdは、支持板5の適所に設けられる操作盤Pに設けられて、作業員により手動操作できるようになっている。
【0041】
次に第1実施例の作用を説明する。前記第1及び第2手選別作業ステーションST1,ST2において、コンベアCB2,CB4で搬送中の廃棄物に対する手選別作業に際して行われるコンベアの駆動制御は、図9,図10の処理手順による。
【0042】
先ず、図9のフローチャートにおいて、ステップS1で各コンベアCB1〜CB5が運転中であるか否か(即ち前記スタートスイッチSWsが押されたか否か)が判断され、運転中でなければリターンになって待機状態が続く。また運転中であれば、ステップS2に進んで、各々の手選別作業ステーションST1,ST2において何れかの操作プレート7が第1設定量まで押込操作されて対応する第1近接スイッチ11が検出信号を出力したか否かが判断され、検出信号が出力された場合は、ステップS3に進んで、操作プレート7が第2設定量まで押込操作されて第2近接スイッチ12が検出信号を出力したか否かが判断される。
【0043】
ステップS3で否であれば、ステップS4に進んで当該コンベア、即ち操作プレート7の操作がなされた手選別作業ステーションのコンベアCB2(又はCB4)と、それより上流側の全コンベアCB1(又はCB1〜CB3)とが速度50%に減速制御される。
【0044】
次いでステップS5に進んで、前記第1近接スイッチ11からの検出信号の出力(即ち対応する操作プレート7の押込操作)が無くなったかが否かが判断され、無くなった場合は、ステップS6に進んで、無くなってからの経過時間が設定時間(例えば5秒)を経過したか否かが判断され、経過したときはステップS7に進んで、当該コンベアCB2(又はCB4)の速度を元の速度に戻し、更にステップS8に進んで、それより上流側のコンベアCB1(又はCB1〜CB3)の速度を、所定の時間遅れ(例えば2秒)をそれぞれ以て順次に元の速度に戻す。
【0045】
一方、ステップS3で、操作プレート7が第2設定量まで押込操作されて第2近接スイッチ12が検出信号を出力したと判断された場合は、ステップS9に進んで、当該コンベアCB2(又はCB4)及びそれより上流側のコンベアCB1(又はCB1〜CB3)を一斉に停止させる。
【0046】
また図10のフローチャートは、前記ステップS9で停止しているコンベアCB1,CB2(又はCB1〜CB4)の運転を任意に再開させるための処理手順の一例を示している。
【0047】
先ず、ステップS11で、リセットスイッチSWrが押されたか否かが判断され、押されていなければ待機状態が続く。またリセットスイッチSWrが押された場合は、ステップS12に進んでスタートスイッチSWsが押されたか否かが判断され、押された場合は、ステップS13に進んで、当該コンベアCB2(又はCB4)に対応した手選別作業ステーションST1(又はST2)の適所(例えば前記支持枠3,カバー板4等)に設けた警報ランプ20及び/又は警報ブザー21を作動させる。
【0048】
そして、ステップS14に進んで、警報ランプ20及び/又は警報ブザー21が作動してからの経過時間が設定時間(例えば5秒)を経過したか否かが判断され、経過したと判断されたときはステップS15に進んで、警報ランプ20及び/又は警報ブザー21の作動を停止する。
【0049】
そして、ステップS16に進んで、警報ランプ20及び/又は警報ブザー21の作動停止からの経過時間が設定時間(例えば5秒)を経過したか否かが判断され、経過したと判断されたときはステップS17に進んで、当該コンベアCB2(又はCB4)の速度を元の速度に戻し、更にステップS18に進んで、それより上流側のコンベアCB1(又はCB1〜CB3)の速度を、所定の時間遅れ(例えば2秒)をそれぞれ以て順次に元の速度に戻す。
【0050】
このように本実施例によれば、各々の手選別作業ステーションST1(又はST2)において、作業員Mが手選別作業中に手以外の体の部位で任意に操作し得る操作装置Sを備えており、その操作装置Sの操作量に基づいて当該コンベアCB2(又はCB4)と、その上流側の全コンベアCB1(又はCB1〜CB3)とを停止又は減速させるようにコンベア駆動装置Dの作動を制御できる。従って、手選別作業中もその手を止めることなく(即ち手選別作業に専念しながら)コンベアの停止又は減速制御を、操作装置Sに対する操作量に基づいて容易且つ的確に行うことができるため、手選別作業の作業効率向上と選別精度の向上が図られる。
【0051】
しかも図示例では、操作装置Sの操作量に基づいて、先ず、当該コンベアCB2(又はCB4)及びその上流側の全コンベアCB1(又はCB1〜CB3)を減速させ、更にその操作量が増えると、それらコンベアを自動停止させることができるため、それらコンベアを操作量(減速・停止要求)の程度に応じて的確に減速・停止させることができる。
【0052】
しかも図示例では、作業員Mがその腹部Maで操作プレート7に体重をかけることにより操作装置Sを操作できるようにしているため、その操作を、手を使わなくても難なく容易に行うことができ、またその操作量の調整も比較的容易である。
【0053】
また図11および図12には、本発明の第2実施例が示される。この第2実施例では、手選別のための第1及び第2手選別作業ステーションST1,ST2において、複数の作業員Mが手選別作業中に手以外の体の部位(図示例では腹部Ma)でそれぞれ任意に操作し得る複数の操作装置Sを第1実施例と同様に備えているが、その操作装置Sに対応して設けられる操作量検出手段SEの近接スイッチについては、操作プレート7が設定量以上押込操作された状態で検出信号を出力する単一の近接スイッチ11′を備えるだけであり、この近接スイッチ11′の出力に基づいて操作装置Sに操作入力が有ったか否かが判断可能となっている。
【0054】
そして、マイクロコンピュータよりなる制御装置Cは、手選別作業ステーションST1,ST2において、作業員Mにより操作されている操作装置Sの総数を作業ステーション毎に個別にカウントするカウント手段の機能を備えており、そのカウント手段によるカウント数Nに基づいてコンベアを停止又は減速させるようにしている。
【0055】
次に第2実施例の作用を説明する。前記第1及び第2手選別作業ステーションST1,ST2において、コンベアCB2,CB4を搬送中の廃棄物に対する手選別作業とコンベアの制御は、図12,図10の処理手順により行われる。
【0056】
先ず、図12のフローチャートにおいて、ステップS101で各コンベアCB1〜CB5が運転中であるか否か(即ち前記スタートスイッチSWsが押されたか否か)が判断され、運転中でなければリターンになって待機状態が続く。また運転中であれば、ステップS102に進んで、第1設定量以上押込操作されている操作プレート7の総数、即ち前記カウント手段によるカウント数N(即ち近接スイッチ11′出力する検出信号の数)の読み込みが各手選別作業ステーションST1,ST2毎になされる。
【0057】
次いで、ステップS103に進んで、前記カウント数Nが1以上か否かが判断され、1以上の場合は、ステップS104に進んで、前記カウント数Nが2以上か否かが判断される。ステップS104で否の場合(即ちカウント数Nが1の場合)は、ステップS105に進んで、当該コンベア、即ち操作プレート7の操作がなされた手選別作業ステーションのコンベアCB2(又はCB4)と、それより上流側の全コンベアCB1(又はCB1〜CB3)とが速度75%に減速制御される。
【0058】
次いでステップS106に進んで、前記カウント数Nが0となって近接スイッチ11′からの検出信号の出力(即ち対応する操作プレート7の押込操作)が無くなったかが否かが判断され、無くなった場合は、ステップS107に進んで、無くなってからの経過時間が設定時間(例えば5秒)を経過したか否かが判断され、経過したときはステップS108に進んで、当該コンベアCB2(又はCB4)の速度を元の速度に戻し、更にステップS109に進んで、それより上流側のコンベアCB1(又はCB1〜CB3)の速度を、所定の時間遅れ(例えば2秒)をそれぞれ以て順次に元の速度に戻す。
【0059】
また前記ステップS104で、カウント数Nが2以上と判断された以上の場合は、ステップS110に進んで、前記カウント数Nが3以上か否かが判断され、否の場合(即ちカウント数Nが2の場合)は、ステップS111に進んで、当該コンベア、即ち操作プレート7の操作がなされた手選別作業ステーションのコンベアCB2(又はCB4)と、それより上流側の全コンベアCB1(又はCB1〜CB3)とが速度50%に減速制御され、以降は前記ステップS106に進む。
【0060】
また前記ステップS110で、カウント数Nが3以上と判断された以上の場合は、ステップS112に進んで、当該コンベアCB2(又はCB4)と、それより上流側の全コンベアCB1(又はCB1〜CB3)とを一斉に停止させる。
【0061】
また、前記ステップS112で停止したコンベアCB1,CB2(又はCB1〜CB4)の運転を任意に再開させるための処理は、第1実施例と同様、図10のフローチャートに基づいて実行される。
【0062】
このように第2実施例によれば、各々の手選別作業ステーションST1(又はST2)において、作業員Mが手選別作業中に手以外の体の部位(図示例では腹部Ma)で任意に操作し得る操作装置Sを備えており、その操作装置Sに対する操作カウント数Nに基づいて当該コンベアCB2(又はCB4)とその上流側の全コンベアを停止又は減速させるようにコンベア駆動装置Dの作動を制御できる。従って、手選別作業中もその手を止めることなく(即ち手選別作業に専念しながら)コンベアの停止又は減速制御を、操作装置Sに対する操作カウント数Nに基づいて容易且つ的確に行うことができるため、手選別作業の作業効率向上と選別精度の向上が図られる。
【0063】
しかも図示例では、操作装置Sに対する操作カウント数Nに基づいて、先ず、当該コンベアCB2(又はCB4)及びその上流側の全コンベアCB1(又はCB1〜CB3)を徐々に減速させ、更にそのカウント数Nが増えると、それらコンベアを自動停止させることができるため、それらコンベアを操作量(減速・停止要求)の程度に応じて的確に減速・停止させることができる。
【0064】
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は前記実施例に限定されるものでなく、種々の小設計変更を行うことが可能である。
【0065】
たとえば、前記実施例では、コンベアCB2,CB4上の廃棄物から缶、ビン等の有価物を手選別して回収し、リサイクル不適物をコンベアCB2,CB4で下流側の処理に回すようにしたものを示したが、本発明では、上記とは反対に、コンベア上の廃棄物からリサイクル不適物を手選別して回収し、缶、ビン等の有価物をコンベアで下流側の処理に回すようにしてもよい。
【0066】
また前記実施例では、操作装置Sが作業員Mの腹部Maで操作されるようにしたものを示したが、本発明では、作業員の腹部以外で且つ手以外の体の部位、例えば足先や膝、腕、胸等で操作する操作装置を用いてもよい。
【0067】
また前記実施例では、コンベアの駆動装置Dとして電動モータを使用し、これを電気的に制御するようにしたものを示したが、本発明では、コンベアの駆動装置Dとして油圧モータを使用し、これを油圧制御するようにしてもよい。
【0068】
また前記実施例では、操作装置Sの操作プレート7を固定支持体(支持板5)に軸支された揺動式としたものを示したが、この操作プレートを固定支持体に作業員に対し進退する方向に摺動可能に案内支持されたスライド式としてもよい。
【0069】
また前記第1実施例では、操作プレート7の非操作位置からの操作量が第1設定量を超えるとコンベアを減速させ、更に第2設定量を超えるとコンベアを停止させるようにしたものを示したが、本発明の別の実施例として、操作プレート7の非操作位置からの操作量が第1設定量と第2設定量との間にある時には、その操作量の増加に応じてコンベアの速度を段階的又は連続的に漸減させるようにしてもよく、この場合には、コンベア速度の減速段数に応じて、操作プレート7の操作量を検出する近接スイッチの使用個数を増やすか、或いは、前記近接スイッチ11,12に代えて、操作プレート7が前記第1設定量以上操作されて以降の操作量を連続的に検出し得る位置検出センサを使用する。而してこの実施例では、操作プレート7(即ち操作装置S)の操作量に応じてコンベアの減速度合いを調整できるため、コンベアを操作量(減速要求)の程度に応じて的確に減速し得る利点がある。
【0070】
また前記第1実施例では、操作量検出手段SEが、操作装置Sの操作量(操作プレート7の揺動操作量)を第1,第2近接スイッチ11,12により段階的に検出するようにしたものを示したが、本発明では、操作装置Sの操作量(操作プレート7の揺動操作量)を連続的に検出するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0071】
【図1】本発明の第1実施例に係る廃棄物選別処理システムを含む廃棄物処理ラインの主要部を示す概略説明図
【図2】手選別作業ステーションの要部を示す側面図
【図3】図2の3−3線断面図
【図4】操作装置を示す拡大正面図(図3の4矢視拡大図)
【図5】図4の5−5線断面図
【図6】図4の6−6線拡大断面図
【図7】図5の7−7線拡大断面図
【図8】第1実施例に係る廃棄物選別処理システム制御のブロック図
【図9】手選別作業中におけるコンベアの減速・停止制御処理手順の一例を示すフローチャート
【図10】コンベアの停止制御後における運転再開の処理手順の一例を示すフローチャート
【図11】第2実施例に係る廃棄物選別処理システムの制御ブロック図
【図12】第2実施例の手選別作業中におけるコンベアの減速・停止制御処理手順の一例を示すフローチャート
【符号の説明】
【0072】
C・・・・・制御装置、カウント手段
CB1・・・第1コンベア
CB2・・・第2コンベア
CB3・・・第3コンベア
CB4・・・第4コンベア
D・・・・・駆動装置
M・・・・・作業員
Ma・・・・腹部
N・・・・・カウント数
S・・・・・操作装置
SE・・・・操作量検出手段
5・・・・・支持板(固定支持体)
7・・・・・操作プレート
8・・・・・戻しばね(付勢手段)
9・・・・・ストッパ手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】
廃棄物を搬送するコンベア(CB2,CB4)と、そのコンベア(CB2,CB4)を駆動する駆動装置(D)とを備え、コンベア(CB2,CB4)の少なくとも一側にいる少なくとも1人の作業員(M)が、コンベア(CB2,CB4)の運転中において該コンベア(CB2,CB4)上の廃棄物から所定の選別対象物を手選別できるようにした廃棄物選別処理システムにおいて、
前記作業員(M)が前記手選別作業中に手以外の体の部位(Ma)で任意に操作し得る操作装置(S)と、
その操作装置(S)への操作量を検出する操作量検出手段(SE)と、
その操作量検出手段(SE)の検出結果に基づいてコンベア(CB2,CB4)を停止又は減速させるように駆動装置(D)の作動を制御する制御装置(C)と
を備えたことを特徴とする、廃棄物選別処理システム。
【請求項2】
前記制御装置(C)は、前記操作装置(S)の操作量が第1設定値を超えるとコンベア(CB2,CB4)を減速させ、更に第2設定値を超えるとコンベア(CB2,CB4)を停止させることを特徴とする、請求項1に記載の廃棄物選別処理システム。
【請求項3】
前記制御装置(C)は、前記操作装置(S)の操作量が第1設定値と第2設定値との間にある時に、その操作量の増加に応じてコンベア(CB2,CB4)の速度を減少させることを特徴とする、請求項2に記載の廃棄物選別処理システム。
【請求項4】
廃棄物を搬送するコンベア(CB2,CB4)と、そのコンベア(CB2,CB4)を駆動する駆動装置(D)とを備え、コンベア(CB2,CB4)の少なくとも一側にいる複数の作業員(M)が、コンベア(CB2,CB4)の運転中において該コンベア(CB)上の廃棄物から所定の選別対象物を手選別できるようにした廃棄物選別処理システムにおいて、
前記複数の作業員(M)が前記手選別作業中に手以外の体の部位(Ma)でそれぞれ任意に操作し得る複数の操作装置(S)と、
前記作業員(M)により操作されている操作装置(S)の数(N)をカウントするカウント手段(C)と、
そのカウント手段(C)によるカウント数(N)に基づいてコンベア(CB2,CB4)を停止又は減速させるように駆動装置(D)の作動を制御する制御装置(C)と
を備えたことを特徴とする、廃棄物選別処理システム。
【請求項5】
前記制御装置(C)は、前記カウント手段(C)によるカウント数(N)が第1設定値を超えるとコンベア(CB2,CB4)を減速させ、更に第2設定値を超えるとコンベア(CB2,CB4)を停止させることを特徴とする、請求項4に記載の廃棄物選別処理システム。
【請求項6】
前記制御装置(C)は、前記カウント手段(C)によるカウント数(N)が第1設定値と第2設定値との間にある時に、そのカウント(N)数の増加に応じてコンベア(CB2,CB4)の速度を減少させることを特徴とする、請求項5に記載の廃棄物選別処理システム。
【請求項7】
前記操作装置(S)は、前記作業員(M)の正面側に設けた固定支持体(5)に該作業員(M)に対し進退可能に支持された操作プレート(7)と、この操作プレート(7)を前記作業員(M)側に張出す方向に付勢する付勢手段(8)と、この付勢手段(8)の付勢力に抗して操作プレート(7)を前記作業員(M)の腹部(Ma)に対面する所定の張出位置に保持するストッパ手段(9)とを備え、
前記操作プレート(7)は、前記作業員(M)が前記手選別作業中にその腹部(Ma)で押圧操作可能であることを特徴とする、請求項1〜6の何れかに記載の廃棄物選別処理システム。
【請求項8】
前記停止又は減速の対象となるコンベアには、操作装置(S)が操作されたコンベア(CB2,CB4)の他、それよりも上流側の全コンベア(CB1,CB1〜CB3)が含まれることを特徴とする、請求項1又は4に記載の廃棄物選別処理システム。
【請求項9】
前記上流側の全コンベア(CB1〜CB3)が複数有り、それらコンベア(CB1〜CB3)を停止させた後、その運転を再開するときに、下流側のコンベアから1台ずつ所定の時間差を以て順次に運転が再開されるようにしたことを特徴とする、請求項8に記載の廃棄物選別処理システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2006−27861(P2006−27861A)
【公開日】平成18年2月2日(2006.2.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−211781(P2004−211781)
【出願日】平成16年7月20日(2004.7.20)
【出願人】(502253401)大栄環境株式会社 (4)
【出願人】(000163095)極東開発工業株式会社 (215)
【Fターム(参考)】